JP2018141648A - 電子時計、表示制御方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザに対してより確実に正確な時刻情報を知得させることのできる電子時計、表示制御方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】電子時計は、計時部と、計数時刻に基づく時刻の表示を行う表示部と、制御部と、時刻情報を取得する処理動作部と、バッテリから各部に電力を供給する電力供給部と、を備え、制御部は、電力供給部からの出力電圧が第1基準電圧VL未満に低下した場合に表示部による表示動作を中止させ、処理動作部により時刻情報が取得された場合に、取得された時刻情報に基づいて計時部が計数する時刻を修正して表示部に修正時刻を表示させ、処理動作部による時刻情報の取得動作に伴って出力電圧Vが第1基準電圧VL未満に低下した場合には、時刻の表示動作を所定の保留期間の間、中止させない。
【選択図】図2

Description

この発明は、電子時計、表示制御方法及びプログラムに関する。
従来、測位衛星からの電波を受信して日時情報を取得したり測位を行ったりして計数する日時や現在位置に応じた地方時を修正したり、現在位置やタイムゾーンの表示を行ったりすることのできる電子時計がある。ユーザが日時やタイムゾーンの修正操作を行わなくても世界各地で容易に正確な日時を表示させることができる。
日時情報を取得する電波受信動作、特に、測位衛星からの電波受信動作は、通常の日時の計数や表示に係る動作と比較して非常に高負荷である。したがって、電子時計、特に携帯型などの小型のもので容量の小さいバッテリなどが用いられている場合には、受信動作により一時的に大きな電圧低下が生じ、他の動作に影響を及ぼす場合があるという問題がある。
これに対し、特許文献1には、電波受信動作の終了時に、降下した電圧値や電波受信動作の継続時間などに応じた長さの期間、バッテリレベルの低下を示す警告表示を行わせる技術や、このときの警告表示を通常のバッテリレベルの低下とは異なる内容とする技術について開示されている。
また、指針式の電子時計において、バッテリの残量が不足して電圧が降下した場合に、指針を初期位置に移動させて表示動作を停止させ、深放電を防ぐ技術が知られている。
特開2012−207939号公報
しかしながら、時刻情報の取得に係る高負荷の動作を行うと、特にバッテリ容量が小さい電子時計などでは、一度の動作で通常の動作に問題となり得るレベルまで電圧の低下が生じる場合がある。このときに、毎回時刻表示を中止してしまうと、時刻情報を取得しても時刻の表示が制限されてユーザの利便性を損なう。一方で、時刻表示動作に全く問題を生じないバッテリ残量を有する場合にのみ高負荷な動作の実行を許可すると、この動作を実行可能な状況が著しく限定される。これらにより、正確な時刻情報の取得や表示の確実性に実用上問題が生じるという課題がある。
この発明の目的は、ユーザに対してより確実に正確な時刻情報を知得させることのできる電子時計、表示制御方法及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、
時刻を計数する計時部と、
計数されている時刻に基づく時刻の表示を行う表示部と、
制御部と、
時刻情報を取得する所定の処理動作を行う処理動作部と、
バッテリから各部に電力を供給する電力供給部と、
を備え、
前記制御部は、
前記電力供給部からの出力電圧が所定の第1基準電圧未満に低下した場合に、前記表示部による表示動作を中止させ、
前記処理動作部の動作により時刻情報が取得された場合に、当該取得された時刻情報に基づいて前記計時部が計数する時刻を修正して、前記表示部に修正された時刻を表示させ、
前記処理動作部による時刻情報の取得動作に伴って前記出力電圧が前記第1基準電圧未満に低下した場合には、時刻の表示動作を所定の保留期間の間、中止させない
ことを特徴とする電子時計である。
本発明に従うと、ユーザに対してより確実に正確な時刻情報を知得させることができるという効果がある。
本発明の電子時計の実施形態の機能構成を示すブロック図である。 基準電圧テーブルを示す図表である。 電圧検出制御処理の制御手順を示すフローチャートである。 日時修正処理の制御手順を示すフローチャートである。 受信終了時電圧検出制御処理の制御手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態の電子時計1の機能構成を示すブロック図である。
この電子時計1は、マイコン40と、衛星電波受信処理部50(処理動作部、衛星電波受信部)及びアンテナA1と、操作受付部61と、表示部62と、報知動作部63と、ROM64と、電力供給部70などを備える。
マイコン40は、電子時計1の各種動作の制御を行う。マイコン40は、ホスト制御部41(制御部)と、発振回路44と、分周回路45と、計時回路46(計時部)と、バッテリ電圧検出部47(電圧検出部)などを備える。
ホスト制御部41は、ホストCPU411と、RAM412などを備えて各種演算処理やデータの記憶保持を行い、マイコン40による電子時計1の動作を統括制御する。ホストCPU411は、演算処理を行うプロセッサである。RAM412は、一時データを記憶する揮発性メモリである。RAM412には、書き換え更新可能な不揮発性メモリが含まれていても良い。このRAM412には、有効カウンタ422のデータが記憶される。
