JP2018146394A - センサ状態模擬装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】特定のセンサ制御装置にのみ対応した専用の構成ではなく、複数のセンサ制御装置に対応した構成のセンサ状態模擬装置を提供する。
【解決手段】センサ状態模擬装置11は、車両制御装置31およびセンサ41に接続されて、センサ41の状態を模擬する模擬信号を車両制御装置31に対して送信する。実センサ制御部13は、センサ素子41aにパルス信号Sp(第1信号Sp1)を入力し、パルス信号Spに対する応答信号であってセンサ素子41aの電圧変化量ΔVrを検出する。
模擬状態制御部17は、対応関係情報に基づいて、電圧変化量ΔVaが表すセンサ素子41aの抵抗値(インピーダンス)に対応する電圧変化量ΔVbを演算する。模擬センサ制御部15は、模擬信号として電圧変化量ΔVr(=ΔVb)を示す信号を車両制御装置31に送信する。
【選択図】図1

Description

本開示は、センサ制御装置に対して模擬信号を送信するセンサ状態模擬装置に関する。
センサ素子の状態を検出するセンサ制御装置に対して模擬信号を送信するセンサ状態模擬装置が知られている(特許文献1)。
センサ制御装置は、センサ素子を制御する機能に加えて、センサ素子の劣化判定を行う機能(OBD機能)を有するものがある。OBD機能を有するセンサ制御装置は、例えば、センサ素子に状態検出信号を入力し、状態検出信号に対する応答信号であってセンサ素子のインピーダンスを表す状態応答信号を検出するように構成されている。
なお、センサ制御装置は、例えば、状態検出信号として電流値およびパルス幅が予め定められたパルス信号をセンサ素子に入力し、状態検出信号に対する応答信号としてセンサ素子に生じる電圧変化量を検出する構成を採ることができる。センサ制御装置は、その電圧変化量およびパルス信号の電流値に基づいてセンサ素子のインピーダンスを検出することができる。
そして、センサ状態模擬装置は、センサ制御装置およびセンサ素子のそれぞれに接続された状態において、センサ素子から検出した実際のセンサ状態を基本状態として利用しつつ、ある特定時期には劣化状態を模擬した模擬信号を生成し、模擬信号を状態応答信号としてセンサ制御装置に対して出力する。このようにして模擬信号をセンサ制御装置に送信することで、劣化状態のセンサ素子を実際に準備することなく、劣化状態のセンサ素子に対するセンサ制御装置の制御状態が適切であるか否かを試験することができる。
特開2004−093400号
しかしながら、センサ素子に送信する状態検出信号がセンサ制御装置の種類によって異なる場合には、センサ素子の状態が同一であっても、状態検出信号に対する状態応答信号が異なるものとなるため、センサ制御装置の種類毎に専用のセンサ状態模擬装置を作製する必要があるという問題がある。
つまり、センサ素子の状態(例えば、温度、インピーダンスなど)が同一であっても、状態検出信号の形式が異なる(例えば、電流値、パルス幅などが異なる)場合には、状態応答信号(例えば、検出されるセンサ素子の電圧変化量など)が異なる値となり、インピーダンスの検出値が異なる値となることがある。例えば、図2に示すように、温度が同一のセンサ素子であっても、パルス幅がTaである第1信号Sp1では電圧変化量ΔVr(パルス信号終了時の検出電圧値)がΔVaとなり、パルス幅がTaよりも長いTb(Ta<Tb)である第2信号Sp2では電圧変化量ΔVr(パルス信号終了時の検出電圧値)がΔVaよりも大きいΔVbとなる。
このため、センサ状態模擬装置は、センサ制御装置が出力する状態検出信号と同じ種類の仮検出信号を出力するように、センサ制御装置の種類に応じた専用の装置として構成する必要がある。
本開示は、特定のセンサ制御装置にのみ対応した専用の構成ではなく、複数のセンサ制御装置に対応した構成のセンサ状態模擬装置を提供することを目的とする。
本開示の一態様は、センサ素子の状態を検出するセンサ制御装置に対して模擬信号を送信するセンサ状態模擬装置であって、仮インピーダンス検出部と、模擬インピーダンス演算部と、模擬信号送信部と、を備える。
センサ制御装置は、センサ素子に状態検出信号を入力し、状態検出信号に対する応答信号であってセンサ素子のインピーダンスを表す状態応答信号を検出するように構成されている。なお、ここでの「状態応答信号」とは、センサ素子のインピーダンスそのものを表す信号に限られることはなく、センサ素子のインピーダンスに応じて値が変化する状態量(例えば、電圧値、電流値など)を表す信号を含む概念である。
