JP2018143567A - 生体情報測定装置 - Google Patents

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Yoshiya Sasagaki
桂也 笹垣
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洋式 山▲崎▼
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Abstract

【課題】測定精度を向上させることができる生体情報測定装置を提供することを目的とする。【解決手段】使用者が排泄する尿を測定する生体情報測定装置であって、使用者が排泄する尿に向けて波動を放射する波動装置と、前記尿によって反射された前記波動の反射波を受信する受信装置と、前記波動装置及び前記受信装置が設けられる筐体と、前記波動の進行方向と、前記尿の流れる方向と、の相対的な位置関係を規制する規制手段と、を備えたことを特徴とする生体情報測定装置が提供される。【選択図】図1

Description

本発明の態様は、一般的に、生体情報測定装置に関する。
従来、尿流率や尿流速などの排尿情報(生体情報)を測定する生体情報測定装置が用いられている。このような生体情報測定装置は、例えば、便器と一体化されている。この場合、生体情報を測定する際に使用者が用いることができる便器が、生体情報測定装置が一体化された便器に限られるという問題があった。これに対して、便器とは別に移動可能な生体情報測定装置が提案されている。例えば特許文献1には、尿に関する測定に用いられるドプラセンサーが開示されている。
特許5553315号公報
ドプラセンサーなどの生体情報測定装置が便器とは別に移動可能である場合、排尿及び測定に際して、当該装置は、例えば使用者に保持される。しかし、使用者にとっては、尿に対して適切な位置に生体情報測定装置を保持することが難しいことがある。また、手ぶれなどにより、測定中に装置を静止させることが難しい場合もある。これにより、測定精度が低下することがある。
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、測定精度を向上させることができる生体情報測定装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、使用者が排泄する尿を測定する生体情報測定装置であって、使用者が排泄する尿に向けて波動を放射する波動装置と、前記尿によって反射された前記波動の反射波を受信する受信装置と、前記波動装置及び前記受信装置が設けられる筐体と、前記波動の進行方向と、前記尿の流れる方向と、の相対的な位置関係を規制する規制手段と、を備えたことを特徴とする生体情報測定装置である。
この生体情報測定装置によれば、規制手段によって、波動の進行方向と、尿の流れる方向と、の相対的な位置関係を規制することにより、波動を尿に適切に当てることができ、測定精度を向上させることができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記規制手段は、前記筐体を前記尿が排泄される便器に固定する固定手段を含むことを特徴とする生体情報測定装置である。
この生体情報測定装置によれば、固定手段によって筐体の位置や向きを固定することにより、波動の進行方向と、尿の流れる方向と、の相対的な位置関係を規制できる。したがって、測定精度を向上させることができる。また、手ぶれなどにより測定中に筐体の位置や向きが変化することを抑制でき、測定誤差の発生を抑制することができる。
第3の発明は、第2の発明において、前記便器は、使用者の尿を受けるボウルを有し、前記固定手段は、前記ボウルのリム部に前記筐体を固定することを特徴とする生体情報測定装置である。
この生体情報測定装置によれば、筐体をリム部に配置することにより、筐体への尿の付着を抑制しつつ、尿の流れる方向に対して波動の進行方向を調整しやすい。
第4の発明は、第2の発明において、前記固定手段は、前記便器、床及び壁面の少なくともいずれかに取り付けられ、前記筐体を支持するアーム部を含むことを特徴とする生体情報測定装置である。