バッテリ電圧検出部47は、電力供給部70のバッテリ71からの出力電圧を検出して、検出結果をホストCPU411に出力する。バッテリ電圧検出部47は、ここでは、電圧値の計測値を出力ビット数に応じた所定のステップ数(例えば、8〜16ステップなど)の値として出力する。あるいは、バッテリ電圧検出部47は、コンパレータなどを備えて所定の基準値(例えば、後述の第1基準電圧VL)との大小関係(判定結果)を出力するなど、ホスト制御部41(ホストCPU411)による後述の出力電圧レベルの判定や動作制限(特に時刻表示の中止有無)の判別に必要な情報が得られる範囲で任意の形式、サイズの情報を出力可能である。
発振回路44は、所定の周波数信号を生成して分周回路45に出力する。発振回路44は、例えば、水晶発振子を備えて約16kHzや約32kHzなどの信号を生成する。水晶発振子はマイコン40に外付けされても良い。
分周回路45は、発振回路44から入力された所定の周波数信号を分周してホストCPU411や計時回路46などが用いる周波数信号に各々変換し、当該ホストCPU411や計時回路46などに出力する。
計時回路46は、分周回路45から入力される信号を計数して現在の日時(時刻)を計数保持する。計時回路46の計数する日時には、多少の誤差、例えば、一日当たり±0.5秒程度、がある。この計時回路46の計数する日時は、ホストCPU411からの命令に従って修正されることが可能となっている。
衛星電波受信処理部50は、受信部51と、モジュール制御部52と、記憶部53などを備え、日時情報(時刻情報)や位置情報を取得するための所定の処理動作を行う。受信部51は、測位衛星からの電波を捕捉、受信して、航法メッセージを復調する。モジュール制御部52は、受信部51により捕捉された測位衛星からの電波から得られる航法メッセージに基づき日時情報や各測位衛星の位置情報などを取得する。また、モジュール制御部52は、CPUやRAMなどを備え、取得された日時情報及び各測位衛星の位置情報を用いて自機の現在位置を算出する測位を行う。記憶部53は、受信動作に係る各種設定データやモジュール制御部52の動作に係る制御プログラムなどを記憶保持する。
衛星電波受信処理部50による測位に係る動作に要する電力(消費電流、負荷)及び測位動作が終了するまでの一回当たりの電力消費量は、日時の計数動作や表示部62による表示動作といった電子時計1における他の動作と比較して著しく大きい。
ROM64は、電子時計1の各種動作に係る設定データやプログラム641を格納する。プログラム641には、バッテリ電圧検出部47による電圧値に基づく報知動作や動作制限などを行う動作制御プログラムが含まれる。設定データには、この動作制御プログラムにおいて基準とされる電圧値のテーブルデータなどが含まれる。ROM64は、マスクROMなどの書き換え更新ができないもの、フラッシュメモリなどの更新可能な不揮発性メモリ、又はこれら両方を有する。
操作受付部61は、外部からの入力操作を受け付けて入力信号としてホストCPU411に出力する。操作受付部61は、外部からの入力操作を受け付ける構成として、例えば、押しボタンスイッチを有する。あるいは、操作受付部61は、りゅうずやタッチパネルなどを有していても良い。
表示部62は、ホストCPU411の制御に応じて各種情報を表示する。表示部62は、計時回路46により計数されている日時に基づいて、少なくとも現在の時刻を表示可能である。表示部62としては、例えば、複数の指針(時針、分針及び秒針など)を備えていても良いし、あるいは、液晶画面などによるデジタル表示が可能な構成を備えていても良い。
報知動作部63は、ホストCPU411の制御に基づいて所定の報知動作を行う。報知動作部63としては、例えば、ビープ音を発生するビープ音発生部、発光動作を行う発光部やこれらの組み合わせなどが挙げられる。
電力供給部70は、マイコン40や衛星電波受信処理部50などの各部にバッテリ71から電力を供給する。バッテリ71は、電子時計1が備える発電部及び当該発電部の発電起電力により充電される二次電池を有していても良いし、あるいは、電子時計1に対してユーザが着脱可能なボタン型電池などであっても良い。発電部としては、例えば、太陽光発電部が挙げられる。ここでは、電子時計1の軽量化や小型化のために、軽量かつ小型なバッテリ71が用いられることが望ましい。
次に、本実施形態の電子時計1における検出電圧に応じた動作制御について説明する。
電力供給部70からの出力電圧は、各部の動作電圧を若干超えた値で長時間維持可能となっているが、バッテリ71の残量が減少するのに従って徐々に低下する。また、バッテリ71の容量に比して高負荷の動作がなされた場合には、一時的に出力電圧が低下する。出力電圧が低下すると、衛星電波受信処理部50の動作や表示部62の動作を維持することができなくなり、更に低下すると、ホストCPU411やRAM412の動作自体が不可能になる。このような場合、特にデータの損失や深放電による電力供給部70の損傷などを防ぐため、表示部62及び/又は報知動作部63により所定の報知動作を行わせてユーザに警告を行ったり、さらには、各部の動作が困難になる前の基準電圧で各動作を中止させたりする。
図2は、本実施形態の電子時計1における基準電圧テーブルを示す図表である。
ここでは、基準電圧として第1基準電圧VL、第1基準電圧VLより高い第2基準電圧VM、第2基準電圧VMより更に高い第3基準電圧VHが設定されている。第1基準電圧VLは、日時などの表示動作を中止する基準となる電圧、すなわち、表示動作の下限電圧である。第1基準電圧VLより出力電圧が低いChargeレベルでは、出力電圧Vが第1基準電圧VLよりも更に小さくなるとまもなく、マイコン40の動作、表示動作、報知動作及び衛星電波受信処理部50の動作の全てが困難になるので、その前に表示動作やマイコン40の動作が停止される。
