JP2018140505A - 涼感積層体 - Google Patents
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当該涼感積層体は、1層以上の樹脂層から形成されており、
前記樹脂層のうち少なくとも1層に涼感剤と吸水剤を含むことを特徴とする。
前記樹脂層のうち少なくとも1層は、熱硬化性樹脂とパウダー状の熱可塑性樹脂との樹脂混合物であって、
さらに前記樹脂混合物のうち少なくとも1層に涼感剤と吸水剤を含むことを特徴とする。
前記樹脂層のうち少なくとも1層は、樹脂とその架橋剤との樹脂混合物を含む層であって、
前記樹脂混合物を含む層のうち少なくとも1層に涼感剤と吸水剤を含むことを特徴とする。
前記樹脂層のうち少なくとも1層は、1液型樹脂を含む層であって、
前記1液型樹脂を含む層のうち少なくとも1層に涼感剤と吸水剤を含むことを特徴とする。
前記涼感剤は糖アルコールを含むものであって、
前記吸水剤はポリアクリル酸塩系ポリマーを含むものであって、
前記樹脂層の積層方向における各層の厚みは、500μm以下であることを特徴とする。
当該涼感積層体は、表面層と中間層と接着層の3層から形成されており、
前記中間層の一面側が表面層、他面側が接着層であって、
前記接着層が、衣類と接する方向へ接着可能であって、
前記表面層および中間層は、前記樹脂層であり、該表面層および中間層の両方またはいずれか一方に涼感剤および吸水剤を含むことを特徴とする。
前記樹脂層のうちの1層は、衣類と接する方向へ接着可能な接着層であって、
前記接着層は、ウレタン系又はポリエステル系樹脂のいずれか1つを含み、100℃から180℃の熱を前記接着層に加えることによって、衣類と、当該涼感積層体とを、接着することを特徴とする。
前記各層の積層方向における接着層の厚さは、150μm以下であることを特徴とする。
前記涼感積層体は、衣類へ直接印刷して形成することを特徴とする。
本発明の涼感積層体10と涼感積層体110において、樹脂層である表面層12(および中間層14)は、熱硬化性樹脂と、パウダー状の熱可塑性樹脂の樹脂混合物からなることを特徴としている。加えて、表面層12(および中間層14)には涼感剤16および吸水剤18を有している。また、涼感剤16には糖アルコールを含んでおり、吸水剤18は自重の数百倍(350倍から600倍)もの水分を吸収できる高吸水性樹脂を含んでいる。そして、本発明の樹脂としては、熱硬化性樹脂とパウダー状の熱可塑性樹脂の樹脂混合物の他に、樹脂とその架橋剤による樹脂混合物や、1液型樹脂、2液型樹脂等を用いることも出来る。
ここで言う熱硬化性樹脂とは、初期重合物を加熱することで架橋反応を起こし、硬化する樹脂をあらわしている。したがって、熱硬化性樹脂は架橋反応後(加熱後)に再度加熱をしても軟化しなくなる性質を持つ。前記熱硬化性樹脂としては、例えばウレタン樹脂(PU)、エポキシ樹脂(EP)、フェノール樹脂(PF)、ユリア樹脂(UF)、メラミン樹脂(MF)、不飽和ポリエステル樹脂(UP)、シリコン樹脂(SI)などを挙げることができる。その中でも、涼感剤およびパウダー状の熱可塑性樹脂との相性やコスト等の観点から特にウレタン樹脂(PU)が好適である。なお、上記熱硬化性樹脂は単独に限定されるものではなく、2種類以上を併用しても良い。
熱可塑性樹脂とは、熱硬化性樹脂のように高分子間で架橋する構造ではなく、一定の温度以上(100℃〜300℃)に加熱することで軟化して可塑性をもち、冷却すると固化する樹脂をあらわしている。前記熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリウレタン樹脂(TPU)、ABS樹脂(ABS)、ポリアミド(PA)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、ポリカーボネイト(PC)、ポリアセタール(POM)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、ポリエーテルスルホン(PES)、ポリフェニレンエーテル(PPE)、ポリスルホン(PSF)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、液晶ポリマー(LCP)などを挙げることができる。その中でも特に樹脂特性やコスト等の観点からポリウレタン樹脂(TPU)が好適である。なお、上記熱可塑性樹脂は単独に限定されるものではなく、2種類以上を併用しても良い。
