JP2018146674A - 反射表示体及び棚札 - Google Patents

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康一 片山
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Abstract

【課題】入射光が反射表示体の入射面に対して所定の角度をなす斜め方向から入射した際に、反射光を特定の方向に、かつ幅方向において広角に反射させる反射表示体を提供する。
【解決手段】反射表示体1は、基材2と、表示体3と、反射体4とが重ねて配置された反射表示体であって、基材2の内部には、分子束と微細孔からなり、第一の方向D1に沿って縞状に延びるクレーズ領域8が形成され、表示体3の少なくとも一部は入射光を透過する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば店舗などのデジタル棚札などとして用いられる反射表示体及び棚札に関する。
最近では、スーパーなどの店舗では、所望のタイミングで書き換え自在なデジタル棚札の導入が検討されている。デジタル棚札には、所望の表示内容を表示する表示体と、光源からの光を観察者側に向けて反射する反射板(反射体)が用いられるものが多い。
例えば、特許文献1には、鋸歯状反射板と光拡散フィルムとを積層した外光利用型表示体(反射表示体)が提案されている。この外光利用型表示体では、鋸歯状反射板と光拡散フィルムとの相乗効果により、想定される外光の入射角度に対して、外光利用表示体の観察角度を自由に設計することができる。
また、特許文献2には、透光性樹脂内に、光拡散性微粒子が分散混合されることによって光学的等方性の光散乱性を有する光散乱層を有するカラーフィルターを備える液晶表示装置(反射表示体)が提案されている。この液晶表示装置では、等方性の光拡散体と異方性の光拡散体とを光学的に重ね合わせることによって、光拡散特性を調整し、明るい表示画像を得ることができる。
また、特許文献3には、入射光の入射角によって直線透過率が変化する異方性拡散媒体と、透明フィルム上にアンカー層、蒸着層及び保護層が順次積層されている金属蒸着フィルムにおける蒸着層側とが、積層されている半透過フィルム積層体(反射表示体)が提案されている。この半透過フィルム積層体では、上述の積層構造の作用効果によって全体の反射特性が向上し、外光をより有効に活用するとともに、バックライトから照射される光の強度を向上させることができる。
特開2015−125176号公報 特開2004−341161公報 特開2009−150971号公報
特許文献1で提案されている外光利用型表示体では、上述のように等方性の光拡散フィルムが使用されている。しかしながら、等方性の光拡散フィルムは入射光を全方向に拡散させるため、入射光が外光利用型表示体に対して斜め方向から入射した際に入射方向と同じ方向に沿って逆方向に反射する光の光量が少ないという問題があった。そのため、いわゆる白表示の状態において充分な明るさが得られないという問題があった。
また、特許文献2で提案されている液晶表示装置においても、上述のように等方性の光拡散層が用いられている。したがって、等方性の光拡散層が入射光を全方向に拡散させるため、入射光が液晶表示装置に対して斜め方向から入射した際に入射方向と同じ方向に沿って逆方向に反射する光の光量が少ないという問題があった。そのため、白表示の状態において充分な明るさが得られないという問題があった。
さらに、特許文献3で提案されている半透過フィルム積層体では、−10°付近と+10°付近にボトムを有する谷型の光学プロファイルを有する異方性拡散媒体が用いられている。当該異方性拡散媒体を使用した半透過フィルム積層体は、斜め上方向から入射する入射光を入射方向と同じ方向に沿って逆向きに反射させる能力が低いという問題があった。
上述の問題を踏まえつつ、本発明者らは、外光を利用するデジタル棚札が備えるべき特性について鋭意検討した。
まず本発明者らが検討したのは、棚札の表示を認識しようとする観察者と棚札の位置関係についてである。一般に棚札は、観察者の目の位置より下方に配置される場合が多い。また、観察者は、必ずしも棚札の正面に立って観察するわけではなく、通路等を移動しながら、斜め前方の下方に配置されている棚札を見る場合も多い。また、観察者には、子供も大人もおり、子供の目線では仰角が40°程度になり、大人の目線では仰角が50°から60°程度になる場合が多い。
これらの点を考慮すると、表示内容を反映して棚札から発せられる光の方向は、次の2つの条件を満たすことが求められる。
(1)斜め上方(例えば、水平面に対する仰角が50度前後)に出射すること。
(2)水平面における拡散角度(方位角)が充分に大きいこと。
一方、外光を利用するデジタル棚札の場合、表示内容を反映して棚札から発せられる光は外光の反射光である。ところが、外光は、一般的に斜め上方から棚札に入射するので、本来、大部分の反射光は正反射の方向である斜め下方に向かってしまう。
したがって、本発明の目的は、入射光が反射表示体の入射面に対して斜め上方から入射しても、斜め上方に反射する光の割合が充分に高く、かつ幅方向において広角に反射させることのできる棚札として好適に使用可能な反射表示体を提供することにある。
本発明者らは、鋭意検討の結果、反射表示体に関して、特定の構成とする場合には、前記課題が解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。即ち、本発明者らは、基材と、表示体と、反射体とが重ねて配置された反射表示体であって、前記基材の内部には、分子束と微細孔からなり、第一の方向に沿って縞状に延びるクレーズ領域が形成され、前記表示体の少なくとも一部は入射光を透過する反射表示体によって、前記課題が解決できることを見出した。
本発明は以下の態様を含む。
[1]基材と、表示体と、反射体とが重ねて配置された反射表示体であって、前記基材の内部には、分子束と微細孔からなり、第一の方向に沿って縞状に延びるクレーズ領域が形成され、前記表示体の少なくとも一部は入射光を透過する反射表示体。
[2]前記クレーズ領域の最頻ピッチが0.1μm以上1000μm以下である前記[1]に記載の反射表示体。
