JP2018139350A - 通信装置、通信装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

通信装置、通信装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】既存の汎用デバイスを用いることで送信部の良好な特性を得ると共に、デバイス選択の自由度が増すことで装置の低コスト化を図る。【解決手段】局部発振周波数(50)をm(mは整数)逓倍した信号を用いて、第一の中間周波数信号(52)を、第一の中間周波数信号の周波数よりも高い周波数を有する無線信号(53)に周波数変換するアップコンバート部(54)と、局部発振周波数(50)をn(nは整数)逓倍した信号を用いて、無線信号(53)を、無線信号の周波数よりも低い周波数を有する第二の中間周波数信号(56)に周波数変換するダウンコンバート部(57)と、第二の中間周波数信号(56)を検波して直流成分を出力する検波部(58)と、直流成分に基づいて、m逓倍された局部発振周波数(50)の高調波信号レベルを制御する制御部(59)と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、通信装置、通信装置の制御方法、及びプログラムに関するものである。
モバイル通信の仕様が、第4世代移動通信(4G:4th Generation)の後継仕様と位置づけられている第5世代移動通信(5G)へと向かっている。この状況下、Eバンド(71−86GHz)帯を用いた通信装置が、信号帯域を広く設定でき、かつ、大容量通信が可能ということで、モバイルバックホール以外においても注目を浴びている。ここで、モバイルバックホールとは、点在する多くのモバイル基地局を収容して、モバイル端末からのデータトラフイックをモバイルコアネットワークへ転送する移動体通信システムにおけるアクセスネットワークである。
Eバンド(71−86GHz)帯は、10Gbit/s以上の高い伝送レートを可能にしている。また、Eバンド帯は、高速無線通信や車載レーダにも利用することができる。そして、Eバンド帯はミリ波周波数帯域である。したがって、周波数が高くなるにつれ、使用可能なデバイスがある程度限られてくる。したがって、デバイスメーカの選択と、デバイスが有している特性とが、設計上の大きな制約事項となっている。
無線通信装置において、ベースバンドの音声信号又はデータ信号は、無線周波数(RF)を用いて送信される。このため、無線信号(RF信号)にベースバンド信号を乗せて送信する送信部を無線回路に設ける必要がある。RF信号にベースバンド信号を乗せる処理は、一般的に周波数アップコンバージョンと呼ばれる。また、この処理を実行する回路は、一般的に周波数アップコンバータと呼ばれる。
同様に、受信アンテナで受信されたRF信号からベースバンド信号を抽出するための受信部を無線回路に設ける必要がある。受信部において、RF信号からベースバンド信号を抽出する処理は、一般的に周波数ダウンコンバージョンと呼ばれる。また、この処理を実行する回路は、一般に周波数ダウンコンバータと呼ばれる。
周波数アップコンバージョン及び周波数ダウンコンバージョンを実行するために共通に使用されるいくつかの方法がある。この方法の一つとして、ヘテロダイン法がある。ヘテロダイン法では、RF信号の周波数FRFとベースバンド信号の周波数FBBとの間の周波数コンバージョンは2段階で行われる。
一例として、周波数ダウンコンバージョンについて説明すると、受信されたRF信号は、第一ミキサにおいて、固定周波数FLO1を有する第1ローカル発振器(LO1)の信号と混合される。固定周波数FLO1は、RF信号から比較的離れている、例えば、RF信号の周波数の2分の1だけ離間した周波数が選択される。RF信号とLO1信号とが混合されると、FRF+FLO1とFRF−FLO1との周波数信号が生成される。第一ミキサの出力のうち、FRF+FLO1の周波数の信号はフィルタにおいて濾波される。FRF−FLO1の周波数の信号は、中間信号、すなわち、周波数FIFにおけるIF信号と呼ばれる。
次に、FRF−FLO1の周波数の信号は、第二ミキサにおいて、IF信号の中心周波数で同じ周波数を有する第2ローカル発振器(LO2)の信号と混合される。したがって、第2ミキサの出力は、FIF−FLO2の中心周波数を有する。ここで、FIF=FLO2であるから、FIF−FLO2=0Hz、すなわち、この第2ミキサの出力の中心周波数は直流となる。要するに、この第二ミキサの出力信号はベースバンドとなる。これにより、ベースバンド信号(音声)のみが抽出される。ベースバンド信号は、データを抽出するために信号処理回路に供給される。周波数アップコンバージョンでは、この処理と逆の処理が行われる。
特開2014−078990号公報 特開2014−022995号公報