この生体情報測定装置によれば、アーム部によって筐体の位置や向きを調整して固定することができる。
第5の発明は、第4の発明において、前記規制手段は、前記アームに固定された筒を含み、前記尿は、前記筒を通過して前記便器に放出されることを特徴とする生体情報測定装置である。
この生体情報測定装置によれば、筒により、尿がボウルに至るまでの経路や、尿が流れる方向を限定することができる。また、尿の飛散を抑制することができる。したがって、尿の飛散や尿が流れる方向のばらつきよって発生する測定誤差を抑制することができる。
第6の発明は、第1〜第5のいずれかに1つの発明において、前記規制手段は、前記尿が排泄される便器の一部に向けて光を射出する投光器を含むことを特徴とする生体情報測定装置である。
この生体情報測定装置によれば、投光器は、波動の進行方向に対して尿が放出される方向をガイドすることにより、波動の進行方向と尿の流れる方向との相対的な位置関係を規制することができる。したがって、測定精度を向上させることができる。
第7の発明は、第6の発明において、前記筐体は、指に取り付け可能な構造を有することを特徴とする生体情報測定装置である。
この生体情報測定装置によれば、使用者は、筐体が装着された指で陰茎を持ちながら、尿の排泄及び測定を行うことができる。
第8の発明は、第1〜第7のいずれか1つの発明において、前記筐体は、前記筐体を覆う袋体を前記筐体に係止する係止部材が取り付けられる係止部を有することを特徴とする生体情報測定装置である。
この生体情報測定装置によれば、係止部及び係止部材によって、筐体と袋体との位置関係の変化を抑制できるため、測定精度の低下を抑制することができる。
本発明の態様によれば、測定精度を向上させることができる生体情報測定装置が提供される。
実施形態に係る生体情報測定装置の使用状況を例示する斜視図である。 実施形態に係る生体情報測定装置の一部を例示する模式図である。 実施形態に係る生体情報測定装置の使用状況を例示する斜視図である。 実施形態に係る生体情報測定装置の使用状況を例示する斜視図である。 実施形態に係る生体情報測定装置の使用状況を例示する斜視図である。 実施形態に係る生体情報測定装置の一部を例示する模式図である。 実施形態に係る生体情報測定装置の使用状況を例示する斜視図である。 実施形態に係る生体情報測定装置の一部を例示する模式図である。 実施形態に係る生体情報測定装置の使用状況を例示する斜視図である。 図10(a)及び図10(b)は、実施形態に係る生体情報測定装置を例示する模式図である。 図11(a)及び図11(b)は、実施形態に係る生体情報測定装置の一部を例示する模式図である。 実施形態に係る生体情報測定装置の使用状況を例示する模式図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、実施形態に係る生体情報測定装置101の使用状況を例示する斜視図である。 図2は、図1のうち生体情報測定装置101近傍の一部を表す模式図である。
実施形態に係る生体情報測定装置は、例えば、使用者が排泄する尿の速度(尿流速)、尿量、尿流率(単位時間当たりの排泄尿量)などの排尿情報を測定する機能を有する。
図2に示すように、生体情報測定装置101は、波動装置11と、受信装置13と、筐体15と、を有する。
波動装置11及び受信装置13は、筐体15に設けられる。例えば、波動装置11及び受信装置13は、筐体15の内部に収納されている。
波動装置11は、使用者が便器200に向けて排泄する尿(尿流)UFに向けて波動を放射する。波動装置11が放射する波動TWは、例えばマイクロ波又はミリ波などの電磁波である。ただし、実施形態において用いられる波動は、超音波や光などであってもよい。以下では、波動がマイクロ波である場合を例に挙げて説明する。
受信装置13は、使用者が排泄する尿UFによって反射された波動TWの反射波RWを受信する。例えば、波動TWの周波数は、尿(尿流)UFによって反射されると変化する。すなわち、波動TWの周波数と反射波RWの周波数とは異なる。
