JP2015010375A - フェンス - Google Patents

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Abstract

【課題】フェンス本体の上端部の固定ボルトを敷地外から容易に解締することができないとともに、施工現場で軽量金属型材を加工して支柱を容易に得ることできるフェンスを提供する。
【解決手段】上部固定金具6のフェンス本体2の第1凹溝部21aの凹溝21d内に金具本体61を挿入した状態で、係止爪部を支柱の上端に係止してフェンス本体2の上端部を支柱の上端に仮止め状態にし、支柱に設けられた丸孔のボルト挿通孔32を介して支柱のフェンス本体2とは逆側の壁面側から固定ボルト63のねじ部63bを金具本体61に設けられたねじ孔にねじ込んで金具本体61と支柱との間で金具係止部21b,21cを挟み込むように金具本体61を支柱側に引寄せて、フェンス本体2の上端部を支柱の上端に固定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えば、建物敷地とこの建物敷地に隣接する道路や隣地との境界に沿って設けられるフェンスに関する。
例えば、建物敷地とこの建物敷地に隣接する道路や隣地との境界に沿って設けられるフェンスとして、ユニット化されたフェンス本体の横桟部材をコンクリートブロックやコンクリート基礎に立設支持された支柱に支持することによってフェンスを容易に組み立て施工するようにしたものがある。
また、この種のフェンスとして図10および図11に示すフェンスFが提案されている(特許文献1)。
すなわち、このフェンスFは、図11に示すように、引寄せ金具300の係止部311を、フェンス本体100の上胴縁110の支柱側面に設けられた溝111内に臨ませたのち、支柱200の壁面に設けられたボルト挿通孔220を介して支柱200内に臨ませた固定ボルト400を引寄せ金具300のねじ孔312にねじ込んで行き、引寄せ金具300を支柱200側に引き寄せ、図10に示すように、係止部311と、支柱200との間に、フェンス本体100に設けられた係止壁部112を挟み込んでフェンス本体100の上端部を支柱200に支持固定するようにしている。
すなわち、このフェンスFは、通常、道路等の敷地外に配置されるフェンス本体100の上端部を支柱200の敷地側に向いた面から固定ボルト400をねじ込んでフェンス本体100の上端部を支柱200に支持固定するようになっている。
したがって、敷地外から上記固定ボルト400の解締が難しく、子供等が敷地外から固定ボルト400を弛めたり、取り除いたりするいたずらを防止できる。
特開平2010-261260号公報
ところで、支柱200は、一般にアルミニウムやアルミニウム合金等の軽量金属の押出型材を加工したものが用いられている。
一方、上記フェンスFの場合、図10および図11に示すように、支柱200のフェンス本体側の壁に引寄せ金具300を上下に移動可能にする長孔210を設ける必要がある。また、フェンスは、施工現場の状況や施主の都合によって、支柱200の長さを調整しなければならならないことがある。
他方、上記長孔210を設けるには特殊な工具を用いる必要があるため、上記フェンスFの場合、押出型材を施工作業者が現場で支柱200に加工することが難しい。
したがって、上記支柱200のような形状の場合、予め支柱200の下端側を長く形成し、下端側を現場の状況に応じて切断できるようにするか、いろいろな長さの支柱200を予め用意しておくようにしなければならない。
しかしながら、前者の場合、端材が多く発生するおそれがあり、後者の場合、工場で長さの異なる支柱200を多数ストックする必要があり、いずれもコストがかかるという問題が発生する。
