JP2018145736A - 仕切ユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】被支持体を所望の位置に容易に取り付けることが可能な仕切ユニットを提供する。【解決手段】支柱に固定される支持部材と、前記支持部材を介して前記支柱に沿って支持される被支持体と、を有し、前記支持部材は、前記被支持体が載置される載置部と、前記載置部より上に位置し前記支柱と見込み方向に間隔を空けて配置され前記被支持体の下部と係合する係合部と、を有し、前記下部は、前記支柱と前記係合部との間に挿入される挿入部を有し、前記挿入部は、前記被支持体が前記支柱に対して傾斜して前記載置部に載置された状態で、前記支柱及び前記係合部の少なくともいずれか一方との間に空隙を有し、前記被支持体が前記支柱に沿って前記被支持体が前記載置部に載置された状態で前記挿入部が前記支柱と前記係合部とに挟持される。【選択図】図6
Description
本発明は、支持部材を介して支柱に支持される被支持体を有する仕切ユニットに関する。
支持部材を介して支柱に支持される被支持体を有する仕切ユニットとしては、例えば、横桟材と縦桟材とを格子状に連結した被支持体としてのフェンス本体を、平行に立設した複数の支柱に仮止めした受け金具に架設し、フェンス本体の位置調整をした後に受け金具を固定するビス等を緊締することによりフェンス本体が強固に支柱に取り付けられるフェンスが知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記フェンスは、受け金具を固定するビス等を緊締することによりフェンス本体が強固に支柱に取り付けられるため、受け金具を緊締した後にはフェンス本体を位置調整することができない。このため、フェンス本体の位置を調整する場合には、受け金具を支柱に仮止めした状態にて、一旦フェンス本体を架設して位置調整をした後にビス等を緊締しなければならず、作業が繁雑である。また、位置調整後に受け金具を緊締した際に受け金具がビス等と連れ回りしてしまうと、フェンス本体の位置がずれる或いは、傾きが生じる虞があった。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、被支持体を所望の位置に容易に取り付けることが可能な仕切ユニットを提供することにある。
かかる目的を達成するために本発明の仕切ユニットは、支柱に固定される支持部材と、前記支持部材を介して前記支柱に沿って支持される被支持体と、を有し、前記支持部材は、前記被支持体が載置される載置部と、前記載置部より上に位置し前記支柱と見込み方向に間隔を空けて配置され前記被支持体の下部と係合する係合部と、を有し、前記下部は、前記支柱と前記係合部との間に挿入される挿入部を有し、前記挿入部は、前記被支持体が前記支柱に対して傾斜して前記載置部に載置された状態で、前記支柱及び前記係合部の少なくともいずれか一方との間に空隙を有し、前記被支持体が前記支柱に沿って前記被支持体が前記載置部に載置された状態で前記挿入部が前記支柱と前記係合部とに挟持されることを特徴とする仕切ユニットである。
このような仕切ユニットによれば、被支持体は、支柱に対して傾斜して支持部材の載置部に載置された状態で、下部が有する挿入部が、支柱及び係合部の少なくともいずれか一方との間に空隙を有しているので、傾斜している状態では、挿入部を支柱と係合部との間に容易に挿入することが可能であり、また、支柱に対して容易に移動させることが可能なので、支柱に対する位置を容易に調整することが可能である。また、被支持体を支柱に沿わせることにより、被支持体が載置部に載置された状態で挿入部が支柱と係合部とに挟持されるので、被支持体を支柱に沿わせた位置で容易に固定することが可能である。このため、被支持体を所望の位置に容易に取り付けることが可能な仕切ユニットを提供することが可能である。
かかる仕切ユニットであって、前記下部は、前記被支持体が前記支柱に沿った状態で、前記支柱に当接される支柱当接部を有し、前記支柱当接部より下の部位の見込み方向における幅は、前記支柱と前記係合部との間隔より狭いことが望ましい。
このような仕切ユニットによれば、被支持体の下部は、被支持体が支柱に沿った状態で、支柱に当接される支柱当接部より下の部位の見込み方向の幅が、支柱と係合部との間隔より狭いので、支柱当接部が支柱に当接されるまでは、挿入部を支柱と係合部との間に容易に挿入することが可能である。このため、支柱に設けられた支持部材上に容易に載置することが可能な被支持体を提供することが可能である。
