JP2018134829A - 記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】吐出不具合の発生を低減させ、画像の品質を向上させる。
【解決手段】記録装置は、媒体を支持するプラテンと、前記プラテンに支持された前記媒体に液滴を吐出可能なヘッドと、前記ヘッドを走査する走査部と、前記媒体を搬送可能な搬送部と、制御部と、を備え、前記制御部では、印刷の実行の指示を受け付けるまでの期間において、前記プラテン上に前記媒体を支持させておき、印刷の実行の指示を受け付けた場合に、前記プラテン上に支持されている前記媒体を前記プラテン上から退避させた後、退避させた前記媒体を前記プラテン上に搬送させて、前記プラテンに支持された前記媒体に対して印刷を実行させる。
【選択図】図4
【解決手段】記録装置は、媒体を支持するプラテンと、前記プラテンに支持された前記媒体に液滴を吐出可能なヘッドと、前記ヘッドを走査する走査部と、前記媒体を搬送可能な搬送部と、制御部と、を備え、前記制御部では、印刷の実行の指示を受け付けるまでの期間において、前記プラテン上に前記媒体を支持させておき、印刷の実行の指示を受け付けた場合に、前記プラテン上に支持されている前記媒体を前記プラテン上から退避させた後、退避させた前記媒体を前記プラテン上に搬送させて、前記プラテンに支持された前記媒体に対して印刷を実行させる。
【選択図】図4
Description
本発明は、記録装置に関する。
従来、吸引プラテンに使用される負圧発生手段を利用してプラテンの吸引孔に詰まった紙粉を除去する画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1は紙粉等の異物がプラテン上に堆積することを防ぐわけではない。従って、印刷開始時にプラテン上に紙粉等が堆積した状態でヘッドを移動させた場合、プラテン上に堆積した紙粉が舞い上がってヘッドに付着して、吐出不具合を発生させてしまう、という課題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例にかかる記録装置は、媒体を支持するプラテンと、前記プラテンに支持された前記媒体に液滴を吐出可能なヘッドと、前記ヘッドを走査する走査部と、前記媒体を搬送可能な搬送部と、制御部と、を備え、前記制御部では、印刷の実行の指示を受け付けるまでの期間において、前記プラテン上に前記媒体を支持させておき、印刷の実行の指示を受け付けた場合に、前記プラテン上に支持されている前記媒体を前記プラテン上から退避させた後、退避させた前記媒体を前記プラテン上に搬送させて、前記プラテンに支持された前記媒体に対して印刷を実行させることを特徴とする。
この構成によれば、印刷の実行の指示を受け付けるまでの期間は、プラテン上に媒体が支持される。このため、プラテン上に舞い上がっている紙粉等の異物は時間経過とともにプラテン上に支持された媒体上に堆積していく。そして、印刷の実行の指示を受け付けた場合には、プラテン上に支持されている媒体がプラテン上から一旦退避される。すなわち、紙粉等の異物が付着した媒体が、媒体の移動とともにプラテンの外に運ばれ、媒体上に付着した異物が除去される。そして、異物が除去された状態の媒体が再びプラテン上に搬送される。その後、印刷が実行される。従って、ヘッド等を駆動させた場合であっても、紙粉等の異物が舞い上がることがなく、異物がヘッドに付着することもなくなり、吐出不具合の発生を低減することができる。
また、プラテン上に堆積した紙粉等の異物を除去するための装置を設ける必要が無いため、装置構成を簡易化することができる。
また、プラテン上に堆積した紙粉等の異物を除去するための装置を設ける必要が無いため、装置構成を簡易化することができる。
[適用例2]上記適用例にかかる記録装置の前記制御部では、印刷の実行の指示を受け付けた場合に、前記媒体を、前記プラテン上から前記媒体の搬送方向上流側に退避させることを特徴とする。
この構成によれば、プラテン上から媒体の搬送方向上流側で媒体上に付着した異物を除去することができる。
[適用例3]上記適用例にかかる記録装置は、前記搬送部は、前記媒体を搬送可能なローラー対を含み、前記制御部では、前記プラテン上に支持されている前記媒体を前記ローラー対でニップさせながら前記プラテン上から一旦退避させ後に、前記ローラー対のニップ状態を解除させることを特徴とする。
この構成によれば、ローラー対のニップ状態を解除させることにより媒体の移動の自由度が増す。そして、この媒体の移動に伴い、媒体上に付着した紙粉等の異物を効率良く除去(落下)させることができる。
[適用例4]上記適用例にかかる記録装置では、前記プラテンの前記媒体が支持される面に複数の貫通孔が設けられ、前記貫通孔に負圧を作用させるエア吸引部を有し、前記制御部では、印刷の実行の指示を受け付けた場合に、前記プラテン上に支持されている前記媒体を前記プラテン上から一旦退避させた後に、前記エア吸引部を駆動させ、さらに、前記エア吸引部を駆動させてから所定時間経過後に前記ヘッドを駆動させることを特徴とする。
エア吸引部を駆動させた際、微少の紙粉等の異物が舞い上がりヘッドに付着してしまうおそれがある。そこで、上記構成によれば、エア吸引部を駆動させた後、所定時間経過後の紙粉等の舞い上がりが治まった後にヘッドを駆動させることにより、ヘッドへの異物付着を防止することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の各図においては、各部材等を認識可能な程度の大きさにするため、各部材等の尺度を実際とは異ならせて示している。
