JP2018141688A - タイミング信号出力装置、電子機器および移動体 - Google Patents
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Abstract
【課題】タイミング信号の精度劣化を低減することができるタイミング信号出力装置を提供すること、また、このタイミング信号出力装置を備える電子機器および移動体を提供する。
【解決手段】複数の測位用衛星2から受信した衛星信号に基づいて基準信号を出力する受信機10と、クロック信号を出力する発振器30と、基準信号に基づくタイミング信号を生成する第1モードと、クロック信号に基づくタイミング信号を生成する第2モードとを、複数の測位用衛星2の仰角を統計処理した統計値に関する統計値情報に基づいて切り換える処理部20と、を備える、タイミング信号出力装置1。
【選択図】図1
【解決手段】複数の測位用衛星2から受信した衛星信号に基づいて基準信号を出力する受信機10と、クロック信号を出力する発振器30と、基準信号に基づくタイミング信号を生成する第1モードと、クロック信号に基づくタイミング信号を生成する第2モードとを、複数の測位用衛星2の仰角を統計処理した統計値に関する統計値情報に基づいて切り換える処理部20と、を備える、タイミング信号出力装置1。
【選択図】図1
Description
本発明は、タイミング信号出力装置、電子機器および移動体に関する。
測位用衛星からの衛星信号に含まれている時刻情報を用いて高精度なタイミング信号を生成して出力するタイミング信号出力装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。かかるタイミング信号出力装置は、例えば、特許文献1に開示されているように、GPS(Global Positioning System)衛星から送信された衛星信号を受信し、1PPS(1 Pulse Per Second)を生成するGPS受信機と、クロック信号を出力する発振器と、を備え、発振器からのクロック信号をGPS受信機からの1PPSに同期させてタイミング信号(1PPS)を生成する。
特許文献1に記載のタイミング信号出力装置では、GPS受信機からの1PPSの精度が低下することを示す事前情報に基づいて、GPS受信機からの1PPSに基づくタイミング信号を出力する状態と、発振器からのクロック信号に基づくタイミング信号を出力する状態とを切り換える。ここで、特許文献1では、事前情報として、GPS受信機により受信される衛星信号に基づく測位の精度の劣化の程度を示すDOP(Dilution Of Precision)情報等を用いている。
しかし、特許文献1に記載のタイミング信号出力装置では、前述した切り換えに用いる事前情報が測位精度の指標であったため、タイミング信号の精度を反映していない場合があった。そのため、衛星信号の受信状況によっては、的確な切り換えができずに、出力するタイミング信号の精度が劣化してしまう場合があった。
本発明の目的は、タイミング信号の精度劣化を低減することができるタイミング信号出力装置を提供すること、また、このタイミング信号出力装置を備える電子機器および移動体を提供することにある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の適用例又は形態として実現することが可能である。
本適用例のタイミング信号出力装置は、複数の測位用衛星から受信した衛星信号に基づいて基準信号を出力する受信機と、クロック信号を出力する発振器と、前記基準信号に基づくタイミング信号を生成する第1モードと、前記クロック信号に基づくタイミング信号を生成する第2モードとを、前記複数の測位用衛星の仰角を統計処理した統計値に関する統計値情報に基づいて切り換える処理部と、を備える。
このようなタイミング信号出力装置によれば、複数の測位用衛星の仰角を統計処理した統計値に関する統計値情報に基づいて、受信機からの基準信号に基づくタイミング信号を生成する第1モードと、発振器からのクロック信号に基づくタイミング信号を生成する第2モードとを切り換える。これにより、タイミング信号の精度低下を低減することができる。これは、受信機から出力される基準信号の精度と、当該基準信号の基となった複数の衛星信号を送信した複数の測位用衛星の仰角の統計値との間には、比較的高い相関関係があるためである。
本適用例のタイミング信号出力装置では、前記統計値は、前記複数の測位用衛星の仰角の平均値、前記複数の測位用衛星の仰角の中央値、または前記複数の測位用衛星の仰角の最頻値のいずれかであることが好ましい。
これにより、第1モードと第2モードとの切り換えをより的確に行うことができる。
これにより、第1モードと第2モードとの切り換えをより的確に行うことができる。
本適用例のタイミング信号出力装置では、前記統計値情報、または、前記統計値情報の生成に用いられる情報があらかじめ記憶されている記憶部を備えることが好ましい。
これにより、統計値情報をあらかじめ用意しておくことができる。そのため、例えば、記憶部に記憶されている統計値情報を用いて予測的に第1モードと第2モードとの切り換えを行うことができる。
本適用例のタイミング信号出力装置では、前記処理部は、前記統計値がしきい値以下である場合に、前記第1モードから前記第2モードに切り換えることが好ましい。
統計値がしきい値以下である場合は、受信機からの基準信号の精度が低い傾向がある。そのため、統計値がしきい値以下である場合に、第2モードとすることで、タイミング信号の精度低下を低減することができる。
本適用例のタイミング信号出力装置では、前記受信機は、前記複数の測位用衛星の仰角に関する仰角情報を出力し、前記処理部は、前記仰角情報を用いて前記統計値情報を取得することが好ましい。
これにより、受信機が衛星信号を受信した測位用衛星に関する仰角情報を用いて統計値情報を取得できるので、受信機の設置環境に応じた統計値情報を取得することができる。そのため、設置環境によるタイミング信号の精度劣化を低減することができる。
本適用例のタイミング信号出力装置では、前記受信機は、仰角マスクが設定されており、前記統計値情報は、前記仰角マスクの設定仰角以上の仰角に位置する前記複数の測位用衛星の仰角を統計処理した統計値に関する情報であることが好ましい。
これにより、受信機の仰角マスクの設定に対応した統計値情報を用いることができるので、受信機から出力される基準信号の精度と統計値情報の統計値との間の相関を高めることができる。そのため、第1モードと第2モードとの切り換えを的確に行うことができる。