本発明は、上記事情に鑑みて、フェンス本体の上端部の固定ボルトを敷地外から容易に解締することができないとともに、施工現場で軽量金属型材を加工して支柱を容易に得ることできるフェンスを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明にかかるフェンスは、フェンス本体の上端部の支柱側壁面に設けられた金具係止部に上部固定金具のフェンス本体係止部を係止した状態で、筒状の支柱を貫通して設けられた固定ボルトを前記上部固定金具のねじ孔にねじ込んで、前記フェンス本体係止部を前記支柱側に引き寄せて前記フェンス本体係止部と、支柱外壁面との間で前記金具係止部を挟み込んで前記フェンス本体の上端部を支柱に固定するようにしたフェンスであって、前記上部固定金具は、フェンス本体係止部を有するとともに固定ボルトのねじ孔を備えた金具本体と係止爪部とを備え、前記係止爪部が前記フェンス本体係止部を前記金具係止部に係止した状態で前記支柱の上端に係止されてフェンス本体の上端を仮止め状態に支持可能に形成されていることを特徴としている。
本発明において、フェンス本体とは、特に限定されないが、例えば、横桟材と縦桟材と格子状に組み合わせた格子体や化粧パネル体の上下に胴縁を取り付けたものが挙げられる。
また、本発明のフェンスは、フェンス本体が、上端部の支柱側壁面に、上下から張り出す上下一対の金具係止部を有する断面略横T字形をし、金具本体が遊嵌される支柱側に開口する凹溝を備える構成とされていることが好ましい。
本発明のフェンスにおいて、上部固定金具は、特に限定されないが、例えば、係止爪部が、金具本体から支柱側に張り出すように設けられた略逆L字形をしている構成とすることが好ましい。
なお、係止爪部は、1つでもよいが、2つ以上の係止爪を水平方向の間欠的に設けることが好ましい。
また、上部固定金具は、金具本体が、支柱側の面にねじ孔の支柱側端から徐々に拡径するように設けられたボルト誘導部を備えているが好ましい。
本発明のフェンスは、支柱の上部開口を塞ぐように、支柱キャップを設けることが好ましい。
この支柱キャップとしては、特に限定されないが、例えば、支柱の上部端面に受けられ上部開口を塞ぐキャップ本体と、前記上部開口から支柱内に嵌入される支柱嵌入部を有し、
この支柱嵌入部が、金具本体のねじ孔にねじ込まれる固定ボルトが挿通されてキャップ本体を上部端面に受けられた状態に保持するボルト挿通孔を備えている構成のものが好ましい。
支柱キャップの材質は、特に限定されないが、ABS樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂等の熱可塑性樹脂、これらの熱可塑性樹脂にガラス繊維やカーボン繊維等の補強繊維を混合した繊維強化樹脂や、アルミニウムやアルミニウム合金などの軽量金属が挙げられる。
本発明のフェンスにおいて、支柱は、上部に開口を備えていれば、特に限定されないが、アルミニウムやアルミニウム合金などの軽量金属材料を押出成形した型材を用いることができる。
また、フェンス本体は、二つ以上連結されていても構わない。
本発明のフェンスは、以上のように、フェンス本体の上端部の支柱側壁面に設けられた金具係止部に上部固定金具のフェンス本体係止部を係止した状態で、筒状の支柱を貫通して設けられた固定ボルトを前記上部固定金具のねじ孔にねじ込んで、前記フェンス本体係止部を前記支柱側に引き寄せて前記フェンス本体係止部と、支柱外壁面との間で前記金具係止部を挟み込んで前記フェンス本体の上端部を支柱に固定するようにしたフェンスであって、前記上部固定金具は、フェンス本体係止部を有するとともに固定ボルトのねじ孔を備えた金具本体と係止爪部とを備え、前記係止爪部が前記フェンス本体係止部を前記金具係止部に係止した状態で前記支柱の上端に係止されてフェンス本体の上端を仮止め状態に支持可能に形成されているので、支柱に設ける固定ボルトのボルト挿通孔は、ボルトの径より少し大きな丸孔でよい。