高周波帯域、とりわけ、上記したEバンド帯のようなミリ波周波数帯域の送信制御においては、検波器が必要とされている。それは、送信部において、周波数帯域内の出力に現れる不要波が、混変調歪(IMD:Inter Modulation Distortion)を劣化させる要因となっているからである。この不要波を検出するために、検波器を使用している。
しかしながら、周波数アップコンバージョンされたミリ波周波数帯域を検波することができるデバイス(検波器)は、非常に希少なものとなっている。また、仮に、ミリ波周波数帯域を検波することができるデバイス(検波器)があったとしても、次のような問題があった。一つは、当該デバイスに対する入力信号範囲が限定されているという点である。もう一つは、当該デバイスの検波可能な電力範囲(ダイナミックレンジ)が極めて限定されているという点である。
特許文献1には、次の技術が開示されている。送信器のRF信号をベースバンドへダウンコンバートし、当該ダウンコンバートされた信号をフィルタにかけている。そして、フィルタにかけられたダウンコンバートされた信号と送信ベースバンド信号とに基いてコンポジット信号を生成する。さらに、生成されたコンポジット信号をRF信号にアップコンバートし、当該アップコンバートされた信号を増幅している。
しかしながら、特許文献1に記載されている技術は、無線周波数(RF)送信器のノイズを低減することを目的としている。したがって、ミリ波周波数帯域の送信制御において、周波数帯域内の出力に現れる不要波を除去するための検波器を用いる点に関しては、何ら開示されていない。
特許文献2には、次の技術が開示されている。自己診断時に局部発振周波数と異なる周波数を有する自己診断用発振波を得ている。そして、受信系を通過している自己診断用発振波に、送信系を通過している送信信号が混信することを抑制している。
しかしながら、特許文献2に記載されているのは、通常動作時と自己診断時とにおいて、分周波発振器の出力を受信ミキサへ出力するか、分周波発振器の出力と逓倍器からの出力とを混合して受信ミキサへ出力するか、を切り替えることである。したがって、ミリ波周波数帯域の送信制御において、周波数帯域内の出力に現れる不要波を除去するための検波器を用いる点については、何ら開示されていない。
本発明の目的は、上述した課題を鑑み、既存の汎用デバイスを用いることで送信部の良好な特性を得ると共に、デバイス選択の自由度が増すことで装置の低コスト化を図るという課題を解決する通信装置、通信装置の制御方法、及びプログラムを提供することにある。
本発明の通信装置は、局部発振周波数をm(mは整数)逓倍した信号を用いて、第一の中間周波数信号を、前記第一の中間周波数信号の周波数よりも高い周波数を有する無線信号に周波数変換するアップコンバート手段と、局部発振周波数をn(nは整数)逓倍した信号を用いて、前記無線信号を、前記無線信号の周波数よりも低い周波数を有する第二の中間周波数信号に周波数変換するダウンコンバート手段と、前記第二の中間周波数信号を検波して直流成分を出力する検波手段と、前記直流成分に基づいて、前記m逓倍された局部発振周波数の高調波信号レベルを制御する制御手段と、を備える。
また、本発明の通信装置は、第一の局部発振周波数をm(mは整数)逓倍した信号を用いて、第一の中間周波数信号を、前記第一の中間周波数信号の周波数よりも高い周波数を有する無線信号に周波数変換するアップコンバート手段と、第二の局部発振周波数をn(nは整数)逓倍した信号を用いて、前記無線信号を、前記無線信号の周波数よりも低い周波数を有する第二の中間周波数信号に周波数変換するダウンコンバート手段と、前記ダウンコンバート手段に入力される前記無線信号の信号レベルを調整する第3の調整手段と、前記第二の中間周波数信号を検波して直流成分を出力する検波手段と、前記直流成分に基づいて、前記m逓倍された局部発振周波数の高調波信号レベルを制御する制御手段と、を備える。
さらに、本発明の通信装置の制御方法は、局部発振周波数をm(mは整数)逓倍した信号を用いて、第一の中間周波数信号を、前記第一の中間周波数信号の周波数よりも高い周波数を有する無線信号に周波数変換する工程と、局部発振周波数をn(nは整数)逓倍した信号を用いて、前記無線信号を、前記無線信号の周波数よりも低い周波数を有する第二の中間周波数信号に周波数変換する工程と、前記第二の中間周波数信号を検波して直流成分を出力する工程と、前記直流成分に基づいて、前記m逓倍された局部発振周波数の高調波信号レベルを制御する工程と、を備える。
また、本発明の通信装置の制御方法は、第一の局部発振周波数をm(mは整数)逓倍した信号を用いて、第一の中間周波数信号を、前記第一の中間周波数信号の周波数よりも高い周波数を有する無線信号に周波数変換する工程と、第二の局部発振周波数をn(nは整数)逓倍した信号を用いて、前記無線信号を、前記無線信号の周波数よりも低い周波数を有する第二の中間周波数信号に周波数変換する工程と、前記無線信号を前記第二の中間周波数信号に周波数変換する工程において入力される前記無線信号の信号レベルを調整する工程と、前記第二の中間周波数信号を検波して直流成分を出力する工程と、前記直流成分に基づいて、前記m逓倍された局部発振周波数の高調波信号レベルを制御する工程と、を備える。
