JP2018148584A - ウェアラブルスピーカシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】低音の再生によってより高い臨場感が得られるウェアラブルスピーカシステムを提供する。
【解決手段】ウェアラブルスピーカシステムは、第1端および第2端を有する変形可能な蛇腹筒101(首掛け部)と、第1端に接続される第1スピーカユニット102と、第2端に接続される第2スピーカユニット102と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ウェアラブルスピーカシステムに関し、詳しくは、聴者が耳以外の部分に装着して使用するウェアラブルスピーカシステムに関する。
音声を出力するスピーカシステムとして、例えばテレビジョン受信機などに内蔵されているものがある。しかし、内蔵されているスピーカシステムのスピーカは、大きな口径を有さず大音量が得られず、また、低音の再生が十分に行えず臨場感が不足する場合がある。臨場感を得るためには、大口径スピーカを有するスピーカシステムやヘッドフォンが使用される場合が多い。
大口径スピーカを有するスピーカシステムを用いる場合には、ある程度の空間の広さが必要であり、このため、移動しながら音楽などを楽しむということには向いていない。ヘッドフォンを用いる場合には、移動しながら音楽などを楽しむことはできるが、ヘッドフォンを用いる聴者は、周りの音が聞こえなくなる問題がある。また、ヘッドフォンの場合は、音像が聴者の頭内に定位するために長時間の使用により疲労感を感じる問題もある。
以上の問題を解消するため、特許文献1〜4には、聴者の体に装着し、聴者の耳を塞がないウェアラブルスピーカシステムが開示されている。
特許文献1には、首掛け式のウェアラブルスピーカ装置が開示されており、スピーカが聴者の顎の下に位置するとともに耳の方向を向くようになっている。特許文献2および3には、首掛け部の両側にスピーカが設けられたウェアラブルスピーカ装置が開示されており、右肩には右耳用のスピーカが位置し、左肩には左耳用のスピーカが位置している。
特許文献4には、環状の首掛け式のウェアラブルスピーカ装置が開示されており、スピーカに加えてパッシブラジエータまたはバスレフポートを備え、特許文献1〜3と異なり、低音の再生が可能であり、聴者に臨場感を与えることができる。
特開2009−201088号公報 特開2008−263374号公報 特表平8−511151号公報 国際公開第2016/039245号
上述のように特許文献1−3に記載のウェアラブルスピーカシステムにおいては、低音の再生に関する機構が備えられていない。特許文献4に開示されているウェアラブルスピーカ装置では、スピーカとパッシブラジエータおよびバスレフポートとが離れており、低音の再生が十分に行なえないことがあり、臨場感が不足する場合がある。
本発明は、上述のような実情に鑑みてなされたものであり、低音の再生によってより高い臨場感が得られるウェアラブルスピーカシステムを提供することをその目的とする。
本発明に係るウェアラブルスピーカシステムは、第1端および第2端を有する変形可能な首掛け部と、前記第1端に接続される第1スピーカユニットと、前記第2端に接続される第2スピーカユニットと、を備えることを特徴とする。
本発明に係るウェアラブルスピーカシステムは、前記第1端側にて外部に開口し、前記第2スピーカユニットの内部の空洞と外部とを連通する第1開口部と、前記第2端側にて外部に開口し、前記第1スピーカユニットの内部の空洞と外部とを連通する第2開口部と、を備えることを特徴とする。
本発明に係るウェアラブルスピーカシステムは、一端が前記第1開口部に接続し、他端が前記第2スピーカユニットの前記空洞に連通する第1バスレフダクトと、一端が前記第2開口部に接続し、他端が前記第1スピーカユニットの前記空洞に連通する第2バスレフダクトと、を備えることを特徴とする。
本発明に係るウェアラブルスピーカシステムにおいて、前記第1バスレフダクトおよび前記第2バスレフダクトは、前記首掛け部の内部で交差していることを特徴とする。