本適用例のタイミング信号出力装置では、前記受信機は、前記複数の測位用衛星から受信した複数の衛星信号から取得した時刻を統計処理して前記基準信号を生成することが好ましい。
これにより、例えば、複数の測位用衛星のうち任意の1つを選択して基準信号を生成する場合よりも、受信機から出力される基準信号の精度と統計値情報の統計値との間の相関を高めることができる。そのため、第1モードと第2モードとの切り換えを的確に行うことができる。
本適用例のタイミング信号出力装置では、前記処理部は、前記クロック信号を前記基準信号に同期させてタイミング信号を生成可能な同期回路と、前記統計値情報に基づいて、前記第1モードと前記第2モードとのいずれかに前記同期回路の動作状態を切り換える制御部と、を備えることが好ましい。
これにより、比較的簡単な構成で、統計値情報に基づいて第1モードと第2モードとの切り換えを行うことができる。
本適用例の電子機器は、本適用例のタイミング信号出力装置を備える。
このような電子機器によれば、タイミング信号出力装置のタイミング信号の精度劣化を低減することができる。そのため、タイミング信号出力装置からのタイミング信号を用いて電子機器の特性を向上させることができる。
このような電子機器によれば、タイミング信号出力装置のタイミング信号の精度劣化を低減することができる。そのため、タイミング信号出力装置からのタイミング信号を用いて電子機器の特性を向上させることができる。
本適用例の移動体は、本適用例のタイミング信号出力装置を備える。
このような移動体によれば、タイミング信号出力装置のタイミング信号の精度劣化を低減することができる。そのため、タイミング信号出力装置からのタイミング信号を用いて移動体の特性を向上させることができる。
このような移動体によれば、タイミング信号出力装置のタイミング信号の精度劣化を低減することができる。そのため、タイミング信号出力装置からのタイミング信号を用いて移動体の特性を向上させることができる。
以下、本発明のタイミング信号出力装置、電子機器および移動体を添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
1.タイミング信号出力装置
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係るタイミング信号出力装置の概略構成例を示す図である。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係るタイミング信号出力装置の概略構成例を示す図である。
図1に示すタイミング信号出力装置1は、GPS衛星2(測位用衛星の一例)から送信された衛星信号を受信し、高精度の1PPSをタイミング信号として生成する機能を有する。このタイミング信号出力装置1は、GPS受信機10(受信機)、処理部20、原子発振器30(発振器)、GPSアンテナ50およびタイマー60を含んで構成されている。
なお、タイミング信号出力装置1は、構成要素の一部または全部が物理的に分離されていてもよいし、一体化されていてもよい。例えば、GPS受信機10と処理部20はそれぞれ別個のIC(Integrated Circuit)で実現されていてもよいし、GPS受信機10と処理部20は1チップのICとして実現されていてもよい。
以下、タイミング信号出力装置1の各部を順次説明する。
[GPS受信機]
GPS受信機10(受信機)は、GPSアンテナ50を介して受信した衛星信号に基づいて各種の処理を行う機能を有する。
[GPS受信機]
GPS受信機10(受信機)は、GPSアンテナ50を介して受信した衛星信号に基づいて各種の処理を行う機能を有する。
具体的に説明すると、GPS受信機10は、通常測位モードおよび位置固定モードを有し、処理部20からの制御コマンドに応じて通常測位モードと位置固定モードのいずれかに設定される。
GPS受信機10は、通常測位モードでは、複数(好ましくは4個以上)のGPS衛星2から送信された衛星信号を受信し、受信した衛星信号に含まれる軌道情報(具体的には、エフェメリスデータやアルマナックデータ等)および時刻情報(具体的には、週番号データやZカウントデータ等)に基づいて公知の測位計算を行う。ここで、本実施形態の通常測位モードは、例えば1秒に1回などの所定の間隔で継続的に測位計算を行うモードである。
また、GPS受信機10は、位置固定モードでは、少なくとも1つのGPS衛星2から送信された衛星信号を受信し、受信した衛星信号に含まれる軌道情報および時刻情報と処理部20によって設定された受信点の位置情報とに基づいて、基準信号として1PPS(1 Pulse Per Second)を生成する。この1PPSは、UTC(Universal Time Coordinate、世界標準時)と同期したパルス信号であり、1秒毎に1パルスを含む。このように、GPS受信機10が基準信号の生成に用いる衛星信号が軌道情報および時刻情報を含んでいることにより、基準時刻に同期した基準信号を生成することができる。ここで、位置固定モードは、あらかじめ設定された位置情報を用いて1PPSを出力するモードである。
ここで、GPS受信機10は、基準信号である1PPSを生成する際に、少なくとも1つのGPS衛星2からの衛星信号を用いる。GPS受信機10は、受信した衛星信号が複数である場合、複数の衛星信号に基づく時刻の統計処理(例えば平均処理)を行って、算出された1つの時刻(例えば平均値)に対応する基準信号を生成してもよい。GPS受信機10は、受信した衛星信号が1つである場合、1つの衛星信号を対象として統計処理を行っても、統計処理を行わなくてもよい。ここで、GPS受信機10には、仰角マスクが設定されていてもよく、その仰角マスクの設定仰角以上にあるGPS衛星2からの衛星信号を用いて基準信号を生成してもよい。仰角マスクは、一般に、GPS受信機10に、設定された仰角未満の仰角に存在するGPS衛星2からの信号を用いないように設定される角度である。
このようなGPS受信機10は、図示しないが、例えば、SAW(Surface Acoustic Wave:表面弾性波)フィルター、RF(Radio Frequency)処理部、ベースバンド処理部および温度補償型水晶発振器(TCXO:Temperature Compensated Crystal Oscillator)を含んで構成されている。ここで、SAWフィルターは、GPSアンテナ50が受信した電波から衛星信号を抽出する処理を行う。そして、RF処理部は、TCXOの発振信号を逓倍したクロック信号を生成し、そのクロック信号と衛星信号とをミキシングすることでて中間周波数にダウンコンバートした後にAD(Analog to Digital)変換してベースバンド処理部に出力する。ベースバンド処理部は、DSP(Digital Signal Processor)、CPU(Central Processing Unit)、SRAM(Static Random Access Memory)およびRTC(リアルタイムクロック)を含んで構成されており、TCXOの発振信号をクロック信号として各種処理を行う。
