JP2018140596A - カッターホルダ取付構造並びにホルダジョイント - Google Patents
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Abstract
【課題】スクライブ初期においてカッターホルダが斜めにずれることを防止して正確にスクライブラインを形成することができるカッターホルダ取付構造を提供する。
【解決手段】下端にカッターホイール6を備えたカッターホルダ取付構造体1の旋回軸8が玉ベアリング10、11を介してスクライブ装置Aのスクライブヘッド9に旋回自在に取り付けられ、ベアリング10、11の内輪10a、11aが旋回軸8に取り付けられ、外輪10b、11bがスクライブヘッド9もしくはこれに連なる固定部分に取り付けられ、カッターホルダ取付構造体1の旋回軸8を内輪10aと共に上方に持ち上げた姿勢を保持して玉ベアリング10、11の内部間隙を低減するストッパ18を旋回軸8に設ける。
【選択図】図1
【解決手段】下端にカッターホイール6を備えたカッターホルダ取付構造体1の旋回軸8が玉ベアリング10、11を介してスクライブ装置Aのスクライブヘッド9に旋回自在に取り付けられ、ベアリング10、11の内輪10a、11aが旋回軸8に取り付けられ、外輪10b、11bがスクライブヘッド9もしくはこれに連なる固定部分に取り付けられ、カッターホルダ取付構造体1の旋回軸8を内輪10aと共に上方に持ち上げた姿勢を保持して玉ベアリング10、11の内部間隙を低減するストッパ18を旋回軸8に設ける。
【選択図】図1
Description
本発明は、ガラス等の脆性材料基板の表面に分断用のスクライブライン(切り溝)を加工する際に使用されるカッターホイール(スクライビングホイールともいう)を保持するカッターホルダを、スクライブ装置のスクライブヘッドに取り付けるためのカッターホルダ取付構造、並びに、ホルダジョイントに関する。
従来、ガラス基板等の脆性材料基板を分断する加工では、カッターホイールを基板表面に押し付けて互いに直交するX−Y方向の複数条のスクライブラインを形成し、その後、スクライブラインに沿って裏面側から外力を印加して基板を撓ませることにより、単位基板ごとに分断する方法が一般的に知られており、例えば、特許文献1に開示されている。
カッターホイールはカッターホルダを介してスクライブ装置のスクライブヘッドに取り付けて使用される。図5〜図7は従来のカッターホルダ並びに当該カッターホルダとスクライブヘッドとの取付構造を示すものである。
カッターホルダ取付構造体1’は、カッターホルダ2と、このカッターホルダ2を保持するホルダジョイント3とを備えている。カッターホルダ2は略円柱状の胴部4を有し、この胴部4の下端部分に当該胴部4の軸心に対して直交するホイール軸5を介してカッターホイール6が回転自在に取り付けられている。
また、胴部4の上部には、ホルダジョイント3に取り付ける際の位置決め用の取付部7が設けられている。取付部7は、胴部4の一部を切り欠いて形成された平面部7aと傾斜面7bとを備えている。平面部7aは胴部4の軸心に対して平行である。また、胴部4は鉄等の磁性体で構成されている。
ホルダジョイント3は、上部に上下方向に延びる旋回軸8を備え、この旋回軸8が図3に示すスクライブ装置Aのスクライブヘッド9に、上下一対の玉ベアリング10、11を介して回動可能に取り付けられている。上下の玉ベアリング10、11のそれぞれの内輪10a、11aの間にはカラー12が介在されていて、上下の玉ベアリング10、11の間隔が緊密に埋められている。また、旋回軸8の上端面に螺合されたネジ13の大径頭部13aが上部の玉ベアリング11の内輪11aの上端面に係合されており、これにより旋回軸8が玉ベアリング10、11から下方に抜け出るのを阻止している。また、下部の玉ベアリング10の外輪10bはスクライブヘッド9にビスや嵌合等の手段により結合されている。
