JP2018138140A - 内視鏡装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】利便性の向上を図ること。【解決手段】内視鏡装置1は、被検体内に挿入され、先端から当該被検体内の被写体像を取り込む挿入部と、被写体像を撮像する撮像部54と、光軸に沿って移動することで焦点を調整するフォーカスレンズ511を有し、挿入部にて取り込まれた被写体像を撮像部54に結像するレンズユニット51と、フォーカスレンズ511のレンズ位置を検出するレンズ位置検出部53と、レンズ位置に基づいて、挿入部の先端と被写体との被写体距離に関する距離情報を報知する距離情報報知部100と、レンズ位置に基づいて、被写体距離が基準距離以内であるか否かを判定する距離判定部942とを備える。距離情報報知部100は、距離判定部942にて被写体距離が基準距離を超えていると判定された場合と当該基準距離以内であると判定された場合とで、異なる報知状態で距離情報を報知する。【選択図】図2

Description

本発明は、人や機械構造物等の被検体内を観察する内視鏡装置に関する。
従来、医療分野や工業分野において、人や機械構造物等の被検体内を観察する内視鏡装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の内視鏡装置は、被検体内に挿入され、先端から当該被検体内の被写体像を取り込む挿入部と、当該被写体像を撮像して画像信号を出力する撮像部(撮像素子)と、当該画像信号を処理して表示用の映像信号を生成する制御装置と、当該映像信号に基づく画像を表示する表示装置とを備える。
特開2015−134039号公報
ところで、手術等で内視鏡装置を使用する場合には、被検体内(生体内)に挿入部と電気メス等の処置具とをそれぞれ挿入し、表示装置に表示された画像を確認しながら、処置対象とする生体組織を当該処置具にて処置(接合(若しくは吻合)及び切離等))する場合がある。
このような場合において、挿入部の先端と被写体(処置対象とする生体組織)との被写体距離が短いと、処置時に発生するミストにより挿入部の先端が汚れてしまう場合がある。特に、内視鏡装置では、挿入部を生体内に挿入しているため、医師等は、被写体距離が短いか否かを目視することができない。そして、挿入部の先端が汚れてしまった場合には、当該汚れが被写体像に含まれるため、表示装置に表示された画像から処置対象とする生体組織を認識することが難しくなり、処置を円滑に実行することができない。このため、医師等は、生体内から挿入部を引き抜き、当該挿入部の先端の汚れを除去した後、改めて当該挿入部を生体内に挿入し、処置を継続する必要がある。すなわち、医師等に煩雑な作業を強いることとなり、利便性の向上を図ることができない、という問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、利便性の向上を図ることができる内視鏡装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る内視鏡装置は、被検体内に挿入され、先端から当該被検体内の被写体像を取り込む挿入部と、前記被写体像を撮像する撮像部と、光軸に沿って移動することで焦点を調整するフォーカスレンズを有し、前記挿入部にて取り込まれた前記被写体像を前記撮像部に結像するレンズユニットと、前記フォーカスレンズのレンズ位置を検出するレンズ位置検出部と、前記レンズ位置に基づいて、前記挿入部の先端と被写体との被写体距離に関する距離情報を報知する距離情報報知部と、前記レンズ位置に基づいて、前記被写体距離が基準距離以内であるか否かを判定する距離判定部とを備え、前記距離情報報知部は、前記距離判定部にて前記被写体距離が前記基準距離を超えていると判定された場合と当該基準距離以内であると判定された場合とで、異なる報知状態で前記距離情報を報知することを特徴とする。
また、本発明に係る内視鏡装置では、上記発明において、前記被検体内に挿入される処置具の使用状態を検出する処置具検出部をさらに備え、前記基準距離は、第1基準距離と、当該第1基準距離よりも長い第2基準距離の2つ設けられ、前記距離判定部は、前記処置具検出部にて前記処置具の使用状態が検出されていない場合には前記基準距離として前記第1基準距離を用い、前記処置具検出部にて前記処置具の使用状態が検出された場合には前記基準距離として前記第2基準距離を用いることを特徴とする。
また、本発明に係る内視鏡装置では、上記発明において、前記処置具検出部は、前記撮像部にて撮像された撮像画像に基づいて、当該撮像画像内の前記被写体像に前記処置具が含まれるか否かを判定することにより前記使用状態を検出し、前記距離判定部は、前記処置具検出部にて前記撮像画像内の前記被写体像に前記処置具が含まれていないと判定された場合には前記基準距離として前記第1基準距離を用い、前記処置具検出部にて前記撮像画像内の前記被写体像に前記処置具が含まれていると判定された場合には前記基準距離として前記第2基準距離を用いることを特徴とする。
また、本発明に係る内視鏡装置では、上記発明において、前記フォーカスレンズを移動させるレンズ駆動部と、前記レンズ駆動部の動作を制御するレンズ制御部とをさらに備え、前記レンズ制御部は、前記距離判定部にて前記被写体距離が前記基準距離以内であると判定された場合に、前記レンズ駆動部を動作させ、当該被写体距離が当該基準距離の時に前記被写体像が合焦状態となるレンズ位置に前記フォーカスレンズを移動させることを特徴とする。
また、本発明に係る内視鏡装置では、上記発明において、前記レンズ位置検出部は、前記レンズ位置を検出する位置センサであることを特徴とする。
また、本発明に係る内視鏡装置では、上記発明において、前記フォーカスレンズを移動させるレンズ駆動部と、前記レンズ駆動部の動作を制御するレンズ制御部とをさらに備え、前記レンズ位置検出部は、前記レンズ制御部が前記レンズ駆動部を動作させる際に当該レンズ制御部から当該レンズ駆動部に出力される制御値に基づいて、前記レンズ位置を検出することを特徴とする。