本発明に係るウェアラブルスピーカシステムは、外部に開口し、前記第1スピーカユニットの内部の空洞と外部とを連通する第1開口部と、外部に開口し、前記第2スピーカユニットの内部の空洞と外部とを連通する第2開口部と、を備えることを特徴とする。
本発明に係るウェアラブルスピーカシステムにおいて、前記第1開口部は、前記第1端側にて開口し、前記第2開口部は、前記第2端側にて開口することを特徴とする。
本発明に係るウェアラブルスピーカシステムは、前記第1開口部に接続する第1バスレフダクトと、前記第2開口部に接続する第2バスレフダクトと、を備えることを特徴とする。
本発明に係るウェアラブルスピーカシステムにおいて、前記第1バスレフダクトは、一端が前記第1開口部に接続し、他端が前記第1スピーカユニットの前記空洞側に開口し、前記第2バスレフダクトは、一端が前記第2開口部に接続し、他端が前記第2スピーカユニットの前記空洞側に開口することを特徴とする。
本発明に係るウェアラブルスピーカシステムにおいて、前記第1スピーカユニットの前記空洞は、前記首掛け部の前記第1端側の内部空間と連通し、前記第1バスレフダクトは、一端が前記第1開口部に接続し、他端が前記首掛け部の前記第1端側の内部空間に開口し、前記第2スピーカユニットの前記空洞は、前記首掛け部の前記第2端側の内部空間と連通し、前記第2バスレフダクトは、一端が前記第2開口部に接続し、他端が前記首掛け部の前記第2端側の内部空間に開口することを特徴とする。
本発明に係るウェアラブルスピーカシステムは、前記首掛け部を聴者の首に掛けた場合、前記第1開口部および前記第2開口部が前記聴者の耳の下方に位置することを特徴とする。
本発明に係るウェアラブルスピーカシステムは、前記首掛け部を聴者の首に掛けた場合、前記第1スピーカユニットおよび前記第2スピーカユニットが前記聴者の上胸に位置することを特徴とする。
本発明に係るウェアラブルスピーカシステムは、前記首掛け部を聴者の首に掛けた場合、前記首掛け部と前記聴者の体との間に緩衝部材またはネックバンドを備えることを特徴とする。
本発明に係るウェアラブルスピーカシステムは、前記首掛け部の形状を固定する固定部材を備えることを特徴とする。
本発明によれば、低音の再生によってより高い臨場感を得ることができるウェアラブルスピーカシステムを提供することができる。
本発明の実施形態1に係るウェアラブルスピーカシステムの正面図である。 本発明の実施形態1に係るウェアラブルスピーカシステムの断面図である。 本発明の実施形態1に係るウェアラブルスピーカシステムを説明するための図である。 本発明の実施形態2に係るウェアラブルスピーカシステムの正面透視図である。 本発明の実施形態2に係るウェアラブルスピーカシステムの正面透視図である。 本発明の実施形態3に係るウェアラブルスピーカシステムの正面図である。 本発明の実施形態4に係るウェアラブルスピーカシステムの正面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明のウェアラブルスピーカシステムの好適な実施形態について説明する。なお、以下の説明において、異なる図面においても同じ符号を付した構成は同様のものであるとして、その説明を省略する場合がある。また、複数の実施形態を説明するが、組み合わせが可能である限り、実施形態は任意に組み合わせて実施することができる。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係るウェアラブルスピーカシステム100の正面図である。ウェアラブルスピーカシステム100は、蛇腹筒101と、第1スピーカユニット102と、第2スピーカユニット102と、第1バスレフダクト106と、第2バスレフダクト106とを備える。また、ウェアラブルスピーカシステム100は、緩衝部材105をさらに備えていてもよい。なお、第1バスレフダクト106は、図2、図4および図5に示されており、第2バスレフダクト106は、図4および図5に示されている。
