JP2018135474A - 新規ポリマーおよびそれらの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】安定した分散性を有する分散体を形成できる分散剤を提供する。【解決手段】共重合体A、単量体B、及び単量体Cを重合して得られるブロック共重合体。共重合体A:以下のa及びbの構造を有する化合物。a:炭素数2〜3のポリアルキレングリコール鎖を有する親水性ブロックb:重合反応に寄与する官能基単量体B:下記一般式(1)で表される化合物。R1−R2−SO3−X+(1)単量体C:下記一般式(2)で表される化合物。R3−R4(2)【選択図】なし

Description

本発明は、新規なポリマーおよびそれらの製造方法並びに、それらを含む分散剤としての使用に関する。
塗料、印刷インク、化粧品等の粒子分散組成物は、要求される機能、性能が高機能かつ多様化するとともに、被分散物を安定に分散させるための技術課題も大きくなってきている。例えば粒子は微細化されるに従って、粒子自体が本来持っている性能、性質を充分引き出すことができるが、超微粒子化された粒子は粒子径が小さくなることにより比表面積の増大と、粉砕する場合には粒子の破砕面が高活性であることにより再凝集傾向が高まる。そのため十分な分散性が得られない場合が多く、分散剤が必要となる。
分散剤は分散体が形成される過程で、吸着性、安定性が必要となる。分散剤は、親水性の部位と親油性の部位との構造を持ち、この2つの機能の部位のバランスで分散剤の性能は決まる。親水性の部位は非イオン性またはイオン性のものがあり、電荷や立体障害を持たせることで粒子の再凝集を防ぎ、分散体を安定化させる。非イオン性では粒子は、水の中へ拡がってエントロピーまたは立体安定化を与える水溶性で親水性の部分を有するポリマーによって安定化される。イオン性では、粒子は、アニオン性またはカチオン性のイオンにより、荷電二重層機構によって安定化され、イオン性反発が粒子の凝集を阻止する。アニオン性を示す親水基としては、カルボキシル基、スルホン酸基、硫酸エステル基であり、カチオン性を示す親水基としてはアミン塩型、あるいは4級アンモニウム塩型がある。
大部分の顔料は表面に酸、塩基などの極性官能基を持った無機顔料と、表面が概ね非極性の有機顔料とに大別できる。一般に、分散剤が界面に配向・吸着する性質は分子内の疎水基と親水基のバランス(極性)に依存するが、この他に、顔料表面との酸塩基的な相互作用や、非イオン的な相互作用を考慮する必要がある。
吸着性と合わせて、立体及び荷電二重層安定化力の両方を作り出すことができるポリマー分散剤が求められている。
例えば、ポリマー分散剤としては、酸性基であるスルホン酸基と溶媒可溶性鎖を含有するブロックポリマーを顔料分散剤として使用する方法が特許文献1に記載されている。
特許文献2では、粒子表面に吸着能を有するカルボキシレートと非イオン性の酸化エチレン部位を含むポリマーにより立体化学的に分散し凝集を防ぐことが記載されている。
また特許文献3には、カルボキシル基を含有した酸性モノマー、非イオン性モノマー、及び疎水性モノマーからなる高分子分散剤が記載されている。
特許第5652961号公報 特表第2013−517133号公報 特許第5557555号公報
本発明は、安定した分散性を有する分散体を形成できる分散剤を提供することを目的とする。
本発明者等は前記課題を解決すべく鋭意研究の結果、特定のブロック共重合体が優れた分散性を有することを見出し、以下の本発明を完成させるに至った。
(1)共重合体A、単量体B、及び単量体Cを重合して得られるブロック共重合体。
共重合体A:以下のa及びbの構造を有する化合物。
a:炭素数2〜3のポリアルキレングリコール鎖を有する親水性ブロック
b:重合反応に寄与する官能基
単量体B:下記一般式(1)で表される化合物。
−R−SO (1)
(式中、Rは重合可能な不飽和基を有する官能基、Rは炭素数1〜8の炭化水素基、Xは、プロトン、金属カチオン、またはアンモニウムイオンを示す。)
単量体C:下記一般式(2)で表される化合物。
−R (2)
(式中、Rは重合可能な不飽和基を有する官能基、Rは炭素数4〜22の炭化水素基を示す。)
(2)以下の構造a:一般式(3)及び構造b:一般式(4)の構造を有する共重合体Aに単量体B、及び単量体Cを重合して得られるブロック共重合体。
単量体B:下記一般式(1)で表される化合物。
−R−SO (1)
(式中、Rは重合可能な不飽和基を有する官能基、Rは炭素数1〜8の炭化水素基、Xは、プロトン、金属カチオン、またはアンモニウムイオンを示す。)
