JP2018144431A - リング式綴具ホルダー、綴具付きホルダーおよび、ファイル - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1には、細長い二本の基部と、それらの各基部の幅方向外側を向く側面のそれぞれに形成され、該基部の正面側に延びて相互に共同してリング形状をなす複数対の半リング部とを具えるリング式綴具であって、二本の基部のそれぞれの一端部を相互に連結することにより、当該一端部を中心として、それぞれの他端部が互いに離隔・接近する回動変位に基き、半リング部の開閉動作を可能にしたものが記載されている。
ここで、特許文献2では主として基部とは別部材としての金属製の軸部を、また特許文献3では基部と一体をなす軸部を、基部の背面側に設けるとともに、その軸部を支持する軸受け部を基板の背面側に一体に設けることにより、上述した基部の回動変位を実現している。
その他、このようなタイプのリング式綴具としては、特許文献4に記載されたものもある。
しかるに、そのようなリング式綴具の、ファイルへの着脱が可能になると、綴じ込んだ紙葉等を大きく捲れる利点とも相俟って、ユーザによるリング式綴具の使用態様が拡大し、また利便性が高まると考えられる。
ここで、「直接的に着脱可能」とは、ねじやリベットその他の固着具を用いることなしに、リング式綴具の基部を、リング式綴具ホルダーのホルダー基板の基部取付け箇所に取り付けるとともに、該基部取付け箇所から取り外すことができることを意味する。
この場合においては、前記側面挟持部が、リング式綴具の前記基部の両側面に整合する内面形状を有することがより一層好ましい。
またここでは、ホルダー基板上で前記端部囲繞部を設けた箇所に、端部囲繞部内でのリング式綴具の基部の前記一端部の円滑な通過を可能にする擦抜け凹部が設けられていることが好ましい。
また、この発明のリング式綴具ホルダーは、全体が一体に形成されてなるものであることが好ましい。
このリング式綴具の前記軸部は基部と一体に形成されていることが好ましい。また、このリング式綴具は、リング式綴具ホルダーに、半リング部が開閉可能に保持されることが好ましい。
図1及び図2にそれぞれ斜視図及び正面図で例示するリング式綴具ホルダー1は、図3及び図4に示すように、紙葉等を綴じ込む部分が少なくとも一部で湾曲して延びる円環状その他のリング状をなす所定のリング式綴具31を保持するためのものである。
このファイル51の表紙体52は、ファイル外装をなす表表紙53、裏表紙54ならびに、表表紙53および裏表紙54の相互間に跨ってそれらを連結する背表紙55で構成されており、リング式綴具ホルダー1は、表紙体52の背表紙55の内側に取り付けられている。
このように、リング式綴具ホルダー1により、従来は主としてメモ帳等の帳面に限定的に使用されていたリング式綴具31の使用場所や使途が拡大し、ユーザによる利便性の向上を実現することができる。
なお、ホルダー基板2の表面Sfの側面挟持部3aを設けた箇所には、ホルダー基板2の表裏方向に貫通する孔部6が形成されている。
ここで、基部32の一端部及び他端部のそれぞれの先端には、他の部分に比して径が大きくユーザが保持する摘みとして機能する拡径先端部34が設けられており、この拡径先端部34を端部囲繞部3b内に潜らせて当該一端部を円滑に通過させるため、上述した擦抜け凹部7が有効に働くことになる。つまり、擦抜け凹部7は、端部囲繞部3b内に基部32の一端部を通す際の拡径先端部34の一時的な逃げ場所となる。
ちなみに、基部32の一端部が端部囲繞部3b内を通過して、基部32が基部取付け箇所3a〜3dに取り付けられた後、拡径先端部34は端部囲繞部3bに引っ掛かり、後述するように、ユーザが基部32の他端部を引っ張ることによる、リング式綴具31の半リング部32を開く動作を補助する。
ここでは、端部係合部3cは、図7(c)及び図8(c)に示すように、ホルダー基板2の表面Sfの一方の側縁上に実質的に直立する側壁8と、この側壁8からリング式綴具31の基部32側に向けて突き出る係合爪9で構成されている。そして、これに対応するリング式綴具31の基部32の他端部の側面Sには、図8(c)に示すように、該側面Sから窪んで上記の係合爪9が入り込む係合凹部35が形成されている。
これらのリング式綴具ホルダー1a、1bは、図10及び図11に示すように、ホルダー基板2bを幅方向に二個もしくは三個並べて配置し、それらが一体に形成されたものである。なおここで、ホルダー基板2bは、基部取付け箇所をすべて側面挟持部3aとし、それらの側面挟持部3aで、ホルダー基板2bの表面Sfからの突出部分の突出高さを若干異なるものとしたことを除いて先に説明したホルダー基板2と実質的に同様の構成を有するものであるが、先述したホルダー基板2と同じ構成とすることも可能である。
図示は省略するが、用途等に応じて、リング式綴具ホルダーのホルダー基板2bは四個以上とすることもできる。