また、本発明に係る内視鏡装置では、上記発明において、前記距離情報報知部は、前記距離情報を表示する表示部と、前記表示部の動作を制御する表示制御部とを備え、前記表示制御部は、前記距離判定部にて前記被写体距離が前記基準距離を超えていると判定された場合と当該基準距離以内であると判定された場合とで、異なる表示状態で前記距離情報を前記表示部に表示させることを特徴とする。
また、本発明に係る内視鏡装置では、上記発明において、前記距離情報報知部は、前記距離情報を音声出力する音声出力部と、前記音声出力部の動作を制御する音声制御部とを備え、前記音声制御部は、前記距離判定部にて前記被写体距離が前記基準距離を超えていると判定された場合と当該基準距離以内であると判定された場合とで、異なる出力状態で前記距離情報を前記音声出力部から音声出力させることを特徴とする。
また、本発明に係る内視鏡装置では、上記発明において、前記撮像部にて撮像された撮像画像に含まれる前記被写体像を拡大する像拡大部をさらに備えることを特徴とする。
本発明に係る内視鏡装置は、フォーカスレンズのレンズ位置と被写体距離との間にある相関関係を利用し、当該レンズ位置に基づいて、当該被写体距離が基準距離以内であるか否かを判定する。すなわち、当該内視鏡装置は、フォーカスレンズのレンズ位置に基づいて、挿入部の先端が被写体に対して不要に近付き過ぎているか否かを判定する。そして、当該内視鏡装置は、被写体距離が基準距離を超えている場合と当該基準距離以内である場合(挿入部の先端が被写体に対して不要に近付き過ぎている場合)とで、異なる報知状態により、被写体距離に関する距離情報を報知する。
このため、内視鏡装置の利用者は、距離情報の報知状態の変化を認識することで、挿入部の先端が被写体に対して不要に近付き過ぎているか否かを判断することができ、不要に近付き過ぎていると判断した場合には、被写体から挿入部の先端を遠ざけることができる。例えば、本発明に係る内視鏡装置を医療分野に用いた場合には、処置具の処置対象とする生体組織に挿入部の先端が近付き過ぎることを回避することができ、処置具による処置時に発生するミストにて当該挿入部の先端が汚れてしまうことを回避することができる。すなわち、挿入部を生体内から引き抜いて当該挿入部の先端の汚れを除去するという煩雑な作業を医師等に行わせることを回避することができる。
以上のことから、本発明に係る内視鏡装置によれば、利便性の向上を図ることができる、という効果を奏する。
図1は、本実施の形態1に係る内視鏡装置の概略構成を示す図である。 図2は、カメラヘッド及び制御装置の構成を示すブロック図である。 図3は、処置具検出部による処置具検出処理を説明する図である。 図4は、処置具検出部による処置具検出処理を説明する図である。 図5は、レンズ制御部によるAF処理を説明する図である。 図6は、レンズ制御部によるAF処理を説明する図である。 図7は、レンズ制御部によるAF処理を説明する図である。 図8は、内視鏡装置の動作を示すフローチャートである。 図9は、ステップS7での第1報知状態の一例を示す図である。 図10は、ステップS8での第2報知状態の一例を示す図である。 図11は、ステップS13での第1報知状態の一例を示す図である。 図12は、ステップS14での第2報知状態の一例を示す図である。 図13は、本実施の形態2に係る内視鏡装置の概略構成を示す図である。
以下に、図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施の形態)について説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。さらに、図面の記載において、同一の部分には同一の符号を付している。
(実施の形態1)
〔内視鏡装置の概略構成〕
図1は、本実施の形態1に係る内視鏡装置1の概略構成を示す図である。
内視鏡装置1は、医療分野において用いられ、生体内を観察する装置である。この内視鏡装置1は、図1に示すように、挿入部2と、光源装置3と、ライトガイド4と、カメラヘッド5と、第1伝送ケーブル6と、表示装置7と、第2伝送ケーブル8と、制御装置9と、第3伝送ケーブル10とを備える。
挿入部2は、硬性鏡で構成されている。すなわち、挿入部2は、硬質または少なくとも一部が軟質で細長形状を有し、生体内に挿入される。この挿入部2内には、1または複数のレンズを用いて構成され、被写体像を集光する光学系が設けられている。
光源装置3は、ライトガイド4の一端が接続され、制御装置9による制御の下、当該ライトガイド4の一端に生体内を照明するための光を供給する。
ライトガイド4は、一端が光源装置3に着脱自在に接続されるとともに、他端が挿入部2に着脱自在に接続される。そして、ライトガイド4は、光源装置3から供給された光を一端から他端に伝達し、挿入部2に供給する。挿入部2に供給された光は、当該挿入部2の先端から出射され、生体内に照射される。生体内に照射され、当該生体内で反射された光(被写体像)は、挿入部2内の光学系により集光される。
カメラヘッド5は、挿入部2の基端(接眼部21(図1))に着脱自在に接続される。そして、カメラヘッド5は、制御装置9による制御の下、挿入部2にて集光された被写体像を撮像し、当該撮像による画像信号(RAW信号)を出力する。当該画像信号は、例えば、4K以上の画像信号である。
なお、カメラヘッド5の詳細な構成については、後述する。
第1伝送ケーブル6は、一端がコネクタCN1(図1)を介して制御装置9に着脱自在に接続され、他端がコネクタCN2(図1)を介してカメラヘッド5に着脱自在に接続される。そして、第1伝送ケーブル6は、カメラヘッド5から出力される画像信号等を制御装置9に伝送するとともに、制御装置9から出力される制御信号、同期信号、クロック、及び電力等をカメラヘッド5にそれぞれ伝送する。
なお、第1伝送ケーブル6を介したカメラヘッド5から制御装置9への画像信号等の伝送は、当該画像信号等を光信号で伝送してもよく、あるいは、電気信号で伝送しても構わない。第1伝送ケーブル6を介した制御装置9からカメラヘッド5への制御信号、同期信号、クロックの伝送も同様である。
表示装置7は、制御装置9による制御の下、当該制御装置9からの映像信号に基づく表示画像を表示するとともに、当該制御装置9からの制御信号に応じて音声を出力する。この表示装置7は、表示部71と、音声出力部72とを備える(図2参照)。