単量体C:下記一般式(2)で表される化合物。
−R (2)
(式中、Rは重合可能な不飽和基を有する官能基、Rは炭素数4〜22の炭化水素基を示す。)
(*は構造bとの結合部位であり、xは2又は3の整数であり、yは(重合数−1)であり、zは1又は2の整数である。)
(*は構造aとの結合部位であり、Zは置換もしくは無置換のアリール基、置換もしくは無置換のチオアリール基、置換もしくは無置換のチオアルキル基、置換もしくは無置換のアミノ基、置換もしくは無置換のオキシアリール基、または置換もしくは無置換のオキシアルキル基である。Rは、下記式(5)、(6)で表されるいずれかの基を示す。)
(式中、*は他の部位との結合部であることを表す。)
(3)一般式(7)で表される化合物αと一般式(8)で表される化合物βを重合して得られる共重合体Aに単量体B及び単量体Cを重合して得られるブロック共重合体。
単量体B:下記一般式(1)で表される化合物。
−R−SO (1)
(式中、Rは重合可能な不飽和基を有する官能基、Rは炭素数1〜8の炭化水素基、Xは、プロトン、金属カチオン、またはアンモニウムイオンを示す。)
単量体C:下記一般式(2)で表される化合物。
−R (2)
(式中、Rは重合可能な不飽和基を有する官能基、Rは炭素数4〜22の炭化水素基を示す。)
(xは2又は3の整数であり、yは(重合数−1)であり、zは1又は2の整数である。)
(式中、Z及びRは上記一般式(4)に同じである。)
(4)(1)又は(2)に記載の共重合体の製造方法であって、
(a)共重合体Aと単量体Bを重合させてブロック共重合体ABを得る工程と、
(b)ブロック共重合体ABと単量体Cとを重合する工程、
を含む製造方法。
(5)(3)に記載の共重合体の製造方法であって、
(a)前記化合物α及び前記化合物βから共重合体Aを得る工程
(b)得られた共重合体Aと単量体Bを重合することによりブロック共重合体ABを得る工程
(c)得られた共重合体ABと単量体Cとを重合する工程
を含む製造方法。
(6)(1)乃至(5)のいずれか一項に記載のブロック共重合体を含む分散剤。
本発明のブロック共重合体は、親水性の非イオン性ブロック、カチオン性物質とのイオン吸着能力が高いブロック、疎水性のブロックの3つの成分を有し、優れた分散剤として作用することができる。
実施例1−1の共重合体ABのH‐NMRスペクトルである。 実施例1−1の共重合体ABのGPCチャートである。 実施例2−1の本発明の共重合体のH‐NMRスペクトルである。 実施例3−1の粒度分布測定のスペクトルである。 実施例3−1の分散体の様子を表す図面代用写真である。
本発明のブロック共重合体は、共重合体A、単量体B、単量体Cを重合して得られる化合物である。
本発明において用いられる共重合体Aは以下のa及びbで表される構造を有する。
a:炭素数2〜3のポリアルキレングリコール鎖を有する親水性ブロック
b:重合反応に寄与する官能基
aは下記一般式(3)で表される炭素数2又は3のポリアルキレングリコールが重合したポリアルキレングリコール鎖を有する構造であり、置換基を有してもよい。ポリアルキレングリコールとしては、エチレングリコール、プロピレングリコールが挙げられるが、エチレングリコールが好ましい。重合数は1〜11000であり、好ましくは10〜1000である。
(*は構造bとの結合部位であり、xは2又は3の整数であり、yは(重合数−1)であり、zは1又は2の整数である。)
bは重合反応に寄与する官能基であればよく、好ましくは下記一般式(4)で表されるリビングラジカル重合において連鎖移動剤としての機能を有する官能基である。
(*は構造aとの結合部位であり、Zは置換もしくは無置換のアリール基、置換もしくは無置換のチオアリール基、置換もしくは無置換のチオアルキル基、置換もしくは無置換のアミノ基、置換もしくは無置換のオキシアリール基、または置換もしくは無置換のオキシアルキル基である。Rは、下記式(5)、(6)で表されるいずれかの基を示す。)
(式中、*は他の部位との結合部であることを表す。)
