JP2018147765A - 蓄電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】収容ケース内の内圧が所定以上となったときに、電極端子と集電端子との間の電気的な接続を切断することができると共に、失活剤を収容ケース内に良好に供給することができる蓄電装置を提供する。【解決手段】蓄電装置は、蓄電要素と、蓄電要素を収容する収容ケース3と、収容ケース3内に設けられ、蓄電要素に接続された集電端子7と、収容ケース3の外表面に設けられると共に集電端子7に電気的に接続された電極端子と、集電端子7と電極端子との電気的な接続経路に設けられた電流遮断装置とを備える。反転板は、集電端子7と接合させられた接合部を有し、反転板には、反転板の厚さが薄くなるように形成されると共に、収容ケース3内の内圧が上昇したときに破断する切欠部53が形成されており、切欠部53は、切欠部53が破断したときに、切欠部53の破断箇所から漏れ出た失活剤36が収容ケース3内に流入可能な位置に形成される。【選択図】図2

Description

本開示は、蓄電装置に関する。
従来から二次電池などの蓄電装置について各種提案されている。二次電池は、電極体と電解液と、収容ケースと、電極端子と、集電端子とを含む。電極体および電解液と、集電端子とは、収容ケース内に収容されている。集電端子は、電極体の正極または負極に接続されている。電極端子は、収容ケースの上面に設けられている。
特開2008−066254号公報などに記載されているように、過充電対策として電流遮断装置(CID:Current Interrupt Device)を二次電池に搭載させることがある。電流遮断装置は、過充電などにより、収容ケース内の内圧が上昇すると、電極端子と、集電端子との電気的な接続を切断する装置である。
たとえば、特開2013−161712号公報に記載された電流遮断装置は、反転板と、集電端子とによって形成されている。
集電端子は、本体部と、脚部とを含む。本体部は、収容ケースの下面に沿って配置されている。脚部は、本体部の端部に接続されると共に、本体部から下方に向けて延びるように配置されている。本体部は、脚部が接続された脚支持部と、脚支持部よりも薄肉に形成された薄肉部とを含む。薄肉部には孔部が形成されており、反転板は、孔部を閉塞すると共に薄肉部に接合されている。薄肉部のうち反転板との接合部分の周囲に位置する部分には、刻印部が形成されている。
この電流遮断装置において、過充電などによって収容ケース内の内圧が上昇すると、孔部を通して、反転部は収容ケース内の圧力を受ける。反転板に加えられる圧力が大きくなると、刻印部が破断し、さらに、破断箇所が進展することで薄肉部が破断する。
薄肉部が破断すると、反転板が上方に向けて反転変形し、反転板と、集電端子との電気的な接続が切断される。
特開2014−035831号公報に記載された電流遮断装置は、反転板と、反転板の上方に設けられた突起部と、突起部上に配置された接続端子とを含む。接続端子には、収容ケースの外部と連通する中空部が形成されている。突起部には、接続端子の中空部と連通する貫通孔が形成されている。
収容ケース内の内圧が上昇して、反転板が反転変形すると、突起部が反転板を突き破る。突起部が反転板を突き破ると、上記の貫通孔および中空部を通して、収容ケース内と収容ケースの外部とが連通する。そして、失活剤を端子部の中空部の開口部から投入することで、失活処理を行うことができる。
特開2008−066254号公報 特開2014−035831号公報 特開2013−161712号公報
特開2013−161712号公報に記載された電流遮断装置を備えた二次電池においては、収容ケース内の内圧が上昇すると、電極端子と、集電端子との電気的な接続が切断される一方で、電極端子から収容ケース内の電気エネルギを外部に放出することができず、失活処理を電極体に施すことができない。
特開2014−035831号公報に記載された電流遮断装置においては、反転板が反転変形した際に、突起部が反転板を貫通できないケースが生じる。その結果、収容ケース内に失活剤を供給できないおそれがある。
本開示は、上記のような課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、収容ケース内の内圧が所定以上となったときに、電極端子と集電端子との間の電気的な接続を切断することができると共に、失活剤を収容ケース内に良好に供給することができる蓄電装置を提供することである。