ただし、出力電圧Vは、周囲の環境変化、例えば、周辺温度により変動する。電子時計1では、大きな環境変化に伴って一時的に出力電圧Vが第1基準電圧VLから急激に低下してマイコン40の動作が想定外に途切れるのを防ぐため、第1基準電圧VLは、若干の余裕を伴ってやや高めに設定されている。したがって、電子時計1では、通常の使用状態では、出力電圧Vが第1基準電圧VLに低下してChargeレベルになった後、若干の間、例えば、少なくとも数時間、通常では数時間から数日程度の間、最低限のマイコン40の動作や時刻の計数、表示動作を継続させることが可能である。
最低限の時刻表示、日時計数及びこれらの維持に必要なマイコン40の制御処理のみが行われる場合には、電力供給部70からの出力電圧が第2基準電圧VMを下回ってLowレベルになってからしばらく、例えば、数日から数十日程度可能である。しかしながら、衛星電波受信処理部50による受信動作がなされると、当該受信動作が終了する前に出力電圧が低下して計時動作やマイコン40の通常動作なども困難になる場合がある。また、アラーム報知動作などを行う報知動作部63の動作といった日時の表示や計数と比較してやや高負荷な動作についても、Lowレベルの期間の大幅な短縮につながり得る。
報知動作部63の動作など、電子時計1の各種機能動作、すなわち、表示動作、計時動作やマイコン40の通常動作などと比較して高負荷な動作は、第1基準電圧VLより若干高い第2基準電圧VM以上のMidレベルにおいて安定して行われる。従来広く用いられているバッテリ71、すなわち、二次電池や乾電池では、その特性上、フル充電時や使用開始時からのトータル電力消費量の増加に対する出力電圧Vの降下速度は、このMidレベルで小さく、すなわち、継続的に用いられた場合(充電池の場合には充電がなされずに)におけるバッテリ71の出力電圧Vは、大部分の期間でこのMidレベルとなる。
しかしながら、本実施形態の電子時計1では、衛星電波受信処理部50による測位衛星からの電波受信動作が行われると、出力電圧VがMidレベルであっても動作開始時のバッテリ71の残量によっては、動作終了時の出力電圧Vが、マイコン40の動作を確実に維持可能な範囲で第1基準電圧VLを若干一時的に割り込むことがあり得る。
第2基準電圧VMより高い第3基準電圧VH以上の出力電圧Vが検出されるHighレベルは、バッテリ71がほぼ完全に充電された状態又は乾電池が使用開始された直後の状態である。この場合には、電子時計1では、衛星電波受信処理部50による測位動作を含む各機能に係る動作が、問題となるレベル(すなわち、Chargeレベル)への出力電圧Vの低下を伴わずに実行され得る。
本実施形態の電子時計1では、所定の時間間隔(例えば、1分間隔)でバッテリ電圧検出部47から出力電圧Vの検出結果を取得して、当該出力電圧Vが上述の4段階の電圧レベルのうちいずれであるかを監視し、必要な場合には、電圧レベルに応じた動作の制限を行う。ここでは、出力電圧VがHighレベル又はMidレベルの場合には、電子時計1の動作制限を行わない。
一方で、Lowレベルである場合には、衛星電波受信処理部50や報知動作部63の動作などの日時の計数及び表示及びこれらに係るマイコン40の基本動作以外の動作を開始させない制限を行う。また、Lowレベル(第2基準電圧VM未満)では、表示部62によりバッテリ71の出力電圧VがLowレベルであることを報知してバッテリ切れが近いことを警告する所定の表示動作(第2の報知動作)を行う。例えば、表示部62が時針、分針及び秒針を用いた時刻表示を行っている場合には、秒針の運針を2秒ごととすることにより、ユーザに警告する。このとき、表示部62が別途日付や曜日の表示が可能な場合、これらの表示動作については中止させても良く、最低限時針及び分針による時分の表示動作が継続されてユーザが知得可能とされる。
出力電圧VがChargeレベル(第1基準電圧VL未満)である場合には、電子時計1では、日時の表示動作を含む全ての動作が停止される。マイコン40は、電子時計1の各部の動作を停止させた後、所定のシャットダウン処理を行って自身を停止させる。なお、Chargeレベル内でマイコン40の動作のみを維持する下限基準電圧VC(<第1基準電圧VL)が更に定められていても良く、この場合には、マイコン40のシャットダウン処理は、出力電圧Vが下限基準電圧VC未満となってから行われる。また、マイコン40とは別個にRTC(Real Time Clock)を有し、当該RTCが別個のバッテリから供給される微小電力で動作する場合には、RTCの動作は独立に維持される。この場合には、マイコン40がシャットダウン後に再起動した際、ホストCPU411は、RTCから日時情報を取得して計時回路46による日時の計数を再開する。
図3は、本実施形態の電子時計1において毎分実行される電圧検出制御処理のホスト制御部41による制御手順を示すフローチャートである。
この電圧検出制御処理は、後述の場合を除き、毎分0秒のタイミングで定期的に起動される。
電圧検出制御処理が開始されると、ホスト制御部41(ホストCPU411)は、バッテリ電圧検出部47からバッテリ71の出力電圧Vの検出結果を取得する(ステップS301)。ホスト制御部41は、出力電圧Vが対応する出力電圧レベル(Highレベル、Midレベル、Lowレベル又はChargeレベル)を設定する(ステップS302)。
