JP2018136291A - ガス濃度測定システム - Google Patents

ガス濃度測定システム Download PDF

Info

Publication number
JP2018136291A
JP2018136291A JP2017100080A JP2017100080A JP2018136291A JP 2018136291 A JP2018136291 A JP 2018136291A JP 2017100080 A JP2017100080 A JP 2017100080A JP 2017100080 A JP2017100080 A JP 2017100080A JP 2018136291 A JP2018136291 A JP 2018136291A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
concentration
gas sensor
sensor
gas concentration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017100080A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6708585B2 (ja
Inventor
山下 太郎
Taro Yamashita
太郎 山下
基樹 五十嵐
Motoki Igarashi
基樹 五十嵐
康祐 木寺
Kosuke Kidera
康祐 木寺
公一 伊東
Koichi Ito
公一 伊東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHIRAIMATSU KIKAI KK
Shiraimatsu and Co Ltd
Original Assignee
SHIRAIMATSU KIKAI KK
Shiraimatsu and Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SHIRAIMATSU KIKAI KK, Shiraimatsu and Co Ltd filed Critical SHIRAIMATSU KIKAI KK
Publication of JP2018136291A publication Critical patent/JP2018136291A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6708585B2 publication Critical patent/JP6708585B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Fluid Adsorption Or Reactions (AREA)
  • Emergency Alarm Devices (AREA)

Abstract

【課題】リアルタイムでホルムアルデヒド等のガス濃度を測定・監視するシステムを提供する。【解決手段】室内に設置されホルムアルデヒド等のガスを検知するガスセンサと、ガスセンサからの濃度信号を電気信号に変換して室内のガス濃度をリアルタイムで演算測定すると共に室内のガス濃度が危険域か否かを監視する制御部と、制御部からの複数段階の出力信号により測定したガス濃度を表示する表示部とを備え、室内のガス濃度が危険域か否かを監視し、そのガス濃度に応じて複数段階の出力信号を表示部に送る。【選択図】 図2

