JP2018142185A - 火災感知器の設定システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ディップスイッチを設けることなく、火災の発生の検出に用いられる閾値の設定を行うことができる火災感知器の設定システムを得る。【解決手段】2線式の感知器回線に接続される火災感知器及び火災感知器と接続される設定器とを備えたシステムであって、火災感知器は、検出値と比較される複数種類の閾値を記憶する記憶部と、記憶部に記憶された複数種類の閾値のいずれかと検出値との比較に基づいて、火災の発生を検出した場合に、火災信号を出力する制御部とを備え、設定器は、火災感知器に着脱可能に接続され、火災感知器に信号を入力する接続部と、第1操作部とを備え、設定器は、第1操作部への入力に基づいて、接続部を介して火災感知器に信号を入力し、火災感知器は、第1操作部への入力に基づく設定器からの信号に基づいて、記憶部に記憶された複数種類の閾値のうち、制御部が検出値と比較する閾値を選択する。【選択図】図1

Description

本発明は、物理現象に基づいて火災を検出する検出部を備えた火災感知器に対して、この火災感知器が各種処理に用いる情報を外部から設定する設定システムに関する。
煙、赤外線、紫外線、及び燃焼ガス等の火災に起因する物理現象を検出し、その検出値に基づいて火災を検出する火災感知器がある。このような火災感知器として、感度種別の切り替え設定と感度の微調整設定とを行うディップスイッチを備えた火災感知器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−326390号公報(第3頁−第5頁)
上記特許文献1の記載によれば、火災感知器に設けられた複数の操作用のレバーを有するディップスイッチを用いて、火災感知器の感度の設定を行う構成である。ここで、特許文献1における感度とは、火災が発生しているか否かを判定するための検出値の閾値をいう。特許文献1では、感度の設定のためにディップスイッチを設けているため、ディップスイッチの分、火災感知器の製造コストが上昇してしまう。また、ディップスイッチは、火災感知器の外部に露出しているため、腐食または破損のおそれがある。また、複数のディップスイッチのオンとオフとを組み合わせて感度を設定するため、ディップスイッチ同士のオンとオフとの組み合わせが複雑となり、設定作業の負担が大きい。
本発明は、上記のような課題を背景としてなされたものであり、火災感知器にディップスイッチを設けることなく、火災の発生の検出に用いられる閾値の設定を行うことができる火災感知器の設定システムを提供するものである。
本発明の火災感知器の設定システムは、2線式の感知器回線に接続される火災感知器及び前記火災感知器と接続される設定器とを備えたシステムであって、前記火災感知器は、火災に基づく物理現象の検出レベルに応じた検出値を出力する検出部と、前記検出値と比較される複数種類の閾値を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された前記複数種類の閾値のいずれかと前記検出値との比較に基づいて、火災の発生を検出した場合に、火災信号を出力する制御部とを備え、前記設定器は、前記火災感知器に着脱可能に接続され、前記火災感知器に信号を入力する接続部と、第1操作部とを備え、前記設定器は、前記第1操作部への入力に基づいて、前記接続部を介して前記火災感知器に信号を入力し、前記火災感知器は、前記第1操作部への入力に基づく前記設定器からの信号に基づいて、前記記憶部に記憶された前記複数種類の閾値のうち、前記制御部が前記検出値と比較する閾値を選択するものである。
本発明によれば、火災感知器に対し、火災の発生の検出に用いられる閾値の設定を行うことができる。このため、火災感知器が設置された後に、間仕切り変更などの理由によって火災の検出に用いられる閾値の変更が必要となった場合でも、閾値の変更が行える。したがって、火災感知器は、設置された環境に則した火災監視を行うことができる。また、火災感知器に対して着脱可能に接続される設定器を用いて閾値の変更を行うため、火災感知器にディップスイッチを設ける必要がない。
実施の形態1に係る火災感知器の設定システムの概要図である。 実施の形態1に係る火災感知器のブロック図である。 実施の形態1に係る設定器の構成を説明する図である。 実施の形態1に係る火災感知器と設定器の動作を説明する図である。