本開示に係る蓄電装置は、蓄電要素と、蓄電要素を収容する収容ケースと、収容ケース内に設けられ、蓄電要素に接続された集電端子と、収容ケースの外表面に設けられると共に集電端子に電気的に接続された電極端子と、集電端子と電極端子との電気的な接続経路に設けられた電流遮断装置とを備える。
上記集電端子には、収容ケースの内部に開口する貫通孔が形成されている。上記電流遮断装置は、貫通孔を収容ケースの外側から覆う反転板と、収容ケースの外側から反転板を覆うと共に反転板との間に収容空間を形成するカバー部材と、収容空間内に収容された失活剤とを備える。
上記反転板には、反転板の厚さが薄くなるように形成されると共に、収容ケース内の内圧が上昇したときに破断される切欠部が形成されている。上記切欠部は、切欠部が破断したときに、切欠部の破断箇所から漏れ出た失活剤が収容ケース内に流入可能な位置に形成されている。
上記の蓄電装置によれば、収容ケース内の内圧が上昇すると、貫通孔を通して、反転板に圧力が加えられ、切欠部に引張力が加えられる。収容ケース内の内圧が所定値以上になると、切欠部が破断する。そして、破断箇所が進展することで反転板が集電電極から離れ、集電電極と電極端子との間の電気的な接続が切断される。
切欠部が破断することで、収容空間内の失活剤が漏れ出て、集電端子に形成された貫通孔から収容ケース内に入り込み、失活処理が電極体に施される。
本開示に係る蓄電装置によれば、収容ケース内の内圧が所定以上となったときに、電極端子と集電端子との間の電気的な接続を切断することができると共に、失活剤を収容ケース内に良好に供給することができる。
本実施の形態に係る蓄電装置1を示す斜視図である。 図1に示すII−II線における断面図である。 外部端子5を示す断面斜視図である。 反転板30の底板50およびその周囲の構成を示す断面図である。 電流遮断装置27が駆動した状態を示す断面図である。 比較例2に係る電流遮断装置27を示す断面図である。 図6に示す電流遮断装置27Aを備えた蓄電装置において、電流遮断装置27Aが動作したときの状態を示す断面図である。
図1から図7を用いて、本実施の形態に係る蓄電装置について説明する。図1から図7に示す構成のうち、同一または実質的に同一の構成については、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図1は、本実施の形態に係る蓄電装置1を示す斜視図である。蓄電装置1は、電極体2と、収容ケース3と、外部端子4と、外部端子5と、集電端子6と、集電端子7とを備える。電極体2は、シート状の正極板と、シート状のセパレータと、シート状の負極板とを積層した後、巻回することで形成されている。電極体2は、扁平形状に形成されている。電極体2の一端には正極が位置しており、電極体2の他端には負極が位置している。正極は、正極板のうち正極活物質などが塗布されていない未塗布部によって形成されている。負極は、負極板のうち負極活物質などが塗布されていない未塗布部によって形成されている。
収容ケース3は、上壁10と、底壁11と、主壁12,13と、端側壁14,15とを含む。主壁12および主壁13は収容ケース3の厚さ方向に配列しており、端側壁14および端側壁15は収容ケース3の幅方向に配列している。
外部端子4および外部端子5は、上壁10の上面に間隔をあけて配置されている。外部端子4は、電極端子20と、金属板21と、電流遮断装置22とを含む。
電極端子20は上壁10の上面から上方に突出するように形成されている。金属板21は電流遮断装置22および電極端子20を接続するように形成されている。
外部端子5は、電極端子25と、金属板26と、電流遮断装置27とを含む。電極端子25は、上壁10の上面から上方に突出するように形成されている。金属板26は、電極端子25および電流遮断装置27を接続するように形成されている。
集電端子6は、電極体2の負極と、外部端子4とを電気的に接続している。集電端子7は、電極体2の正極と、外部端子5とを電気的に接続している。
図2は、図1に示すII−II線における断面図であり、図3は、外部端子5を示す断面斜視図である。外部端子5は、反転板30と、金属カバー31と、接続端子32と、集電端子7の金属板33と、絶縁部材34と、失活剤36と、絶縁部材38と、絶縁部材39とを含む。
集電端子7は、金属板33と、脚部37とを含む。金属板33は、電極体2の上壁10の下面側に配置されており、上壁10に沿って延びる。脚部37は、金属板33の端部に接続されており、下方に向けて延びる。金属板33の下端部は、電極体2の負極に接続されている。
金属板33には、貫通孔40と、貫通孔41と、貫通孔42とが間隔をあけて形成されている。