表示部71は、液晶または有機EL(Electro Luminescence)等を用いた表示ディスプレイを用いて構成され、制御装置9からの映像信号に基づく表示画像を表示する。
音声出力部72は、スピーカ等を用いて構成され、制御装置9からの制御信号に応じて挿入部2の先端と被写体との被写体距離に関する距離情報を音声出力する。
第2伝送ケーブル8は、一端が表示装置7に着脱自在に接続され、他端が制御装置9に着脱自在に接続される。そして、第2伝送ケーブル8は、制御装置9にて処理された映像信号、及び制御装置9から出力される制御信号を表示装置7に伝送する。
制御装置9は、CPU(Central Processing Unit)等を含んで構成され、光源装置3、カメラヘッド5、及び表示装置7の動作を統括的に制御する。
なお、制御装置9の詳細な構成については、後述する。
第3伝送ケーブル10は、一端が光源装置3に着脱自在に接続され、他端が制御装置9に着脱自在に接続される。そして、第3伝送ケーブル10は、制御装置9からの制御信号を光源装置3に伝送する。
〔カメラヘッドの構成〕
次に、カメラヘッド5の構成について説明する。
図2は、カメラヘッド5及び制御装置9の構成を示すブロック図である。
なお、図2では、説明の便宜上、制御装置9及びカメラヘッド5と第1伝送ケーブル6との間のコネクタCN1,CN2、制御装置9及び表示装置7と第2伝送ケーブル8との間のコネクタの図示を省略している。
カメラヘッド5は、図2に示すように、レンズユニット51と、レンズ駆動部52と、レンズ位置検出部53と、撮像部54と、通信部55とを備える。
レンズユニット51は、光軸に沿って移動可能な複数のレンズを用いて構成され、挿入部2にて集光された被写体像を撮像部54の撮像面に結像する。このレンズユニット51は、図2に示すように、フォーカスレンズ511と、ズームレンズ512とを備える。
フォーカスレンズ511は、1または複数のレンズを用いて構成され、光軸に沿って移動することにより、焦点を調整する。
ズームレンズ512は、1または複数のレンズを用いて構成され、光軸に沿って移動することにより、画角を調整する。そして、ズームレンズ512は、本発明に係る像拡大部としての機能を有する。
また、レンズユニット51には、フォーカスレンズ511を光軸に沿って移動させるフォーカス機構(図示略)やズームレンズ512を光軸に沿って移動させる光学ズーム機構(図示略)が設けられている。
レンズ駆動部52は、図2に示すように、上述したフォーカス機構や光学ズーム機構を動作させるモータ521と、当該モータ521を駆動するドライバ522とを備える。そして、レンズ駆動部52は、制御装置9による制御の下、レンズユニット51の焦点や画角を調整する。
レンズ位置検出部53は、フォトインタラプタ等の位置センサを用いて構成され、フォーカスレンズ511のレンズ位置(以下、フォーカス位置と記載)やズームレンズ512のレンズ位置(以下、ズーム位置と記載)を検出する。そして、レンズ位置検出部53は、第1伝送ケーブル6を介して、フォーカス位置及びズーム位置に応じた検出信号を制御装置9に出力する。
なお、本実施の形態1では、フォーカスレンズ511が近点に位置している場合には、レンズ位置検出部53は、フォーカス位置として「0」を検出するものとする。また、フォーカスレンズ511が遠点に位置している場合には、レンズ位置検出部53は、フォーカス位置として「100」を検出するものとする。すなわち、フォーカスレンズ511は、「0」〜「100」の範囲内で移動可能とする。
撮像部54は、制御装置9による制御の下、生体内を撮像する。この撮像部54は、挿入部2にて集光され、レンズユニット51が結像した被写体像を受光して電気信号に変換するCCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子(図示略)、及び当該撮像素子からの電気信号(アナログ信号)に対して信号処理(A/D変換等)を行って画像信号を出力する信号処理部(図示略)等が一体形成されたセンサチップを用いて構成され、A/D変換後の画像信号(デジタル信号)を出力する。なお、上述した信号処理部(図示略)は、撮像素子と一体形成せずに別体としても構わない。
通信部55は、第1伝送ケーブル6を介して、撮像部54から出力される画像信号を制御装置9に送信するトランスミッタとして機能する。この通信部55は、例えば、第1伝送ケーブル6を介して、制御装置9との間で、1Gbps以上の伝送レートで画像信号の通信を行う高速シリアルインターフェースで構成されている。
〔制御装置の構成〕
次に、制御装置9の構成について図2を参照しながら説明する。
制御装置9は、図2に示すように、通信部91と、信号処理部92と、表示制御部93と、制御部94と、入力部95と、出力部96と、記憶部97とを備える。
通信部91は、第1伝送ケーブル6を介して、カメラヘッド5(通信部55)から出力される画像信号を受信するレシーバとして機能する。この通信部91は、例えば、通信部55との間で、1Gbps以上の伝送レートで画像信号の通信を行う高速シリアルインターフェースで構成されている。
信号処理部92は、制御部94による制御の下、カメラヘッド5(通信部55)から出力され、通信部91にて受信した画像信号(RAW信号)を処理する。この信号処理部92は、図2に示すように、画像処理部921と、検波処理部922と、処置具検出部923とを備える。
画像処理部921は、通信部91にて受信した画像信号(RAW信号)に対してオプティカルブラック減算処理、デモザイク処理等のRAW処理を施し、当該RAW信号(画像信号)をRGB信号(画像信号)に変換する。また、画像処理部921は、当該RGB信号(画像信号)に対して、ホワイトバランス、RGBガンマ補正、及びYC変換(RGB信号を輝度信号及び色差信号(Y,C/C信号)に変換)等のRGB処理を施す。さらに、画像処理部921は、当該Y,C/C信号(画像信号)に対して、色差補正及びノイズリダクション等のYC処理を実行する。
検波処理部922は、画像処理部921にて処理された画像信号(Y,C/C信号)に対して、カメラヘッド5を制御(AF(オートフォーカス)処理等)するための検波処理を実行する。