ホスト制御部41は、出力電圧レベルがLowレベル又はChargeレベルであるか否かを判別する(ステップS303)。Lowレベル又はChargeレベルのいずれでもないと判別された場合には(ステップS303で“NO”)、ホスト制御部41は、電圧検出制御処理を終了する。Lowレベル又はChargeレベルであると判別された場合には(ステップS303で“YES”)、ホスト制御部41は、設定された出力電圧レベルに応じた動作制限の設定及びLowレベルの場合の警告表示に係る設定を行う(ステップS304;表示中止ステップ、表示中止手段)。そして、ホスト制御部41は、電圧検出制御処理を終了する。
次に、本実施形態の電子時計1における日時修正及び測位に係る動作について説明する。
電子時計1では、所定の条件で自動的に、及びユーザの操作受付部61への所定の入力操作に応じて、ホスト制御部41が衛星電波受信処理部50を動作させて当該衛星電波受信処理部50から正確な日時情報を取得する。また、電子時計1では、ユーザの操作受付部61への所定の入力操作に応じて衛星電波受信処理部50に測位動作を行わせて現在位置に係る情報を取得する。これらの情報は、計時回路46の計数する日時の修正に用いられ、また、表示部62により表示される地方時の設定変更に用いられる。
本実施形態の電子時計1では、衛星電波受信処理部50の動作に応じた電圧低下の場合について、例外が設けられている。上述のように、バッテリ71の残量によっては、Midレベルで開始された衛星電波受信処理部50の動作終了後に、一時的に出力電圧がChargeレベルまで低下する場合がある。この場合、衛星電波受信処理部50による受信動作の終了から所定の例外期間(保留期間)、例えば、60分間に限りChargeレベルにおける時刻の表示動作などを中止させず、Lowレベルと同等としてLowレベルの場合と同一の動作制限及びバッテリ切れに係る警告を行う表示動作(第1の報知動作)を行う。これにより、取得された日時に基づく計時回路46の日時及び表示日時の修正後この例外期間の間、修正された日時の表示が継続される。
図4は、本実施形態の電子時計1で実行される日時修正処理のホスト制御部41による制御手順を示すフローチャートである。
この日時修正処理は、上述のように、所定の条件を満たした場合、又はユーザによる操作受付部61への所定の入力操作に応じて開始される。
日時修正処理が開始されると、ホスト制御部41は、衛星電波受信処理部50を起動させて、日時情報の取得を要求する(ステップS401)。ホスト制御部41は、衛星電波受信処理部50からの信号入力を待ち受けて、日時情報を取得する(ステップS402)。ホスト制御部41は、取得された日時情報に基づいて、計時回路46の計数する日時を修正する(ステップS403;修正反映ステップ、修正反映手段)。また、ホスト制御部41は、修正された日時に基づく日時の表示を表示部62により行わせる。
ホスト制御部41は、受信終了時電圧検出制御処理を呼び出して実行し(ステップS404)、この受信終了時電圧検出制御処理が終了すると、日時修正処理を終了する。
図5は、日時修正処理で呼び出される受信終了時電圧検出制御処理のホスト制御部41による制御手順を示すフローチャートである。
この受信終了時電圧検出制御処理は、本発明の表示制御方法の実施形態である。なお、この処理が呼び出されて実行されている間には、図3に示した電圧検出制御処理は実行されない。
受信終了時電圧検出制御処理が開始されると、ホスト制御部41(ホストCPU411)は、開始後2回目の分キャリー、すなわち、計時回路46が計数する日時の毎分0秒のタイミングが経過したか否かを判別する(ステップS501)。2回目の分キャリーのタイミングが経過していないと判別された場合には(ステップS501で“NO”)、ホスト制御部41は、ステップS501の処理を繰り返す。すなわち、ホスト制御部41は、衛星電波受信処理部50の動作終了から1〜2分程度待機して、衛星電波受信処理部50の動作に伴う一時的な電圧低下の影響を若干緩和させる。
2回目の分キャリーのタイミングが経過したと判別された場合には(ステップS501で“YES”)、ホスト制御部41は、バッテリ電圧検出部47からバッテリ71の出力電圧Vの検出結果を取得する(ステップS502)。ホスト制御部41は、出力電圧Vが第1基準電圧VL以上か否か判別する(ステップS503)。上述のように、電圧値そのものが取得されている訳ではない場合、すなわち、所定のステップ数のステップ値が取得される場合などには、ホスト制御部41は、当該ステップ値が第1基準電圧VL以上に相当する値であるか否かを判別する。第1基準電圧VL以上であると判別された場合には(ステップS503で“YES”)、ホスト制御部41は、出力電圧Vが対応する出力電圧レベル(Highレベル、Midレベル又はLowレベル)に設定し、必要な場合には設定された出力電圧レベルに応じた動作制限の設定を行う(ステップS521)。そして、ホスト制御部41は、受信終了時電圧検出制御処理を終了する。
出力電圧Vが第1基準電圧VL以上ではないと判別された場合には(ステップS503で“NO”)、ホスト制御部41は、出力電圧レベルをLowレベルに設定し、Lowレベルに対応する動作制限の設定を行う(ステップS504)。また、ホスト制御部41は、有効カウンタ422の値を「60」に設定する(ステップS505)。
ホスト制御部41は、分キャリーのタイミングを経過したか否かを判別する(ステップS506)。経過していないと判別された場合には(ステップS506で“NO”)、ホスト制御部41は、ステップS506の処理を繰り返す。
