JP2018138791A - アクチュエータ - Google Patents

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Yuki Fukuda
祐貴 福田
邦宜 松井
Kuninobu Matsui
邦宜 松井
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Abstract

【課題】金属部材同士の接触を抑制可能であって、シャフトの軸力がガイド部材に加わりにくいアクチュエータを提供することを課題とする。【解決手段】アクチュエータ1は、貫通孔501aを有するケーシング5と、ケーシング5に一体的に配置され、ケーシング側当接面bを有するケーシング側当接部501cと、貫通孔501aに挿通され、往復直動可能なシャフト4と、シャフト4に配置され、ケーシング側当接面bに対して離接可能なシャフト側当接面aを有するシャフト側当接部22と、を備える。ケーシング側当接面bおよびシャフト側当接面aのうち、少なくとも一方は、樹脂またはエラストマ製である。【選択図】図3

Description

本発明は、例えば車両の排気通路に配置されるウェイストゲートバルブを駆動するために用いられるアクチュエータに関する。
ターボチャージャ付き車両の排気通路には、タービンインペラを経由しない、バイパス通路が配置されている。バイパス通路には、通路面積調整のために、ウェイストゲートバルブが配置されている。アクチュエータは、当該ウェイストゲートバルブを駆動している。アクチュエータは、シャフトとケーシングとを備えている。シャフトは、ケーシングに対して、出入り可能である。アクチュエータは、当該シャフトにより、ウェイストゲートバルブを駆動している。シャフトがケーシングから最も突出した状態において、シャフトのフランジ部は、ケーシングの底壁部に、着座する。ここで、シャフト、ケーシングは共に金属製である。このため、着座に伴い、異音が発生するおそれがある。
図8に、特許文献1のアクチュエータの軸方向断面図を示す。図8に示すように、金属製のケーシング101の底壁部102のボス部103には、樹脂製のガイド部材104が配置されている。ガイド部材104のシャフト挿通孔104aには、金属製のシャフト106が挿通されている。シャフト106は、シャフト挿通孔104aの内周面に沿って、直線方向に往復動可能である。
図8に点線で示すように、シャフト106がケーシング101から最も突出した状態において、金属製のシャフト106の第二フランジ部106bは、樹脂製のガイド部材104に、着座する。すなわち、第二フランジ部106bは、金属製のボス部103に着座しない。このため、特許文献1のアクチュエータ100によると、着座に伴い、異音が発生するのを、抑制することができる。
特開2016−17619号公報
しかしながら、図8に示すアクチュエータ100の場合、第二フランジ部106bがガイド部材104に着座する。このため、ガイド部材104にシャフト106の軸力(軸方向の圧縮荷重)が加わりやすい。そこで、本発明は、金属部材同士の接触を抑制可能であって、シャフトの軸力がガイド部材に加わりにくいアクチュエータを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のアクチュエータは、貫通孔を有するケーシングと、前記ケーシングに一体的に配置され、ケーシング側当接面を有するケーシング側当接部と、前記貫通孔に挿通され、往復直動可能なシャフトと、前記シャフトに配置され、前記ケーシング側当接面に対して離接可能なシャフト側当接面を有するシャフト側当接部と、を備え、前記ケーシング側当接面および前記シャフト側当接面のうち、少なくとも一方は、樹脂またはエラストマ製であることを特徴とする。
本発明のアクチュエータによると、ケーシング側当接面およびシャフト側当接面のうち、少なくとも一方は、樹脂またはエラストマ製である。このため、ケーシング側当接面にシャフト側当接面が着座する際、金属部材同士の接触を抑制することができる。また、ケーシング側当接部は、ケーシングに一体的に配置されている。このため、シャフト側当接面は、直接、ガイド部材に着座しない。したがって、シャフトの軸力が、ガイド部材に加わりにくい。
