JP2018143156A - 牛の削蹄補助具 - Google Patents

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Abstract

【課題】個体差のある牛の蹄の適正な蹄背壁長を認知することで、削蹄師の経験をサポートする客観的な指標を提供する。【解決手段】牛の削蹄作業を補助する治具であって、牛蹄の蹄冠位置が嵌るゲージ凹部を有する蹄冠幅測定板と、一端縁がゲージ凹部内に位置するように、一端縁と対向する他端縁を蹄冠幅測定板に蝶着した換算用板体とを備え、ゲージ凹部は、蹄冠幅測定板の表面上の基準線に平行な内幅が、開口に向けて徐々に拡幅されており、開放されたゲージ凹部の内縁に牛蹄の蹄冠位置を当接させることで内幅によって牛蹄の蹄冠幅を測定することができ、ゲージ凹部内に換算用板体の一端縁を位置した状態で、牛蹄の蹄冠位置が当接した内縁の位置と一端縁との間の内幅上の間隔が、蹄冠幅を測定した牛蹄の適正な蹄背壁長になるように、換算用板体における一端縁と他端縁の幅が設定されている。【選択図】図3

Description

本発明は、牛の削蹄を行う際に使用する補助具に関するものである。
牛は一般に運動量が少なく、蹄が伸びすぎるので、定期的に伸びた蹄を切り、その形を整える作業(削蹄)が必要になる。牛の削蹄は、牛の健康状態を左右する上で重要な管理作業であり、特に、乳牛の生産現場では、削蹄の質が乳量にも影響を及ぼすと言われている。
個体差のある牛の削蹄適期や適正な蹄の状態を客観的に把握することは難しい。従来技術としては、牛の歩いている様子を撮像手段で撮像し、撮像した画像中における特定の部位の動きを捕捉して、その動きに基づいて牛の蹄の状態を診断するシステムなどが提案されている(下記特許文献1参照)。
特開2005−253435号公報
前述した従来技術を実施するには、ハイスピードカメラや画像処理システムなど高価なシステムが必要になり、一般的な家畜生産現場に導入することが難しい問題がある。また、前述した従来技術では、削蹄前後の歩いている様子を把握することはできるが、これらの情報を把握した上で、実際に行う削蹄作業の質の向上は、結局の所、削蹄師の経験的な技術に頼らざるを得ない。
削蹄師が着目している蹄の状態は、蹄背壁長の伸び状態であり、オランダ式の削蹄法では、蹄背壁長は75mmに切ることが提唱されている。しかしながら、その数値の根拠は曖昧であり、当然ながら牛には個体差があるので、個々の牛の健康状態に適する蹄背壁長には違いがあると考えるのが妥当である。
一方、削蹄師の人材育成には十分な経験が必要であり、早期且つ良質な人材を育成するためには、現場での経験をサポートする客観的な指標を提示することが不可欠である。このために、削蹄師の経験を統計結果などの客観的な指標によってサポートできる補助具の開発が求められている。
本発明は、このような事情に対処するものであり、個体差のある牛の蹄の適正な蹄背壁長を認知することで、削蹄師の経験をサポートする客観的な指標を提供すること、を課題とする。
このような課題を解決するために、本発明は、以下の構成を具備するものである。
牛の削蹄作業を補助する治具であって、牛蹄の蹄冠位置が嵌るゲージ凹部を有する蹄冠幅測定板と、一端縁が前記ゲージ凹部内に位置するように、前記一端縁と対向する他端縁を前記蹄冠幅測定板に蝶着した換算用板体とを備え、前記ゲージ凹部は、前記蹄冠幅測定板の表面上の基準線に平行な内幅が、開口に向けて徐々に拡幅されており、開放された前記ゲージ凹部の内縁に牛蹄の蹄冠位置を当接させることで前記内幅によって牛蹄の蹄冠幅を測定することができ、前記ゲージ凹部内に前記換算用板体の前記一端縁を位置した状態で、牛蹄の蹄冠位置が当接した内縁の位置と前記一端縁との間の前記内幅上の間隔が、前記蹄冠幅を測定した牛蹄の適正な蹄背壁長になるように、前記換算用板体における前記一端縁と前記他端縁の幅が設定されていることを特徴とする牛の削蹄補助具。