さらに、ホルダジョイント3は、カッター支持部2を受け入れる断面略円形の開口部14が下方に向かって開口して形成されており、その内奥部(上端)にカッターホルダ2を吸着保持するための磁石15が取り付けられている。また、開口部14の内部には、開口部14の軸心とは離れた箇所で該軸心と直交する方向に延びる位置決め用の平行ピン16が設けられている。これにより、カッター支持部2が開口部14に挿入された際に、平行ピン16がカッター支持部2の傾斜面7bに接触してカッターホイール6の方向が一定となると共に、カッターホイール6の接地点が旋回軸8の軸心に対してカッターホイール走行方向後方にL1だけずれるように位置決めされる。このずれは、カッターホイール走行時に常に進行方向に戻ろうとする所謂「キャスター効果」を発揮してカッターホイールの直進性を助長するためのものである。
しかし、上記のカッターホルダでは、X方向またはY方向のスクライブラインを加工する際、あるいは「交点飛ばしスクライブ」の際に、スクライブ開始当初において図8に示すように規定のスクライブ予定ラインSに対して斜めにずれて走行することがあった。「交点飛ばしスクライブ」とは、図9に示すように、X方向のスクライブラインS1に対してこれに直交するY方向のスクライブラインS2を加工する際に、X方向のスクライブラインS1との交点部分で「カケ」や「ソゲ」等の損傷が発生するのをなくすために交点の前後にスクライブラインを形成しない部分を設けてスクライブする手法である。
このスクライブ初期において斜めにずれて走行する現象は、下記の点に起因する。
通常、内輪と外輪との間に球やコロ等の滑動子を挟み込んだ玉ベアリングでは、滑動子と内輪及び外輪との間に間隙(公差)が存在する(以下、この間隙を「内部間隙」という)。そのため、無負荷時(非スクライブ時)の旋回軸8は、図6に示すように内部間隙L2だけ自重で下がっている。逆に負荷時(スクライブ時)には、図7に示すようにカッターホイール6の基板への押し付けによる反力で内部間隙L2だけ持ち上げられることになる。このような内部間隙L2による旋回軸8の上下方向の動きに伴い、旋回軸8がわずかに回転し、スクライブ初期においてカッターホイールにブレ(首振り現象)が生じて斜めにずれて走行するものと考えられる。このように、スクライブ初期においてカッターホイールが斜めにずれると、その後の走行ではキャスター効果により直進走行が復帰しても図8に示すように規定のスクライブ予定ラインSから距離ZだけずれたスクライブラインS3が形成されることになり、高精度で高品質な製品を得ることができない。
通常、内輪と外輪との間に球やコロ等の滑動子を挟み込んだ玉ベアリングでは、滑動子と内輪及び外輪との間に間隙(公差)が存在する(以下、この間隙を「内部間隙」という)。そのため、無負荷時(非スクライブ時)の旋回軸8は、図6に示すように内部間隙L2だけ自重で下がっている。逆に負荷時(スクライブ時)には、図7に示すようにカッターホイール6の基板への押し付けによる反力で内部間隙L2だけ持ち上げられることになる。このような内部間隙L2による旋回軸8の上下方向の動きに伴い、旋回軸8がわずかに回転し、スクライブ初期においてカッターホイールにブレ(首振り現象)が生じて斜めにずれて走行するものと考えられる。このように、スクライブ初期においてカッターホイールが斜めにずれると、その後の走行ではキャスター効果により直進走行が復帰しても図8に示すように規定のスクライブ予定ラインSから距離ZだけずれたスクライブラインS3が形成されることになり、高精度で高品質な製品を得ることができない。