波動装置11及び受信装置13は、制御部19に接続されている。制御部19には、例えばマイコンなどの回路が用いられる。制御部19の少なくとも一部は、筐体15内に収められていてもよいし、生体情報測定装置101とは別に設けられていてもよい。制御部19との接続は、有線接続であっても無線接続であってもよい。
制御部19は、波動装置11及び受信装置13の動作を制御する。例えば、制御部19は、波動装置11に波動TWを放射させる制御信号を送信する。また、制御部19は、受信装置13から受信された反射波RWの情報を受信する。制御部19は、波動TWの情報(例えば周波数、波長など)と、反射波RWの情報(例えば周波数、波長など)と、から尿UFの流れる速度(尿流速)や流れる方向を検出することができる。波動装置11、受信装置13及び制御部19は、例えばドップラーセンサとして機能する。
尿道口から排泄された尿流の飛行距離は、式(1)により算出することができる。
Figure 2018143567

ここでDは飛行距離、qは尿流率、vは尿流速、Aは尿流面積、Hは落下高さ、gは重力加速度である。尿流速(v)を測定し、尿流面積Aが分かれば、式(1)から尿流率(q)を算出することができる。実施形態によれば、排尿情報を非接触で測定することができる。
図1に示すように、この例では、生体情報測定装置101は、小便器60(便器200)に向けて排泄される尿UFに対して使用されている。但し、便器200は、大便器であってもよい。
小便器60は、使用者が排泄する尿を受けるボウル61を有する。ボウル61は、底部62と、立壁63と、側壁64と、を有する。立壁63は、底部62から上方に延び、尿を排泄する使用者と対向する。側壁64(右側壁64a及び左側壁64b)は、底部62及び立壁63の左右に設けられる。右側壁64aと左側壁64bとは、小便器60の前方下部において互いに接続されている。すなわち、底部62は、立壁63と側壁64とに囲まれている。また、ボウル61は、リム部65を有する。側壁64の縁がリム部65に相当する。生体情報測定装置101の筐体15は、リム部65に設けられている。
また、生体情報測定装置101は、波動TWの進行方向DWと、尿UFの流れる方向DFと、の相対的な位置関係を規制する規制手段30を有する。この例では、規制手段30は、筐体15を小便器60に固定する固定手段31である。
例えば、固定手段31はリム部65に取り付けられ、筐体15は固定手段31に取り付けられる。固定手段31には、金属や樹脂の弾性を利用したクリップ、吸盤、接着剤、フックなど任意の手段を用いることができる。
筐体15は、固定手段31により、ボウル61の表面へ到達する途中の尿UFに波動TWが当たるように配置される。例えば、筐体15内の波動装置11は、使用者(尿流)に対向するように配置され、使用者の陰茎7の方向へ波動TWを放射する。または、波動装置11は、固定手段31により、ボウル61の立壁63又は底部62へ向けて波動TWを放射するように配置されてもよい。波動TWの進行方向DWは、尿UFの流れる方向DFに沿った方向、または、尿UFの流れる方向DFの逆方向に沿った方向であることが望ましい。言い換えれば、波動TWの進行方向DWは、尿の流れる方向DFと平行(又は逆平行)が望ましい。ただし、波動TWの進行方向DWと尿UFの流れる方向DFとが直交しなければよい。
筐体15は、固定手段31により便器に対して着脱可能であることが望ましい。これにより、生体情報測定装置101を移動させ、任意の便器で測定を行うことができる。例えば、使用者にとって日常生活に近いストレスの少ない状況で、尿の排泄及び測定を行うことができる。
固定手段31を設けずに、使用者がセンサの筐体を手に持ったり装着したりして、尿の排泄及び測定を行う方法も考えられる。しかし、使用者(特に高齢者)にとって、尿流に波動が当たるように筐体を保持することが難しい場合がある。例えば、使用者には波動の進行方向が認識しづらい場合がある。
これに対して、実施形態においては、固定手段31によって、波動TWの進行方向DWと、尿UFの流れる方向DFと、の相対的な位置関係を規制することができる。すなわち、固定手段31により、尿UFの流れる方向DFを考慮して、予め筐体15の位置及び向きを固定する。これにより、波動TWを尿UFに適切に当てることができ、測定精度を向上させることができる。