Description

本発明は、病理室、解剖室、解剖実験室、建築工事現場、あるいは室内内装工事現場等の室内におけるホルムアルデヒド等のガスを検知し、そのガス濃度を測定するシステムに関するものである。
病理室、解剖室、解剖実習室などを備えた病院や大学等の室内では、ホルムアルデヒドを頻繁に使用しているが、ホルムアルデヒドは発がん性物質としても認識されており、近年、特定化学物質等障害予防規則(特化則)では、その取扱いが非常に厳しくなっており、ホルムアルデヒドの濃度をリアルタイムで計測して異常時に警告することができるシステムの出現が望まれるところである。
ホルムアルデヒドの測定は、これと反応して着色する指示薬が入った検知管に一定の空気を通して、その着色長からホルムアルデヒドの濃度を求める検知管法や、室内の空気を捕集剤に吸着させ、その吸着された様々な有機化合物を細かく分離してホルムアルデヒドなどの化合物の量を調べる高速クロマトグラフ法、さらには、ホウ酸溶液の中に室内の空気を通しホルムアルデヒドを捕集し、この補修した溶液に、数種の溶液を混合すると赤紫色に発色するため、550nm付近の波長で吸光度を測定する吸光光度法等があるが、いずれも一定時間をかけて、その時間帯のみの濃度を測定するといった測定方法であり、解剖室等の室内のガス濃度を常時監視するには実用的ではない。
特許文献1には、解剖実習室におけるホルムアルデヒドを含んだ空気を排ガス処理装置で処理した後、大気中に放出する解剖台換気システムにおいて、ホルムアルデヒド濃度を高速液体クロマトグラフで測定することが開示されているが、この場合も解剖実習室でホルムアルデヒドの濃度を常時監視するシステムにはなっていない。
特開2011-167292号公報
本発明は、リアルタイムでホルムアルデヒド等のガス濃度を測定し、監視することができるシステムの提供を目的としている。
上記目的を達成するため、本発明のガス濃度測定システムにおいては、室内に設置され、ホルムアルデヒド等のガスを検知するガスセンサと、前記ガスセンサからの濃度信号を電気信号に変換して室内のガス濃度をリアルタイムで演算測定すると共に室内のガス濃度が危険域か否かを監視する制御部と、前記制御部からの複数段階の出力信号により測定したガス濃度を表示する表示部とを備えている。
本発明のガス濃度測定システムにおいては、室内に設置されたガスセンサからの濃度信号を電気信号に変換してガス濃度をリアルタイムで演算測定するので、室内のホルムアルデヒドをリアルタイムで測定することができる。そして、制御部では、室内のガス濃度が危険域か否かを監視し、そのガス濃度に応じて複数段階の出力信号を表示部に送るので、表示部での表示により、ガス濃度が危険域であるか否かを容易に判断することができる。
本発明の実施形態であるガス濃度測定システムの概念図である。 ガス濃度測定装置の斜視図である。 ガス濃度測定システムのブロック図である。 ガスセンサの検知原理を示す説明図である。 他の実施形態を示すガス濃度測定システムのブロック図である。 (a)(b)(c)は、ガス種類の違いによるガス濃度測定の出力電圧波形図で、同図(a)はガス種類がエタノールのみ、(b)はホルムアルデヒドとエタノールの混合ガス、(c)はエタノールのみのガス種類を表わす。 同じく他の実施形態における制御フローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態は、図1および図2に示すように、病理室、解剖室、解剖実験室病理室、解剖室、解剖実験室、建築工事現場、あるいは室内内装工事現場等の室内1において、ガス濃度測定装置2によりホルムアルデヒド等のガスの濃度をリアルタイムで測定し、ディスプレイ31に表示すると共に、ガス濃度を複数段階に区分して異なる色の表示灯30(LED発光体)を使って段階的に表示し、人体に危険なガス濃度領域に達した場合に警告音33を鳴らしたり、さらには、ガス濃度情報を警備室等の監視室5のモニター6上にも表示可能とし、監視体制を万全にすることができるガス濃度測定システムである。
このようなガス濃度測定システムを実現するために、病理室、解剖室、解剖実験室、建築工事現場、あるいは室内内装工事現場等の室内1にホルムアルデヒドの濃度を測定するガス濃度測定装置2を設置する。図1においては、1Aは切り出し室、1Bは標本室、1Cは病理検査室を示す。それぞれの室内の出入り口にガス濃度測定装置2を設置し、室内のガス濃度を監視することができる。また、各室の出入り口のみならず、室内に設置した設備にガス濃度測定装置2を設置することができる。例えば、切り出し室1Aの切り出し台3Aやホルマリン希釈装置3B、ホルマリン固定水洗槽3C、ホルマリンリサイクル装置3Dにそれぞれガス濃度測定装置2を設置することができる。これにより、室内のみならず、各設備のホルムアルデヒドの濃度を検知することができる。また、標本室1Bに設置されるホルマリン(ホルムアルデヒドの37%水溶液)漬けの検体保管室の保管棚4にガス濃度測定装置2を設置することができる。
これらのガス濃度測定装置2は、各室および各設備で共通のものを使用することができる。図2にガス濃度測定装置2を含むガス濃度測定システムの概略全体ブロック図であり、図3は図2にガス濃度測定装置2の外観斜視図である。図示のように、ガス濃度測定装置2は、本体ケース11にガスセンサ12、制御部13、及び表示部14を備え、ACトランス等を含む電源部9からの電力により稼働するようになっている。
本体ケース11は、図3に示すように、例えば、直方体状の合成樹脂製ケースとされ、表面にガスセンサ12と複数(例えば3個)のLED表示灯30を有する表示部14が配置され、内部に制御部13を備えている。また、図示しないが、本体ケース11の裏面には、各種設備あるいは室内の壁に吸着可能なマグネット等の吸着手段が配置される、あるいは、図3に示すように、本体ケース11の裏面にフック11aを設け、図示しないブラケットを室内の壁に取り付けて、このブラケットにフック11aを係合保持させる構成を採用してもよい。
ガスセンサ12は、ホルムアルデヒドの濃度を検出するもので、例えば、低消費電力で出力特性がリニアに表出され、ガス選択性に比較的優れ、ガス濃度をリアルタイムで検知しやすい電気化学式ガスセンサが採用される。図4に電気化学式ガスセンサの断面図を例示する。この電気化学式ガスセンサ12は、例えば、特開2006-90991号公報に開示されているものが採用可能である。
この電気化学式ガスセンサ12は、図4に示すように、センサ本体ケース15の内部に作用電極16、対向電極17、参照電極18、電解質保持体19、ガス透過性膜20a,20bが収容されている。電解質保持体19は、本体ケース15の下部に設けられた電解質溶液貯留部21と親水性の導液体22を介して接続され、電解質溶液が電解質保持体19に常に補給される構造となっている。作用電極16、対向電極16及び参照電極18は、電解質保持体19に接するように配置され、それぞれ図示しない電極ピンにより外部の測定回路と接続されている。
