JP2018146402A - 車両用表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】見栄えが良好な車両用表示装置を提供する。【解決手段】車両用表示装置は、照射光を供給する照射光供給部と、透光性材料により形成され、照射光供給部から照明されることにより、視認側へ向けて発光する発光リング部材50と、基端側を発光リング部材50に隣接すると共に、発光リング部材50よりも視認側に延伸して設けられ、側方を向く内側壁面62を有する立壁部61と、を備える。発光リング部材50は、内側壁面62の基端側と隣接しつつ視認側に露出する隣接露出部51と、照射光供給部側の当接表面56から視認側に凹む凹部57と、を有する。凹部57は、当接表面56側から凹部57の凹底部57aに向かって傾斜する傾斜面58,59を有する。傾斜面58,59は、隣接露出部51のうち内側壁面62とは離れる方向に照射光を屈折する屈折部分を形成している。【選択図】図4

Description

本開示は、車両に搭載される車両用表示装置に関する。
従来、車両に搭載される車両用表示装置が知られている。特許文献1に開示の装置は、発光ユニット、導光板、表示板、及び見返し板部を有している。発光ユニット(照射光供給部)は、照射光を供給する。一体的に配置された導光板及び表示板(発光部)は、透光性材料により形成され、発光ユニットから照明されることにより、視認側へ向けて発光するようになっている。見返し板部(立壁部)は、基端側を発光部に隣接するすると共に、発光部よりも視認側に延伸して設けられ、側方を向く暗色の見返し面(側壁面)を有している。
視認側へ向けて発光する導光板及び表示板は、見返し面の基端側と隣接しつつ視認側に露出する外周リング部(隣接露出部)を有している。一方、導光板及び表示板の発光ユニット側の表面には、凹部は形成されていない。
特開2017−3515号公報
特許文献1では、外周リング部から発光した光により、当該外周リング部に隣接する見返し板部が明るく照明されてしまう。このため、見返し板部が明るく視認され、発光する表示板と立壁部との輝度コントラストが低下してしまう。この結果、車両用表示装置の見栄えが十分でない場合があった。
本発明は、以上説明した問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、見栄えが良好な車両用表示装置を提供することにある。
開示される発明のひとつは、車両に搭載される車両用表示装置であって、
照射光を供給する照射光供給部(40)と、
透光性材料により形成され、照射光供給部から照明されることにより、視認側へ向けて発光する発光部(50)と、
基端側を発光部に隣接すると共に、発光部よりも視認側に延伸して設けられ、側方を向く側壁面(62)を有する立壁部(61)と、を備え、
発光部は、
側壁面の基端側と隣接しつつ視認側に露出する隣接露出部(51)と、
照射光供給部側の表面(56)から視認側に凹む凹部(57)と、を有し、
凹部は、表面側から凹部の凹底部(57a)に向かって傾斜する傾斜面(58,59)を有し、
傾斜面は、隣接露出部のうち側壁面とは離れる方向に照射光を屈折する屈折部分を形成している。
このような発明によると、照射光供給部の照射光が、透光性材料により形成された発光部を照明する。ここで、発光部において、照射光供給部側の表面から視認側に凹む凹部が設けられている。こうした凹部の凹底部に、照射光は入射し得る。
凹部は、表面側から凹底部に向かって傾斜する傾斜面を有している。凹部への照射光は、傾斜面の屈折部分に入射すると、当該傾斜面の傾斜方向に合わせて屈折される。こうした屈折により、照明光は、隣接露出部のうち側壁面とは離れる方向に方向転換される。故に、隣接露出部のうち側壁面近傍へ照射光が到達し難くなる。したがって、隣接露出部のうち側壁面近傍からの発光量が抑制されるため、隣接露出部が立壁部における側壁面と隣接していても、立壁部の特に側壁面が明るく照明されてしまう事態は抑制される。以上により、発光部と立壁部の特に側壁面との輝度コントラストを高めることができ、見栄えが良好な車両用表示装置を提供することができる。