また、使用者が筐体を手に持つ場合には、手ぶれなどにより、測定中に筐体(波動装置及び受信装置)の位置や向きが変化し、波動の進行方向と尿の流れる方向との相対的な位置関係が変化する場合がある。この位置関係の変化は、測定誤差を生じ、測定精度が低下する。特に、使用者が高齢者の場合には、排尿中に筐体を静止させて保持することが難しいことがある。
これに対して、実施形態においては、固定手段31により、筐体15の位置や向きが変化することを抑制できる。したがって、測定精度を向上させることができる。
なお、本願明細書において、固定とは、排尿情報の測定中の筐体15等の位置や向きを固定できればよく、測定の前後において筐体15等の位置及び向きは調整可能であってもよい。
図1に示した例では、筐体15は、リム部65に設けられているが、実施形態において筐体15の位置はこれに限らない。例えば、筐体15は、ボウル61の内側(側壁64の内側)に設置されてもよい。また、例えば、波動TWがマイクロ波であり、小便器60に陶器や樹脂が用いられる場合、波動TWは小便器60を透過する。この場合には、筐体15は、ボウル61の外側(側壁64の外側)に設置されてもよい。筐体15は、小便器60の左右のいずれに設けられてもよい。
筐体15をボウル61の内側に配置した場合、波動TWの進行方向DWを、尿UFの流れる方向DF(又はその逆方向)に沿った方向としやすい。これにより、測定精度を向上させることができる。
筐体15をボウル61の外側に配置した場合、筐体15への尿の付着を抑制できる。
筐体15をリム部65に配置した場合、筐体15への尿の付着を抑制しつつ、尿UFの流れる方向DFに対して波動TWの進行方向DWを調整しやすい。
図3は、実施形態に係る生体情報測定装置102の使用状況を例示する斜視図である。生体情報測定装置102は、固定手段31の代わりに固定手段32を有する。
これ以外の生体情報測定装置102の構成については、生体情報測定装置101に関する説明と同様の説明を適用できる。
図3に示すように、固定手段32は、アーム部32aと、装着部32bと、を有する。アーム部32aには、例えば、樹脂製のチューブ(パイプ)や、曲げ耐性に優れた金属製のチューブを用いることができる。アーム部32aの一端に装着部32bが取り付けられ、アーム部32aの他端に筐体15が取り付けられている。
装着部32bには、例えば、吸盤や両面テープなどを用いることができる。装着部32bは、小便器60の側面(側壁64の外側)に取り付けられている。すなわち、アーム部32aは、装着部32bによって、小便器60の側面に取り付けられている。
なお、実施形態において、装着部32b及びアーム部32aが取り付けられる場所は、床や壁面であってもよい。但し、床や壁面の清掃性への影響を考慮すると、装着部32b及びアーム部32aは、小便器60に取り付けられることが望ましい。また、装着部32b及びアーム部32aを小便器60等に取り付ける方法は、吸盤や両面テープに限られず、クリップやフック、接着剤など任意の手段を用いることができる。また、装着部32b及びアーム部32aは、小便器60等に対して着脱可能であることが望ましい。
このように、アーム部32aは、小便器60、床及び壁面の少なくともいずれかに取り付けられ、筐体15を支持する。これにより、筐体15の位置や向きを調整して固定することができ、波動TWの進行方向と尿UFの流れる方向との相対的な位置関係を規制することができる。したがって、測定精度を向上させることができる。
例えば、アーム部32aは小便器60に対して回動可能に取り付けられてもよいし、筐体15は、アーム部32aに対して回動可能に取り付けられてもよい。また、アーム部32aの少なくとも一部が変形可能であってもよい。
図4は、実施形態に係る生体情報測定装置103の使用状況を例示する斜視図である。生体情報測定装置103においては、規制手段30は、投光器33をさらに有する。
これ以外の生体情報測定装置103の構成については、生体情報測定装置101に関する説明と同様の説明を適用できる。
投光器33は、小便器60のボウル61に向けて光Ltを射出する。投光器33には、例えば、LED(light emitting diode)やレーザポインタなどを用いることができる。
