JP2018136142A - 測定装置、測定方法及び測定装置の制御プログラム - Google Patents

測定装置、測定方法及び測定装置の制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】直接、対象物から試験片等を切り出すことなく、対象物に照射光を照射し、反射光を分析することで精度の高い分析結果を得ることができる測定装置等を提供すること。【解決手段】対象物100を変形させることなく、照射した照射光の反射光で生成された分光スペクトル関連情報を記憶49し、分光スペクトル関連情報を計量化学的手法で演算するための計量化学的手法演算基礎情報を記憶72し、分光スペクトル関連情報に基づき、計量化学的手法演算基礎情報を用いて、計量化学的手法で処理して得られる計量化学的手法結果情報を記憶84し、計量化学的手法結果情報に基づいて対象物の評価情報を表示する表示部32と、を有ることを特徴とする測定装置1。【選択図】図16

Description

本発明は、コンクリート等の対象物の状態を測定するための測定装置、測定方法及び測定装置の制御プログラムに関するものである。
従来から対象物である例えば、コンクリート等の劣化状態を測定するための装置が提案されている(例えば、特許文献1)。
このような測定装置は、対象物から直接、試験片を切り出して、その塩分濃度等を検出し、コンクリートの劣化状態を診断するものである。
特開2008―14779号公報
しかし、従来は、対象物であるコンクリート等から直接、試験片を切り出すため、コンクリートに損傷を与え、繰り返し測定することは困難であるという問題があった。
一方、試験片を切り出さずに、対象物に近赤外線等を照射し、その反射光を受光することで分析をする方法も考えられる。
しかし、受光した反射光を分析する際、ノイズ等の影響を受け、誤差等が発生し、結果的に測定結果の精度が低下するという問題があった。
そこで、本発明は、直接、対象物から試験片等を切り出すことなく、対象物に照射光を照射し、反射光を分析することで精度の高い分析結果を得ることができる測定装置、測定方法及び測定装置の制御プログラムを提供することを目的とする。
前記目的は、本発明によれば、対象物を変形させることなく、前記対象物に照射した照射光の反射光で生成された分光スペクトル関連情報を記憶する分光スペクトル関連情報記憶部と、前記分光スペクトル関連情報を計量化学的手法で演算するための計量化学的手法演算基礎情報を記憶する計量化学的手法演算基礎情報記憶部と、前記分光スペクトル関連情報に基づき、前記計量化学的手法演算基礎情報を用いて、計量化学的手法で処理して得られる計量化学的手法結果情報を記憶する計量化学的手法結果情報記憶部と、前記計量化学的手法結果情報に基づいて対象物の評価情報を表示する表示部と、を有ることを特徴とする測定装置により達成される。
前記構成によれば、コンクリート片等の対象物を変形させることなく、対象物に照射した照射光の反射光で、分光スペクトル関連情報を生成する。
そして、分光スペクトル関連情報に基づいて、計量化学的手法演算基礎情報(例えば、実行PLS回帰係数)を用いて、PLS(Partial Least Squares(部分最小二乗法))回帰分析等の計量化学的手法で処理して得られる計量化学的手法結果情報(例えば、回帰係数乗算後の分光反射率スペクトル)を生成する。
さらに、計量化学的手法結果情報に基づいて対象物の劣化指数情報等の評価情報をディスプレイ等の表示部に表示する構成となっている。
したがって、前記構成では、コンクリート等の対象物から直接、試験片を切り出すことなく、光を照射し、その反射光を受光することで、対象物を評価できるので、対象物を損傷等することなく、繰り返し測定をすることができる。
また、計量化学的手法結果情報をノイズ等の影響を受け難い情報に処理することができるので、劣化指数情報等の評価情報に影響のある塩分濃度等の分析精度を向上させることができる。
また、このように精度の高い分析結果を得て、それを表示部に表示させることもできる。
好ましくは、前記試験用の対象物の前記分光スペクトル関連情報に基づき、前記計量化学的手法で処理した計量化学的手法絶対値情報を記憶する計量化学的手法絶対値情報記憶部と、前記計量化学的手法絶対値情報と複数の候補の閾値情報である候補閾値情報に基づき生成された複数の候補窓関数情報を記憶する候補窓関数情報記憶部と、前記候補窓関数情報と前記試験用の対象物の前記分光スペクトル関連情報に基づき生成された窓関数分光スペクトル関連情報を、前記計量化学的手法で処理することで、求められる複数の候補計量化学的手法演算基礎情報を記憶する候補計量化学的手法演算基礎情報記憶部と、を有し、前記複数の候補計量化学的手法演算基礎情報のうち、相対的に誤差が小さい情報が、前記計量化学的手法演算基礎情報として前記計量化学的手法演算基礎情報に記憶されることを特徴とする。