[処理部]
図1に示す処理部20は、GPS受信機10に対して各種の制御コマンドを送信してGPS受信機10の動作を制御し、GPS受信機10が出力する1PPSやNMEA(National Marine Electronics Association)のフォーマットで作成されたデータ(以下、「NMEAデータ」ともいう)を受け取って各種の処理を行う。NMEAデータには、GPS受信機10が算出した位置(位置情報)、当該位置に対応する時刻、測位計算に使用したGPS衛星2の仰角等の各種情報が含まれる。ここで、処理部20は、処理部20内部の記憶部(図示せず)または処理部20に接続された記憶部(図示せず)に記憶されているプログラムにしたがって、各種処理を行ってもよい。
図1に示す処理部20は、GPS受信機10に対して各種の制御コマンドを送信してGPS受信機10の動作を制御し、GPS受信機10が出力する1PPSやNMEA(National Marine Electronics Association)のフォーマットで作成されたデータ(以下、「NMEAデータ」ともいう)を受け取って各種の処理を行う。NMEAデータには、GPS受信機10が算出した位置(位置情報)、当該位置に対応する時刻、測位計算に使用したGPS衛星2の仰角等の各種情報が含まれる。ここで、処理部20は、処理部20内部の記憶部(図示せず)または処理部20に接続された記憶部(図示せず)に記憶されているプログラムにしたがって、各種処理を行ってもよい。
この処理部20は、例えば、CPU、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等により構成される。本実施形態の処理部20は、図1に示すように、位相比較器21、ループフィルター22、制御部23(DSP:Digital Signal Processor)および分周器24を含んで構成されている。
制御部23は、GPS受信機10から定期的に(例えば、1秒毎に)NMEAデータを取得し、NMEAデータに含まれる位置情報(GPS受信機10による通常測位モードでの測位計算の結果)を集めて所定期間における統計情報を作成し、その統計情報に基づいて、受信点の位置情報を生成する処理を行う。ここで、制御部23は、例えば、GPS受信機10による通常測位モードでの複数の測位計算結果の平均値、最頻値または中央値に基づいて、受信点の位置情報を生成する。
また、制御部23は、GPS受信機10で基準信号の生成に用いた複数の衛星信号を送信した複数のGPS衛星2の仰角を時刻ごとに統計処理した統計値に関する情報である統計値情報(以下、「GPS衛星2の仰角統計値情報」ともいう)に基づいて、同期回路26の動作を制御する機能を有する。統計値情報は、後述する第1モードと第2モードとの切り換えに使用される情報である。統計値情報は、統計値そのもののデータであっても、統計値をさらに処理した二次的なデータであってもよい。二次的なデータは、例えば、統計値と後述するしきい値との差分値、統計値と閾値との大小関係、統計値に基づいて判定した基準信号の精度の良否、後述する第1モードと第2モードとの切り換えの要否、第1モードと第2モードのうち採用すべきモードを特定する情報、等である。また、統計値情報には、統計値に対応する時刻のデータ等、統計値に関連する情報や統計値を特定するための情報などが含まれてもよい。本実施形態においては、GPS受信機10から取得した統計値を制御部23が統計処理等することによって統計値情報を取得する。
ここで、制御部23は、タイマー60での時刻情報と、GPS受信機10からの仰角情報(例えばNMEAデータに含まれる仰角)とに基づいて、GPS衛星2の仰角統計値情報を取得することが可能となっている。また、制御部23は、GPS受信機10からの時刻情報および仰角情報(例えばNMEAデータに含まれる仰角および時刻)に基づいて、GPS衛星2の仰角統計値情報を取得してもよい。
制御部23は、このように取得したGPS衛星2の仰角統計値情報に基づいて、後述する同期回路26での同期処理を行う第1モード(以下、単に「第1モード」ともいう)と、同期回路26での同期処理を停止させる第2モード(以下、単に「第2モード」ともいう)との切り換え(選択)が可能である。本実施形態では、制御部23は、ループフィルター22の出力信号(電圧値)を固定することで、第2モードとする。例えば、統計値情報が統計値のデータである場合は、後述するしきい値と統計値とを比較し、比較結果に基づいてモードを切り換える。具体的には、統計値がしきい値以下である場合には第2モードを選択し、統計値がしきい値よりも大きい場合には第1モードを選択する。統計値情報が二次的なデータである場合は、制御部23は、データの内容に応じて判定またはモードの切り換えを行えばよい。なお、しきい値は、図示しない記憶部に記憶されていてもよい。制御部23は、このような切り換えの処理を、例えば、NMEAデータの取得毎に行ってもよいし、所定時間間隔ごと(例えば1秒以上10分以下)に行ってもよい。また、制御部23は、GPS受信機10の受信状況が良好であるか否かを判断し、GPS受信機10の受信状況が良好でないとき(信号が弱い、受信できていない、新しい時刻のNMEAデータが取得できない、等)は、受信状況が良好となるまで当該処理を停止または中断し、良好となったとき当該処理を再開してもよい。
第1モードは、処理部20が、GPS受信機10からの基準信号に基づいてタイミング信号を生成するモード、すなわち、GPS受信機10からの基準信号に同期したタイミング信号を出力する同期モードである。第2モードは、処理部20が、原子発振器30からのクロック信号に基づいてタイミング信号を生成するモード、すなわち、GPS受信機10からの基準信号に同期させずに自走した原子発振器30からのクロック信号を用いてタイミング信号を出力する非同期モードである。
また、制御部23は、GPS受信機10に各種の制御コマンドを送信し、GPS受信機10の動作を制御する。具体的には、制御部23は、GPS受信機10にモード設定用の制御コマンドを送信し、GPS受信機10を通常測位モードから位置固定モードに切り換える処理を行う。また、制御部23は、GPS受信機10を通常測位モードから位置固定モードに切り換える前に、GPS受信機10に位置設定用の制御コマンドを送信し、制御部23が生成した受信点の位置情報(制御部23が決定したGPS受信機10の位置)をGPS受信機10に設定する処理を行う。