このガスセンサ12は、ホルムアルデヒド等の検知対象ガスがセンサ本体ケース15の開口15aから内部に入り、作用電極16に到達すると、ホルムアルデヒドの成分が順次酸化若しくは還元反応を起こし、この反応を作用電極16を通じて外部に出力する。外部出力は外部のポテンショスタットを含む測定回路に接続され、ホルムアルデヒド等のガス濃度に応じた出力を発生させ、制御部13に入力されてガス濃度がリアルタイムで演算測定される。
制御部13は、一般的なワンチップマイクロコンピュータから構成されており、ガスセンサ12からのガス濃度信号が入力されるようになっている。ただし、ガス濃度は、室内環境に応じて出力値が変化するので、温度センサ23および湿度センサ24からの温湿度情報も入力できるようになっており、これの温湿度情報に基づいて、ガスセンサ12からの入力されるガス濃度信号を補正できるようになっている。例えば、標準温度(25℃)よりも高い温度の場合、ガス濃度(ppm)は高く測定される。また、相対湿度(RH)が標準湿度よりも高い場合、ガス濃度は低め目に測定される。したがって、これらの温湿度情報を使って、ガス濃度を補正する。
なお、ガスセンサ12は、図3および図4に示すように、電解質溶液貯留部21の電解質溶液の劣化ないし消耗、あるいは電解質溶液を含浸させた電解質保持体の劣化・消耗があるため、これらの寿命を考慮して、図3に示すように、ガスセンサ12、並びに温度センサ23及び湿度センサ24を基板26に搭載してユニット化し、この基板26を取り替え可能に構成することもできる。
制御部13では、ガスセンサ12からの濃度信号を電気信号に変換して室内のガス濃度をリアルタイムで演算測定すると共に室内のガス濃度が危険域か否かを監視するようにしている。制御部13で測定したガス濃度情報は、計測時刻と共に、図示しない内部メモリに記憶しておく。その他、外部記憶媒体として、SDカード29やUSBメモリに記憶可能とされている。これらをまとめて記憶部と称する。すなわち、ガス濃度測定装置2には、制御部13からのガス濃度の測定結果を記憶する記憶部を備えている。
表示部14は、ガス濃度の大小に応じて3段階のLED表示を行う表示灯30と、本体ケース11の表面にディスプレイ表示するディスプレイ表示部31とを備えている。表示灯30は、図3に示すように、3段階のLED表示を行うように3個の異なるLED発光体から構成される。3個の発光体は、例えば、ガス濃度が低いものから高いものにかけて、順次、緑色LED、黄色LED、赤LEDとされる。赤色LEDが発光する場合はガス濃度が高く、人体への危険域としてされる。この場合、制御部13から外部の警報器33に警報が出力されるように構成される。発光は点灯ないし点滅のいずれであってもよい。
ディスプレイ表示部31は、図3に示すように、液晶表示部とされ、上下2段の表示ができるようになっている。例えば、上段にガス濃度をppm表示し、下段に温度および湿度を表示できるようにしている。
制御部13では、これらのガス濃度の測定結果をSDカードやUSBメモリ等の記憶部に保存する。また、無線あるいは有線により警備室などの監視室5のモニター6に表示されるようになっている。これにより、室内1のガス濃度がリアルタイムでガス濃度測定装置2の表示部および監視室5のモニター6に表示され、ガス濃度が危険域である場合は表示灯30の赤色LEDを点灯させると共に警報器33に出力されるようになっている。
また、ホルマリンリサイクル装置等にホルマリンの漏れ等、液体の漏れを検知できる漏水検知センサ34を取り付け、その漏水検知センサ34からの信号を制御部13に入力するようにして、漏水があった場合、表示部に出力すると共に警報出力を発信できるようにすれば、安全性を確保することができる。
図5は本発明の他の実施形態を示すブロック図である。この例では、室内のホルムアルデヒド等のガスを検知する第1のガスセンサ12と、室内のアルコール濃度を検出する第2のガスセンサ41と、第1のガスセンサ12と第2のガスセンサ41との濃度信号を電気信号に変換して室内のガス濃度を演算する制御部13とを備えたガス濃度測定装置を採用している。なお、図5に示すその他の構成部材は、図2に示す構成部材と同様な機能を有するため、以下の説明では省略する。
第1のガスセンサ12は、上記第1の実施形態と同様なガスセンサである。この第1のガスセンサ12は、ホルムアルデヒドの濃度を検出するもので、例えば、低消費電力で出力特性がリニアに表出され、ガス選択性に比較的優れ、ガス濃度をリアルタイムで検知しやすい電気化学式ガスセンサが採用される。第1のガスセンサ12は、ホルムアルデヒド以外にエタノール等のアルコールの濃度も検出される。そのため、エタノール等のアルコールの存在下でホルムアルデヒドのみの濃度を測定することができない。ホルムアルデヒドの正確な濃度を測定するために、アルコール濃度のみを測定可能な第2のガスセンサ41を用いて、第1のガスセンサ12で得られたガス濃度を補正しなければならない。そのために、第2のガスセンサ41を用いる。
なお、第1のガスセンサ12における他のガスのセンサ感度は以下の通りである。すなわち、エタノール、イソプロピルアルコールに反応するため、後述の第2のガスセンサ41を使用してガス濃度を補正する。キシレン、メタノール、次亜塩素(5%塩素有効濃度)には反応しなかった。また、オゾン0.2ppm環境下では反応しないが、オゾン存在下ではセンサ寿命が短くなる可能性があるため、オゾン発生装置から離れた場所に設置するのが望ましい。
第2のガスセンサ41は、アルコール濃度のみを検出可能とされる。第2のガスセンサ41としては、電気化学式センサ(燃料電池式センサ)と、半導体式センサの2つの検知方式に分けられる。電気化学式センサでは、アルコールは、プラチナ選択触媒電極(電気化学式センサ)で電気化学的に酸化させられ、これにより、電極電流が発生する。アルコール濃度が高いと、生じる電流が大きくなり、その電流の流れる強さからアルコール濃度を算出する。この方式では、アルコール以外の成分(たばこの煙、体内で発生するケトン類、薬等)の干渉が少なく、アルコール濃度を正確に測定することができるが、高価である。
第2のガスセンサ41として、電気化学式センサを使用した場合、第1のガスセンサから算出したガス濃度出力値から、第2のガスセンサ41で検出したアルコール濃度の出力値を差し引けば、ホルムアルデヒドのみの濃度を検出することができる。