第一実施形態のアクチュエータの配置図である。 同アクチュエータの起動状態における軸方向断面図である。 同アクチュエータの停止状態における軸方向断面図である。 図2の枠IV内の拡大図である。 (a)〜(d)は、シャフトに対するダイヤフラムの組付方法の第一段階〜第四段階の模式図である。 第二実施形態のアクチュエータの停止状態におけるボス部付近の軸方向断面図である。 (a)、(b)は、その他の実施形態(その1、その2)のアクチュエータのシャフトの上端付近の軸方向断面図である。 従来のアクチュエータの軸方向断面図である。
以下、本発明のアクチュエータの実施の形態について説明する。
<第一実施形態>
[アクチュエータの配置と構成]
まず、本実施形態のアクチュエータの配置と構成について説明する。以降の図面においては、上側から下側に向かう方向が本発明の「突出方向」に、下側から上側に向かう方向が本発明の「没入方向」に、各々対応する。図1に、第一実施形態のアクチュエータの配置図を示す。図1に示すように、吸気系90と排気系91との間には、ターボチャージャ92が配置されている。バイパス通路910は、ターボチャージャ92を迂回している。バイパス通路910には、ウェイストゲートバルブ911が配置されている。アクチュエータ1は、当該ウェイストゲートバルブ911を駆動している。
図2に、同アクチュエータの起動状態における軸方向(上下方向)断面図を示す。図3に、同アクチュエータの停止状態における軸方向断面図を示す。図4に、図2の枠IV内の拡大図を示す。なお、起動状態、停止状態については、後述する。図2〜図4に示すように、アクチュエータ1は、ダイヤフラム支持部材20と、止め具22と、弾接部材23と、ガイド部材3と、シャフト4と、ケーシング5と、ダイヤフラム6と、配管70と、インシュレータ(断熱材)71と、プレート72と、スプリング73と、を備えている。
ケーシング5は、金属製であって、第一ケーシング部50と、第二ケーシング部51と、を備えている。第一ケーシング部50は、上側に開口する有底筒状を呈している。第一ケーシング部50は、周壁部500と、底壁部501と、第一圧力室502と、を備えている。周壁部500は、上下方向に延在する筒状を呈している。底壁部501は、周壁部500の下端開口を封止している。底壁部501の径方向中心には、上側に突出するボス部501bが形成されている。ボス部501bの頂壁部501cの径方向中心には、貫通孔501aが開設されている。頂壁部501cは、本発明の「ケーシング側当接部」の概念に含まれる。頂壁部501cの上面(詳しくは、頂壁部501cの上面のうち、シャフト側当接面aに当接する部分)には、ケーシング側当接面bが配置されている。第一圧力室502は、第一ケーシング部50の内側に配置されている。第一圧力室502には、第一ケーシング部50に開設された通気孔(図略)を介して、大気圧が導入されている。
第二ケーシング部51は、下側に開口する有底筒状を呈している。第二ケーシング部51は、第一ケーシング部50の上端開口に伏設されている。第二ケーシング部51は、周壁部510と、底壁部511と、第二圧力室512と、を備えている。周壁部510は、上下方向に延在する筒状を呈している。底壁部511は、周壁部510の上端開口を封止している。底壁部511の径方向中心には、貫通孔511aが開設されている。第二圧力室512は、第二ケーシング部51の内側に配置されている。第二圧力室512には、後述する配管70を介して、負圧(大気圧未満の圧力)が導入されている。
インシュレータ71は、第一ケーシング部50の底壁部501の下側(外側)に配置されている。インシュレータ71は、ブラケット93に固定されている。インシュレータ71には貫通孔710が、ブラケット93には貫通孔930が、各々開設されている。