仮インピーダンス検出部は、センサ素子に仮検出信号を入力し、仮検出信号に対する応答信号であってセンサ素子のインピーダンスを表す仮応答信号を検出するように構成されている。模擬インピーダンス演算部は、仮応答信号が表すインピーダンスに対応する状態応答信号である模擬インピーダンス信号を演算するように構成されている。模擬信号送信部は、模擬信号として模擬インピーダンス信号をセンサ制御装置に送信するように構成されている。
このセンサ状態模擬装置は、状態検出信号とは異なる仮検出信号を仮インピーダンス検出部が出力する構成であっても、模擬インピーダンス演算部を備えることで、センサ制御装置の種類に応じた状態応答信号としての適切な模擬インピーダンス信号(模擬信号)を送信できる。
つまり、このセンサ状態模擬装置は、仮インピーダンス検出部が一種類の仮検出信号のみを出力する構成であっても、模擬インピーダンス演算部を備えることで、複数種類のセンサ制御装置に対応した模擬信号を出力できる。
よって、このセンサ状態模擬装置は、複数種類のセンサ制御装置に対応した適切な模擬信号を送信できるため、特定のセンサ制御装置にのみ対応した専用の構成ではなく、複数のセンサ制御装置に対応した構成を実現できる。これにより、このセンサ状態模擬装置は、複数種類のセンサ制御装置に対応した汎用性の高い装置となる。
なお、一種類の仮検出信号のみを出力する構成の仮インピーダンス検出部は、例えば、アナログ回路、ASIC(特定用途向け集積回路)などを用いて構成してもよい。また、状態検出信号は、例えば、パルス信号で構成される場合には、信号出力時間(パルス幅)、信号出力周期、印加電圧、通電電流などが任意に設定されることで、異なる種類の信号となるものであってもよい。
次に、本開示のセンサ状態模擬装置においては、模擬インピーダンス演算部は、同一のセンサ素子の状態に対する仮応答信号と模擬インピーダンス信号との対応関係を示す対応関係情報であって、複数の模擬インピーダンス信号に対応した複数の対応関係情報を予め記憶しており、複数の対応関係情報のうち模擬信号の送信先となるセンサ制御装置の種類に対応した対応関係情報に基づいて模擬インピーダンス信号を演算するように構成されていてもよい。
これにより、模擬信号の送信先となるセンサ制御装置が変更された場合にも、センサ制御装置の種類に応じた模擬信号を送信できる。
センサ制御装置の種類を判定する方法としては、例えば、センサ状態模擬装置に接続されるコネクタの空きピンを利用して判定する方法や、センサ状態模擬装置に設けられた入力装置(タッチパネルモニタ、キーボードなど)からの入力情報を用いて判定する方法などが挙げられる。
なお、対応関係情報は、例えば、予め定められたマップあるいは演算式などを用いて実現できる。
センサおよび車両制御装置に接続されたセンサ状態模擬装置の概略構成を表す説明図である。 異なる種類の状態検出信号に対するそれぞれの電圧変化量ΔVrを表した説明図である。 素子温度とパルス信号終了時の電圧変化量ΔVrとの対応関係の一例を示す説明図である。 模擬制御RpvsとECU制御Rpvsとの対応関係を表す対応関係情報の一例を示す説明図である。 状態検出信号の種類を示す説明図である。
以下、本開示が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
尚、本開示は、以下の実施形態に何ら限定されるものではなく、本開示の技術的範囲に属する限り種々の形態を採り得ることはいうまでもない。
[1.第1実施形態]
[1−1.全体構成]
第1実施形態として、センサ41の状態を模擬するセンサ状態模擬装置11について説明する。
図1に示すように、センサ状態模擬装置11は、車両制御装置31(車両ECU31)に接続されて、車両制御装置31に対して模擬信号を送信する。この模擬信号は、センサ41の状態を模擬する信号である。また、センサ状態模擬装置11は、センサ41に接続されて、センサ41を制御するとともにセンサ41の状態を検出する。つまり、センサ状態模擬装置11は、センサ41と車両制御装置31との間に配置され、センサ41および車両制御装置31の構成はそのままでセンサ41の状態を直接模擬することができるインターフェースである。