分キャリーのタイミングを経過したと判別された場合には(ステップS506で“YES”)、ホスト制御部41は、出力電圧Vの検出結果をバッテリ電圧検出部47から取得する(ステップS507)。ホスト制御部41は、出力電圧Vが第1基準電圧VL以上であるか否かを判別する(ステップS508)。第1基準電圧VL以上ではないと判別された場合には(ステップS508で“NO”)、ホスト制御部41は、有効カウンタ422の値を「1」減ずる(ステップS509)。ホスト制御部41は、有効カウンタ422の値が「0」であるか否かを判別する(ステップS510)。「0」ではないと判別された場合には(ステップS510で“NO”)、ホスト制御部41の処理は、ステップS506に戻る。「0」であると判別された場合には(ステップS510で“YES”)、ホスト制御部41は、出力電圧レベルをChargeレベルに設定する(ステップS511)。そして、ホスト制御部41は、受信終了時電圧検出制御処理を終了する。
ステップS508の判別処理で、出力電圧Vが第1基準電圧VL以上であると判別された場合には(ステップS508で“YES”)、ホスト制御部41は、出力電圧Vに対応する出力電圧レベル(Lowレベル以上)に設定し、必要な場合には設定された出力電圧レベルに応じた動作制限の設定を行う(ステップS541)。ホスト制御部41は、有効カウンタ422の値を「0」として(ステップS542)、受信終了時電圧検出制御処理を終了する。
これらのうち、ステップS503、S504、S505の処理により本実施形態の表示制御方法(プログラム)における中止保留ステップ(中止保留手段)が構成される。
以上のように、本実施形態の電子時計1は、日時を計数する計時回路46と、計数されている日時に基づく時刻の表示を行う表示部62と、ホスト制御部41と、日時情報を取得する所定の処理動作を行う衛星電波受信処理部50と、バッテリ71から各部に電力を供給する電力供給部70と、を備える。ホスト制御部41は、電力供給部70からの出力電圧Vが第1基準電圧VL未満に低下した場合に、表示部62による表示動作を中止させ、衛星電波受信処理部50の動作により日時情報が取得された場合に、当該取得された日時情報に基づいて計時回路46が計数する日時を修正して、表示部62に修正された時刻を表示させ、衛星電波受信処理部50による日時情報の取得動作に伴って出力電圧Vが第1基準電圧VL未満に低下した場合には、時刻の表示動作を所定の例外期間(60分)の間、中止させない。
このように、電力供給部70からの出力電圧Vが、通常ではデータの損失などを確実に防ぐために若干の余裕を伴って表示動作を中止させる電圧として高めに設定されている第1基準電圧VL未満にまで低下した場合でも、衛星電波受信処理部50による日時情報の取得動作に伴う一時的な低下による場合には、例外期間の間は時刻の表示を継続させることで、せっかく修正された日時が十分に表示されずに動作中止となってユーザに知得されないことを効果的に防ぐことができる。また、バッテリ71の容量が小さい場合などで高負荷動作が行われると出力電圧Vの降下が顕著に生じやすい電子時計1であっても、日時の修正動作と修正された日時の表示動作とを問題が生じない範囲で適切に両立することができる。したがって、この電子時計1では、ユーザに対してより確実に正確な時刻情報を知得させることができる。
また、ホスト制御部41は、衛星電波受信処理部50による日時情報の取得動作に伴って出力電圧Vが第1基準電圧VL未満に低下した場合には、表示部62にLowレベルであることを示す報知動作、例えば、秒針の2秒ごとの運針などを行わせる。これにより、ユーザにバッテリ71の残量が少ないことを知得させて、更なる高負荷動作の実行が困難であることを示したり、また、二次電池が用いられている場合には発電や充電を促したりすることができる。特に、時刻表示を行う秒針の動作を報知動作と兼用することで、余計な電力消費の増大を防ぎながら適切にユーザにバッテリ残量不足を知得させることができる。
また、ホスト制御部41は、出力電圧Vが第1基準電圧VLより高い第2基準電圧VM未満の場合には、表示部62に報知動作を行わせる。このように、通常の状態では一段階バッテリ残量が大きい場合(出力電圧Vが高い場合)にバッテリ残量不足をユーザに知得させるので、ユーザは、余裕を持って乾電池を交換したり発電や充電を行ったりすることができる。また、これにより、安定して日時情報の取得動作を実行可能とさせて正確な日時の表示を維持することができる。
また、衛星電波受信処理部50の動作後に第1基準電圧VL未満の場合の報知動作と、通常時における第2基準電圧VM未満の場合の報知動作とを同一とすることで、ユーザに表示の意味を容易に知得させることができる。また、単純な報知パターンを共用することで、制御動作や駆動動作に係る処理を簡略化することができる。
また、ホスト制御部41は、例外期間内に出力電圧Vが第1基準電圧VL以上になった場合には、時刻の表示動作を継続させ、例外期間内に出力電圧Vが第1基準電圧VL以上にならなかった場合には、時刻の表示動作を中止させる。すなわち、例外期間内に出力電圧Vが戻ればそのまま通常の状態に復帰させれば良く、出力電圧Vが戻らない場合には、例外期間が経過するまで待ってからChargeレベルに切り替えて表示動作を中止させる。これにより、バッテリ71の放電が進みすぎる前に放電の抑制とデータなどの安全を図ることができる。
また、処理動作部は、測位衛星からの電波の受信に係る処理動作を行う衛星電波受信処理部50を有する。このように、世界各地で日時情報を取得しやすい一方で、一度の動作での電力消費量が著しく大きい衛星電波受信処理部50による日時取得動作後の表示制御に本発明を適用することで、より効果的に正確な日時の取得動作と正確な日時の表示動作とを両立させてユーザに正確な日時を示しやすくすることができる。