絶縁部材34は、縦壁34Aと、下板34Bと、上板34Cと、係合部34Dとを含む。下板34Bは、金属板33の下面に配置されている。なお、下板34Bは、金属板33に形成された貫通孔40,41,42を閉塞しないように配置されている。
上板34Cは、金属板33の上面に配置されている。上板34Cには、貫通孔43と、貫通孔44と、貫通孔45とが形成されている。
金属板33の貫通孔40と、上板34Cの貫通孔43とは互いに連通している。金属板33の貫通孔41と、上板34Cの貫通孔44とは、互いに連通している。金属板33の貫通孔42と、上板34Cの貫通孔45とは互いに連通している。
反転板30は、底板50と、周壁部51と、主壁部52とを含む。底板50は金属板33の上面に配置されており、底板50は金属板33に溶接などによって接合されている。
周壁部51は底板50の外周縁部から上方に立ち上がるように形成されている。周壁部51は底板50の上端部に接続されている。反転板30の上面には、底板50と周壁部51と主壁部52とによって凹部が形成されている。底板50は、貫通孔41の開口部を閉塞するように配置されている。主壁部52は、貫通孔43および貫通孔45を閉塞するように配置されている。
金属カバー31は、反転板30よりも収容ケース3の外側に配置されており、反転板30を覆うように配置されている。
金属カバー31は、挟持部46と、周壁部47と、天板部48とを含む。挟持部46は、反転板30の外周縁部上に配置されており、反転板30の外周縁部は、挟持部46および絶縁部材34によって挟み込まれている。挟持部46は環状に形成されており、周壁部47は挟持部46の内周縁部から上方に延びるように形成されている。天板部48は、天板部48の上端部に形成されている。金属カバー31および反転板30の間には、収容空間35が形成されている。
接続端子32は、金属カバー31の天板部48に形成された穴部に嵌め込まれている。接続端子32には、金属板26が電気的に接続されており、接続端子32と、図1に示す電極端子25とは電気的に接続されている。
失活剤36は、収容空間35内に収容されている。失活剤36は、たとえば、塩水などである。収容空間35内の内圧は、たとえば、1Pa程度である。収容空間35の内圧は、過充電時における収容ケース3内の内圧よりも低い。絶縁部材38は、金属カバー31の上面側に配置されている。絶縁部材38の上面に収容ケース3の上壁10が配置されている。
絶縁部材39は、上壁10の上面に配置されている。金属板26は絶縁部材39の上面に配置されており、接続端子32に電気的に接続されている。
図4は、反転板30の底板50およびその周囲の構成を示す断面図である。周壁部51には、切欠部53が形成されている。反転板30のうち切欠部53が位置する部分の厚さは、周壁部51の他の部分の厚さよりも薄い。
反転板30の底板50と、金属板33とは、電気的に接続されている。その一方で、反転板30の主壁部52と、金属板33との間には、上板34Cが配置されており、主壁部52と金属板33とは直接には接触していない。
金属板33の貫通孔41は小径孔55と大径孔56とによって形成されている。小径孔55および大径孔56は互いに連通するように形成されており、大径孔56は大径孔56よりも上方に位置している。
貫通孔41の上方側の端部には開口部60が形成されており、貫通孔41の下方側の端部には、開口部61が形成されている。開口部60は、収容ケース3の外側に向けて開口しており、開口部61は収容ケース3内に開口している。
反転板30の底板50は、開口部60を閉塞するように配置されている。底板50のうち、底板50の周囲に位置すると共に、金属板33の上面に位置する部分には、接合部62が形成されている。接合部62によって、反転板30の底板50が金属板33に接合されている。
図1および図2において、収容ケース3内の内圧が通常圧力値とのときには、集電端子7の脚部37および金属板33と、反転板30と、金属カバー31と、接続端子32と、金属板26とを通して、電極体2の正極と電極端子25とが電気的に接続されている。このように、電極体2の正極と電極端子25とは電気的に導通しており、電流遮断装置27は、電極体2の正極と電極端子25との電気経路に設けられている。なお、電流遮断装置22も、電極端子20と電極体2の負極との電気経路に設けられている。
上記のように構成された蓄電装置1においては、過充電によって収容ケース3内の内圧が上昇する場合がある。
収容ケース3内の内圧が所定圧力値よりも高くなると、電流遮断装置22および電流遮断装置27が作動する。電流遮断装置22が作動すると、電極体2の負極と電極端子20との電気的な接続が遮断される。電流遮断装置27が作動すると、電極体2の正極と電極端子25との電気的な接続が遮断される。