このような仕切ユニットによれば、被支持体の下部は、被支持体が支柱に沿った状態で、支柱に当接される支柱当接部より下の部位の見込み方向の幅が、支柱と係合部との間隔より狭いので、支柱当接部が支柱に当接されるまでは、挿入部を支柱と係合部との間に容易に挿入することが可能である。このため、支柱に設けられた支持部材上に容易に載置することが可能な被支持体を提供することが可能である。
かかる仕切ユニットであって、前記支柱当接部より下の部位は、前記支柱当接部より下の部位の見込み方向における幅が、前記支柱当接部から漸次狭くなる傾斜面又は曲面をなしていることが望ましい。
このような仕切ユニットによれば、被支持体の下部は、支柱当接部より下の部位の見込み方向における幅が、支柱当接部から漸次狭くなる傾斜面又は曲面をなしているので、被支持体の上部が支柱に近づくように被支持体を回動させて、被支持体を傾斜状態から支柱に沿う状態に、容易に姿勢を変えることが可能である。
かかる仕切ユニットであって、前記下部は、前記被支持体が前記支柱に対して傾斜して前記支柱当接部が前記支柱に当接された状態で、前記係合部と上下方向において重なるように前記支柱と反対側に突出して当該係合部と係合する突起を有し、前記被支持体が前記支柱に沿って前記載置部に載置された状態で、前記突起が前記係合部の下に位置していることが望ましい。
このような仕切ユニットによれば、被支持体の下部が有する突起は、被支持体が支柱に対して傾斜して当接部が支柱に当接された状態で、係合部と上下方向において重なるように支柱と反対側に突出して当該係合部と係合し、被支持体が支柱に沿って載置部に載置された状態では係合部の下に位置している。このため、被支持体が支柱に沿って載置部に載置されるには、下部の突起を有する部位が、支柱と係合部との間を通過して被支持体が降下しなければならない。被支持体が降下する際には、突起を有する部位が支柱と係合部との間を通過する際に負荷が生じるため、被支持体の施工者は負荷が増大することにより突起を有する部位が支柱と係合部との間を通過したことを認識することが可能である。このため、被支持体をより確実に載置部に載置することが可能な、施工性に優れた仕切ユニットを提供することが可能である。
本発明によれば、被支持体を所望の位置に容易に取り付けることが可能な仕切ユニットを提供することが可能である。
以下、本発明に係る仕切ユニットの一実施形態としてフェンスを例に挙げ図面を参照して説明する。
図1、図2に示すように、本実施形態の仕切ユニットとしてのフェンス1は、例えば、空間を仕切るパネルやラチスなどの仕切材21と、仕切材21の上縁に設けられている上胴縁22と、仕切材21の下縁に設けられている下胴縁23と、を有する被支持体としてのフェンス本体2、地面から立設されフェンス本体2の一方の面側に配置される支柱3、支柱3に固定されてフェンス本体2を支持する支持部材4、及び、支柱3の上端部と上胴縁22とを連結する連結部材5を有している。
図1、図2に示すように、本実施形態の仕切ユニットとしてのフェンス1は、例えば、空間を仕切るパネルやラチスなどの仕切材21と、仕切材21の上縁に設けられている上胴縁22と、仕切材21の下縁に設けられている下胴縁23と、を有する被支持体としてのフェンス本体2、地面から立設されフェンス本体2の一方の面側に配置される支柱3、支柱3に固定されてフェンス本体2を支持する支持部材4、及び、支柱3の上端部と上胴縁22とを連結する連結部材5を有している。
以下の説明においては、フェンス1が設置されている状態で、上下となる方向を上下方向、左右となる方向を幅方向、仕切材21がなす面と直交する方向を面外方向または見込み方向として示す。フェンス1の各部位であっても、また、フェンス1を構成する各部材については単体の状態であっても、フェンス1が設置されている状態にて上下方向、幅方向、面外方向または見込み方向にて方向を特定して説明する。また、フェンス1において、仕切材21に対して支柱3が取り付けられている側を内側、反対側を外側として示す。
支柱3は、断面が矩形状をなす中空部材であり、下端側が地中に打ち込まれて立設される。本実施形態の場合には、フェンス1の幅方向に間隔を空けて立設されている2本の支柱3にフェンス本体2が支持されている。断面が矩形状をなす支柱3の一つの側面3aに支持部材4が固定され、支柱3に沿って支持部材4に載置されたフェンス本体2が支持される。