前記換算用板体における前記一端縁と前記他端縁の幅は、牛蹄の蹄冠幅と適正な蹄背壁長との統計的な相関関係によって設定されていることが好ましい。
少なくとも、前記ゲージ凹部における前記内縁の形状と、前記換算用板体における前記一端縁の形状とに適合する外形を有する定規板を備え、前記定規板が前記内縁と前記一端縁との間の前記ゲージ凹部に対して着脱自在であることが好ましい。
前記蹄冠幅測定板の表面には、前記ゲージ凹部の周囲に、前記基準線に平行な複数の目印線が示されていることが好ましい。
本発明に係る第1実施形態の削蹄補助具の斜視図である。 ゲージ凹部に牛蹄の蹄冠を位置させた状態を示す平面図である。 蹄冠幅測定板における一端縁をゲージ凹部内に位置させた状態を示す平面図である。 (a)は蹄冠幅を示す蹄の概略平面図であり、(b)は蹄背壁長を示す蹄の概略側面図である。 本発明に係る第2実施形態の削蹄補助具を示す平面図であり、ゲージ凹部に牛蹄の蹄冠を位置させた状態を示す。 本発明に係る第3実施形態の削蹄補助具を示す平面図であり、ゲージ凹部に牛蹄の蹄冠を位置させた状態を示す。 図6において、蹄冠幅測定板における一端縁をゲージ凹部内に位置させた状態を示す。 本発明に係る第4実施形態の削蹄補助具を示す平面図であり、定規板の着脱動作を示す。
以下、図面を参照して本発明の第1実施形態を説明する。以下の説明で、異なる図における同一符号は同一機能の部位を示しており、各図における重複説明は適宜省略する。
削蹄補助具1は、図1に示すように、牛蹄Aの蹄冠A1位置が嵌るゲージ凹部2Aを有する蹄冠幅測定板2と、一端縁(右端縁)3Aがゲージ凹部2A内に位置するように、右端縁3Aと対向する他端縁(左端縁)3Bを蹄冠幅測定板2の右端縁20に蝶着した換算用板体3とを備えている。
蹄冠幅測定板2は、硬質の合成樹脂や軽量の金属又は非鉄金属を四角形状の板として形成されたものであり、蹄冠幅測定板2の下端縁21側を開口20Aとし、この開口20Aから対向する上端縁22に向かって凹設されたゲージ凹部2Aを有している。
蹄冠幅測定板2の表面におけるゲージ凹部2Aの左側の内縁20Bと蹄冠幅測定板2の左端縁23の間には、仮想の基準線L1が設定されていると共に、この基準線L1と平行な複数の目印線L2〜L6が配されている。
目印線L2〜L6は、互いに平行となるように配されていると共に、互いに同間隔となるように配されている。
ゲージ凹部2Aは、基準線L1と平行な内幅Wが、開口20Aに向けて徐々に拡幅されており、開放されたゲージ凹部2Aの内縁20B、20Cに牛蹄Aの蹄冠A1位置を当接させることで、当接された位置の内幅Wによって牛蹄の蹄冠幅W1を測定することができるようになっている。
換算用板体3は、蝶番30を回転軸として回転させることで、右端縁3Aが蹄冠幅測定板2の外方に位置する状態(図2)と、右端縁3Aがゲージ凹部2A内に位置する状態(図3)とに切り替え自在にされている。
換算用板体3は、右端縁3Aが目印線L2〜L6と直交する直線の縁として形成されており、換算用板体3の右端縁3Aがゲージ凹部2A内に位置した際に、この右端縁3Aとゲージ凹部2Aの内縁20Bとの幅が、開口20Aに向かって徐々に拡幅するようにされている。
ゲージ凹部2A内に位置する状態の右端縁3Aと内縁20Bとの間隔は、牛蹄Aの蹄背壁長W2を示すものであり、ゲージ凹部2Aの内縁20Bの拡幅による傾斜角度は、牛蹄Aの蹄冠A1が当接した内縁20Bの位置と右端縁3Aとの間の内幅W上の間隔が、適正な牛蹄Aの蹄背壁長W2となる角度にされ、内縁20Bの傾斜角度に基づいて、ゲージ凹部2A内に位置した状態での右端縁3Aの位置が設定されている。
ここで、内縁20Bの傾斜角度及びゲージ凹部2A内に位置した状態での右端縁3Aの位置の設定方法について説明する。
前提として、前述のようにオランダ式削蹄法によると蹄背壁長W2は75mmに切らなければならないとされているが、牛蹄の大きさは、牛の個体毎に異なっており、すべての個体の蹄背壁A2を75mmに切ると、切過ぎや切足りないということが生じる。