図5は、電流遮断装置27が駆動した状態を示す断面図である。収容ケース3内の内圧が上昇すると、反転板30の主壁部52は、貫通孔40および貫通孔43と、貫通孔42および貫通孔45とを通して、収容ケース3内の圧力を受ける。底板50は、貫通孔41を通して、収容ケース3内の内圧を受ける。
収容空間35内の内圧は低いため、反転板30の主壁部52は上方に向けて膨らむように変形する。図4において、反転板30の底板50は接合部62によって、金属板33に接合されている。
主壁部52は、上方に向けて膨らむように変形する一方で、底板50は金属板33の上面に接合されているため、周壁部51に引張力が加えられる。
収容ケース3内の内圧が所定以上になると、周壁部51のうち切欠部53が形成されている部分が破断する。さらに、破断部分が進展すると共に破断部分が大きく開口すると共に、破断部分が環状に進展する。
切欠部53が破断することで、主壁部52が大きく上方に向けて変形する。主壁部52が上方に向けて変形することで、上板34Cの貫通孔43,45の開口部が開放される。
そして、失活剤36は、周壁部51の破断部分から外部に漏れ出ると共に、貫通孔43および貫通孔40と、貫通孔45および貫通孔42とを通って、収容ケース3内に入り込む。
失活剤36が収容ケース3内に流入することで、電極体2などに失活処理を施すことができ、収容ケース3内の高電気エネルギ状態を解消することができる。なお、本実施の形態においては、切欠部53は周壁部51に形成されているが、切欠部53が形成される位置は周壁部51に限られない。たとえば、切欠部53を主壁部52などに形成してもよい。すなわち、切欠部53は、切欠部53が破断することで、失活剤36が収容ケース3内に入り込み、電極体2に失活処理を施すことができる位置であればよい。
そして、切欠部53における破断部分が主壁部52の全周に亘って進展することで、主壁部52が完全に破断する。主壁部52が完全に破断すると、底板50と主壁部52との電気的な接続が遮断される。
底板50および主壁部52の電気的な接続が遮断されると、図1に示す電極端子25および電極体2の正極との電気的な接続が遮断される。電極端子25と、電極体2の正極との電気的な接続が遮断されると、電極体2への充電が進行することを止めることができる。このように、電流遮断装置27においては、電極体2が過充電の状態になった際に、収容ケース3内に失活剤36を供給することができると共に、電極端子25および電極体2との電気的な接続を遮断することができる。
電流遮断装置27の構成などについて説明したが、電流遮断装置22も電流遮断装置27と同様に構成されている。これにより、電極体2が過充電の状態になった際に、電極端子20と電極体2との電気的な接続を遮断することができると共に、収容ケース3内に失活剤を供給することができる。
上記図1から図5に示す本実施例に係る蓄電装置1と、比較例に係る蓄電装置とを比較した結果について説明する。比較例に係る蓄電装置においては、失活剤36を備えていない。
下記表1は、実施例に係る蓄電装置1と、比較例に係る蓄電装置とにおいて、過充電状態となったときに結果を示す表である。
Figure 2018147765
上記の表1に示すように、本実施例に係る蓄電装置1においては、蓄電装置1の失活処理を行うことができると共に、集電箔(正極箔(板)および負極箔(板))間の電圧を下げることができることが分かる。さらに、実施例に係る蓄電装置1によれば、蓄電装置1からの発煙を抑制することができると共に蓄電装置1が高温となることを抑制することができることが分かる。
図6は、比較例2に係る電流遮断装置27を示す断面図である。電流遮断装置27Aは、反転板70と、金属カバー31と、接続端子71と、突起部72とを含む。反転板70は、薄肉部74と、底板部75と、周壁部76と、上壁部77とを含む。薄肉部74は底板部75の中央部に形成されている。周壁部76は底板部75の外周縁部から上方に立ち上がるように形成されている。上壁部77は、周壁部76の上端部に接続されており、水平方向に延びるように形成されている。
金属カバー31は、反転板70よりも、収容ケース3の外側に配置されている。金属カバー31は、反転板70の外周縁部を押さえつけるように配置されている。金属カバー31と反転板70との間には、空間80が形成されている。
接続端子71は、金属カバー31の上壁に形成された穴部に嵌め込まれている。接続端子71の下端部は空間80内に入り込むように形成されている。接続端子71には貫通孔が形成されている。接続端子71の貫通孔の上端側の開口部は、収容ケース3の外部と連通している。接続端子71の貫通孔の下端部側は、突起部72によって覆われている。