前記構成によれば、候補計量化学的手法演算基礎情報のうち、相対的に誤差が小さい情報を、計量化学的手法演算基礎情報とする。
このため、よりノイズ等の影響を受け難い情報に処理できるので、劣化情報等の評価情報に影響のある塩分濃度等の程度情報の分析精度をより向上させることができる。
好ましくは、前記計量化学的手法が、PLS((Partial Least Squares(部分最小二乗法))回帰分析であることを特徴とする。
好ましくは、相対的に誤差が小さい前記候補計量化学的手法演算基礎情報をRMSEP(Root Means Square Error Prediction(予測の平均平方根誤差)手法により求めることを特徴とする。
好ましくは、前記分光スペクトル関連情報が、前記対象物に照射した照射光の反射光で生成された分光スペクトル情報をハイパスフィルタ係数情報で処理したハイパスフィルタ処理済み分光スペクトル情報であることを特徴とする。
前記構成によれば、分光スペクトル関連情報が、対象物に照射した照射光の反射光で生成された波長別分光反射率スペクトル等の分光スペクトル情報をハイパスフィルタ係数情報で処理したハイパスフィルタ処理済み分光スペクトル情報であるため、よりノイズ等の影響を除去することができ、劣化指数情報等の評価情報に影響のある塩分濃度等の分析精度をさらに向上させることができる。
前記目的は、本発明によれば、対象物を変形させることなく、前記対象物に照射した照射光の反射光で分光スペクトル関連情報を生成し、前記分光スペクトル関連情報を計量化学的手法で演算するための計量化学的手法演算基礎情報を生成し、前記分光スペクトル関連情報に基づき、前記計量化学的手法演算基礎情報を用いて、計量化学的手法で処理して計量化学的手法結果情報を生成し、前記計量化学的手法結果情報に基づいて生成される対象物の評価情報を表示部に表示することを特徴とする測定方法により達成される。
前記目的は、本発明によれば、対象物を変形させることなく、前記対象物に照射した照射光の反射光を受光する測定装置に、前記反射光で分光スペクトル関連情報を生成する工程と、前記分光スペクトル関連情報を計量化学的手法で演算するための計量化学的手法演算基礎情報を生成する工程と、前記分光スペクトル関連情報に基づき、前記計量化学的手法演算基礎情報を用いて、計量化学的手法で処理して計量化学的手法結果情報を生成する工程と、前記計量化学的手法結果情報に基づいて生成される対象物の評価情報を表示部に表示する工程と、を実行させるための測定装置の制御プログラムにより達成される。
本発明は、本発明は、直接、対象物から試験片等を切り出すことなく、対象物に照射光を照射し、反射光を分析することで精度の高い分析結果を得ることができる測定装置、測定方法及び測定装置の制御プログラムを提供することができるという利点がある。
本発明にかかる測定装置が対象物である例えば、ポルトランドセメント等のコンクリートの評価情報である例えば、劣化情報を測定している状態を示す概略図である。 図1の測定装置が有する分光計の主な構成を示す概略説明図である。 図1の測定装置の主な構成を示す概略ブロック図である。 第1の各種情報記憶部の主な構成を示す概略ブロック図である。 第2の各種情報記憶部の主な構成を示す概略ブロック図である。 第3の各種情報記憶部の主な構成を示す概略ブロック図である。 第4の各種情報記憶部の主な構成を示す概略ブロック図である。 第5の各種情報記憶部の主な構成を示す概略ブロック図である。 図1に示すコンクリートの反射光から劣化情報を生成する際に用いられる計量化学的手法である例えば、PLS回帰分析法で、最適な計量化学的手法演算基礎情報である例えば「実行PLS回帰係数」を選択し,記憶する工程を示す概略フローチャートである。 図1に示すコンクリートの反射光から劣化情報を生成する際に用いられる計量化学的手法である例えば、PLS回帰分析法で、最適な計量化学的手法演算基礎情報である例えば「実行PLS回帰係数」を選択し,記憶する工程を示す他の概略フローチャートである。 「実行PLS回帰係数情報」を用いてコンクリートの劣化情報をディスプレイに表示する工程を示す概略フローチャートである。 「実行PLS回帰係数情報」を用いてコンクリートの劣化情報をディスプレイに表示する工程を示す他の概略フローチャートである。 「HPF処理済み波長別分光反射率スペクトル」の一例を示す概略図である。 「波長別PLS回帰係数絶対値情報」の一例を示す概略図である。 特定の閾値の「閾値の窓関数」を示す概略図である。 「窓関数乗算分光反射率スペクトラム」の一例を示す概略図である。 各コンクリート片のRMSEP値と「PLS回帰係数閾値」との関係を示す概略説明図である。