また、出力電圧Vが第1基準電圧VL以上であるか否かを判定するバッテリ電圧検出部47を備え、ホスト制御部41は、バッテリ電圧検出部47の判定結果に基づいて時刻の表示動作の中止有無を判別する。このようにバッテリ71の出力電圧Vのレベル判定自体は専用の回路などで行い、ホスト制御部41では動作制御のみを行うことで、容易に適切なバッテリ制御を行うことができる。
また、表示部62は、時刻を表示する複数の指針を有し、ホスト制御部41は、例外期間内に複数の指針のうち少なくとも時分を表示する指針の動作を継続させる。
これにより、指針式の電子時計では、通常であればChargeレベルである場合に効果的に電力消費を抑制しつつ最低限正確な時刻を示すのに必要な指針を動作させることができる。
また、本実施形態の表示制御方法は、電力供給部70からの出力電圧Vが第1基準電圧VL未満に低下した場合に、表示部62による表示動作を中止させ表示中止ステップ(ステップS304)、衛星電波受信処理部50の動作により日時情報が取得された場合に、当該取得された日時情報に基づいて計時回路46が計数する日時を修正して、表示部62に修正された時刻を表示させる修正反映ステップ(ステップS403)、衛星電波受信処理部50による日時情報の取得動作に伴って出力電圧Vが第1基準電圧VL未満に低下した場合には、時刻の表示動作を所定の例外期間の間、中止させない中止保留ステップ(ステップS503〜S505)、を含む。
このように、一度の日時取得動作での電力消費量が著しく大きい衛星電波受信処理部50の動作後に、修正された日時を十分に表示させる例外期間を設定することで、ユーザに正しい日時を効果的に示すことができる。また、バッテリ71の容量が小さい場合などで高負荷動作が行われると出力電圧Vの降下が顕著に生じやすい電子時計1であっても、日時の修正動作と修正された日時の表示動作とを問題が生じない範囲で適切に両立することができる。したがって、この表示制御方法では、ユーザに対してより確実に正確な時刻情報を知得させることができる。
また、本実施形態のプログラム641は、電子時計1のコンピュータ(ホスト制御部41)を、電力供給部70からの出力電圧Vが第1基準電圧VL未満に低下した場合に、表示部62による表示動作を中止させ表示中止手段(ステップS304)、衛星電波受信処理部(50)の動作により日時情報が取得された場合に、当該取得された日時情報に基づいて計時回路46が計数する日時を修正して、表示部62に修正された時刻を表示させる修正反映手段(ステップS403)、衛星電波受信処理部50による日時情報の取得動作に伴って出力電圧Vが第1基準電圧VL未満に低下した場合には、時刻の表示動作を所定の例外期間の間、中止させない中止保留手段(ステップS503〜S505)、として機能させる。
このようなプログラム641をインストールしてホスト制御部41に実行させることで、電子時計1では、容易かつ簡便に、ユーザに対して正確な時刻情報をより確実に示すことができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、上記実施の形態では、衛星電波受信処理部50による日時の受信動作について説明したが、他の時刻情報を含む放送電波、例えば、長波長帯の標準電波を受信する場合などにも本発明を適用することができる。
また、衛星電波受信処理部50を起動して日時情報を取得する場合、必ずしも測位動作を合わせて行う必要はなく、日時情報のみを取得して終了しても良い。この場合でも、出力電圧Vが第1基準電圧VL未満に低下した場合には、同様の動作制御とすることができる。
また、上記実施の形態では、分キャリーのタイミングで出力電圧の検出を行うこととしたが、リアルタイム計測であっても良いし、反対に検出間隔が1分より多少広くても良い。また、衛星電波受信処理部50の動作終了から2回目の分キャリーのタイミングでの出力電圧を用いて当該衛星電波受信処理部50の動作に伴う電圧低下の検出を行うこととしたが、最初の分キャリーのタイミングで行っても良い。あるいは、この場合のみ、分キャリーのタイミングと合わせずに動作終了から所定時間、例えば、2分後に出力電圧の検出を行っても良い。
また、上記実施の形態では、衛星電波受信処理部50の動作終了時にChargeレベルであった場合、最大60分間Lowレベルとして表示動作の中止を行わせないこととしたが、60分でなくても良い。また、衛星電波受信処理部50以外の高負荷な時刻取得動作についても同様の制御を行う場合には、動作の種別に応じて表示動作の中止を行わせない時間を変更させても良い。
また、上記実施の形態では、通常のLowレベルと、時刻取得動作に伴うLowレベルとで同一の報知動作(2秒運針)を行うこととしたが、報知動作の内容を異ならせても良い。すなわち、時刻取得動作に伴ってChargeレベルになった場合に、一時的に時刻表示動作の停止が保留されさえすれば、レベル設定はLowレベルと異なるものとされても良い。また、時針、分針及び秒針以外の他の指針がある場合には、当該他の指針に報知動作を行わせても良い。また、このような報知動作が行われることが望ましいが、必ずしも報知動作が行われなければならない訳ではない。