そこで本発明は、上記の課題に鑑み、スクライブ初期においてカッターホルダが斜めにずれることを防止して正確にスクライブラインを形成することができるカッターホルダ取付構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明では次のような技術的手段を講じた。すなわち本発明は、下端にカッターホイールを備えたカッターホルダ取付構造体の旋回軸が玉ベアリングを介してスクライブ装置のスクライブヘッドに旋回自在に取り付けられたカッターホルダ取付構造であって、前記玉ベアリングの内輪が前記旋回軸に取り付けられ、前記玉ベアリングの外輪が前記スクライブヘッドもしくはこれに連なる固定部分に取り付けられ、前記カッターホルダ取付構造体の旋回軸を前記内輪と共に上方に持ち上げた姿勢を保持して前記玉ベアリングの内部間隙を低減するストッパが前記旋回軸に設けられている構成とした。
ここで、前記玉ベアリングの外輪が前記スクライブヘッドに取り付けられ、前記ストッパが係合する係合段部が前記スクライブヘッドに設けられている構成としてもよい。
さらに、前記旋回軸に取り付けられた前記ストッパは、前記旋回軸の旋回を阻害しないように前記係合段部に係合されている構成としてもよい。
さらに、前記旋回軸に取り付けられた前記ストッパは、前記旋回軸の旋回を阻害しないように前記係合段部に係合されている構成としてもよい。
本発明のカッターホルダは、ストッパにより玉ベアリングの内輪と共に常時上方に持ち上げられてベアリングの内部間隙の殆どが埋められているため、無負荷時(非スクライブ時)にベアリングの内部間隙の間で自重により下方に動くことはない。したがって、内部間隙によるガタツキが殆どなくなって、スクライブ再開時のスクライブ初期におけるカッターホイールの首振り現象を防止することができる。これにより、スクライブ初期におけるカッターホイールの斜め走行を抑制して、スクライブ予定ラインに沿って正確に直線のスクライブラインを加工することができる。
本発明において、前記カッターホルダ取付構造体の旋回軸周囲を前記玉ベアリング及び前記ストッパと共に覆うカバー体が設けられ、前記玉ベアリングの外輪が前記カバー体に取り付けられ、前記旋回軸に設けられた前記ストッパが前記カバー体に連なる係合段部に係合するように形成され、前記カバー体が前記スクライブヘッドに取り付けられている構成としてもよい。
これにより、玉ベアリングやストッパがカバー体の内部に格納されてカッターホルダ取付構造体と一体的に形成されているので、カッターホルダ取付構造体の外装をシンプルに形成できると共に、スクライブヘッドへの組み付け作業を容易に行うことができる。
これにより、玉ベアリングやストッパがカバー体の内部に格納されてカッターホルダ取付構造体と一体的に形成されているので、カッターホルダ取付構造体の外装をシンプルに形成できると共に、スクライブヘッドへの組み付け作業を容易に行うことができる。
本発明において、前記カッターホルダ取付構造体が、カッターホルダと、前記カッターホルダを保持するホルダジョイントと、を含み、前記ホルダジョイントが前記旋回軸を備えるようにしてもよい。
また、前記旋回軸がカッターホルダに直接取り付けられるようにしてもよい。
また、前記旋回軸がカッターホルダに直接取り付けられるようにしてもよい。
また、別の観点からなされた本発明のホルダジョイントは、下方にカッターホルダが保持される開口部を有し、上方に旋回軸を備えるホルダジョイントであって、前記旋回軸の周囲を玉ベアリング及びストッパと共に覆うカバー体が設けられ、前記玉ベアリングの外輪が前記カバー体に取り付けられ、前記旋回軸に設けられた前記ストッパが前記カバー体に連なる係合段部に係合するようにしている。
これにより、玉ベアリングやストッパがカバー体の内部に格納されてホルダジョイントと一体的に形成されているので、ホルダジョイントの外装をシンプルに形成できると共に、スクライブヘッドへの組み付け作業を容易に行うことができる。
これにより、玉ベアリングやストッパがカバー体の内部に格納されてホルダジョイントと一体的に形成されているので、ホルダジョイントの外装をシンプルに形成できると共に、スクライブヘッドへの組み付け作業を容易に行うことができる。