したがって、フェンスの施工現場においても、電動ドリルなどの一般的な工具を用いて容易にボルト挿通孔を穿設することができる。すなわち、施工現場で長尺の型材を必要な支柱の長さに切断し、上記のようにしてボルト挿通孔を穿設して支柱とすることができるので、端材の発生を少なくすることができるとともに、いろいろな長さの支柱をストックしておく必要がなく、コストダウンをはかることができる。しかも,敷地外から上記固定ボルトの解締が難しく、子供等が敷地外から固定ボルトを弛めたり、取り除いたりするいたずらを防止できる。
さらに、フェンス本体を、上端部の支柱側壁面に、上下から張り出す上下一対の金具係止部と金具本体が遊嵌される凹溝を有する支柱側に開口する凹溝を備える構成とすれば、金具本体が凹溝内をスムーズにスライドする。
したがって、金具本体を凹溝内に遊嵌状態にセットし、係止爪部を支柱の上端に係止させた状態でフェンス本体を水平方向にずらせて固定ボルトのボルト挿通孔とねじ孔の位置合わせを容易に行うことができる。
また、上部固定金具の係止爪部を、金具本体から支柱側に張り出すように設けられた略逆L字形をしている構成とすれば、逆L字の縦辺部分が支柱の内部に臨み、安定した係止状態になる。すなわち、固定ボルトを金具本体のねじ孔に締め込まない状態でも安定した仮止め状態とすることができるので、安全に施工することができる。
一方、支柱の上部端面に受けられ上部開口を塞ぐキャップ本体と、前記上部開口から支柱内に嵌入される支柱嵌入部を有し、この支柱嵌入部が、金具本体のねじ孔にねじ込まれる固定ボルトが挿通されてキャップ本体を上部端面に受けられた状態に保持するボルト挿通孔を備えている支柱キャップによって支柱の上端を塞ぐ構成とすれば、支柱の上端側からの支柱内へのゴミや雨水の入り込みを防止できるとともに、固定ボルトがしっかりとねじ孔にねじ込まれていると支柱キャップが支柱からはずれない。すなわち、支柱キャップ専用の固定ねじを取り付ける作業が不要となり、作業性に優れている。
さらに、上部固定金具の金具本体が、支柱側の面にねじ孔の支柱側端から徐々に拡径するように設けられたボルト誘導部を備えている構成とすれば、固定ボルトをねじ孔にねじ込む際に、ボルト誘導部のテーパ面に固定ボルトの先端があたり、固定ボルトがスムーズにねじ孔に誘導される。
したがって、固定ボルトの締め込み作業が容易になる。
本発明のフェンスの1つの実施の形態を敷地外側からみた図である。 図1のA方向矢視図である。 図1のB―B断面図である。 図3の要部拡大図である。 図1のフェンスの固定金具をあらわし、同図(a)が正面図、同図(b)が右側面図、同図(c)が平面図である。 図1のフェンスのフェンス本体を支柱の支持固定する工程を説明する図であって、フェンス本体の上胴縁に上部固定金具をセットした状態をあらわしている。 フェンス本体の上端部を支柱に仮止めした状態を説明する要部拡大断面図である。 支柱キャップの取り付け工程を説明する要部拡大断面図である。 固定ボルトの取り付け工程を説明する要部拡大断面図である。 公知のフェンスの断面図である。 図10のフェンスのフェンス本体を支柱に支持固定する前の状態をあらわす断面図である。
以下に、本発明を、その実施の形態をあらわす図面を参照しつつ詳しく説明する。
図1〜図4は、本発明のフェンスの1つの実施の形態をあらわしている。
このフェンス1は、図1、図2あるいは図3に示すように、複数のフェンス本体2と、複数の支柱3と、複数のフェンス本体2と、支柱3と同数の上部固定金具6と、支柱3と同数の固定ボルト63と、支柱3と同数の受け金具31と、4個のエンドキャップ4aと、(フェンス本体2の枚数−1)×2個のジョイント部材(ジョイントスリーブ)4bと、支柱3と同数の支柱キャップ5を用いて支柱3が敷地側、フェンス本体2側が道路等の敷地外に配置されるように施工されている。
支柱3は、アルミニウムやアルミニウム合金の断面略正方形の筒状をした押出型材で形成され,所定間隔(1〜2m)でコンクリートブロックやコンクリート基礎などのベース8に下端が埋め込まれた状態で立設されている。