支持部材4は、支柱3の幅とほぼ同じ幅を有するステンレス製の部材であり、図3に示すように、支柱3の鉛直な側面3aにビス止めされる固定板部4aと、固定板部4aの上縁から外側に向かって延出されて水平面をなしてフェンス本体2が載置される載置部4bと、載置部4bの外側の端から上方に延出された上方延出部4cと、上方延出部4cの上端から内側に向かって延出され、下胴縁23と係合する係合部4dと、を有している。また、支持部材4には、上方延出部4cから載置部4b及び固定板部4aにわたる補強リブ4eが形成されている。
固定板部4aには、支柱3にビス止めされたときに支柱3と対向する対向面4fに、内側に突出させて支柱3に設けられた孔に挿入され、支持部材4の位置決め及び回り止めとして機能するダボ4gが設けられている。また、係合部4dの先端は、上側が面取りされた面取り部4hを有している。
連結部材5は、支柱3の幅とほぼ同じ幅を有し、上胴縁本体22aの外側面22dと対向する外側壁部5aと、外側壁部5aを繋がって上胴縁本体22aと支柱3との上に架け渡される掛け渡し部5bとを有し、L字状をなす部材である。連結部材5は、外側壁部5aが上胴縁22の外側面22dと対向するように、上胴縁本体22a及び支柱3上に被せるように配置され、連結部材5によりフェンス本体2を支柱3側に引き寄せ、支柱3に沿った状態で掛け渡し部5bが支柱3にビス止めされることによりフェンス本体2の上部が支柱3に保持される。
本実施形態の仕切材21は、パネル状をなし、上縁には、左右方向に沿って仕切材21の幅の全長にわたって上胴縁22が固定されており、下縁には、左右方向に沿って仕切材21の幅の全長にわたって下胴縁23が固定されてフェンス本体2をなしている。すなわち、下胴縁23がフェンス本体2の下部をなしている。
上胴縁22は、押出成形材であり、断面形状がほぼ矩形状をなす中空の上胴縁本体22aと、上胴縁本体22aの下面から垂設されて仕切材21が取り付けられる上固定部22bと、を有している。ほぼ矩形状の上胴縁本体22aを形成する一方の側壁は、鉛直な平面をなしており、支柱3の側面3aに当接される上支柱当接面22cとなる。
下胴縁23は、押出成形材であり、断面形状がほぼ矩形状をなす中空の下胴縁本体23aと、下胴縁本体23aの上面から立設されて仕切材21が取り付けられる下固定部23bと、を有している。ほぼ矩形状の下胴縁本体23aを形成する一方の側壁は、鉛直な平面をなしており、支柱3の側面3aに当接される下支柱当接面23cとなる。本実施形態においては、下支柱当接面23cが、被支持体としてのフェンス本体2が支柱3に沿った状態で、フェンス本体2の下部をなす下胴縁23において支柱3に当接される支柱当接部に相当する。
下胴縁本体23aの下面23dには、見込み方向における中央に位置させて、下方に向かって開放され上方に窪む溝部23eが、フェンス本体2の幅方向に沿って設けられている。このため、図3に示すように、下胴縁本体23aの下端側は、見込み方向において、溝部23eを挟み外側に位置する外端部23fと内側に位置する内端部23gとに分かれている。
内端部23gは、フェンス本体2が支柱3に取り付けられた状態で、下支柱当接面23cから繋がる内側下壁部23hが、下方に向かって支柱3との間隔が広がる傾斜をなしている。内側下壁部23hの下縁は、内端部23gにおいて下胴縁本体23aの下面23dを形成する内下面部23iと繋がっており、フェンス本体2が支柱3に沿って取り付けられたときには、内下面部23iが支持部材4の載置部4bに載置される。内下面部23iが載置部4bに載置された状態では、内側下壁部23hの上端は、支持部材4の係合部4dより上に位置している。
内下面部23iの外側に縁は、溝部23eの内側の壁を形成する溝内壁部23jと繋がっている。溝内壁部23jは、上側のほぼ半分がほぼ鉛直に形成された溝内鉛直壁部23kと、下側のほぼ半分が下方に向かって支柱3との間隔が狭くなる傾斜を有する溝内傾斜壁部23lと、をなし、溝内鉛直壁部23kと溝内傾斜壁部23lとの境界部分には、溝部23eの内方に向かい溝内傾斜壁部23lの傾斜に沿って突出する突起23mが設けられている。
フェンス本体2が支柱3に沿った状態において、下胴縁23の内下面部23iの下面23dから突起23mの頂部までの高さH1は、支持部材4の載置部4bの上面から係合部4dの下面までの高さH2より僅かに高く、下胴縁23の内下面部23iの下面23dから溝部23eの底をなす溝底部23nの下面までの高さH3は、支持部材4の載置部4bの上面から係合部4dの上面までの高さH4より十分に高く形成されている。