一方、第2のガスセンサ41として半導体式センサを使用した場合、この半導体式センサでは、スズ酸化膜(半導体センサ)が周囲の酸素量に応じて抵抗値が変化する。アルコールがスズ酸化膜に吸着されると、相対的に酸素量が少なくなるため、スズ酸化膜(半導体センサ)の電気抵抗値が変化する。その変化量によりアルコール濃度を算出することができる。
ただ、半導体式センサは、電気化学式センサに比べて製造コストが安価である反面、他のガスの干渉により測定結果に大きな影響を与えることがある。例えば、ホルムアルデヒドのみ雰囲気、アルコールのみの雰囲気、ホルムアルデヒドとアルコールとが混合した雰囲気では、半導体式センサの濃度検出結果に大きな影響がある。このような3種類の測定環境下において、第1のガスセンサ12および第2のガスセンサ41からのガス濃度信号を制御部において電圧値に変換し、ガス濃度を算出すると、その測定値に大きな差異が生じることが実験の結果、判明した。実験は以下のように行った。
<第1の実験>
第1の実験の目的は、病院で通常使用される主要な薬品について、ホルムアルデヒド検知用の第1のガスセンサ12が感知するかどうか実験を行った。ただし、第1のガスセンサ(株式会社ネモトセンサエンジニアリング製)のメーカーによる実験の結果により、病院で通常使用されるキシレンについては第1のガスセンサ12に影響を及ぼさないことが判明しているので、本実験から除外した。
<実験条件>
(1)幅700×奥行400×高さ400 mm のプラスチック容器内で測定する。
(2)準備したサンプルは、ア)ホルムアルデヒド、イ)病院で使用される主な試薬であるエタノール、メタノール、2-プロパノール、及び次亜塩素酸である。これらを容器内に蒸散させる。
<実験結果>
実験の結果、メタノール、次亜塩素酸は第1のガスセンサ12に影響を及ぼさない(第1のガスセンサ12が反応しない)ことが判明した。また、2-プロパノールは第1のガスセンサ12で感知するが、極めて感度が低いため、影響がないと判断した。さらに、エタノールは第1のガスセンサ12に相当影響を及ぼすことが判明したため、その影響を取り除く必要があることが分かった。
<第2の実験>
第1の実験の結果を受けて、第1のガスセンサ12へのエタノールの影響を取り除くため、他のセンサも使用することにした。他のセンサとして第2のガスセンサ41(本例のアルコールセンサはフィガロ技研製TGS2620である。)を使用した。そして、両センサ12,41を使用し、エタノールの影響を除去して、正確なホルムアルデヒド濃度が測定できるかどうかを検討した。
<実験条件>
(1)測定環境は実験条件1と同じ容器を使用した。
(2)ホルムアルデヒドのみ、ホルムアルデヒドとエタノールの混合、エタノールのみの3種のガス種類条件下で、第1のガスセンサ12及び第2のガスセンサ41を使用し、出力電圧を測定した。
(3)第2のガスセンサ41は、ゼロ点調整が必要であるため、外部大気を測定し、その値をゼロ点とした。出力電圧は測定値とゼロ点の値を引いたものを出力電圧値として計算した。
<実験結果>
測定の結果を図6に示すグラフにまとめた。図6(a)はエタノールのみ、(b)はホルムアルデヒドとエタノールの混合、(c)はエタノールのみを示すグラフである。図6のグラフの形状により、どの状況下でも第1のガスセンサ12と第2のガスセンサ41に相関関係があることがわかった。どの条件下でも、両センサ12,41の上昇および下降に相関関係が見られ、グラフの形状が類似していた。各状態と第1のガスセンサ12と第2のガスセンサ(増分)との出力電圧比を表1に示す。この結果から、ホルムアルデヒドのみ、エタノールのみ、両者の混合という状態を判定できることが分かった。
Figure 2018136291
上記実験結果を受けて、制御部13では、両センサ12,41の出力電圧比から表1のどの状態かを判断し、下記表2のようにフラグを設定する。そして、両センサ12,41の出力電圧から、設定されたフラグに基づいて、ホルムアルデヒドの濃度を演算処理する。
Figure 2018136291
制御部13では、フラグ0及び2の場合、上記表2のとおり、第1のガスセンサ12の出力電圧を濃度に換算してホルムアルデヒドの濃度を演算する。また、制御部13では、フラグ1の場合、第1のガスセンサ12からの濃度信号には、エタノールが混合されているので、第1のガスセンサ12からの測定値を補正しなければならない。例えば、第2のガスセンサ41の出力電圧値を第1のガスセンサ12からの出力電圧値に換算して、その換算値を差し引いて、ホルムアルデヒドの濃度測定値とする。
このように、第2のガスセンサ41として半導体式センサを用いた場合、制御部13では、第1のガスセンサからの濃度信号と第2のガスセンサからの濃度信号の出力比を測定し、その出力比の値から測定環境のガス種類を判断し、第1のガスセンサ12からの濃度信号を補正してホルムアルデヒドの濃度を測定する。
図7はガス濃度測定フローチャートの主要部を示す。まず、第1ガスセンサ12と第2のガスセンサ41とから常時ガス濃度を検出する(S1,S2)。検出されたガス濃度は電気信号に変換され、その電圧値の出力比が制御部13で演算される(S3)。両ガスセンサ12,41の出力比から測定環境下のガス種類を判定する(S4)。例えば、1.2未満の場合(S5)、ホルムアルデヒドのみの環境であると判断し、第1のガスセンサ12からの出力電圧をホルムアルデヒドのみによる濃度(S6)として以後の演算処理を行う(S7,S11)。
両ガスセンサ12,41の出力比が、例えば、1.2以上3.2未満の場合、ホルムアルデヒドとエタノール等のアルコールとの混合環境であると判断し(S8)、第1のガスセンサ12からの出力電圧を第2のガスセンサ41からの出力電圧により補正調整し、補正したホルムアルデヒドの測定値により以後の演算処理を行う(S7,S11)。
両ガスセンサ12,41の出力比が、例えば、3.2以上の場合(S9)、エタノール等のアルコールのみの環境であると判断し(S10)、ホルムアルデヒドのゼロppmであるとして以後の処理を行う(S7,S11)。なお、S11はホルムアルデヒド濃度の表示を行うフローであり、図1〜図4に示す実施形態の説明を参照されたい。
このように、制御部13では、第1のガスセンサ12及び第2のガスセンサ41からの出力比により、ホルムアルデヒドのみ、アルコールのみ、あるいは両者混合ガスであるか否かを、予め実験値として求めた基準値と対比して、ガス種類を判定し、その結果に基づいて、第1のガスセンサ12からの出力値を補正してホルムアルデヒドの濃度を測定する。
なお、制御部13では、測定環境がアルコールのみの場合、第1のガスセンサ12または第2のガスセンサ13からの出力電圧値を用いて、アルコール濃度を測定するようにしてもよい。