蹄背壁A2を切り過ぎた場合、神経と血管が密集する牛蹄Aの知覚部に至り、個体に対して出血させたり痛みを与えたりし、切足りない場合には、全体的な削蹄が不完全となり勝ちである。
そこで、発明者は、牛の個体毎に適正な蹄背壁長W2を280体の死蹄を用いて調査した。
調査方法は、蹄冠幅W1、外蹄幅、内蹄幅を計測すると共に、蹄角質の始まりから知覚部の先端までの蹄背壁長W2を計測し、夫々の最小値・最大値・平均値(下記、計測結果参照)を求めた。
〔計測結果〕
蹄冠幅W1(最小87.5mm平均104.5mm最大129.8mm)
外蹄幅(最小46.2mm平均55.0mm最大75.4mm)
外蹄背壁長(最小58.9mm平均70.8mm最大90.3mm)
内蹄幅(最小41.8mm平均50.6mm最大61.5mm)
内蹄背壁長(最小56.5mm平均70.0mm最大84.3mm)
計測結果の各値に基づいて、蹄冠幅W1に対する外蹄幅、外蹄背壁長、内蹄幅、内蹄背壁長の相関係数を求めた(下記、「蹄冠幅W1に対する相関係数」参照)。
〔蹄冠幅W1に対する相関係数〕
外蹄幅:0.599
外蹄背壁長:0.508
内蹄幅:0.671
内蹄背壁長0.418
蹄冠幅W1に対する相関係数の各値は、一般的に統計的な相関関係があるものと認定される値であって、この相関係数に基づいて蹄冠幅W1から蹄背壁長W2を求めることができる。
すなわち、内縁20Bの傾斜角度及びゲージ凹部2A内に位置した状態での右端縁3Aの位置の設定を、蹄冠幅W1に対する相関係数に基づいて行うことで、ゲージ凹部2A内に位置する状態の右端縁3Aと内縁20Bとの間の内幅W上の間隔を、牛蹄Aの蹄背壁長W2に対応する間隔にすることができる。
蹄背壁長W2の設定は、内蹄背壁長よりも長い外蹄背壁を基準として行うとよく、認知した蹄背壁長W2に基づいて外蹄背壁を削蹄すると共に、外蹄背壁の削蹄に合わせて内蹄背壁を削蹄することによって、外蹄背壁及び内蹄背壁の切り過ぎや切足らないということを防ぐことができる。
内縁20Bの傾斜角度及びゲージ凹部2A内に位置した状態での右端縁3Aの位置の設定時に計測した蹄背壁長W2は、蹄冠A1から知覚部までの長さであるため、実際の蹄背壁長W2は、蹄冠A1から知覚部までの長さに対して5mm程度加えた長さとするとよい。
したがって、ゲージ凹部2A内に位置する状態の右端縁3Aと内縁20Bとの間の内幅W上の間隔は、蹄冠A1から知覚部までの長さに対して5mm程度加えた長さに等しくなるように設定することで、適正な蹄背壁長W2を認知することができる。
尚、本発明では、ゲージ凹部2A内に位置する状態の右端縁3Aと内縁20Bとの間の内幅W上の間隔は、前述のように5mm加えた蹄背壁長W2に対応するものに限らない。
例えば、蹄背壁長W2の設定時に計測された長さ(蹄冠A1から知覚部までの長さ)に対応する間隔としてもよく、認知された蹄背壁長W2に5mm加えた長さで蹄背壁A2を削蹄するようにしてもよい。
目印線L2〜L6は、夫々に、蹄背壁長W2が設定されており、目印線L2〜L6が示す内縁20Bに蹄冠A1が当接したときの蹄背壁長W2を認知することができるようにされている。
目印線L2〜L6に設定される蹄背壁長W2は、その値を目印線L2〜L6に沿うように記載してもよいし、目印線L2〜L6に対する蹄背壁長W2が記載された対応表等を用意してもよい。
以上の構成の削蹄補助具1は、蹄冠A1にゲージ凹部2Aを嵌めると共に、蹄冠A1を内縁20B、20Cに当接させることで蹄冠幅W1を計測することができる。
蹄冠A1を内縁20B、20Cに当接させた状態で、蹄冠幅W1が内縁20Bに当接した位置にマーキングMをして、蹄冠A1から削蹄補助具1を外す。
削蹄補助具1を外した状態で、換算用板体3を回転させて右端縁3Aをゲージ凹部2Aに位置させ、マーキングMに対応する内縁20Bと右端縁3Aとの内幅Wを計測する。
内幅Wの計測では、マーキングMが目印線L2〜L6にあれば、マーキングMの目印線L2〜L6に対応した蹄背壁長W2を認知することができ、この蹄背壁長W2に基づいて削蹄をすることができる。
