JP2018146534A - ガスメータ - Google Patents

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徹弥 八幡
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Abstract

【課題】ガス供給が遮断された場合に、ガス事業者またはガス使用者の手を煩わせることなく遮断要因を把握できる形態で、当該遮断要因を報知することができるガスメータを提供する。
【解決手段】供給されているガスの状態に関する情報に基づき、当該ガスの供給が異常となる事象が発生しているかどうかを検知する検知部101と、検知部101がガスの供給が異常となる事象が発生していると判断した場合に、ガスの供給を遮断させる遮断弁制御部102と、遮断弁制御部102がガスの供給を遮断させると、それ自体で、当該ガスの供給を遮断させる要因となった事象を特定可能な単語である遮断要因名称を表示させる遮断情報表示制御部103とを備えた。
【選択図】図1

Description

この発明は、ガス供給が遮断された場合に、当該ガス供給が遮断された要因となった事象を報知することが可能なガスメータ、および、当該ガスメータによるガス遮断報知方法に関するものである。
従来から、ガス供給の遮断機能を備えたガスメータにおいて、ガス供給の遮断が何によって発生したかをガス事業者またはガス使用者に提示するために、ガスメータの表示部に、ABC表示というように、ガス供給の遮断の発生事象に大まかに対応する表示を行っていた。
しかし、ガス供給の遮断時に、当該ガス供給の遮断の発生事象に大まかに対応する表示を行う場合、異なる種類の遮断が発生しても、同じ表示である場合が多く、ガス事業者またはガス使用者は、発生事象の詳細がわからない。
そこで、より詳細な遮断要因を報知するため、ガス供給の遮断の発生事象について、予め、発生事象に対応付けられて設定されているコードを表示部に表示させるようするガスメータが知られている(例えば、特許文献1)。
特開2006−17515号公報
しかしながら、特許文献1に開示されているような技術では、ガス供給の遮断時に、詳細な遮断要因を把握するため、ガス事業者またはガス使用者は、予め、表示されているコードが示す事象の内容を理解しておくか、あるいは、コードと事象との対応付けが記されている資料等を見て確認する等の必要があり、瞬時にその遮断要因を把握することができず、遮断要因の確定に時間を要するという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、ガス供給が遮断された場合に、ガス事業者またはガス使用者の手を煩わせることなく遮断要因を把握できる形態で、当該遮断要因を報知することができるガスメータを提供することを目的としている。
この発明に係るガスメータは、供給されているガスの状態に関する情報に基づき、当該ガスの供給が異常となる事象が発生しているかどうかを検知する検知部と、検知部がガスの供給が異常となる事象が発生していると判断した場合に、ガスの供給を遮断させる遮断弁制御部と、遮断弁制御部がガスの供給を遮断させると、それ自体で、当該ガスの供給を遮断させる要因となった事象を特定可能な単語である遮断要因名称を表示させる遮断情報表示制御部とを備えたことを特徴とするものである。
この発明によれば、ガス供給が遮断された場合に、ガス事業者またはガス使用者の手を煩わせることなく遮断要因を把握できる形態で、当該遮断要因を報知することができる。
この発明の実施の形態1に係るガスメータの構成の一例を示す図である。 この実施の形態1において、ガス供給に異常が発生し、ガス供給が遮断された場合に、表示部に表示される画面例を説明するための図である。 この実施の形態1において、ガスの合計流量が設定された遮断値を超えたことによる要因でガスの遮断が行われた場合に、表示部に表示される画面の一例を示す図である。 この実施の形態1において、ガスの最大で消費している器具の流量が設定された遮断値を超えたことによる要因でガスの遮断が行われた場合に、表示部に表示される画面の一例を示す図である。 この実施の形態1において、ガスの長時間使用が要因でガスの遮断が行われた場合に、表示部に表示される画面の一例を示す図である。 