そして、支柱3には、下端側に受け金具31が取り付けられているとともに、上端部に敷地外に面する面と敷地内に面する面にボルト挿通孔32がそれぞれ穿設されている。
受け金具31は、断面略L字形の受部31aを備えている。
2つのボルト挿通孔32は、中心軸が一致するとともに、後述する固定ボルト63のねじ部63bの外径と略同じか少し大きい径をした同径の丸孔である。
フェンス本体2は、上胴縁21と、下胴縁22と、格子体(ラティス)23とを備えている。
上胴縁21は、アルミニウムやアルミニウム合金などの軽量金属材料の押出型材からなり、図3および図4に示すように、上記第1凹溝部21aと、第2凹溝部21eと、筒部21fとを備えている。
第1凹溝部21aは、図4に示すように、上下から張出す上下一対の金具係止部21b、21cと、凹溝21dを備え、上下の金具係止部21b、21c間に形成される凹溝21dより狭小の隙間を介して支柱3側で開口し、断面略T字形をしている。
第2凹溝部21eは、下方に開口していて、後述する格子体23の上端部が第2凹溝部21eの長手方向の開口端からスライド嵌合されている。
筒部21fは、図2に示すように、エンドキャップ4aの嵌入部41aが嵌入されるあるいはジョイント部材4bの嵌入部41aが嵌入されている。
そして、エンドキャップ4bおよびジョイント部材4bは、筒部21fの壁面を貫通してねじ込まれたビス41bによって抜け止め状態に上胴縁21に固定されている。
なお、エンドキャップ4aおよびジョイント部材4bは、特に限定されないが、ABS樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂等の熱可塑性樹脂、これらの熱可塑性樹脂にガラス繊維やカーボン繊維等の補強繊維を混合した繊維強化樹脂や、アルミニウムやアルミニウム合金などの軽量金属で形成されている。
下胴縁22は、アルミニウムやアルミニウム合金などの軽量金属材料の押出型材からなり、上記凹溝部22cと、筒部22aとを備えている。
凹溝部22cは、後述する格子体23の下端部が凹溝部22cの長手方向の開口端からスライド嵌合されている。
筒部22aは、エンドキャップ4aの嵌入部41aが嵌入されるあるいはジョイント部材4bの嵌入部41aが嵌入されている。
そして、エンドキャップ4bおよびジョイント部材4bは、22aの壁面を貫通してねじ込まれたビス41bによって抜け止め状態に下胴縁22に固定されている。
また、下胴縁22は、筒部22aの下方に、断面略L字形をした受け金具嵌合溝22bが設けられている。
受け金具嵌合溝22bには、受け金具31の受部31aが嵌合している。すなわち、フェンス本体2が受け金具31によって下側から支持されている。
格子体23は、縦桟材23aと、横桟材23bと、縦桟材支持金具23cとを備えている。
縦桟材23aは、アルミニウムやアルミニウム合金などの軽量金属材料の押出型材からなり、上端および下端が縦桟材支持金具23cに固定されている。
横桟材23bは、アルミニウムやアルミニウム合金などの軽量金属材料の押出型材からなり、縦桟材23aに固定されている。
縦桟材支持金具23cは、ステンレス鋼板あるいは鋼板を打ち抜きプレス加工されている。
上部固定金具6は、ステンレス鋼板や鋼板を打ち抜きプレス成形することによって得られ、図5に示すように、金具本体61と、2つの係止爪部62を備えている。
そして、金具本体61は、図5(b)に示すように、略T字形をしていて、T字の縦辺部分に設けた厚肉部にねじ孔61aが穿設されているとともに、支柱側に対面する面側に、ねじ孔61aの支柱側端から徐々に拡径するように設けられたボルト誘導部61bを備えている。
また、金具本体61の上下方向の寸法は、凹溝21dの上下方向の寸法と略同じか少し短くなっているとともに、上下の金具係止部21b、21cの隙間より長くなっている。すなわち、凹溝21dに遊嵌される大きさになっている。