このリング式綴具31では、ユーザが先述の拡径先端部34を把持して、それぞれの基部32をその長手方向に沿って相互に逆向きに引っ張って変位させた後、基部32を捩ることにより、軸受け部37が一体形成された基部32が、軸部36を中心として回動変位し、それに伴い、基部32に一体形成された半リング部33が開く動作が生じる。
特にこの実施形態では、基部取付け箇所3a〜3dに基部32を取り付けた際に、先述したように、基部32の一端部の拡径先端部34が端部囲繞部3bに引っ掛かることから、ユーザは、基部32の他端部の拡径先端部34のみを把持してこれを引っ張ると、基部32の回動変位及び、それに伴う半リング部33の開放・閉鎖を行うことができる。
2、2b ホルダー基板
2a 隆起部
3a 側面挟持部(基部取付け箇所)
3b 端部囲繞部(基部取付け箇所)
3c 端部係合部(基部取付け箇所)
3d 片側壁部(基部取付け箇所)
4 貫通穴
5a、5b 突出部分
6 孔部
7 擦抜け凹部
8 側壁
9 係合爪
10 係合面
11 内向き面
12 斜面
31 リング式綴具
32 基部
33 半リング部
34 拡径先端部
35 係合凹部
36 軸部
37 軸受け部
38 綴具構成部材
51、61 ファイル
52、62 表紙体
53、63 表表紙
54、64 裏表紙
55、65 背表紙
66 折返し部分
71 マグネット部材
Sf ホルダー基板の表面
Sb ホルダー基板の裏面
F 基部の正面
B 基部の背面
S 基部の側面
Claims (15)
- 細長い二本の基部と、それらの各基部の側面のそれぞれに一体に形成されて少なくとも一部で湾曲して該基部の正面側に延び、基部の相対変位に伴って開閉する複数対の半リング部とを有するリング式綴具を保持するリング式綴具ホルダーであって、リング式綴具の前記基部の背面側で該背面に沿って延びるホルダー基板を具え、前記基部の背面に対向する前記ホルダー基板の表面に、前記基部を直接的に着脱可能な基部取付け箇所が設けられてなるリング式綴具ホルダー。
- 前記基部取付け箇所が、リング式綴具の前記基部を該基部の両側面側から挟み込む少なくとも一個の側面挟持部を有してなる請求項1に記載のリング式綴具ホルダー。
- 前記側面挟持部が、リング式綴具の前記基部の両側面に整合する内面形状を有してなる請求項2に記載のリング式綴具ホルダー。
- 前記基部取付け箇所が、ホルダー基板の長手方向で、リング式綴具の前記基部の一端部に対応する位置に設けられて、前記一端部の周囲を取り囲む端部囲繞部と、ホルダー基板の長手方向で、リング式綴具の前記基部の他端部に対応する位置に設けられて、前記他端部に当該基部の側面側から引っ掛かって係合する端部係合部とを有してなる請求項1〜3のいずれか一項に記載のリング式綴具ホルダー。
- 前記端部係合部が、ホルダー基板の側縁に立設した側壁、及び、前記側壁からリング式綴具の前記基部側に向けて突き出る係合爪で構成されてなる請求項4に記載のリング式綴具ホルダー。
- ホルダー基板上で前記端部囲繞部を設けた箇所に、端部囲繞部内でのリング式綴具の基部の前記一端部の円滑な通過を可能にする擦抜け凹部が設けられてなる請求項4又は5に記載のリング式綴具ホルダー。
- 前記基部取付け箇所が、リング式綴具の前記基部を該基部のいずれか一方の側面側から支持する少なくとも一個の片側壁部を有してなる請求項1〜6のいずれか一項に記載のリング式綴具ホルダー。
- 前記ホルダー基板の前記表面が、該ホルダー基板の一方の側縁よりも他方の側縁で、リング式綴具側に隆起してなる請求項1〜7のいずれか一項に記載のリング式綴具ホルダー。
- 前記ホルダー基板が幅方向に複数個並べて配置されてなる請求項1〜8のいずれか一項に記載のリング式綴具ホルダー。
- 全体が一体に形成されてなる請求項1〜9のいずれか一項に記載のリング式綴具ホルダー。
- 請求項1〜10のいずれか一項に記載のリング式綴具ホルダーと、前記リング式綴具ホルダーの前記基部取付け箇所に基部が取り付けられたリング式綴具とを具えてなる綴具付きホルダー。
- リング式綴具が、基部の背面側で該基部と平行に延びる軸部と、基部の背面側に前記軸部を取り囲んで設けられて該軸部を支持する軸受け部とをさらに有し、前記軸部を中心とする基部の回動変位により、半リング部を開閉可能に構成されてなる請求項11に記載の綴具付きホルダー。
- リング式綴具の前記軸部が基部と一体に形成されてなる請求項12に記載の綴具付きホルダー。
- リング式綴具ホルダーにリング式綴具が、半リング部が開閉可能に保持されてなる請求項12又は13に記載の綴具付きホルダー。
- 請求項1〜10のいずれか一項に記載のリング式綴具ホルダーと、表表紙、裏表紙ならびに、表表紙および裏表紙の相互を連結する背表紙を含む表紙体とを具え、前記リング式綴具ホルダーが表紙体に取り付けられてなるファイル。
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