1液型樹脂とは、空気中の湿気を吸湿して、あるいは蒸発・乾燥して架橋反応を起こし、硬化する樹脂をあらわしている。したがって、1液型樹脂は架橋反応後は再度軟化しなくなる性質を持つ。1液型樹脂としては、例えば湿気硬化型樹脂、蒸発乾燥型樹脂などを挙げることができる。その中でも特に樹脂特性やコスト等の観点から蒸発乾燥型樹脂が好適である。なお、上記1液型樹脂は単独に限定されるものではなく、2種類以上を併用しても良い。
2液型樹脂とは、主剤に硬化剤(架橋剤)を混ぜ合わせることで架橋反応を起こし、硬化する樹脂をあらわしている。したがって、2液型樹脂は架橋反応後は再度軟化しなくなる性質を持つ。2液型樹脂としては、例えばウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、シリコン系樹脂、エポキシ系樹脂などを挙げることができる。その中でも特に樹脂特性やコスト等の観点からウレタン系樹脂が好適である。なお、上記2液型樹脂は単独に限定されるものではなく、2種類以上を併用しても良い。
前記涼感剤に含まれる糖アルコールは、水分を含むことにより涼感効果を得られれば良く、例えば、キシリトール、ソルビトール、マンニトール、エリスリトール、マルチトール、ラクチトール、グリセロールなどを挙げることができる。これらの糖アルコールのうち、特に吸熱性、安定供給の観点からキシリトールまたはエリスリトールが好適である。
なお、上記糖アルコールは、単独に限定されるものではなく、2種類以上を併用し、あるいは糖アルコール以外の他物質と混合して使用しても良い。
本発明における吸水剤とは、架橋構造を持つ親水性のポリマーで、自重の10倍以上の吸水力があり、圧力をかけても離水しにくい高吸水性樹脂(高吸水性ポリマー、SAP)のことである。前記吸水剤の組成例としては、ポリアクリル酸塩系、ポリスルホン酸塩系、無水マレイン酸塩系、ポリアクリルアミド系、ポリビニルアルコール系、ポリエチレンオキシド系、ポリアスパラギン酸塩系、ポリグルタミン酸塩系、ポリアルギン酸塩系、デンプン系、セルロース系などを挙げることができる。これらの組成例のうち、特にポリアクリル酸塩系ポリマーを含む高吸水性樹脂であることが好ましい。また、吸水剤として吸湿機能を有する微粒子(吸湿機能微粒子)を利用してもよい。
本発明における架橋剤は、一定条件下でポリマー樹脂と架橋反応を起こす物質のことを言う。架橋剤の量により、架橋反応後の樹脂の硬化を調整できる。本発明において架橋剤にはポリイソシアネート、特にブロックイソシアネートを使用するのが好適である。
本発明における接着層14は、涼感積層体10を衣類1に貼り付けるための接着作用を発揮すればよく、市販されている接着材などを利用することも出来る。
但し、涼感積層体10は洗濯時の負荷および洗濯時に使用する洗剤への耐薬剤性を有している必要があり、接着層14には熱可塑性材料またはホットメルト材料を使用することが好ましい。
更に、その熱可塑性材料の中でも、表面層12(または中間層20)との相溶性の観点から、接着層14にはウレタン系樹脂が好ましく、特に熱可塑性ポリウレタン系樹脂を使用することが好適である。
また、接着層14の形態は、例えば加熱により流動化可能な熱可塑性材料を表面層12に塗布することも可能であるが、本発明では熱可塑性ポリウレタン系樹脂を厚さ30μm〜150μm、特に好ましくは50μm〜120μm程度の範囲となるように塗工する。