以上の実施形態で説明した通り、本実施形態においては、室内のホルムアルデヒド等のガスを検知する第1のガスセンサと、室内のアルコール濃度を検出する第2のガスセンサと、第1のガスセンサと第2のガスセンサとの濃度信号を電気信号に変換して室内のガス濃度を演算する制御部とを備え、前記第1のガスセンサは、ホルムアルデヒド以外にアルコールも検出可能とされ、第2のガスセンサは、アルコール濃度のみを検出可能とされ、前記制御部では、第1のガスセンサからの濃度信号と第2のガスセンサからの濃度信号の出力差に基づいてホルムアルデヒドの濃度を測定する。
したがって、第1のガスセンサとして、ホルムアルデヒド以外にアルコールも検出可能なセンサを用いた場合でも、第2のガスセンサからのアルコール濃度信号により第1のガスセンサの出力値を補正することができ、正確なホルムアルデヒドの濃度検出が可能となる。
このとき、制御部は、第1のガスセンサからの濃度信号と第2のガスセンサからの濃度信号の出力比を測定して、その出力比から測定環境のガス種類を判断し、第1のガスセンサからの濃度信号を補正してホルムアルデヒドの濃度を測定することができる。
このように、第1のガスセンサで、ホルムアルデヒド以外にアルコールも含んだガスの濃度を検出したとしても、第2のガスセンサとの出力比で、測定環境のガス種類を判断し、第1のガスセンサの濃度を補正するので、正確なホルムアルデヒドの濃度検出が可能となる。したがって、病理解剖室関連施設等のように、ホルムアルデヒド以外にエタノール等のアルコールが存在する環境下においても正確なホルムアルデヒドのガス濃度測定が可能となる。
また、制御部は、第1のガスセンサ及び第2のガスセンサからの出力比により、ホルムアルデヒドのみ、アルコールのみ、及びホルムアルデヒドとアルコールの両者混合ガスであるか否かを、予め実験値として求めた3種の基準値と対比してガス種類を判定し、その結果に基づいて、第1のガスセンサからの出力値を補正してホルムアルデヒドの濃度を測定することができる。
このため、制御部では、第1のガスセンサ及び第2のガスセンサからの出力比と、予め記憶されたガス種類に応じた3種の基準値と対比して、測定環境におけるガス種類を判定し、この判定結果に基づいて、ホルムアルデヒドの測定値を補正するため、正確な濃度を提供することができる。
さらに、制御部は、第1のガスセンサまたは第2のガスセンサからの出力値によりアルコール濃度を測定することができるので、ホルムアルデヒド濃度の測定装置としてのみならず、アルコール濃度測定装置としても使用することができる。
さらに、上記実施形態のガス濃度測定システムでは、室内に設置され、ホルムアルデヒド等のガスを検知するガスセンサと、前記ガスセンサからの濃度信号を電気信号に変換して室内のガス濃度をリアルタイムで演算測定すると共に室内のガス濃度が危険域か否かを監視する制御部と、前記制御部からの複数段階の出力信号により、測定したガス濃度を表示する表示部とを備えている。
このため、室内に設置したガスセンサからのガス濃度信号を演算測定し、室内のホルムアルデヒドをリアルタイムで監視しているので、安全性を確保することができ、そのガス濃度に応じて複数段階の出力信号を表示部に送るので、表示部での表示により、ガス濃度が危険域であるか否かを容易に判断することができる。
この場合、ガスセンサとして、上記ガス濃度測定装置における第1のガスセンサ及び第2のガスセンサを用いることができる。そして、制御部では、両ガスセンサからの濃度信号を電気信号に変換して室内のガス濃度をリアルタイムで演算測定すると共に室内のガス濃度が危険域か否かを監視し、制御部からの複数段階の出力信号により、測定したガス濃度を表示部で表示することができる。
また、制御部からのガス濃度の測定結果を記憶する記憶部を備えているので、SDカード等の記憶媒体に保存して、ガス濃度を時系列的に観測することができる。
また、ガスセンサとは別に室内の漏水を検知する漏水検知センサを備え、制御部は漏水検知センサからの漏水信号を演算処理して表示部に出力するので、ホルマリン等の漏水を同時に検出して安全性を確保することができる。
また、表示部は、室内に設置された複数の表示灯を備え、制御部からの複数段階のガス濃度信号に応じて複数の表示灯が点灯可能とされているので、目視でガス濃度が危険域か否かを容易に判断することができる。
さらに、表示部は、ディスプレイを備え、制御部からのガス濃度測定信号がディスプレイに表示されるので、ガス濃度をリアルタイムで目視することができ、さらに、警備室等の監視室でもモニターによりリアルタイムでガス濃度を監視することができ、安全性をさらに確保することができる。
また、温度センサと湿度センサとを設け、制御部は、これらの温度情報および湿度情報を入力して、ガス濃度を演算補正するので、温湿度の変化によって異なる値となるガス濃度も補正して有効なガス濃度の信号を出力することができる。
さらに、上記ガス濃度測定装置は、エタノール等のアルコールが常時存在する病理室、解剖室、解剖実験室などのガス環境下や、ホルムアルデヒドが発生しやすい建築工事現場、室内内装工事現場などの環境下に使用すれば、その効果も大きい。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で多くの修正・変更を加えることができるのは勿論である。例えば、上記実施形態では、3個の表示灯で3段階の表示を行うようにしているが、これに限らず、2個あるいは4個以上の表示灯で表示することができる。また、ガスセンサは図4に例示した電解質溶液貯留部を備えたものに限らず、この貯留部を廃止し電解質保持体に電解質溶液を十分含浸させたガスセンサを用いてもよい。
また、上記他の実施形態では、第1のガスセンサ及び第2のガスセンサをそれぞれ特定のメーカーのものを採用しているが、これら特定メーカーの製品に限らず、他のメーカーの製品を用いてもよいことは勿論である。この場合、補正値も各メーカーのセンサによって異なってくるが、図5から図7に示す実施形態では、デュアルセンサ方式により、制御部の内部プログラム処理によって、正確なホルムアルデヒド濃度を検出しようとするものである。
1 室内
1A 切り出し室
1B 標本室
1C 病理検査室
2 ガス濃度測定装置
3A 切り出し台
3B ホルマリン希釈装置
3C ホルマリン固定水洗槽
3D ホルマリンリサイクル装置
4 保管棚
5 監視室
6 モニター
9 電源部
11 本体ケース
12 ガスセンサ
13 制御部
14 表示部
15 センサ本体ケース
16 作用電極
17 対向電極
18 参照電極
19 電解質保持体
20a,20b ガス透過性膜
21 電解質溶液貯留部
23 温度センサ
24 湿度センサ
26 基板
29 SDカード
30 表示灯
31 ディスプレイ表示部
41 第2のガスセンサ