また、マーキングMが目印線L2〜L6からずれた位置にあれば、目印線L2〜L6を蹄背壁長W2と平行にした状態で、マーキングM部分に対応する内縁20Bを蹄冠A1に位置させると共に、右端縁3Aを蹄背壁A2に位置させて、右端縁3Aに沿って印を付けることによって、蹄背壁長W2を認知することができる。
また、このマーキングMに対応する内縁20Bと右端縁3Aとの間隔(蹄背壁長W2)を定規によって計測するか、マーキングMに最も近い目印線L2〜L6に対応する蹄背壁長W2の値の近似値を蹄背壁長W2とすることでも蹄背壁長W2を認知することができる。
目印線L2〜L6は、ゲージ凹部2Aの内幅Wと平行であって、ゲージ凹部2Aを蹄冠A1に嵌めた際に、蹄冠A1の左側に目印線L2〜L6が見えるようになっている。
すなわち、目印線L2〜L6は、蹄背壁長W2を認知する以外にも、ゲージ凹部2Aを蹄冠A1に嵌める際に、ゲージ凹部2Aの内幅Wの方向と蹄冠幅W2の方向とを平行にするためのガイドとすることができる。
また、蹄背壁長W2を測定する際にも、ゲージ凹部2Aから見える蹄背壁長W2と連続するように目印線L2〜L6が見えるので、目印線L2〜L6を蹄背壁長W2と平行にするためのガイドとすることができる。
よって、本実施形態の削蹄補助具1は、極めて容易に個体差のある牛蹄Aの適正な蹄背壁長W2を認知することができ、これによって、削蹄師の経験をサポートする客観的な指標を提供することができる。
次に本発明の第2実施形態を図5に基づいて説明すると、本実施形態の削蹄補助具1’は、目印線L2〜L6を備えていないものである。
削蹄補助具1’は、マーキングM部分に対応する内縁20Bを蹄冠A1に位置させると共に、右端縁3Aを蹄背壁A2に位置させて、右端縁3Aに沿って印を付けることによって、蹄背壁長W2を認知することができる。
また、マーキングMに対応する内縁20Bと右端縁3Aとの内幅Wを定規によって計測することで蹄背壁長W2を認知することができる。
よって、本実施形態の削蹄補助具1’は、極めて容易に個体差のある牛蹄Aの適正な蹄背壁長W2を認知することができ、これによって、削蹄師の経験をサポートする客観的な指標を提供することができる。
次に本発明の第3実施形態を図6、図7に基づいて説明すると、本実施形態の削蹄補助具1’’は、内縁20C側の蹄冠幅測定板2の表面及び換算用板体3の裏面にも目印線L2〜L6を備えたものであり、ゲージ凹部2Aを蹄冠A1に嵌めた際に、蹄冠A1の左右両側に目印線L2〜L6が見えるようになっている。
換算用板体3の目印線L2は、換算用板体3の上端縁3Cを兼ねている。
本実施形態の削蹄補助具1’’によると、図6に示すように、ゲージ凹部2Aを蹄冠A1に嵌める際に、蹄冠A1の左右両側に目印線L2〜L6が見えるので、ゲージ凹部2Aの内幅Wの方向と蹄冠幅W2の方向とを平行にするためのガイドとしての機能を高めることができる。
また、蹄背壁長W2を測定する際にも、ゲージ凹部2Aから見える蹄背壁長W2の上下に目印線L2〜L6が見えるので、目印線L2〜L6を蹄背壁長W2と平行にするためのガイドとしての機能を高めることができる。
次に、本発明の第4実施形態を図8に基づいて説明すると、本実施形態の削蹄補助具1’’’は、ゲージ凹部2Aにおける内縁20Bの形状と、換算用板体3における右端縁3Aの形状とに適合する外形を有する定規板4を備えたものである。
定規板4は、内縁20Bの傾斜角度と同角度で形成された左端縁4Aと、右端縁3Aに平行な右端縁4Bとを有し、左端縁4Aと右端縁4Bとの間の幅が、内縁20Bと右端縁3Aとの間隔の幅と同幅にされており、内縁20Bと右端縁3Aの間に適合して嵌るようにされている。
また、定規板4の上端縁4Cと下端縁4Dは、定規板4を内縁20Bと右端縁3Aの間に適合して嵌めたときに、換算用板体3の上端縁3Cと下端縁3Dとに夫々沿う上下幅を有している。