また、上記実施の形態では、複数の指針を用いて表示を行う場合を例に挙げて説明したが、デジタル表示画面を備える電子時計であっても良い。この場合には、Lowレベルを示す標識などが表示可能であっても良いし、日付や他の機能に係る表示を中止させたりすることでバッテリ残量不足の警告表示を行わせることができる。なお、報知動作部63を動作させての警告動作も可能ではあるが、警告動作による消費電力が増加するのは好ましくないので、この場合には、Lowレベルに設定された直後などに短時間のみ動作が行われるのが好ましい。
また、上記実施の形態で示した例外期間(保留期間)としての60分は、一例であり、マイコン40及び表示部62の表示動作に必要な電圧が維持可能であり、かつユーザが修正後の正確な時刻を知得可能な時間が確保されていれば、他の時間であっても良い。
また、以上の説明では、本発明に係るホスト制御部41による電圧監視制御に係るプログラム641を記憶するコンピュータ読み取り可能な媒体として、フラッシュメモリなどの各種不揮発性メモリやマスクROMを含むROM64を例に挙げて説明したが、これに限定されない。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、HDD(Hard Disk Drive)や、CD−ROMやDVDディスクなどの可搬型記録媒体を適用することが可能である。また、本発明に係るプログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウェーブ(搬送波)も本発明に適用される。
その他、上記実施の形態で示した構成、制御内容や手順などの具体的な細部は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
[付記]
<請求項1>
時刻を計数する計時部と、
計数されている時刻に基づく時刻の表示を行う表示部と、
制御部と、
時刻情報を取得する所定の処理動作を行う処理動作部と、
バッテリから各部に電力を供給する電力供給部と、
を備え、
前記制御部は、
前記電力供給部からの出力電圧が所定の第1基準電圧未満に低下した場合に、前記表示部による表示動作を中止させ、
前記処理動作部の動作により時刻情報が取得された場合に、当該取得された時刻情報に基づいて前記計時部が計数する時刻を修正して、前記表示部に修正された時刻を表示させ、
前記処理動作部による時刻情報の取得動作に伴って前記出力電圧が前記第1基準電圧未満に低下した場合には、時刻の表示動作を所定の保留期間の間、中止させない
ことを特徴とする電子時計。
<請求項2>
前記制御部は、前記処理動作部による時刻情報の取得動作に伴って前記出力電圧が前記第1基準電圧未満に低下した場合には、前記表示部に第1の報知動作を行わせる
ことを特徴とする請求項1記載の電子時計。
<請求項3>
前記制御部は、前記出力電圧が前記第1基準電圧より高い第2基準電圧未満の場合には、前記表示部に第2の報知動作を行わせることを特徴とする請求項2記載の電子時計。
<請求項4>
前記第1の報知動作と前記第2の報知動作とは同一であることを特徴とする請求項3記載の電子時計。
<請求項5>
前記制御部は、前記保留期間内に前記出力電圧が前記第1基準電圧以上になった場合には、時刻の表示動作を継続させ、前記保留期間内に前記出力電圧が前記第1基準電圧以上にならなかった場合には、時刻の表示動作を中止させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の電子時計。
<請求項6>
前記処理動作部は、測位衛星からの電波の受信に係る処理動作を行う衛星電波受信部を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の電子時計。
<請求項7>
前記出力電圧が前記第1基準電圧以上であるか否かを判定する電圧検出部を備え、
前記制御部は、前記電圧検出部の判定結果に基づいて時刻の表示動作の中止有無を判別する
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の電子時計。
<請求項8>
前記表示部は、時刻を表示する複数の指針を有し、
前記制御部は、前記保留期間内に前記複数の指針のうち少なくとも時分を表示する指針の動作を継続させる
ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の電子時計。
<請求項9>
時刻を計数する計時部と、計数されている時刻に基づく時刻の表示を行う表示部と、時刻情報を取得する所定の処理動作を行う処理動作部と、バッテリから各部に電力を供給する電力供給部と、を備える電子時計の表示制御方法であって、
前記電力供給部からの出力電圧が所定の第1基準電圧未満に低下した場合に、前記表示部による表示動作を中止させ表示中止ステップ、
前記処理動作部の動作により時刻情報が取得された場合に、当該取得された時刻情報に基づいて前記計時部が計数する時刻を修正して、前記表示部に修正された時刻を表示させる修正反映ステップ、
前記処理動作部による時刻情報の取得動作に伴って前記出力電圧が前記第1基準電圧未満に低下した場合には、時刻の表示動作を所定の保留期間の間、中止させない中止保留ステップ、
を含むことを特徴とする表示制御方法。
<請求項10>
時刻を計数する計時部と、計数されている時刻に基づく時刻の表示を行う表示部と、時刻情報を取得する所定の処理動作を行う処理動作部と、バッテリから各部に電力を供給する電力供給部と、を備える電子時計のコンピュータを
前記電力供給部からの出力電圧が所定の第1基準電圧未満に低下した場合に、前記表示部による表示動作を中止させ表示中止手段、
前記処理動作部の動作により時刻情報が取得された場合に、当該取得された時刻情報に基づいて前記計時部が計数する時刻を修正して、前記表示部に修正された時刻を表示させる修正反映手段、