なお、括弧内の符号は、記載内容の理解を容易にすべく、後述する実施形態において対応する構成を例示するものに留まり、発明の内容を限定することを意図したものではない。
一実施形態における車両用表示装置において、立壁部よりも内周側を部分的に示す正面図である。 図1のII−II線断面図である。 図1のIII−III線断面図である。 図2のIV部を拡大して示す図である。 変形例1における図1に対応する図である。 変形例1における図4に対応する図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、本発明の一実施形態による車両用表示装置100は、車両に搭載され、当該装置100を視認する乗員が着座する座席と対向するインストルメントパネルに設置されている。車両用表示装置100は、乗員が位置することとなる視認側へ向けて車両の情報を表示可能となっている。本実施形態において、視認側とは反対側を背面側とする。
このような車両用表示装置100は、図2〜3にも示すように、ケース部10、実装基板20、指針部30、照射光供給部40、発光リング部材50、プレートウインド部材60、及び透光板70等により構成されている。
ケース部10は、背面側ケース部品11及び視認側ケース部品12を組み合わせて形成されている。背面側ケース部品11は、例えば合成樹脂により遮光性に形成されており、実装基板20を背面側から覆っている。視認側ケース部品12は、例えば合成樹脂により遮光性に形成されており、背面側ケース部品11よりも視認側に配置されている。視認側ケース部品12は、実装基板20を外周側から囲むと共に、実装基板20より視認側に配置されている照射光供給部40を収容及び保持している。また視認側ケース部品12は、外周側において、透光板70又はプレートウインド部材60と結合される結合部13を貫通穴状に有している。
実装基板20は、例えば合成樹脂により平板状に形成されている。実装基板20には、指針部30を駆動するためのステッピングモータ31、指針部30を照明するための発光素子41、照射光供給部40の発光素子33等が実装及び保持されている。
指針部30は、ステッピングモータ31、指針32、及び発光素子33を有している。ステッピングモータ31は、実装基板20の背面側に保持されている。指針32は、視認側ケース部品12において中空筒状に形成された指針軸挿通筒部14内において、ステッピングモータ31の回転軸31aと連結される連結部32aを有すると共に、後述する表示板45の貫通穴を通して当該表示板45よりも視認側に針状部32bを有している。指針32は、ステッピングモータ31の出力に応じてその指針軸AXを回転中心として回動するようになっており、回動位置(目盛の指示位置)に応じて車両の情報を表示することが可能となっている。
車両の情報としては、車両の速度、エンジン回転数、燃料残量、バッテリ残量、エンジン冷却水の水温、あるいは車両を駆動する電動モータの電流値等を採用することが可能である。特に本実施形態において、説明に用いた指針32では、エンジン回転数が表示されるようになっている。
なお、指針軸挿通筒部14の背面側端部は、実装基板20と隙間少なく配置されており、実装基板20において指針軸挿通筒部14に囲まれた箇所には、発光素子33が配置されている。発光素子33が発光することで、指針32の針状部32bが照明されるようになっている。
また、視認側ケース部品12において、中空筒状に形成された複数の導光筒部15が設けられている。各導光筒部15の背面側端部は、実装基板20と隙間少なく配置されており、背面側端部から視認側端部に向かうに従って、各導光筒部15の径が漸次大きくなっている。各導光筒部15の視認側端部は実質同じ高さに設けられており、視認側ケース部品12において、各導光筒部15の視認側端部と接続された接続板部16が設けられている。接続板部16は、実装基板20及び表示板45に対して実質平行に配置された平板状を呈しており、実装基板20を視認側から覆っている。