(涼感効果試験)
涼感積層体の涼感効果および涼感持続時間を確認するための試験を行った。試験には衣類に用いられる生地を使用し、下記にて詳しく説明する実施例1〜5および比較例1〜2の涼感積層体と一体化した生地を製作する。涼感積層体中央部分に0.2mlの水を滴下し、涼感積層体湿潤部の時間経過に対する温度測定を行った。
・環境条件
室温 :36±2℃
湿度 :60±4%RH
水温 :36℃
温度計 :熱電対型温度センサー
涼感積層体の耐洗濯性を確認するための試験を行った。実施例1から実施例3、および実施例5は涼感積層体10を貼り付けた生地に対して、また、実施例4は涼感積層体110を直接印刷した生地に対して、以下の条件による洗濯試験を行った。
・試験方法
洗濯方法:JIS L 0217 103法
洗濯機:二層式家庭用電気洗濯機
洗濯方法詳細:浴比 :1:30
水流 :強
洗い :5分(水温:40℃)
すすぎ回数 :2回(水温:30℃以下)
洗濯洗剤 :洗濯用合成洗剤(市販品)
乾燥 :脱水後、吊干し
熱硬化性樹脂(ウレタン樹脂(PU))とパウダー状の熱可塑性樹脂(ポリウレタン樹脂(TPU))との樹脂混合物(ユニ化成株式会社製:UNIBINDERシリーズのSA−BA)に涼感剤としてキシリトールおよびエリスリトール(タナテックスケミカルズジャパン株式会社製:TASTEX COOL−EX)と吸水剤としての高吸水性樹脂(SDPグローバル株式会社製サンウェットSGシリーズ)を入れて、表面層をシルクスクリーン印刷により製作する(樹脂混合物と涼感剤と吸水剤の総量に対して涼感剤を35%、吸水剤を10%配合)。この時、剥離可能なフィルム上に表面層を印刷する。その後、図1に示すような積層として接着層をシルクスクリーン印刷により製作し、乾燥工程を経て、涼感積層体10を製作した。この時の表面層の厚さは50μm、接着層の厚さは120μmとした。このようにして製作した涼感積層体10を、150℃に熱したアイロンで15秒間〜20秒間かけて熱圧着することで、涼感積層体10を貼り付けた生地が得られた。また、涼感積層体10はシルクスクリーン印刷に限らず、例えばロールコーター等の別の方法で製作しても良い。
表面層を熱硬化性樹脂とパウダー状の熱可塑性樹脂の樹脂混合物として、涼感剤であるキシリトールとエリスリトールの配合量を減らした(樹脂混合物と涼感剤と吸水剤の総量に対して涼感剤を15%、吸水剤を10%配合)涼感積層体10を製作し、150℃に熱したアイロンで15秒〜20秒かけて熱圧着することで、涼感積層体10を貼り付けた生地を得た。それ以外の工程は実施例1と同様である。
表面層およびバックアップ層としての中間層を熱硬化性樹脂とパウダー状の熱可塑性樹脂の樹脂混合物として、吸水剤としての高吸水性樹脂の配合量を減らした(樹脂混合物と涼感剤の総量に対して涼感剤を35%、吸水剤を10%配合)涼感積層体10を製作し、150℃に熱したアイロンで15秒〜20秒かけて熱圧着することで、涼感積層体10を貼り付けた生地を得た。それ以外の工程は実施例1と同様である。
表面層に、熱可塑性樹脂に10質量%の架橋剤を添加した樹脂を使用し、涼感剤であるキシリトールとエリスリトール、および吸水剤としての高吸水性樹脂を配合(熱可塑性樹脂と架橋剤と涼感剤と吸水剤の総量に対して涼感剤を35%、吸水剤を10%配合)し、涼感積層体110を製作する。ここで本実施例では、生地に涼感積層体110を直接印刷することにより、涼感積層体110付きの生地を得た。生地の所定位置へ表面層12を印刷し、ベーキング乾燥工程を経て涼感積層体110付きの生地を得た。
熱硬化性樹脂(ウレタン樹脂(PU))とパウダー状の熱可塑性樹脂(ポリウレタン樹脂(TPU))との樹脂混合物(ユニ化成株式会社製:UNIBINDERシリーズのSA−BA)に涼感剤としてキシリトールおよびエリスリトール(タナテックスケミカルズジャパン株式会社製:TASTEX COOL−EX)と吸水剤として実施例1とは別種類の吸湿機能微粒子(東洋紡株式会社製HUシリーズ)を入れて、表面層をシルクスクリーン印刷により製作し(樹脂混合物と涼感剤と吸水剤の総量に対して涼感剤を35%、吸水剤を10%配合)、150℃に熱したアイロンで15秒〜20秒かけて熱圧着することで、涼感積層体10を貼り付けた生地を得た。それ以外の工程は実施例1と同様である。