センサ41は、内燃機関を備える車両に搭載されて、車両における各種の状態量(排気ガス中の特定ガス濃度、温度など)を検出するように構成されている。センサ41は、センサ素子41aと、ヒータ41bと、を備える。センサ素子41aは、ヒータ41bによる加熱されて活性化状態になることで、各種の状態量を検出することができる。
センサ41は、通常使用時には、車両制御装置31に接続されて車両制御装置31に制御されることで、各種の状態量を検出する。センサ41の例としては、酸素ポンピングセルと酸素濃淡電池セルとを有するセンサが挙げられる。具体的には、酸素センサ(全領域空燃比センサ)、NOxセンサなどのガスセンサである。このようなガスセンサは、被測定ガス(排気ガスなど)中の特定ガス濃度(酸素濃度、NOx濃度など)を検出する用途に用いられる。
車両制御装置31は、内燃機関を備える車両の各部を制御するとともに(空燃比制御、点火時期制御など)、センサ41を制御する。また、車両制御装置31は、センサ41を制御する際にセンサ41の状態(電流、電圧、インピーダンスなど)を検出する機能を有している。
車両制御装置31は、例えば、マイクロコンピュータ(図示省略。以下、マイコンともいう。)を備えて構成される。マイコンは、CPU、ROM、RAMおよび信号入出力部を備える。車両制御装置31の各種機能は、CPUが非遷移的実体的記録媒体に格納されたプログラムを実行することにより実現される。この例では、ROMが、プログラムを格納した非遷移的実体的記録媒体に該当する。また、このプログラムの実行により、プログラムに対応する方法が実行される。信号入出力部は、外部機器との間で各種信号の送受信を行う。なお、マイコンを構成するCPU、ROM、RAMおよび信号入出力部のそれぞれの個数は1つでも複数でもよい。また、マイコンが実行する機能の一部または全部を、一つあるいは複数のIC等によりハードウェア的に構成してもよい。
センサ41は、センサ素子41aと、ヒータ41bと、センサ用信号線43と、センサ用ヒータ線45と、センサ用コネクタ47と、を備える。車両制御装置31は、装置用信号線33と、装置用ヒータ線35と、装置用コネクタ37と、を備える。センサ用コネクタ47と装置用コネクタ37とが接続されることで、車両制御装置31とセンサ41とが互いに接続されて、車両制御装置31は、センサ41を制御可能な状態となる。
センサ素子41aとしては、例えば、固体電解質体に一対の電極を設けた酸素濃淡電池セルと、固体電解質体に一対の電極を設けた酸素ポンピングセルと、を備えて、酸素ポンピングセルに流れる酸素ポンピング電流Ipに基づいて被測定ガス中の酸素濃度を測定する酸素センサ素子が挙げられる。酸素濃淡電池セルは、拡散抵抗体を通じて測定室に導入されるガスの酸素分圧を検出するように構成されている。酸素ポンピングセルは、酸素濃淡電池セルにより検出される酸素分圧に応じて、酸素濃淡電池セルの酸素濃淡起電力が一定となるよう測定室の内部から外部への酸素の汲み出し或いは測定室の外部から内部への酸素の汲み入れを行うように構成されている。なお、酸素濃淡電池セル、及び、酸素ポンピングセルを、測定室を隔てて積層したセンサ素子41aの構成は公知であるため、これ以上の詳述は省略する。
このような酸素センサ素子を制御する車両制御装置31は、例えば、酸素濃淡電池セルが出力する酸素濃淡起電力に応じて酸素ポンピング電流Ipを制御可能であり、かつ酸素ポンピング電流Ipを表す信号および酸素濃淡電池セルの素子抵抗を表す信号を検出可能に構成されている。
[1−2.センサ状態模擬装置]
センサ状態模擬装置11は、実センサ制御部13と、模擬センサ制御部15と、模擬状態制御部17と、センサ側仮コネクタ19と、センサ模擬信号線20と、装置側仮コネクタ21と、装置模擬信号線22と、模擬ヒータ線23と、を備える。
センサ状態模擬装置11は、センサ側仮コネクタ19がセンサ用コネクタ47と接続されることで、センサ41と接続される。センサ状態模擬装置11は、装置側仮コネクタ21が装置用コネクタ37と接続されることで、車両制御装置31と接続される。
また、センサ側仮コネクタ19がセンサ用コネクタ47と接続され、かつ、装置側仮コネクタ21が装置用コネクタ37と接続されることで、センサ41のヒータ41bと車両制御装置31とが、センサ用ヒータ線45,模擬ヒータ線23,装置用ヒータ線35を介して接続される。これにより、ヒータ41bは、車両制御装置31により制御可能な状態となる。
実センサ制御部13は、センサ側仮コネクタ19およびセンサ模擬信号線20を介してセンサ41のセンサ素子41aに接続されて、センサ素子41aを制御する。実センサ制御部13は、センサ素子41aの制御処理として、状態量検出処理や素子抵抗検出処理などを実行する。