蛇腹筒101は、蛇腹状の筒であり、側面に谷折りと山折りとの繰り返しが形成されている。側面に谷折りと山折りとの繰り返しが形成されているので、蛇腹筒101は伸縮可能である。また、蛇腹筒101は、図示しない開口を形成する第1端と第2端とを有し、第1端と第2端とが蛇腹筒101の内部で連通している。
第1スピーカユニット102は、内部に空洞を有する長尺形状を有する。長尺形状の端部には、長尺形状の延在する向きとは垂直方向に向いている第1スピーカ103が備えられている。また、長尺形状の別の端部は、図示しない開口を有し、開口は蛇腹筒101の第1端と接続されている。第1スピーカユニット102の上記開口が、蛇腹筒101の第1端と接続していることにより、蛇腹筒101の内部と、第1スピーカユニット102の内部とは、連通している。これにより、第1スピーカユニット102と蛇腹筒101との間で空気の移動が可能となっている。また、第1スピーカユニット102は、第1開口部104を有している。図1においては、第1スピーカ103と第1開口部104とは同一の方向を向いているが、異なっていてもよい。第1開口部104には、図2を参照して説明するように、第1バスレフダクト106の一端が接続している。
第2スピーカユニット102は、内部に空洞を有し、第1スピーカユニット102と同じ長さの長尺形状を有する。長尺形状の端部には、長尺形状の延在する向きとは垂直方向に向いている第2スピーカ103が備えられている。また、長尺形状の別の端部は、図示しない開口を有し、蛇腹筒101の第2端と接続されている。第2スピーカユニット102の上記開口が、蛇腹筒101の第2端と接続していることにより、蛇腹筒101の内部と、第2スピーカユニット102の内部とは、連通している。これにより、第2スピーカユニット102と蛇腹筒101との間で空気の移動が可能となっている。また、第2スピーカユニット102は、第2開口部104を有している。図1においては、第2スピーカ103と第2開口部104とは同一の方向を向いているが、異なっていてもよい。第2開口部104には、図2を参照して説明するのと同様に、第2バスレフダクト106の一端が接続している。
緩衝部材105は、蛇腹筒101の側面に設けられている。緩衝部材105は、蛇腹筒101の中央部、より厳密には、第1端と第2端それぞれからの蛇腹筒101の山折りと谷折りの数が同数となる位置、を含む領域に配置されている。緩衝部材105は、発泡ポリウレタンやゴムなどの容易に伸び縮みが可能な材料により形成されており、蛇腹筒101の振動を減衰して、蛇腹筒101が設けられているのとは緩衝部材105の反対側に振動を伝達することができる。緩衝部材105を形成する材料として、発泡ポリウレタンやゴムのような樹脂系の材料以外にも、機械的に伸縮自在なバネを用いたり、内部に空気を充填した気密袋などを用いたりすることができる。
図2は、図1におけるI−I断面図における第1スピーカユニット102の先端から蛇腹筒101の中央部に至る途中までの断面図である。図2には、第1開口部104を含む第1スピーカユニット102の断面および蛇腹筒101の一部の断面が示されている。なお、第2スピーカユニット102の先端から蛇腹筒101の中央部に至る途中までの断面図も、図2の左右を逆にして符号を適宜入れ替えることにより得ることが容易にできるので、図示は省略する。
第1スピーカユニット102は、図2に向かって上方に向けられている第1スピーカ103と、第1スピーカ103と同様に図2に向かって上方に向けられている第1開口部104とを有する。また、第1開口部104には、第1バスレフダクト106の一端が接続されており、第1バスレフダクト106の一端は、ウェアラブルスピーカシステム100の外部に開口している。なお、第1開口部104と第1バスレフダクト106との関係と同様に、第2開口部104の一端にも第2バスレフダクト106が接続されており、第2バスレフダクト106の一端は、ウェアラブルスピーカシステム100の外部に開口している。