分周器24は、原子発振器30が出力するクロック信号(周波数:f)を1/fの分周比で分周し、1Hzの分周クロック信号(タイミング信号)を出力する。
位相比較器21は、GPS受信機10が出力する1PPS(基準信号)と分周器24が出力する1Hzの分周クロック信号(原子発振器30のクロック信号に基づく信号)とを位相比較し、その比較結果として位相差に応じた電圧値の位相差信号を出力する。この位相差信号は、ループフィルター22を介して原子発振器30に入力される。ループフィルター22のパラメーターは、制御部23により設定される。
分周器24が出力する1Hzの分周クロック信号は、GPS受信機10が出力する1PPSと同期しており、タイミング信号出力装置1は、この分周クロック信号をUTCと同期した極めて周波数精度の高い1PPSとして外部に出力する。また、タイミング信号出力装置1は、1PPSと同期して1秒毎に最新のNMEAデータを外部に出力する。
ここで、原子発振器30は、ループフィルター22の出力電圧(制御電圧)に応じて周波数を微調整可能に構成されており、前述のように、位相比較器21、ループフィルター22および分周器24により、原子発振器30が出力するクロック信号はGPS受信機10が出力する1PPSに完全に同期する。すなわち、位相比較器21、ループフィルター22および分周器24は、同期回路26を構成し、原子発振器30が出力するクロック信号をGPS受信機10からの1PPSに同期させる。これにより、原子発振器30からのクロック信号をGPS受信機10からの1PPSに同期した高精度なタイミング信号として出力することができる。
また、GPS受信機10が衛星信号を受信できなかったり受信環境が悪かったりする等の状況が発生すると、GPS受信機10が出力する1PPSの精度が劣化し、あるいは、GPS受信機10が1PPSの出力を停止する。そのような場合、処理部20は、原子発振器30が出力するクロック信号をGPS受信機10が出力する1PPSに同期させる処理(同期回路26による同期処理)を停止して原子発振器30を自走発振(ホールドオーバー)させる。このようにすれば、タイミング信号出力装置1は、GPS受信機10が出力する1PPSの精度が劣化した場合でも、原子発振器30の自走発振による周波数精度の高い1PPSを出力することができる。このように、タイミング信号出力装置1では、GPS受信機10が基準信号を出力することができない状況等になったときにおいても、原子発振器30からのクロック信号を用いることで、高精度なタイミング信号を生成することができる。
[原子発振器(発振器)]
図1に示す原子発振器30は、例えばルビジウム原子やセシウム原子等の原子のエネルギー遷移を利用した周波数精度の高いクロック信号を出力可能な発振器である。原子発振器30として、例えば、EIT(Electromagnetically Induced Transparency)現象(CPT(Coherent Population Trapping)現象とも呼ばれる)を利用した方式の原子発振器や、光マイクロ二重共鳴現象を利用した方式の原子発振器等を利用することができる。
図1に示す原子発振器30は、例えばルビジウム原子やセシウム原子等の原子のエネルギー遷移を利用した周波数精度の高いクロック信号を出力可能な発振器である。原子発振器30として、例えば、EIT(Electromagnetically Induced Transparency)現象(CPT(Coherent Population Trapping)現象とも呼ばれる)を利用した方式の原子発振器や、光マイクロ二重共鳴現象を利用した方式の原子発振器等を利用することができる。
なお、原子発振器30に代えてダブルオーブンもしくはシングルオーブンのOCXO(Oven Controlled Crystal Oscillator)、VCXO(Voltage Controlled Crystal Oscillator)、TCXO(Temperature Compensated Crystal Oscillator)等の水晶発振器を用いても、自走発振による1PPSを出力することができる。
[タイマー]
タイマー60は、時刻情報を生成する機能を有するリアルタイムクロックである。このタイマー60は、例えば、図示しない温度補償回路付き水晶発振器(TCXO)からのクロック信号によりカウントアップされる。なお、タイマー60は、GPS受信機10に設けられていてもよい。
タイマー60は、時刻情報を生成する機能を有するリアルタイムクロックである。このタイマー60は、例えば、図示しない温度補償回路付き水晶発振器(TCXO)からのクロック信号によりカウントアップされる。なお、タイマー60は、GPS受信機10に設けられていてもよい。
以上、タイミング信号出力装置1の構成を簡単に説明した。このタイミング信号出力装置1は、前述したように、複数の測位用衛星であるGPS衛星2から受信した衛星信号に基づいて基準信号(1PPS)を出力する受信機であるGPS受信機10と、クロック信号を出力する発振器である原子発振器30と、GPS受信機10からの基準信号に基づくタイミング信号を生成する第1モードと、原子発振器30からのクロック信号に基づくタイミング信号を生成する第2モードとを切り換える処理部20と、を備える。以下、第1モードと第2モードとの切り換えについて詳述する。
(第1モードと第2モードとの切り換え)
図2は、複数のGPS衛星の仰角の経時的変化を示すグラフである。図3は、複数のGPS衛星の仰角平均値およびGPS受信機から出力される基準信号(1PPS)の精度(誤差)の経時的変化を示すグラフである。図4は、複数のGPS衛星の仰角平均値と基準信号(1PPS)の精度との関係を示すグラフである。図5は、複数のGPS衛星の仰角平均値に基づく第1モードと第2モードとの切り換えを説明するためのグラフであって、複数のGPS衛星の仰角平均値およびGPS受信機から出力される基準信号(1PPS)の精度(誤差)の経時的変化を示すグラフである。図6は、図5中の時刻T1における複数の測位用衛星の配置の一例を示す図である。図7は、図5中の時刻T2における複数の測位用衛星の配置の一例を示す図である。図8は、図5中の時刻T3における複数の測位用衛星の配置の一例を示す図である。図9は、複数のGPS衛星の仰角中央値およびGPS受信機から出力される基準信号(1PPS)の精度の経時的変化を示すグラフである。