共重合体Aは下記一般式(7)で表される化合物α及び下記一般式(8)で表される化合物βを公知の手段により反応させて得られることができるほか、アルドリッチ社からマクロ連鎖移動剤として購入することも可能である。例えば、ポリ(エチレングリコール)メチルエーテル(4−シアノ−4−ペンタノエートドデシルトリチオカーボネート(アルドリッチ社製)、ポリ(エチレングリコール)メチルエーテル(4−シアノ−4−(ドデシルスルファニルチオカルボニル) スルファニル)ペンタノエート(アルドリッチ社製)、ポリ(エチレングリコール)メチルエーテル(2−メチル2−プロピオニックアシッドドデシルトリチオカーボネート(アルドリッチ社製)、ポリ(エチレングリコール)4−シアノ−4−フェニルカルボノチオイルチオ)ペンタノエート(アルドリッチ社製)などが挙げられる。好ましくは、ポリ(エチレングリコール)メチルエーテル(4−シアノ−4−ペンタノエートドデシルトリチオカーボネート(アルドリッチ社製)である。
化合物βは、式中ZはC=S結合の反応性を制御し、ラジカル反応速度に影響を与える基であり、Rは解離してフリーラジカルを発生させることができる基である。例えば、ジチオベンゾエート、ジチオカルバメート、トリチオカーボネート、キサンタートなどのチオカルボニチオ化合物が挙げられる。化合物βは市販のものを用いてもよく、単量体B、Cの重合に適している点でジチオベンゾエート、トリチオカルボナートが好ましく、4−シアノ−4−(フェニルカルボノチオイルチオ)ペンタノイックアシッド(アルドリッチ社製)、4−シアノ−4−(ドデシルスルファニルチオカルボニルスルファニルペンタノイックアシッド(アルドリッチ社製)、2−(ドデシルチオカルボノチオイルチオ)−2−メチルプロピオニックアシッド(アルドリッチ社製)がより好ましく、4−シアノ−4−(ドデシルスルファニルチオカルボニルスルファニルペンタノイックアシッドがさらに好ましい。
(xは2又は3の整数であり、yは(重合数−1)であり、zは1又は2の整数である。)
(式中、Z及びRは上記一般式(4)に同じである。)
本発明において用いられる単量体Bは、下記一般式(1)で表される。
−R−SO (1)
(式中、Rは重合可能な不飽和基を有する官能基、Rは炭素数1〜8の炭化水素基、Xは、プロトン、金属カチオンまたはアンモニウムイオンを示す。)
の重合可能な不飽和基を有する官能基としては、(メタ)アクリル基、(メタ)アクリルアミド基、ビニル基、スチリル基が挙げられる。本発明において好ましいRは(メタ)アクリルアミド基である。
の炭素数1〜8の炭化水素基としては、飽和炭化水素基、不飽和炭化水素基及び芳香族炭化水素基に限られないが、炭素数1〜6の飽和炭化水素基、芳香族炭化水素基が好ましく、特に炭素数1〜4の飽和炭化水素基が好ましい。
の具体例としては、プロトン、金属カチオンまたはアンモニウムイオンがあげられる。好ましくはプロトン、アルカリ金属イオンであり、さらに好ましくはナトリウムイオン、カリウムイオンである。
また、単量体Bは好ましくは下記一般式(9)で表される。
(式中、Rは水素原子あるいはメチル基、その他は上記一般式(1)に同じである。)
本発明において用いられる単量体Cは、下記一般式(2)で表される。
−R (2)
(式中、Rは重合可能な不飽和基を有する官能基、Rは炭素数4〜22の炭化水素基を示す。)
の重合可能な不飽和基を有する官能基としては、(メタ)アクリル基、(メタ)アクリルアミド基、ビニル基、スチリル基が挙げられる。本発明において好ましいRはビニル基である。
の炭素数4〜22の炭化水素基としては飽和炭化水素基、不飽和炭化水素基及び芳香族炭化水素基に限られないが、炭素数4〜16の飽和炭化水素基、芳香族炭化水素基が好ましく、特に炭素数6〜12の芳香族炭化水素基が好ましい。
また、単量体Cは好ましくは下記一般式(10)で表される。
(式中、Rは水素原子あるいはメチル基、R〜R11はいずれも独立して、水素又は炭素数1〜6の炭化水素基を示す。)
上記一般式(10)におけるR〜R11の炭素数1〜6の炭化水素基としては、飽和炭化水素基、不飽和炭化水素基及び芳香族炭化水素基に限られないが、炭素数1〜2の飽和炭化水素基が好ましい。
本発明の製造方法は以下の工程を有する。
(a)市販の共重合体Aと単量体Bを重合することによりブロック共重合体ABを得る工程
(b)得られた共重合体ABと単量体Cとを重合する工程
本発明の製造方法は上記の他、以下の工程を有するものであってもよい。
(a)前記化合物α及び前記化合物βから共重合体Aを得る工程
(b)得られた共重合体Aと単量体Bを重合することによりブロック共重合体ABを得る工程
(c)得られた共重合体ABと単量体Cとを重合する工程
本発明のブロック共重合体の製造方法における重合手段は、公知の手段であれば特に限定はなく、例えばリビングラジカル重合法等が挙げられる。