照射光供給部40は、複数の発光素子41、導光部材43、及び表示板45を有している。各発光素子41は、導光筒部15に個別に対応している光源である。各発光素子41は、実装基板20において、対応する導光筒部15に囲まれた箇所に1つずつ配置されている。本実施形態の各発光素子41には、発光ダイオード素子が採用されており、各発光素子41は、実装基板20上の配線パターンを通じて電源と接続されることで、視認側へ向けて照射光を発光するようになっている。なお、各発光素子41は、単色に発光する発光素子であってもよく、色の切り替えが可能なマルチカラーの発光素子であってもよい。また本実施形態では、指針部30の発光素子33にも発光素子41と同様の発光ダイオード素子が採用されている。
導光部材43は、例えばアクリル樹脂ないしはポリカーボネイト樹脂等の合成樹脂により、透過率の高い透光性に形成されており、実装基板20と表示板45との間に配置されている。導光部材43は、導出部43a及び複数の導入部43bを一体的に形成している。導出部43aは、上述の接続板部16と表示板45とに挟まれて、当該接続板部16に沿った平板状に形成されている。各導入部43bは、各導光筒部15に対応して設けられている。各導入部43bは、導光筒部15の形状に合わせて、導出部43aから背面側に突出する円錐台状を呈している。これにより、各導入部43bは、対応する導光筒部15の内部空間の大半を占有している。
各導入部43bにおいて、発光素子41と対向する導入面43cは、視認側に凹む凹面状に形成されている。発光素子41から発せられた照射光は、導入面43cから導光部材43のうち導入部43bの媒質内部に導入される。内部に導入された照明光は、導入部43bの表面にて反射されながら、導入部43bの内部を導出部43aまで導光されるようになっている。また、導入部43bの表面にて導光部材43の外部に射出されてしまった照明光も、導光筒部15の鏡面状の内壁面15aに反射されることで、再び導入部43bの内部に戻される。
導入部43bから導出部43aへと導光された照明光は、導出部43aの媒質内部にて、背面側の表面に反射されながら、導出部43aの略全域に行き渡る。そして、導出部43aの視認側の表面から表示板45へ向けて射出される。
表示板45は、一般的に文字板とも呼ばれている板部材であり、視認側ケース部品12の開口部を視認側から覆い、当該視認側ケース部品12によって保持されている。表示板45は、例えば透光性を有する合成樹脂からなる透光基材の視認側の表面に、半透光性又は遮光性の印刷が部分的に施されて形成されている。なお、印刷に代えて、塗装が施されていてもよい。本実施形態の表示板45は、指針軸AXを中心とした円板状に形成されている。
表示板45において、視認側に露出する領域の多くは、遮光性の印刷が施されていることで、照射光を遮光する遮光領域45aとなっている。表示板45において視認側に露出する領域のうち一部は、半透光性の印刷又は透光基材の露出により、照射光を透過する透光領域45bとなっている。この透光領域45bが目盛46a又は文字46bの輪郭をなすことで、指針32に指示される指標46が形成されている。指標46は、指針軸AXを中心とした部分円環状に配置されている。特に本実施形態において指標46のうち目盛46aは、発光リング部材50の内周側に隣接して設けられている。
発光リング部材50は、例えばアクリル樹脂ないしはポリカーボネイト樹脂等の合成樹脂により、透過率の高い透光性に形成されている。発光リング部材50は、表示板45の視認側の表面と当接して、当該表示板45よりも視認側に突出すると共に、指針32を囲み、指針軸AXを中心とした円環状を呈している。本実施形態では、表示板45のうち、発光リング部材50と対向する領域は、透光基材の露出より、透光領域45bに設定されている。したがって、各発光素子41から導光部材43を経た照射光が透光領域45bを透過して、発光リング部材50に入射するようになっている。このようにして、照射光供給部40が供給する照射光によって、発光リング部材50が照明されることにより、発光リング部材50は、視認側へ向けて発光するようになっている。
