JP2018139736A - カテーテル - Google Patents

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Abstract

【課題】ガイドワイヤを挿入させやすく、かつ、生体管腔内ではガイドワイヤの追従性が高く、通過性が良好なカテーテルを提供する。【解決手段】先端から基端まで貫通する内腔21を有した長尺状の管腔体10を有するカテーテル1であって、管腔体10の先端部には、当該管腔体10が生体内に挿入されると内腔21の先端部径を縮径させるように変形する変形部30が設けられるカテーテル1である。【選択図】図4

Description

本発明は、ガイドワイヤに追従して生体管腔内に挿入されるカテーテルに関する。
生体管腔内の診断または治療のため、処置用カテーテルが広く用いられている。処置用カテーテルとしては、例えば、経皮的冠動脈形成術(PTCA:Percutaneous Transluminal Coronary Angioplasty)に用いられるバルーンカテーテルなどがある。
また、経皮的に血管内に挿入したカテーテルを、脳や腹部等の臓器(例えば肝臓)に導き、治療薬、塞栓物質、造影剤等を投与、注入する処置において、末梢血管にも挿入できるカテーテルとして、マイクロカテーテルが用いられている。マイクロカテーテルは、先端の開口部から基端のハブまで単一の内腔を有する管腔体を有している。処置においては、管腔体の内腔にガイドワイヤが挿通され、ガイドワイヤに追従して管腔体の先端部が目的の部位に到達した後、ガイドワイヤが抜去され、あるいはそのままの状態で、ガイドワイヤ挿通に用いた内腔を利用して基端のハブから薬剤等が注入される。
これらのカテーテルの管腔体は、いずれも先行するガイドワイヤと共に血管内を進行する。しかし、ガイドワイヤが先行していても、血管内に留置されたステントや、血管の急な屈曲部、血管内の狭窄部などにより、管腔体の先端部がうまく進行できないことがある。この要因として、管腔体の先端部に設けられる先端チップの内周面とガイドワイヤとの間のクリアランスが大きいことが挙げられる。このクリアランスが大きいと、先端チップの先端が血管の内壁面やステントストラットに引っ掛かりやすく、前述の血管の屈曲部やステントストラット等を通過しにくい。
管腔体の血管内における通過性を良好にするため、例えば特許文献1では、管腔体の先端部の内径が小さくなるように、内腔を先端側に向かって縮径するテーパ状に形成している。これにより、管腔体のガイドワイヤに対する追従性を向上させ、管腔体の血管内における通過性を良好にしている。
特開2006−149442号公報
カテーテルを使用する際には、ガイドワイヤの基端を管腔体の先端から内腔内に挿入することが多い。この場合に、特許文献1のように内腔の先端部が縮径した形状であると、ガイドワイヤを内腔に対して挿入しにくい。また、最初からガイドワイヤと管腔体の内周面とのクリアランスが小さいと、ガイドワイヤを管腔体に挿入した際に、先端チップに座屈変形を生じる可能性もある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、ガイドワイヤを挿入させやすく、かつ、生体管腔内ではガイドワイヤの追従性が高く、血管狭窄部の通過性が良好なカテーテルを提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明に係るカテーテルは、先端から基端まで貫通する内腔を有した長尺状の管腔体を有するカテーテルであって、
前記管腔体の先端部には、当該管腔体が生体内に挿入されると前記内腔の先端部を縮径させるように変形する変形部が設けられる。
上記のように構成したカテーテルは、管腔体を生体内に挿入した際、内腔の先端部が縮径して、内腔に挿通されるガイドワイヤと管腔体の先端部内周面とのクリアランスが小さくなり、ガイドワイヤの追従性が高くなって、管腔体の先端部が血管の内壁面やステントストラットに引っ掛かりにくくなる。このため、管腔体の血管内における通過性を良好にすることができる。また、生体に挿入する前は、内腔の先端部が縮径しておらず、ガイドワイヤに内腔を容易に挿入することができる。
前記変形部は、前記管腔体を形成する壁面の径方向外周側に偏って配置される。このため、変形部を管腔体の壁面内に配置する構造で、管腔体の内腔の先端部を縮径させることができ、構造を簡易化できる。
前記変形部は、吸水に伴い体積が膨張する膨張体により形成されている。これにより、管腔体を血管内に挿入すると、血液によって、内腔の先端部が縮径するように変形部が確実に膨張変形する。