状態量検出処理は、センサ素子41aに対して制御電流の通電や制御電圧の印加を行い、測定対象の状態量(酸素濃度、NOx濃度など)に応じた状態量信号を取得する処理である。状態量検出処理を実行する実センサ制御部13は、測定対象の状態量に応じて変化するセンサ素子41aの状態(電圧値、電流値など)を検出する。このとき検出される電圧値あるいは電流値は、測定対象の状態量を示す状態量信号として利用できる。
素子抵抗検出処理は、センサ素子41aの抵抗値を検出するための処理である。なお、センサ素子41aは、自身の温度(以下、素子温度Tnともいう)に応じて自身の抵抗値(以下、実抵抗値Riともいう)が変化する特性(温度特性)を有しており、素子抵抗検出処理で検出した抵抗値は、素子温度Tnの検出に利用できる。
センサ素子41aの実抵抗値Riを検出する方法としては、センサ素子41aに検出用電流を通電したときのセンサ素子41aの電圧値を検出する方法が挙げられる。しかし、検出用電流の通電開始からセンサ素子41aの電圧値が最終値に収束するまでに時間を要する場合がある。このような時間を短縮するために、本実施形態の素子抵抗検出処理は、検出用電流の通電開始後、変化途中(過渡期)の電圧値を検出し、この検出用電流および電圧値に基づき演算される抵抗値(以下、抵抗値Rpvsともいう)を取得する方法を採用している。この抵抗値Rpvsは、実抵抗値Riに応じて変化することから、実抵抗値Riと同様に、センサ素子41aの素子温度Tnの検出に利用できる。
素子抵抗検出処理を実行する実センサ制御部13は、センサ素子41aに対してパルス信号Spを入力し、パルス信号Spによるセンサ素子41aの電圧変化量ΔVrを検出する。実センサ制御部13は、電圧変化量ΔVrに基づいて、センサ素子41aの抵抗値Rpvsを検出することができる。例えば、パルス信号Spの電流値Irpvsと電圧変化量ΔVrとに基づいて、抵抗値Rpvs(=ΔVr/Irpvs)を演算する。
なお、パルス信号Spを入力した際のセンサ素子41aの検出電圧値Vrは、経過時間が十分に長い場合(例えば、数秒)には最終電圧値に収束した状態となるが、経過時間が短い場合(例えば、ミリ秒)には収束値ではなく過渡期の値(変化途中の値)を示す。また、検出電圧値Vrの変化状態(波形)は、センサ素子41aの抵抗値およびパルス信号Spの電流値が同一値であれば、同一の変化状態(波形)を示す。
ここで、センサ素子41aに対するパルス信号Spの入力時におけるセンサ素子41aの検出電圧値Vrの変化状態(換言すれば、電圧変化量ΔVr)について、図2を用いて説明する。なお、図2では、素子温度Tnが同一のセンサ素子41aに対して、電流値が同一値でパルス幅が異なる2種類のパルス信号Sp(第1信号Sp1および第2信号Sp2)を入力した際の、それぞれの電圧変化量ΔVrの一例を示す。
まず、第1信号Sp1に対する電圧変化量ΔVrは、第1信号Sp1の入力開始時点から増加を開始し、第1信号Sp1の終了時点で電圧変化量ΔVrがΔVaに到達した後、値が低下する波形(図では、実線で表す波形)を示す。この時の電圧変化量ΔVaは、センサ素子41aの抵抗値Rpvsに応じて値が変化する。このため、第1信号Sp1に対する電圧変化量ΔVaを検出することで、センサ素子41aの抵抗値Rpvsを検出できる。例えば、第1信号Sp1の電流値Irpvsと電圧変化量ΔVaとを用いて得られる抵抗演算値Rc(=ΔVa/Irpvs)は、センサ素子41aの抵抗値Rpvsを示す状態量として利用できる。
そして、検出した抵抗演算値Rcに基づいて、センサ素子41aの素子温度Tnを判定できる。
次に、第1信号Sp1に対する電圧変化量ΔVrと、第2信号Sp2に対する電圧変化量ΔVrとを比較する。
図2に示すように、第1信号Sp1の第1パルス幅Ta(例えば、2msec)は、第2信号Sp2の第2パルス幅Tb(例えば、10msec)に比べて小さく設定されている。素子温度Tnが同一であり、パルス信号Spの電流値が同一値であるため、第1パルス幅Taが経過するまでの期間において、第1信号Sp1に対する電圧変化量ΔVrおよび第2信号Sp2に対する電圧変化量ΔVrは同一波形である。しかし、その後は、第1信号Sp1に対する電圧変化量ΔVrは値が低下していき、第2信号Sp2に対する電圧変化量ΔVrは値が増加するため、両者の波形が異なる。このため、第1信号Sp1の終了時における電圧変化量ΔVaは、第2信号Sp2の終了時における電圧変化量ΔVbと比べて、小さくなる(ΔVa<ΔVb)。