ダイヤフラム6は、エラストマ製であって、可撓性を有している。ダイヤフラム6は、ケーシング5の内部に配置されている。ダイヤフラム6は、第一ケーシング部50と第二ケーシング部51との間に配置されている。ダイヤフラム6は、大気圧の第一圧力室502と、負圧の第二圧力室512と、を気密的に仕切っている。ダイヤフラム6は、第一圧力室502と第二圧力室512との圧力差、後述するスプリング73の付勢力により、弾性変形可能である。ダイヤフラム6の外周縁は、第一ケーシング部50の周壁部500の開口縁と、第二ケーシング部51の周壁部510の開口縁と、の間に挟持固定されている。ダイヤフラム6は、シャフト取付孔60と、複数のビード61a、61bと、を備えている。シャフト取付孔60は、ダイヤフラム6の径方向中心に開設されている。ビード61a、61bは、無端円環状かつリブ状を呈している。ビード61a、61bは、ダイヤフラム6の上面に、上向きに凸設されている。複数のビード61a、61bは、シャフト取付孔60を中心とする、同心円状に配置されている。最も径方向内側のビード61aは、シャフト取付孔60の孔縁から、上向きに凸設されている。
ガイド部材3は、樹脂製であって、Oリングを介して、ボス部501bに収容されている。ガイド部材3は、円筒状を呈している。ガイド部材3は、後述するシャフト4の軸部40を案内している。ガイド部材3は、シャフト挿通孔31を備えている。シャフト挿通孔31は、ガイド部材3を上下方向に貫通している。シャフト挿通孔31は、直管状を呈している。上側から下側に向かって、貫通孔501aとシャフト挿通孔31と貫通孔710と貫通孔930とは、直線状に並んでいる。
シャフト4は、金属製であって、軸部40と、フランジ部41と、胴部42と、係合凹部43と、を備えている。軸部40は、上下方向(軸方向)に延在する丸棒状を呈している。軸部40は、貫通孔501a、シャフト挿通孔31、貫通孔710、930に挿通されている。軸部40は、シャフト挿通孔31の内周面に沿って、直線方向に往復動可能、つまり往復直動可能である。図1に示すように、軸部40の下端は、ウェイストゲートバルブ911のアーム部911aに、連結されている。図4に示すように、フランジ部41は、シャフト4の上端に配置されている。フランジ部41は、プレート72の底壁部721に、成形(インサート成形、アウトサート成形など)により、固定されている。フランジ部41の外径は、シャフト取付孔60の内径よりも、大きく設定されている。胴部42は、フランジ部41の下側に配置されている。胴部42は、ダイヤフラム6のシャフト取付孔60の径方向内側に配置されている。係合凹部43は、胴部42の下側に配置されている。係合凹部43は、無端円環状かつ溝状を呈している。係合凹部43は、軸部40の外周面に凹設されている。係合凹部43の横断面形状(係合凹部43の延在方向に対して直交する方向の断面形状)は、V字状を呈している。
図4に示すように、ダイヤフラム支持部材20は、胴部42つまりダイヤフラム6の下側に配置されている。ダイヤフラム支持部材20は、金属製であって、無端円環状を呈している。ダイヤフラム支持部材20の外径は、シャフト取付孔60の内径よりも、大きく設定されている。ダイヤフラム支持部材20は、軸部40における係合凹部43の上側部分に環装されている。
ダイヤフラム6のシャフト取付孔60の孔縁は、上側のフランジ部41と、下側のダイヤフラム支持部材20と、の間に挟持、固定されている。ビード61aには、フランジ部41が圧接している。当該圧接により、フランジ部41とダイヤフラム6との間のシール性が確保されている。また、ダイヤフラム6に対するシャフト4の回動が、抑制されている。図2に示すように、ビード61bには、プレート72の底壁部721が圧接している。当該圧接により、底壁部721とダイヤフラム6との間のシール性が確保されている。
