JP2018142506A - ランプユニットのレンズ構造 - Google Patents
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Abstract
Description
この冷却速度の差が大きいと、肉厚の大きな中央部においてヒケが生じる可能性がある。ヒケとは、冷却速度の差により固化時の熱歪みで成形品表面に発生する部分的な変形である。
このようなヒケが生じると品質を低下させてしまうので、ヒケが発生しないように成形することが必要であり、そのためには、レンズの周囲部分と中央部とにおける冷却速度の差を小さくするべく、周囲部分の冷却を遅らせる調整が行われている。
しかし、このような冷却速度の遅延調整は、全体の成形時間を長くし、生産性を高めることを困難にしてしまう。
そこで本願は、このようなヒケを生じにくくしつつ成形時間を短縮し、生産性を高めることを目的とする。
この放熱用凹部は、投影レンズの中心部を貫通する貫通孔(5・15・25)とすることができ、また前面側へ貫通しない有底孔(35)とすることもできる。
その結果、中央部の冷却速度を速めることができるので、全体の冷却速度を早くして、成形速度を短縮できる。
逆に、前方へ向かって漸次小径化させれば、放熱用凹部へ入った光は絞られ、前方へ出にくくなる。
したがって、肉厚の大きな中央部分に対する冷却速度を速めることができるので、全体の冷却速度を早くして、成形速度を短縮でき、生産性を高めることができる。
したがって、投影レンズにおいて、光の屈折に影響を与えず、かつ最も冷却効果の高い場所に放熱用凹部を設けることができる。
逆に、前方へ向かって漸次小径化させれば、放熱用凹部へ入った光を前方へ出にくくするので、光軸上の光量を絞ることができる。
図1及び図2は第1実施例に係るものである。図1はランプユニット1を示し、ハウジング2の開口部に投影レンズ3が配置され、その後方の焦点F位置に光源4が配置されている。
貫通孔5は本願の放熱用凹部の一例であり、円形断面で、長さ方向へ径が一様なストレートの穴であり、光軸L上に投影レンズ3の後面から前面へ貫通している。
なお、本実施形態における各投影レンズ3は、前面側が凸で後面側が平面の平凸レンズを用いているが、種々なレンズの形式が採用可能であり、例えば、後面側を凹面にした凹凸レンズでも、前後両面を凸にした凸レンズでもよい。
一方、光軸Lから離れて投影レンズ3へ斜めに入射する光は、投影レンズ3にて屈折され、光軸Lと平行な光となって前方へ出る。
このとき、例えば第1金型6に可動ピン9を設ける。この可動ピン9は、製品としての投影レンズ3における光軸Lの上を進退移動自在に設けられ、その太さは貫通孔5の内径と同じになっている。
この冷却時には、必要により、可動ピン9を適宜な冷媒で第1金型6の外部から強制冷却することができ、これにより、可動ピン9の周囲の最も大量となる溶融材料が効率よく急速に冷却される。但し、このような強制冷却をしなくても、可動ピン9の熱伝導率が良いため、可動ピン9周囲の溶融材料を速に冷却できる。
この投影レンズ3の成形は、最も冷却時間を長く要する中央部が可動ピン9により短縮されるので、周囲部分の冷却を遅らせることが不要もしくは遅れを少なくすることができ、全体の成形時間を短縮できることになる。
また、貫通孔15のテーパー面が可動ピン9を投影レンズ3の前方側へ抜く場合における大きな抜き勾配を設けることになるので、成形がさらに容易になる。
この例のように、貫通孔25を後方へ向けて拡開するテーパー孔にすると、可動ピン9を投影レンズ3の後方へ抜く場合における大きな抜き勾配を形成することができる。
例えば、図6は放熱用凹部を有底孔35とした第4実施例である。有底孔35は投影レンズ3の後面へ開口するストレート穴であるが、前面側は底部36により行き止まりとなって貫通していない。
但し、この有底孔35は前面側へ開口させ、後面側を底部にすることもできる。また、前後より中心へ向かって孔を形成し、中心部に底部を設けることもできる。
また、底部36の形成は、肉厚を薄くすることにより、中央部の冷却に影響を生じさせないようにできる。
この例は、投影レンズ3の前面中央において、放熱用凹部45を形成する範囲を比較的大きくできる場合に有効である。
さらに、光源4は半導体光源(LED)に限らず、種々な公知光源を採用できる。但し、半導体光源を採用すれば、点光源に近く、軽量で小型な光源を得ることができる。
したがって、このランプユニット1からなるヘッドライトは、光軸近傍の光により車両の前方所定距離における路面を明るく照明する。このため路面配光を制御できることになる。
仮に、この中心レンズ37が形成されず貫通孔5が形成されていれば(図1)、光軸L近傍の光は、直進して路面を直射するだけで、路面配光を制御できない。
拡大部Aは凹レンズにした中心レンズ37Aを示す。このようにすれば、中心部の光を拡散できる。
拡大部Cは前面が平面状をなすフラットレンズとした中心レンズ37を示す。このようにすればデザイン性を高めることができる。
この例の中心レンズ37は、凸レンズであるが、投影レンズ3の前面中心部に形成した中央孔38の底部に設けられている。
また、中心レンズ37及び中央孔38の大きさは、前各実施例と異なり光軸L近傍の光のみならず、より周囲に広がった光も通すことができるように大きくなっている。
ここで貫通孔や有低孔及び中心レンズの径が大きいとは、光軸Lに対してほぼ平行となる光だけでなく、ある程度光軸Lに対して傾いた光も通すことができる大きさをいう。
Claims (8)
- 光軸上に中心が配置された投影レンズ(3)と、この投影レンズの焦点近傍に配置された光源(4)とを備えたランプユニット(1)において、
前記投影レンズ(3)を凸レンズとするとともに、その中心部に前記光軸に沿って形成された放熱用凹部(5・15・25・35・45)を設けたことを特徴とするランプユニットのレンズ構造。 - 前記放熱用凹部は、前記投影レンズ(3)の中心部を前記光軸方向に沿って貫通する貫通孔(5・15・25・45)であることを特徴とする請求項1に記載したランプユニットのレンズ構造。
- 前記放熱用凹部は、前記光軸方向に穴径が変化する貫通孔(15)であり、この貫通孔(15)は、前記光源(4)側を小径にし、この光源から離れるに従い漸次大径になることを特徴とする請求項1又は2に記載したランプユニットのレンズ構造。
- 前記放熱用凹部は、前記光軸方向に穴径が変化する貫通孔(25)であり、この貫通孔(25)は、前記光源(4)側を大径にし、光源から離れるに従い漸次小径になることを特徴とする請求項1又は2に記載したランプユニットのレンズ構造。
- 前記放熱用凹部は、前記投影レンズ(3)の中心部へ前記光軸方向に沿って設けられる有底孔(35)であることを特徴とする請求項1に記載したランプユニットのレンズ構造。
- 前記有底孔(35)の底部(36)は、前記投影レンズ(3)の前面側に形成されていることを特徴とする請求項5に記載したランプユニットのレンズ構造。
- 前記有底孔(35)の底部(36)を、前記投影レンズ(3)と異なる特性の中心レンズ(37)としたことを特徴とする請求項6に記載したランプユニットのレンズ構造。
- 前記光源(4)が半導体光源であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載したランプユニットのレンズ構造。
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2017
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