つまり、素子温度Tnが同一のセンサ素子41aに対して電流値が同一値のパルス信号Spを入力した場合でも、パルス幅が異なる場合には、パルス信号終了時における電圧変化量ΔVrは、パルス幅の大きさに応じて変化することになる。例えば、図3に示すように、素子温度Tnが同一値(例えば、目標温度T1)であっても、パルス信号終了時の電圧変化量ΔVrは、第1信号Sp1による検出結果(=ΔVa)と、第2信号Sp2による検出結果(=ΔVb)とで、異なる値となる。
このため、パルス信号Spの電流値Irpvsおよびパルス幅を一定として、パルス信号終了時の電圧変化量ΔVrを検出することで、センサ素子41aの抵抗値Rpvsを判定でき、ひいては素子温度Tnを判定できる。
実センサ制御部13の説明に戻ると、実センサ制御部13は、パルス幅がミリ秒オーダーあるいはマイクロ秒オーダーのパルス信号Spをセンサ素子41aに入力し、パルス信号終了時の電圧変化量ΔVrを検出するように構成されている。実センサ制御部13は、検出した電圧変化量ΔVrに基づいて、センサ素子41aの抵抗値Rpvsを検出でき、ひいては素子温度Tnを検出することができる。
他方、車両制御装置31は、センサ素子41aを制御するための制御処理として、素子抵抗検出処理と同様の処理を実行する。ただし、車両制御装置31が出力するパルス信号Spは、実センサ制御部13が出力するパルス信号Spと比べて、パルス幅および電流値Irpvsが必ずしも同一とは限らず、異なる値に設定されている場合がある。つまり、パルス信号終了時の電圧変化量ΔVrに基づいて抵抗値Rpvsおよび素子温度Tnを演算する際の演算方法(演算式、変換マップの内容など)は、実センサ制御部13と車両制御装置31とで異なる場合がある。演算方法が互いに異なる場合、センサ素子41aの温度が同一であっても、パルス信号終了時の電圧変化量ΔVrは、実センサ制御部13と車両制御装置31とで異なる値となる。
このような演算方法の相違があるため、実センサ制御部13で検出した「パルス信号終了時の電圧変化量ΔVr」をそのまま車両制御装置31に送信した場合、車両制御装置31でこの電圧変化量ΔVrに基づき演算される素子温度は、センサ素子41aの素子温度とは異なる誤った値を示す。
これに対して、センサ状態模擬装置11は、車両制御装置31に適した形式の模擬信号を生成するために模擬状態制御部17を備えている。つまり、模擬状態制御部17は、車両制御装置31がセンサ素子41aから直接取得する際の電圧変化量ΔVrに関する情報を予め記憶しており、その情報に基づいて模擬信号を生成する。換言すれば、模擬状態制御部17は、実センサ制御部13で検出されたセンサ素子41aの実際の状態(検出電圧値Vr、電圧変化量ΔVrなど)や、模擬すべきセンサ素子41aの状態(劣化状態、異常状態など)に基づいて、車両制御装置31に適した形式の模擬信号を生成する。
例えば、模擬状態制御部17は、センサ素子41aの素子温度Tnが同一であるときの「実センサ制御部13でのパルス信号終了時の電圧変化量ΔVr(=ΔVa)」と「車両制御装置31でのパルス信号終了時の電圧変化量ΔVr(=ΔVb)」との対応関係を表す対応関係情報を、記憶部(図示省略)に記憶している。なお、パルス信号終了時の電圧変化量ΔVrは、センサ素子41aの抵抗値Rpvsとして表すことができる。そのため、対応関係情報は、例えば、図4に示すように、センサ素子41aの抵抗値Rpvsを用いて表すことができる。なお、対応関係情報は、予めの実験を通じて設定した演算式やマップ等を用いるようにしてもよい。
図4では、「実センサ制御部13で検出されたセンサ素子41aの抵抗値Rpvs」を模擬制御Rpvsとし、「車両制御装置31で検出されたセンサ素子41aの抵抗値Rpvs」をECU制御Rpvsとして、模擬制御RpvsとECU制御Rpvsとの対応関係を表すマップ(対応関係情報)の一例を表している。第1抵抗値Raは、図3における電圧変化量ΔVaに対応する抵抗値Rpvsであり、第2抵抗値Rbは、図3における電圧変化量ΔVbに対応する抵抗値Rpvsである。
模擬状態制御部17は、対応関係情報に基づいて、「実センサ制御部13でのパルス信号終了時の電圧変化量ΔVr」を「車両制御装置31でのパルス信号終了時の電圧変化量ΔVr」に変換する処理、あるいは、「実センサ制御部13で検出されたセンサ素子41aの抵抗値Rpvs」を「車両制御装置31で検出されたセンサ素子41aの抵抗値Rpvs」に変換する処理を実行する。