[3]床面に立設され、前記第一の方向は前記床面に平行な方向である前記[1]または前記[2]に記載の反射表示体。
[4]前記入射光の入射方向が前記床面に平行な方向に対して所定の角度をなして上方に傾斜している前記[3]に記載の反射表示体。
[5]前記[1]〜[4]のいずれかに記載の反射表示体を備えた棚札。
本発明の反射表示体及び棚札によれば、入射光が反射表示体の入射面に対して所定の角度をなす斜め方向から入射した際に、反射光を特定の方向(即ち、入射面から斜め上方向、例えば入射方向と同じ方向に沿って逆方向)に、かつ幅方向において広角に反射させることができる。
本発明に係る一実施形態の反射表示体の図であって、(a)は側面図であり、(b)は上面図である。 本発明に係る一実施形態の反射表示体を構成する基材の斜視図である。 図2に示す基材を第一方向D1から見た場合の側面図であり、第一基材にに入射した光が反射する様子を示す図である。 図2に示す基材の一例の顕微鏡写真である。 図2に示す基材の製造方法を説明するための模式図であって、(a)は基材の製造装置の第一例であり、(b)は基材の製造装置の第二例である。 本発明に係る一実施形態の反射表示体を構成する反射体の一構成例を示す斜視図である。 基材と表示体とを挟持するための固定具の一構成例を示す模式図である。 本発明に係る一実施形態の棚札を示す斜視図である。 実施例1の反射表示体に用いた基材の評価に関する図であって、(a)は評価を行うための光学配置の模式図であり、(b)は基材に対する受光器Sの移動方向を示す平面図である。 実施例1の反射表示体に用いた基材の評価に関する図であって、入射角ごとの基材の配光分布を示すグラフである。 実施例1並びに比較例1及び2で作製した反射表示体の照度分布の評価を行うための光学配置の模式図である。 実施例1並びに比較例1及び2で作製した反射表示体における照度分布の測定結果を示すグラフである。 実施例1並びに比較例1及び2で作製した反射表示体における輝度評価を行う際の光学配置を説明するための平面図である。 実施例1並びに比較例1及び2で作製した反射表示体における輝度評価を行う際の光学配置を説明するための側面図であり、蛍光灯が床面から2.8mのところに設けられており、入射光が反射表示体に対して斜め上方向から入射した場合に仰角39°と57°における反射光の輝度を測定することを説明する図である。 実施例1および比較例1,2で作製した反射表示体における輝度評価を行う際の光学配置を説明するための側面図であり、蛍光灯が床面から2.8mのところに設けられており、入射光が反射表示体に対して斜め上方向から入射した場合に仰角0°における反射光の輝度を測定することを説明する図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照し、説明する。但し、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。なお、各図面では、分かりやすさのため、寸法や形状を誇張して記載することがある。
図1(a),(b)に示すように、本発明に係る反射表示体1は、例えば、建物の店舗などの床面Gに対して立設されている。反射表示体1は、基材2と、表示体3と、反射体4とが重ねて配置された反射表示体である。図1(a)に示すように、入射光L0の入射方向が床面Gに平行な方向(反射表示体1の入射面の法線が該入射面に向く方向)に対して所定の角度をなして斜め上方に傾斜している。
<基材>
本発明における反射表示体は、基材2を有する。図2および図3に示すように、基材2は、内部に、分子束と微細孔からなり、第一の方向D1に沿って縞状に延びる複数のクレーズ領域8が形成されている部材である。ここで、本発明における基材2は、後述するように高分子樹脂フィルムで構成されていることが好ましいので、以下、基材2が高分子樹脂フィルムで構成されているものとして基材2を説明する。
クレーズ領域8とは、基材の表面に現れる表面クレーズと内部に発生する内部クレーズを含むものであって、微細なひび状の模様を有する領域を指す。基材2に形成されたクレーズ領域8は、一般に、分子束(フィブリル)とボイドとから構成され、全体がスポンジに似た構造となっている(図4参照、顕微鏡:JSM6460LA、製造元:日本電子株式会社)。分子束は、幅方向と平行に帯状に形成された、繊維化された部分ともいえる。ボイドとは孔ともいい、クレーズ領域8の内部に不連続に連通するように無数に存在する。ボイドの大きさは限定的ではないが、例えば直径5nmから20nmである。クレーズ領域8は、採光用途の観点から、縞状に形成されていることが好ましい。ここで、縞状とは、クレーズ領域8が平行又は略平行して形成されている状態をいう。クレーズ領域8は、ランダムな間隔で形成されていてもよく、また一定の間隔で形成されていてもよい。
基材2のクレーズ領域8のボイド内は、空気等の気体であってもよく、着色剤、安定剤、導電性ポリマー等が充填されていてもよいが、気体(特に空気)であることが好ましい。
反射表示体1における反射光を特定の方向(即ち、入射面から斜め上方向、例えば入射方向と同じ方向に沿って逆方向)に、かつ幅方向において広角に反射させる目的から、基材2の厚みは、0.5μm〜1000μmであることが好ましく、1μm〜800μmであることがより好ましく、2μm〜500μmであることがさらに好ましく、10μm〜300μmであることがさらに一層好ましく、20μm〜200μmが特段好ましく、50μm〜200μmであることが極めて好ましい。
縞状に形成された複数のクレーズ領域8の延伸方向は、高分子樹脂フィルム20の分子配向の方向とほぼ平行であることが好ましい。一つのクレーズ領域8の幅(前記クレーズ領域8の第一の方向D1と直交する第二の方向D2における幅)は0.5μm〜100μmであることが好ましく、1μm〜50μmであることがより好ましく、2μm〜30μmであることがさらに好ましく、4μm〜10μmであることが特段好ましい。複数のクレーズ領域8は、第二の方向D2に沿って配列している。その配列のピッチ(クレーズ領域8の最頻ピッチ)は、0.1μm〜1000μmであることが好ましく、1μm〜800μmであることがより好ましく、1μm〜100μmであることがさらに好ましく、1μm〜50μmであることがよりさらに好ましく、1μm〜30μmであることが特に好ましく、5μm〜30μmであることが特段好ましく、10μm〜30μmであることがより特段好ましく、20μm〜30μmであることが最も好ましい。