上記リビングラジカル重合法とは、ラジカル重合の簡便性と汎用性を保ちつつ、分子構造の精密制御を可能にする重合法である。リビングラジカル重合法には、重合成長末端を安定化させる手法の違いにより、遷移金属触媒を用いる方法(ATRP法)、有機テルル化合物を用いる方法(TERP法)、可逆的連鎖移動剤(RAFT剤)である化合物βを用いる方法(RAFT法)等の方法がある。これらの中でも、狭い分子量分布が得られやすく、重合の制御が容易である点からRAFT重合法が好ましい。
本発明のブロック共重合体は通常、上記市販の共重合体A1モルに対して単量体Bを10モル〜1000モルを、例えば上記リビングラジカル重合法を用いて反応させて共重合体ABを得た後に、得られた共重合体AB1モルに対して単量体Cを10モル〜1000モルを、例えば上記リビングラジカル重合法を用いて反応させることで得られる。なお、共重合体ABを得た後に必要に応じて共重合体ABを公知の手段で単離精製してもよい。
または、本発明のブロック共重合体は上記化合物α1モルに対して化合物β0.1モル〜10モルをエステル化反応させて共重合体Aを得た後に、共重合体A1モルに対して単量体Bを10モル〜1000モルを、例えば上記リビングラジカル重合法を用いて反応させて共重合体ABを得た後に、得られた共重合体AB1モルに対して単量体Cを10モル〜1000モルを、例えば上記リビングラジカル重合法を用いて反応させることで得られる。なお、共重合体Aまたは共重合体ABを得た後に必要に応じて共重合体Aまたは共重合体ABを公知の手段で単離精製してもよい。
本発明においては重合開始剤を用いてもよい。重合開始剤としては、ラジカル重合を開始可能な開始剤であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、アゾ系重合開始剤、過酸化物系重合開始剤、過硫酸系重合開始剤などが挙げられる。前記アゾ系重合開始剤としては、例えば、2,2’−アゾビス(イソ酪酸)ジメチル、4,4’−アゾビス(4−シアノ吉草酸)、2,2’−アゾビス(イソブチロニトリル)、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、などが挙げられる。前記過酸化物系重合開始剤としては、例えば、過酸化ベンゾイルなどが挙げられる。前記過硫酸系重合開始剤としては、例えば、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウムなどが挙げられる。なかでも、操作が円滑に進行することから、AIBN、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)が好ましい。ラジカル重合開始剤の使用量は、RAFT剤1モルに対して、通常、0.01〜1モル、好ましくは、0.1〜0.8モルである。
前記合成工程は、溶媒中で行うことができる。前記溶媒としては、反応に不活性であれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、水、アルコール系溶媒、炭化水素系溶媒、ケトン系溶媒、エステル系溶媒、塩化物系溶媒、芳香族系溶媒、非プロトン性極性溶媒などが挙げられる。前記アルコール系溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、1−プロパノール、イソプロパノールなどが挙げられる。前記炭化水素系溶媒としては、例えば、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、デカン、流動パラフィンなどが挙げられる。前記ケトン系溶媒としては、例えば、アセトン、メチルエチルケトンなどが挙げられる。前記エステル系溶媒としては、例えば、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチルなどが挙げられる。前記塩化物系溶媒としては、例えば、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素などが挙げられる。前記芳香族系溶媒としては、例えば、ベンゼン、トルエンなどが挙げられる。前記非プロトン性極性溶媒としては、例えば、テトラヒドロフラン、N、N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドなどが挙げられる。前記溶媒としては、前記重合開始剤のラジカル発生温度よりも沸点が高い溶媒が好ましい。これらの溶媒は1種単独で、あるいは2種以上を組み合わせて用いることができる。これらの中でも、収率よく目的物が得られることから、アルコール系溶媒が好ましく、メタノールが特に好ましい。