投光器33の位置及び向きは、例えば、筐体15に対して定められており、投光器33は、筐体15に対して直接的又は間接的に固定されている。例えば、光Ltの進行方向が波動TWの進行方向に沿うように投光器33が配置される。投光器33は、筐体15内に収められていてもよい。
使用者は、投光器33によって照らされるボウル61の領域、すなわち光Ltが投光される領域R1を視認することができる。そして、使用者は、領域R1に向けて尿を排泄する。このように投光器33は、波動TWの進行方向に対して尿が放出される方向をガイドすることにより、波動TWの進行方向と尿UFの流れる方向との相対的な位置関係を規制することができる。したがって、測定精度を向上させることができる。
図5は、実施形態に係る生体情報測定装置104の使用状況を例示する斜視図である。 図6は、図5のうち生体情報測定装置104の近傍の一部を表す模式図である。
図5に示すように、生体情報測定装置104において、規制手段30は、固定手段32と、投光器33と、筒34(例えば円筒)と、を有する。
固定手段32のアーム部32aの端部には、筒34が取り付けられている。筐体15及び投光器33は、筒34に対して固定されている。すなわち、筐体15及び投光器33は、筒34を介してアーム部32aに支持されており、筐体15(波動装置11及び受信装置13)と投光器33との相対的配置は固定されている。
使用者は、筒34の内側を尿が通るように排尿を行う。すなわち、尿UFは、筒34を通過して小便器60に放出される。このような筒34を設けることにより、尿UFがボウル61に至るまでの経路や、尿UFの流れる方向を限定することができる。また、使用者によっては、尿が飛散しやすい場合があるが、筒34によって尿の流れを導くことができる。筐体15は、経路や方向が限定された尿UFに波動TWが当たるように配置されている。以上により、波動TWの進行方向と尿UFの流れる方向との相対的な位置関係を規制することができ、尿の飛散や尿が流れる方向のばらつきによって発生する測定誤差を抑制することができる。
図7は、実施形態に係る生体情報測定装置105の使用状況を例示する斜視図である。 図8は、図7のうち生体情報測定装置105の近傍の一部を表す模式図である。
生体情報測定装置105は、前述の筐体15の代わりに筐体16を有する。図7に示すように、筐体16は、使用者の体の一部(例えば指8)に装着可能である。
例えば、図8に示すように、筐体16は、指に取り付け可能な構造を有する。
筐体16は、リング状のリング部16aと、リング部16aに取り付けられた収納部16bと、を有する。使用者はリング部16aに指(例えば人差し指)を通すことができる。波動装置11、受信装置13及び投光器33が、収納部16b内に設けられている。波動装置11と投光器33との相対的配置は、固定されている。
使用者は、筐体16が装着された手(指8)で陰茎7を持ちながら、尿の排泄及び測定を行うことができる。また、生体情報測定装置105においても、図4に関する説明と同様に、投光器33は、波動TWの進行方向に対して尿が放出される方向をガイドする。すなわち、投光器33は、波動TWの進行方向と尿UFの流れる方向との相対的な位置関係を規制する。したがって、測定精度を向上させることができる。
なお、この例では、投光器33は筐体16の内部に設けられているが、投光器33は筐体16の外部に設けられてもよい。筐体16と投光器33とは別体であってもよい。また、筐体16の指に取り付け可能な構造は、指輪状に限らず、例えばクリップ状の構造であってもよい。
図9は、実施形態に係る生体情報測定装置106の使用状況を例示する斜視図である。 この例では、便器200は、洋式腰掛大便器(以下「大便器」)70である。大便器70は、ボウル71と、ボウル71の上部に設けられたリム部75と、を有する。
生体情報測定装置106は、前述の生体情報測定装置101と同様に、波動装置11及び受信装置13を内蔵する筐体15と、固定手段31(規制手段30)と、を有する。固定手段31は、筐体15を大便器70に固定する。例えば、固定手段31はリム部75に取り付けられ、筐体15は固定手段31に取り付けられる。