本発明において、上述した構成を備える基材2には、市販品を使用することができる。基材2として、例えば、株式会社ナック製のモノトラン(登録商標)フィルムが挙げられる。
基材2においては、図3に示すように、垂直な第三の方向D3に沿った軸Aに対して側面視で斜め上方向から光が入射面2aに入射すると、入射した光はクレーズ領域8によって反射及び拡散され、一部分(図3において紙面左向きかつ斜め上向きの実線の矢印で示しているもの)は軸Aに対して側面視で斜め上方向に透過し、他の部分(一例として破線の矢印で示しているもの)は第二の方向D2に沿って隣り合うクレーズ領域8同士の間で反射を繰り返し、入射した光が軸Aに対してなす角度とは異なる角度で基材2から透過する。なお、図3では、クレーズ領域8により光が一回反射している様子を実線の矢印で示し、二回反射している様子を破線の矢印で示したが、これらの例に限定されず、クレーズ領域8により光は三回反射、五回反射等の奇数回反射してもよい。
基材2に入射した光が拡散される角度は基材2に関する種々のパラメータを本明細書で述べている条件内で適宜調整することで調整することができる。また、このように基材2に関する種々のパラメータを調整することで、反射表示体1における反射光が適度に拡散されると共に、反射光を入射面から斜め上方向、例えば入射方向と同じ方向に沿って逆方向に、かつ幅方向において広角に反射させることができる。
基材2においては、例えば、出射面2bから出射された反射光の全積分値のうち95%以上が反射光積分値のピークの角度±20°の範囲内に連続的に配光されることが好ましい。この条件を満たすことによって、反射体4に向けて出射されるとともに反射表示体1から反射される光の散乱度合(配光分布の範囲)が垂直方向に約40°幅と、平行方向に約30°幅とを、有した光束となり、特定の方向に効率よく反射させることができる。
基材2においては、例えば入射光が+30°から+70°で入射面2aに入射したときの全出射光量のうち軸Aに対して+方向(即ち、斜め上方向)に出射した反射光の積算値の比率が40%以上が好ましく、例えば入射光が+40°から+60°で入射面2aに入射したときの全出射光量のうち軸Aに対して+方向に出射した反射光の積算値の比率が入射光量の50%以上であることがより好ましい。これらの条件を満たすことによって、入射光が反射表示体1の入射面に対して所定の角度をなす斜め方向から入射した際に、反射光が特定の方向に良好に反射される。
本発明においては、基材2は、好ましくは樹脂成分(好ましくは熱可塑性樹脂)を含む樹脂組成物を成形して高分子樹脂フィルムとし、次いで該高分子樹脂フィルムに対してクレージング処理をすることによってクレーズ領域8を縞状に形成することで得られる。本明細書において、クレージング処理とは、高分子樹脂フィルムを延伸する或いは押圧する等によって高分子樹脂フィルムに外力を付与し、外力付与部分で分子束を徐々にせん断し(即ち、分子束の初期破壊を発生させ)、表面クレーズ及び内部クレーズを形成する処理のことをいう。
熱可塑性樹脂を用いて得られる高分子樹脂フィルムは、その製造方法において特別な制約はなく、各種の成形方法を適用することにより得ることができる。例えば、一般に広く行なわれているTダイ押出成形法やブローアップを行うインフレーション成形法を適用して得られたものが工業的には有利である。
本発明の基材2は、クレーズ領域8を配向方向に沿って縞状に形成させることが容易であることから、所望の方向に配向性を有する高分子樹脂フィルムから構成されていることが好ましい。配向度は、前記フィルムの成形時の樹脂温度、引き取り速度、冷却速度、樹脂の分子量、分子量分布等の分子構造を、特にTダイ法であればドロー比を、特にインフレーション法であればブローアップ比等を変えることにより制御することができるので、これらを適当に制御して目的とする好ましい範囲の配向度のフィルムを製造することができる。配向度が不十分な場合は、延伸処理して適切な配向度とすることができる。
基材2を構成する樹脂(高分子樹脂)成分としては、透明または半透明であって基材(例:フィルム)の成形が可能な熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂であれば、特に制限されることなくいずれも採用可能であるが、クレーズ領域8の形成の容易性等からは、熱可塑性樹脂が好ましい。
上述の熱可塑性樹脂としては、オレフィン系樹脂、ポリエステル、ポリアミド、ポリイミド(PI)、スチレン系樹脂、ポリカーボネート、ハロゲン含有熱可塑性樹脂、ニトリル系樹脂、等が例示できる。これらの熱可塑性樹脂の中でも、フィルムへの成形性や経済的観点から、オレフィン系樹脂、ポリエステル、スチレン系樹脂及びハロゲン含有熱可塑性樹脂からなる群から選ばれた少なくとも一種を使用することが好ましく、ポリオレフィン及びシクロオレフィンコポリマーからなる群から選ばれた少なくとも一種がより好ましく、ポリプロピレン及びシクロオレフィンコポリマーからなる群から選ばれた少なくとも一種がさらに好ましい。
樹脂成分は、一種単独で使用してもよく、また二種以上を組み合わせて混合して使用してもよい。また、樹脂成分は、互いに共重合させて得られる樹脂を使用してもよい。また、基材2は一層でもよく、多層(2層以上の層)でもよい。また、室温でのクレーズ領域8の形成の容易さの点から、前記熱可塑性樹脂のガラス転移温度は好ましくは−45℃以上、より好ましくは−30℃以上、さらに好ましくは−15℃以上の樹脂を使用することが望ましい。基材2を形成する際に樹脂組成物として単層化又は多層化に使用する場合、主な構成成分である熱可塑性樹脂のガラス転移温度は上記範囲内にあることが好ましい。