そして、本発明の通信装置のコンピュータに実行させるプログラムは、通信装置のコンピュータに、局部発振周波数をm(mは整数)逓倍した信号を用いて、第一の中間周波数信号を、前記第一の中間周波数信号の周波数よりも高い周波数を有する無線信号に周波数変換する処理と、局部発振周波数をn(nは整数)逓倍した信号を用いて、前記無線信号を、前記無線信号の周波数よりも低い周波数を有する第二の中間周波数信号に周波数変換する処理と、前記第二の中間周波数信号を検波して直流成分を出力する処理と、前記直流成分に基づいて、前記m逓倍された局部発振周波数の高調波信号レベルを制御する処理と、を実行させる。
また、本発明の通信装置のコンピュータに実行させるプログラムは、通信装置のコンピュータに、第一の局部発振周波数をm(mは整数)逓倍した信号を用いて、第一の中間周波数信号を、前記第一の中間周波数信号の周波数よりも高い周波数を有する無線信号に周波数変換する処理と、第二の局部発振周波数をn(nは整数)逓倍した信号を用いて、前記無線信号を、前記無線信号の周波数よりも低い周波数を有する第二の中間周波数信号に周波数変換する処理と、前記無線信号を前記第二の中間周波数信号に周波数変換する処理において入力される前記無線信号の信号レベルを調整する処理と、前記第二の中間周波数信号を検波して直流成分を出力する処理と、前記直流成分に基づいて、前記m逓倍された局部発振周波数の高調波信号レベルを制御する処理と、を実行させる。
本発明によれば、既存の汎用デバイスを用いることで送信部の良好な特性を得ると共に、デバイス選択の自由度が増すことで装置の低コスト化を図る通信装置、通信装置の制御方法、及びプログラムを提供できる。
本発明の第1実施形態の通信装置の無線回路の一例を示す回路ブロック図である。 第1実施形態の通信装置の無線回路の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態の通信装置の無線回路の一例を示す回路ブロック図である。 本発明の第3実施形態の通信装置の無線回路の一例を示す回路ブロック図である。 本発明の第4実施形態の通信装置の無線回路の一例を示す回路ブロック図である。 関連する通信装置の無線回路の一例を示す回路ブロック図である。 関連する通信装置の無線回路の動作を示すフローチャートである。
次に、本発明の実施形態について説明する前に、関連する通信装置の無線回路の一例について説明する。図6は、関連する通信装置の無線回路の一例を示す回路ブロック図である。
図6において、関連する通信装置の無線回路は、IF(Intermediate Frequency:中間周波数)ポート1と、RF(Radio Frequency)ポート2と、VGA(Variable Gain Amp)3と、バイアス回路4と、周波数変換器(ミキサ)5と、VGA6と、カプラ(分波器)7と、逓倍器8と、局部発振周波数(LO:Local Frequency)9と、制御回路17と、検波器20、21と、DC制御ライン30、31と、を有する。
IFポート1は、周波数アップコンバージョンを行う前のIF(中間周波数)ポートである。RFポート2は、周波数アップコンバージョンが行われた後のRFポートである。VGA3は、制御回路17から出力されるDC制御ライン30を用いて、IFポート1のIF(中間周波数)信号の電力制御を行う。バイアス回路4は、DC信号とIF(中間周波数)信号とを合成する。検波器20は、IF(中間周波数)信号から検出したDC(直流:Direct Current)成分を演算し、制御回路17にフィードバックする。制御回路17は、検波器20からフィードバックされた信号を用いてDC制御ライン30を生成する。
周波数変換器(ミキサ)5は、IF(中間周波数)信号を、局部発振周波数9から出力された局部発振周波数(LO:Local Frequency)を逓倍器8で逓倍した信号で周波数変換(アップコンバート)し、無線信号(RF信号)を生成する。VGA6は、制御回路17から出力されるDC制御ライン31を用いて、周波数変換器(ミキサ)5で変換されたRF信号の電力を制御する。カプラ(分波器)7は、RF信号をRFポート2へ出力すると共に、RFポート2へ伝達されるRF信号を検波器21に送るために分波する。検波器21は、カプラ(分波器)7で分波されたRF信号から検出したDC成分を演算し、制御回路17にフィードバックする。制御回路17は、検波器21からフィードバックされた信号を用いてDC制御ライン31を生成する。
そして、関連する通信装置の無線回路では、以下説明するように、ミリ波の周波数帯域を検波するための検波器20、21を必須の構成要素としている。
次に、関連する通信装置の無線回路の動作について説明する。図7は、関連する通信装置の無線回路の動作を示すフローチャートである。