表面層に、熱可塑性樹脂に20質量%の架橋剤を添加した樹脂を使用し、涼感剤としてのキシリトールとエリスリトール、および吸水剤としての高吸水性樹脂を入れて(樹脂混合物と涼感剤と吸水剤の総量に対して涼感剤を35%、吸水剤を10%配合)涼感積層体10を製作し、150℃に熱したアイロンで15秒から20秒かけて熱圧着することで、涼感積層体10を貼り付けた生地を得た。それ以外の工程は実施例1と同様である。
表面層を熱硬化性樹脂とパウダー状の熱可塑性樹脂との樹脂混合物として、涼感剤であるキシリトールとエリスリトール、および吸水剤としての高吸水性樹脂を入れずに涼感積層体10を製作し、150℃に熱したアイロンで15秒〜20秒かけて熱圧着することで、涼感積層体10を貼り付けた生地を得た。それ以外の工程は実施例1と同様である。
実施例1:熱硬化性樹脂/熱可塑性樹脂 / 涼感剤 / 吸水剤
(生地へ貼り付け) (35質量%配合) (10質量%配合)
実施例2:熱硬化性樹脂/熱可塑性樹脂 / 涼感剤 / 吸水剤
(生地へ貼り付け) (15質量%配合) (10質量%配合)
実施例3:熱硬化性樹脂/熱可塑性樹脂 / 涼感剤 / 吸水剤
(生地へ貼り付け) (35質量%配合) (5質量%配合)
実施例4:熱可塑性樹脂に架橋剤を10%添加/ 涼感剤 / 吸水剤
(生地へ直接プリント) (35質量%配合) (10質量%配合)
実施例5:熱硬化性樹脂/熱可塑性樹脂 / 涼感剤 / 吸湿機能微粒子
(生地へ貼り付け) (35質量%配合) (10質量%配合)
比較例1:熱可塑性樹脂に架橋剤を20%添加/ 涼感剤 / 吸水剤
(生地へ貼り付け) (35質量%配合) (10質量%配合)
比較例2:熱硬化性樹脂/熱可塑性樹脂 / 涼感剤なし / 吸水剤なし
(生地へ貼り付け)
[表1]
時間(秒) 測定温度(℃)
実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 実施例5 比較例1 比較例2
10 25.6 25.6 25.6 25.3 25.4 26.3 27.2
20 23.0 24.5 23.1 22.8 23.3 25.8 26.8
30 24.2 24.9 23.7 22.8 24.5 25.1 26.0
40 25.1 25.2 24.1 22.9 24.7 25.0 25.9
50 25.7 25.7 24.9 23.8 25.2 24.9 25.8
60 25.9 26.4 25.9 24.8 26.6 25.4 26.0
120 26.6 27.9 27.8 25.9 27.7 28.0 28.1
180 27.2 29.7 30.2 27.1 29.1 29.1 28.8
240 28.5 30.7 31.4 28.0 29.7 31.2 31.0
300 29.4 31.6 32.1 28.7 31.2 32.2 32.3
360 30.1 32.1 32.6 29.1 31.4 33.0 32.6
420 30.4 32.3 32.8 29.4 32.3 33.5 33.4
480 30.5 32.4 32.9 29.7 33.2 34.0 34.2
540 30.6 32.4 32.9 29.8 33.7 35.1 34.7
600 30.6 32.2 32.9 29.8 34.2 35.4 35.2
660 30.3 32.1 33.0 29.8 35.8 36.3 35.6
720 30.3 32.0 32.9 29.6 36.1 36.4 35.8
780 30.2 31.9 32.9 29.5 36.2 36.6 35.9
840 29.9 31.0 33.0 29.7 36.5 36.8 36.1