前記処理動作部による時刻情報の取得動作に伴って前記出力電圧が前記第1基準電圧未満に低下した場合には、時刻の表示動作を所定の保留期間の間、中止させない中止保留手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
1 電子時計
40 マイコン
41 ホスト制御部
411 ホストCPU
412 RAM
422 有効カウンタ
44 発振回路
45 分周回路
46 計時回路
47 バッテリ電圧検出部
50 衛星電波受信処理部
51 受信部
52 モジュール制御部
53 記憶部
61 操作受付部
62 表示部
63 報知動作部
64 ROM
641 プログラム
70 電力供給部
71 バッテリ
A1 アンテナ
VL 第1基準電圧
VM 第2基準電圧

Claims (10)

  1. 時刻を計数する計時部と、
    計数されている時刻に基づく時刻の表示を行う表示部と、
    制御部と、
    時刻情報を取得する所定の処理動作を行う処理動作部と、
    バッテリから各部に電力を供給する電力供給部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記電力供給部からの出力電圧が所定の第1基準電圧未満に低下した場合に、前記表示部による表示動作を中止させ、
    前記処理動作部の動作により時刻情報が取得された場合に、当該取得された時刻情報に基づいて前記計時部が計数する時刻を修正して、前記表示部に修正された時刻を表示させ、
    前記処理動作部による時刻情報の取得動作に伴って前記出力電圧が前記第1基準電圧未満に低下した場合には、時刻の表示動作を所定の保留期間の間、中止させない
    ことを特徴とする電子時計。
  2. 前記制御部は、前記処理動作部による時刻情報の取得動作に伴って前記出力電圧が前記第1基準電圧未満に低下した場合には、前記表示部に第1の報知動作を行わせる
    ことを特徴とする請求項1記載の電子時計。
  3. 前記制御部は、前記出力電圧が前記第1基準電圧より高い第2基準電圧未満の場合には、前記表示部に第2の報知動作を行わせることを特徴とする請求項2記載の電子時計。
  4. 前記第1の報知動作と前記第2の報知動作とは同一であることを特徴とする請求項3記載の電子時計。
  5. 前記制御部は、前記保留期間内に前記出力電圧が前記第1基準電圧以上になった場合には、時刻の表示動作を継続させ、前記保留期間内に前記出力電圧が前記第1基準電圧以上にならなかった場合には、時刻の表示動作を中止させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の電子時計。
  6. 前記処理動作部は、測位衛星からの電波の受信に係る処理動作を行う衛星電波受信部を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の電子時計。
  7. 前記出力電圧が前記第1基準電圧以上であるか否かを判定する電圧検出部を備え、
    前記制御部は、前記電圧検出部の判定結果に基づいて時刻の表示動作の中止有無を判別する
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の電子時計。
  8. 前記表示部は、時刻を表示する複数の指針を有し、
    前記制御部は、前記保留期間内に前記複数の指針のうち少なくとも時分を表示する指針の動作を継続させる
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の電子時計。
  9. 時刻を計数する計時部と、計数されている時刻に基づく時刻の表示を行う表示部と、時刻情報を取得する所定の処理動作を行う処理動作部と、バッテリから各部に電力を供給する電力供給部と、を備える電子時計の表示制御方法であって、
    前記電力供給部からの出力電圧が所定の第1基準電圧未満に低下した場合に、前記表示部による表示動作を中止させ表示中止ステップ、
    前記処理動作部の動作により時刻情報が取得された場合に、当該取得された時刻情報に基づいて前記計時部が計数する時刻を修正して、前記表示部に修正された時刻を表示させる修正反映ステップ、
    前記処理動作部による時刻情報の取得動作に伴って前記出力電圧が前記第1基準電圧未満に低下した場合には、時刻の表示動作を所定の保留期間の間、中止させない中止保留ステップ、
    を含むことを特徴とする表示制御方法。
  10. 時刻を計数する計時部と、計数されている時刻に基づく時刻の表示を行う表示部と、時刻情報を取得する所定の処理動作を行う処理動作部と、バッテリから各部に電力を供給する電力供給部と、を備える電子時計のコンピュータを
    前記電力供給部からの出力電圧が所定の第1基準電圧未満に低下した場合に、前記表示部による表示動作を中止させ表示中止手段、
    前記処理動作部の動作により時刻情報が取得された場合に、当該取得された時刻情報に基づいて前記計時部が計数する時刻を修正して、前記表示部に修正された時刻を表示させる修正反映手段、
    前記処理動作部による時刻情報の取得動作に伴って前記出力電圧が前記第1基準電圧未満に低下した場合には、時刻の表示動作を所定の保留期間の間、中止させない中止保留手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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