以下、この発明の好適な実施の形態を添付図面等を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1は、本発明にかかる測定装置1が対象物である例えば、ポルトランドセメント等のコンクリート100の評価情報である例えば、劣化指数情報を測定している状態を示す概略図である。
図1の測定装置1は、建造物等で使用されているポルトランドセメント等のコンクリート100が塩分や中性化の深度で劣化することから、この劣化指数情報を精度良く測定し、表示することができる装置となっている。
また、測定装置1は、後述するように、建造物等のコンクリート100の劣化指数情報を、建造物から試験片を取り出すことなく、測定可能な構成となっている。
図2は、図1の測定装置1が有する分光計10の主な構成を示す概略説明図である。
図2に示すように、分光計10は、近赤外線を含む照射光を照射するハロゲンランプ11と、リレーレンズ12、ミラー13及び対物レンズ14を有している。
このため、ハロゲンランプ11から照射された近赤外線を含む照射光は、図2に示すようにリレーレンズ12,ミラー13及び対物レンズ14を介して、コンクリート100に照射される。
したがって、これらハロゲンランプ11、リレーレンズ12,ミラー13及び対物レンズ14が投光光軸16上に配置される。
また、図2に示すように、分光計10は、結像レンズ17、受光ファイバ19、集光器18、分光板20及び受光素子21を有している。
したがって、図2のコンクリート100で反射した反射光は対物レンズ14、ミラー13、結像レンズ17、受光ファイバ19、集光器18へと導かれる。
この集光器18で反射光は平行光束とされ、分光板20に入射される。分光板20で反射された分光は、受光素子21によって受光される。
したがって、これら結像レンズ17、受光ファイバ19、集光器18等は受光光軸22上に配置される。
このように受光素子21で受光された分光に基づいて、図1の測定装置1は、後述のように分析等され、図2のコンクリート100の劣化指数情報を生成、表示する。
また、図1の測定装置1は、コンピュータを有し、コンピュータは、図示しないCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を有し、これらは、バス等を介して接続されている。
図3は、図1の測定装置1の主な構成を示す概略ブロック図である。
図3に示すように、測定装置1は、「測定装置制御部31」を有し、測定装置制御部31は、図2に示す分光計10、各種情報を表示する表示部である例えば、ディスプレイ32及び各種情報を入力する入力装置33を制御する。
また、測定装置制御部31は、図3に示す「第1の各種情報記憶部40」、「第2の各種情報記憶部50」、「第3の各種情報記憶部60」、「第4の各種情報記憶部70」及び「第5の各種情報記憶部80」も制御する。
図4乃至図8は、それぞれ「第1の各種情報記憶部40」、「第2の各種情報記憶部50」、「第3の各種情報記憶部60」、「第4の各種情報記憶部70」及び「第5の各種情報記憶部80」の主な構成を示す概略ブロック図である。これらの各記憶部40等の内容については後述する。
図9及び図10は、図1に示すコンクリート100の反射光から劣化指数情報を生成する際に用いられる計量化学的手法である例えば、PLS回帰分析法((Partial Least Squares)(部分最小二乗法))で、最適な計量化学的手法演算基礎情報である例えば「実行PLS回帰係数」を選択し,記憶する工程を示す概略フローチャートである。
また、図11及び図12は、上述の「実行PLS回帰係数情報」を用いてコンクリート100の劣化情報をディスプレイ32に表示する工程を示す概略フローチャートである。
先ず、図9及び図10のコンクリート100の反射光から劣化指数情報を生成する際にPLS回帰分析で用いられる最適な「実行PLS回帰係数」を選択し、記憶する工程を示す概略フローチャートを説明する。
この工程では、後述するように、「窓関数情報」を用いるが、この「窓関数情報」は、或る有限区間以外で「0」となる関数であり、或る関数や信号(データ)に窓関数が掛け合わされると、区間外は「0」となり、有限区間内だけ残るので数値解析が容易となるという特徴を有する。