以下において、本発明に係るカッターホルダの取付構造について詳細に説明する。本発明に係るカッターホルダの取付構造では、その一部において上記図5〜図7で示した従来のカッターホルダ取付構造と同じ機能を持つ構成要素を含んでいる。したがって、同じ機能を有する部分については同じ符号を付して説明する。
本発明に係るカッターホルダ取付構造体1は、図1に示すように、カッターホルダ2と、このカッターホルダ2を保持するホルダジョイント3とを備えている。カッターホルダ2は略円柱状の胴部4を有し、この胴部4の下端部分に当該胴部4の軸心に対して直交するホイール軸5を介してカッターホイール6が回転自在に取り付けられている。
また、胴部4の上部には、ホルダジョイント3に取り付ける際の位置決め用の取付部7が設けられている。取付部7は、胴部4の一部を切り欠いて形成された平面部7aと傾斜面7bとを備えている。平面部7aは胴部4の軸心に対して平行である。また、胴部4は鉄等の磁性体で構成されている。
ホルダジョイント3は、上部に上下方向に延びる旋回軸8を備え、この旋回軸8が図3に示すスクライブ装置Aのスクライブヘッド9に、上下一対の玉ベアリング10、11を介して回動可能に取り付けられている。上下の玉ベアリング10、11のそれぞれの内輪10a、11aの間にはカラー12が介在されていて、上下の玉ベアリング10、11の間隔が緊密に埋められている。また、旋回軸8の上端面にはネジ13が螺合されており、このネジの大径頭部13aと旋回軸8の上面との間にワッシャ17とストッパ18が挟着されている。ワッシャ17は上部の玉ベアリング11の内輪11aの上端面を押さえており、これにより旋回軸8が玉ベアリング10、11から下方に抜け出るのを阻止している。また、下部の玉ベアリング10の外輪10bは、スクライブヘッド9にビスまたは嵌合等の手段により結合されている。
ストッパ18の一端は、カッターホルダ1の旋回軸8を下部の玉ベアリング10の内輪10aと共に常時上方に持ち上げた姿勢でスクライブヘッド9の係合段部19に面接触で係合されている。これにより玉ベアリング10、11の内部間隙の殆どが埋められてスクライブヘッド9のガタツキを低減している。また、係合段部19は旋回軸8の軸心と直交する平面で形成され、この係合段部19にストッパ18の一端を面接触で係合させることにより、係合した姿勢において旋回軸8の旋回が可能となるようにしてある。
さらに、ホルダジョイント3は、カッターホルダ2を受け入れる断面略円形の開口部14が下方に向かって開口して形成されており、その内奥部(上端)にカッターホルダ2を吸着保持するための磁石15が取り付けられている。また、開口部14の内部には、開口部14の軸心とは離れた箇所で該軸心と直交する方向に延びる位置決め用の平行ピン16が設けられている。これにより、カッター支持部2が開口部14に挿入された際に、平行ピン16がカッター支持部2の傾斜面7bに接触してカッターホイール6の方向が一定となると共に、カッターホイール6の接地点が旋回軸8の軸心に対してカッターホイール走行方向後方にL1だけずれるように位置決めされる。
上記のようにしてスクライブ装置Aのスクライブヘッド9に取り付けたカッターホイール6を、テーブル20上に載置した基板Wの表面に降下させ、基板Wの表面に押し付けながら相対的に直線移動させることにより、基板Wの表面に分断用のスクライブラインを加工する(図3、10参照)。
1本のスクライブラインを加工すると、カッターホイール6を上昇させて基板Wから持ち上げ、次に加工すべきスクライブ予定ライン上に移動してスクライブする。この際、「交点飛びスクライブ」においても、図9に示すように、最初に加工したX方向のスクライブラインS1に対してこれに直交するY方向のスクライブラインS2を加工する際に、X方向のスクライブラインS1との交点部分でカッターホイール6を持ち上げて交点を飛ばした位置で再度降下させてスクライブする。