この実施の形態1において、ガス漏れ検知によるガス警報器の作動が要因でガスの遮断が行われた場合に、表示部に表示される画面の一例を示す図である。 この実施の形態1において、地震検知による感震器の作動が要因でガスの遮断が行われた場合に、表示部に表示される画面の一例を示す図である。 この実施の形態1において、ガスの圧力低下検知による圧力センサの作動が要因でガスの遮断が行われた場合に、表示部に表示される画面の一例を示す図である。 この発明の実施の形態1に係るガスメータにおいて、ガス供給が異常となる事象が発生した場合に、当該事象を検知し、ガス供給が遮断されたことを示す情報を表示させるまでの流れの一例を示すフローチャートである。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るガスメータ1の構成の一例を示す図である。
この実施の形態1において、ガスメータ1は、例えば、家庭用のマイコンガスメータを想定している。なお、これは一例に過ぎず、ガスメータ1は、例えば、家庭用のマイコンガスメータと同様の、ガス供給の遮断機能、および、ガス供給の遮断要因の通知機能を備えた業務用のマイコンガスメータ、超音波型のマイコンガスメータとしてもよい。
ガスメータ1は、ガスラインに設置され、ガス流量を計測する。また、ガスメータ1は、ガスの供給が異常となる事象が発生していることを検知した場合に、ガスの供給を遮断させる機能を有する。
ガスメータ1は、ソフトウェアに基づくCPUを用いたプログラム処理によって実行される。
図1に示すように、ガスメータ1は、マイクロコンピュータ10(以下、マイコン10ともいう)と、センサ部11と、遮断弁12と、表示部15と、通信部17と、警報器入出力制御部18とを備える。
また、図1に示すように、ガスメータ1は、例えば、通信部17を介して、外部装置2と接続され、外部装置2から各種情報を取得する。また、ガスメータ1は、外部装置2に対して、各種情報を出力する。外部装置2とは、例えば、ガスメータ1におけるガス洩れを警報するガス警報器21、通信網制御装置22(以下、NCU22ともいう)等の入出力装置、宅内でガスメータ1の操作を行う宅内操作器等の外部機器23等を含む。ガスメータ1と外部装置2との具体的な情報のやり取りについては後述する。
センサ部11は、ガス流量またはセキュリティに関係する物理量等を検出するセンサ類からなり、流量センサ111と、圧力センサ112と、感震器113等から構成される。
流量センサ111は、ガス流量を検出するための信号を出力する。
圧力センサ112は、ガス圧力低下等のガス圧力を検知する。
感震器113は、地震波等の振動を検知する。
図1では、センサ部11は、流量センサ111と、圧力センサ112と、感震器113を備えるものとしているが、センサ部11は、その他のセンサ類を備えるものであってもよい。
マイコン10は、センサ部11から各種データを取得し、演算処理を行う。例えば、流量センサ111からガスの流量検出信号を取得し、当該流量検出信号に基づき、積算する処理を行ったり、ガスの流量を計測する。マイコン10は、計測したガスの流量の積算情報を、表示制御部104に出力する。
また、マイコン10は、センサ部11の各種センサ、または、外部装置2から、供給されているガスの状態に関する情報を取得し、取得した情報に基づき、ガス供給が異常となる事象が発生しているかどうかを検知し、ガス供給が異常となる事象が発生している場合に、遮断弁12を駆動させガスを遮断させる制御を行う。
マイコン10は、ガス供給が異常となる事象が発生したことを検知し、ガスを遮断させた場合、当該ガスを遮断させた旨を通知するガス遮断通知を、遮断情報表示制御部103および警報出力制御部105に出力する。
マイコン10は、検知部101と、遮断弁制御部102を備える。
検知部101は、センサ部11の各種センサまたは外部装置2から取得した、供給されているガスの状態に関する情報に基づき、ガス供給が異常となる事象が発生しているかどうかを検知する。
遮断弁制御部102は、検知部101が、ガス供給が異常となる事象が発生していることを検知した場合、遮断弁12を駆動させ、ガスの供給を遮断させる。
なお、ガスメータ1は、電池(図示省略)を備え、当該電池がマイコン10の電源となる。