また、下胴縁23の下支柱当接面23cと溝内鉛直壁部23kとの間隔L1は、支柱3の側面3aと固定されている支持部材4の係合部4dの先端との間隔L2(図5)より僅かに広く形成されている。
フェンス本体2を支柱3に取り付ける場合には、各支柱3に支持部材4を予め取り付けておくとともに、仕切材21には、上胴縁22と下胴縁23とを予め取り付けてフェンス本体2を形成しておく。
次に、図4、図5に示すように、フェンス本体2を、傾斜させた状態、より具体的には、フェンス本体2の上部が下部より外側に位置するように傾斜させた状態を維持しつつ、下胴縁23の内端部23gを支柱3と係合部4dとの間に挿入する。ここで、下胴縁23の内端部23gが、フェンス本体2の下部としての下胴縁23が有し、支柱3と係合部4dとの間に挿入される挿入部に相当する。
下胴縁23の内端部23gを支柱3と係合部4dとの間に挿入するときには、傾斜させたフェンス本体2を傾斜させた状態を維持しつつ降下させる。このとき、下胴縁23が有する内側下壁部23hを、支柱3において支持部材4が固定されている側面3aの、支持部材4より上側に当接させつつフェンス本体2を降下させると、フェンス本体2が支柱3に案内されるので容易に挿入することが可能である。また、傾斜させたフェンス本体2の内側下壁部23hが支柱3の側面3aから離れた状態でフェンス本体2を降下させた場合には、突起23mと繋がる溝内傾斜壁部23lに案内されて内端部23gが支柱3と係合部4dとの間に挿入される。
フェンス本体2が傾斜し、下胴縁23の内側下壁部23hが支柱3の側面3aに当接された状態では、下胴縁23の内側下壁部23hの内側面と突起23mとの見込み方向における間隔L3は、支柱3の側面3aと固定された支持部材4の係合部4dの先端との見込み方向における間隔L2より僅かに広く形成されている。このため、傾斜させたフェンス本体2を傾斜させた状態を維持しつつ降下させると、下胴縁23の内側下壁部23hが支柱3の側面3aに当接された状態で、下胴縁23の突起23mが係合部4dと接触する。より具体的には、突起23mの溝内傾斜壁部23lから繋がる傾斜面と、係合部4dの先端の面取り部4hとが接触する。
そして、フェンス本体2を降下させて突起23mの位置が下がることにより、係合部4dが突起23mにより支柱3から離れる方向に押圧され、支柱3と係合部4dの先端との間隔L2が開く方向に支持部材4が撓み変形することにより、突起23mが係合部4dの位置を通過する。
突起23mが係合部4dの位置を通過し、フェンス本体2の下胴縁23が支持部材4の載置部4bに載置されると、係合部4dの先端は、突起23mの上に位置する溝内鉛直壁部23kと見込み方向において間隔を空けて対向している。すなわち、内端部23gは、フェンス本体2が支柱3に対して傾斜して載置部4bに載置された状態で係合部4dとの間に空隙Sを有している。図6においては、内側下壁部23hが支柱3の側面3aに当接されている状態を示しているので、内端部23gと係合部4dとの間にのみ空隙Sが生じているが、フェンス本体2の傾斜角度により、内端部23gと支柱3の側面3aとの間にも空隙が生じる場合もある。
傾斜したフェンス本体2の下胴縁23が載置部4bに載置された状態から、図3に示すようなフェンス本体2を支柱3に沿う状態に姿勢を起こすと、フェンス本体2は、下胴縁23の内側下壁部23hが支柱3の側面3aから離れつつ下支柱当接面23cが支柱3の側面3aに当接されると共に内下面部23iが載置部4bと対面して当該載置部4bに当接される。このとき、下胴縁23の突起23mが支持部材4の係合部4dを下方から押し上げつつ溝内鉛直壁部23kが係合部4dを見込み方向外側に押圧することにより、下胴縁23が支柱3と係合部4dとに挟持されフェンス本体2は支柱3に対して移動不能となる。
フェンス本体2の内下面部23iを載置部4bに載置した後に、フェンス本体2の左右方向の位置を調整する場合には、フェンス本体2の上部を支柱3から離す方向に移動させて傾斜させ、図6に示すように係合部4dと突起23m及び溝内鉛直壁部23kとの係合を解除し、係合部4dと突起23m及び溝内鉛直壁部23kとの間に間隔を空けた後に、左右方向に移動させて位置決めし、再び、支柱3に沿うようにフェンス本体2の姿勢を起こす。
最後に、位置決めされたフェンス本体2の上胴縁22に連結部材5を被せるように配置するとともに、上胴縁22を支柱3側に引き寄せた状態で、連結部材5の掛け渡し部5bを支柱3の上面にビス止めしてフェンス本体2を支柱3に固定して、フェンス1が完成する。