本発明に係る火災感知器の実施の形態を、図面に基づいて説明する。なお、以下に示す図面の形態によって本発明が限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内において、適当な変更ならびに修正がなされうる。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る火災感知器10の設定システム100の概要図である。設定システム100は、火災感知器10と、火災感知器10に接続される設定器20とを含む。図1では、火災感知器10が設置される監視システムも併せて図示している。図1に示す監視システムは、いわゆるP型(Proprietary type)の監視システムである。火災感知器10は、感知器回線40を構成するコモン線41及びライン線42に接続されている。この2線式の感知器回線40を介して、火災感知器10は、火災受信機30に接続されている。1本の感知器回線40には、1台以上の火災感知器10が接続される。火災受信機30には、複数本の感知器回線40を接続することもできる。火災を検出した火災感知器10は、感知器回線40を介して火災信号を火災受信機30に送信する。火災受信機30は、火災感知器10からの火災信号を取得すると、音響警報装置、表示警報装置、及び光警報装置のいずれか一つ以上を作動させて火災警報を行うとともに、防火扉及びシャッター等の防排煙装置を動作させる。
設定器20は、利用者が持ち運び可能な大きさの装置であり、設定器20には火災感知器10が着脱可能に接続される。設定器20は、火災感知器10が各種処理に用いる情報を設定する装置である。火災感知器10の点検又は設定変更の際には、火災感知器10は、設置場所から取り外されて設定器20に接続される。
図2は、実施の形態1に係る火災感知器10のブロック図である。火災感知器10は、煙、赤外線、紫外線、及び燃焼ガス等の火災に起因する物理現象を検出し、物理現象の検出レベルに応じた検出値を出力する検出部を有する。この火災感知器10は、火災に起因する物理現象を検出した場合には、火災信号を出力するとともに火災の発生を報知する。本実施の形態では、火災感知器10が、火災に起因する煙を検出する検出部を備えた煙感知器である場合を例に説明する。なお、本発明は炎感知器及びガス感知器等の他の火災感知器に適用することもできる。
火災感知器10は、煙を検出する検出部である発光回路11及び受光回路12と、火災感知器10の動作を制御するマイコン13と、記憶部14とを備える。本実施の形態の火災感知器10は、さらに、スイッチング回路15と、発光部16と、点灯回路17、接続端子18とを備える。
発光回路11及び受光回路12は、火災に基づく物理現象を検出する検出部を構成している。これ以降の説明では、発光回路11及び受光回路12を、検出部と総称する場合がある。発光回路11は発光ダイオード(LED)を備え、受光回路12は発光回路11の発光ダイオードが発した光を検出するフォトダイオードを備えている。発光回路11の発光ダイオード及び受光回路12のフォトダイオードは、火災感知器10の筐体内に区画形成された暗箱内のラビリンスに設置されている。発光ダイオードが発した光が、ラビリンス内に入った煙粒子によって散乱され、この散乱光をフォトダイオードが受光することで、煙が検出される。受光回路12から出力される検出値は、煙の検出レベルに応じた値である。受光回路12は、フォトダイオードの出力を増幅するアンプを備えていてもよい。
マイコン13は、MPU131と、メモリ132とを備えている。マイコン13は、発光回路11、受光回路12、記憶部14、スイッチング回路15、発光部16、点灯回路17及び接続端子18のそれぞれが接続される複数の入出力ポートを備えており、この入出力ポートを介して各部との間で信号を入出力する。マイコン13は、受光回路12から出力されるアナログ値をデジタル値に変換するアナログデジタル変換器を有しており、受光回路12からの出力をデジタル値(A/D値)として取り込む。マイコン13に取り込まれたA/D値は、火災発生の検出に用いられる。マイコン13は、取り込んだA/D値に対して種々の調整処理を施してもよい。例えば、検出部を構成する部品の個体差や設置環境等を要因とするA/D値の差異を吸収するための調整処理を施し、調整後のA/D値を用いて火災発生の検出及び感度の検出を行ってもよい。
マイコン13は、メモリ132に記憶されたプログラムをMPU131が実行することによって、火災感知器10の制御部としての機能を実行する。なお、火災感知器10の制御部の機能の一部又は全部を、専用回路によって実現することもできる。
スイッチング回路15は、火災が検出されたときに、マイコン13からの出力に基づいてオンする自己保持回路である。このスイッチング回路15が接点を閉じた状態を保持することにより、火災受信機30に接続されているコモン線41とライン線42との間のインピーダンスが、高インピーダンスから低インピーダンスに変化する。感知器回線40には、火災が検出されていない通常時には、例えば約24Vの電圧がかけられているが、スイッチング回路15の接点が閉じて低インピーダンスに変化することで、感知器回線40の電圧値が例えば約9Vになる。この電圧の変化を検出すると、火災受信機30は、火災が検出されたと判定する。すなわち、感知器回線40を低インピーダンス状態に維持することを、火災感知器10から火災受信機30への火災信号としている。