また、定規板4の表面には、左端縁4Aと右端縁4Bとにわたる範囲で目印線L2〜L6が設けられており、目印線L2〜L6は、定規板4が内縁20Bと右端縁3Aの間に適合して嵌めたときに、蹄冠幅測定板2の表面と換算用板体3の裏面に設けられた目印線L2〜L6と一直線上となるようにされている。
定規板4の目印線L2は、定規板4の上端縁4Cを兼ねている。
本実施形態の削蹄補助具1’’’は、蹄冠幅W1の測定後、換算用板体3の右端縁3Aをゲージ凹部2Aに位置させた状態で定規板4を内縁20Bと右端縁3Aの間に嵌め入れる。
定規板4を嵌め入れた状態で、蹄冠幅測定板2のマーキングMに対応する定規板4の表面にマーキングM1を付けて定規板4を抜き取る。
抜き取られた定規板4は、マーキングM1に対応する左端縁4Aから目印線L2〜L6に沿って右端縁4Bまで至る範囲の幅が、蹄背壁長W2を示すものとなり、これによって、蹄背壁長W2を認知することができる。
そして、抜き取った定規板4を、マーキングM1が付けられた左端縁4Aを蹄冠A1に合わせると共に、目印線L2〜L6を蹄背壁A2の上下方向に沿わせた状態での右端縁4Bの位置が、蹄背壁A2の削蹄位置となり、この右端縁4Bに対応する蹄背壁A2に印を付けることで蹄背壁長W2を設定することができる。
したがって、本実施形態の削蹄補助具1’’’は、蹄冠幅測定板2の面積よりも極めて小さいサイズの定規板4によって、蹄背壁長W2を設定することができるので、蹄背壁長W2の設定作業の作業性や容易性を高めることができる。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。また、上述の各実施の形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの技術を流用して組み合わせることが可能である。
1:削蹄補助具
1’:削蹄補助具
1’’:削蹄補助具
1’’’:削蹄補助具
2:蹄冠幅測定板
2A:ゲージ凹部
20A:開口
20B:内縁
3:換算用板体
3A:右端縁
3B:左端縁
4:定規板
A:牛蹄
A1:蹄冠
A2:蹄背壁
L1:基準線
L2:目印線
L3:目印線
L4:目印線
L5:目印線
L6:目印線
W:内幅
W1:蹄冠幅
W2:蹄背壁長

Claims (4)

  1. 牛の削蹄作業を補助する治具であって、
    牛蹄の蹄冠位置が嵌るゲージ凹部を有する蹄冠幅測定板と、
    一端縁が前記ゲージ凹部内に位置するように、前記一端縁と対向する他端縁を前記蹄冠幅測定板に蝶着した換算用板体とを備え、
    前記ゲージ凹部は、前記蹄冠幅測定板の表面上の基準線に平行な内幅が、開口に向けて徐々に拡幅されており、開放された前記ゲージ凹部の内縁に牛蹄の蹄冠位置を当接させることで前記内幅によって牛蹄の蹄冠幅を測定することができ、
    前記ゲージ凹部内に前記換算用板体の前記一端縁を位置した状態で、牛蹄の蹄冠位置が当接した内縁の位置と前記一端縁との間の前記内幅上の間隔が、前記蹄冠幅を測定した牛蹄の適正な蹄背壁長になるように、前記換算用板体における前記一端縁と前記他端縁の幅が設定されていることを特徴とする牛の削蹄補助具。
  2. 前記換算用板体における前記一端縁と前記他端縁の幅は、牛蹄の蹄冠幅と適正な蹄背壁長との統計的な相関関係によって設定されていることを特徴とする請求項1に記載された牛の削蹄補助具。
  3. 少なくとも、前記ゲージ凹部における前記内縁の形状と、前記換算用板体における前記一端縁の形状とに適合する外形を有する定規板を備え、前記定規板が前記内縁と前記一端縁との間の前記ゲージ凹部に対して着脱自在であることを特徴とする請求項1又は2記載の牛の削蹄補助具。
  4. 少なくとも、前記蹄冠幅測定板の表面には、前記ゲージ凹部の周囲に、前記基準線に平行な複数の目印線が示されていることを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項記載の牛の削蹄補助具。
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