例えば、検波処理部922は、撮像部54にて撮像された1フレームの画像全体における指定領域の画素毎の画素情報(輝度信号(Y信号))に基づいて、当該指定領域内の画像のコントラストや周波数成分を検出する。そして、検波処理部922は、当該検出により得られた検波情報(コントラストや周波数成分)を制御部94に出力する。
処置具検出部923は、生体内に挿入される電気メス等の処置具の使用状態を検出する処置具検出処理を実行する。
図3及び図4は、処置具検出部923による処置具検出処理を説明する図である。
本実施の形態1では、処置具検出部923は、例えば、パターンマッチング等の公知の手法を用いて、画像処理部921にて処理された画像信号に基づく撮像画像CI内の被写体像SIに処置具Ttが含まれているか否かを判定する。そして、処置具検出部923は、撮像画像CI内の被写体像SIに処置具Ttが含まれていないと判定した場合(図3)には、処置具Ttが非使用状態であることを示す検出信号を制御部94に出力する。一方、処置具検出部923は、撮像画像CI内の被写体像SIに処置具Ttが含まれていると判定した場合(図4)には、処置具Ttが使用状態であることを示す検出信号を制御部94に出力する。
表示制御部93は、制御部94による制御の下、OSD(オンスクリーンディスプレイ)処理等により、画像処理部921にて処理された画像信号(Y,C/C信号)に基づく撮像画像CI上に挿入部2の先端と被写体との被写体距離に関する距離情報を重畳した表示用の映像信号を生成する。そして、表示制御部93は、第2伝送ケーブル8を介して、当該映像信号を表示装置7(表示部71)に出力する。
制御部94は、例えば、CPU等を用いて構成され、第1〜第3伝送ケーブル6,8,10を介して制御信号を出力することで、光源装置3、カメラヘッド5、及び表示装置7の動作を制御するとともに、制御装置9全体の動作を制御する。この制御部94は、図2に示すように、レンズ制御部941と、距離判定部942と、音声制御部943とを備える。
レンズ制御部941は、レンズ駆動部52を動作させ、レンズユニット51の焦点や画角を調整(フォーカス位置やズーム位置を変更)する。例えば、レンズ制御部941は、以下に示すように、レンズ位置検出部53にて検出されたフォーカス位置、及び検波処理部922から出力された検波情報に基づいて、AF処理を実行する。
図5ないし図7は、レンズ制御部941によるAF処理を説明する図である。具体的に、図5は、挿入部2の先端と被写体Suとの被写体距離DSを示す図である。図6は、被写体距離DSが第1基準距離D1よりも長い場合でのレンズ制御部941によるAF処理を説明する図である。図7は、被写体距離DSが第1基準距離D1以内である場合でのレンズ制御部941によるAF処理を説明する図である。
具体的に、レンズ制御部941は、検波処理部922から出力された検波情報(コントラストや周波数成分)に基づいて、被写体像SIの合焦状態を評価するための合焦評価値を算出する。例えば、レンズ制御部941は、検波処理部922にて検出されたコントラストや、検波処理部922にて検出された周波数成分のうち高周波成分の和を合焦評価値とする。なお、合焦評価値は、値が大きいほどフォーカスが合っていることを示す。
そして、レンズ制御部941は、図6に示すように、レンズ駆動部52を動作させ、フォーカス位置を変更しながら、順次、合焦評価値を算出するとともに、レンズ位置検出部53にて検出されたフォーカス位置と当該フォーカス位置に対応した合焦評価値とを関連付けたフォーカス情報を記憶部97に順次、記憶させる。この後、レンズ制御部941は、記憶部97に記憶させた複数のフォーカス情報に基づいて、合焦評価値が最大値となるピーク位置(フォーカス位置P1)を算出する。また、レンズ制御部941は、当該フォーカス位置P1とレンズ位置検出部53にて検出された現時点のフォーカス位置とに基づいて、当該現時点のフォーカス位置から当該フォーカス位置P1にフォーカスレンズ511を移動させるための移動方向(近点への方向または遠点への方向)と移動量とを算出する。そして、レンズ制御部941は、当該移動方向及び当該移動量に応じた制御信号をレンズ駆動部52に出力し、当該フォーカス位置P1にフォーカスレンズ511を位置付ける。以上のように、本実施の形態1では、レンズ制御部941は、所謂、山登り法によりAF処理を実行する。
なお、上述したAF処理は、常時、実行する所謂、コンティニュアスAFを採用してもよく、あるいは、カメラヘッド5等に設けられた操作ボタン(図示略)の操作に応じて実行する所謂、ワンタッチAFを採用しても構わない。
ここで、被写体距離DSが第1基準距離D1(図5)以内である場合には、検波処理が行われる指定領域は、被写体Suの極めて狭い領域となる。このため、検波処理の精度が悪くなり、図7に示すように、フォーカス位置を変更しても合焦評価値に目立ったピークが存在しない。すなわち、レンズ制御部941は、被写体像SIが合焦状態とならない誤ったピーク位置(フォーカス位置P2(図7))を算出し、当該フォーカス位置P2にフォーカスレンズ511を位置付けてしまう場合がある。そして、AF処理がワンタッチAFである場合には、医師等は、被写体像SIを合焦状態とするために、カメラヘッド5等に設けられた操作ボタン(図示略)を何度も操作することとなる。
距離判定部942は、レンズ位置検出部53にて検出されたフォーカス位置と第1閾値とを比較し、被写体距離DSが第1基準距離D1以内であるか否かを判定する第1判定処理を実行する。また、距離判定部942は、レンズ位置検出部53にて検出されたフォーカス位置と第2閾値とを比較し、被写体距離DSが第2基準距離D2以内であるか否かを判定する第2判定処理を実行する。なお、本実施の形態1では、距離判定部942は、処置具検出部923にて撮像画像CI内の被写体像SIに処置具Ttが含まれていないと判定された場合に、第1判定処理を実行する。また、距離判定部942は、処置具検出部923にて撮像画像CI内の被写体像SIに処置具Ttが含まれていると判定された場合に、第2判定処理を実行する。