第1スピーカ103は、第1スピーカ103を構成するフレーム103aと、フレーム103aに支持される磁気回路103bと、磁気回路103bとフレーム103aとに接続される振動板103cとを有する。磁気回路103bは、図示しない磁石とボイスコイルとを備え、ボイスコイルは図示しないケーブルに接続され、ケーブルに供給される信号に応じて、振動板103cを振動させ、音声を発生させる。
上述のように、蛇腹筒101の内部と、第1スピーカユニット102の内部とが連通しているので、第1スピーカ103の振動板103cが磁石とボイスコイルとの作用により振動し音声を発生すると、音声に応じて第1スピーカユニット102の内部の気圧変動が蛇腹筒101の内部に伝わることになる。このため、蛇腹筒101も音声に応じて振動することになる。通常は、振動板103cよりも蛇腹筒101のサイズが大きく、また、重量も大きいので、蛇腹筒101は、振動板103cにより発生する音声の主に低周波成分の大きさに応じて振動することになる。
また、第1開口部104には、第1バスレフダクト106の一端が接続されており、第1バスレフダクト106の他端は、蛇腹筒101の内部に開口している。このため、第1スピーカユニット102の内部の気圧変動が蛇腹筒101の内部に伝わると、第1バスレフダクト106の他端から内部に気圧変動が伝わり、第1開口部104の空気の出入りが生ずる。第1バスレフダクト106に伝わる気圧変動の特性は、第1バスレフダクト106の直径や長さにより変化するが、振動板103cにより発生する第1スピーカユニット102の内部の気圧変動のうち高周波成分は低周波成分よりも減衰しながら蛇腹筒101の内部に伝わるので、第1バスレフダクト106に伝わる気圧変動は、振動板103cが発生する音声の主に低周波成分の大きさに応じたものとなる。したがって、第1開口部104には、振動板103cにより発生する音声の主に低周波成分に応じた空気の出入りが発生し、空気の出入りにより、音声が発生する。
図3は、聴者の首の後ろからウェアラブルスピーカシステム100を掛け、蛇腹筒101の中央部が首の後方に位置し蛇腹筒101が首を取り巻くようにし、第1スピーカユニット102および第2スピーカユニット102が首の前方に位置するようにした状態(首掛け状態)を示す図である。図3においては、蛇腹筒101と聴者の首の間には、緩衝部材105が配置されている。
首掛け状態において、第1スピーカ103および第2スピーカ103から音声を発生させると、上述のように、蛇腹筒101は、振動板103cが発生する音声の主に低周波成分の大きさに応じて振動する。首掛け状態においては、蛇腹筒101が首を取り巻くように配置されているので、蛇腹筒101により発生する主に低周波成分の振動や音声が聴者の周囲を取り巻いて蛇腹筒101から発せられ、聴者は高い臨場感を得ることができる。また、首掛け状態において、第1スピーカユニット102および第2スピーカユニット102が、聴者の上胸の部位、例えば鎖骨周辺や乳房の上部、に位置することにより、聴者は体の前方で第1スピーカユニット102および第2スピーカユニット102の振動も感じることができ、臨場感を得ることができる。
なお、蛇腹筒101は伸縮可能であるので、第1スピーカユニット102および第2スピーカユニット102を聴者の上胸の部位に位置させるためには、蛇腹筒101を経由する第1スピーカユニット102および第2スピーカユニット102の間の距離を設定する必要がある。そのためには、例えば、第1スピーカユニット102および第2スピーカユニット102を連結するケーブルを蛇腹筒101の内部に這わせ距離の上限を固定したり、U字形の支持部材により蛇腹筒101を支持し、蛇腹筒101の形状および長さを固定したりしてもよい。また、緩衝部材105が配置される場合には、緩衝部材105の剛性を高め、U字形状が維持できるようにし、蛇腹筒101の側面の図1に示すよりも長い部分に設け、蛇腹筒101の長さおよび形状の変動を小さくすることができる。