図7に示すように、ステップS61の処理において、制御回路17は、通信装置の無線回路のRFポート2の変調方式及び出力パワーを決定する。ステップS62の処理において、制御回路17は、周波数変換器(ミキサ)(アップコンバータ)5入力のIF(中間周波数)信号の電力を決定する。ステップS63の処理において、制御回路17は検波器20の値をモニタする。
ステップS64の処理において、制御回路17は、VGA3を用いてIF(中間周波数)信号レベルを調整するか否かを判断する。VGA3を用いてIF(中間周波数)信号レベルを調整する(ステップS64:Y)と判断すると、ステップS65の処理へ移行する。VGA3を用いてIF(中間周波数)信号レベルを調整しない(ステップS64:N)と判断すると、ステップS63の処理へ戻る。そして、再び、制御回路17は、検波器20の値をモニタする。
ステップS65の処理において、制御回路17は検波器21の値をモニタされる。ステップS66の処理において、制御回路17は、VGA6を用いてRF信号レベルを調整するか否かを判断する。制御回路17は、VGA6を用いてRF信号レベルを調整する(ステップS66:Y)と判断すると、ステップS67の処理へ移行する。ステップS67の処理において、制御回路17は、PFポート2から所望のパワーを出力し、処理を終了する。
制御回路17は、VGA6を用いてRF信号レベルを調整しない(ステップS66:N)と判断すると、ステップS65の処理へ戻る。そして、再び、制御回路17は、検波器21の値をモニタする。
上記したEバンドを一例とするミリ波周波数帯域の送信制御において、混変調歪(IMD)の特性を改善させるためには、周波数変換器(ミキサ)(アップコンバータ)5に入力するIF信号レベルを落とす必要がある。しかしながら、IF信号レベルを下げると、周波数変換器(ミキサ)(アップコンバータ)5の出力であるRF信号と、局部発振周波数9の高調波成分であるハーモニック成分(6×FLO信号)との間のD/U比(Desired to Undesired signal ratio)が取れなくなるという問題が生じる。そのため、検波器21でモニタしている信号が、所望のRF信号であるかハーモニック成分(6×FLO信号)であるかを区別することができなくなってしまう。その結果、PFポート2におけるRF信号のレベルに誤差が生じてしまう。また、この構成では、図7のステップS65の処理とステップS66の処理とを繰り返す事態となる。
この問題を解決するため、例えば、図7のステップS65の処理において、スペクトラムアナライザを用いて検波器21の出力信号成分をモニタし、RF信号レベルを調整する方法が考えられる。また、スペクトルアナライザでモニタされた検波器21の出力信号を、制御回路(CPU(Central Processing Unit))17のテーブルに書き込むなどの方法も考えられる。しかしながら、ミリ波周波数帯域に対応するスペクトラムアナライザは、機器が高価である一方、他の使用用途がないなど、汎用性を有していない。この関連する無線回路の課題を解決する本発明の実施形態について、以下詳細に説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態を説明する。図1は第1実施形態の通信装置の無線回路の一例を示す回路ブロック図である。
図1を参照すると、本実施形態の無線回路は、IFポート1と、RFポート2と、VGA3、6と、バイアス回路4と、周波数変換器(ミキサ)5、11と、カプラ(分波器)7と、逓倍器8、10と、局部発振周波数9と、分波回路12と、フィルタ13、15と、検波器14、16と、制御回路17と、DC制御ライン30、31、32と、を有する。
IFポート1は、周波数アップコンバージョンを行う前のIF(中間周波数)ポートである。RFポート2は、周波数アップコンバージョンが行われた後のRFポートである。VGA3は、制御回路17から出力されるDC制御ライン30を用いて、IFポート1のIF(中間周波数)信号の電力制御を行う。バイアス回路4は、制御回路17から出力されるDC制御ライン32とIF(中間周波数)信号とを合成する。なお、DC制御ライン32は、局部発振周波数9の高調波成分であるハーモニック成分を抑圧するための制御信号である。
周波数変換器(ミキサ)5は、IF(中間周波数)信号を、局部発振周波数9から出力された局部発振周波数(FLO:Local Frequency)を逓倍器8で逓倍した信号で周波数変換(アップコンバート)し、RF信号を生成する。RF信号の周波数は、IF(中間周波数)信号の周波数よりも高い周波数を有している。VGA6は、制御回路17から出力されるDC制御ライン31を用いて、周波数変換器5で変換されたRF信号の電力を制御する。カプラ(分波器)7は、RFポート2へ伝達されるRF信号をカップリングする。また、カプラ(分波器)7は、RFポート2へ伝達されるRF信号を分波する。