Claims (13)

  1. 室内のホルムアルデヒド等のガスを検知する第1のガスセンサと、室内のアルコール濃度を検出する第2のガスセンサと、第1のガスセンサと第2のガスセンサとの濃度信号を電気信号に変換して室内のガス濃度を演算する制御部とを備え、
    前記第1のガスセンサは、ホルムアルデヒド以外にアルコールも検出可能とされ、第2のガスセンサは、アルコール濃度のみを検出可能とされ、
    前記制御部では、第1のガスセンサからの濃度信号と第2のガスセンサからの濃度信号の出力差に基づいてホルムアルデヒドの濃度を測定することを特徴とするガス濃度測定装置。
  2. 第1のガスセンサからの濃度信号と第2のガスセンサからの濃度信号の出力比を測定し、その出力比から測定環境のガス種類を判断し、第1のガスセンサからの濃度信号を補正してホルムアルデヒドの濃度を測定する、請求項1に記載のガス濃度測定装置。
  3. 前記制御部は、第1のガスセンサ及び第2のガスセンサからの出力比により、ホルムアルデヒドのみ、アルコールのみ、及びホルムアルデヒドとアルコールの両者混合ガスであるか否かを、予め実験値として求めた3種の基準値と対比してガス種類を判定し、その結果に基づいて、第1のガスセンサからの出力値を補正してホルムアルデヒドの濃度を測定する、請求項1または2に記載のガス濃度測定装置。
  4. 前記制御部は、第2のガスセンサからの出力値によりアルコール濃度を測定する、請求項1〜3のいずれかに記載のガス濃度測定装置。
  5. 室内に設置され、ホルムアルデヒド等のガスを検知するガスセンサと、
    前記ガスセンサからの濃度信号を電気信号に変換して室内のガス濃度をリアルタイムで演算測定すると共に室内のガス濃度が危険域か否かを監視する制御部と、
    前記制御部からの複数段階の出力信号により、測定したガス濃度を表示する表示部と
    を備えたことを特徴とするガス濃度測定システム。
  6. ガスセンサとして、請求項1〜4のいずれかに記載の第1のガスセンサ及び第2のガスセンサを用い、両ガスセンサからの濃度信号を電気信号に変換して室内のガス濃度をリアルタイムで演算測定すると共に室内のガス濃度が危険域か否かを監視する制御部と、
    前記制御部からの複数段階の出力信号により、測定したガス濃度を表示する表示部と
    を備えたことを特徴とするガス濃度測定システム。
  7. 前記制御部からのガス濃度の測定結果を記憶する記憶部を備えたことを特徴とする、請求項5または6に記載のガス濃度測定システム。
  8. ガスセンサとは別に室内の漏水を検知する漏水検知センサを備え、制御部は漏水検知センサからの漏水信号を演算処理して表示部に出力する、請求項5〜7のいずれかに記載のガス濃度測定システム。
  9. 表示部は、室内に設置された複数の表示灯を備え、制御部からの複数段階のガス濃度信号に応じて複数の表示灯が点灯可能とされている、請求項5〜8のいずれかに記載のガス濃度測定システム。
  10. 表示部は、さらに、ディスプレイを備え、制御部からのガス濃度測定信号が前記ディスプレイに表示される、請求項5〜9のいずれかに記載のガス濃度測定システム。
  11. 温度センサと湿度センサとを有し、制御部は、これらの温度情報および湿度情報を入力して、ガス濃度を演算補正する、請求項5〜10のいずれかに記載のガス濃度測定システム。
  12. ガスセンサが、病理室、解剖室、解剖実験室などの室内に配置された、請求項1〜11のいずれかに記載のガス濃度測定システム。
  13. ガスセンサが、建築工事現場、室内内装工事現場等などの室内に配置された、請求項1〜11のいずれかに記載のガス濃度測定システム。