第1開口部104に、第1スピーカ103の振動板103cにより発生する音声の主に低周波成分に応じた空気の出入りが発生し、この空気の出入りにより低音が聴者に伝わることになる。また、同様に、第2開口部104からの空気の出入りにより低音が聴者に伝わることになる。したがって、第1開口部104および第2開口部104により、聴者は高い臨場感を得ることができる。第1開口部104および第2開口部104により、さらに高い臨場感を得るためには、第1開口部104および第2開口部104のそれぞれは、聴者の左右の耳YおよびYの下に位置するようになっていることが好ましい。
蛇腹筒101の内部と、第1スピーカユニット102の内部とは、連通しているので、第1スピーカ103により発生する音声に応じた気圧変動が蛇腹筒101を経由して第2スピーカユニット102側へも伝わることになる。また、蛇腹筒101の内部と、第2スピーカユニット102の内部とも、連通しているので、第2スピーカ103により発生する音声に応じた気圧変動が蛇腹筒101を経由して第1スピーカユニット102側へも伝わり第1スピーカユニット102や第1スピーカ103の振動板103cが振動する。これにより、聴者の左耳Yには、第1スピーカ103による音声のみならず上記の気圧変動による第1スピーカユニット102の振動や第1スピーカ103の振動板103cの振動によってある程度の第2スピーカ103から発生している音声も混合して聞こえ、また、右耳Yには、第2スピーカ103による音声のみならずある程度の第1スピーカ103による音声も混合して聞こえることになる。これにより、聴者は、音像の定位位置が頭内から前方に位置したように感じ、さらに高い臨場感を得ることができる。
以上のように、本実施形態によれば、第1スピーカユニット102および第2スピーカユニット102それぞれの内部と連通した蛇腹筒101ならびに第1バスレフダクト106および第2バスレフダクト106により、低音の再生が可能となり、聴者はより高い臨場感を得ることができる。
また、ヘッドフォンとは異なり、聴者の耳を塞がないので、音像が聴者の頭内に定位することがないので、聴者が疲労感を感じることが少なくなる。さらに、聴者は、周囲の音を聞くことができるので危険などを避けるために周囲に注意を払うことができる。また、ウェアラブルスピーカシステム100を首掛け状態とすることにより、耳に近い位置に第1スピーカ103および第2スピーカ103などが配置されるので、聴者が移動しても音場が変化することがなく、小さな音量でも十分な音圧を得ることができる。
以上のような本実施形態のウェアラブルスピーカシステム100の使用場面としては、音楽再生装置、スマートフォンまたはタブレット型端末と組み合わせて音楽などを聞いたり、スマートフォンやタブレット端末の画面に表示される動画を音声付で視聴したりする場面が挙げられる。また、高齢者などにおいて、聴力の衰えにより聞きとりにくかったテレビの音声をウェアラブルスピーカシステム100により耳元で再生することもできる。また、バーチャルリアリティーやオグメンティッドリアリティのシステムと組み合わせることにより、視覚および聴覚を通して高い臨場感を得ることもできる。
(実施形態2)
図4および図5は、本発明の実施形態2に係るウェアラブルスピーカシステム100それぞれを正面から見た場合の正面透視図である。
図4は、第1開口部104および第2開口部104それぞれに一端が接続されている第1バスレフダクト106および第2バスレフダクト106を点線により示している図である。第1バスレフダクト106および第2バスレフダクト106の長さは、第1スピーカ103および第2スピーカ103から発生する音声の周波数帯の低音部分のどの範囲を強調したいのかに応じて、任意に選択することができる。第1バスレフダクト106および第2バスレフダクト106の長さをより大きくすると、第1バスレフダクト106および第2バスレフダクト106の他端が第1スピーカ103および第2スピーカ103から離れることになり高音がより減衰して第1バスレフダクト106および第2バスレフダクト106それぞれの他端に伝わるので、より低い周波数の範囲が強調されることになる。