本実施形態のフェンス1によれば、フェンス本体2は、支柱3に対して傾斜して支持部材4の載置部4bに載置された状態で、下胴縁23が有する内端部23gが、支柱3及び係合部4dの少なくともいずれか一方との間に空隙Sを有しているので、傾斜している状態では、内端部23gを支柱3と係合部4dとの間に容易に挿入することが可能であり、また、支柱3に対して容易に移動させることが可能なので、支柱3に対する位置を容易に調整することが可能である。また、フェンス本体2を支柱3に沿わせることにより、フェンス本体2が載置部4bに載置された状態で内端部23gが支柱3と係合部4dとに挟持されるので、フェンス本体2を支柱3に沿わせた位置で容易に固定することが可能である。このため、フェンス本体2を所望の位置に容易に取り付けることが可能なフェンス1を提供することが可能である。
また、フェンス本体2の下胴縁23は、フェンス本体2が支柱3に沿った状態で、支柱3に当接される下支柱当接面23cより下の部位の見込み方向の幅が、支柱3の側面3aと固定された支持部材4の係合部4dの先端との間隔L2より狭いので、下支柱当接面23cが支柱3に当接されるまでは、内端部23gを支柱3の側面3aと固定された支持部材4の係合部4dの先端との間に容易に挿入することが可能である。このため、支柱3に設けられた支持部材4上に容易に載置することが可能なフェンス本体2を提供することが可能である。
また、フェンス本体2の下胴縁23は、下支柱当接面23cより下の部位の見込み方向における幅が、下支柱当接面23cから漸次狭くなる傾斜面をなしているので、フェンス本体2の上部が支柱3に近づくようにフェンス本体2を回動させて、フェンス本体2を傾斜状態から支柱3に沿う状態に、容易に姿勢を変えることが可能である。
上記実施形態においては、下支柱当接面23cより下の部位の見込み方向における幅が、下支柱当接面23cから漸次狭くなる傾斜面をなしている例について説明したが、下支柱当接面23cより下の部位は、下支柱当接面23cから漸次狭くなる曲面であっても構わない。
また、フェンス本体2の下胴縁23が有する突起23mは、フェンス本体2が支柱3に対して傾斜して下支柱当接面23cが支柱3の側面3aに当接された状態で、係合部4dより支柱3と反対側に突出して当該係合部4dと係合しており、フェンス本体2が支柱3に沿って載置部4bに載置された状態では係合部4dの下に位置している。このため、フェンス本体2が支柱3に沿って載置部4bに載置されるには、下胴縁23の突起23mを有する部位が、支柱3と係合部4dとの間を通過してフェンス本体2が降下しなければならない。フェンス本体2が降下する際には、突起23mを有する部位が支柱3と係合部4dとの間を通過する際に負荷が生じるため、フェンス1の施工者は負荷が増大することにより突起23mを有する部位が支柱3と係合部4dとの間を通過したことを認識することが可能である。このため、フェンス本体2をより確実に載置部4bに載置することが可能な、施工性に優れたフェンス1を提供することが可能である。
上記実施形態においては、フェンス本体2の下部をなす下胴縁23に突起23mが設けられている例について説明したが、図7に示すように、突起は設けられていなくともよい。この場合であっても、フェンス本体2を傾斜させた状態で係合部4dの上方から降下させて、フェンス本体2の内端部23gを支柱3の側面3aと係合部4dの先端との間に挿入し下胴縁23を載置部4bに載置させた後に、フェンス本体2を支柱3に沿うように姿勢を起こすだけで、内端部23gを支柱3と係合部4dとに挟持させ、フェンス本体2を支柱3に沿った位置で容易に支持することが可能である。また、フェンス本体2を支柱3に対して傾斜させ係合部4dと溝内壁部23jとの係合を解除して、フェンス本体2と支柱3との相対位置を容易に調整することも可能である。
上記実施形態においては、フェンス本体2が支柱3に沿った状態で、支柱3に当接される支柱当接部を下支柱当接面とした例について説明したが、下胴縁23の支柱当接部は、必ずしも平面でなくとも構わない。例えば、下胴縁23の支柱側に突出したヒレ状の部位の端部や湾曲した突部など、フェンス本体2が支柱3に沿った状態で安定し、溝内壁部23jとの間隔が、支柱3の側面3aと支持部材4の係合部4dの先端との間隔L2より広くなるように形成されていれば構わない。
上記実施形態においては、仕切ユニットとして、仕切材21を有する被支持体としてのフェンス本体2を有するフェンス1を例に挙げて説明したが、仕切ユニットはフェンスに限らず、例えば、バルコニーに設けられるパネル材、目隠し材などを備え、支持部材を介して支柱に支持される被支持体を有していれば構わない。