2つの係止爪部62は、金具本体61のT字の横辺部分の両側から支柱側に向かって延設されている。
各係止爪部62は、金具本体61に略直交するように金具本体61から延出する支柱上端係止部62aと、この支柱上端係止部62aから下方に向かう係止爪62bを備えた断面略逆L字形をしている。
支柱上端係止部62aの金具本体61からの延出長さは、金具係止部21b(21c)の肉厚と、支柱3の壁肉厚の合計より長くなっている。
そして、この上部固定金具6は、金具本体61が凹溝21d内に入り込むとともに、その上端部および下端部が金具係止部21b(21c)の凹溝21d側の壁面に係止され、係止爪部62の支柱上端係止部62aが支柱3の上端面で受けられているとともに、係止爪62bが支柱3内に入り込んでいる。
支柱キャップ5は、特に限定されないが、ABS樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂等の熱可塑性樹脂、これらの熱可塑性樹脂にガラス繊維やカーボン繊維等の補強繊維を混合した繊維強化樹脂や、アルミニウムやアルミニウム合金などの軽量金属から形成されていて、図4、図8、図9に示すように、キャップ本体51と、第1嵌入部52と、図では片側しかあらわれていないが、一対の第2嵌入部53とを備えている。
キャップ本体51は、上面がフェンス本体2に向かって登り勾配となったテーパ面となっていて、下面が支柱3の上端面で受けられている。
第1嵌入部52は、係止爪部62と係止爪部62との間に入り込む幅に形成されていて、支柱3内に嵌入され、ボルト挿通孔32が形成された支柱内壁面に略圧接状態になっている。
また、第1嵌入部52には、支柱3のボルト挿通孔32と同径のボルト挿通孔52aが穿設されている。
ボルト挿通孔52aは、ボルト挿通孔32と中心軸が一致している。
一対の第2嵌入部53は、それぞれ係止爪部62に対応する位置で、第1嵌入部52を両側から挟むように設けられていて、係止爪支柱3内に嵌入された状態でボルト挿通孔32が設けられていない支柱3の内壁面に圧接されている。
また、第2嵌入部53は、長手方向の長さが係止爪62bの敷地側の面と支柱3の敷地側の内壁面との長さより少し短く形成されている。
固定ボルト63は、頭部63と、外径がボルト挿通孔32,52aの内径と略同じが少し小径のねじ部63bとを備え、ねじ部63bがボルト挿通孔32、ボルト挿通孔52aおよびボルト挿通孔32を介して金具本体61側に挿通され、金具本体61のねじ孔61aにねじ込まれている。
すなわち、この固定ボルト63のねじ込みによって、金具本体61がその上下端が金具係止部21b、21cに係止された状態で支柱3側に引寄せられ、金具本体61と支柱3の壁面との間で金具係止部21b、21cが挟着された状態になっている。
以下に、このフェンス1の施工方法の1例を工程順に説明する。
(1)長尺の押出型材を規格化された長さあるいは施工現場の状況に応じた長さに切断し、支柱3の上端側にボルト挿通孔32を穿設する。
なお、押出型材の切断およびボルト挿通孔32の穿設は、工場でもよいし、施工現場で行ってもよい。
(2)図1、図3および図6に示すように、受け金具31をボルト挿通孔32が穿設された壁面の一方に取り付けるとともに、支柱3の下端側をベース8に埋め込み、受け金具31が敷地外を臨むように支柱3をベース8に立設状態とする。
なお、受け金具31の取り付けは、支柱3をベース8に埋め込む前でも後でも構わない。
(3)図6に示すように、上胴縁21の第1凹溝部21aの凹溝21d内に金具本体61を遊嵌状態にはめ込むとともに、係止爪部62を金具係止部21bと金具係止部21cの隙間を介して第1凹溝部21a外に突出するようにセットする。
(4)図7に示すように、受け金具31の受部31aが下胴縁22の受け金具嵌合溝22bに係合するとともに、支柱3の上端開口から係止爪62bを支柱3内に挿入し、フェンス本体2を仮止め状態にする。