プレートウインド部材60は、例えば合成樹脂により遮光性の暗色(特に本実施形態では黒色)に形成され、全体としては、中空筒状を呈している。プレートウインド部材60は、立壁部61、張出部65、及び結合部66等を一体的に有している。
立壁部61は、両端が開口する中空筒状かつ立壁状に形成されている。立壁部61において、内周側の側方を向く内側壁面62は、基端側を発光リング部材50に隣接すると共に、発光リング部材50よりも視認側に延伸して設けられている。特に本実施形態では、立壁部61の基端部61bが発光リング部材50の視認側表面のうち、径方向の中央部分50aと当接している。
特に本実施形態の内側壁面62の延伸寸法は、車両上方において最も小さく設定され、車両下方に向かうに従って漸次大きくなるように設定されている。こうした寸法設定により、車両用表示装置100の奥行感及び立体感が演出されている。
立壁部61及び内側壁面62は、視認側へ向かうに従って外周側に拡がるように、表示板45に対して傾斜している。こうした傾斜により、立壁部61において内側壁面62とは反対側の外側壁面63は、乗員からは視認されないようになっている。
張出部65は、立壁部61から外周側に張り出して形成されている。張出部65は、視認側ケース部品12の枠端部17と透光板70の外周部71との間に挟まれている。こうした張出部65の挟持により、プレートウインド部材60の位置ずれが抑制される。
結合部66は、張出部65から背面側に突出する係合爪66aが視認側ケース部品12の結合部13と係合することにより、当該結合部13と結合されている。
透光板70は、例えばアクリル樹脂ないしはポリカーボネイト樹脂等の合成樹脂により、透過率の高い透光性に形成された曲板状を呈しており、車両用表示装置100において最も視認側に配置されている。透光板70の外周部71は、上述のようにプレートウインド部材60の張出部65を挟持している。さらに透光板70の外周側には、結合部72が設けられている。結合部72は、外周部71から背面側に突出する係合爪72aが視認側ケース部品12の結合部13と係合することにより、当該結合部13と結合されている。
こうした車両用表示装置100において、発光リング部材50の構成を、図4を用いつつ、より詳細に説明する。
発光リング部材50は、内側壁面62の基端側と隣接しつつ、視認側に露出する隣接露出部51を有している。本実施形態では、発光リング部材50において、立壁部61の基端部61bに対して外周側は、上述の張出部65に視認側から完全に覆われており、露出していない。一方で、発光リング部材50において、立壁部61の基端部61bに対して内周側は、視認側に露出することで隣接露出部51を構成している。
隣接露出部51は、平行露出面52及び傾斜露出面53,54を有している。平行露出面52は、視認側を向くことで露出し、表示板45の延設方向に沿って、当該表示板45と略平行に沿設されるように形成されている。平行露出面52は、隣接露出部51のうち最も外周側に配置されることで、内側壁面62と鈍角をなして接している。平行露出面52は、発光リング部材50の全周に亘って実質等しい幅の円環状に形成されている。
傾斜露出面53,54は、視認側に露出している。傾斜露出面53,54は、平行露出面52よりも内側壁面62が向いている方向(すなわち内周側の側方)に立壁部61から遠ざかる位置、すなわち平行露出面52よりも内周側に配置されている。傾斜露出面53,54は、内周側に向かう程、表示板45側に傾斜している。
より詳細に、本実施形態では、傾斜露出面として、外周側傾斜露出面53及び内周側傾斜露出面54が設けられている。
外周側傾斜露出面53は、内周側傾斜露出面54よりも外周側に配置されることで、平行露出面52とは鈍角をなして接している。外周側傾斜露出面53は、発光リング部材50の全周に亘って実質等しい幅の円環状に形成されている。
内周側傾斜露出面54は、隣接露出部51のうち最も内周側に配置されることで、外周側傾斜露出面53とは鈍角をなして接している。内周側傾斜露出面54は、発光リング部材50の全周に亘って実質等しい幅の円環状に形成されている。表示板45の延設方向に対する内周側傾斜露出面54の傾斜角は、表示板の延設方向に対する外周側傾斜露出面53の傾斜角よりも大きく設定されている。そして、内周側傾斜露出面54の内周側端部は、表示板45と接している。