1本のスクライブラインを加工すると、カッターホイール6を上昇させて基板Wから持ち上げ、次に加工すべきスクライブ予定ライン上に移動してスクライブする。この際、「交点飛びスクライブ」においても、図9に示すように、最初に加工したX方向のスクライブラインS1に対してこれに直交するY方向のスクライブラインS2を加工する際に、X方向のスクライブラインS1との交点部分でカッターホイール6を持ち上げて交点を飛ばした位置で再度降下させてスクライブする。
上記の構成において、カッターホルダ取付構造体1はストッパ18により玉ベアリング10の内輪10aと共に上方に持ち上げられてベアリングの内部間隙の殆どが埋められているため、無負荷時(非スクライブ時)にベアリングの内部間隙の間で自重により下方に動くことはない。また、負荷時(スクライブ時)には図2に示すようにカッターホイール6の基板Wへの押し付けによって、残存する間隙分だけわずかに上動するが、その移動量L3はわずかである。したがって、スクライブ再開時のカッターホイール6のガタツキを低減してスクライブ初期におけるカッターホイール6の首振り現象を防止することができる。これにより、スクライブ初期の斜め走行を抑制して、スクライブ予定ラインに沿って正確に直線のスクライブラインを加工することができる。
図4は本発明の別実施例を示すものである。
この実施例では、ホルダジョイント3の旋回軸8の周囲を玉ベアリング10、11及びストッパ18と共に覆うカバー体21が設けられている。そして、玉ベアリング10の外輪10bがカバー体21に取り付けられ、玉ベアリング10の内輪10aがカッターホルダの旋回軸8に取り付けられ、カバー体21がスクライブヘッド9に取り付けられている。また、旋回軸8のストッパ18の一端がカバー体21の内周面に連なって形成された係合段部19’に面接触で係合するように形成されている。これにより、上記実施例と同様に、玉ベアリングの内部間隙を低減してスクライブヘッドのガタツキをなくしている。その他の構成は、上記図1で示した先の実施例と同じである。
この実施例では、ホルダジョイント3の旋回軸8の周囲を玉ベアリング10、11及びストッパ18と共に覆うカバー体21が設けられている。そして、玉ベアリング10の外輪10bがカバー体21に取り付けられ、玉ベアリング10の内輪10aがカッターホルダの旋回軸8に取り付けられ、カバー体21がスクライブヘッド9に取り付けられている。また、旋回軸8のストッパ18の一端がカバー体21の内周面に連なって形成された係合段部19’に面接触で係合するように形成されている。これにより、上記実施例と同様に、玉ベアリングの内部間隙を低減してスクライブヘッドのガタツキをなくしている。その他の構成は、上記図1で示した先の実施例と同じである。
図4の実施例においても先の実施例と同様に、スクライブ初期におけるカッターホイール6の首振り現象を防止することができ、これにより、スクライブ初期の斜め走行を抑制して、スクライブ予定ラインに沿って正確にスクライブラインを加工することができた。
特に本実施例では、玉ベアリング10、11やストッパ18がカバー体21内に格納されてホルダジョイント3と一体的に形成されているので、カッターホルダ取付構造体1の外装がシンプルになると共に、スクライブヘッド9への組み付け作業を容易に行うことができるといったメリットがある。
特に本実施例では、玉ベアリング10、11やストッパ18がカバー体21内に格納されてホルダジョイント3と一体的に形成されているので、カッターホルダ取付構造体1の外装がシンプルになると共に、スクライブヘッド9への組み付け作業を容易に行うことができるといったメリットがある。