JP2017100080A 2017-02-21 2017-05-19 ガス濃度測定システム Active JP6708585B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017030436 2017-02-21
JP2017030436 2017-02-21

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018136291A true JP2018136291A (ja) 2018-08-30
JP6708585B2 JP6708585B2 (ja) 2020-06-10

Family

ID=63366741

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017100080A Active JP6708585B2 (ja) 2017-02-21 2017-05-19 ガス濃度測定システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6708585B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020038471A (ja) * 2018-09-04 2020-03-12 富士電機株式会社 監視装置、電気設備およびガスセンサ
JP2020077156A (ja) * 2018-11-07 2020-05-21 矢崎エナジーシステム株式会社 警報器
US20220112988A1 (en) * 2020-10-08 2022-04-14 Saudi Arabian Oil Company Hydrocarbon leak detecting devices and methods of detecting hydrocarbon leaks
KR20220049893A (ko) * 2020-10-15 2022-04-22 고려대학교 산학협력단 악취 및 유해가스 검출용 복합 가스 검출 시스템
CN114514423A (zh) * 2019-10-11 2022-05-17 阿尔卑斯阿尔派株式会社 气体浓度测定装置
JP2022537088A (ja) * 2019-06-21 2022-08-24 グリー エレクトリック アプライアンシーズ インク オブ ズーハイ ホルムアルデヒド濃度の検出方法、装置及び空気清浄機
WO2022239551A1 (ja) * 2021-05-12 2022-11-17 国立研究開発法人産業技術総合研究所 ガス検出装置

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5567857A (en) * 1978-11-15 1980-05-22 Satsuporoshi Control unit for station apparatus
US5716506A (en) * 1995-10-06 1998-02-10 Board Of Trustees Of The University Of Illinois Electrochemical sensors for gas detection
JPH10221301A (ja) * 1997-01-31 1998-08-21 Shimadzu Corp 携帯型ガス計測器
JPH1166462A (ja) * 1997-08-12 1999-03-09 Ig Tech Res Inc 家 屋
JP2004020436A (ja) * 2002-06-18 2004-01-22 New Cosmos Electric Corp フィルター出し入れ装置
JP2010025728A (ja) * 2008-07-18 2010-02-04 Funai Electric Advanced Applied Technology Research Institute Inc 物質検出装置及び携帯電話機
JP2010091218A (ja) * 2008-10-09 2010-04-22 Kansei Devices:Kk 炭酸ガス濃度表示装置
CN201765479U (zh) * 2010-09-04 2011-03-16 中南林业科技大学 一种便携式室内环境监控装置
CN203385442U (zh) * 2013-05-13 2014-01-08 河南圣玛斯光电科技有限公司 室内空气质量监测器
CN203443606U (zh) * 2013-08-20 2014-02-19 南车二七车辆有限公司 一种室内污染气体浓度监测装置
CN203642348U (zh) * 2013-11-22 2014-06-11 西安联控电气有限责任公司 一种多功能室内空气质量监控系统
CN205484179U (zh) * 2016-03-08 2016-08-17 中国科学院苏州生物医学工程技术研究所 智能实时甲醛检测仪