上述のオレフィン系樹脂としては、ポリオレフィン、シクロオレフィンコポリマー(COC)等を例示することができる。ポリオレフィンとしては、ポリエチレン(例えば、低密度分岐ポリエチレン、高密度線状ポリエチレン、低密度線状ポリエチレン等。PEともいう。)、ポリプロピレン(例えば、アイソタクチックポリプロピレン、シンジオタクチックポリプロピレン等。PPともいう。)、ポリ(1−ブテン)、ポリ(4−メチル−1−ペンテン)等を例示することができる。シクロオレフィンコポリマーとしては、エチレンとノルボルネンを共重合させて得られるシクロオレフィンコポリマー等を例示することができる。
上述のポリエステルとしては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリナフタレンテレフタレート等が挙げられる。
ポリアミド(PA)としては、ナイロン−4、ナイロン−6、ナイロン−6,6、ナイロン−4,6、ナイロン−12、非晶性ナイロン等が例示できる。好ましいポリアミドとしては、ナイロン−6、ナイロン−6,6及び非晶性ナイロンからなる群から選ばれた少なくとも一種である。
上述のスチレン系樹脂としては、ポリスチレン(PS)、ゴムグラフトポリスチレン(HIPS)、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体(ABS)等が例示できる。
上述のポリカーボネートとしては、2,2−ビス(4−オキシフェニル)アルカン系、ビス(4−オキシフェニル)、エーテル系、ビス(4−オキシフェニル)スルフォン、スルフィド又はスルフォキサイド系のビスフェノール類からなる芳香族ポリカーボネートが挙げられる。
上述のハロゲン含有熱可塑性樹脂としては、ポリフッ化ビニリデンのホモ重合体及びテトラフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン、クロロトリフルオロエチレンとの共重合体並びビニリデンクロライド、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等が例示できる。
また、上述のニトリル系樹脂としては、アクリロニトリル及びメタクリロニトリル及びそれらの混合物が例示できる。
高分子樹脂フィルムに分子配向方向とほぼ平行にクレーズ領域を縞状に形成させる好適な態様について説明する。高分子樹脂フィルムにクレーズ領域を縞状に形成するには、例えば、図5(a)に示すような装置を用いると、クレーズ領域の幅、クレーズ領域のピッチ等を調節することが容易であることから好ましい。すなわち、図5(a)に示されるクレーズ形成装置は、例えば、先端部が鋭角なエッジとなった支持体Pとガイドローラで構成されるクレージング処理機と、張力付与機構(図示略)とからなる。緊張状態に保持された高分子樹脂フィルム20をその分子配向方向とほぼ平行方向に支持体のエッジ(Pの先端部)に当接して、該高分子樹脂フィルム20を局部的に折り曲げて変形域を形成し、その折り曲げ変形域を、該高分子樹脂フィルムに対して相対的に徐々に移動させることで、移動方向とほぼ直角の方向に連続的にクレーズ領域を縞状に形成することができる。高分子樹脂フィルムに対し折り曲げ変形域を相対的に移動させるには、(A)高分子樹脂フィルム20の変形の屈曲角度を維持して支持体Pとガイドローラを一体として高分子樹脂フィルムに対し移動させる構造;または、(B)高分子樹脂フィルム20の変形の屈曲角度を維持しつつ支持体Pとガイドローラに対し高分子樹脂フィルム20を移動させる構造、により可能である。
(A)の構造によると、高分子樹脂フィルムの長さ方向にわたり、必要とする任意の距離だけクレージング処理を複数回繰り返し行うことが可能であり、高分子樹脂フィルム20に、より容易に規則的で連続したクレーズ領域8を形成することができることから好ましい。また、規則的で連続したクレーズ領域8を形成するには、高分子樹脂フィルム20に付与する張力を比較的低く設定し、クレージング処理を複数回繰り返し行うことが好ましい。このようにクレーズ領域8を分子配向方向とほぼ平行の方向に形成するのは、分子鎖の配向の方向と直角の方向に引っ張ることによって比較的容易にクレーズ領域8が形成され、分子鎖の配向の方向と直角の方向にクレーズ領域8を形成することが難しいことによるものと考えられる。
上述では、所望の方向に配向性を有する高分子樹脂フィルムにクレーズ領域8を縞状に形成させるものとしたが、無配向の高分子樹脂フィルムにクレーズ領域8を縞状に形成させる際には、図5(b)に示すような装置によってクレーズ領域8を縞状に形成することが、クレーズ領域8の幅、クレーズ領域8の隔たり等を調節することが容易であることから好ましい。即ち、図5(b)に示すクレーズ形成装置においては、緊張状態に保持された高分子樹脂フィルム20を支持体31のエッジ31aに当接して、高分子樹脂フィルム20を局部的に折り曲げて変形域を形成し、その折り曲げ変形域を、該高分子樹脂フィルムに対して相対的に徐々に移動させることで、移動方向とほぼ直角の方向に、連続的にクレーズ領域8を縞状に形成することができる。なお、特開平11−231108号公報において開示されているように、高分子樹脂フィルムを引き伸ばすようにしてクレーズ領域8を縞状に形成するようにしてもよい。
図5(b)に示すクレーズ形成装置を用いて、高分子樹脂フィルム20にクレーズ領域8を縞状に形成するために、高分子樹脂フィルム20に付与する張力は、高分子樹脂フィルム20の材質により異なるが、破断応力の90%以上100%未満が好ましい。支持体Pのエッジ角度αは、限定されないが、50度以下が好ましく、30度以下がより好ましい。また、高分子樹脂フィルム20の折り曲げ角度βは、限定されないが、140度以下であることが好ましく、120度以下であることがより好ましく、110度以下であることがさらに好ましい。また、移動速度は限定されないが、100mm/min以下であることが好ましく、特に10mm/minから4mm/minであることが望ましい。
高分子樹脂フィルム20に形成されるクレーズ領域8の幅、クレーズ領域8間の間隔、クレーズ領域8の貫通された数の割合等は、高分子樹脂フィルム20の分子配向の度合いやクレーズ領域8を形成させる時の温度、速度、高分子樹脂フィルム20の緊張度(緊張状態における張力)、支持体のエッジ角度α、フィルムの折り曲げ角度β等によって調節することができる。例えば、クレーズ領域8を形成させる時の張力を増大させる、或いは折り曲げ角度βを小さくすると、縞状に形成されるクレーズ領域8の間隔は狭くなり、クレーズ領域8の貫通された数の割合が増大する。なお、クレージング処理を複数回行うと、クレーズ領域8を深さ方向へも成長させることができる。