図2は、複数のGPS衛星の仰角の経時的変化を示すグラフである。図3は、複数のGPS衛星の仰角平均値およびGPS受信機から出力される基準信号(1PPS)の精度(誤差)の経時的変化を示すグラフである。図4は、複数のGPS衛星の仰角平均値と基準信号(1PPS)の精度との関係を示すグラフである。図5は、複数のGPS衛星の仰角平均値に基づく第1モードと第2モードとの切り換えを説明するためのグラフであって、複数のGPS衛星の仰角平均値およびGPS受信機から出力される基準信号(1PPS)の精度(誤差)の経時的変化を示すグラフである。図6は、図5中の時刻T1における複数の測位用衛星の配置の一例を示す図である。図7は、図5中の時刻T2における複数の測位用衛星の配置の一例を示す図である。図8は、図5中の時刻T3における複数の測位用衛星の配置の一例を示す図である。図9は、複数のGPS衛星の仰角中央値およびGPS受信機から出力される基準信号(1PPS)の精度の経時的変化を示すグラフである。
なお、図3および図5中に示す縦軸(1PPS)は、基準信号(1PPS)の誤差であり、数値の絶対値が大きくなるほど、精度が悪いことを示す。また、図4中に示す縦軸(1PPS精度)は、横軸との交点から遠い(図中上側となる)ほど、精度がよいことを示す。
タイミング信号出力装置1が備えるGPS受信機10は、通常、複数のGPS衛星2からの複数の衛星信号を受信し、複数の衛星信号を用いて基準信号(1PPS)を生成する。ここで、GPS受信機10が基準信号の生成に用いる複数の衛星信号を送信している複数のGPS衛星2の仰角は、例えば、図2に示すように、時刻に応じて変化する。
そして、本発明者らは、図3に示すように、GPS受信機10が基準信号の生成に用いる複数の衛星信号を送信している複数のGPS衛星の仰角を統計処理した統計値(図3では平均値)と、GPS受信機10から出力される基準信号(1PPS)の精度との間に相関があるという知見を得た。図3からは、仰角平均値が増加するとき1PPSの誤差が減少し、仰角平均値が減少するとき1PPSの誤差が増加する、といった傾向が読み取れる。また、図4に示すように、かかる統計値(図4では仰角平均値)が大きくなるほど、GPS受信機10から出力される基準信号の精度が高くなる(よくなる)。このように、GPS受信機10から出力される基準信号の精度と、当該基準信号の基となった複数の衛星信号を送信した複数のGPS衛星2の仰角の統計値との間には、比較的高い相関関係がある。
そこで、タイミング信号出力装置1が備える処理部20は、前述したように、GPS受信機10からの基準信号に基づくタイミング信号を生成する第1モードと、原子発振器30からのクロック信号に基づくタイミング信号を生成する第2モードとを、複数のGPS衛星2の仰角を統計処理した統計値(以下、単に「統計値」ともいう)に関する統計値情報(以下、単に「統計値情報」ともいう)に基づいて、切り換える。これにより、例えば、GPS受信機10からの基準信号の精度が高いときに、第1モードとし、高精度なタイミング信号を出力し、GPS受信機10からの基準信号の精度が低いときに、第2モードとし、タイミング信号の精度低下を低減することができる。
ここで、処理部20は、前述したように、原子発振器30からのクロック信号をGPS受信機10からの基準信号に同期させてタイミング信号を生成可能な同期回路26と、統計値情報に基づいて、第1モードと第2モードとのいずれかに同期回路26の動作状態を切り換える制御部23と、を備える。これにより、比較的簡単な構成で、統計値情報に基づいて第1モードと第2モードとの切り換えを行うことができる。
より具体的に説明すると、制御部23は、図5に示すように、複数のGPS衛星2の仰角統計値(図5では一点鎖線で示す仰角平均値)がしきい値θT以下であるか否かを判断し、当該仰角統計値がしきい値θT以下である場合、第2モードとし、当該仰角統計値がしきい値θTを超えた場合、第1モードとする。なお、図5では、右側の縦軸(仰角平均値)の数値が図中上側から下側に向けて(横軸(時間)に近いほど)大きくなっている。したがって、当該仰角統計値がしきい値θT以下である場合は、図5中、仰角平均値がしきい値θTに等しいかまたはしきい値θTに対して上側にある場合である。また、当該仰角統計値がしきい値θTを超えた場合は、図5中、仰角平均値がしきい値θTに対して下側にある場合である。
このように、処理部20は、統計値がしきい値以下である場合に、第1モードから第2モードに切り換える。統計値がしきい値以下である場合は、GPS受信機10からの基準信号の精度が低い傾向がある。そのため、統計値がしきい値以下である場合に、第2モードとすることで、タイミング信号の精度低下を低減することができる。
ここで、GPS受信機10(受信機)は、複数のGPS衛星2(測位用衛星)から受信した複数の衛星信号から取得した時刻を統計処理して基準信号を生成する。これにより、例えば、複数のGPS衛星2のうち任意の1つを選択して基準信号を生成する場合よりも、GPS受信機10から出力される基準信号の精度と統計値情報の統計値との間の相関を高めることができる。そのため、第1モードと第2モードとの切り換えを的確に行うことができる。
図6ないし図8は、測位用衛星の配置を示す模式図である。円の中心に近いほど仰角が高く、3つの同心円はそれぞれある仰角を示す線である。同心円以外の実線はGPS衛星2の軌道を模式的に表している。例えば、図5中の時刻T1、T2、T3では、図6ないし図8に示すように、高仰角にあるGPS衛星2(図6中26番、31番、図7中16番、26番、図8中16番、27番)の数が同じである。しかし、図5中の時刻T2における低仰角にあるGPS衛星2(図7中21番、23番、27番、31番)の数は、図5中の時刻T1、T3における低仰角にあるGPS衛星2(図6中16番、図8中26番、31番)の数よりも多い。そのため、図5中の時刻T2における統計値(図5では平均値)は、図5中の時刻T1、T3における統計値(図5では平均値)よりも小さくなる。一般に、低仰角のGPS衛星2からの衛星信号を用いるとタイミング信号の精度が悪化する。図5ないし図8より、時刻T2では、時刻T1等と比較して低仰角のGPS衛星2の数が多いことで、低仰角のGPS衛星2の影響が大きくなり、基準信号の精度が悪化したと考えられる。統計値には低仰角のGPS衛星2の多寡が反映されるので、このような統計値を用いることで、第1モードと第2モードとの切り換えをより的確に行うことができる。