遮断情報表示制御部103は、マイコン10からガスの供給を遮断させた旨のガス遮断通知が出力されると、表示部15に、ガスが遮断されたことを示す情報を表示させる。このとき、遮断情報表示制御部103の名称設定部1031は、ガス供給の遮断要因となった事象を示す遮断要因名称を設定し、遮断情報表示制御部103は、名称設定部1031が設定した遮断要因名称を、表示部15に表示させる。遮断要因名称の詳細については後述する。
表示制御部104は、マイコン10で演算処理された情報を表示部15に表示させる。例えば、マイコン10からガスの積算情報が出力されると、当該情報に基づき、ガスの積算値を表示部15に表示させる。
表示部15は、液晶モニタ等の表示装置であり、マイコン10により演算処理された、ガス積算量等のデータを、表示制御部104の表示制御に基づき、表示する。また、表示部15は、マイコン10によってガス供給が遮断された場合、遮断情報表示制御部103の表示制御に基づき、ガスが遮断されたことを示す情報を表示する。
警報出力制御部105は、マイコン10からガスを遮断させた旨のガス遮断通知が出力されると、外部装置2のガス警報器21に警報を出力させる。警報出力制御部105は、例えば、ブザーもしくは音声出力機能を搭載したガス警報器21に警報を出力させる。
通信部17は、外部装置2のNCU22と通信を行うための通信インタフェースである。マイコン10からガスを遮断させた旨のガス遮断通知が出力されると、通信部17を介してNCU22との間で発呼,選択信号の送出等のデータの送受信を行う。
ここで、図2は、この実施の形態1において、ガス供給が異常となる事象が発生し、ガス供給が遮断された場合に、表示部15に表示される画面例を説明するための図である。
図2に示すように、表示部15の画面には、遮断理由表示領域1501、遮断弁作動状況表示領域1502、遮断要因名称表示領域1503、および、積算表示領域1504が設けられる。
遮断理由表示領域1501には、ガス供給が遮断されることとなった遮断理由、または、警告理由等が、A、B、または、Cの表示マークの組み合わせで表示される。
遮断理由等に応じてどのようなA、B、または、Cの組み合わせが表示されるかは、予め、ガスメータ工業会の統一仕様によって定められているものであり、当該表示は、従来から行われているものである。当該A、B、または、Cの表示マークの組み合わせで表示させる表示は、ガス供給が異常となる事象に大まかに対応する表示である。
当該表示は、予め設定されている統一仕様に基づき、遮断情報表示制御部103が設定し、表示させる。
なお、図2では、説明の便宜上、A、B、および、Cの全てが表示された場合を一例として示している。
遮断弁作動状況表示領域1502には、遮断弁の作動状況が表示される。ガス供給が遮断された場合、当該遮断弁作動状況表示領域1502には、図2に示すように、「ガス止」と表示される。当該表示は、予め、ガスメータ工業会の統一仕様によって定められているものであり、当該表示は、従来から行われているものである。
当該表示は、予め設定されている統一仕様に基づき、遮断情報表示制御部103が設定し、表示させる。
遮断要因名称表示領域1503には、ガス供給が遮断された遮断された要因となった事象を示す、予め設定された遮断要因名称が表示される。遮断要因名称は、それ自体で、ガスの供給を遮断させる要因となった事象を特定可能な単語であって、遮断の要因となった事象そのものを示す単語、遮断の要因となった事象そのものを示す単語の一部、および、遮断の要因となった事象を示す文章を簡略化して示した単語を含む。当該遮断要因名称は、予め、ガス事業者等によって定義されている。
具体的には、例えば、ガスの合計流量が多いことが要因でガス供給が遮断された場合には「合計」と表示され、ガスの最大で消費している器具の流量が多いことが要因でガス供給が遮断された場合には「増加」と表示され、ガスの使用時間が長いことが要因でガス供給が遮断された場合には「時間」と表示される。また、例えば、ガス警報器21が作動したことが要因でガス供給が遮断された場合には「警報」と表示され、感震器113が作動したことが要因でガス供給が遮断された場合には「感震」と表示され、ガスの圧力の低下が要因でガス供給が遮断された場合には「圧力」と表示される。