また、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
1 フェンス、2 フェンス本体、3 支柱、4 支持部材、4b 載置部、
4d 係合部、 23 下胴縁、23c 下支柱当接面、23g 内端部、
23h 内側下壁部、23m 突起、
S 空隙
4d 係合部、 23 下胴縁、23c 下支柱当接面、23g 内端部、
23h 内側下壁部、23m 突起、
S 空隙
Claims (4)
- 支柱に固定される支持部材と、
前記支持部材を介して前記支柱に沿って支持される被支持体と、
を有し、
前記支持部材は、前記被支持体が載置される載置部と、前記載置部より上に位置し前記支柱と見込み方向に間隔を空けて配置され前記被支持体の下部と係合する係合部と、
を有し、
前記下部は、前記支柱と前記係合部との間に挿入される挿入部を有し、
前記挿入部は、前記被支持体が前記支柱に対して傾斜して前記載置部に載置された状態で、前記支柱及び前記係合部の少なくともいずれか一方との間に空隙を有し、
前記被支持体が前記支柱に沿って前記被支持体が前記載置部に載置された状態で前記挿入部が前記支柱と前記係合部とに挟持されることを特徴とする仕切ユニット。 - 請求項1に記載の仕切ユニットであって、
前記下部は、前記被支持体が前記支柱に沿った状態で、前記支柱に当接される支柱当接部を有し、
前記支柱当接部より下の部位の見込み方向における幅は、前記支柱と前記係合部との間隔より狭いことを特徴とする仕切ユニット。 - 請求項2に記載の仕切ユニットであって、
前記支柱当接部より下の部位は、前記支柱当接部より下の部位の見込み方向における幅が、前記支柱当接部から漸次狭くなる傾斜面又は曲面をなしていることを特徴とする仕切ユニット。 - 請求項2または請求項3に記載の仕切ユニットであって、
前記下部は、前記被支持体が前記支柱に対して傾斜して前記支柱当接部が前記支柱に当接された状態で、前記係合部と上下方向において重なるように前記支柱と反対側に突出して当該係合部と係合する突起を有し、
前記被支持体が前記支柱に沿って前記載置部に載置された状態で、前記突起が前記係合部の下に位置していることを特徴とする仕切ユニット。
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ID=63588753
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017043737A Ceased JP2018145736A (ja) | 2017-03-08 | 2017-03-08 | 仕切ユニット |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP2018145736A (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62140159U (ja) * | 1986-02-26 | 1987-09-04 | ||
JPH11336377A (ja) * | 1998-05-25 | 1999-12-07 | Sankyo Alum Ind Co Ltd | パネル体 |
JP2002194926A (ja) * | 2000-12-26 | 2002-07-10 | Shikoku Chem Corp | 傾斜地用フェンス |
JP2010024694A (ja) * | 2008-07-18 | 2010-02-04 | Sekisui Jushi Co Ltd | 塀パネルの取付構造 |
JP2010261260A (ja) * | 2009-05-11 | 2010-11-18 | Sankyo Tateyama Aluminium Inc | フェンス |
JP2015010375A (ja) * | 2013-06-28 | 2015-01-19 | 株式会社タカショー | フェンス |
-
2017
- 2017-03-08 JP JP2017043737A patent/JP2018145736A/ja not_active Ceased
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62140159U (ja) * | 1986-02-26 | 1987-09-04 | ||
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