模擬状態制御部17は、「車両制御装置31でのパルス信号終了時の電圧変化量ΔVr」、あるいは「車両制御装置31で検出されたセンサ素子41aの抵抗値Rpvs」が反映されるように、模擬信号を生成する。また、模擬状態制御部17は、模擬すべきセンサ素子41aの状態(劣化状態、異常状態など)が反映されるように、模擬信号を生成する。なお、模擬すべきセンサ素子41aの状態は、模擬状態制御部17に予め記憶しても良いし、あるいは、作業者が入力部(図示省略)を用いて適宜設定しても良い。
模擬状態制御部17は、同一のセンサ素子41aの状態に対する模擬制御Rpvs(第1抵抗値Ra)とECU制御Rpvs(第2抵抗値Rb)との対応関係を示す対応関係情報であって、複数のECU制御Rpvs(第2抵抗値Rb)に対応した複数の対応関係情報を予め記憶している。模擬状態制御部17は、複数の対応関係情報のうち模擬信号の送信先となる車両制御装置31の種類に対応した対応関係情報に基づいてECU制御Rpvs(第2抵抗値Rb)を演算するように構成されている。なお、複数の対応関係情報は、「パルス信号終了時の電圧変化量ΔVr」どうしの対応関係(ΔVaとΔVbとの対応関係)を示す情報であってもよい。
模擬状態制御部17において車両制御装置31の種類を判定する方法としては、例えば、センサ状態模擬装置11に接続される車両制御装置31のコネクタの空きピンを利用して判定する方法や、センサ状態模擬装置11に設けられた入力装置(タッチパネルモニタ、キーボードなど)からの入力情報を用いて判定する方法などが挙げられる。
模擬センサ制御部15は、装置側仮コネクタ21および装置模擬信号線22を介して車両制御装置31と接続されて、センサ素子41aの状態を模擬する模擬制御処理を実行する。模擬センサ制御部15は、模擬制御処理として、車両制御装置31からの各種制御信号を受信する信号受信処理や、車両制御装置31に対して模擬信号を送信する信号送信処理を実行する。
模擬センサ制御部15は、信号受信処理を実行することで、車両制御装置31からの制御信号(センサ素子41aを制御するための制御信号など)を受信し、車両制御装置31によるセンサ素子41aの制御状態を判定する。例えば、センサ素子41aの抵抗値Rpvsを検出するためのパルス信号Sp(状態検出信号)を、車両制御装置31から受信した場合には、抵抗値Rpvsの検出タイミングであると判定する。
模擬センサ制御部15は、信号送信処理を実行することで、模擬状態制御部17で生成された模擬信号を、信号受信処理で判定された車両制御装置31の制御状態に基づく適切なタイミングで、車両制御装置31に送信する。
このような構成のセンサ状態模擬装置11は、車両制御装置31およびセンサ41に接続されて、センサ41の状態を模擬する模擬信号を車両制御装置31に対して送信する。そして、センサ状態模擬装置11は、実際には劣化状態ではないセンサ41から検出した各種状態量(電流、電圧、インピーダンス)をベースとして、劣化状態などの模擬情報が反映された模擬信号を生成し、車両制御装置31に送信することができる。これにより、劣化状態のセンサ41を実際に用意することなく、センサ41が劣化状態であるときの車両制御装置31の応答状態を試験することができる。
[1−3.効果]
以上説明したように、本実施形態のセンサ状態模擬装置11は、車両制御装置31およびセンサ41に接続されて、センサ41の状態を模擬する模擬信号を車両制御装置31に対して送信するように構成されるとともに、実センサ制御部13と、模擬センサ制御部15と、模擬状態制御部17と、を備えている。
実センサ制御部13は、センサ素子41aにパルス信号Sp(第1信号Sp1)を入力し、パルス信号Spに対する応答信号であってセンサ素子41aの電圧変化量ΔVrを検出するように構成されている。電圧変化量ΔVrは、センサ素子41aの抵抗値(インピーダンス)に応じて値が変化する状態量である。
模擬状態制御部17は、上述したように、対応関係情報に基づいて、「実センサ制御部13でのパルス信号終了時の電圧変化量ΔVr(=ΔVa)」を「車両制御装置31でのパルス信号終了時の電圧変化量ΔVr(=ΔVb)」に変換する処理などを実行する。つまり、模擬状態制御部17は、電圧変化量ΔVaが表すセンサ素子41aの抵抗値(インピーダンス)に対応する電圧変化量ΔVbを演算するように構成されている。