前記変形部は、前記管腔体の先端より基端側に離れた位置に配置される。これにより、管腔体の変形部より先端側が変形して、管腔体の先端位置の変形量を大きくすることができる。
前記管腔体は、長さ方向に沿う前記内腔を有する内層と、該内層の外周側を覆う外層と、前記内層の外周側に配置される補強体とを有し、前記補強体の先端は、前記管腔体の先端より基端側に位置し、前記変形部は、前記管腔体の先端部において前記補強体の先端より先端側に配置される。これにより、管腔体のプッシャビリティを確保しつつ、先端部においては縮径方向に変形しやすくすることができる。
前記管腔体の先端部にはマーカー部が設けられ、前記変形部は、前記マーカー部より先端側に設けられる。これにより、マーカー部の視認性を確保しつつ、変形部の変形により管腔体の先端側を変形させて内腔の先端部を縮径させることができる。
前記管腔体の先端部には、前記変形部の変形に伴って前記内腔の先端部径を小さくするように移動または変形する縮径可動部が形成されている。これにより、内腔の先端部が確実に縮径できる。
前記縮径可動部は、軸方向において前記変形部より先端側位置から当該管腔体の先端位置まで延びるスリット部によって形成され、前記スリット部は周方向に開口している。このようにすれば、変形部の変形によりスリット部が閉口することで、内腔の先端部を確実に縮径させることができる。
前記縮径可動部は、軸方向において前記変形部より先端側位置から当該管腔体の先端位置まで延びる折り目部によって形成され、該折り目部から前記管腔体を形成する壁面が内周側に折り込み可能となっている。このようにすれば、変形部の変形により折り目部が折られることで、管腔体の壁面が内周側に折り込まれ、内腔の先端部を確実に縮径させることができる。
本実施形態のカテーテルの正面図である。 管腔体の先端部の断面図である。 管腔体の先端部の拡大正面図である。 変形部が変形した状態における管腔体の先端部の断面図である。 管腔体の先端面の拡大図である。 変形部の拡大断面図である。 変形部が変形した管腔体の先端部が血管の分岐部に位置した状態の説明図である。 管腔体の内外周に亘り変形部が設けられた場合の管腔体の先端部の断面図である。 管腔体に折り目部を形成した場合の管腔体の先端面を表した図である。 管腔体に絞り部を形成した場合の管腔体の先端部の拡大正面図である。 絞り部が絞られるように変形した状態の管腔体の先端面を表した図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、図面の寸法比率は、説明の都合上、誇張されて実際の比率とは異なる場合がある。また、本明細書では、カテーテル1の生体管腔に挿入する側を「先端」若しくは「先端側」、操作する手元側を「基端」若しくは「基端側」と称することとする。
本実施形態のカテーテル1はマイクロカテーテルである。このカテーテル1は、図1に示すように、長尺状の管腔体10と、管腔体10の基端部に設けられるハブ11とを有している。管腔体10の先端面は、管腔体10の内腔が開口した先端開口部25を有している。
図2に示すように、管腔体10は、基端から先端まで貫通する内腔21を有する内層20と、内層20の外周側に設けられる外層22との二層構造を有している。また、内層20と外層22との間には、金属製の補強体23が設けられる。補強体23は、金属の素線を網目状としたものである。
管腔体10は、可撓性を有する材料で形成されている。外層22の材料は、例えば、スチレン系、ポリオレフィン系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリブタジエン系、トランスポリイソプレン系、フッ素ゴム系、塩素化ポリエチレン系等の熱可塑性エラストマー等を使用できる。外層22の材料として、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせたもの(ポリマーアロイ、ポリマーブレンド、積層体等)を用いることができる。
内層20の材料は、内腔21内に挿入されるガイドワイヤとの間の摩擦が小さい材料であることが望ましい。これによって、内腔21に挿入されたガイドワイヤを、より小さい摺動抵抗で長さ方向に移動させることができ、操作性の向上に寄与する。このような低摩擦材料としては、例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等のフッ素系樹脂材が挙げられる。