(5)図8に示すように、フェンス本体2の金具係止部21b,21cの外壁面が支柱3の外壁面に略密着するようにフェンス本体2を手等で支持した状態で支柱キャップ5の第1嵌入部52および第2嵌入部53を、図9に示すように、支柱3内に完全に嵌入し、キャップ本体51の下面が支柱3の上端に密着するようにセットする。
なお、この状態で、第1嵌入部52のボルト挿通孔52aと、支柱3のボルト挿通孔32が一直線上に並んだ状態となる。
(6)上記(5)の状態を保持しながら、図9に示すように、固定ボルト63をフェンス本体2とは逆側の支柱3の壁に設けられたボルト挿通孔32から、ボルト挿通孔52a、他方のボルト挿通孔の順に通し、図4に示すように、固定ボルト63が支柱3を貫通した状態とするとともに、固定ボルト63の先端を金具本体61のねじ孔61aにねじ込み、金具本体61を支柱3側に引き寄せて、上下の金具係止部21b,21cを金具本体61と、支柱3の外壁面とで挟み込込ませることによってフェンス本体2の上端部を支柱3の上端部に固定する。
すなわち、この状態で、支柱キャップ5が固定ボルト63によって上方へ抜け無いように固定される。
また、第1嵌入部52のボルト挿通孔52aの軸方向両側の壁面が、支柱3のボルト挿通孔32が設けられた対面する内壁面に圧接状態となっているので、固定ボルト63の頭部から支柱3の壁面にかかる力が第1嵌入部52によって受けられている。
このフェンス1は、上記のように、支柱3の敷地側壁面から固定ボルト63を、フェンス本体2の上部固定金具6の金具本体61のねじ孔61aにねじ込んでフェンス本体2の上端部を支柱3に支持固定するようにしたので、敷地外側から固定ボルト63を解締しにくい。
また、ボルト挿通孔32は、固定ボルト63のねじ部63bが挿通される丸孔でよい。
したがって、フェンス1の施工現場においても、電動ドリルなどの一般的な工具を用いて容易にボルト挿通孔32を穿設することができる。すなわち、施工現場で長尺の型材を必要な支柱の長さに切断し、上記のようにしてボルト挿通孔を穿設して支柱3とすることができるので、端材の発生を少なくすることができるとともに、いろいろな長さの支柱サをストックしておく必要がなく、コストダウンをはかることができる。
さらに、上部固定金具6の金具本体61が第1凹溝部21aの凹溝21dに遊嵌状態にはまり込むので、仮止め状態においても金具本体61を凹溝21dに沿ってスライドさせて、ねじ孔61aと支柱3のボルト挿通孔32の位置合わせを容易に行うことができる。
また、上部固定金具6の係止爪部62が略逆L字形をしているので、係止爪62bが支柱の内部に臨み、安定した係止状態になる。すなわち、固定ボルト63を金具本体61のねじ孔61aにねじ込んでいない安定した仮止め状態とすることができる。したがって、固定ボルト63のねじ込み作業を安全かつ容易に行える。
また、フェンス本体2の固定ボルト63が、支柱キャップ5の第1嵌入部52に設けられたねじ挿通孔52aにも挿通された状態で上部固定金具6の金具本体のねじ孔61aにねじ込まれるので、支柱キャップ5が、固定ボルト63によって抜け止め状態になる。
したがって、支柱キャップ5専用の固定ボルトが必要が無く、部品点数を少なくすることができるとともに、作業も簡略化できる。
また、第1嵌入部52のボルト挿通孔52aの軸方向両側の壁面が、支柱3のボルト挿通孔32が設けられた対面する内壁面に圧接状態となり、固定ボルト63の頭部から支柱3の壁面にかかる力が第1嵌入部52によって受けられるので、固定ボルト63の過締め込みによって支柱3の壁面が変形するを防止することができる。
さらに、上部固定金具6の金具本体61が、支柱3側の面にねじ孔61aの支柱側端から徐々に拡径するように設けられたボルト誘導部61bを備えているので、固定ボルト63をねじ孔61aにねじ込む際に、ボルト誘導部61bのテーパ面にねじ部63b先端があたり、ねじ部63bがスムーズにねじ孔61aに誘導される。