逓倍器8は、局部発振周波数9を逓倍し、周波数変換器(ミキサ)(アップコンバータ)5に入力する。局部発振周波数9は、局部発振周波数(FLO)を出力する。逓倍器10は、局部発振周波数9を逓倍し、周波数変換器(ミキサ)(ダウンコンバータ)11に入力する。周波数変換器11(ミキサ)は、カプラ(分波器)7で分波されたRF信号を、逓倍器10で逓倍された局部発振周波数(FLO)を用いて周波数変換(ダウンコンバート)する。ダウンコンバートされた信号の周波数は、RF信号の周波数よりも低い周波数を有している。分波回路12は、ダウンコンバートされた周波数の信号を分波する。フィルタ13、15は、分波回路12で分波された2つの信号成分以外の成分を抑圧する。検波器14、16は、フィルタ13、15を通過した信号を検波する。
制御回路17は、検波器14、16で検波されたDC成分の演算を行う。制御回路17は、演算で得られた結果をDC制御ライン30、31、32へフィードバックする。DC制御ライン30は、VGA3を用いてIF(中間周波数)信号のゲインを制御する、DC制御ライン31は、VGA6を用いてRF信号のゲインを制御する。DC制御ライン32は、RFポート2に現れるハーモニック成分を抑圧する。ここで、ハーモニック成分とは、逓倍器8を介して周波数変換器(ミキサ)(アップコンバータ)5に入力される局部発振周波数9の高調波成分である。
次に、本実施形態の動作について説明する。周波数変換器(ミキサ)(アップコンバータ)5に入力されるIF(中間周波数)ポート1の信号は、VGA3を用いて電力制御が行われる。IF(中間周波数)ポート1の信号を、VGA3を用いて制御することは、周波数変換器(ミキサ)(アップコンバータ)5が有している混変調歪(IMD)の特性次第である。
逓倍器8を介して入力された局部発振周波数9とIF(中間周波数)信号とが、周波数変換器(ミキサ)(アップコンバータ)5を用いてRF信号に周波数変換される。
ここで、説明を簡単にするため、周波数変換器(ミキサ)5はハーモニックミキサであると仮定する。ハーモニックミキサとは、局部発振周波数のほぼ2倍の周波数に変換された送信周波数信号を出力することができるミキサである。ここで、ハーモニックミキサに、以下の条件で信号が入力された場合について検討する。例えば、局部発振周波数として周波数FLOの周波数が入力され、IF(中間周波数)信号として周波数FIFの信号が入力された場合を考える。この構成によれば、RF信号は、FRF=2×FLO±FIFの周波数に変換されて出力される。
図1の場合、逓倍器8は、逓倍数m(mは整数)がm=3である三逓倍器であると仮定する。さらに、変換後の周波数のうち、USB(Upper Side Band)をフィルタで削除し、LSB(Lower Side Band)として動作された場合を考える。その結果、RF信号の周波数FRFは、FRF=6FLO−FIFとなる。
RF信号は、VGA6を介して電力制御される。そして、RF信号は、カプラ(分波器)7を介してRFポート2に出力される。
ただし、RFポート2には、RF信号以外にも、周波数変換器(ミキサ)(アップコンバータ)5からハーモニック成分である6FLOの周波数成分が現れる。送信信号の制御において、6FLOの周波数成分は不要信号であるので抑圧する必要がある。
また、周波数変換器(ミキサ)(ダウンコンバータ)11には、RF信号と、逓倍器10を介して入力された局部発振周波数FLOとが入力される。
ここで、説明を簡単にするため、上記と同様に、周波数変換器(ミキサ)11はハーモニックミキサであると仮定する。
図1の場合、逓倍器10は、逓倍数n(nは整数)がn=2である二逓倍器であると仮定する。さらに、変換後の周波数のうち、USB(Upper Side Band)をフィルタで削除し、LSB(Lower Side Band)として動作された場合を考える。その結果、周波数変換器(ミキサ)(ダウンコンバータ)11のIFポート信号の周波数FIF1及びFIF2として、FIF1=FRF−4FLO、FIF2=6FLO−4FLOの2種類の周波数成分が現れる。
周波数変換器(ミキサ)(ダウンコンバータ)11から出力されたIF信号FIF1、FIF2は、分波回路12を用いて分波される。その後、分波された各ポートにおいて、IF信号FIF1がフィルタ13を、IF信号FIF2がフィルタ15をそれぞれ通過した結果、不要な周波数成分のない信号を得ることができる。フィルタ13、15を通過した各信号は、検波器14、16に入力された後、DC成分となり、制御回路17に入力される。
このように、逓倍器8の逓倍数m及び逓倍器10の逓倍数nを任意の値に選択した結果、IFポート1及びIFポート2の各周波数(FIF1及びFIF2)を、変更することが可能になる。すなわち、Eバンドを一例とするミリ波周波数帯域を直接検波する必要性はなくなる。したがって、フィルタ13、15及び検波器14、16のデバイス選択の自由度が増す。
なお、m=nとした場合であっても本実施形態は成立する。しかし、スプリアス成分と信号成分とが混合してしまう。その結果、周波数変換器(ミキサ)(アップコンバータ)5と周波数変換器(ミキサ)(ダウンコンバータ)11との間のアイソレーション(絶縁)が必要になる。