当該遮断要因名称は、遮断情報表示制御部103の名称設定部1031が、例えば、予め記憶しておいた、遮断要因となる事象と遮断要因名称とが対応付けられた定義情報を参照する等して設定する。マイコン10から出力されるガス遮断通知には、ガスを遮断した要因となった事象を示す情報が付与されており、名称設定部1031は、当該情報から、遮断要因となった事象を特定することができる。
そして、遮断情報表示制御部103が、名称設定部1031によって設定された当該遮断要因名称を表示させる。
なお、図2では、説明の便宜上、上述した例であげた遮断要因名称が全て表示された状態を一例として示している。
積算表示領域1504には、ガスの積算量が表示される。具体的には、表示制御部104が、マイコン10からガスの流量の情報に基づき、ガスの積算量を当該積算表示領域1504に表示させる。
ガスの積算量は、通常の、ガスの供給が正常と判断される場合に表示部15の積算表示領域1504に表示させるが、ここでは、図2に示すように、ガスの供給が異常となる事象が発生した場合にも、ガスの積算量を示すものとしている。
なお、図2で示した画面例は一例に過ぎず、表示部15の画面には、例えば、圧力を監視するための警告情報等、警告要因名称やその他の情報を表示する領域が設けられるものであってもよい。表示部15の画面には、ガス供給が遮断された場合においては、少なくとも、遮断理由等と、遮断弁の作動状況と、遮断要因名称とが表示されるようになっていればよい。
また、遮断理由表示領域1501、遮断弁作動状況表示領域1502、遮断要因名称表示領域1503、および、積算表示領域1504の各領域の、表示部15の画面上の位置は、図2に示した位置に限らず、適宜設定可能である。
この実施の形態1において、遮断情報表示制御部103は、ガス供給が異常となる事象が発生し、ガス供給が遮断された場合に、図2で示したように、表示部15の遮断要因名称表示領域1503に、ガスが遮断された要因となった事象を示す遮断要因名称を表示させる。
これにより、ガス事業者またはガス使用者は、予めガスが遮断された要因となった事象を示す、発生事象のコードを理解しておく必要や、発生事象のコードが記されている資料等を見ながら発生事象を把握する必要がなくなり、表示部15を見ただけで、瞬時に、どのような事象が発生したことによりガスが遮断されたのかの遮断要因を把握することができる。その結果、ガス事業者またはガス使用者の利便性が向上する。
以下、ガスメータ1において、マイコン10が、ガス供給が異常となる事象が発生していることを検知してガス供給を遮断した場合に、遮断情報表示制御部103が、表示部15に、遮断要因名称を含む、ガスが遮断されたことに伴う情報の表示を行う具体的な動作について説明する。
なお、以下の説明では、ガスが遮断される要因となった事象として、例えば、上述のとおり、ガスの合計流量の増加、ガスの流量の増加、ガスの使用時間の増加、ガス警報器21の作動、感震器113の作動、および、ガスの圧力の低下の6パターンが考えられるものとして、それぞれのパターンについて説明する。
まず、マイコン10が、ガスの合計流量が設定された遮断値を超えたことによる要因でガスの遮断を行い、遮断情報表示制御部103が、当該ガスの遮断要因となった事象に関する情報を表示部15に表示させる場合の動作について説明する。
マイコン10は、流量センサ111からガスの流量検出信号を取得し、当該流量検出信号に基づき、積算する処理を行ったり、ガスの流量を計測する。
そして、マイコン10の検知部101は、ガス供給が異常となる事象が発生しているかどうかを判断する。具体的には、検知部101は、ガス流量が、予め設定された閾値(第一の閾値)を超えたかどうかを判断する。
第一の閾値は、ガス消費先の1つ以上の保有燃焼器具(図示省略)の合計消費流量に基づいて予め設定される。
なお、検知部101は、1つ以上の保有燃焼器具の合計消費流量の情報は、各保有燃焼器具の消費流量の情報を、流量センサ111を介して取得して判断する。
ガス流量が、予め設定された第一の閾値を超えた場合、検知部101は、ガス供給が異常となる事象が発生していると判断する。ガス流量が、第一の閾値を超えたということは、ガス消費先の保有燃焼器具の合計消費流量を超えたことを示しており、ガス栓の誤開放、ゴムホース抜け、または、保有燃焼器具において異常なガスの消費があったことが考えられる。