図4に示すように、止め具22は、ダイヤフラム支持部材20の下側に配置されている。止め具22は、樹脂製であって、無端円環状を呈している。止め具22は、係合凸部220と弾接用凹部221とを備えている。また、止め具22の下面(詳しくは、止め具22の下面のうち、ケーシング側当接面bに当接する部分)には、シャフト側当接面aが配置されている。係合凸部220は、止め具22の内周面に凸設されている。係合凸部220は、径方向外側から係合凹部43に挿入されている。係合凸部220は、無端円環状かつリブ状を呈している。係合凸部220の横断面形状(係合凸部220の延在方向に対して直交する方向の断面形状)は、V字状を呈している。弾接用凹部221は、止め具22の外周面に凹設されている。弾接用凹部221は、無端円環状かつ溝状を呈している。弾接用凹部221の横断面形状(弾接用凹部221の延在方向に対して直交する方向の断面形状)は、C字状を呈している。
止め具22は、複数の分割体22a、22bの合体物である。分割体22a、22bは、半円環状(C字状)を呈している。分割体22aの内周面には凸部分割体220aが、外周面には凹部分割体221aが、各々配置されている。同様に、分割体22bの内周面には凸部分割体220bが、外周面には凹部分割体221bが、各々配置されている。係合凸部220は、凸部分割体220a、220bの合体物である。並びに、弾接用凹部221は、凹部分割体221a、221bの合体物である。
弾接部材23は、径方向外側から弾接用凹部221に挿入されている。上側または下側から見て、弾接部材23は、有端円環状(C字状)を呈している。弾接部材23は、止め具22に、径方向外側から弾接している。弾接部材23は、止め具22が、複数の分割体22a、22bに分解するのを、抑制している。また、弾接部材23は、係合凸部220が係合凹部43から脱落するのを、抑制している。
図2、図3に示すように、配管70は、貫通孔511aに接続されている。配管70は、第二圧力室512に、負圧を供給している。プレート72は、第二圧力室512に配置されている。プレート72は、上側に開口する有底筒状を呈している。プレート72は、周壁部720と、底壁部721と、を備えている。プレート72は、ダイヤフラム6の上側に配置されている。スプリング(付勢部材)73は、コイルスプリングである。スプリング73は、第二ケーシング部51の底壁部511と、プレート72の底壁部721と、の間に介装されている。スプリング73は、プレート72つまりダイヤフラム6を、下側に付勢している。
[シャフトに対するダイヤフラムの組付方法]
次に、シャフトに対するダイヤフラムの組付方法について説明する。図5(a)〜図5(d)に、シャフトに対するダイヤフラムの組付方法の第一段階〜第四段階の模式図を示す。図5(a)に示すように、シャフト4のフランジ部41は、プレート72の底壁部721に、予め固定されている。まず、シャフト4の軸部40を、ダイヤフラム6のシャフト取付孔60に、相対的に挿入する。そして、ビード61aを、フランジ部41に当接させる。また、図2に示すビード61bを、底壁部721に当接させる。次に、図5(b)に示すように、シャフト4の軸部40を、ダイヤフラム支持部材20に、相対的に挿通する。そして、ダイヤフラム支持部材20をシャフト取付孔60の孔縁に圧接させる。当該圧接により、上下方向(軸方向)から、ビード61aが弾性的に潰される。続いて、図5(c)に示すように、係合凹部43に、凸部分割体220a、220bを、径方向外側から挿入する。同時に、分割体22a、22bを合体させ、止め具22を作製する。最後に、図5(d)に示すように、止め具22の弾接用凹部221に、弾接部材23を、弾性的に拡径させながら、径方向外側から挿入する。このようにして、シャフト4にダイヤフラム6が組み付けられる。
[アクチュエータの動き]
次に、本実施形態のアクチュエータの動きについて説明する。第二圧力室512に負圧が供給されていない状態を「停止状態」と、第二圧力室512に負圧が供給されている状態を「起動状態」と、する。