また、第1バスレフダクト106および第2バスレフダクト106それぞれは、上述のような音像の定位位置にも関係している。例えば、図5に示すように第1バスレフダクト106および第2バスレフダクト106それぞれの長さを大きくし、他端107および107が、蛇腹筒101の中央部を超えて位置していてもよい。言い換えると、第1バスレフダクト106および第2バスレフダクト106が蛇腹筒101の内部で交差していてもよい。
このような第1バスレフダクト106および第2バスレフダクト106の構成によると、第1バスレフダクト106の他端107から、第2スピーカ103により発生する音声に対応した気圧変動が第1開口部104へ導かれ、第2バスレフダクト106の他端107から、第1スピーカ103により発生する音声に対応した気圧変動が第2開口部104に導かれる。このため、第1開口部104からは主に第2スピーカ103により発生する音声に対応した空気の出入りが生じ、第2開口部104からは主に第1スピーカ103により発生する音声に対応した空気の出入りが生じる。
したがって、聴者は、左耳Yで聞く音に右側の音が混ざり、右耳Yで聞く音に左側の音が混ざって聞くことになるので、音の定位位置が前に移動したように聞こえることになり、より高い臨場感を得ることができる。
(実施形態3)
図6は、本発明の実施形態3に係るウェアラブルスピーカシステム100の正面図である。
図6においては、U字形のネックバンド108を用いて蛇腹筒101の形状および長さを固定する一例が示されている。ネックバンド108は、例えば金属製などの剛性を有する材料により形成され、U字形を維持する。また、ネックバンド108の中央部分には、蛇腹筒101の中央部とネックバンドの中央部分の相対的な位置関係を固定する中央接続具109が配置されている。中央接続具109は、例えば2つの環を接続した形状を有し、一方の環は蛇腹筒101の中央部を把持し、他方の環は、ネックバンド108の中央部分を把持するようになっており、蛇腹筒101の中央部とネックバンド108の中央部分とを固定する。
また、ネックバンド108の左端部は、第1接続部109を介して第1スピーカユニット102に接続され、ネックバンド108の右端部は、第2接続部109を介して第2スピーカユニット102に接続され、ネックバンド108と第1スピーカユニット102および第2スピーカユニット102との相対的な位置関係が固定される。なお、第1接続部109および第2接続部109は、ネックバンド108の外形よりも若干大きな孔を備え、当該孔の内部とネックバンド108の外周とが摺動可能とすることにより、聴者の首の太さや体格などに合わせて蛇腹筒101の長さを可変にすることができる。
ネックバンド108は、図6においては、U字形の蛇腹筒101のU字形の内側に位置し、首掛け状態においては、聴者の体と蛇腹筒101との間に位置する。これにより、蛇腹筒101が直接聴者の体に触れ、聴者に不快感を与えることを防ぐことができる。特に、蛇腹筒101の振動に中高音周波数成分が含まれる場合には、蛇腹筒101が直接聴者の体に接触すると、聴者は不快な感じを抱くが、ネックバンド108により中高音の周波数を減衰させることにより、聴者に不快な感じを抱かせないようにすることができる。
なお、ネックバンド108の位置は、図6のように蛇腹筒101が形成するU字形の内側に限定されず、U字形の外側にあってもよいし、ウェアラブルスピーカシステム100の上面側や下面側にあってもよい。また、ネックバンド108は一本ではなく、複数本あり、それぞれ、U字形の内側および外側ならびにウェアラブルスピーカシステム100の上面側および下面側のいずれか一つ以上の位置にあってもよい。
(実施形態4)
図7は、本発明の実施形態4に係るウェアラブルスピーカシステム100の正面図である。
蛇腹筒101の振動特性は、蛇腹筒101の長さ、径および材料の剛性に依存し、また、実施形態3のようにネックバンド108が用いられる場合には、ネックバンド108の振動特性にも依存する。さらに、蛇腹筒101の振動特性は、蛇腹筒101の質量および質量分布にも依存する。例えば、蛇腹筒101の質量が大きければ、慣性力が大きくなり、高い周波数の振動ほど抑制され、蛇腹筒101の振動の例えば共鳴周波数は低い周波数に変化する。