そこで、検知部101は、ガス供給が異常となる事象が発生していると判断する。検知部101が、ガス供給が異常となる事象が発生していると判断すると、遮断弁制御部102は、遮断弁12を駆動させ、ガスの供給を遮断させる。そして、マイコン10は、ガス遮断通知を、遮断情報表示制御部103、および、警報出力制御部105に出力する。
警報出力制御部105は、外部装置2のガス警報器21に警報を出力させる。
遮断情報表示制御部103は、表示部15に当該ガス供給が遮断されたことを示す情報を表示させる。このとき、遮断情報表示制御部103の名称設定部1031は、ガス供給の遮断要因となった事象を示す遮断要因名称として、「合計」を設定し、遮断情報表示制御部103は、名称設定部1031が設定した遮断要因名称「合計」を、表示部15に表示させる。
図3は、この実施の形態1において、ガスの合計流量の増加が要因でガスの遮断が行われた場合に、表示部15に表示される画面の一例を示す図である。
図3に示すように、表示部15の遮断要因名称表示領域1503には、「合計」と表示される。
次に、マイコン10が、ガスの流量の最大で消費している器具の流量が多いことが要因でガスの遮断を行い、遮断情報表示制御部103が、当該ガスの遮断要因となった事象に関する情報を表示部15に表示させる場合の動作について説明する。
マイコン10は、流量センサ111からガスの流量検出信号を取得し、当該流量検出信号に基づき、積算する処理を行ったり、ガスの流量を計測する。
そして、マイコン10の検知部101は、ガス供給が異常となる事象が発生しているかどうかを判断する。具体的には、検知部101は、計測したガス流量に基づき、ガス流量の増加量を算出する。そして、検知部101は、当該ガス流量の増加量と、ガス消費先の1つ以上の保有燃焼器具のうち、最大で燃焼している消費流量との差分が、予め設定された閾値(第二の閾値)を超えたかどうかを判断する。なお、検知部101は、保有燃焼器具のうち最大で燃焼している消費流量の情報は、各燃焼器具の消費流量の情報を、流量センサ111を介して取得して判断する。
検知部101は、ガス流量の増加量と、ガス消費先の1つ以上の保有燃焼器具のうち、最大で燃焼している消費流量との差分が、第二の閾値を超えた場合、すなわち、ガス流量の増加量が、保有燃焼器具のうち最大で燃焼している消費流量と比較して非常に大きい場合、ガス供給が異常となる事象が発生していると判断する。
ガス流量の増加量と、ガス消費先の1つ以上の保有燃焼器具のうち、最大で燃焼している消費流量との差分が、第二の閾値を超えたということは、例えば、大型給湯器の同時使用、または、末端ガス栓の誤開放等によるガス漏れが発生している等が考えられる。
そこで、検知部101は、ガス供給が異常となる事象が発生していると判断する。検知部101が、ガス供給が異常となる事象が発生していると判断すると、遮断弁制御部102は、遮断弁12を駆動させ、ガスの供給を遮断させる。そして、マイコン10は、ガス遮断通知を、遮断情報表示制御部103、および、警報出力制御部105に出力する。
警報出力制御部105は、外部装置2のガス警報器21に警報を出力させる。
遮断情報表示制御部103は、表示部15に当該ガス供給が遮断されたことを示す情報を表示させる。このとき、遮断情報表示制御部103の名称設定部1031は、ガス供給の遮断要因となった事象を示す遮断要因名称として、「増加」を設定し、遮断情報表示制御部103は、名称設定部1031が設定した遮断要因名称「増加」を、表示部15に表示させる。
図4は、この実施の形態1において、ガスの流量の増加が要因でガスの遮断が行われた場合に、表示部15に表示される画面の一例を示す図である。
図4に示すように、表示部15の遮断要因名称表示領域1503には、「増加」と表示される。
次に、マイコン10が、ガスの使用時間が長いことが要因でガスの遮断を行い、遮断情報表示制御部103が、当該ガスの遮断要因となった事象に関する情報を表示部15に表示させる場合の動作について説明する。
マイコン10の検知部101は、流量センサ111からガスの流量検出信号を取得し、当該使用時間に基づき、ガス供給が異常となる事象が発生しているかどうかを判断する。具体的には、検知部101は、例えば、流量センサ111からガスの流量検出信号を取得した際に、当該使用流量情報を取得し、取得時間を使用開始時間として記憶しておく。そして、検知部101は、使用開始時間からの経過時間が、予め設定された閾値(第三の閾値)を超えたかどうかを判断する。当該第三の閾値は、例えば、通常時において、ガスメータ1の計測対象であるガスを使用するガス器具(図示省略)等が、連続してガスを使用することが想定される最大継続時間に基づいて設定される。