前記合成工程における重合温度としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、通常10℃から用いる溶媒の沸点までの温度範囲、好ましくは40〜100℃ である。
前記合成工程における重合時間としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、反応規模にもよるが、通常数分から数十時間、好ましくは30分間〜90時間などが挙げられる。
前記合成工程は、不活性雰囲気下で行うことが好ましい。前記不活性雰囲気としては、例えば、窒素、アルゴン、ヘリウム等が挙げられる。
以上のようにして、ブロックA−ブロックB−ブロックCからなる本発明のブロック共重合体を製造することができる。
本発明のブロック共重合体においてAブロックの含有量としては特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、Aブロックの含有量は、ブロック共重合体全体100%質量中において0.01〜90質量%であることが好ましく、1〜85質量%であることがより好ましく、5〜30質量%であることがさらに好ましい。
本発明のブロック共重合体においてBブロックの含有量としては特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、Bブロックの含有量は、ブロック共重合体全体100%質量中において0.01〜90質量%であることが好ましく、1〜85質量%であることがより好ましく、30〜80質量%であることがさらに好ましい。
本発明のブロック共重合体においてCブロックの含有量としては特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、
Cブロックの含有量は、ブロック共重合体全体100%質量中において0.01〜50質量%であることが好ましく、1〜40質量%であることがより好ましく、5〜30質量%であることがさらに好ましい。
本発明で得られるブロック共重合体の重量平均分子量(Mw)は1000〜200000であることが好ましく、3000〜150000であることがより好ましく、5000〜100000であることがさらに好ましい。
ブロック共重合体の分子量分布(PDI)は、2.0未満であることが好ましく、1.7未満であることがより好ましい。なお、本発明において、PDIとは(ブロック共重合体の重量平均分子量(Mw))/(ブロック共重合体の数平均分子量(Mn))によって求められるものであり、PDIが小さいほど分子量分布の幅が狭い分子量の揃った共重合体となり、その値が1.0のとき最も分子量分布の幅が狭い。反対に、PDIが大きいほど、設計したポリマーの分子量に比べて、分子量の小さいものや、分子量の大きいものが含まれることになり、分散性を悪くすることがある。分子量が小さすぎるものは分散媒体への溶解性が高すぎ、分子量が大きすぎると分散体への溶解性が悪くなるためである。
得られた本発明のブロック共重合体は、親水性の非イオン性ブロック、アニオン性を有するブロック、疎水性のブロックの3つの成分を有する共重合体である。親水性の非イオン性ブロックを有するので、立体的反発や電気的反発して溶媒に溶解や相溶し、アニオン性を示すスルホン酸基を有するためカチオン性物質とイオン結合するため強いイオン吸着能を示し、また疎水性ブロックも有するため疎水性物質との親和性がある。これらの特性により、分散剤、イオン交換樹脂、沈殿剤またはキレート剤に利用できる。
本発明のブロック共重合体を分散剤として使用すると、分散媒体中の粒子に優れた分散安定性を与えるので、本発明のブロック共重合体は従来公知の粒子に使用できる。具体的には、インクジェットインク、カラーフィルター用インク、グラビアインキ、塗料、文具用インク、筆記具用インク、コーティング剤等の粒子を挙げることができる。
粒子の分散方法としては、従来公知の方法を適用でき特に限定されない。例えば、超音波分散機、ペイントシェーカー、ビーズミル、ボールミル、ディソルバー、ニーダー、三本ロール等の混合機を用いて混合して得られる。
分散粒径の測定方法は特に限定されず、動的光散乱法、レーザー回折・散乱法、画像解析法、遠心沈降法等により測定できる。特にメーカーは制限されないが、日機装(株)製、マイクロトラックUPA−EX150が好ましい。
以下実施例により本発明を更に詳細に説明する。実施例において部は重量部を、%は重量%をそれぞれ意味する。