したがって、本実施の形態では、この窓関数を用いて、コンクリート100からの反射光を精度良く分析しようとするものである。
以下、図9及び図10のフローチャートに従い、詳細に説明する。
先ず、本工程では、目的とする物質、例えば、塩等の濃度(投入塩分量)が既知である試験用の対象物である例えば、コンクリート試験片を複数用意する。
例えば、投入塩分量が、0kg、4kg、8kg、12kg、16kg、20kgの6個のコンクリート試験片を用意する。
次いで、図9のステップ(以下「ST」という。)1に進む。ST1では、図2の分光計10が、照射光を対象物である6個のコンクリート片に照射し、反射光を分光器20で分光し、「分光データ」のデータセットを生成し、図4の「分光データ記憶部41」に記憶する。
次いで、ST2へ進む。ST2では、図4の「第1測定分光スペクトル情報生成処理部(プログラム)42」が動作し、各コンクリート片の「分光データ」に基づき、波長毎の受光強度から、各コンクリート片の波長毎の「波長別測定分光スペクトル」を生成し、「波長別測定分光スペクトル記憶部43」に記憶する。
次いで、ST3へ進む。ST3では、図4の「波長別分光反射率スペクトル生成処理部(プログラム)44」が動作し、図4の「基準分光スペクトル情報記憶部45」を参照する。
この「基準分光スペクトル記憶部45」には、「基準分光スペクトル情報」、すなわち、特定の測定距離に対応した基準分光スペクトルの変化の情報が記憶されている。
本実施の形態の測定装置1では、各コンクリート片等の対象物と近接した距離で測定するため、測定距離は極めて短く設定されている。
そして、「波長別分光反射率スペクトル生成処理部(プログラム)44」は、図4の「波長別測定分光スペクトル記憶部43」の各コンクリート片の「波長別測定分光スペクトル」を上述の「基準分光スペクトル情報」に基づいて、補正等する。
そして、各コンクリート片の「波長別分光反射率スペクトル」を生成し、図4の「波長別分光反射率スペクトル記憶部46」に記憶させる。
すなわち、この工程で、コンクリート片からの反射光が、その反射率のスペクトルデータとされ、記憶されることになる。
なお、この「波長別分光反射率スペクトル」情報が、分光スペクトル情報の一例となっている。
次いで、ST4へ進む。ST4では、「HPF(ハイパスフィルタ)処理部(プログラム)47」が動作し、図4の「HPF(ハイパスフィルタ)係数記憶部48」を参照する。
この「HPF係数記憶部48」には、「ハイパスフィルタ係数情報」である例えば、特定の「HPF(ハイパスフィルタ)係数」が記憶されている。
この工程では、この特定の「HPF(ハイパスフィルタ)係数」を用いて、各コンクリート片の「波長別分光反射率スペクトル情報」を「HPF(ハイパスフィルタ)」処理し、各コンクリート片の「HPF処理済み波長別分光反射率スペクトル」を生成し、図4の「HPF処理済み波長別分光反射率スペクトル記憶部49」に記憶する。
図13は、「HPF処理済み波長別分光反射率スペクトル」の一例を示す概略図である。図13に示すように、「HPF後の反射スペクトル」が「波長」毎に示されており、その際、ノイズ等を除去した分析し易いデータとなっている。
このように、本実施の形態では、「波長別分光反射率スペクトル情報」を「HPF(ハイパスフィルタ)」処理することで、分析し易いデータとしている。
なお、「HPF後の反射スペクトル」が「分光スペクトル関連情報」、「ハイパスフィルタ処理済み分光スペクトル情報」の一例となっている。
次いで、ST5へ進む。ST5では、図5の「波長別PLS回帰係数絶対値生成処理部(プログラム)51」が動作し、図5の「PLS回帰式記憶部52」を参照する。
この「PLS回帰式記憶部52」には、計量化学的手法(ケモメトリクス)である例えば、PLS回帰分析法等で用いられる「PLS回帰式」が記憶されている。
PLS回帰分析は、ケモメトリック回帰分析の一例であり、PLS回帰分析法(Partial Least Squares)(部分最小二乗法)のPLS回帰は、データをそのまま使わずに、スコア(潜在変数、成分とも呼ばれる)を計算し、そのスコアへの回帰(連続尺度の従属変数(目的変数)と独立変数(説明変数)の間にモデルを当てはめること)により行われる。
スコアを計算する際の重みは、スコアと従属変数の共分散が最も高くなるようにし、かつ、スコアが互いに無相関になるように逐次求めていく、そして得られたスコアの一部に対して最小二乗法で係数を推定していく手法である。