図1(点線部分)、図3に示すように、停止状態においては、スプリング73の付勢力により、プレート72、ダイヤフラム6、シャフト4が、下側に押し下げられている。止め具22のシャフト側当接面aは、頂壁部501cのケーシング側当接面bに着座している。ケーシング側当接面bは、シャフト4の軸力(軸方向の圧縮荷重)つまりスプリング73の付勢力を支持している。ウェイストゲートバルブ911は、バイパス通路910を閉じている。停止状態において、シャフト4は、下死点(シャフト4のストロークの下端位置)に配置されている。
図1、図2に示すように、起動状態においては、配管70から、第二圧力室512に負圧が供給されている。このため、大気圧の第一圧力室502と、負圧の第二圧力室512と、の圧力差により、プレート72、ダイヤフラム6、シャフト4が、スプリング73の付勢力に抗して、上側に移動する。周壁部720が底壁部511に当接する位置が、シャフト4の上死点(シャフト4のストロークの上端位置)である。起動状態においては、配管70から供給される負圧を制御することにより、シャフト4の上下方向位置、すなわちウェイストゲートバルブ911の開度(バイパス通路910における排気ガスの流量)を調整することができる。
[作用効果]
次に、本実施形態のアクチュエータの作用効果について説明する。本実施形態のアクチュエータ1によると、頂壁部501cが金属製である一方、止め具22が樹脂製である。このため、止め具22(シャフト側当接面a)が頂壁部501c(ケーシング側当接面b)に着座しても、金属部材同士(ダイヤフラム支持部材20と頂壁部501c)の接触が発生しない。したがって、ダイヤフラム支持部材20と頂壁部501cとの間に止め具22が介装されていない場合や、止め具22が金属製である場合と比較して、頂壁部501cの腐食(錆、異種金属接触腐食など)を抑制することができる。また、ダイヤフラム支持部材20と頂壁部501cとの間に止め具22が介装されていない場合や、止め具22が金属製である場合と比較して、止め具22が頂壁部501cに着座しても、異音が発生しにくい。また、止め具22が着座する頂壁部501cは、ケーシング5に一体的に配置されている。並びに、ガイド部材3は、ボス部501bに収容されている。このため、ケーシング5の底壁部501付近の構成が簡単になる。
また、本実施形態のアクチュエータ1によると、シャフト4に対するダイヤフラム6の組付性が良好である。すなわち、図8に示す従来のアクチュエータ100の場合、シャフト106にダイヤフラム105を確実に固定するため、ダイヤフラム105のシャフト取付孔105aの内径は、第一フランジ部106aおよび第二フランジ部106bの外径よりも、小さく設定されている。このため、シャフト106に対するダイヤフラム105の組付性が悪い。シャフト106にダイヤフラム105を組み付ける際には、シャフト取付孔105aに対して、シャフト106を、相対的に、上側から挿入する。第二フランジ部106bがシャフト取付孔105aに差し掛かったら、シャフト取付孔105aを拡径させながら、第二フランジ部106bをシャフト取付孔105aに、相対的に、上側から挿入する。第二フランジ部106bがシャフト取付孔105aを通過したら、シャフト取付孔105aを縮径させ、第一フランジ部106aをシャフト取付孔105aの孔縁に、相対的に、上側から押し付ける。このように、従来のアクチュエータ100の場合、シャフト取付孔105aを拡径させながら、シャフト106にダイヤフラム105を組み付ける必要がある。このため、シャフト106に対するダイヤフラム105の組付性が悪い。
これに対して、本実施形態のアクチュエータ1によると、図5(a)〜図5(d)に示すように、シャフト4にダイヤフラム6を組み付ける際、シャフト取付孔60にシャフト4を挿入してから、シャフト4にダイヤフラム支持部材20を環装することができる。このため、シャフト取付孔60を拡径させる必要がない。したがって、シャフト4に対するダイヤフラム6の組付性が良好である。