発光部16は、火災(本実施の形態では、煙)が検出されたことを視覚的に報知するものである。発光部16は、赤色などの可視光を発光する発光ダイオード(LED)で構成することができる。火災が検出されると、スイッチング回路15による火災受信機30への火災信号の出力と併せて、発光部16が連続点灯することで火災の発生を利用者に対して報知する。発光部16は、火災感知器10の、外部から視認される位置に設けられている。火災感知器10は複数の発光部16を備えてもよく、このようにすることで、火災感知器10が天井又は壁に設置された状態において、発光部16がユーザに視認されやすくなる。
点灯回路17は、マイコン13からの出力に基づいて、連続的に、あるいは断続的にオンする。点灯回路17がオンすると、発光部16が点灯する。
接続端子18は、設定器20が接続される端子である。接続端子18を介して入力される信号は、マイコン13に入力される。
記憶部14は、書き換え可能な不揮発性メモリである。記憶部14には、火災の検出に用いられる閾値141が、検出部の検出値から得られるA/D値と対比されるデータとして格納されている。煙感知器である本実施の形態の火災感知器10は、検出部により検出された煙濃度が、閾値として設定された煙濃度を超えるか否かによって、火災が発生しているか否かを検出する。このため、閾値141としては、煙濃度に相当する値が、格納される。そして本実施の形態では、閾値141は複数の値を含む。具体的には、例えば、煙濃度5%/mに相当する値、及び煙濃度10%/mに相当する値、のそれぞれが、閾値141として記憶されている。閾値141に含まれる値の数は、2以上であればよい。閾値141に含まれる複数の値は、火災感知器10が製造される際に記憶部14に書き込まれる。マイコン13は、閾値141の複数の値のうちのいずれを選択するかという情報を保持しており、閾値141の複数の値のうち選択された値と、A/D値とを比較することで、火災が発生しているか否かを検出する。
さらに本実施の形態の記憶部14は、蓄積時間142の情報を記憶する。ここで、蓄積時間とは、火災感知器10が火災の発生を検出してから火災信号を出力するまでの時間である。例えば何らかのノイズによって検出部が煙を誤検知した場合に、煙を検知してすぐに火災信号を出力してしまうと、誤報を生じさせてしまう。このような誤報を抑制するため、火災の発生を検出してから火災信号を出力するまでの待機時間として蓄積時間を設け、蓄積時間が経過した後にも火災の発生が検出されている場合に、火災信号を出力するようにしている。蓄積時間142は、異なる複数の値を含む。蓄積時間142に含まれる値の数は、2以上であればよい。蓄積時間142に含まれる複数の値は、火災感知器10が製造される際に記憶部14に書き込まれる。マイコン13は、蓄積時間142の複数の値のうちのいずれを選択するかという情報を保持しており、蓄積時間142に含まれる複数の値のうち選択された値を、火災が検出されてから火災信号を出力するまでの待機時間とする。
さらに本実施の形態の記憶部14は、ブリンキング情報143を記憶する。ここで、火災感知器10が正常に稼動していることを視覚的に報知するために周期的に発光部16を点灯させる機能を、ブリンキングと称する。ブリンキング情報143は、このブリンキング(発光部16の周期的な発光)を実行するか否かの情報である。ブリンキング情報143は、概念的には、ブリンキングを実行するという情報とブリンキングを実行しないという情報とで構成される。ブリンキング情報143は、火災感知器10が製造される際に記憶部14に書き込まれる。マイコン13は、ブリンキング情報143のうちいずれを選択するかという情報を保持しており、ブリンキング情報143のうちの選択された方(ブリンキングを実行するまたは実行しない)を用いて、ブリンキングに関する制御を行う。
図3は、実施の形態1に係る設定器20の構成を説明する図である。図3は、設定器20の主要部の正面図を示している。設定器20には、火災感知器10と電気的に接続される接続部21が設けられている。設定器20は、接続部21を介して、火災感知器10に信号を入力する。設定器20にはさらに、火災感知器10の筐体の一部に係合して、火災感知器10の筐体を設定器20に対して固定するための保持部22が設けられている。設定器20はさらに、第1操作部23、第2操作部24及び第3操作部25を備えている。第1操作部23は、閾値141に含まれる複数種類の閾値のうち、いずれを選択するかを指定できる構成であればよい。本実施の形態では、0〜9までの番号がそれぞれ割り当てられた操作ボタンで第1操作部23が構成されている。第2操作部24は、蓄積時間142に含まれる複数種類の値のうち、いずれを選択するかを指定できる構成であればよい。本実施の形態では、0〜9までの番号がそれぞれ割り当てられた操作ボタンで第2操作部24が構成されている。第3操作部25は、ブリンキング情報143に含まれる、ブリンキングを実行する/実行しない、のうちのいずれを選択するかを指定できる構成であればよい。本実施の形態では、0と1の番号がそれぞれ割り当てられた操作ボタンで第3操作部25が構成されている。