実施例1−1
<PEG‐b‐PAMPSの合成>
2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(AMPS、8.64g、0.0417mol、和光純薬株式会社製)を純水中でNaHCO(3.50g、0.0417mol)用いて中和し水溶液を得た(pH=6.4、10.6mL)。フラスコに前記水溶液、連鎖移動剤PEG46‐CTA(Mn=2400、重合度(DP)=46、1.00g、0.417mmol、アルドリッチ社製)、開始剤AIBN(0.0275g、0.167mmol、和光純薬株式会社製)をメタノール(10.4mL)に溶解し、アルゴンで30分間脱気した。脱気後のメタノール溶液を60℃で5時間重合させた。重合後、透析膜に前記メタノール溶液を入れて2日間水で透析を行い、得られた溶液を濃縮し、更に凍結乾燥によりPEG‐b‐PAMPS共重合体を得た。
得られた重合物について、重水(DO)を溶媒としてH‐NMR測定を行い、3.7ppmのPEG主鎖のメチレンプロトンと3.4ppmのPAMPS側鎖のメチレンプロトンの積分強度の比較によって平均重合度を計算した。これにより、重合物中のPAMPSの平均重合度が84量体であることを確認した。またゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)を行ったところ、分子量分布(Mw/Mn)は1.53であった。
図1に、得られたポリエチレングリコールとポリ(2-アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸ナトリウム)のジブロック共重合体(PEG‐b‐PAMPS)のH‐NMRスペクトル(DO)を示す。
図2に、得られたポリエチレングリコールとポリ(2-アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸ナトリウム)のジブロック共重合体(PEG‐b‐PAMPS)のGPCチャートを示す。
実施例2−1
<PEG‐b‐PAMPS‐b‐PStの合成>
得られたPEG‐b‐PAMPS(2.04g、9.42×10−5mol、Mn=21700、Mw/Mn=1.53)、スチレン(1.68g、0.0161mol、和光純薬株式会社製)、及び重合開始剤である2、4‐ジメチルバレロニトリル(V−65、0.0165g、6.44×10−5mol、和光純薬株式会社製)を、メタノール(15.0mL)に溶解し、アルゴンで30分間脱気した。脱気後のメタノール溶液を50℃に加熱して71時間重合させた。重合後、透析膜に前記メタノール溶液を2日間メタノールで透析を行い、さらに3日間水で透析を行った。得られた溶液を濃縮し、更に凍結乾燥により本発明のブロック共重合体であるPEG‐b‐PAMPS‐b‐PStを得た。
得られた共重合体について、重ジメチルスルホキシド(DМSО−d)を溶媒としてH‐NMR測定(120℃)を行い、3.7ppmのPEG主鎖のメチレンプロトンと6.8〜7.4ppmのPSt側鎖のフェニルプロトンの比較によって平均重合度を計算した。これにより、重合物が、平均重合度が39量体であることを確認した。またゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)の測定はポリマーを溶解できる溶媒が無かったので、測定できなかった。
図3に、得られたトリブロックコポリマーPEG‐b‐PAMPS‐b‐PStのH‐NMRスペクトル(DМSО−d、120℃)を示す。
本実施例において、H‐NMR測定にはDRX500(ブルカー社製)を用いた。
GPC測定は以下の条件で行った。
装置:DP―8020ポンプ(東ソー株式会社製)
カラム:GF―1GガードカラムとGF―7М分析カラム(ショーデックス)
検出器:RI―8020屈折率検出器(東ソー株式会社製)
展開溶媒:10体積%のアセトニトリルを含むリン酸バッファ(50mМ、pH=9)
標準サンプル:ポリスチレンスルホン酸ナトリウム
実施例3−1
実施例2−1で得た本発明の共重合体0.0125gを純水2.5gに添加した。ここへ酸化チタン粒子(石原産業株式会社製、TTO−55(A))を0.025g添加した後、超音波分散機にて、2時間分散処理し、酸化チタン分散体を得た。(酸化チタン濃度1重量%、ポリマー/酸化チタン重量比=0.5。)
分散体の評価結果を表1に示す。この表中に示す平均分散粒径は、動的光散乱法(日機装(株)製、マイクロトラックUPA−EX150)によって求めた粒度分布における積算値50%での粒径を示す。