<表示体>
本発明における反射表示体は、表示体3を有する。表示体3は、表示させたい表示物(模様、色彩、文字等)を含む。表示体3は、少なくとも一部が反射表示体1に入射する入射光を透過可能なものであれば、特に限定されない。ここで、「少なくとも一部」とは、表示体3の表面3aおよび裏面3bに平行な方向(第一の方向D1や第二の方向D2などが該当し、以下、「表面方向」とする場合がある)における「少なくとも一部」を表しており、言い換えれば表示体3の主面全体に対する「少なくとも一部」ともいえる。即ち、表示体3は、表面方向において少なくとも一部に入射光を透過可能な部分13を有し、残部に入射光を透過不能な部分14(即ち、遮光部分)を有する。図6には、第三の方向から見て入射光を透過可能な部分13が市松模様をなすように配置されている表示体3を例示している。
このような表示体3としては、例えば全体が透明なシート状物に対して表示させたい表示物(所望の模様や文字や色彩等)が付されたものや、逆に前述の表示物以外の領域に遮光部が設けられたものなどが挙げられる。ここで、透明なシート状物としては、特に限定されず、例えばフィルム、ガラス基板等が挙げられる。また、上述の表示物を付すための方法としては、特に限定されず、例えば、印刷、刻印、熱転写(例えば、特開平11−327065号公報)、塗工等が挙げられる。また、さらに所望の模様や文字の形状を有する遮光体、あるいは所望の模様や文字の形状を形成する単数または複数の遮光体の貼り付け等もまた挙げられる。各表示物を付すための方法における各手法、条件等は特に限定されない。ここで、印刷、刻印、熱転写、塗工等で得られた表示物を形成する層をまとめて印刷層ともいう。
また、上述の単数または複数の遮光体のみが基材2と反射体4との間に挟持されていてもよい。また、例えば特開2014−198628号公報に開示されているように、斜光体を移動させてもよい。
さらに、表示体3における表示内容を書き換え自在とする観点から、表示体3は透過型の液晶表示素子や液晶パネル、電子ペーパーなどのアクティブ光学素子などで構成されていることが好ましい。このようなアクティブ光学素子を構成する液晶材料としては、例えば、ネマティック液晶、強誘電性液晶、ポリマーネットワーク型液晶などが挙げられる。
また、液晶表示素子のように偏光特性を有する表示体を用いることによって、入射光を多色光とした際に、前述の偏光特性を活かして反射光の波長情報を操作することもできる。これにより、反射表示体1によって反射される反射光および反射表示体1に表示される内容の情報量を増やすこともできる。ここで、液晶を含む層を液晶層ともいう。
上述の液晶表示素子としては、例えば特開2008−272514号公報に開示されている棚札表示器(デジタル棚札)に用いられている液晶、特開2009−056128号公報に開示されている表示部のドットマトリクス液晶表示器、国際公開2013−015178号公報に開示されている液晶デバイス、特開平10−154215号公報に開示されている強誘電性液晶表示パネル等が挙げられる。
また、上述の電子ペーパーとしては、例えば、特開2004−102384号公報に開示されているディスプレイ、特開2003−346111号公報に開示されている非接触ICカードや、特開2009−122877号公報に開示されている電子ペーパー表示部等が挙げられる。
即ち、表示体3は、反射表示体1の入射面に平行する面内において入射光および反射体4からの反射光をそれぞれ透過する光量が相対的に高い部分と低い部分とを有するものである。ここで、「入射光および反射光を透過する光量が高い」とは、例えば、入射光および反射光の全光量のうち30%以上100%以下を透過することができることを示す。一方、「入射光および反射光を透過する光量が低い」とは、例えば、入射光および反射光の全光量のうち0%以上30%未満しか透過しないことを示す。
また、表示体3の厚みは、特に限定的ではない。表示体が、表示層(印刷層、液晶層等)の表面及び裏面の両面を透明なシート状物で挟みこんで得られる表示体である場合、当該表示層の厚みや当該シート状物の厚みもまた特に限定的ではないが、表示体が示す表示の視認性等の点から、表示層の厚みは0.1〜1000μmであることが好ましい。特に、上述の場合であって、表示層が液晶層である場合、表示層の厚みは1〜100μmであることが好ましく、10〜50μmであることがより好ましい。また、上述の場合であって、表示層が印刷層である場合、表示層の厚みは1〜100μmであることが好ましく、1〜30μmであることがより好ましい。
さらに、表示体3の厚みD(μm)と基材2の厚みS(μm)との比率(D/S)は限定的ではないが、表示体が表示層(特に印刷層)である場合、反射光を特定の方向にかつ幅方向において広角により好適に反射させるという観点から、下限値については0.05以上が好ましく、0.1以上がより好ましく、0.15以上がさらに好ましい。また、上記比率(D/S)は、同様の観点から、上限値については、1.5以下が好ましく、1以下がより好ましく、0.5以下がさらに好ましく、0.4以下が特に好ましい。
<反射体>
反射体4は、基材2および表示体3を透過した光を入射面側に反射させるためのものである。反射体4は、このような機能を発現するものであれば、特に限定されない。例えば、層構成、大きさ(又は厚さ)等については限定されない。
反射体4は、特に限定されず、基材2および表示体3を透過した光を入射面側に反射させるものであればよい。中でも、反射体としては、反射率が50%以上であることが好ましく、60%以上がより好ましく、70%以上がより一層好ましく、80%以上がさらに一層好ましく、90%以上が特に好ましい。