検知部101は、使用開始時間からの経過時間が、第三の閾値を超えた場合、ガス供給が異常となる事象が発生していると判断する。
使用開始時間からの経過時間が第三の閾値を超えたということは、ガス器具等において通常時に想定される時間以上、ガスを使用し続けている等、ガスの使用状態が通常時にはあり得ない、ガス器具の消し忘れによってガス器具が長時間使用状態にある、または、ガス消費先の保有燃焼器具の不完全な閉止等によるガス漏れ等が発生していることが考えられる。
そこで、検知部101は、ガス供給が異常となる事象が発生していると判断する。検知部101が、ガス供給が異常となる事象が発生していると判断すると、遮断弁制御部102は、遮断弁12を駆動させ、ガスの供給を遮断させる。そして、マイコン10は、ガス遮断通知を、遮断情報表示制御部103、および、警報出力制御部105に出力する。
警報出力制御部105は、外部装置2のガス警報器21に警報を出力させる。
遮断情報表示制御部103は、表示部15に当該ガス供給が遮断されたことを示す情報を表示させる。このとき、遮断情報表示制御部103の名称設定部1031は、ガス供給の遮断要因となった事象を示す遮断要因名称として、「時間」を設定し、遮断情報表示制御部103は、名称設定部1031が設定した遮断要因名称「時間」を、表示部15に表示させる。
図5は、この実施の形態1において、ガスの使用時間が長いことが要因でガスの遮断が行われた場合に、表示部15に表示される画面の一例を示す図である。
図5に示すように、表示部15の遮断要因名称表示領域1503には、「時間」と表示される。
次に、マイコン10が、ガス警報器21の作動が要因でガスの遮断を行い、遮断情報表示制御部103が、当該ガスの遮断要因となった事象に関する情報を表示部15に表示させる場合の動作について説明する。
マイコン10の検知部101は、警報器入出力制御部18を介して、ガス警報器21からガス漏れ警報信号を受信したかどうかを判断する。
検知部101は、ガス警報器21からガス漏れ警報信号を受信した場合、ガス供給が異常となる事象が発生していると判断する。
検知部101が、ガス供給が異常となる事象が発生していると判断すると、遮断弁制御部102は、遮断弁12を駆動させ、ガスの供給を遮断させる。そして、マイコン10は、ガス遮断通知を、遮断情報表示制御部103、および、警報出力制御部105に出力する。
警報出力制御部105は、外部装置2のガス警報器21に警報を出力させる。
遮断情報表示制御部103は、表示部15に当該ガス供給が遮断されたことを示す情報を表示させる。このとき、遮断情報表示制御部103の名称設定部1031は、ガス供給の遮断要因となった事象を示す遮断要因名称として、「警報」を設定し、遮断情報表示制御部103は、名称設定部1031が設定した遮断要因名称「警報」を、表示部15に表示させる。
図6は、この実施の形態1において、ガス警報器21の作動が要因でガスの遮断が行われた場合に、表示部15に表示される画面の一例を示す図である。
図6に示すように、表示部15の遮断要因名称表示領域1503には、「警報」と表示される。
次に、マイコン10が、感震器113の作動が要因でガスの遮断を行い、遮断情報表示制御部103が、当該ガスの遮断要因となった事象に関する情報を表示部15に表示させる場合の動作について説明する。
マイコン10の検知部101は、センサ部11の感震器113から震度情報を取得し、取得した震度情報に基づく震度が、予め設定された閾値(第四の閾値)以上の震度であるかどうかを判断する。
検知部101は、感震器113から取得した震度情報に基づく震度が、第四の閾値以上である場合、ガス供給が異常となる事象が発生していると判断する。
検知部101が、ガス供給が異常となる事象が発生していると判断すると、遮断弁制御部102は、遮断弁12を駆動させ、ガスの供給を遮断させる。そして、マイコン10は、ガス遮断通知を、遮断情報表示制御部103、および、警報出力制御部105に出力する。
警報出力制御部105は、外部装置2のガス警報器21に警報を出力させる。