また、図5(b)、図5(c)に示すように、シャフト4にダイヤフラム6を組み付ける際、フランジ部41でビード61aを上側から潰すことができる。このため、ビード61aが、上下方向(軸方向)に対して交差する方向に、よれにくい。したがって、フランジ部41に対するビード61aの圧接力が、全周的にばらつきにくい。よって、シャフト取付孔60付近におけるシール性(大気圧の第一圧力室502と、負圧の第二圧力室512と、の間のシール性)を、向上させることができる。また、ダイヤフラム6に対するシャフト4の回動を、抑制することができる。
また、図4に示すように、止め具22およびシャフト4のうち、一方は係合凸部220を、他方は係合凸部220と係合する係合凹部43を、有している。このため、止め具22を、シャフト4に係止することができる。また、止め具22により、ダイヤフラム支持部材20を、下側から支持することができる。また、ダイヤフラム支持部材20がシャフト4から脱落するのを、抑制することができる。
また、図4に示すように、本実施形態のアクチュエータ1は、止め具(複数の分割体22a、22bの合体物)22と、弾接部材23と、を有している。このため、図5(c)、図5(d)に示すように、複数の分割体22a、22bの凸部分割体220a、220bを係合凹部43に挿入し、弾接部材23を弾接用凹部221に環装するだけで、シャフト4に止め具22を取り付けることができる。したがって、シャフト4に対する止め具22の取付作業が簡単になる。
また、図8に示す従来のアクチュエータ100の場合、第二フランジ部106bがガイド部材104に着座する際に、樹脂製のガイド部材104には、軸力が加わる。当該軸力により、ガイド部材104が径方向に伸張してしまうおそれがある。すなわち、シャフト挿通孔104aの内径が小径化してしまい、シャフト106とシャフト挿通孔104aとの間の摺動抵抗が大きくなってしまうおそれがある。一方、シャフト挿通孔104aの内径の小径化を予め想定してシャフト挿通孔104aを設計すると、シャフト106外周面と初期のシャフト挿通孔104a内周面との間の隙間(ガタ)が大きくなってしまうおそれがある。
この点、図3に示す本実施形態のアクチュエータ1によると、ガイド部材3が頂壁部501cにより、上側から保護されている。止め具22は、頂壁部501cに着座する。このため、ガイド部材104に、軸力が加わりにくい。したがって、ガイド部材104が径方向に伸張しにくい。よって、シャフト挿通孔31の内径が小径化しにくい。また、シャフト挿通孔31の内径の小径化を想定しないでシャフト挿通孔31を設計できるため、シャフト4外周面とシャフト挿通孔31内周面との間の隙間を小さくすることができる。
<第二実施形態>
本実施形態のアクチュエータと、第一実施形態のアクチュエータとの相違点は、止め具が金属製である点、および第一ケーシング部のボス部の頂壁部が樹脂製の被膜を備えている点である。ここでは、相違点についてのみ説明する。
図6に、本実施形態のアクチュエータの停止状態におけるボス部付近の軸方向断面図を示す。なお、図3と対応する部位については、同じ符号で示す。また、図6は、図3の枠VIに対応している。止め具22および頂壁部501cは、金属製である。頂壁部(頂壁部本体)501cの上面は、樹脂製の被膜501dにより覆われている。すなわち、頂壁部501cは、樹脂製の被膜501dを備えている。
本実施形態のアクチュエータと、第一実施形態のアクチュエータとは、構成が共通する部分に関しては、同様の作用効果を有する。本実施形態のアクチュエータ1によると、金属製の頂壁部501cの上面が、樹脂製の被膜501dにより覆われている。すなわち、頂壁部501cのケーシング側当接面bが樹脂製である。このため、止め具22(シャフト側当接面a)が頂壁部501c(ケーシング側当接面b)に着座しても、金属部材同士の接触が発生しない。したがって、止め具22、頂壁部501cの腐食を抑制することができる。また、止め具22が頂壁部501cに着座しても、異音が発生しにくい。
<その他>
以上、本発明のアクチュエータの実施の形態について説明した。しかしながら、実施の形態は上記形態に特に限定されるものではない。当業者が行いうる種々の変形的形態、改良的形態で実施することも可能である。