ここで、第2基準距離D2は、図5に示すように、電気メス等の処置具Ttによる処置時に発生するミストMiにより挿入部2の先端が汚れない被写体距離DSのうち、最も短い被写体距離DSに相当する。また、第1閾値は、被写体距離DSが第1基準距離D1である場合に、被写体像SIが合焦状態となるフォーカス位置に相当する。なお、本実施の形態1では、第1閾値を「10」とする(近点:「0」、遠点:「100」)さらに、第2閾値は、被写体距離DSが第2基準距離D2である場合に、被写体像SIが合焦状態となるフォーカス位置に相当する。なお、本実施の形態1では、第2閾値を「20」とする(近点:「0」、遠点:「100」)。そして、これら第1,第2閾値は、記憶部97に予め記憶されている。
すなわち、距離判定部942は、フォーカス位置と被写体距離DSとの間にある相関関係を利用し、フォーカス位置と第1,第2閾値を比較することで被写体距離DSが第1,第2基準距離D1,D2以内であるか否かを判定している。
音声制御部943は、距離判定部942にて被写体距離DSが第1,第2基準距離D1,D2以内であると判定された場合に、第2伝送ケーブル8を介して、制御信号を表示装置7(音声出力部72)に出力し、音声出力部72から音声を出力させる。
以上説明した表示部71、表示制御部93、音声出力部72、及び音声制御部943は、本発明に係る距離情報報知部100(図2)に相当する。
入力部95は、マウス、キーボード、及びタッチパネル等の操作デバイスを用いて構成され、ユーザによる操作を受け付ける。
出力部96は、スピーカやプリンタ等を用いて構成され、各種情報を出力する。
記憶部97は、制御部94が実行するプログラムや、制御部94の処理に必要な情報等を記憶する。
〔内視鏡装置の動作〕
次に、上述した内視鏡装置1の動作について説明する。
図8は、内視鏡装置1の動作を示すフローチャートである。
なお、以下では、レンズ位置検出部53、処置具検出部923、距離判定部942、及び距離情報報知部100の動作を主に説明する。
先ず、レンズ位置検出部53は、制御装置9による制御の下、フォーカス位置を検出する(ステップS1)。
ステップS1の後、処置具検出部923は、処置具検出処理を実行し(ステップS2)、撮像画像CI内の被写体像SIに処置具Ttが含まれているか否かを判定する(ステップS3)。
処置具Ttが含まれていると判定された場合(ステップS3:Yes)には、距離判定部942は、記憶部97に記憶されている第1,第2閾値のうち、第2閾値を選択し(ステップS4)、第2判定処理を実行する(ステップS5,S6)。
すなわち、距離判定部942は、ステップS1で検出されたフォーカス位置と第2閾値とを比較し(ステップS5)、当該フォーカス位置が第2閾値以内であるか否か(被写体距離DSが第2基準距離D2以内であるか否か)を判定する(ステップS6)。
フォーカス位置が第2閾値を超えていると判定された場合(ステップS6:No)には、距離情報報知部100は、被写体距離DSに関する距離情報を第1報知状態で報知する(ステップS7)。この後、内視鏡装置1は、ステップS1に戻る。
図9は、ステップS7での第1報知状態の一例を示す図である。
例えば、距離情報報知部100は、ステップS7において、図9に示すように、被写体距離DSに関する距離情報を第1報知状態で報知する。
具体的に、表示制御部93は、図9に示すように、撮像画像CI上に被写体距離レベルメータLMを重畳した表示画像DIを表示装置7(表示部71)に表示させる。
ここで、被写体距離レベルメータLMは、図9に示すように、レベルバーLBと、スライダSLと、第2閾値マークSM2とが配置されたものである。
レベルバーLBは、フォーカスレンズ511が移動可能とするフォーカス位置の範囲(「0」〜「100」)に対応するスケールである。
スライダSLは、ステップS1で検出されたフォーカス位置に対応するレベルバーLB上の位置を指示する。なお、図9の例では、スライダSLは、ステップS1で検出されたフォーカス位置が第2閾値(「20」)を超えている(ステップS6:No)ため、当該フォーカス位置に対応するレベルバーLB上の位置に位置付けられている。
第2閾値マークSM2は、第2閾値(「20」)を指し示すマークである。
一方、ステップS6において、フォーカス位置が第2閾値以内であると判定された場合(ステップS6:Yes)には、距離情報報知部100は、被写体距離DSに関する距離情報をステップS7での第1報知状態とは異なる第2報知状態で報知する(ステップS8)。
図10は、ステップS8での第2報知状態の一例を示す図である。
例えば、距離情報報知部100は、ステップS8において、図10に示すように、被写体距離DSに関する距離情報を第2報知状態で報知する。
具体的に、表示制御部93は、図10に示すように、上述した第1報知状態(図9)と同様に、撮像画像CI上に被写体距離レベルメータLMを重畳した表示画像DIを表示装置7(表示部71)に表示させる。
第2報知状態での被写体距離レベルメータLMでは、スライダSLは、図10に示すように、ステップS1で検出されたフォーカス位置に対応するレベルバーLB上の位置を指示するとともに、点滅表示されている。なお、図10の例では、スライダSLは、ステップS1で検出されたフォーカス位置が第2閾値(「20」)以内である(ステップS6:Yes)ため、当該フォーカス位置に対応するレベルバーLB上の位置に位置付けられている。
さらに、音声制御部943は、図10に示すように、表示装置7(音声出力部72)から警告音(図10の例では「ピピピッ」という音)を発生させる。
図9に示した被写体距離レベルメータLMは、第1報知状態での本発明に係る距離情報に相当する。また、図10に示した被写体距離レベルメータLM及び警告音は、第2報知状態での本発明に係る距離情報に相当する。すなわち、距離情報報知部100は、距離判定部942にて被写体距離DSが第2基準距離D2を超えていると判定された場合と第2基準距離D2以内であると判定された場合とで、互いに異なる報知状態(第1,第2報知状態)で本発明に係る距離情報を報知する。
ステップS8の後、レンズ制御部941は、ステップS1で検出されたフォーカス位置と第2閾値とに基づいて、当該ステップS1で検出されたフォーカス位置から第2閾値にフォーカスレンズ511を移動させるための移動方向(遠点への方向)と移動量とを算出する。そして、レンズ制御部941は、当該移動方向及び当該移動量に応じた制御信号をレンズ駆動部52に出力し、第2閾値にフォーカスレンズ511を位置付ける(ステップS9)。この後、内視鏡装置1は、ステップS1に戻る。