以上、本発明の代表的な実施例について説明したが、本発明は必ずしも上記の実施形態に特定されるものでない。例えば、旋回軸8を旋回可能に支持するための玉ベアリングとして、上記実施例では球体を内蔵したものを用いたが、円錐体や円柱体のコロを内蔵したベアリングであってもよい。また、ベアリングの数を増減して実施することも可能である。また、カッターホルダ取付構造体として、上記実施例ではカッターホルダを保持するホルダジョイントを用いたが、ホルダジョイントを省略してカッターホルダに旋回軸及び玉ベアリングを直接取り付けてもよい。さらに、磁石体18が吸引する磁性体としてネジ13を用いたが、別途磁性体を旋回軸の上部に設けてもよい。その他本発明では、その目的を達成し、請求の範囲を逸脱しない範囲内で適宜修正、変更することが可能である。
本発明は、ガラス等の脆性材料基板の表面に分断用のスクライブラインを加工するカッターホイールを保持するためのカッターホルダ取付構造並びにホルダジョイントに適用することができる。
A スクライブ装置
L2 ベアリングの内部間隙
1 カッターホルダ取付構造体
2 カッターホルダ
3 ホルダジョイント
6 カッターホイール
8 旋回軸
9 スクライブヘッド
10 下部の玉ベアリング
10a ベアリングの内輪
10b ベアリングの外輪
11 上部の玉ベアリング
11a ベアリングの内輪
11b ベアリングの外輪
13 ネジ
18 ストッパ
19 係合段部
21 カバー体
L2 ベアリングの内部間隙
1 カッターホルダ取付構造体
2 カッターホルダ
3 ホルダジョイント
6 カッターホイール
8 旋回軸
9 スクライブヘッド
10 下部の玉ベアリング
10a ベアリングの内輪
10b ベアリングの外輪
11 上部の玉ベアリング
11a ベアリングの内輪
11b ベアリングの外輪
13 ネジ
18 ストッパ
19 係合段部
21 カバー体
Claims (7)
- 下端にカッターホイールを備えたカッターホルダ取付構造体の旋回軸が玉ベアリングを介してスクライブ装置のスクライブヘッドに旋回自在に取り付けられたカッターホルダ取付構造であって、
前記玉ベアリングの内輪が前記旋回軸に取り付けられ、前記玉ベアリングの外輪が前記スクライブヘッドもしくはこれに連なる固定部分に取り付けられ、
前記カッターホルダ取付構造体の旋回軸を前記内輪と共に上方に持ち上げた姿勢を保持して前記玉ベアリングの内部間隙を低減するストッパが前記旋回軸に設けられているカッターホルダ取付構造。 - 前記玉ベアリングの外輪が前記スクライブヘッドに取り付けられ、前記ストッパが係合する係合段部が前記スクライブヘッドに設けられている請求項1に記載のカッターホルダ取付構造。
- 前記カッターホルダ取付構造体の旋回軸周囲を前記玉ベアリング及び前記ストッパと共に覆うカバー体が設けられ、前記玉ベアリングの外輪が前記カバー体に取り付けられ、前記旋回軸に設けられた前記ストッパが前記カバー体に連なる係合段部に係合するように形成され、前記カバー体が前記スクライブヘッドに取り付けられている請求項1に記載のカッターホルダ取付構造。
- 前記旋回軸に取り付けられた前記ストッパは、前記旋回軸の旋回を阻害しないように前記係合段部に係合されている請求項2または3に記載のカッターホルダ取付構造。
- 前記カッターホルダ取付構造体が、カッターホルダと、前記カッターホルダを保持するホルダジョイントと、を含み、前記ホルダジョイントが前記旋回軸を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のカッターホルダ取付構造。
- 前記旋回軸がカッターホルダに直接取り付けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のカッターホルダ取付構造。
- 下方にカッターホルダが保持される開口部を有し、上方に旋回軸を備えるホルダジョイントであって、前記旋回軸の周囲を玉ベアリング及びストッパと共に覆うカバー体が設けられ、前記玉ベアリングの外輪が前記カバー体に取り付けられ、前記旋回軸に設けられた前記ストッパが前記カバー体に連なる係合段部に係合するように形成されることを特徴とするホルダジョイント。
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