そして、「波長別PLS回帰係数絶対値生成処理部(プログラム)51」は、図5の「PLS回帰式記憶部52」のPLS回帰式を用いて、図4の「HFP処理済み波長別分光反射率スペクトル記憶部49」の各コンクリート片の「HPF処理済み波長別分光反射率スペクトルデータ」を処理する。
そして、各コンクリート片の「波長別PLS回帰係数絶対値情報」を求めて、図5の「波長別PLS回帰係数絶対値記憶部53」に記憶させる。
図14は、「波長別PLS回帰係数絶対値情報」の一例を示す概略図である。
図14に示すように、「PLS回帰係数絶対値」が「波長」毎に示されており、その際、重み付け処理を施し、コンクリート片の塩分濃度を分析し易いデータとなっている。
なお、「波長別PLS回帰係数絶対値情報」が「計量化学的手法絶対値情報」の一例となっており、「波長別PLS回帰係数絶対値記憶部53」が「計量化学的手法絶対値情報記憶部」の一例となっている。
次いで、ST6へ進む。ST6では、図5の「第1窓関数生成処理部(プログラム)54」が動作し、図5の「PLS回帰係数閾値記憶部55」を参照する。
この「PLS回帰係数閾値記憶部55」には、複数の閾値情報(候補閾値情報)である例えば、PLS回帰係数閾値情報、例えば、0、32,34,36,37、38、39、40、42の値が記憶されている。
したがって、「第1窓関数生成処理部(プログラム)54」は、「PLS回帰係数閾値記憶部55」のいずれか一の「PLS回帰係数閾値」、例えば、「0」を選択し、その閾値より相関の低い波長の重みを「0」に、相関の高い波長の重みを「1」にする閾値情報を、各コンクリート片の「波長別PLS回帰係数絶対値記憶部53」の「波長別PLS回帰係数絶対値情報」に適用する。
そして、「閾値「0」の窓関数」(候補窓関数情報の一例)を作成し、図5の「第1窓関数情報記憶部56」に記憶させる。
すなわち、上述の投入塩分量が、0kg、4kg、8kg、12kg、16kg、20kgの6個のコンクリート試験片のそれぞれの「波長別PLS回帰係数絶対値情報」について「閾値「0」の窓関数」を作成し、図5の「第1窓関数情報記憶部56」に記憶させる。
図15は、特定の閾値、例えば、40の「閾値の窓関数」を示す概略図である。
図15に示すように、「閾値、例えば、40の重み付け関数」が図14の「PLS回帰係数絶対値」に適用され、その関数が「波長」毎に示されている。
このため、このように窓関数情報は、或る有限区間以外で「0」となる関数であり、或る関数や信号(データ)に窓関数が掛け合わされると、区間外は「0」となり、有限区間内だけ残るので数値解析が容易になる。
また、「閾値「0」の窓関数」が「候補窓関数情報」の一例であり、「第1窓関数情報記憶部56」が「候補窓関数情報記憶部」の一例となっている。
次いで、ST7へ進む。ST7では、図6の「第1窓関数乗算処理部(プログラム)61」が動作し、図4の「HPF処理済み波長別分光反射率スペクトル記憶部49」の各コンクリート片(投入塩分量が、0kg、4kg、8kg、12kg、16kg、20kgの6個のコンクリート試験片)に対応する図5の「第1窓関数情報記憶部56」の「閾値「0」の窓関数」を乗算する。
そして、各コンクリート片の「閾値「0」窓関数乗算分光反射率スペクトラム」情報を生成し、図6の「窓関数乗算分光反射率スペクトル記憶部62」に記憶される。
この「閾値「0」窓関数乗算分光反射率スペクトラム」情報が、「窓関数分光スペクトル関連情報」の一例である。
図16は、「窓関数乗算分光反射率スペクトラム」の一例を示す概略図である。
図16では、例えば、図13に示すような「HPF処理済み波長別分光反射率スペクトル」に、例えば、閾値40の窓関数を乗算して求めた、コンクリート片の「閾値40窓関数乗算分光反射率スペクトル」を示す。
図16では、「重み関数(窓関数)乗算後のスペクトル」が」「波長」毎に示され、ノイズ等の影響が除去されるので、塩分濃度等の数値解析の精度が著しく向上する。
次いで、ST8へ進む。ST8では、使用済みの「PLS回帰係数閾値」、例えば、「0」を図6の「使用済み閾値記憶部63」に記憶する。
このように記憶させることで、既に処理済みの「PLS回帰係数閾値」、例えば、「0」」を把握することができる。
次いで、ST9へ進む。ST9では、図6の「RMSEP及びPLS回帰係数演算部(プログラム)65」が動作し、図5の「PLS回帰式記憶部52」の「PLS回帰式」を用いて「窓関数乗算分光反射率スペクトル記憶部62」の「窓関数乗算分光反射率スペクトル」に対し、「PLS回帰分析」を行い、「RMSEP(Root Means Square Error Prediction(予測の平均平方根誤差)値」と「PLS回帰係数」を求める。