そこで、本実施形態においては、蛇腹筒101に錘体を備え、蛇腹筒101の質量分布を変更させ振動特性を変化させる。具体的には、図7に示すように、蛇腹筒101の第1スピーカユニット102側に、錘体110を配置し、第2スピーカユニット102側に、錘体110を配置する。また、蛇腹筒101の中央部にも錘体110を配置することもできる。
各錘体110およびは、金属などの密度の高い材料により作られ、蛇腹筒101に配置される。また、錘体110については、第1スピーカ103および第2スピーカ103を駆動する駆動電源および駆動回路を配置することにより、質量を大きくすることもできる。
各錘体110およびと蛇腹筒101との接続の態様は様々あるが、例えば、蛇腹筒101の外周を覆うように各錘体110およびが蛇腹筒101に接続される。また、蛇腹筒101の外周形に、各錘体110およびの内側の形状を合わせる。例えば、各錘体110およびの内側を円環状の形状や、視力検査表に用いられるランドル環の形状とすることができる。
また、各錘体110およびは、蛇腹筒101に対し据え付けおよび取り外し自在になっていることが好ましい。例えば、各錘体110およびを弾力性の大きい材料によりランドル環形状に成形し、ランドル環の開いている端部間の距離を大きくして、蛇腹筒101に対して据え付けたり取り外したりすることができる。このように各錘体110およびを蛇腹筒101に対して据え付けおよび取り外し自在とすることにより、ウェアラブルスピーカシステム100により再生される音声の特性やジャンルに合わせて、蛇腹筒101の振動特性を設定することができ、高い臨場感を提供することができる。
(付記事項)
本発明の参考技術としての第1の技術手段に係るウェアラブルスピーカシステムは、第1端および第2端を有する伸縮可能な蛇腹筒と、前記第1端に接続され前記蛇腹筒と内部同士が連通する第1スピーカユニットと、前記第2端に接続され前記蛇腹筒と内部同士が連通する第2スピーカユニットと、前記第1スピーカユニットにおいて一端が外部に開口し、他端が前記蛇腹筒の内部に開口する第1バスレフダクトと、前記第2スピーカユニットにおいて一端が外部に開口し、他端が前記蛇腹筒の内部に開口する第2バスレフダクトと、を備えることを特徴とする。
本発明の参考技術としての第2の技術手段に係るウェアラブルスピーカシステムは、第1の技術手段において、前記蛇腹筒は、取り外し可能な錘体を有することを特徴とする。
本発明の参考技術としての第3の技術手段に係るウェアラブルスピーカシステムは、第1または第2の技術手段において、前記第1バスレフダクトおよび前記第2バスレフダクトは、前記蛇腹筒の内部で交差していることを特徴とする。
本発明の参考技術としての第4の技術手段に係るウェアラブルスピーカシステムは、第1から第3のいずれかの技術手段において、前記蛇腹筒を聴者の首に掛けた場合、前記第1バスレフダクトおよび前記第2バスレフダクトそれぞれの一端が前記聴者の耳の下方に位置することを特徴とする。
本発明の参考技術としての第5の技術手段に係るウェアラブルスピーカシステムは、第1から第4のいずれかの技術手段において、前記蛇腹筒を聴者の首に掛けた場合、前記第1スピーカユニットおよび前記第2スピーカユニットが前記聴者の上胸に位置することを特徴とする。
本発明の参考技術としての第6の技術手段に係るウェアラブルスピーカシステムは、第4または第5の技術手段において、前記蛇腹筒と前記聴者の体との間に緩衝部材またはネックバンドを備えることを特徴とする。
100…ウェアラブルスピーカシステム、101…蛇腹筒、102…第1スピーカユニット、102…第2スピーカユニット、103…第1スピーカ、103…第2スピーカ、104…第1開口部、104…第2開口部、105…緩衝部材、106…第1バスレフダクト、106…第2バスレフダクト、107…第1バスレフダクト他端、107…第2バスレフダクト他端、108…ネックバンド、109…第1接続具、109…中央接続具、109…第2接続具、110、110、110…錘体。