図7(a)、図7(b)に、その他の実施形態(その1、その2)のアクチュエータのシャフトの上端付近の軸方向断面図を示す。なお、図4と対応する部位については、同じ符号で示す。図7(a)に示すように、その他の実施形態の(その1)のアクチュエータによると、ダイヤフラム支持部材20は、図4に示す止め具22のように、複数の分割体20a、20bの合体物である。ダイヤフラム支持部材20は、樹脂製である。ダイヤフラム支持部材20の内周面には、全周的に係合凹部202が形成されている。一方、シャフト4の外周面には、全周的に係合凸部44が形成されている。係合凸部44は、係合凹部202に収容されている。有端円環状の弾接部材24は、ダイヤフラム支持部材20に、径方向外側から弾接している。弾接部材24は、ダイヤフラム支持部材20が、複数の分割体20a、20bに分解するのを、抑制している。また、弾接部材24は、係合凸部44が係合凹部202から脱落するのを、抑制している。本実施形態のアクチュエータによると、止め具が不要である。
図7(b)に示すように、その他の実施形態の(その2)のアクチュエータによると、ダイヤフラム支持部材20は、樹脂製であって、シャフト4の外周面に固定されている。ダイヤフラム支持部材20は、成形(インサート成形、アウトサート成形など)により、シャフト4と一体的に配置されている。本実施形態のアクチュエータによると、止め具が不要である。
シャフト4に対するダイヤフラム支持部材20の取付方法は、特に限定しない。例えば、シャフト4の外周面およびダイヤフラム支持部材20の内周面に各々ねじ部を設け、シャフト4にダイヤフラム支持部材20を螺合してもよい。また、シャフト4にダイヤフラム支持部材20を接着してもよい。また、金属製のシャフト4に上下一対のフランジ部41を形成し、下側のフランジ部(図8の第二フランジ部106bに相当)の下面を、図6に示す樹脂製の被膜501dにより覆ってもよい。この場合、被膜501d付きの当該フランジ部は、本発明の「シャフト側当接部」の概念に含まれる。図4に示すビード61aを、シャフト取付孔60の孔縁から下向きに凸設してもよい。こうすると、ビード61aを、ダイヤフラム支持部材20に圧接させることができる。このため、ダイヤフラム支持部材20とダイヤフラム6との間のシール性を確保することができる。また、ダイヤフラム6に対するシャフト4の回動を、抑制することができる。
図4に示す止め具22を構成する分割体22a、22bの配置数は特に限定しない。分割体22a、22bを三つ以上配置してもよい。図7(a)に示すダイヤフラム支持部材20を構成する複数の分割体20a、20bについても同様である。
シャフト4および頂壁部501cが金属製である場合、金属(例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、鉄、ステンレスなど)の種類の異同は限定しない。異種でも同種でもよい。また、ケーシング側当接面bやシャフト側当接面aを形成する樹脂、エラストマ(ゴム、熱可塑性エラストマ)の種類は特に限定しない。アクチュエータ1の使用環境(温度、雰囲気など)に対する耐久性が確保できればよい。樹脂としては、例えば、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂などを用いることができる。エラストマとしては、例えば、フッ素エラストマ、ニトリルゴム、シリコーンゴムなどを用いることができる。
ケーシング側当接面bを樹脂製にすると、シャフト4の軸力に対するケーシング側当接面bの耐久性が高くなる。一方、ケーシング側当接面bをエラストマ製にすると、異音の発生を、より効果的に抑制することができる。同様に、シャフト側当接面aを樹脂製にすると、シャフト4の軸力に対するシャフト側当接面aの耐久性が高くなる。一方、シャフト側当接面aをエラストマ製にすると、異音の発生を、より効果的に抑制することができる。