そして、求められた「RMSEP値」と「PLS回帰係数」は、それそれ、図6の「RMSEP値記憶部67」と「PLS回帰係数記憶部68」に記憶される。
ここで、「RMSEP」は、誤差の程度を示す解析方法であり、値の小さい程、誤差の小さいことを示す解析方法である。また、「PLS回帰係数」は、PLS回帰分析のために用いられる係数である。
ST9で求められる「PLS回帰係数」が、「候補計量化学的手法演算基礎情報」の一例であり、「RMSEP値記憶部67」が、「候補軽量化学的手法演算基礎情報記憶部」の一例である。
次いで、ST10へ進む。ST10では、図6の「未処理情報判断処理部(プログラム)64」が動作し、図5の「PLS回帰係数閾値記憶部55」と「使用済み閾値記憶部63」を参照し、未処理の「PLS回帰係数閾値」が存在するか否かを判断する。
次いで、ST11で、未処理の「PLS回帰係数閾値」、例えば、上述の例では、既に「0」は処理済みであるため「32」「34」「36」「37」「38」「39」「40」及び「42」が未処理となる。
ST10で、未処理の「PLS回帰係数閾値」が存在するときは、ST7乃至ST10の工程が繰り返し実行される。
一方、ST11で、未処理の「PLS回帰係数閾値」が存在しない、すなわち、「0」「32」「34」「36」「37」「38」「39」「40」及び「42」のすべての値について処理し「窓関数乗算分光反射率スペクトル」情報を生成し、ST9の「PLS回帰分析」を行い、求められた「RMSEP値」と「PLS回帰係数」が、それそれ、図6の「RMSEP値記憶部67」と「PLS回帰係数記憶部68」に記憶されたときは、ST12へ進む。
図17は、各コンクリート片のRMSEP値と「PLS回帰係数閾値(0.32、34、36、37、38、39、40、42)」との関係を示す概略説明図である。
図17では、どの「PLS回帰係数閾値」のRMSEP値が小さいか、すなわち、最も誤差が小さく真値(0kg、4kg、8kg、12kg、16kg、20kg)に近いかを示している。
次いで、ST12へ進む。ST12では、図7の「PLS回帰係数閾値特定処理部(プログラム)71」が動作し、図6の「RMSEP値記憶部67」を参照し、各コンクリート片について、最も「RMSEP値」が低い又は低いと判断される「窓関数乗算分光反射率スペクトル」の「PLS回帰係数閾値(0.32、34、36、37、38、39、40、42)」を選択する。
そして、「PLS回帰係数記憶部68」を参照し、最も値が低い「RMSEP値」に対応する「PLS回帰係数」を「実行PLS回帰係数」として、図7の「実行PLS回帰係数記憶部72」に記憶する。
この「実行PLS回帰係数記憶部72」が、「計量化学的手法演算基礎情報記憶部」の一例である。
本実施の形態では、図17に示すように、例えば、閾値(PLS回帰係数閾値)の「38」で、最もRMSEP値が小さいため、閾値「38」に対応する「PLS回帰係数」を図7の「実行PLS回帰係数記憶部72」に記憶する。
このように、本実施の形態では、図6の「PLS回帰係数記憶部68」の複数のPLS回帰係数のうちRMSEP値において、相対的に誤差が小さい「PLS回帰係数」を使用すべき「実行PLS回帰係数」とする。
したがって、よりノイズ等の影響を受け難い情報に処理できるので、劣化指数情報等の評価情報に影響のある塩分濃度等の分析精度をより向上させることができる。
このようにして、コンクリート片の塩分濃度等の検査で使用する最適な「PLS回帰係数」が、「実行PLS回帰係数記憶部72」に記憶される。
このため、以下では、実際に測定対象となるポルトランドセメント等のコンクリート100について、その塩分濃度等から劣化指数情報を生成し、ディスプレイ32に表示する工程を、図11及び図12のフローチャートに従い、詳細に説明する。
先ず、図11のST21では、上述の図9のST1と同様に、図2の分光計10が照射光を対象物である例えば、測定対象のコンクリート100に照射し、反射光を分光器20で分光し、「分光データ」のデータを生成し、図4の「分光データ記憶部41」に記憶する。
次いで、ST22へ進む。ST22では、図7の「第2測定分光スペクトル情報生成処理部(プログラム)73」が動作し、測定対象のコンクリート100の「分光データ」に基づき、波長毎の受光強度から、測定対象のコンクリート100の波長毎の「波長別測定分光スペクトル」を生成し、図4の「波長別測定分光スペクトル記憶部43」に記憶する。
次いで、ST23へ進む。ST23では、図7の「第2波長別分光反射率スペクトル生成処理部(プログラム)74」が動作し、図4の「波長別測定分光スペクトル記憶部43」の測定対象のコンクリート100の「波長別測定分光スペクトル」を図4の「基準分光スペクトル記憶部45」の「基準分光スペクトル情報」に基づいて、補正等する。