補強体23の先端は、管腔体10の先端より基端側に位置している。補強体23の先端部の外表面側には、マーカー部31が設けられる。マーカー部31は、図3に示すように、管腔体10の周方向に沿って設けられている。マーカー部31には、X線造影性を有する物質が含まれている。これにより、管腔体10を血管内に挿入した際に、マーカー部31をX線透視下で造影し、管腔体10の先端位置を視認することができる。
外層22のマーカー部31より先端側には、変形部30が設けられる。変形部30は、図3に示すように、管腔体10の周方向に沿って設けられている。変形部30が設けられる位置は、管腔体10の先端とマーカー部31の間であればいずれでもよいが、好ましくは、マーカー部31よりも先端側で、かつ、管腔体10の先端から1〜20mm基端側の範囲である。変形部30は、管腔体10の全周に亘って設けられている。ただし、変形部30が管腔体10の周方向一部に設けられていてもよい。変形部30は、吸水に伴い体積が膨張する膨張体であり、ゲル材料によって形成されている。ゲル材料は、吸水することで体積が10〜100倍に膨張する。ゲル材料は特に限定されないが、例えば、セルロース系高分子物質、ポリエチレンオキサイド系高分子物質、無水マレイン酸系高分子物質(例えば、メチルビニルエーテル−無水マレイン酸共重合体のような無水マレイン酸共重合体)、アクリルアミド系高分子物質(例えば、ポリアクリルアミド、ポリグリシジルメタクリレート−ジメチルアクリルアミド(PGMA−DMAA)のブロック共重合体)、水溶性ナイロン、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等からなる公知の親水性物質や、脂肪族イソシアネートを使用した吸水性熱可塑性ポリウレタン等を用いることができる。変形部30は、外層22の外表面から内周側に向かって、軸方向の長さが小さくなるように形成されている。なお、管腔体10の先端には、変形部30よりも先端側に、別部材として先端チップが設けられていてもよい。
管腔体10の先端部には、軸方向において変形部30より先端側位置から管腔体10の先端位置まで延びる縮径可動部としてのスリット部32が設けられている。スリット部32は、管腔体10の周方向に複数形成されている。また、スリット部32は、基端側から先端側に向かって開口幅が大きくなるように形成されている。スリット部32が閉じるように管腔体10の先端部が変形することで、内腔21の先端部は縮径する。
管腔体10が血管内に挿入されると、血液によって変形部30が膨張して体積が大きくなる。図4に示すように、変形部30が膨張し軸方向に長くなると、管腔体10の先端部は内周側に向かって変形する。変形部30は、外周側の軸方向長さが内周側より大きいので、管腔体10は、先端側が内周側に向かうように変形しようとする。この際、図5に示すように、管腔体10のスリット部32が閉じることで、内腔21の先端部における径が小さくなる。
本実施形態のカテーテル1は、径が0.36mmのガイドワイヤ40が挿通されるものであって、外径が1.13mm以下であり、内径は0.4〜0.6mmである。このため、管腔体10の内周面とガイドワイヤ40とのクリアランスは、0.02〜0.12mmである。
変形部30は、管腔体10の外表面における軸方向長さが0.05mm前後に設定される。図6に示すように、変形部30は、先端側の面51と基端側の面52とが内周端において突き合わされた断面三角形状を有する。変形部30において、内周端から管腔体10の径方向に延びる面50に対する先端側の面51のなす角度αは、5〜10°である。変形部30が膨張する際には、変形部30の先端側の面51から管腔体10に伝わる力F0は、管腔体10の軸方向への力F1と径方向内側への力F2とに分解できる。管腔体10の径方向内側への力F2は、膨張力F0に対してsin5〜10°倍、すなわち膨張力F0の0.1倍前後の大きさである。先端側の面51が力F0の方向に向かって伸び、面50との距離が10倍となるように変形部30が膨張すると、管腔体10の内腔21の先端部径は、0.5mm程度径方向内側に縮径し、直径にすると0.1mm程度縮径する。これによって、管腔体10の内周面とガイドワイヤ40とのクリアランスを0.05mm程度、小さくすることができ、クリアランスを十分に縮小できる。
ただし、これらの寸法は一例であり、径がより大きい、あるいは小さい管腔体10を有するカテーテルにも、本発明を適用することができる。その場合にも、管腔体10の内周面とガイドワイヤとのクリアランスを十分に小さくできるように、変形部30の大きさが設定される。