具体的な反射体としては、金属板、金属積層体、内部に空孔(ボイド)が形成された樹脂フィルム、無機充填剤を含有する樹脂フィルム、シリコン基板、等が挙げられる。金属板としては、アルミニウム、ステンレス、銀、ニッケル等が挙げられる。金属板は金属薄板、金属箔等を含む。金属積層体としては、熱可塑性樹脂(好適なものとしてポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル)のフィルムやガラス基板などの基材に対して、アルミニウム、銀、ニッケル、クロム等などを蒸着、コーティング若しくはスパッタリングしたシート;上記基材に対して上記金属板を積層したシート;などが挙げられる。内部に空孔(ボイド)が形成された樹脂フィルムとしては、アゾジカルボンアミドなどの発泡剤や二酸化炭素を用いた超臨界発泡法により微細な発泡構造を形成した熱可塑性樹脂フィルム等が挙げられる。無機充填剤を含有する樹脂フィルムとしては、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、酸化チタン、タルク、マイカなどの無機充填剤をポリプロピレン系樹脂中に含有させてなるフィルム等が挙げられる。
<その他の層・部材>
本発明の反射表示体は、少なくとも前述の基材、表示体、及び反射体を含むが、その他の層及び/又は部材をさらに含んでいてもよい。
(接着層)
本発明の反射表示体は、前記基材と前記表示体との間、及び/又は前記表示体と前記反射体との間に、接着層が形成されていてもよい。当該接着層は、前記基材と前記表示体とを接着させることができ、また、前記表示体と前記反射体とを接着させることができる。
接着層を形成する接着主剤としては、表示体の視認性を低下させないように、透明性を有する粘着剤を用いることが好ましい。例えば、アクリル系粘着剤、シリコーン系粘着剤、ポリエステル系粘着剤、ゴム系粘着剤、ポリウレタン系粘着剤などが挙げられる。中でも、アクリル系粘着剤を用いることが好ましく、アクリル重合体をベースポリマーとして含有するアクリル系粘着剤が好ましい。ここでアクリル系重合体は、非架橋性の(メタ)アクリル酸エステル単位と、架橋性官能基を有するアクリル単量体単位を含有する。ここで、「単量体単位」は重合体を構成する繰り返し単位である。「アクリル単量体」は、(メタ)アクリロイル基を有する化合物である。「(メタ)アクリロイル基」は、アクリロイル基又はメタクリロイル基であることを示す。また、非架橋性アクリル単量体は架橋性基を有さないアクリル単量体であり、架橋性単量体は架橋性基を有する単量体である。
[添加剤]
また、各接着層には、必要に応じて、酸化防止剤、金属腐食防止剤、粘着付与剤、シランカップリング剤、紫外線吸収剤、ヒンダードアミン系化合物等の光安定剤、充填剤などの他の添加剤が含まれてもよい。
なお、接着層の厚みは、基材2、表示体3、および反射体4の各構成の効果、および反射表示体1の効果が層される範囲であれば、特に限定されず、適切に設定されている。
(固定具)
本発明の反射表示体は、その他の部材として固定具をさらに含んでいてもよい。固定具は、前記基材と前記表示体とを固定させることができ、また、前記表示体と前記反射体とを固定させることができる。
上述の固定具としては、特に限定されないが、例えば、図7に示すように基材2及び反射体4の外周部を厚み方向両側から挟み込む側面視U字型の治具50や、特開2010−024514号公報に開示されている基板補強治具、特開2012−225815に開示されている評価用治具やねじ止め用のねじ等が挙げられる。固定具を用いて基材2、表示体3、および反射体4の積層構造を保持する際には、基材2、表示体3、および反射体4のうち隣接する構造同士の間に屈折率マッチングオイルを塗布しておくことで、基材2、表示体3、および反射体4のうち隣接する構造同士の僅かな隙間における光損失が抑えられる。
<反射表示体>
以上説明した反射表示体1では、図1(a),(b)及び図2に示すように、第一の方向D1に沿ってクレーズ領域8を有する基材2と、表示体3と、反射体4とを組み合わせてなる。この反射表示体1は、入射光が反射表示体1の入射面に対して所定の角度(即ち、仰角φ)をなす斜め方向から入射した際に、反射光を特定の方向(入射面から斜め上方向、例えば入射方向と同じ方向に沿って逆方向)に、基材2を有さない場合に比べて強く反射させることができ、また第一の方向D1(幅方向)において広角に(いわゆる方位角θを広くして)光を反射させることができる。
具体的には、図1(a)に示すように、斜め上方から反射表示体1に入射光L0が入射すると、入射光L0のうち大半(例えば、反射散乱光全体の輝度を100としたときに一例として70程度)は反射光L1として斜め下方に反射され、残り(一例として、反射散乱光全体の輝度を100としたときの30程度)は反射光L2〜L5、…として上述の斜め下方より上方(即ち、入射光の入射側に近い方)に反射される。反射表示体1は基材2を備えているので、基材2を備えていない構成に比べて上述した斜め下方より上方に反射される反射光の中でも特定の方向に反射される反射光LXを強くし、反射光LXの輝度を高くすることができる。なお、基材2を備えていない構成では、例えば、反射散乱光全体の輝度を100としたとき、反射光L1の輝度は一例として90程度に達し、反射光L2〜L5、…の合計の輝度は10程度と低い(後述の実施例等参照)。
したがって、本発明によれば、例えば身長の高い大人であっても、身長の低い小人であっても、反射表示体に示される表示を鮮明に見ることが可能である。また、図1(b)に示すように、反射表示体の表示面(入射面)に対して(i)真正面から見た場合においても、(ii)(真正面ではなく)斜めから見た場合においても、反射表示体に示される表示を鮮明に見ることができる。
また、反射表示体1では、基材2、表示体3および反射体4のそれぞれを上述したようにシンプルな構成とし、既に確立している製造方法などを用いて容易に製造することができる。そして、特殊な方法を用いる必要なく、反射表示体1の光学的な特性に影響を与えない接着剤などを用いて基材2、表示体3および反射体4を互いに接着し、反射表示体1を組み立てることができる。これにより、反射表示体1を容易に得ることができる。
また、反射表示体1は、基材2のクレーズ領域8の幅や向きを変えることによって、反射光の強度分布や方位角、仰角などを容易に調整することができる。そのため、反射表示体1は、上述例示したように棚札(特にデジタル棚札)、だけでなく、その他の反射表示体を必要とする分野に広く用いられることができる。例えば、ウエアラブル、サイネージ、モニター(特殊用途PC用を含む)、リーダー、産業用途(ハンディーターミナル、GPS端末等)などで用いられることが可能である。