そして、測定対象のコンクリート100の「波長別分光反射率スペクトル」を生成し、図4の「波長別分光反射率スペクトル記憶部46」に記憶する。
次いで、ST24へ進む。ST24では、図7の「第2HPF処理部(プログラム)75」が動作し、図4の「HPF係数記憶部48」の「HPF係数」を取得し、測定対象のコンクリート100の「波長別分光反射率スペクトル情報」を「HPF」処理する。
そして、測定対象のコンクリート100の「分光スペクトル関連情報」である例えば、「HPF処理済み波長別分光反射率スペクトル」を生成し、図4の「分光スペクトル関連情報記憶部」である例えば、「HPF処理済み波長別分光反射率スペクトル記憶部49」に記憶する。
このときの「HPF処理済み波長別分光反射率スペクトル」の情報の一例が、上述の図13に示すデータ例である。このようにハイパスフィルタ処理をすることで、ノイズ等を効果的に除去することができる。
次いで、ST25へ進む。ST25では、図8の「回帰係数乗算処理部(プログラム)83」が動作し、図4の「HPF処理済み波長別分光反射率スペクトル記憶部49」の測定対象のコンクリート100の「HPF処理済み波長別分光反射率スペクトル」情報(例えば、図13に示すようなデータ等)に、図7の「実行PLS回帰係数記憶部72」の「実行PLS回帰係数」を乗算する。
そして、測定対象のコンクリート100について、重み付けされた波長毎の「回帰係数乗算後の分光反射率スペクトル」を求め、図8の「回帰係数乗算後分光反射率スペクトル記憶部84」に記憶される。
すなわち、重み付けされた波長毎の「回帰係数乗算後の分光反射率スペクトル」情報が記憶される。
この「回帰係数乗算後の分光反射率スペクトル」が、「計量化学的手法結果情報」の一例であり、「回帰係数乗算後分光反射率スペクトル記憶部84」が「計量化学的手法結果情報記憶部」の一例である。
次いで、ST26へ進む。ST26では、図8の「劣化指数判断処理部(プログラム)85」が動作し、図8の「回帰係数乗算後分光反射率スペクトル記憶部84」の「回帰係数乗算後の分光反射率スペクトル」情報を取得する。
そして、「回帰係数乗算後の分光反射率スペクトル」情報をすべて足し合わせ、「劣化指数情報」とする。この「劣化指数情報」が大きな値になるほど、劣化が進んでいることになる。
この「劣化指数情報」を図8の「劣化程度情報記憶部87」に記憶させる。
次いで、ST27へ進む。ST27では、図8の「劣化程度情報記憶部87」の劣化指数情報をディスプレイ32に表示する。
これにより、測定対象のコンクリート100の塩害及び中性化に関する情報、例えば、塩分濃度やpH等の情報を精度良く表示することができる。
また、本実施の形態では、コンクリート100等の対象物から直接、試験片を切り出すことなく、光を照射し、その反射光を受光することで、対象物を評価できるので、対象物を損傷等することなく、繰り返し測定をすることができる。
なお、本発明は上述の実施の形態に限らない。
1・・・測定装置、10・・・分光計、11・・・ハロゲンランプ、12・・・リレーレンズ、13・・・ミラー、14・・・対物レンズ、16・・・投光光軸、17・・・結像レンズ、18・・・集光器、19・・・受光ファイバ、20・・・分光板、21・・・受光素子、22・・・受光光軸、31・・・測定装置制御部、32・・・ディスプレイ、33・・・入力装置、40・・・第1の各種情報記憶部、41・・・分光データ記憶部、42・・・第1測定分光スペクトル情報生成処理部(プログラム)、43・・・波長別測定分光スペクトル記憶部、44・・・波長別分光反射率スペクトル生成処理部(プログラム)、45・・・基準分光スペクトル情報記憶部、46・・・波長別分光反射率スペクトル記憶部、47・・・HPF(ハイパスフィルタ)処理部(プログラム)、48・・・HPF(ハイパスフィルタ)係数記憶部、49・・・HPF処理済み波長別分光反射率スペクトル記憶部、50・・・第2の各種情報記憶部、51・・・波長別PLS回帰係数絶対値生成処理部(プログラム)、52・・・PLS回帰式記憶部、53・・・波長別PLS回帰係数絶対値記憶部、54・・・第1窓関数生成処理部(プログラム)、55・・・PLS回帰係数閾値記憶部、56・・・第1窓関数情報記憶部、60・・・第3の各種情報記憶部、61・・・第1窓関数乗算処理部(プログラム)、62・・・窓関数乗算分光反射率スペクトル記憶部、63・・・使用済み閾値記憶部、64・・・未処理情報判断処理部(プログラム