遮断情報表示制御部103は、表示部15に当該ガス供給が遮断されたことを示す情報を表示させる。このとき、遮断情報表示制御部103の名称設定部1031は、ガス供給の遮断要因となった事象を示す遮断要因名称として、「感震」を設定し、遮断情報表示制御部103は、名称設定部1031が設定した遮断要因名称「感震」を、表示部15に表示させる。
図7は、この実施の形態1において、感震器113の作動が要因でガスの遮断が行われた場合に、表示部15に表示される画面の一例を示す図である。
図7に示すように、表示部15の遮断要因名称表示領域1503には、「感震」と表示される。
次に、マイコン10が、ガスの圧力の低下が要因でガスの遮断を行い、遮断情報表示制御部103が、当該ガスの遮断要因となった事象に関する情報を表示部15に表示させる場合の動作について説明する。
マイコン10の検知部101は、センサ部11の圧力センサ112からガスの圧力の検出情報を取得し、取得した情報に基づくガスの圧力が、予め設定された閾値(第五の閾値)以下であるかどうかを判断する。
検知部101は、圧力センサ112から取得したガスの圧力が、第五の閾値以下である場合、ガス供給が異常となる事象が発生していると判断する。
検知部101が、ガス供給が異常となる事象が発生していると判断すると、遮断弁制御部102は、遮断弁12を駆動させ、ガスの供給を遮断させる。そして、マイコン10は、ガス遮断通知を、遮断情報表示制御部103、および、警報出力制御部105に出力する。
警報出力制御部105は、外部装置2のガス警報器21に警報を出力させる。
遮断情報表示制御部103は、表示部15に当該ガス供給が遮断されたことを示す情報を表示させる。このとき、遮断情報表示制御部103の名称設定部1031は、ガス供給の遮断要因となった事象を示す遮断要因名称として、「圧力」を設定し、遮断情報表示制御部103は、名称設定部1031が設定した遮断要因名称「圧力」を、表示部15に表示させる。
図8は、この実施の形態1において、ガスの圧力の低下が要因でガスの遮断が行われた場合に、表示部15に表示される画面の一例を示す図である。
図8に示すように、表示部15の遮断要因名称表示領域1503には、「圧力」と表示される。
このように、マイコン10においてガス供給が異常となる事象が発生していると判断され、ガス供給が遮断されると、遮断情報表示制御部103は、ガス供給が遮断されたことを示す情報を表示させる。その際、遮断情報表示制御部103は、遮断要因名称を表示させるようにする。
ガス事業者またはガス使用者は、遮断要因名称を見れば、瞬時に、どのような事象が発生したことによりガスが遮断されたのかの遮断要因を把握することができる。
なお、以上の説明では、ガスが遮断される要因は、ガスの合計流量の増加、ガスの流量の増加、ガスの使用時間の増加、ガス警報器21の作動、感震器113の作動、および、ガスの圧力の低下の6パターンとして説明したが、これに限らず、マイコン10は、その他の事象の発生に基づき、ガスの供給が異常であること検知し、ガスを遮断させるようにしてもよい。どのような場合に、ガスを遮断させるようにするかは適宜設定可能である。ガスを遮断させる要因となる事象に対応付けて、遮断要因名称も定義しておく。
図9は、この発明の実施の形態1に係るガスメータ1において、ガス供給が異常となる事象が発生した場合に、当該事象を検知し、ガス供給が遮断されたことを示す情報を表示させるまでの流れの一例を示すフローチャートである。
マイコン10は、センサ部11の各種センサまたは外部装置2等から、供給されているガスの状態に関する各種情報を取得する(ステップST901)。
マイコン10の検知部101は、ステップST901で取得した各種情報に基づき、予め設定された条件による判定を行い、ガス供給が異常となる事象が発生しているかどうかを判断する(ステップST902)。予め設定された条件とは、上述した具体例における、ガス流量が予め設定された閾値(第一の閾値)を超えたかどうか、または、ガス流量の増加量と、ガス消費先の1つ以上の保有燃焼器具のうち、最大で燃焼している消費流量との差分が、予め設定された閾値(第二の閾値)を超えたかどうか等の条件である。
ステップST902において、ガス供給が異常となる事象が発生していないと判断した場合(ステップST902の“NO”の場合)、処理終了する。