900 29.8 31.4 33.1 29.4 36.6 36.9 36.2
960 29.8 30.6 33.8 29.1 36.6 36.9 36.3
1020 29.8 30.6 34.8 29.0 36.6 37.0 36.3
1080 29.7 30.7 35.5 29.0 36.5 37.1 36.3
1140 29.6 31.0 35.8 28.8 36.6 37.1 36.3
1200 29.7 31.2 36.0 28.8 36.6 37.1 36.4
[表2]
洗濯回数 涼感効果
実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 実施例5
0 ○ ○ ○ ○ ○
1 ○ ○ ○ ○ ○
5 ○ ○ ○ ○ ○
10 ○ ○ ○ ○ ○
全体評価 良い 良い 良い 良い 良い
○:洗濯後に洗濯前と同等の涼感効果が得られていることを指す。
×:洗濯後に洗濯前の涼感効果がほとんど得られていないことを指す。
これに対し、試験結果から、本発明の樹脂層は、表面層に耐水性の優れた被膜を施した従来の積層体と同様な耐洗濯性が得られていることが分かる。
10 110 涼感積層体
12 表面層
14 接着層
16 涼感剤
18 吸水剤
20 中間層
22 わずかな隙間
Claims (9)
- 衣類に一体化させて使用する涼感積層体であって、
当該涼感積層体は、1層以上の樹脂層から形成されており、
前記樹脂層のうち少なくとも1層に涼感剤と吸水剤を含むことを特徴とする涼感積層体。 - 請求項1に記載の涼感積層体であって、
前記樹脂層のうち少なくとも1層は、熱硬化性樹脂とパウダー状の熱可塑性樹脂との樹脂混合物であって、
さらに前記樹脂混合物のうち少なくとも1層に涼感剤と吸水剤を含むことを特徴とする涼感積層体。 - 請求項1に記載の涼感積層体であって、
前記樹脂層のうち少なくとも1層は、樹脂とその架橋剤との樹脂混合物を含む層であって、
前記樹脂混合物を含む層のうち少なくとも1層に涼感剤と吸水剤を含むことを特徴とする涼感積層体。 - 請求項1に記載の涼感積層体であって、
前記樹脂層のうち少なくとも1層は、1液型樹脂を含む層であって、
前記1液型樹脂を含む層のうち少なくとも1層に涼感剤と吸水剤を含むことを特徴とする涼感積層体。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載の涼感積層体であって、
前記涼感剤は糖アルコールを含むものであって、
前記吸水剤はポリアクリル酸塩系ポリマーを含むものであって、
前記樹脂層の積層方向における各層の厚みは、500μm以下であることを特徴とする涼感積層体。 - 請求項1から請求項5のいずれかに記載の涼感積層体であって、
当該涼感積層体は、表面層と中間層と接着層の3層から形成されており、
前記中間層の一面側が表面層、他面側が接着層であって、
前記接着層が、衣類と接する方向へ接着可能であって、
前記表面層および中間層は、前記樹脂層であり、該表面層および中間層の両方またはいずれか一方に涼感剤および吸水剤を含むことを特徴とする涼感積層体。 - 請求項1から請求項6のいずれかに記載の涼感積層体であって、
前記樹脂層のうちの1層は、衣類と接する方向へ接着可能な接着層であって、
前記接着層は、ウレタン系又はポリエステル系樹脂のいずれか1つを含み、100℃から180℃の熱を前記接着層に加えることによって、衣類と、当該涼感積層体とを、接着することを特徴とする涼感積層体。 - 請求項7に記載の涼感積層体であって、
前記各層の積層方向における接着層の厚さは、150μm以下であることを特徴とする涼感積層体。 - 請求項1から請求項5のいずれかに記載の涼感積層体であって、
前記涼感積層体は、衣類へ直接印刷して形成することを特徴とする涼感積層体。
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