また、m=nの場合はループバック回路となる。その結果、IF信号の周波数FIF2の差分がなくなる。したがって、FIF2はDC成分と現れる。この場合、分波回路12は、高周波成分であるIFポート1と、DC成分であるIFポート2とを分離する回路となる。また、IFポート2側の検波器16は、包絡線検波器(Envelop Detector)が必要になる。
次に、第1実施形態の動作を、図2に示すフローチャートを用いて説明する。図2に示すように、ステップS21の処理において、制御回路17は、通信装置の無線回路のPFポート2の変調方式及び出力パワーを決定する。ステップS22の処理において、制御回路17は、周波数変換器(ミキサ)(アップコンバータ)5の入力のIF(中間周波数)信号の電力を決定する。ステップS23の処理において、制御回路17は、制御回路(CPU)17のテーブルから、VGA3の制御電圧範囲を呼び出す。ステップS24の処理において、制御回路17は、VGA3を用いてIF(中間周波数)信号レベルを調整する。この調整には、DC制御ライン30が使用される。
ステップS25の処理において、制御回路17は、検波器14の値をモニタする。ステップS26の処理において、制御回路17は、VGA6又はVGA3を用いてRF信号レベルを調整するか否かを判断する。この調整には、DC制御ライン31又は30が使用される。制御回路17は、VGA6又はVGA3を用いてRF信号レベルを調整する(ステップS26:Y)と判断すると、ステップS27の処理へ移行する。制御回路17は、VGA6又はVGA3を用いてRF信号レベルを調整しない(ステップS26:N)と判断すると、ステップS25の処理へ戻る。そして、再び、制御回路17は、検波器14の値をモニタする。ステップS27の処理において、制御回路17は、PFポート2から所望のパワーを出力し、処理を終了する。
ステップS28の処理において、制御回路17は、検波器16を用いて2×FLO周波数の信号レベルをモニタする。ここで、FLOの2倍の周波数の信号レベルをモニタしているのは、上記したように、周波数変換器(ミキサ)5をハーモニックミキサであると仮定しているからである。ステップS29の処理において、制御回路17は、DC制御ライン32を用いて、6×FLO周波数の信号を抑圧するか否かを判断する。ここで、FLOの6倍の周波数の信号レベルをモニタしているのは、周波数変換器(ミキサ)5をハーモニックミキサであると仮定し、逓倍器8が三逓倍器であると仮定しているからである。
制御回路17は、6×FLO周波数の信号を抑圧する(ステップS29:Y)と判断すると、処理を終了する。制御回路17は、6FLO周波数の信号を抑圧しない(ステップS29:N)と判断すると、ステップS28の処理へ戻る。そして、再び、制御回路17は、検波器16を用いて2×FLO周波数の信号レベルをモニタする。
このように、本実施形態では、上記図6、図7において説明した関連する通信装置の無線回路と比較すると、局部発振周波数FLOの出力とアップコンバータの入力との間に逓倍器を設けることに加え、局部発振周波数FLOの出力とダウンコンバータの入力との間にも逓倍器を設けている。そして、各逓倍器の逓倍数を任意の値に設定することとしている。その結果、検波器が検波する対象となる周波数帯域を、ミリ波周波数帯域よりも低くなるようにしている。これにより、ミリ波周波数帯域を直接検波する必要がなくなる。その結果、検波器のデバイス選択の自由度が増す。
また、本実施形態では、DC制御ライン32を用いて、6×FLO周波数の信号を抑圧することができる。したがって、アップコンバータに入力するIF(中間周波数)信号レベルを任意に設定することができる。その結果、RF信号と、ハーモニック成分(6×FLO信号)との間のD/U比を稼ぐことが可能になる。
さらに、VGA3の可変範囲等によっては、VGA6を削除することも可能となる。その結果、部品点数を削減することもできる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を説明する。図3は、本発明の第2実施形態の通信装置の無線回路の一例を示す回路ブロック図である。
図3を参照すると、本実施形態では、第1実施形態と比較して、ダウンコンバータ11の出力であるIFポート1又はIFポート2に接続されているフィルタを、可変フィルタ40に変更している。また、第1実施形態と比較して、分波回路12と、検波器16とが削除されている。その結果、フィルタと検波器とがそれぞれ一つで済む。したがって、本実施形態によれば、無線回路をさらに簡素化することが可能となる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態を説明する。図4は、本発明の第3実施形態の通信装置の無線回路の一例を示す回路ブロック図である。
図4を参照すると、本実施形態では、第1実施形態と比較して、ダウンコンバータ11に入力されるRF信号ラインに、VGA42が追加されている。そして、制御回路17から出力されるDC制御ライン41を用いて、VGA42のゲイン調整を行うようにしている。