Claims (13)

  1. 第1端および第2端を有する変形可能な首掛け部と、
    前記第1端に接続される第1スピーカユニットと、
    前記第2端に接続される第2スピーカユニットと、
    を備える、ウェアラブルスピーカシステム。
  2. 前記第1端側にて外部に開口し、前記第2スピーカユニットの内部の空洞と外部とを連通する第1開口部と、
    前記第2端側にて外部に開口し、前記第1スピーカユニットの内部の空洞と外部とを連通する第2開口部と、
    を備えることを特徴とする、請求項1に記載のウェアラブルスピーカシステム。
  3. 一端が前記第1開口部に接続し、他端が前記第2スピーカユニットの前記空洞に連通する第1バスレフダクトと、
    一端が前記第2開口部に接続し、他端が前記第1スピーカユニットの前記空洞に連通する第2バスレフダクトと、
    を備えることを特徴とする、請求項2に記載のウェアラブルスピーカシステム。
  4. 前記第1バスレフダクトおよび前記第2バスレフダクトは、前記首掛け部の内部で交差していることを特徴とする、請求項3に記載のウェアラブルスピーカシステム。
  5. 外部に開口し、前記第1スピーカユニットの内部の空洞と外部とを連通する第1開口部と、
    外部に開口し、前記第2スピーカユニットの内部の空洞と外部とを連通する第2開口部と、
    を備えることを特徴とする、請求項1に記載のウェアラブルスピーカシステム。
  6. 前記第1開口部は、前記第1端側にて開口し、
    前記第2開口部は、前記第2端側にて開口する
    ことを特徴とする、請求項5に記載のウェアラブルスピーカシステム
  7. 前記第1開口部に接続する第1バスレフダクトと、
    前記第2開口部に接続する第2バスレフダクトと、
    を備えることを特徴とする、請求項5または請求項6に記載のウェアラブルスピーカシステム。
  8. 前記第1バスレフダクトは、一端が前記第1開口部に接続し、他端が前記第1スピーカユニットの前記空洞側に開口し、
    前記第2バスレフダクトは、一端が前記第2開口部に接続し、他端が前記第2スピーカユニットの前記空洞側に開口する
    ことを特徴とする、請求項7に記載のウェアラブルスピーカシステム。
  9. 前記第1スピーカユニットの前記空洞は、前記首掛け部の前記第1端側の内部空間と連通し、
    前記第1バスレフダクトは、一端が前記第1開口部に接続し、他端が前記首掛け部の前記第1端側の内部空間に開口し、
    前記第2スピーカユニットの前記空洞は、前記首掛け部の前記第2端側の内部空間と連通し、
    前記第2バスレフダクトは、一端が前記第2開口部に接続し、他端が前記首掛け部の前記第2端側の内部空間に開口する
    ことを特徴とする、請求項7又は請求項8に記載のウェアラブルスピーカシステム。
  10. 前記首掛け部を聴者の首に掛けた場合、前記第1開口部および前記第2開口部が前記聴者の耳の下方に位置することを特徴とする、請求項2から請求項9のいずれかに記載のウェアラブルスピーカシステム。
  11. 前記首掛け部を聴者の首に掛けた場合、前記第1スピーカユニットおよび前記第2スピーカユニットが前記聴者の上胸に位置することを特徴とする、請求項1から請求項10のいずれかに記載のウェアラブルスピーカシステム。
  12. 前記首掛け部を聴者の首に掛けた場合、前記首掛け部と前記聴者の体との間に緩衝部材またはネックバンドを備えることを特徴とする、請求項1から請求項11のいずれかに記載のウェアラブルスピーカシステム。
  13. 前記首掛け部の形状を固定する固定部材を備えることを特徴とする、請求項1から請求項12のいずれかに記載のウェアラブルスピーカシステム。
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