また、GPS受信機10(受信機)は、仰角マスクが設定されており、統計値情報は、その仰角マスクの設定仰角以上の仰角に位置する複数のGPS衛星2(測位用衛星)の仰角を統計処理した統計値に関する情報である。これにより、GPS受信機10の仰角マスクの設定に対応した統計値情報を用いることができるので、GPS受信機10から出力される基準信号の精度と統計値情報の統計値との間の相関を高めることができる。そのため、第1モードと第2モードとの切り換えを的確に行うことができる。なお、統計値は、GPS受信機10が受信可能なすべての複数のGPS衛星2(測位用衛星)の仰角を統計処理した統計値であってもよい。
また、処理部20が第1モードと第2モードとの切り換えの判断に用いる統計値は、複数のGPS衛星2(測位用衛星)の仰角の平均値、複数のGPS衛星2(測位用衛星)の仰角の中央値、または複数のGPS衛星2(測位用衛星)の仰角の最頻値のいずれかであることが好ましい。これにより、第1モードと第2モードとの切り換えをより的確に行うことができる。例えば、図9に示すように、統計値として中央値を用いた場合も、図3に示すように統計値として平均値を用いた場合と同様に基準信号の精度との相関があることがわかる。
また、GPS受信機10(受信機)は、複数のGPS衛星2(測位用衛星)の仰角に関する仰角情報(例えばNMEAデータに含まれる仰角情報)を出力し、処理部20は、その仰角情報を用いて統計値情報を取得する。これにより、設置環境に応じた統計値情報を取得することができる。そのため、第1モードと第2モードとの切り換えを設置環境に応じて的確に行うことができる。例えば、GPS受信機10が設置されている場所の周囲の建物によって、ある方向からの衛星信号が受信しにくい場合などに、実際にGPS受信機10が衛星信号を受信したGPS衛星2の仰角情報を用いることができるので、実際の受信状況を考慮しない場合よりも、適切にモードの切り換えを行うことができる。
<第2実施形態>
図10は、第2実施形態に係るタイミング信号出力装置の概略構成例を示す図である。
図10は、第2実施形態に係るタイミング信号出力装置の概略構成例を示す図である。
本実施形態は、記憶部に記憶されている統計値情報を用いて第1モードと第2モードとの切り換えを行う以外は、前述した第1実施形態と同様である。なお、以下の説明では、第2実施形態に関し、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図10において、前述した実施形態と同様の構成については、同一符号を付している。
図10に示すタイミング信号生成装置1Aは、GPS受信機10(受信機)、処理部20A、原子発振器30(発振器)、記憶部40、GPSアンテナ50およびタイマー60を含んで構成されている。
処理部20Aは、位相比較器21、ループフィルター22、制御部23Aおよび分周器24を含んで構成されている。ここで、制御部23Aは、GPS衛星2の仰角統計値情報を記憶部40から取得し、取得したGPS衛星2の仰角統計値情報に基づいて、第1モードと第2モードとを切り換える。
記憶部40には、GPS受信機10で基準信号の生成に用いる複数の衛星信号を送信する複数のGPS衛星2の仰角を時刻ごとに統計処理した統計値に関する情報である統計値情報が記憶されている。この記憶部40は、図示では、処理部20Aとは別体として設けられているが、処理部20A内(例えば制御部23A)に組み込まれていてもよい。また、記憶部40としては、特に限定されず、例えば、不揮発性メモリー、または、揮発性メモリーを用いることができる。
また、記憶部40に記憶されている統計値情報は、例えば、1秒以上10分以下の時間間隔の時刻ごとの情報であることが好ましい。ただし、必要に応じて10分よりも長くしてもよいし、外部から図示しないインターフェース(例えば、端子、ユーザーインターフェース、無線通信装置等)を介して設定または変更できてもよい。また、記憶部40に記憶されている統計値情報は、数時間ごとまたは数日ごとに定期的に更新してもよいし、必要に応じて不定期に更新してもよい。例えば、制御部23Aは、タイマー60またはNMEAデータの時刻情報とGPS受信機10からの仰角情報とに基づいて取得した仰角統計値情報を記憶部40に記憶することが可能となっていてもよい。統計値情報は、処理部20Aが作成しても、タイミング信号出力装置とインターフェースを介して通信可能な外部の装置が作成してもよい。
ここで、記憶部40に記憶されている統計値情報は、前述した第1実施形態と同様、統計値そのものであっても、統計値をさらに処理した二次的なデータであってもよい。このような統計値情報は、GPS受信機10からの情報(各GPS衛星2の仰角、各GPS衛星2のエフェメリス、各時刻の各GPS衛星2の位置等)を用いて算出可能である。したがって、例えば、制御部23Aは、現在時刻よりも将来の統計値情報を、GPS受信機10からの情報を用いて算出し、その算出結果(統計値情報)を記憶部40にあらかじめ記憶しておく。ここで、「あらかじめ」とは、実際にある衛星配置になるよりも前の時刻であればよい。
そして、制御部23Aは、記憶部40に記憶されている統計値情報を用いて、その統計値情報の内容に応じた処理を行って、第1モードと第2モードとの切り換えを行う。例えば、記憶部40に記憶されている統計値情報がGPS衛星2の仰角の統計値そのものである場合、制御部23Aは、前述した第1実施形態で述べたように、その統計値としきい値との比較を行って、その比較結果に基づいて、第1モードと第2モードとの切り換えを行う。また、記憶部40に記憶されている統計値情報が当該比較後の情報(大小関係等の比較結果)である場合、制御部23Aは、その情報に対応するモード(第1モードまたは第2モード)を選択する。
なお、統計値情報の統計の対象となるGPS衛星2は、第1モードと第2モードとの切り換えの判定時刻においてGPS受信機10の受信対象となる衛星、例えば、可視衛星となるGPS衛星2、または、可視衛星となるGPS衛星2の中でも所定仰角以上となるGPS衛星2である。また、統計値情報を作成する装置(制御部23A(処理部20A)または外部の装置)は、GPS受信機10の位置、仰角マスクの設定を必要に応じて取得し、使用することが可能である。また、ある時刻において、実際にGPS受信機10が信号を受信したGPS衛星2と、記憶部40を利用して得られた統計値情報に使用された衛星とは、完全に一致しても、一部で違い(どちらかに含まれないGPS衛星2や、どちらかだけに含まれるGPS衛星2)があってもよい。