突起部72は、接続端子71の下端部に設けられている。突起部72は、突起本体78と取付部79とを含む。突起本体78は下端部が針状に形成されており、下方に向けて延びるように形成されている。突起本体78には貫通孔が形成されており、突起本体78に形成された貫通孔と接続端子71に形成された貫通孔とは連通している。
取付部79は、突起部72の下端部を覆うように配置されると共に、金属カバー31の内周面に取り付けられている。
図7は、図6に示す電流遮断装置27Aを備えた蓄電装置において、電流遮断装置27Aが動作したときの状態を示す断面図である。
収容ケース3内の内圧が上昇すると、収容ケース3内の内圧が反転板70に加えられ、反転板70が上方に膨らむように変形する。
反転板70が上方に膨らむように変形すると、突起本体78が薄肉部74を突き抜ける。突起本体78が薄肉部74を突き抜けた状態で、接続端子71の開口部から失活剤を投入する。これにより、収容ケース3内において失活処理を施すことができる。
下記の表2は、実施例に係る蓄電装置1と、比較例2に係る蓄電装置とにおいて、過充電状態となったときの結果を示す表である。
Figure 2018147765
比較例2においては、過充電状態になった後、蓄電装置1を取り外した後に、接続端子71の開口部から失活剤を投入している。
上記表2からも明らかなように、比較例2に係る蓄電装置においては、失活剤が投入されるまでの間に、蓄電装置が高温となったり、蓄電装置1から発煙するおそれがある。その一方で、本実施例に係る蓄電装置1においては、直ぐに、失活処理を施すことができるので、蓄電装置1が高温となったり、蓄電装置1から発煙することを抑制することができる。
なお、上記の実施の形態においては、蓄電素子として電極体2を採用した例について説明したが、蓄電素子としてキャパシタを採用してもよい。
今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は上記した説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 蓄電装置、2 電極体、3 収容ケース、4,5 外部端子、6,7 集電端子、10 上壁、11 底壁、12,13 主壁、14,15 端側壁、20,25 電極端子、21,26,33 金属板、22,27,27A 電流遮断装置、30,70 反転板、31 金属カバー、32,71 接続端子、34,38,39 絶縁部材、34A 縦壁、34B 下板、34C 上板、34D 係合部、35 収容空間、36 失活剤、37 脚部、40,41,42,43,44,45 貫通孔、46 挟持部、47,51,76 周壁部、48 天板部、50 底板、52 主壁部、53 切欠部、55 小径孔、56 大径孔、60,61 開口部、62 接合部、72 突起部、74 薄肉部、75 底板部、77 上壁部、78 突起本体、79 取付部、80 空間。

Claims (1)

  1. 蓄電要素と、
    前記蓄電要素を収容する収容ケースと、
    前記収容ケース内に設けられ、前記蓄電要素に接続された集電端子と、
    前記収容ケースの外表面に設けられると共に前記集電端子に電気的に接続された電極端子と、
    前記集電端子と前記電極端子との電気的な接続経路に設けられた電流遮断装置と、
    を備え、
    前記集電端子には、貫通孔が形成されており、
    前記貫通孔の一端に位置する第1開口部は、前記収容ケース内に開口しており、
    前記貫通孔の他端に位置する第2開口部は、前記収容ケースの外側に向けて開口しており、
    前記電流遮断装置は、
    前記第2開口部を覆う反転板と、
    前記反転板よりも前記収容ケースの外側から前記反転板を覆うように設けられると共に前記反転板との間に収容空間を形成するカバー部材と、
    前記収容空間内に収容された失活剤と、
    を含み、
    前記反転板は、前記集電端子と接合させられた接合部を有し、
    前記反転板には、前記反転板の厚さが薄くなるように形成されると共に、前記収容ケース内の内圧が上昇したときに破断する切欠部が形成されており、
    前記切欠部は、前記切欠部が破断したときに、前記切欠部の破断箇所から漏れ出た前記失活剤が前記収容ケース内に流入可能な位置に形成された、蓄電装置。
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