また、第1実施形態と比較して、アップコンバータ5の入力用に設けられている局部発振周波数9とは別に、ダウンコンバータ11の入力用に局部発振周波数43が設けられている。その結果、制御回路17から出力されるDC制御ライン32の調整範囲が拡大する。それに加えて、ハーモニック成分(6×FLO信号)の抑圧調整のための精度を向上させることが可能になる。
(第4実施形態)
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態を説明する。図5は、本発明の第4実施形態の通信装置の無線回路の一例を示す回路ブロック図である。なお、以下説明する図における一方向性の矢印は、ある信号(データ)の流れを端的に示したもので、双方向性を排除するものではない。
図5を参照すると、本実施形態の通信装置の無線回路は、アップコンバート部54と、ダウンコンバート部57と、検波部58と、制御部59とから構成されている。
アップコンバート部54は、局部発振周波数50をm(mは整数)逓倍した信号を用いて、第一の中間周波数信号52を、第一の中間周波数信号の周波数よりも高い周波数を有する無線信号53に周波数変換する。
ダウンコンバート部57は、局部発振周波数50をn(nは整数)逓倍した信号を用いて、無線信号53を、無線信号の周波数よりも低い周波数を有する第二の中間周波数信号56に周波数変換する。
検波部58は、第二の中間周波数信号56を検波して直流成分を出力する。
制御部59は、直流成分に基づいて、m逓倍された局部発振周波数50の高調波信号レベルを制御する。
本実施形態におけるアップコンバート部54は、第1から第3実施形態における周波数変換器(ミキサ)(アップコンバータ)5で実現される。ダウンコンバート部57は、第1から第3実施形態における周波数変換器(ミキサ)(ダウンコンバータ)11で実現される。検波部58は、第1から第3実施形態における検波器14、16で実現される。制御部59は、第1から第3実施形態における制御回路17で実現される。
以上説明したように、本発明の実施形態では、周波数変換回路(ミキサ)を搭載する無線回路において、アップコンバートした送信信号をダウンコンバートしている。そして、検波及び制御を容易に実行することが可能な周波数へと変換している。これにより、Eバンドを一例とするミリ波周波数帯域の検波器が不要になる。その結果、検波器のデバイス選択の自由度が増し、装置の低コスト化を図ることができる
また、アップコンバータと局部発振周波数との間及びダウンコンバータと局部発振周波数との間に、逓倍数の異なる逓倍器を設けている。その結果、アップコンバータした際に漏れたハーモニック信号(6×FLO)か、ダウンコンバートした際に漏れたハーモニック信号(2×FLO)かを峻別することができる。これにより、RFポートにおける局部発振周波数のハーモニック信号の抑圧制御が容易になる。さらに、送信信号の電力制御を容易に行うことができる。
なお、通信装置の図示しない記憶部に格納されているプログラムは、記録媒体で提供されてもよく、また、インターネット等のネットワークを介して提供されてもよい。記録媒体は、コンピュータ使用可能媒体又はコンピュータ可読媒体であって、磁気、光、電子、電磁気、赤外線などを用いて情報の記録又は読み取りが可能な媒体を含む。そのような媒体として、例えば、半導体メモリ、半導体または固体の記憶装置、磁気テープ、取外し可能なコンピュータディスケット、ランダムアクセスメモリ(RAM(Random Access Memory))、読出し専用メモリ(ROM(Read Only Memory))、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスクなどがある。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
1 IF(中間周波数)ポート
2 RFポート
3、6 VGA
4 バイアス回路
5 周波数変換器(ミキサ)(アップコンバータ)
7 カプラ(分波器)
8、10 逓倍器
9、50 局部発振周波数(LO)
11 周波数変換器(ミキサ)(ダウンコンバータ)
12 分波回路
13、15 フィルタ
14、16 検波器
17 制御回路(CPU)
30、31、32 DC制御ライン
51 m逓倍
52 第一の中間周波数信号
53 無線信号
54 アップコンバート部
55 n逓倍
56 第二の中間周波数信号
57 ダウンコンバート部
58 検波部
59 制御部

Claims (10)

  1. 局部発振周波数をm(mは整数)逓倍した信号を用いて、第一の中間周波数信号を、前記第一の中間周波数信号の周波数よりも高い周波数を有する無線信号に周波数変換するアップコンバート手段と、
    局部発振周波数をn(nは整数)逓倍した信号を用いて、前記無線信号を、前記無線信号の周波数よりも低い周波数を有する第二の中間周波数信号に周波数変換するダウンコンバート手段と、