筐体15は、ボウル71の表面へ到達する途中の尿に波動TWが当たるように配置される。例えば、筐体15は、リム部75のうち前方側に取り付けられる。筐体15は、波動TWが使用者の尿道口に向けて放射されるように配置される。これにより、便座76に座った使用者が排泄する尿に波動TWを当てやすい。なお、「前方」とは、便座76に座った使用者からみて前方をいう。
大便器70の場合でも、固定手段31により、波動TWの進行方向と、尿UFの流れる方向と、の相対的な位置関係を規制することができる。したがって、測定精度を向上させることができる。
なお、図9に示す例では、筐体15はリム部75の内側に取り付けられているが、筐体15をボウル71内に取り付けてもよい。また、筐体15は、便器の外面(ボウル71の外側やリム部75の外側)に取り付けられてもよい。
図10(a)及び図10(b)は、実施形態に係る生体情報測定装置107を例示する模式図である。
生体情報測定装置107の規制手段30は、固定手段35を有する。図10(a)に示すように、固定手段35は、リム部75の前方部に取り付けられる支持部35aを有する。支持部35aは、リム部75の湾曲に沿った形状を有し、リム部75上に設けられている。
図10(b)に示すように、固定手段35は、さらに回動アーム35bを有する。回動アーム35bの一端は、支持部35aに接続されており、回動アーム35bの他端には、筐体15(波動装置11及び受信装置13)が取り付けられている。回動アーム35bは、支持部35aに設けられた中心軸Axを中心として回動することができる。回動アーム35bが回動することにより、筐体15は、ボウル71内を動くことができる。例えば、図10(b)に示すように、筐体15の位置を「おとこ位置M」又は「おんな位置W」とすることができる。
排尿情報を測定する際には、筐体15の位置は、固定手段35(回動アーム35b)により固定される。これにより、波動TWの進行方向と尿UFの流れる方向との相対的な位置関係が規制され、測定精度を向上できる。
また、筐体15の位置及び向きは、使用者の性別に応じて、尿(尿流)UFに対向するように調整される。これにより、さらに測定精度を向上できる。例えば、使用者が男性の場合、筐体15の位置は「おとこ位置M」とされ、波動TWは男性の使用者の尿道口に向けて放射される。使用者が女性の場合、筐体15の位置は「おんな位置W」とされ、波動TWは女性の使用者の尿道口に向けて放射される。波動TWの進行方向は、尿の流れる方向と対向する。例えば、排尿方向を個人的な意思で変更することが難しい女性に対しても、確実な測定を実施することができる。
また、回動アーム35bにさらに別のセンサや採尿容器を設けることにより、尿中に含まれる特定成分の定量・定性測定や、尿温度など様々な測定を同時に実施することも可能である。
図11(a)及び図11(b)は、実施形態に係る生体情報測定装置108の一部を例示する模式図である。
図11(a)に示すように、生体情報測定装置108は、波動装置11及び受信装置13が設けられた筐体15を有する。筐体15は、袋体17に覆われている。袋体17には、例えば、薄体樹脂を用いることができる。袋体17は、尿などによる汚染を配慮して、ディスポーザブルであることが望ましい。
図11(b)は、図11(a)に示した筐体15及び袋体17などの断面を例示する。 例えば、筐体15の面15f側において、波動の送受信が行われる。また、筐体15は、袋体17を筐体15に取り付けるための係止部15eを有する。例えば、係止部15eは、筐体15のうち、外径が他の部分に比べて小さい部分である。換言すれば、係止部15eは、筐体15の外周に設けられた溝状である。
袋体17は、係止部材18によって係止部15eに係止される。係止部材18は、例えばリング状の弾性体(例えばゴム、樹脂)である。係止部材18の内径は、例えば係止部15eの外径と略同じであり、係止部材18を係止部15e(溝)に嵌めることができる。袋体17が筐体15を覆った状態で、袋体17は、係止部材18と係止部15eとに挟まれる。このような係止部15e及び係止部材18により、筐体15の面15fと袋体17との位置関係を定めることができる。