なお、第1操作部23、第2操作部24及び第3操作部25の具体的構成は、それぞれ、閾値141、蓄積時間142及びブリンキング情報143に含まれる複数種類の値を区別して入力することのできる構成であればよく、図示のものに限定されない。例えば0〜9までの番号がそれぞれ割り当てられた10個の操作ボタン(テンキー)の一部を、第1操作部23、第2操作部24及び第3操作部25のいずれかとして用いることもできる。
設定器20は、閾値141、蓄積時間142及びブリンキング情報143に含まれる複数種類の値のうちのいずれかを選択する専用の設定器であってもよいが、R型(Record Type)のシステムに接続される火災感知器に対して、個別のアドレスを設定するアドレス設定器を用いることもできる。本実施の形態において図3に例示した設定器20は、アドレス設定器である。アドレス設定器として使用される場合には、設定器20の操作ボタンのうち、最も左の列に配置された0〜5までの操作ボタンはアドレスの100の位、第2操作部24を構成する操作ボタンはアドレスの10の位、第1操作部23を構成する操作ボタンはアドレスの1の位、をそれぞれ入力する。
火災感知器10が保持部22に保持された状態において、火災感知器10の接続端子18と、設定器20の接続部21とが、電気的に接続される。火災感知器10と設定器20とが接続された状態で、第1操作部23、第2操作部24及び第3操作部25のいずれかの操作ボタンが押下されると、押下された操作ボタンに対応した信号が、接続部21を介して火災感知器10の接続端子18に入力される。接続端子18に入力された信号は、マイコン13に入力され、マイコン13は、接続端子18からの入力に基づいて、閾値141、蓄積時間142及びブリンキング情報143の複数の値のうちのいずれかを選択する。
図4は、実施の形態1に係る火災感知器10と設定器20の動作を説明する図である。設定器20の第1操作部23に対して操作入力がなされた場合を例に、火災感知器10及び設定器20の動作を説明する。
図4において、設定器20の第1操作部23の操作ボタンへの入力が行われる(S1)。火災感知器10のマイコン13は、第1操作部23への入力に基づく信号を、接続端子18を介して読み込む(S2)。マイコン13は、入力された信号に該当する情報が、記憶部14に記憶されているか否かを検索する(S3)。入力された信号に該当する情報がある場合(S3;YES)、マイコン13は、記憶部14の閾値141に含まれる複数種類の閾値のうち、入力された信号に対応する値を選択する(S4)。なお、接続端子18を介して入力される信号と、記憶部14に記憶される複数種類の情報とは、予め対応づけられており、この対応づけの情報も記憶部14に格納されている。一方、ステップS3において、入力された信号に該当する情報が記憶部14に記憶されていない場合には、マイコン13は、処理を行わない。
ステップS4の後は、マイコン13は、記憶部14の閾値141に含まれている複数の閾値のうち、選択されている閾値を用いて火災の発生を検出する。したがって、ステップS4において設定器20から入力された信号に基づいて新たな閾値が選択された場合には、新たな閾値を用いて火災の発生が検出される。一方、ステップS3において設定器20から入力された信号に該当する情報が記憶部14にない場合には、既に選択されている閾値を用いて火災の発生が検出される。
図4では、設定器20の第1操作部23に入力が行われた場合を例に設定器20及び火災感知器10の動作を説明したが、設定器20の第2操作部24又は第3操作部25に入力が行われた場合も、図4に示したものと同様の動作が行われる。
なお、図4の上記説明において、入力された信号に該当する情報が記憶部14にない場合(S3;NO)には無処理であるものとして説明したが、エラー処理を行ってもよい。このエラー処理は、火災感知器10が単独で、あるいは設定器20と火災感知器10とが協働して行うことができる。具体的には、火災感知器10のマイコン13は、ステップS3でNOの場合、点灯回路17を制御して発光部16を点灯あるいは点滅させる。このようにすることで、設定器20を扱っている作業者に、火災感知器10への所望の設定がなされていないことを知らせることができる。火災感知器10がブザー等の音響装置を備えている場合には、発光部16に代えてあるいはこれに加えて、音響装置を用いて作業者に対して報知することもできる。また、エラー処理を設定器20と火災感知器10とで協働して行う場合には、火災感知器10のマイコン13は、ステップS3でNOの場合、接続端子18を介してエラー信号を出力する。エラー信号は、接続端子18に接続された接続部21を介して設定器20に入力される。このエラー信号を受けた設定器20は、表示器あるいは音響装置を用いて、エラーを示す情報を作業者に対して報知する。