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5567857A (en) * 1978-11-15 1980-05-22 Satsuporoshi Control unit for station apparatus
US5716506A (en) * 1995-10-06 1998-02-10 Board Of Trustees Of The University Of Illinois Electrochemical sensors for gas detection
JPH10221301A (ja) * 1997-01-31 1998-08-21 Shimadzu Corp 携帯型ガス計測器
JPH1166462A (ja) * 1997-08-12 1999-03-09 Ig Tech Res Inc 家 屋
JP2004020436A (ja) * 2002-06-18 2004-01-22 New Cosmos Electric Corp フィルター出し入れ装置
JP2010025728A (ja) * 2008-07-18 2010-02-04 Funai Electric Advanced Applied Technology Research Institute Inc 物質検出装置及び携帯電話機
JP2010091218A (ja) * 2008-10-09 2010-04-22 Kansei Devices:Kk 炭酸ガス濃度表示装置
CN201765479U (zh) * 2010-09-04 2011-03-16 中南林业科技大学 一种便携式室内环境监控装置
CN203385442U (zh) * 2013-05-13 2014-01-08 河南圣玛斯光电科技有限公司 室内空气质量监测器
CN203443606U (zh) * 2013-08-20 2014-02-19 南车二七车辆有限公司 一种室内污染气体浓度监测装置
CN203642348U (zh) * 2013-11-22 2014-06-11 西安联控电气有限责任公司 一种多功能室内空气质量监控系统
CN205484179U (zh) * 2016-03-08 2016-08-17 中国科学院苏州生物医学工程技术研究所 智能实时甲醛检测仪

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020038471A (ja) * 2018-09-04 2020-03-12 富士電機株式会社 監視装置、電気設備およびガスセンサ
JP7196472B2 (ja) 2018-09-04 2022-12-27 富士電機株式会社 監視装置、電気設備およびガスセンサ
JP2020077156A (ja) * 2018-11-07 2020-05-21 矢崎エナジーシステム株式会社 警報器
JP2022537088A (ja) * 2019-06-21 2022-08-24 グリー エレクトリック アプライアンシーズ インク オブ ズーハイ ホルムアルデヒド濃度の検出方法、装置及び空気清浄機
JP7356510B2 (ja) 2019-06-21 2023-10-04 グリー エレクトリック アプライアンシーズ インク オブ ズーハイ ホルムアルデヒド濃度の検出方法、装置及び空気清浄機
CN114514423A (zh) * 2019-10-11 2022-05-17 阿尔卑斯阿尔派株式会社 气体浓度测定装置
US20220112988A1 (en) * 2020-10-08 2022-04-14 Saudi Arabian Oil Company Hydrocarbon leak detecting devices and methods of detecting hydrocarbon leaks
KR20220049893A (ko) * 2020-10-15 2022-04-22 고려대학교 산학협력단 악취 및 유해가스 검출용 복합 가스 검출 시스템
KR102474878B1 (ko) 2020-10-15 2022-12-05 고려대학교 산학협력단 악취 및 유해가스 검출용 복합 가스 검출 시스템
WO2022239551A1 (ja) * 2021-05-12 2022-11-17 国立研究開発法人産業技術総合研究所 ガス検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6708585B2 (ja) 2020-06-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6708585B2 (ja) ガス濃度測定システム
ES2803448T3 (es) Procedimiento de detección de un mal funcionamiento eléctrico, dispositivo para la implementación de tal procedimiento y recinto eléctrico equipado con tal dispositivo
KR101786967B1 (ko) 가스 센서 모듈, 이를 포함하는 냉장고 및 그 제어 방법
KR102029994B1 (ko) 실내 공기질 경보 및 모니터링 시스템
JP3291227B2 (ja) 過酸化水素蒸気による処理システムにおける過酸化水素蒸気濃度検出方法及びその装置
JP2014528594A5 (ja)
BR112014008539A2 (pt) método para testar um sistema, sistema para detectar pelo menos um gás analito e método para testar pelo menos um caminho de transporte em um sistema
JP2014025854A (ja) 化学分析装置の校正方法及び化学分析装置
JP6755263B2 (ja) 冷媒分析装置及び冷媒分析装置を利用して冷媒ガス内の不純物を検出する方法
JPS5960252A (ja) 気体の1成分を監視および/または測定するための電気化学装置
KR200453056Y1 (ko) 휘발성 유기화합물 검출기
JP2014505260A (ja) 過酸化水素検出のための装置及び方法
US20180266983A1 (en) Electrochemical sensor
AU2012211358B2 (en) Method for detecting a concentration of chlorate-ions in an aqueous solution, apparatus for detecting a concentration of chlorate-ions and control unit
JP5276604B2 (ja) 電気化学式センサの診断方法及び電気化学式センサ
CN109270146B (zh) 一种电化学氯气传感器
US3471391A (en) Chlorine gas leak detector
CN202956367U (zh) 一种有毒有害气体快速检测仪
US10883973B2 (en) Fuse for detecting failure of gas trap
CN202855036U (zh) 一种气体报警器
CN202795671U (zh) 一种气体报警器
CN202795675U (zh) 气体报警器
JP2008275361A (ja) 不飽和炭化水素ガスの検知溶液及び測定方法並びに測定装置
CN103593948B (zh) 一种检测方法和气体报警器
US20230358703A1 (en) Electrochemical sensor including a measuring cell and an oxidation component and process using such a sensor

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190917

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20191107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200110

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200512

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200521

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6708585

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250