したがって、固定ボルト63のねじ込み作業が容易になる。
なお、図4、図8において、27は第1凹溝部21aの支柱3に当接する部分以外で凹溝21dを覆い隠す長尺の蓋部材である。
本発明のフェンスは、上記の実施の形態に限定されない。例えば、上記の実施の形態では、支柱が断面略正方形の四角筒であったが、例えば、断面略長方形、断面略六角形、断面略八角形でも構わない。
上記の実施の形態では、金具本体が略T字形をしていたが、矩形をしていても構わない。
上記の実施の形態では、上胴縁全体が押出型材で形成されていたが、第2凹溝部となるCチャンネル形状の部材を他の部分に溶接等により取り付けるようにしても構わない。
上記の実施の形態では、複数のフェンス本体を備えていたが、短いフェンスの場合、1枚のフェンス本体のみでも構わない。
上記の実施の形態では、上部固定金具の係止爪部が、断面略逆L字形をしていたが、例えば、係止爪部を支柱側に向かって斜め下方に下がる庇状にしても構わない。
上記の実施の形態では、支柱キャップが第1嵌入部と、第2嵌入部とを一対ずつ備えていたが、第1嵌入部と第2嵌入部とを一体化して嵌入部を1つのブロック状としても構わない。
1 フェンス
2 フェンス本体
21 上胴縁
21a 第1凹溝部
21b、21c 金具係止部
21d 凹溝
21e 第2凹溝部
21f 筒部
22 下胴縁
22b 受け金具嵌合溝
22c 凹溝部
23 格子体
23a 縦桟材
23b 横桟材
23c 縦桟材支持金具
3 支柱
31 受け金具
31a 受部
32 ボルト挿通孔
4a エンドキャップ
4b ジョイント部材
41a 嵌入部
41b ビス
5 支柱キャップ
51 キャップ本体
52 第1嵌入部
52a ボルト挿通孔
53 第2嵌入部
6 上部固定金具
61 金具本体
61a ねじ孔
61b ボルト誘導部
62 係止爪部
62a 支柱上端係止部
62b 係止爪
63 固定ボルト
63a 頭部
63b ねじ部
8 ベース

Claims (5)

  1. フェンス本体の上端部の支柱側壁面に設けられた金具係止部に上部固定金具のフェンス本体係止部を係止した状態で、筒状の支柱を貫通して設けられた固定ボルトを前記上部固定金具のねじ孔にねじ込んで、前記フェンス本体係止部を前記支柱側に引き寄せて前記フェンス本体係止部と、支柱外壁面との間で前記金具係止部を挟み込んで前記フェンス本体の上端部を支柱に固定するようにしたフェンスであって、
    前記上部固定金具は、フェンス本体係止部を有するとともに固定ボルトのねじ孔を備えた金具本体と係止爪部とを備え、
    前記係止爪部が前記フェンス本体係止部を前記金具係止部に係止した状態で前記支柱の上端に係止されてフェンス本体の上端を仮止め状態に支持可能に形成されていることを特徴とするフェンス。
  2. フェンス本体が、上端部の支柱側壁面に、上下から張り出す上下一対の金具係止部と金具本体が遊嵌される凹溝を有する支柱側に開口する凹溝部を備える請求項1に記載のフェンス。
  3. 上部固定金具の係止爪部が、金具本体から支柱側に張り出すように設けられた略逆L字形をしている請求項1または請求項2に記載のフェンス。
  4. 支柱の上部開口を塞ぐ支柱キャップを有し、
    この支柱キャップは、支柱の上部端面に受けられ上部開口を塞ぐキャップ本体と、
    前記上部開口から支柱内に嵌入される支柱嵌入部を有し、
    この支柱嵌入部が、金具本体のねじ孔にねじ込まれる固定ボルトが挿通されてキャップ本体を上部端面に受けられた状態に保持するボルト挿通孔を備えている請求項1〜請求項3のいずれかに記載のフェンス。
  5. 上部固定金具の金具本体が、支柱側の面にねじ孔の支柱側端から徐々に拡径するように設けられたボルト誘導部を備えている請求項1〜4のいずれかに記載のフェンス。
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