また、発光リング部材50は、背面側(すなわち照射光供給部40側)において、表示板45と当接する平面状の当接表面56を有している。そして、発光リング部材は、当該当接表面56から視認側に凹む凹部57を有している。
凹部57は、当接表面56側から凹部57の凹底部57aに向かって傾斜する傾斜面58,59を有している。具体的に本実施形態では、傾斜面として、外周側傾斜面58及び内周側傾斜面59が設けられている。
外周側傾斜面58は、内周側傾斜面59よりも外周側に設けられ、外周側から内周側へ向かう程、表示板45から遠ざかるように傾斜している。外周側傾斜面58は、発光リング部材50の全周に亘って実質等しい幅の円環状に形成されている。外周側傾斜面58は、表示板45の延設方向に対して、45度以下の傾斜角をなしている。
内周側傾斜面59は、外周側傾斜面58よりも内周側に設けられ、内周側から外周側へ向かう程、表示板から遠ざかるように傾斜している、内周側傾斜面59は、発光リング部材50の全周に亘って実質等しい幅の円環状に形成されている。内周側傾斜面59は、表示板45の延設方向に対して、45度以下の傾斜角をなしている。
このような外周側傾斜面58及び内周側傾斜面59により、凹部57の凹底部57aは、径方向断面において、V字状をなしている。凹底部57aは、隣接露出部51(特に平行露出面52)と重なって配置されている。より詳細に、凹底部57aにおいて、最も凹み寸法が大きな外周側傾斜面58と内周側傾斜面59との接続部分57bは、表示板45及び平行露出面52と実質垂直な方向において、平行露出面52が存在する範囲CRと重なるように配置されている。
表示板45を透過して発光リング部材50に入射する照射光供給部40からの照射光は、主に表示板45に対して垂直な方向に進む。ここで、内周側傾斜面59よりも内周側の当接表面56に入射する照射光の一部は、内周側傾斜露出面54に反射された後、さらに外周側傾斜露出面53に反射されて、内側壁面62よりも外周側へ進むようになっている。内周側傾斜面59よりも内周側の当接表面56に入射する照射光の他の一部は、外周側傾斜露出面53を屈折して視認側へ射出される。
凹部57のうち内周側傾斜面59に入射する照射光の一部は、隣接露出部51のうち内側壁面62とは離れる方向(すなわち内周側)に屈折された後、外周側傾斜露出面53を屈折して視認側へ射出される。内周側傾斜面59により屈折された照射光に対して、外周側傾斜露出面53への入射角が45度以下となるように、外周側傾斜露出面53の傾斜角は設定されている。そして、外周側傾斜露出面53での屈折においては、内側壁面62とは離れる方向に屈折された照射光の方向が表示板45に対する垂直方向に若干戻される。
凹部57のうち外周側傾斜面58に入射する照射光の一部は、隣接露出部51のうち内側壁面62とは離れる方向(すなわち外周側)に屈折された後、立壁部61の基端部61b及び張出部65により、発光リング部材50の視認側への射出が遮られる。こうして基端部61b及び張出部65は、遮光部として機能している。
このようにして、外周側傾斜面58及び内周側傾斜面59により、特に内側壁面62に接する平行露出面52が存在する範囲CRからの照射光の射出は、抑制されている。平行露出面52からの照射光の射出が抑制されていることにより、内側壁面62に照射光が到達し難くなり、暗色の内側壁面62の質感が際立って視認されるのである。
(作用効果)
以上説明した本実施形態の作用効果を以下に説明する。
本実施形態によると、照射光供給部40の照射光が、透光性材料により形成された発光部としての発光リング部材50を照明する。ここで、発光リング部材50において、照射光供給部40側の当接表面56から視認側に凹む凹部57が設けられている。こうした凹部57の凹底部57aに、照射光は入射し得る。