模擬センサ制御部15は、信号送信処理を実行することで、模擬状態制御部17で生成された模擬信号を、信号受信処理で判定された車両制御装置31の制御状態に基づく適切なタイミングで、車両制御装置31に送信する。つまり、模擬センサ制御部15は、模擬信号として電圧変化量ΔVr(=ΔVb)を示す信号を車両制御装置31に送信するように構成されている。
センサ状態模擬装置11は、車両制御装置31が出力するパルス信号Sp(第2信号Sp2)とは異なるパルス信号(第1信号Sp1)を実センサ制御部13が出力する構成であっても、模擬状態制御部17を備えることで、車両制御装置31の種類に応じた適切な電圧変化量ΔVr(=ΔVb)を示す模擬信号を送信できる。
つまり、センサ状態模擬装置11は、実センサ制御部13が一種類のパルス信号Sp(第1信号Sp1)のみを出力する構成であっても、模擬状態制御部17を備えることで、複数種類の車両制御装置31に対応した模擬信号を出力できる。
よって、センサ状態模擬装置11は、複数種類の車両制御装置31に対応した適切な模擬信号を送信できるため、特定の車両制御装置31にのみ対応した専用の構成ではなく、複数の車両制御装置31に対応した構成を実現できる。これにより、センサ状態模擬装置11は、複数種類の車両制御装置31に対応した汎用性の高い装置となる。
なお、一種類のパルス信号Sp(第1信号Sp1)のみを出力する構成の実センサ制御部13は、例えば、アナログ回路、ASIC(特定用途向け集積回路)などを用いて構成されている。また、パルス信号Sp(第2信号Sp2)は、例えば、信号出力時間(パルス幅)、信号出力周期、印加電圧、通電電流などが任意に設定されることで、異なる種類の信号となるものであってもよい。
次に、センサ状態模擬装置11においては、模擬状態制御部17は、同一のセンサ素子41aの状態に対する模擬制御Rpvs(第1抵抗値Ra)とECU制御Rpvs(第2抵抗値Rb)との対応関係を示す対応関係情報であって、複数のECU制御Rpvs(第2抵抗値Rb)に対応した複数の対応関係情報を予め記憶している。模擬状態制御部17は、複数の対応関係情報のうち模擬信号の送信先となる車両制御装置31の種類に対応した対応関係情報に基づいてECU制御Rpvs(第2抵抗値Rb)を演算するように構成されている。
これにより、模擬信号の送信先となる車両制御装置31が変更された場合にも、車両制御装置31の種類に応じた模擬信号を送信できる。
なお、対応関係情報は、抵抗値どうしの対応関係を示す情報に限られることはなく、抵抗値に相当する状態量(例えば、電圧変化量ΔVrなど)どうしの対応関係を示す情報であってもよい。例えば、同一のセンサ素子41aの状態に対する電圧変化量ΔVaと電圧変化量ΔVbとの対応関係を示す対応関係情報であってもよい。
なお、対応関係情報は、例えば、予め定められたマップあるいは演算式などを用いて実現できる。
[1−4.文言の対応関係]
ここで、文言の対応関係について説明する。
センサ状態模擬装置11がセンサ状態模擬装置の一例に相当し、車両制御装置31がセンサ制御装置の一例に相当する。車両制御装置31がセンサ素子41aに入力するパルス信号Sp(第2信号Sp2)が状態検出信号の一例に相当し、第2信号Sp2に対する電圧変化量ΔVbが状態応答信号の一例に相当し、センサ素子41aの抵抗値Rpvsがセンサ素子のインピーダンスの一例に相当する。
実センサ制御部13が仮インピーダンス検出部の一例に相当し、実センサ制御部13がセンサ素子41aに入力するパルス信号Sp(第1信号Sp1)が仮検出信号の一例に相当し、第1信号Sp1に対する電圧変化量ΔVaが仮応答信号の一例に相当する。模擬状態制御部17が模擬インピーダンス演算部の一例に相当し、模擬状態制御部17で対応関係情報に基づき演算された変換後の電圧変化量ΔVr(ΔVb)が模擬インピーダンス信号の一例に相当し、模擬センサ制御部15が模擬信号送信部の一例に相当する。
[2.他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、様々な態様にて実施することが可能である。