ステップS3において、処置具Ttが含まれていないと判定された場合(ステップS3:No)には、距離判定部942は、記憶部97に記憶されている第1,第2閾値のうち、第1閾値を選択し(ステップS10)、第1判定処理を実行する(ステップS11,S12)。
すなわち、距離判定部942は、ステップS1で検出されたフォーカス位置と第1閾値とを比較し(ステップS11)、当該フォーカス位置が第1閾値以内であるか否か(被写体距離DSが第1基準距離D1以内であるか否か)を判定する(ステップS12)。
フォーカス位置が第1閾値を超えていると判定された場合(ステップS12:No)には、距離情報報知部100は、被写体距離DSに関する距離情報を第1報知状態で報知する(ステップS13)。この後、内視鏡装置1は、ステップS1に戻る。
図11は、ステップS13での第1報知状態の一例を示す図である。
例えば、距離情報報知部100は、ステップS13において、図11に示すように、上述した図9と同様に、被写体距離DSに関する距離情報を第1報知状態で報知する。
なお、ステップS13での被写体距離レベルメータLMは、図11に示すように、図9で示した被写体距離レベルメータLMに対して、第2閾値マークSM2が省略され、第1閾値(「10」)を指し示す第1閾値マークSM1が追加されている。
一方、フォーカス位置が第1閾値以内であると判定された場合(ステップS12:Yes)には、距離情報報知部100は、被写体距離DSに関する距離情報をステップS13での第1報知状態とは異なる第2報知状態で報知する(ステップS14)。この後、内視鏡装置1は、ステップS1に戻る。
図12は、ステップS14での第2報知状態の一例を示す図である。
例えば、距離情報報知部100は、ステップS14において、図12に示すように、上述した図10と同様に、被写体距離DSに関する距離情報を第2報知状態で報知する。
なお、ステップS14での被写体距離レベルメータLMは、図12に示すように、図11で示した被写体距離レベルメータLMと同様に、第2閾値マークSM2ではなく第1閾値マークSM1が配置されている。
図11に示した被写体距離レベルメータLMは、第1報知状態での本発明に係る距離情報に相当する。また、図12に示した被写体距離レベルメータLM及び警告音は、第2報知状態での本発明に係る距離情報に相当する。すなわち、距離情報報知部100は、距離判定部942にて被写体距離DSが第1基準距離D1を超えていると判定された場合と第1基準距離D1以内であると判定された場合とで、互いに異なる報知状態(第1,第2報知状態)で本発明に係る距離情報を報知する。
以上説明した本実施の形態1によれば、以下の効果を奏する。
本実施の形態1に係る内視鏡装置1は、フォーカス位置と被写体距離DSとの間にある相関関係を利用し、当該フォーカス位置に基づいて、被写体距離DSが第2基準距離D2以内であるか否かを判定する。すなわち、内視鏡装置1は、フォーカス位置に基づいて、挿入部2の先端が処置具Ttによる処置時に発生するミストMiにて汚れてしまう範囲内に位置しているか否かを判定する。そして、内視鏡装置1は、被写体距離DSが第2基準距離D2を超えている場合と第2基準距離D2以内である場合とで、異なる報知状態(第1報知状態(図9)及び第2報知状態(図10))により、被写体距離DSに関する距離情報を報知する。
このため、医師等は、距離情報の報知状態の変化を認識することで、挿入部2の先端が処置具Ttによる処置時に発生するミストMiにて汚れてしまう範囲内に位置しているか否かを判断することができる。そして、医師等は、挿入部2の先端が当該範囲内に位置していると判断し、かつ、処置具Ttにて処置を実行する場合には、被写体Suから挿入部2の先端を遠ざけることで、ミストMiにて挿入部2の先端が汚れてしまうことを回避することができる。したがって、生体内から挿入部2を引き抜いて挿入部2の先端の汚れを除去するという煩雑な作業を医師等に行わせることを回避することができる。
また、本実施の形態1に係る内視鏡装置1は、フォーカス位置と被写体距離DSとの間にある相関関係を利用し、当該フォーカス位置に基づいて、被写体距離DSが第1基準距離D1以内であるか否かを判定する。すなわち、内視鏡装置1は、フォーカス位置に基づいて、誤ったフォーカス位置P2(被写体像SIが合焦状態とならない位置)にフォーカスレンズ511を位置付けてしまう可能性の高い範囲内に挿入部2の先端が位置しているか否かを判定する。そして、内視鏡装置1は、被写体距離DSが第1基準距離D1を超えている場合と第1基準距離D1以内である場合とで、異なる報知状態(第1報知状態(図11)及び第2報知状態(図12))により、被写体距離DSに関する距離情報を報知する。
このため、医師等は、距離情報の報知状態の変化を認識することで、挿入部2の先端が誤ったフォーカス位置P2にフォーカスレンズ511を位置付けてしまう可能性の高い範囲内に位置しているか否かを判断することができる。そして、医師等は、挿入部2の先端が当該範囲内に位置していると判断した場合には、被写体Suから挿入部2の先端を遠ざけることができる。したがって、AF処理がワンタッチAFである場合において、被写体像SIを合焦状態とするためにカメラヘッド5等に設けられた操作ボタン(図示略)を何度も操作するという煩雑な作業を医師等に行わせることを回避することができる。
以上のことから、本実施の形態1に係る内視鏡装置1によれば、利便性の向上を図ることができる、という効果を奏する。
また、本実施の形態1に係る内視鏡装置1は、処置具Ttが非使用状態である場合に第1閾値を用いた第1判定処理を実行し、処置具Ttが使用状態である場合に第2閾値を用いた第2判定処理を実行する。
このため、処置具Ttが使用状態であり、ミストMiにて挿入部2の先端が汚れる虞がある場合に限り、被写体距離DSを第2基準距離D2よりも長くなるように被写体Suから挿入部2の先端を遠ざけることを医師等に促すことができる。すなわち、医師等は、処置具Ttが非使用状態であり、ミストMiにて挿入部2の先端が汚れる虞がない場合には、上述したように促されることがないため、被写体距離DSを第2基準距離D2よりも短い好みの被写体距離DSに設定することができる。