カテーテル1を用いた処置の際には、血管内に予めガイドワイヤ40が挿入される。ガイドワイヤ40が血管内に挿入されたら、管腔体10の先端開口部25からガイドワイヤ40が挿入され、管腔体10が血管内に挿入される。管腔体10は、ガイドワイヤ40を先行させながら血管内で進行する。管腔体10が血管内に挿入されると、前述のように吸水に伴い変形部30及びスリット部32が変形して、内腔21の先端部が縮径する。このため、管腔体10の先端部において、ガイドワイヤ40と管腔体10の内周面とのクリアランスが小さくなる。
図7に示すように、血管の分岐部など、大きく屈曲する部位において、ガイドワイヤ40と管腔体10の内周面とのクリアランスが小さくなっていることにより、管腔体10の先端部が血管の内壁面に引っ掛かりにくい。これにより、管腔体10の血管内における通過性を良好にすることができる。
また、管腔体10を血管内に挿入するまでは、変形部30は変形していないので、管腔体10の内周面とガイドワイヤ40とのクリアランスは十分に確保されており、ガイドワイヤ40に管腔体10を挿入する操作を容易にすることができる。
変形部30について、吸水した際に管腔体10の軸方向にのみ膨張するように、変形部30の外表面を半透膜で覆ってもよい。半透膜は、水を透過させるものであればよく、セルロース等の多孔質膜を用いることができる。半透膜は、血管内で水分を変形部30側に透過させつつ、変形部30が径方向に変形することを抑え、軸方向に変形させることで、管腔体10の先端部を確実に内腔21の縮径方向に変形させることができる。
図8に示すように、変形部30は、管腔体10の内外周面を貫通するように設けられていてもよい。図8において管腔体10の内周面に変形部30が露出する軸方向長さをa、管腔体10の外周面に変形部30が露出する軸方向長さをbとすると、b>aかつb≠0であることが必要である。図2の変形部30は、a=0の場合であり、図8の変形部30は、a>0の場合を表している。上述の条件を満たすと、変形部30が軸方向及び径方向内側に膨張するように変形することで、管腔体10の変形部30より先端側は、内腔21の縮径方向に変形することができる。
縮径可動部は、上述の実施形態では軸方向に延びるスリット部32であるが、別の形態であってもよい。図9(a)に示すように、縮径可動部は、管腔体10の内外周面に形成された切込みによって形成される折り目部33であってもよい。折り目部33は、内周側の1つの切込みと、その周方向両側に配置される外周側の2つの切込みによって形成されている。
図9(b)に示すように、変形部30が膨張すると、折り目部33を起点に、管腔体10の壁面が内周側に向かって折り込まれるように変形する。これにより、内腔21の先端部は、縮径することができる。また、図10に示すように、縮径可動部として周方向に複数の絞り部34を形成してもよい。この場合、絞り部34は、図11に示すように、変形部30の膨張に伴い、周方向に絞られるように変形する。縮径可動部はさらに他の形態であってもよい。
以上のように、本実施形態に係るカテーテル1は、先端から基端まで貫通する内腔21を有した長尺状の管腔体10を有するカテーテル1であって、管腔体10の先端部には、当該管腔体10が生体内に挿入されると内腔21の先端部を縮径させるように変形する変形部30が設けられる。これにより、管腔体10を生体内に挿入した際、内腔21の先端部が縮径して、内腔21に挿通されるガイドワイヤ40と管腔体10の先端部内周面とのクリアランスが小さくなり、ガイドワイヤ40の追従性が高くなるので、管腔体10の先端部が血管の内壁面やステントストラットに引っ掛かりにくくなる。このため、管腔体10の血管内における通過性を良好にすることができる。また、生体に挿入する前は、内腔21の先端部が縮径しておらず、ガイドワイヤ40に容易に内腔21を挿入することができる。
また、変形部30は、管腔体10を形成する壁面の径方向外周側に偏って配置される。このため、変形部30を管腔体10の壁面内に配置する構造で、管腔体10の内腔21の先端部を縮径させることができ、構造を簡易化できる。
また、変形部30は、吸水に伴い体積が膨張する膨張体により形成されている。これにより、管腔体10を血管内に挿入すると、血液によって、内腔21の先端部が縮径するように変形部30が確実に膨張変形する。
また、変形部30は、管腔体10の先端より基端側に離れた位置に配置される。これにより、管腔体10の変形部30より先端側が変形して、管腔体10の先端位置の変形量を大きくすることができる。