凹部57は、当接表面56側から凹底部57aに向かって傾斜する傾斜面58,59を有している。凹部57への照射光は、傾斜面58,59の屈折部分に入射すると、当該傾斜面58,59の傾斜方向に合わせて屈折される。こうした屈折により、照明光は、隣接露出部51のうち側壁面としての内側壁面62とは離れる方向に方向転換される。故に、隣接露出部51のうち内側壁面62近傍へ照射光が到達し難くなる。したがって、隣接露出部51のうち内側壁面62近傍からの発光量が抑制されるため、隣接露出部51が立壁部61における内側壁面62と隣接していても、立壁部61の特に内側壁面62が明るく照明されてしまう事態は抑制される。以上により、発光リング部材50と立壁部61の特に内側壁面62との輝度コントラストを高めることができ、見栄えが良好な車両用表示装置100を提供することができる。
また、本実施形態によると、発光リング部材50は、板部材としての表示板45よりも視認側に配置された透光性部材である。こうした表示板45の透光領域45bを透過した照射光により、発光リング部材50が当該表示板45よりも視認側において発光するので、当該発光リング部材50が浮かび上がったような照明効果を得ることができ、見栄えを向上させることができる。
また、本実施形態によると、傾斜面58,59は、表示板45の延設方向に対して、45度以下の傾斜角をなしている。このような傾斜角の設定では、表示板45の延設方向に対して交差して透光領域45bを透過した照射光の多くが傾斜面58,59にて反射されてしまうことを抑制できる。このため、例えば傾斜面59が照射光を効率良く屈折させて、発光リング部材50の視認側に誘導することができるので、発光リング部材50の発光輝度が高まり、見栄えを向上させることができる。
また、本実施形態によると、発光リング部材50の傾斜露出面53,54は、平行露出面52よりも内側壁面62が向いている方向に立壁部61から遠ざかる位置に配置され、内側壁面62が向いている方向に向かう程、当接表面56側に傾斜しつつ視認側に露出する。傾斜面58,59での屈折によって内側壁面62とは離れる方向に屈折した照射光を、傾斜露出面53,54が再び屈折することで、当該光の角度を調整して視認者に視認させることが可能となる。また、傾斜露出面53,54が傾斜していることで、発光リング部材50の立体感が強調され、見栄えを向上させることができる。
また、本実施形態によると、凹底部57aは、平行露出面52と重なって配置されている。これによれば、照射光が凹底部57aの屈折部分により屈折されることにより、平行露出面52に照射光が到達し難くなり、立壁部61の特に内側壁面62が明るく照明されてしまう事態を、より一層抑制することができる。
また、本実施形態によると、外周側傾斜面58により屈折された照射光の視認側への射出を遮る遮光部として機能する基端部61b及び張出部65が設けられている。こうした基端部61b及び張出部65により、立壁部61の内側壁面62とは反対側から照射光が漏光することが抑制されるので、見栄えを向上させることができる。
また、本実施形態によると、発光リング部材50は、指針32を囲む環状に形成され、立壁部61は、発光リング部材50に隣接するように、両端が開口する筒状に形成されている。このようにすると、筒状の立壁部61が指針32の奥行き感を強調しつつ、輝度コントラストを対比させた発光リング部材50と立壁部61により指針32による表示が縁取られるので、車両用表示装置100の見栄えは、一層良好なものとなる。
(他の実施形態)
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、当該実施形態に限定して解釈されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用することができる。
具体的に変形例1としては、発光リング部材50が、指標46としての目盛を有していてもよい。図5,6の例では、発光リング部材50において外周側傾斜露出面53の幅を、目盛が必要な位置において部分的に大きくすることにより、内周側に張り出した張出目盛50bを形成している。