このように、タイミング信号出力装置1は、統計値情報があらかじめ記憶されている記憶部40を備える。これにより、統計値情報をあらかじめ用意しておくことができる。そのため、例えば、記憶部40に記憶されている統計値情報を用いて予測的に第1モードと第2モードとの切り換えを行うことができる。
以上説明したような第2実施形態によっても、タイミング信号の精度劣化を低減することができる。
<第3実施形態>
図11は、第3実施形態に係るタイミング信号出力装置の概略構成例を示す図である。
図11は、第3実施形態に係るタイミング信号出力装置の概略構成例を示す図である。
本実施形態は、記憶部に記憶されている情報を用いて統計値情報を算出し、その算出結果を用いて第1モードと第2モードとの切り換えを行う以外は、前述した第1実施形態と同様である。なお、以下の説明では、第3実施形態に関し、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図11において、前述した実施形態と同様の構成については、同一符号を付している。
図11に示すタイミング信号生成装置1Bは、GPS受信機10(受信機)、処理部20B、原子発振器30(発振器)、記憶部40B、GPSアンテナ50およびタイマー60を含んで構成されている。
処理部20Bは、位相比較器21、ループフィルター22、制御部23Bおよび分周器24を含んで構成されている。ここで、制御部23Bは、記憶部40BからGPS衛星2の仰角統計値情報の算出に必要な情報を取得してGPS衛星2の仰角統計値情報を算出し、算出したGPS衛星2の仰角統計値情報に基づいて、第1モードと第2モードとを切り換える。
記憶部40Bには、複数のGPS衛星2の仰角を時刻ごとに統計処理した統計値に関する情報である統計値情報の算出(生成)に用いられる情報が記憶されている。例えば、統計値情報の算出に用いられる情報の全部が記憶されていてもよい。また、例えば、統計値情報が上述したような二次的なデータである場合には、この記憶部40Bは、図示では、処理部20Bとは別体として設けられているが、処理部20B内(例えば制御部23B)に組み込まれていてもよい。また、記憶部40Bとしては、特に限定されず、例えば、不揮発性メモリー、または、揮発性メモリーを用いることができる。
また、記憶部40Bに記憶されている情報は、例えば、各GPS衛星2の仰角、各GPS衛星2のエフェメリス、各時刻の各GPS衛星2の位置等に関する情報である。このような情報は、GPS受信機10または外部から取得可能である。したがって、例えば、制御部23Bは、このような情報をGPS受信機10から取得して記憶部40Bにあらかじめ記憶しておく。ここで、記憶部40Bに記憶される情報は、全GPS衛星2の情報を記憶してもよいし、各時刻に可視衛星となるGPS衛星2またはGPS受信機10の受信対象となるGPS衛星2の情報を記憶してもよい。また、記憶部40Bに記憶されるエフェメリスは、予測エフェメリス等の、将来または長期間(通常の有効期間よりも長期間)有効なエフェメリスでもよい。
また、ある時刻の仰角の情報を記憶部40Bに記憶しておき、制御部23Bは、その情報を所定期間にわたって使用してもよい。また、制御部23Bは、第1モードと第2モードとの切り換えの判定タイミングごとに、エフェメリスまたは衛星位置から仰角計算し、統計値情報を得てもよい。また、制御部23Bは、所定時間間隔での各GPS衛星2の仰角を、あらかじめ所定期間分(例えば10分、1時間、3時間等)計算して記憶部40Bに記憶しておいてもよい。つまり、記憶部40Bに、統計値情報と、統計値情報の算出に用いられる情報とが記憶されていてもよい。
以上説明したような第3実施形態によっても、タイミング信号の精度劣化を低減することができる。
2.電子機器
次に、本発明の電子機器の実施形態を説明する。
次に、本発明の電子機器の実施形態を説明する。
図12は、電子機器の実施形態を示すブロック図である。以下、図10に示す実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。また、図10において、前述した実施形態と同様の構成については、同一符号を付している。
図12に示す電子機器300は、タイミング信号出力装置310、CPU(Central Processing Unit)320、操作部330、ROM(Read Only Memory)340、RAM(Random Access Memory)350、通信部360および表示部370を含んで構成されている。
タイミング信号出力装置310は、例えば、前述したタイミング信号出力装置1であり、先に説明したように、衛星信号を受信して高精度のタイミング信号(1PPS)を生成し、外部に出力する。
CPU320は、ROM340等に記憶されているプログラムに従い、各種の計算処理や制御処理を行う。具体的には、CPU320は、タイミング信号出力装置310が出力するタイミング信号(1PPS)やクロック信号に同期して、計時処理、操作部330からの操作信号に応じた各種の処理、外部とデータ通信を行うために通信部360を制御する処理、表示部370に各種の情報を表示させるための表示信号を送信する処理等を行う。
操作部330は、操作キーやボタンスイッチ等により構成される入力装置であり、ユーザーによる操作に応じた操作信号をCPU320に出力する。
ROM340は、CPU320が各種の計算処理や制御処理を行うためのプログラムやデータ等を記憶している。
RAM350は、CPU320の作業領域として用いられ、ROM340から読み出されたプログラムやデータ、操作部330から入力されたデータ、CPU320が各種プログラムにしたがって実行した演算結果等を一時的に記憶する。
通信部360は、CPU320と外部装置との間のデータ通信を成立させるための各種制御を行う。
表示部370は、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成される表示装置であり、CPU320から入力される表示信号に基づいて各種の情報を表示する。表示部370には操作部330として機能するタッチパネルが設けられていてもよい。
このような電子機器300としては種々の電子機器が考えられ、特に限定されないが、例えば、標準時刻との同期を実現する時刻管理用のサーバー(タイムサーバー)、タイムスタンプの発行等を行う時刻管理装置(タイムスタンプサーバー)、基地局等の周波数基準装置等が挙げられる。
以上のように、電子機器300は、タイミング信号出力装置310を備える。これにより、タイミング信号の精度劣化を低減することができる。そのため、タイミング信号出力装置310からのタイミング信号を用いて電子機器の特性を向上させることができる。
3.移動体