例えば、上記実施形態では、パルス信号Spとして電流値Isが正の値であるパルス信号Sp(図2の第1信号Sp1、第2信号Sp2)について説明したが、パルス信号Spはこのような形態の信号に限られることはない。例えば、図5に示す波形タイプ1のように、電流値Isが負の値であるパルス信号Spであってもよい。波形タイプ1において、パルス幅Ts1aで電流値Is1a(<0[μA])の信号がパルス信号Spであり、パルス信号Spは周期Tw1で繰り返し出力される。なお、波形タイプ1では、パルス信号Spの終了後、次のパルス信号を出力するまでの期間中に、パルス信号Spとは反対向きの電流である調整信号を出力する。調整信号は、電流値Is1bの絶対値がパルス信号Spの電流値Is1aよりも小さく(Is1a>Is1b)、パルス幅Ts1bがパルス幅Ts1aよりも大きく(Ts1a<Ts1b)形成された信号である。パルス信号Spの入力後に調整信号を入力することで、センサ素子が活性化状態(検出対象の状態量を検出可能な状態)に戻るまでの復帰時間を短縮できる。
また、パルス信号Spおよび調整信号を含む全体波形は、図5に示す波形タイプ2のように、パルス幅Ts2および電流値Is2の大きさが等しく通電方向が互いに異なるパルス信号Spおよび調整信号を含む波形であってもよい。このパルス信号Spは、周期Tw2で繰り返し出力される。さらに、調整信号を出力しないパルス信号Spの波形は、図5に示す波形タイプ3のように、パルス幅Ts3で電流値Is3であるパルス信号Spが周期Tw3で繰り返し出力される波形であってもよい。
次に、上記実施形態では、センサ素子として酸素センサ素子を用いる実施形態について説明したが、酸素以外のガス(例えば、NOxなど)を検出するガスセンサであってもよい。また、センサ素子はガスセンサ素子に限られることはなく、温度センサ素子等であってもよい。
また、上記実施形態のセンサ状態模擬装置11に対して、センサ41の状態を表示するための表示部を設け、センサ状態模擬装置11を使用する作業者の利便性を向上させるようにしてもよい。
次に、上記各実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素に分担させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に発揮させたりしてもよい。また、上記各実施形態の構成の一部を、省略してもよい。また、上記各実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
上述したマイコンの他、当該マイコンを構成要素とするシステム、当該マイコンとしてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した半導体メモリ等の非遷移的実態的記録媒体、濃度算出方法など、種々の形態で本開示を実現することもできる。
11…センサ状態模擬装置、13…実センサ制御部、15…模擬センサ制御部、17…模擬状態制御部、19…センサ側仮コネクタ、20…センサ模擬信号線、21…装置側仮コネクタ、22…装置模擬信号線、23…模擬ヒータ線、31…車両制御装置(車両ECU)、33…装置用信号線、35…装置用ヒータ線、37…装置用コネクタ、41…センサ、41a…センサ素子、41b…ヒータ。

Claims (2)

  1. センサ素子の状態を検出するセンサ制御装置に対して模擬信号を送信するセンサ状態模擬装置であって、
    前記センサ制御装置は、前記センサ素子に状態検出信号を入力し、前記状態検出信号に対する応答信号であって前記センサ素子のインピーダンスを表す状態応答信号を検出するように構成されており、
    当該センサ状態模擬装置は、
    前記センサ素子に仮検出信号を入力し、前記仮検出信号に対する応答信号であって前記センサ素子のインピーダンスを表す仮応答信号を検出する仮インピーダンス検出部と、
    前記仮応答信号が表す前記インピーダンスに対応する前記状態応答信号である模擬インピーダンス信号を演算する模擬インピーダンス演算部と、
    前記模擬信号として前記模擬インピーダンス信号を前記センサ制御装置に送信する模擬信号送信部と、
    を備えるセンサ状態模擬装置。
  2. 前記模擬インピーダンス演算部は、同一の前記センサ素子の状態に対する前記仮応答信号と前記模擬インピーダンス信号との対応関係を示す対応関係情報であって、複数の前記模擬インピーダンス信号に対応した複数の前記対応関係情報を予め記憶しており、複数の前記対応関係情報のうち前記模擬信号の送信先となる前記センサ制御装置の種類に対応した前記対応関係情報に基づいて前記模擬インピーダンス信号を演算する、
    請求項1に記載のセンサ状態模擬装置。
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