<棚札>
図8に示すように、本発明における棚札50は、反射表示体1を備え、反射表示体1を不図示の棚等に取り付け可能とするための取付具52をさらに備えている。なお、図8においては、表示体3における入射光を透過可能な部分13および入射光を透過不能な部分14(反射表示体1の表示内容を構成する要素)をわかりやすく示すために、基材2におけるクレーズ領域8や反射体4の着色を省略する。
棚札50の表示体3は、表示内容を書き換え自在とする観点から、前述のように透過型の液晶表示素子や液晶パネル、電子ペーパーなどのアクティブ光学素子などで構成されていることが好ましい。このような構成により、棚札50に対して基材2側の斜め上方から(第三の方向D3に)入射光を入射させ、所望の表示内容に合わせて複数の部分14のうちいくつかの部分14を入射光が透過可能な状態に変更することで、所望の表示内容を人間等に認識可能とする反射光が形成される。
上述の棚札50では、反射表示体1を備えていることで、上述のように、(1)反射光のうち、人間等に対して反射表示体1中の表示(即ち、入射光を透過不能な複数の部分14がなす形状パターン)を認識させるための反射光と、(2) 反射表示体1の入射面に対して垂直な線(法線)若しくは当該線を含む面、又は地面、との角度(仰角φ)が(i)大きい場合と(ii)小さい場合のいずれにおいてもより多くの上記(1)の反射光が得られて表示が明確に認識可能となる。また、上記仰角φだけでなく、方位角θ(幅方向)に関しても、反射表示体1に対して入射光を入射させた際に、上記(1)の反射光を特定の方向(即ち、入射方向と同じ方向に沿って逆方向であって、棚札の入射面から人間等の目に向かう斜め上方)に反射させるだけでなく、且つ、幅方向において(i')正面方向、及び(ii')斜め幅方向のいずれにおいてもより多くの上記(1)の反射光が得られて表示が明確に認識可能となる。
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、各々の実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定するものではない。また、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができるものである。
例えば、図1(a),(b)では、入射光の入射側から、基材2−表示体3−反射体4がこの順に重ねられた反射表示体1を例示しているが、基材2、表示体3及び反射体4はそれぞれが基本的に平滑な表面と裏面とを有しているので、例えば、入射光の入射側から表示体3−基材2−反射体4がこの順に重ねられた反射表示体であってもよい。
以下、本発明について、実施例を例示して具体的に説明する。なお、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
実施例1では、入射光の入射側から順に、基材2としてクレーズフィルムと、表示体3として図6に例示したような市松模様を印刷したOHPシート(型番;CG3110,販売元;3M)と、反射体4としてDP−2ステンレスミラー(バルテック製、反射率65%)と、を用意し、これらを図1(a),(b)に示すように重ね合わせて反射表示体1を作製した。基材2と表示体3との貼り合わせ及び表示体3と反射体4との貼り合わせには、光学用両面粘着フィルム(製造元:新タック化成株式会社)の接着層を用いた。より具体的には、当該光学用両面粘着フィルムの両面に貼られている剥離フィルムを除き、残った単層をアクリル系接着層として使用した。
基材2には、モノトランフィルム(製造元:株式会社ナック社)を用いた。一般に、モノトランフィルムの厚み寸法は50μmから200μmであり、幅4μmから10μmの多孔質部が20μmから30μmの間隔で形成されている。実施例1で用いた基材2では、多孔質部が10μmから30μmの間隔で形成されている。
先ず、使用したモノトランフィルム(即ち、基材2)の第二の方向D2における配光分布を図9(a),(b)に示す光学配置で測定した。
図9(a)に示すように、基材2に発光部T((株)ジェネシア製、散乱・光源配光特製測定装置(GENESIA Gonio/Far Field Profiler)からの入射光を入射させ、基材2の入射面とは反対側に出射(配光)される出射光を受光部Sによって受光した。発光部Tを基材2の入射面に対する入射角を変更可能に配置し、受光部Sについても、図9(b)に示すように、基材2の出射面に対する出射角を変更可能に配置し、該出射角を配光角度として測定した。この際、配光角度については、基材2の入射面および出射面の法線と重なる軸Aに対して発光部Tとは反対側を正(+)の配光角度とし、軸Aに対して発光部Tと同じ側を負(−)の配光角度とした。図10に示すように、グラフにおける光強度ピークは入射角とほぼ同じ且つ負(−)の配光角度に現れており、基材2の出射面側に何らかの反射部材が配置されれば、基材2の反射光が軸Aに対して入射光と同じ側に出射されることがわかる。
(比較例1)
比較例1では、基材2として実施例1で用いたクレーズフィルムに替えて、光拡散フィルム(製造元;ルミニット社)を用いること以外は、実施例1と同様にして、反射表示体1を作製した。比較例1の光拡散フィルムは、凹凸が形成されている面から凹凸が形成されてない面に対して光を垂直入射させると、相対照度0.5以上となる角度範囲に関して高拡散方向約60°かつ低拡散方向(前記高拡散方向と直角の方向)約1°となるように光を出射するように製造されているものである。
(比較例2)
比較例2では、基材2として実施例1で用いたクレーズフィルムに替えて、逆プリズムシート(一辺が基材に対して直角となるような(直角)三角形を形作る構造))を用いること以外は、実施例1と同様にして、反射表示体を作製した。逆プリズムシートにおける各プリズムのピッチは、約18μmであり、プリズムの屈折率は1.47であった。
(参考例)
参考例では、基材2を用いずに、実施例1と同様のOHPシート(表示体3)と、DP−2ステンレスミラー(反射体4)とを重ね合わせ、反射表示体を作製した。