図13は、移動体の実施形態を示す図である。以下、図11に示す実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。また、図11において、前述した実施形態と同様の構成については、同一符号を付している。
図13は、移動体の実施形態を示す図である。以下、図11に示す実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。また、図11において、前述した実施形態と同様の構成については、同一符号を付している。
図13に示す移動体400は、タイミング信号出力装置410、カーナビゲーション装置420、コントローラー430、440、450、バッテリー460、バックアップ用バッテリー470を含んで構成されている。
タイミング信号出力装置410としては、前述したタイミング信号出力装置1を適用することができる。タイミング信号出力装置410は、例えば、移動体400が移動中は、通常測位モードでリアルタイムに測位計算を行って1PPS、クロック信号およびNMEAデータを出力する。また、タイミング信号出力装置410は、例えば、移動体400が停止中は、通常測位モードで複数回の測位計算を行った後、複数回の測位計算結果の平均値、最頻値または中央値を現在の位置情報として設定し、位置固定モードで1PPS、クロック信号およびNMEAデータを出力する。
カーナビゲーション装置420は、タイミング信号出力装置410が出力する1PPSやクロック信号に同期して、タイミング信号出力装置410が出力するNMEAデータを用いて、位置や時刻その他の各種の情報をディスプレイに表示する。
コントローラー430、440、450は、エンジンシステム、ブレーキシステム、キーレスエントリーシステム等の各種の制御を行う。コントローラー430、440、450は、タイミング信号出力装置410が出力するクロック信号に同期して各種の制御を行うようにしてもよい。
以上のように、移動体400は、タイミング信号出力装置410を備える。これにより、タイミング信号の精度劣化を低減することができる。そのため、タイミング信号出力装置410からのタイミング信号を用いて移動体400の特性を向上させることができる。
本実施形態の移動体400は、タイミング信号出力装置410を備えていることで、移動中も停止中も高い信頼性を確保することができる。
なお、図示の移動体400は、自動車であるが、本発明の移動体としては種々の移動体が考えられ、自動車(電気自動車も含む)の他、例えば、ジェット機やヘリコプター等の航空機、船舶、ロケット、人工衛星等が挙げられる。
以上、本発明のタイミング信号出力装置、電子機器および移動体について、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これらに限定されるものではない。
また、本発明は、前述した実施形態の同様の機能を発揮する任意の構成のものに置換することができ、また、任意の構成を付加することもできる。
また、前述した実施形態では、GPSを利用したタイミング信号出力装置を例に挙げたが、GPS以外の全地球航法衛星システム(GNSS:Global Navigation Satellite System)、例えば、ガリレオ(Galileo)、GLONASS(GLObal NAvigation Satellite System)等を利用してもよい。
1…タイミング信号出力装置、1A…タイミング信号出力装置、1B…タイミング信号出力装置、2…GPS衛星(測位用衛星)、10…GPS受信機(受信機)、20…処理部、21…位相比較器、22…ループフィルター、23…制御部、23A…制御部、23B…制御部、24…分周器、26…同期回路、30…原子発振器、40…記憶部、40B…記憶部、50…GPSアンテナ、60…タイマー、300…電子機器、310…タイミング信号出力装置、320…CPU、330…操作部、340…ROM、350…RAM、360…通信部、370…表示部、400…移動体、410…タイミング信号出力装置、420…カーナビゲーション装置、430…コントローラー、440…コントローラー、450…コントローラー、460…バッテリー、470…バックアップ用バッテリー、θT…しきい値
Claims (10)
- 複数の測位用衛星から受信した衛星信号に基づいて基準信号を出力する受信機と、
クロック信号を出力する発振器と、
前記基準信号に基づくタイミング信号を生成する第1モードと、前記クロック信号に基づくタイミング信号を生成する第2モードとを、前記複数の測位用衛星の仰角を統計処理した統計値に関する統計値情報に基づいて切り換える処理部と、を備える、タイミング信号出力装置。 - 前記統計値は、前記複数の測位用衛星の仰角の平均値、前記複数の測位用衛星の仰角の中央値、または前記複数の測位用衛星の仰角の最頻値のいずれかである、請求項1に記載のタイミング信号出力装置。
- 前記統計値情報、または、前記統計値情報の生成に用いられる情報があらかじめ記憶されている記憶部を備える、請求項1または2に記載のタイミング信号出力装置。
- 前記処理部は、前記統計値がしきい値以下である場合に、前記第1モードから前記第2モードに切り換える請求項1ないし3のいずれか1項に記載のタイミング信号出力装置。
- 前記受信機は、前記複数の測位用衛星の仰角に関する仰角情報を出力し、
前記処理部は、前記仰角情報を用いて前記統計値情報を取得する、請求項1ないし4のいずれか1項に記載のタイミング信号出力装置。 - 前記受信機は、仰角マスクが設定されており、
前記統計値情報は、前記仰角マスクの設定仰角以上の仰角に位置する前記複数の測位用衛星の仰角を統計処理した統計値に関する情報である、請求項1ないし5のいずれか1項に記載のタイミング信号出力装置。 - 前記受信機は、前記複数の測位用衛星から受信した複数の衛星信号から取得した時刻を統計処理して前記基準信号を生成する、請求項1ないし6のいずれか1項に記載のタイミング信号出力装置。
- 前記処理部は、
前記クロック信号を前記基準信号に同期させてタイミング信号を生成可能な同期回路と、
前記統計値情報に基づいて、前記第1モードと前記第2モードとのいずれかに前記同期回路の動作状態を切り換える制御部と、を備える、請求項1ないし7のいずれか1項に記載のタイミング信号出力装置。 - 請求項1ないし8のいずれか1項に記載のタイミング信号出力装置を備える、電子機器。
- 請求項1ないし8のいずれか1項に記載のタイミング信号出力装置を備える、移動体。
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