アクチュエータ1のシャフト4の延在方向(軸方向)は特に限定しない。例えば、上下方向、水平方向、上下方向および水平方向に対して交差する方向などであってもよい。アクチュエータ1のシャフト4の駆動機構は特に限定しない。モータやソレノイドなどにより、シャフト4を動かしてもよい。アクチュエータ1の駆動対象物は、ウェイストゲートバルブ911でなくてもよい。例えば、スロットルバルブなどであってもよい。また、バルブの種類は特に限定しない。ポペットバルブ、バタフライバルブなどであってもよい。
1:アクチュエータ、3:ガイド部材、4:シャフト、5:ケーシング、6:ダイヤフラム、20:ダイヤフラム支持部材、20a:分割体、22:止め具、22a:分割体、22b:分割体、23:弾接部材、24:弾接部材、31:シャフト挿通孔、40:軸部、41:フランジ部、42:胴部、43:係合凹部、44:係合凸部、50:第一ケーシング部、51:第二ケーシング部、60:シャフト取付孔、61a:ビード、61b:ビード、70:配管、71:インシュレータ、72:プレート、73:スプリング、90:吸気系、91:排気系、92:ターボチャージャ、93:ブラケット、202:係合凹部、220:係合凸部、220a:凸部分割体、220b:凸部分割体、221:弾接用凹部、221a:凹部分割体、221b:凹部分割体、500:周壁部、501:底壁部、501a:貫通孔、501b:ボス部、501c:頂壁部(ケーシング側当接部)、501d:被膜、502:第一圧力室、510:周壁部、511:底壁部、511a:貫通孔、512:第二圧力室、710:貫通孔、720:周壁部、721:底壁部、910:バイパス通路、911:ウェイストゲートバルブ、911a:アーム部、930:貫通孔、a:シャフト側当接面、b:ケーシング側当接面

Claims (6)

  1. 貫通孔を有するケーシングと、
    前記ケーシングに一体的に配置され、ケーシング側当接面を有するケーシング側当接部と、
    前記貫通孔に挿通され、往復直動可能なシャフトと、
    前記シャフトに配置され、前記ケーシング側当接面に対して離接可能なシャフト側当接面を有するシャフト側当接部と、
    を備え、
    前記ケーシング側当接面および前記シャフト側当接面のうち、少なくとも一方は、樹脂またはエラストマ製であるアクチュエータ。
  2. 前記ケーシングから前記シャフトが突出する方向を突出方向、前記ケーシングに前記シャフトが没入する方向を没入方向として、
    さらに、前記ケーシングの内部に配置され、シャフト取付孔を有するダイヤフラムを備え、
    前記シャフト取付孔の径方向内側に配置される胴部と、前記胴部の前記没入方向に連なり前記シャフト取付孔の内径よりも大きい外径を有するフランジ部と、を有する前記シャフトと、
    前記胴部の前記突出方向に配置され、前記シャフト取付孔の内径よりも大きい外径を有するダイヤフラム支持部材と、
    を備える請求項1に記載のアクチュエータ。
  3. 前記シャフト側当接部は、前記ダイヤフラム支持部材であり、
    前記ダイヤフラム支持部材は、前記シャフトに一体的に配置される請求項2に記載のアクチュエータ。
  4. さらに、前記ダイヤフラム支持部材の前記突出方向に配置され、前記シャフトに環装される止め具を備え、
    前記シャフト側当接部は、前記止め具であり、
    前記止め具および前記シャフトのうち、一方は係合凸部を、他方は前記係合凸部に係合する係合凹部を、有する請求項2に記載のアクチュエータ。
  5. 前記止め具は、部分円環状の複数の分割体が周方向に合体してなり、
    さらに、前記止め具に環装され、前記止め具に径方向外側から弾接する弾接部材を備える請求項4に記載のアクチュエータ。
  6. 前記シャフト取付孔の孔縁には、環状のビードが凸設され、
    前記フランジ部は、前記ビードに、前記没入方向から圧接する請求項4または請求項5に記載のアクチュエータ。
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