)、65・・・RMSEP及びPLS回帰係数演算部(プログラム)、67・・・RMSEP値記憶部、68・・・PLS回帰係数記憶部、70・・・第4の各種情報記憶部、71・・・PLS回帰係数閾値特定処理部(プログラム)、72・・・実行PLS回帰係数閾値記憶部、73・・・第2測定分光スペクトル情報生成処理部(プログラム)、74・・・第2波長別分光反射率スペクトル生成処理部(プログラム)、75・・・第2HPF処理部(プログラム)、80・・・第5の各種情報記憶部、83・・・回帰係数乗算処理部(プログラム)、84・・・回帰係数乗算後分光反射率スペクトル記憶部、85・・・劣化指数判断処理部(プログラム)、87・・・劣化程度情報記憶部、100・・コンクリート

Claims (7)

  1. 対象物を変形させることなく、前記対象物に照射した照射光の反射光で生成された分光スペクトル関連情報を記憶する分光スペクトル関連情報記憶部と、
    前記分光スペクトル関連情報を計量化学的手法で演算するための計量化学的手法演算基礎情報を記憶する計量化学的手法演算基礎情報記憶部と、
    前記分光スペクトル関連情報に基づき、前記計量化学的手法演算基礎情報を用いて、計量化学的手法で処理して得られる計量化学的手法結果情報を記憶する計量化学的手法結果情報記憶部と、
    前記計量化学的手法結果情報に基づいて対象物の評価情報を表示する表示部と、を有ることを特徴とする測定装置。
  2. 試験用の対象物の前記分光スペクトル関連情報に基づき、前記計量化学的手法で処理した計量化学的手法絶対値情報を記憶する計量化学的手法絶対値情報記憶部と、
    前記計量化学的手法絶対値情報と複数の候補の閾値情報である候補閾値情報に基づき生成された複数の候補窓関数情報を記憶する候補窓関数情報記憶部と、
    前記候補窓関数情報と前記試験用の対象物の前記分光スペクトル関連情報に基づき生成された窓関数分光スペクトル関連情報を、前記計量化学的手法で処理することで、求められる複数の候補計量化学的手法演算基礎情報を記憶する候補計量化学的手法演算基礎情報記憶部と、を有し、
    前記複数の候補計量化学的手法演算基礎情報のうち、相対的に誤差が小さい情報が、前記計量化学的手法演算基礎情報として前記計量化学的手法演算基礎情報に記憶されることを特徴とする請求項1に記載の測定装置。
  3. 前記計量化学的手法が、PLS((Partial Least Squares(部分最小二乗法))回帰分析であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の測定装置。
  4. 相対的に誤差が小さい前記候補計量化学的手法演算基礎情報をRMSEP(Root Means Square Error Prediction(予測の平均平方根誤差)手法により求めることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の測定装置。
  5. 前記分光スペクトル関連情報が、前記対象物に照射した照射光の反射光で生成された分光スペクトル情報をハイパスフィルタ係数情報で処理したハイパスフィルタ処理済み分光スペクトル情報であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の測定装置。
  6. 対象物を変形させることなく、前記対象物に照射した照射光の反射光で分光スペクトル関連情報を生成し、
    前記分光スペクトル関連情報を計量化学的手法で演算するための計量化学的手法演算基礎情報を生成し、
    前記分光スペクトル関連情報に基づき、前記計量化学的手法演算基礎情報を用いて、計量化学的手法で処理して計量化学的手法結果情報を生成し、
    前記計量化学的手法結果情報に基づいて生成される対象物の評価情報を表示部に表示することを特徴とする測定方法。
  7. 対象物を変形させることなく、前記対象物に照射した照射光の反射光を受光する測定装置に、前記反射光で分光スペクトル関連情報を生成する工程と、
    前記分光スペクトル関連情報を計量化学的手法で演算するための計量化学的手法演算基礎情報を生成する工程と、
    前記分光スペクトル関連情報に基づき、前記計量化学的手法演算基礎情報を用いて、計量化学的手法で処理して計量化学的手法結果情報を生成する工程と、
    前記計量化学的手法結果情報に基づいて生成される対象物の評価情報を表示部に表示する工程と、を実行させるための測定装置の制御プログラム。
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