筐体15を袋体17で覆うことにより、被水による動作不良を抑制することができる。また、尿の飛散による汚れや、尿飛沫の付着による感染症を防止することができる。使用の度に袋体17を交換することで衛生性が保たれる。
一方、筐体15(波動装置11及び受信装置13)が袋体17で覆われた場合、波動TW及び反射波RWは、袋体17の影響を受ける。波動の送受信が行われる面15f側において、筐体15と袋体17との位置関係が変化すると、測定値も変化することがある。このため、例えば、袋体17を取り換える度に筐体15(面15f)と袋体17との位置関係が変化すると、測定精度が低下する恐れがある。
これに対して、実施形態においては、係止部15e及び係止部材18によって、筐体15(面15f)と袋体17との位置関係を限定することができるため、測定精度の低下を抑制することができる。
図12は、実施形態に係る生体情報測定装置109の使用状況を例示する模式図である。この例では、使用者の指に取り付け可能な筐体16に、図11(a)及び図11(b)に関する説明と同様にして、袋体17が係止されている。
袋体17は、使用者が手首を挿入できる大きさの口(挿入部)17eを有する。これにより、手(指8)及び筐体16が袋体17に覆われた状態で、使用者は尿の排泄及び測定を行うことができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、生体情報測定装置が備える各要素の形状、寸法、材質、配置などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
7 陰茎、 8 指、 11 波動装置、 13 受信装置、 15 筐体、 15e 係止部、 15f 面、 16 筐体、 16a リング部、 16b 収納部、 17 袋体、 18 係止部材、 19 制御部、 30 規制手段、 31、32 固定手段、 32a アーム部、 32b 装着部、 33 投光器、 34 筒、 35 固定手段、 35a 支持部、 35b 回動アーム、 60 小便器、 61 ボウル、 62 底部、 63 立壁、 64 側壁、 65 リム部、 70 大便器、 71 ボウル、 75 リム部、 76 便座、 101〜109 生体情報測定装置、 200 便器

Claims (8)

  1. 使用者が排泄する尿を測定する生体情報測定装置であって、
    使用者が排泄する尿に向けて波動を放射する波動装置と、
    前記尿によって反射された前記波動の反射波を受信する受信装置と、
    前記波動装置及び前記受信装置が設けられる筐体と、
    前記波動の進行方向と、前記尿の流れる方向と、の相対的な位置関係を規制する規制手段と、
    を備えたことを特徴とする生体情報測定装置。
  2. 前記規制手段は、前記筐体を前記尿が排泄される便器に固定する固定手段を含むことを特徴とする請求項1記載の生体情報測定装置。
  3. 前記便器は、使用者の尿を受けるボウルを有し、
    前記固定手段は、前記ボウルのリム部に前記筐体を固定することを特徴とする請求項2記載の生体情報測定装置。
  4. 前記固定手段は、前記便器、床及び壁面の少なくともいずれかに取り付けられ、前記筐体を支持するアーム部を含むことを特徴とする請求項2記載の生体情報測定装置。
  5. 前記規制手段は、前記アーム部に固定された筒を含み、
    前記尿は、前記筒を通過して前記便器に放出されることを特徴とする請求項4に記載の生体情報測定装置。
  6. 前記規制手段は、前記尿が排泄される便器の一部に向けて光を射出する投光器を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の生体情報測定装置。
  7. 前記筐体は、指に取り付け可能な構造を有することを特徴とする請求項6記載の生体情報測定装置。
  8. 前記筐体は、前記筐体を覆う袋体を前記筐体に係止する係止部材が取り付けられる係止部を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の生体情報測定装置。
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