    前記第二の中間周波数信号を検波して直流成分を出力する検波手段と、
    前記直流成分に基づいて、前記m逓倍された局部発振周波数の高調波信号レベルを制御する制御手段と、を備える通信装置。
  2. 前記制御手段は、前記第一の中間周波数信号の信号レベルを調整する第1の調整手段と、前記無線信号の信号レベルを調整する第2の調整手段と、をさらに備える、請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記第二の中間周波数信号を周波数帯域に応じて複数の中間信号に分波する分波手段を備え、前記検波手段は、前記分波された中間信号を検波する、請求項1又は2に記載の通信装置。
  4. 所定の周波数帯域の信号のみを通過させるフィルタ手段を備え、前記検波手段は、前記複数の中間信号のうち、前記フィルタ手段を通過した中間信号を検波する、請求項3に記載の通信装置。
  5. 通過周波数帯域が可変である可変フィルタ手段を備え、前記検波手段は、前記第二の中間周波数信号のうち、前記可変フィルタ手段を通過した信号を検波する、請求項1又は2に記載の通信装置。
  6. 第一の局部発振周波数をm(mは整数)逓倍した信号を用いて、第一の中間周波数信号を、前記第一の中間周波数信号の周波数よりも高い周波数を有する無線信号に周波数変換するアップコンバート手段と、
    第二の局部発振周波数をn(nは整数)逓倍した信号を用いて、前記無線信号を、前記無線信号の周波数よりも低い周波数を有する第二の中間周波数信号に周波数変換するダウンコンバート手段と、
    前記ダウンコンバート手段に入力される前記無線信号の信号レベルを調整する第3の調整手段と、
    前記第二の中間周波数信号を検波して直流成分を出力する検波手段と、
    前記直流成分に基づいて、前記m逓倍された局部発振周波数の高調波信号レベルを制御する制御手段と、を備える通信装置。
  7. 局部発振周波数をm(mは整数)逓倍した信号を用いて、第一の中間周波数信号を、前記第一の中間周波数信号の周波数よりも高い周波数を有する無線信号に周波数変換する工程と、
    局部発振周波数をn(nは整数)逓倍した信号を用いて、前記無線信号を、前記無線信号の周波数よりも低い周波数を有する第二の中間周波数信号に周波数変換する工程と、
    前記第二の中間周波数信号を検波して直流成分を出力する工程と、
    前記直流成分に基づいて、前記m逓倍された局部発振周波数の高調波信号レベルを制御する工程と、を備える通信装置の制御方法。
  8. 第一の局部発振周波数をm(mは整数)逓倍した信号を用いて、第一の中間周波数信号を、前記第一の中間周波数信号の周波数よりも高い周波数を有する無線信号に周波数変換する工程と、
    第二の局部発振周波数をn(nは整数)逓倍した信号を用いて、前記無線信号を、前記無線信号の周波数よりも低い周波数を有する第二の中間周波数信号に周波数変換する工程と、
    前記無線信号を前記第二の中間周波数信号に周波数変換する工程において入力される前記無線信号の信号レベルを調整する工程と、
    前記第二の中間周波数信号を検波して直流成分を出力する工程と、
    前記直流成分に基づいて、前記m逓倍された局部発振周波数の高調波信号レベルを制御する工程と、を備える通信装置の制御方法。
  9. 通信装置のコンピュータに、
    局部発振周波数をm(mは整数)逓倍した信号を用いて、第一の中間周波数信号を、前記第一の中間周波数信号の周波数よりも高い周波数を有する無線信号に周波数変換する処理と、
    局部発振周波数をn(nは整数)逓倍した信号を用いて、前記無線信号を、前記無線信号の周波数よりも低い周波数を有する第二の中間周波数信号に周波数変換する処理と、
    前記第二の中間周波数信号を検波して直流成分を出力する処理と、
    前記直流成分に基づいて、前記m逓倍された局部発振周波数の高調波信号レベルを制御する処理と、を実行させるためのプログラム。
  10. 通信装置のコンピュータに、
    第一の局部発振周波数をm(mは整数)逓倍した信号を用いて、第一の中間周波数信号を、前記第一の中間周波数信号の周波数よりも高い周波数を有する無線信号に周波数変換する処理と、
    第二の局部発振周波数をn(nは整数)逓倍した信号を用いて、前記無線信号を、前記無線信号の周波数よりも低い周波数を有する第二の中間周波数信号に周波数変換する処理と、
    前記無線信号を前記第二の中間周波数信号に周波数変換する処理において入力される前記無線信号の信号レベルを調整する処理と、
    前記第二の中間周波数信号を検波して直流成分を出力する処理と、
    前記直流成分に基づいて、前記m逓倍された局部発振周波数の高調波信号レベルを制御する処理と、を実行させるためのプログラム。
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