以上のように本実施の形態の火災感知器の設定システムによれば、火災感知器10が設置場所に設置された後に、火災の発生の検出に用いる閾値を変更することができる。このため、火災感知器10が設置された後に、間仕切り変更などの理由によって火災の検出に用いられる閾値の変更が必要となった場合でも、閾値の変更が行える。したがって、火災感知器10は、設置された環境に則した火災監視を行うことができる。また、火災感知器10に対して着脱可能に接続される設定器20を用いて閾値の変更を行うため、ディップスイッチ等の火災感知器10の筐体の外部に露出する部品を設ける必要がない。したがって、火災感知器10の製造コストの上昇を抑制でき、またディップスイッチを設けた場合と比較して外部に露出する部品の腐食の可能性が少ない。
また、本実施の形態では、R型のシステムに接続される火災感知器のアドレス設定器を、設定器20として用いた。このため、火災感知器10の設定器として、新たに専用の機器を開発する必要がない。火災監視システムの設定やメンテナンスを行う作業者は、R型のシステム用のアドレス設定器を持ち歩くことで、P型の火災感知器10の閾値等の設定も行えるので、作業者の作業負担を軽減できる。
10 火災感知器、11 発光回路、12 受光回路、13 マイコン、14 記憶部、15 スイッチング回路、16 発光部、17 点灯回路、18 接続端子、20 設定器、21 接続部、22 保持部、23 第1操作部、24 第2操作部、25 第3操作部、30 火災受信機、40 感知器回線、41 コモン線、42 ライン線、100 設定システム、131 MPU、132 メモリ、141 閾値、142 蓄積時間、143 ブリンキング情報。

Claims (4)

  1. 2線式の感知器回線に接続される火災感知器及び前記火災感知器と接続される設定器とを備えたシステムであって、
    前記火災感知器は、
    火災に基づく物理現象の検出レベルに応じた検出値を出力する検出部と、
    前記検出値と比較される複数種類の閾値を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記複数種類の閾値のいずれかと前記検出値との比較に基づいて、火災の発生を検出した場合に、火災信号を出力する制御部とを備え、
    前記設定器は、
    前記火災感知器に着脱可能に接続され、前記火災感知器に信号を入力する接続部と、
    第1操作部とを備え、
    前記設定器は、前記第1操作部への入力に基づいて、前記接続部を介して前記火災感知器に信号を入力し、
    前記火災感知器は、前記第1操作部への入力に基づく前記設定器からの信号に基づいて、前記記憶部に記憶された前記複数種類の閾値のうち、前記制御部が前記検出値と比較する閾値を選択する
    ことを特徴とする火災感知器の設定システム。
  2. 前記火災感知器の前記記憶部は、前記制御部が火災の発生を検出してから前記火災信号を出力するまでの時間である蓄積時間として、複数種類の蓄積時間を記憶し、
    前記設定器は、第2操作部を備え、
    前記設定器は、前記第2操作部への入力に基づいて、前記接続部を介して前記火災感知器に信号を入力し、
    前記火災感知器は、前記第2操作部への入力に基づく前記設定器からの信号に基づいて、前記記憶部に記憶された前記複数種類の蓄積時間のうちのいずれかを選択する
    ことを特徴とする請求項1記載の火災感知器の設定システム。
  3. 前記火災感知器は、周期的に発光する発光部を備え、前記記憶部は、前記発光部の周期的な発光を実行するか否かの情報を記憶し、
    前記設定器は、第3操作部を備え、
    前記設定器は、前記第3操作部への入力に基づいて、前記接続部を介して前記火災感知器に信号を入力し、
    前記火災感知器は、前記第3操作部への入力に基づく前記設定器からの信号に基づいて、前記発光部が周期的な発光を実行するか否かを選択する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の火災感知器の設定システム。
  4. 前記設定器は、R型の火災感知器に対してアドレスを設定するアドレス設定器である
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の火災感知器の設定システム。
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