特に、処置具検出処理では、画像処理(パターンマッチング)により処置具Ttの非使用状態及び使用状態を検出している。すなわち、処置具Ttの非使用状態及び使用状態は、内視鏡装置1にて自動的に検出される。このため、例えば、内視鏡装置1に操作ボタンを設け、医師等による当該操作ボタンの操作に応じて処置具Ttの使用状態を当該内視鏡装置1が検出する構成と比較して、当該操作を医師等に行わせる必要がなく、利便性の向上を図ることができる。
また、本実施の形態1に係る内視鏡装置1は、被写体距離DSが第2基準距離D2以内である場合には、被写体像SIが当該第2基準距離D2の時に合焦状態となる第2閾値にフォーカスレンズ511を位置付ける。
このため、医師等は、表示装置7(表示部71)に表示された表示画像DIを確認しながら、被写体像SIが合焦状態となるまで被写体Suから挿入部2の先端を遠ざければ、ミストMiにて挿入部2の先端が汚れる虞がない位置に容易に位置付けることができる。
また、本実施の形態1に係る内視鏡装置1は、画角を変化させるズームレンズ512を備える。すなわち、ズームレンズ512により被写体像SIが拡大されている場合には、医師等は、表示画像DIを確認しただけでは、挿入部2の先端が被写体Suに対して不要に近付き過ぎているか否かを判断することが難しい。このため、ズームレンズ512を備えた内視鏡装置1に本発明を適用すれば、上述した利便性の向上を図ることができる、という効果を好適に実現することができる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。
以下の説明では、上述した実施の形態1と同様の構成には同一符号を付し、その詳細な説明は省略または簡略化する。
図13は、図2に対応した図であって、本実施の形態2に係る内視鏡装置1Aの概略構成を示す図である。
本実施の形態2に係る内視鏡装置1Aでは、図13に示すように、上述した実施の形態1で説明した内視鏡装置1に対して、カメラヘッド5からレンズ位置検出部53を省略したカメラヘッド5Aを採用しているとともに、制御装置9(制御部94)にレンズ位置検出部944を追加した制御装置9A(制御部94A)を採用している。
本実施の形態2に係るモータ521は、ステッピングモータで構成されている。
また、本実施の形態2に係る記憶部97には、モータ521の初期回転位置が予め記憶されているとともに、レンズ制御部941による制御の下、モータ521が回転した際での当該モータ521の回転量が順次、最新の回転量として記憶(更新)される。
そして、本実施の形態2に係るレンズ制御部941は、所望のフォーカス位置にフォーカスレンズ511を移動させる際には、記憶部97に記憶された初期回転位置及び回転量から当該移動前のフォーカス位置を算出する。この後、レンズ制御部941は、当該所望のフォーカス位置と当該移動前のフォーカス位置とに基づいて、当該移動前のフォーカス位置から当該所望のフォーカス位置にフォーカスレンズ511を移動させるためのモータ521の回転方向と回転量とを算出する。そして、レンズ制御部941は、当該回転方向及び当該回転量に応じた制御信号をレンズ駆動部52に出力し、当該所望のフォーカス位置にフォーカスレンズ511を位置付ける。また、レンズ制御部941は、記憶部97に記憶された回転量を最新の回転量に更新する。
レンズ位置検出部944は、記憶部97に記憶された初期回転位置及び回転量、並びに、レンズ制御部941からレンズ駆動部52に出力される制御信号(制御値(モータ521の回転方向及び回転量))に基づいて、フォーカスレンズ511が位置付けられるレンズ位置を検出(算出)する。
なお、レンズ位置検出部944による上述した処理は、上述した実施の形態1で説明したステップS1で実行される。
以上説明した本実施の形態2によれば、上述した実施の形態1と同様の効果を奏する。
(その他の実施の形態)
ここまで、本発明を実施するための形態を説明してきたが、本発明は上述した実施の形態1,2によってのみ限定されるべきものではない。
上述した実施の形態1,2において、カメラヘッド5,5Aに設けられていた構成(レンズユニット51、レンズ駆動部52、レンズ位置検出部53、及び撮像部54)の少なくとも一部を挿入部2内の先端に設けても構わない。また、挿入部2としては、硬性鏡に限らず、軟性鏡としても構わない。
また、上述した実施の形態1,2において、制御部94,94Aの機能(レンズ制御部941、距離判定部942、レンズ位置算出部944)の少なくとも一部を制御装置9,9Aの外部(カメラヘッド5,5A、コネクタCN1,CN2等)に設けてもよい。
さらに、上述した実施の形態1,2において、本発明に係る音声出力部の配設位置は、表示装置7に限らず、制御装置9,9Aやカメラヘッド5,5Aとしても構わない。
上述した実施の形態1,2において、第1,第2報知状態(図9〜図12)は、あくまでも一例であり、互いに異なる報知状態であれば、被写体距離レベルメータLMとは異なる表示状態で本発明に係る距離情報を表示してもよく、警告音とは異なる音声出力状態で本発明に係る距離情報を報知してもよい。
上述した実施の形態1,2では、本発明に係る基準距離として、第1,第2基準距離D1,D2の2つ設けていた(閾値を第1,第2閾値の2つ設けていた)が、これに限らず、いずれか一方のみ設けた構成としても構わない。
上述した実施の形態1,2において、処置具検出処理は、上述した実施の形態1,2で説明した画像処理(パターンマッチング)に限らず、処置具Ttを用いることを示す操作信号を出力する操作ボタンの操作に応じて、処置具Ttの使用状態や非使用状態を検出する構成を採用しても構わない。
上述した実施の形態1,2において、内視鏡装置1,1Aは、医療分野に限らず、工業分野で用いられ、機械構造物等の被検体内部を観察する内視鏡装置としても構わない。
上述した実施の形態1,2において、本発明に係る像拡大部として、ズームレンズ512を採用していたが、これに限らず、画像処理部921に被写体像SIの一部を拡大する電子ズーム機能を持たせ、当該画像処理部921を本発明に係る像拡大部としてもよい。
上述した実施の形態1,2では、フォーカスレンズ511やズームレンズ512をレンズ駆動部52により電動で移動させていたが、これに限らない。例えば、フォーカスリングやズームレンズを設け、当該フォーカスリングや当該ズームリングの回転操作に応じて機械的にフォーカスレンズ511やズームレンズ512を移動する構成を採用しても構わない。