変形例2としては、表示板45のうち、発光リング部材50と対向する領域の一部が、遮光領域45aに設定されていてもよい。発光リング部材50と対向する領域のうち、当接表面56と当接する領域を遮光領域45aに設定し、凹部57と向かい合う領域を透光領域45bに設定することにより、照射光供給部40からの照射光を確実に凹部57に入射させることができるので、傾斜面58,59での屈折効果が確実に発揮され、内側壁面62に照射光がより到達し難くなる。
変形例3としては、隣接露出部51において、2つの傾斜露出面53,54が設けられていなくてもよく、1つ又は3つ以上の傾斜露出面が設けられていてもよい。
変形例4としては、隣接露出部51において、内側壁面62と接する面は、平行露出面52でなく、傾斜した面であってもよい。
変形例5としては、凹部57は、傾斜面として、2つの傾斜面58,59を有していなくてもよい。例えば、凹部57は、内周側傾斜面59に相当する1つの傾斜面と、表示板45に実質垂直な壁面により構成されていてもよい。
変形例6としては、立壁部61は、内側壁面62の基端側を発光リング部材50に隣接させているものであれば、発光リング部材50と当接していなくてもよい。例えば、立壁部61の基端部61bと発光リング部材50の中央部分50aとの間に隙間が少し設けられていてもよい。
変形例7としては、視認側へ向けて発光する発光部として、発光リング部材50に代えて、直線棒状の発光部、板状の発光部等が採用されてもよい。
100 車両用表示装置、40 照射光供給部、50 発光リング部材(発光部)、51 隣接露出部、56 当接表面、57 凹部、58,59 傾斜面、61 立壁部、62 内側壁面(側壁面)

Claims (7)

  1. 車両に搭載される車両用表示装置であって、
    照射光を供給する照射光供給部(40)と、
    透光性材料により形成され、前記照射光供給部から照明されることにより、視認側へ向けて発光する発光部(50)と、
    基端側を前記発光部に隣接すると共に、前記発光部よりも視認側に延伸して設けられ、側方を向く側壁面(62)を有する立壁部(61)と、を備え、
    前記発光部は、
    前記側壁面の基端側と隣接しつつ視認側に露出する隣接露出部(51)と、
    前記照射光供給部側の表面(56)から視認側に凹む凹部(57)と、を有し、
    前記凹部は、前記表面側から前記凹部の凹底部(57a)に向かって傾斜する傾斜面(58,59)を有し、
    前記傾斜面は、前記隣接露出部のうち前記側壁面とは離れる方向に前記照射光を屈折する屈折部分を形成している車両用表示装置。
  2. 前記照射光供給部は、
    前記照射光を発光する光源(41)と、
    前記光源からの前記照射光を透過する透光領域を有する板部材(45)と、を有し、
    前記発光部は、前記板部材よりも視認側に配置された透光性部材である請求項1に記載の車両用表示装置。
  3. 前記傾斜面は、前記板部材の延設方向に対して、45度以下の傾斜角をなしている請求項2に記載の車両用表示装置。
  4. 前記隣接露出部は、
    前記板部材の延設方向に沿って形成された平行露出面(52)と、
    前記平行露出面よりも前記側壁面が向いている方向に立壁部から遠ざかる位置に配置され、前記側壁面が向いている方向に向かう程、前記表面側に傾斜しつつ視認側に露出する傾斜露出面(53,54)と、を有する請求項2又は3に記載の車両用表示装置。
  5. 前記凹底部は、前記平行露出面と重なって配置される請求項4に記載の車両用表示装置。
  6. 前記傾斜面により屈折された前記照射光の視認側への射出を遮る遮光部(61b,65)を、さらに備える請求項1から5のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
  7. 回動する指針(32)を、さらに備え、
    前記発光部は、前記指針を囲む環状に形成され、
    前記立壁部は、前記発光部に隣接するように、両端が開口する筒状に形成されている請求項1から6のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
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