次に、図11に示す発光部T及び受光部Sを図11に示すように配置し、図11に示す光学配置を用いて、実施例1で得られた反射表示体1および比較例1,2で得られた反射表示体(以下、まとめて単に「反射表示体」と記載する)の照度分布を測定した。
図12に示すように、実施例1の反射表示体では、受光部Sが−45°の位置にあるときには、反射光の輝度が比較的高くなると推測される結果が得られた。なお、図12のグラフにおいて受光部Sの角度が−45°付近であるときに照度が零(ゼロ)となっているのは、受光部Sを発光部Tと同じ方向に配置すると受光部Sの位置と発光部Tの位置が重なることにより受光できないためである。また、受光部Sが+45°の位置にある(すなわち、入射角(仰角)が+45°である)ときには、反射光の輝度のピークが得られるものの、反射光の輝度は比較的低くなった。この測定結果から、実施例1の反射表示体によれば、入射光が反射表示体の入射面に対して−45°(即ち、仰角=−45°)をなす方向から入射した際に、反射光を−45°(即ち、入射方向と同じ方向に沿って逆方向)に、良好に反射させることができることを確認した。
一方、比較例1の反射表示体では、受光部Sが−45°の位置にあるときには反射光の輝度が高まる傾向はなく、受光部Sが+45°の位置にあるときには反射光の輝度が比較的低く、略+45°を中心として受光部Sの角度(仰角)が増減すると反射光の輝度は緩やかに低下した。この測定結果から、比較例1の反射表示体では、反射光が受光部Sの角度が増減する方向(言い換えれば、第二の方向D2)において広く拡散してしまうことを確認した。
また、比較例2の反射表示体では、受光部Sが−45°の位置にあるときには反射光の輝度が高まる傾向はなく、受光部Sが+45°の位置にあるときには反射光の輝度が実施例1の反射表示体に比べて非常に高くなった。この測定結果から、比較例1の反射表示体では、入射光が反射表示体の入射面に対して−45°をなす方向から入射した際に、反射光を−45°(即ち、入射方向と同じ方向に沿って逆方向)に良好に反射させることは難しく、+45°に高い輝度で反射してしまうことを確認した。
上述した実施例1で得られた反射表示体1および比較例1,2で得られた反射表示体および参考例の積層体について、図13および図14に示す光学配置を用いて輝度評価を行った。輝度評価は、光学実験室内で床面から高さ2.8mのところに三本のLED蛍光灯を点灯させ、反射表示体を床面に対して立たせるように配置して行った。(図13および図14では、三本のLED蛍光灯をまとめて丸印で示している。)反射表示体に対して斜め上から光を入射させた輝度評価では、図13に示すように、反射表示体に対して正面方向、即ち方位角0°の位置と方位角45°の位置のそれぞれにおいて、図14に示すように、仰角39°,57°での反射光の輝度をそれぞれ輝度計(型番;SR−3,製造元;トプコン株式会社)を用いて測定した。また、輝度を測定する際には、OHPに印刷した市松模様のうち入射光を透過可能な部分13からの反射光の輝度を測定した。参考として、図15に示すように、方位角0°かつ仰角0°(即ち、真正面)の位置でも反射光の輝度を測定した。
実施例1、比較例1,2および参考例で得られた反射表示体の輝度評価の結果を表1に示す。
表1の各測定位置において基材を有さない反射表示体からの反射散乱光の輝度を1とした場合の相対値を算出した結果を表2に示す。
表1及び表2に示す結果によれば、実施例1で作製したようにクレーズ領域8を有する基材2と表示体3と反射体4とを重ねた反射表示体1は、斜め上方から入射したLED蛍光灯からの入射光が拡散反射光として、入射した方向まで拡がるように反射されていることがわかる。このような反射表示体1によれば、例えば床面G付近に立設された反射表示体1からの反射表示体1からの反射光が子供の目線に近い仰角39°の位置にも、大人の目線に近い仰角57°の位置にも反射し、反射表示体1の表示体3に表示されている内容を容易に視認可能となる。また、大人子供に関わらず、反射表示体1から方位角0°から45°の範囲まで広い範囲に反射光が良好に届き、反射表示体1の表示体3に表示されている内容を容易に視認可能となる。また、反射表示体1を備えた棚札50によれば、観察者の目の位置より下方に配置された場合や、観察者が通路等を移動しながら、斜め前方の下方に配置されている棚札を見る場合であても、容易に視認可能となる。
一方、比較例1のように一般の光拡散フィルムを基材として用いた場合、特に大人の目線に近い仰角57°の位置への反射光の輝度が低く、反射表示体の表示体3に表示されている内容が見え難くなると考えられる。また、比較例2のように一般の逆プリズムシートを基材として用いた場合、方位角45°かつ仰角57°の位置では反射光の輝度が低く、反射表示体の表示体3に表示されている内容が見え難くなると考えられる。
以上の実施例、比較例及び参考例により、本発明によれば、入射光が反射表示体の入射面に対して所定の角度をなす斜め方向から入射した際に、反射光を特定の方向に、かつ反射表示体の幅方向において広角に反射させる反射表示体を得られることを確認した。
1・・・反射表示体
2・・・基材
3・・・表示体
4・・・反射体
8・・・クレーズ領域
G・・・床面

Claims (5)

  1. 基材と、表示体と、反射体とが重ねて配置された反射表示体であって、
    前記基材の内部には、分子束と微細孔からなり、第一の方向に沿って縞状に延びるクレーズ領域が形成され、
    前記表示体の少なくとも一部は入射光を透過する反射表示体。
  2. 前記クレーズ領域の最頻ピッチが0.1μm以上1000μm以下である請求項1に記載の反射表示体。
  3. 床面に立設され、
    前記第一の方向は前記床面に平行な方向である前記請求項1または請求項2に記載の反射表示体。
  4. 前記入射光の入射方向が前記床面に平行な方向に対して所定の角度をなして斜め上方に傾斜している請求項3に記載の反射表示体。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の反射表示体を備えた棚札。
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