ステップST902において、ガス供給が異常となる事象が発生していると判断した場合(ステップST902の“YES”の場合)、マイコン10の遮断弁制御部102は、遮断弁12を制御し、ガス供給を遮断させる(ステップST903)。そして、マイコン10は、ガス遮断通知を、遮断情報表示制御部103に出力する。
遮断情報表示制御部103は、ステップST903においてマイコン10から出力されたガス遮断通知を取得し、表示部15にガス供給が遮断されたことを示す情報を表示させる(ステップST904)。
以上のように、実施の形態1によれば、ガスメータ1において、供給されているガスの状態に関する情報に基づき、当該ガスの供給が異常となる事象が発生しているかどうかを検知する検知部101と、検知部101がガスの供給が異常となる事象が発生していると判断した場合に、ガスの供給を遮断させる遮断弁制御部102と、遮断弁制御部102がガスの供給を遮断させると、それ自体で、当該ガスの供給を遮断させる要因となった事象を特定可能な単語である遮断要因名称を表示させる遮断情報表示制御部103とを備えるように構成したので、遮断要因を把握できる形態で、当該遮断要因を報知することができる。そのため、ガス事業者またはガス使用者は、ガス供給が遮断された場合に、表示部15を見ただけで、瞬時に、どのような事象が発生したことによりガスが遮断されたのかの遮断要因を把握することができる。その結果、ガス事業者またはガス使用者の利便性が向上する。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
1 ガスメータ
2 外部装置
10 マイクロコンピュータ(マイコン)
11 センサ部
12 遮断弁
15 表示部
17 通信部
18 警報器入出力制御部
21 ガス警報器
22 通信網制御装置(NCU)
23 外部機器
101 検知部
102 遮断弁制御部
103 遮断情報表示制御部
104 表示制御部
105 警報出力制御部
111 流量センサ
112 圧力センサ
113 感震器
1031 名称設定部
1501 遮断理由表示領域
1502 遮断弁作動状況表示領域
1503 遮断要因名称表示領域
1504 積算表示領域

Claims (6)

  1. 供給されているガスの状態に関する情報に基づき、当該ガスの供給が異常となる事象が発生しているかどうかを検知する検知部と、
    前記検知部が前記ガスの供給が異常となる事象が発生していると判断した場合に、前記ガスの供給を遮断させる遮断弁制御部と、
    前記遮断弁制御部が前記ガスの供給を遮断させると、それ自体で、当該ガスの供給を遮断させる要因となった事象を特定可能な単語である遮断要因名称を表示させる遮断情報表示制御部
    とを備えたガスメータ。
  2. 前記遮断要因名称は、
    前記ガスの供給を遮断させる要因となった事象そのものを示す単語である
    ことを特徴とする請求項1記載のガスメータ。
  3. 前記遮断要因名称は、
    前記ガスの供給を遮断させる要因となった事象そのものを示す単語の一部である
    ことを特徴とする請求項1記載のガスメータ。
  4. 前記遮断要因名称は、
    前記ガスの供給を遮断させる要因となった事象を示す文章を簡略化して示した単語である
    ことを特徴とする請求項1記載のガスメータ。
  5. 前記遮断弁制御部が前記ガスの供給を遮断させると、警報を出力させる警報出力制御部をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載のガスメータ。
  6. 検知部が、供給されているガスの状態に関する情報に基づき、当該ガスの供給が異常となる事象が発生しているかどうかを検知するステップと、
    遮断弁制御部が、前記検知部が前記ガスの供給が異常となる事象が発生していると判断した場合に、前記ガスの供給を遮断させるステップと、
    前記遮断弁制御部が前記ガスの供給を遮断させると、それ自体で、当該ガスの供給を遮断させる要因となった事象を特定可能な単語である遮断要因名称を表示させるステップ
    とを備えたガスメータによるガス遮断報知方法。
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