また、管腔体10は、長さ方向に沿う内腔21を有する内層20と、内層20の外周側を覆う外層22と、内層20の外周側に配置される補強体23とを有し、補強体23の先端は、管腔体10の先端より基端側に位置し、変形部30は、管腔体10の先端部において補強体23の先端より先端側に配置される。これにより、管腔体10のプッシャビリティを確保しつつ、先端部においては縮径方向に変形しやすくようにすることができる。
また、管腔体10の先端部にはマーカー部31が設けられ、変形部30は、マーカー部31より先端側に設けられる。これにより、マーカー部31の視認性を確保しつつ、変形部30より管腔体10の先端側を縮径させることができる。
また、管腔体10の先端部には、変形部30の変形に伴って内腔21の先端部径を小さくするように移動または変形する縮径可動部が形成されている。これにより、内腔21の先端部が確実に縮径できる。
また、縮径可動部は、軸方向において変形部30より先端側位置から当該管腔体10の先端位置まで延びるスリット部32によって形成され、スリット部32は周方向に開口している。このようにすれば、変形部30の変形によりスリット部32が閉口することで、内腔21の先端部を確実に縮径させることができる。
また、縮径可動部は、軸方向において変形部30より先端側位置から当該管腔体10の先端位置まで延びる折り目部33によって形成され、折り目部33から管腔体10を形成する壁面が内周側に折り込み可能となっている。このようにすれば、変形部30の変形により折り目部33が折られることで、管腔体10の壁面が内周側に折り込まれ、内腔21の先端部を確実に縮径させることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の技術的思想内において当業者により種々変更が可能である。上述の実施形態において、変形部30は、吸水に伴い膨張するゲル材料によって形成されているが、膨張体以外で管腔体10の先端部を変形させるようにしてもよい。例えば、管腔体10の先端部に、温度変化により変形する形状記憶合金を設けて変形部とすることができる。この場合、管腔体10が血管内に挿入され、形状記憶合金が体温により温度上昇することで、管腔体10の先端部を縮径させるように変形部が変形する。
また、上述の実施形態では、本発明をマイクロカテーテルに適用しているが、ガイディングカテーテルやバルーンカテーテルなど、他の種類のカテーテルにも、本発明を適用することができる。
1 カテーテル
10 管腔体
11 ハブ
20 内層
21 内腔
22 外層
23 補強体
25 先端開口部
30 変形部
31 マーカー部
32 スリット部
33 折り目部
40 ガイドワイヤ

Claims (9)

  1. 先端から基端まで貫通する内腔を有した長尺状の管腔体を有するカテーテルであって、
    前記管腔体の先端部には、当該管腔体が生体内に挿入されると前記内腔の先端部を縮径させるように変形する変形部が設けられるカテーテル。
  2. 前記変形部は、前記管腔体を形成する壁面の径方向外周側に偏って配置される請求項1に記載のカテーテル。
  3. 前記変形部は、吸水に伴い体積が膨張する膨張体により形成されている請求項2に記載のカテーテル。
  4. 前記変形部は、前記管腔体の先端より基端側に離れた位置に配置される請求項1〜3のいずれか1項に記載のカテーテル。
  5. 前記管腔体は、長さ方向に沿う前記内腔を有する内層と、該内層の外周側を覆う外層と、前記内層の外周側に配置される補強体とを有し、
    前記補強体の先端は、前記管腔体の先端より基端側に位置し、
    前記変形部は、前記管腔体の先端部において前記補強体の先端より先端側に配置される請求項1〜4のいずれか1項に記載のカテーテル。
  6. 前記管腔体の先端部にはマーカー部が設けられ、前記変形部は、前記マーカー部より先端側に設けられる請求項1〜5のいずれか1項に記載のカテーテル。
  7. 前記管腔体の先端部には、前記変形部の変形に伴って前記内腔の先端部径を小さくするように移動または変形する縮径可動部が形成されている請求項1〜6のいずれか1項に記載のカテーテル。
  8. 前記縮径可動部は、軸方向において前記変形部より先端側位置から当該管腔体の先端位置まで延びるスリット部によって形成され、前記スリット部は周方向に開口している請求項7に記載のカテーテル。
  9. 前記縮径可動部は、軸方向において前記変形部より先端側位置から当該管腔体の先端位置まで延びる折り目部によって形成され、該折り目部から前記管腔体を形成する壁面が内周側に折り込み可能となっている請求項7に記載のカテーテル。
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