得られた分散体の粒度分布測定結果を図4に示す。
得られた分散体の様子を図5に示す。
比較例1−1
ポリマーを添加しない他は、すべて実施例2と同じ条件で酸化チタン分散体を得た。
分散体の評価結果を表1に示す。
得られた分散体の粒度分布測定結果を図4に示す。
得られた分散体の様子を図5に示す。
○=分散、×=沈殿あり
実施例3−1と比較例1−1を比べると、実施例3−1では平均分散粒径も小さく、沈殿も観られず分散を維持していたことから、優れた分散性を有することが明らかである。
本発明のブロック共重合体は分散性に優れ、分散剤として好適に使用できる。特に分散対象物の粒度分布が一定の幅に安定している特徴を有する。

Claims (6)

  1. 共重合体A、単量体B、及び単量体Cを重合して得られるブロック共重合体。
    共重合体A:以下のa及びbの構造を有する化合物。
    a:炭素数2〜3のポリアルキレングリコール鎖を有する親水性ブロック
    b:重合反応に寄与する官能基
    単量体B:下記一般式(1)で表される化合物。
    −R−SO (1)
    (式中、Rは重合可能な不飽和基を有する官能基、Rは炭素数1〜8の炭化水素基、Xは、プロトン、金属カチオン、またはアンモニウムイオンを示す。)
    単量体C:下記一般式(2)で表される化合物。
    −R (2)
    (式中、Rは重合可能な不飽和基を有する官能基、Rは炭素数4〜22の炭化水素基を示す。)
  2. 以下の構造a:一般式(3)及び構造b:一般式(4)の構造を有する共重合体Aに単量体B、及び単量体Cを重合して得られるブロック共重合体。
    単量体B:下記一般式(1)で表される化合物。
    −R−SO (1)
    (式中、Rは重合可能な不飽和基を有する官能基、Rは炭素数1〜8の炭化水素基、Xは、プロトン、金属カチオン、またはアンモニウムイオンを示す。)
    単量体C:下記一般式(2)で表される化合物。
    −R (2)
    (式中、Rは重合可能な不飽和基を有する官能基、Rは炭素数4〜22の炭化水素基を示す。)
    (*は構造bとの結合部位であり、xは2又は3の整数であり、yは(重合数−1)であり、zは1又は2の整数である。)
    (*は構造aとの結合部位であり、Zは置換もしくは無置換のアリール基、置換もしくは無置換のチオアリール基、置換もしくは無置換のチオアルキル基、置換もしくは無置換のアミノ基、置換もしくは無置換のオキシアリール基、または置換もしくは無置換のオキシアルキル基である。Rは、下記式(5)、(6)で表されるいずれかの基を示す。)
    (式中、*は他の部位との結合部であることを表す。)
  3. 一般式(7)で表される化合物αと一般式(8)で表される化合物βを重合して得られる共重合体Aに単量体B及び単量体Cを重合して得られるブロック共重合体。
    単量体B:下記一般式(1)で表される化合物。
    −R−SO (1)
    (式中、Rは重合可能な不飽和基を有する官能基、Rは炭素数1〜8の炭化水素基、Xは、プロトン、金属カチオン、またはアンモニウムイオンを示す。)
    単量体C:下記一般式(2)で表される化合物。
    −R (2)
    (式中、Rは重合可能な不飽和基を有する官能基、Rは炭素数4〜22の炭化水素基を示す。)
    (xは2又は3の整数であり、yは(重合数−1)であり、zは1又は2の整数である。)
    (式中、Z及びRは上記一般式(4)に同じである。)
  4. 請求項1又は請求項2に記載の共重合体の製造方法であって、
    (a)共重合体Aと単量体Bを重合させてブロック共重合体ABを得る工程と、
    (b)ブロック共重合体ABと単量体Cとを重合する工程、
    を含む製造方法。
  5. 請求項3に記載の共重合体の製造方法であって、
    (a)前記化合物α及び前記化合物βから共重合体Aを得る工程
    (b)得られた共重合体Aと単量体Bを重合することによりブロック共重合体ABを得る工程
    (c)得られた共重合体ABと単量体Cとを重合する工程
    を含む製造方法。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載のブロック共重合体を含む分散剤。
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