1,1A 内視鏡装置
2 挿入部
3 光源装置
4 ライトガイド
5,5A カメラヘッド
6 第1伝送ケーブル
7 表示装置
8 第2伝送ケーブル
9,9A 制御装置
10 第3伝送ケーブル
21 接眼部
51 レンズユニット
52 レンズ駆動部
53 レンズ位置検出部
54 撮像部
55 通信部
71 表示部
72 音声出力部
91 通信部
92 信号処理部
93 表示制御部
94,94A 制御部
95 入力部
96 出力部
97 記憶部
100 距離情報報知部
511 フォーカスレンズ
512 ズームレンズ
521 モータ
522 ドライバ
921 画像処理部
922 検波処理部
923 処置具検出部
941 レンズ制御部
942 距離判定部
943 音声制御部
944 レンズ位置検出部
CI 撮像画像
CN1,CN2 コネクタ
D1,D2 第1,第2基準距離
DI 表示画像
DS 被写体距離
LB レベルバー
LM 被写体距離レベルメータ
Mi ミスト
P1,P2 フォーカス位置
SI 被写体像
SL スライダ
SM1,SM2 第1,第2閾値マーク
Su 被写体
Tt 処置具

Claims (9)

  1. 被検体内に挿入され、先端から当該被検体内の被写体像を取り込む挿入部と、
    前記被写体像を撮像する撮像部と、
    光軸に沿って移動することで焦点を調整するフォーカスレンズを有し、前記挿入部にて取り込まれた前記被写体像を前記撮像部に結像するレンズユニットと、
    前記フォーカスレンズのレンズ位置を検出するレンズ位置検出部と、
    前記レンズ位置に基づいて、前記挿入部の先端と被写体との被写体距離に関する距離情報を報知する距離情報報知部と、
    前記レンズ位置に基づいて、前記被写体距離が基準距離以内であるか否かを判定する距離判定部とを備え、
    前記距離情報報知部は、
    前記距離判定部にて前記被写体距離が前記基準距離を超えていると判定された場合と当該基準距離以内であると判定された場合とで、異なる報知状態で前記距離情報を報知する
    ことを特徴とする内視鏡装置。
  2. 前記被検体内に挿入される処置具の使用状態を検出する処置具検出部をさらに備え、
    前記基準距離は、
    第1基準距離と、当該第1基準距離よりも長い第2基準距離の2つ設けられ、
    前記距離判定部は、
    前記処置具検出部にて前記処置具の使用状態が検出されていない場合には前記基準距離として前記第1基準距離を用い、前記処置具検出部にて前記処置具の使用状態が検出された場合には前記基準距離として前記第2基準距離を用いる
    ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
  3. 前記処置具検出部は、
    前記撮像部にて撮像された撮像画像に基づいて、当該撮像画像内の前記被写体像に前記処置具が含まれているか否かを判定することにより前記使用状態を検出し、
    前記距離判定部は、
    前記処置具検出部にて前記撮像画像内の前記被写体像に前記処置具が含まれていないと判定された場合には前記基準距離として前記第1基準距離を用い、前記処置具検出部にて前記撮像画像内の前記被写体像に前記処置具が含まれていると判定された場合には前記基準距離として前記第2基準距離を用いる
    ことを特徴とする請求項2に記載の内視鏡装置。
  4. 前記フォーカスレンズを移動させるレンズ駆動部と、
    前記レンズ駆動部の動作を制御するレンズ制御部とをさらに備え、
    前記レンズ制御部は、
    前記距離判定部にて前記被写体距離が前記基準距離以内であると判定された場合に、前記レンズ駆動部を動作させ、当該被写体距離が当該基準距離の時に前記被写体像が合焦状態となるレンズ位置に前記フォーカスレンズを移動させる
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の内視鏡装置。
  5. 前記レンズ位置検出部は、
    前記レンズ位置を検出する位置センサである
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の内視鏡装置。
  6. 前記フォーカスレンズを移動させるレンズ駆動部と、
    前記レンズ駆動部の動作を制御するレンズ制御部とをさらに備え、
    前記レンズ位置検出部は、
    前記レンズ制御部が前記レンズ駆動部を動作させる際に当該レンズ制御部から当該レンズ駆動部に出力される制御値に基づいて、前記レンズ位置を検出する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の内視鏡装置。
  7. 前記距離情報報知部は、
    前記距離情報を表示する表示部と、
    前記表示部の動作を制御する表示制御部とを備え、
    前記表示制御部は、
    前記距離判定部にて前記被写体距離が前記基準距離を超えていると判定された場合と当該基準距離以内であると判定された場合とで、異なる表示状態で前記距離情報を前記表示部に表示させる
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の内視鏡装置。
  8. 前記距離情報報知部は、
    前記距離情報を音声出力する音声出力部と、
    前記音声出力部の動作を制御する音声制御部とを備え、
    前記音声制御部は、
    前記距離判定部にて前記被写体距離が前記基準距離を超えていると判定された場合と当該基準距離以内であると判定された場合とで、異なる出力状態で前記距離情報を前記音声出力部から音声出力させる
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の内視鏡装置。
  9. 前記撮像部にて撮像された撮像画像に含まれる前記被写体像を拡大する像拡大部をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の内視鏡装置。
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