まず、記録装置の構成について説明する。記録装置は、ヘッドを含む印刷部から記録紙等の媒体に対して液体としてのインクを吐出して媒体への印刷(記録)を実行するインクジェット式記録装置である。
図1は記録装置の構成を示す概略斜視図であり、図2は記録装置の一部構成を示す概略側面図である。
図1及び図2に示すように、記録装置1は、例えば、JIS規格のA0判やB0判等といった比較的大型サイズの媒体(ロール紙P)に印刷可能な大型のプリンターであり、ロール紙供給部3及び印刷本体部4を備えた本体部2と、排紙受け部5とを備えている。本体部2はベース9に立設された支柱8の上部に設けられており、印刷(記録)の行われたロール紙Pを斜め下方に排出する排出口6を有している。排出口6の下方にはスタッカー10の開口部7が位置しており、記録の行われたロール紙Pが排出口6から開口部7へ向けて排出され、スタッカー10によって受け止められる。
また、印刷本体部4には操作パネル90を備えている。操作パネル90は、表示パネル91、電源ボタンや操作ボタン等を含んでいる。なお、表示パネル91は、例えば、タッチパネルなどのユーザーによる入力を受け付け可能なパネルを採用することができる。
また、印刷本体部4には操作パネル90を備えている。操作パネル90は、表示パネル91、電源ボタンや操作ボタン等を含んでいる。なお、表示パネル91は、例えば、タッチパネルなどのユーザーによる入力を受け付け可能なパネルを採用することができる。
ロール紙供給部3にはロール紙Pが巻き取られたロール(以下「ロール」と言う)Rが収納可能に構成され、ロールRからロール紙Pが繰り出され、印刷を実行する印刷本体部4へと斜め下方へ供給される。ロールRはロール紙ホルダー(図示せず)にセットされる。ロール紙Pの供給時には、ロール紙ホルダーがロール駆動手段としてのスピンドルモーター(図示せず)により回転駆動されることにより、ロール紙Pが印刷本体部4側(搬送方向下流側)に供給される。なお、ロール紙供給部3では、ロール紙Pを巻き取る(搬送方向上流側)方向に移動させることもできる。
印刷本体部4は、ロール紙Pを支持するプラテン11と、プラテン11と対向して配置されたヘッド12と、を有している。ヘッド12はノズル(図示せず)を備え、ノズルからプラテン11上に支持されたロール紙Pに対して液体としてのインクを液滴として吐出(噴射)可能に構成されている。また、ヘッド12の搬送方向上流側に設けられ、ロール紙Pを搬送可能な搬送部40を備えている。
本実施形態の搬送部40は、複数のローラー対を有し、第1搬送ローラー対41と第2搬送ローラー対42とを備えている。
第1搬送ローラー対41は、ロールR(ロール紙ホルダー)の搬送方向下流側に配置され、搬送駆動ローラー41a及びこれに圧接して従動回転する搬送従動ローラー41bと、を有している。搬送駆動ローラー41aは、駆動源(モーター)に接続され、当該駆動源(モーター)の駆動によって回転するように構成されている。これにより、ロール紙Pは搬送駆動ローラー41aと搬送従動ローラー41bとによって挟持されながら、搬送方向下流側へ搬送される。なお、第1搬送ローラー対41は、ロール紙Pを搬送方向上流側にも搬送可能に構成される。
また、第1搬送ローラー対41は、搬送駆動ローラー41aと搬送従動ローラー41bとが離間可能に構成されている。すなわち、第1搬送ローラー対41では、搬送駆動ローラー41aと搬送従動ローラー41bとでロール紙Pを挟持させるニップ状態と、搬送駆動ローラー41aと搬送従動ローラー41bとが離間したニップ解除状態と、に可変可能である。
第2搬送ローラー対42は、第1搬送ローラー対41の搬送方向下流側に配置され、搬送駆動ローラー42a及びこれに圧接して従動回転する搬送従動ローラー42bと、を有している。搬送駆動ローラー42aは、駆動源(モーター)に接続され、当該駆動源(モーター)の駆動によって回転するように構成されている。これにより、ロール紙Pは搬送駆動ローラー42aと搬送従動ローラー42bとによって挟持されながら、搬送方向下流側に位置するヘッド12側へ搬送される。そして、ヘッド12から媒体としてのロール紙Pにインクが吐出されることで、ロール紙Pに画像が印刷される。なお、第2搬送ローラー対42は、ロール紙Pを搬送方向上流側にも搬送可能に構成される。
また、第2搬送ローラー対42は、搬送駆動ローラー42aと搬送従動ローラー42bとが離間可能に構成されている。すなわち、第2搬送ローラー対42では、搬送駆動ローラー42aと搬送従動ローラー42bとでロール紙Pを挟持させるニップ状態と、搬送駆動ローラー42aと搬送従動ローラー42bとが離間したニップ解除状態と、に可変可能である。
第1搬送ローラー対41は、ロールR(ロール紙ホルダー)の搬送方向下流側に配置され、搬送駆動ローラー41a及びこれに圧接して従動回転する搬送従動ローラー41bと、を有している。搬送駆動ローラー41aは、駆動源(モーター)に接続され、当該駆動源(モーター)の駆動によって回転するように構成されている。これにより、ロール紙Pは搬送駆動ローラー41aと搬送従動ローラー41bとによって挟持されながら、搬送方向下流側へ搬送される。なお、第1搬送ローラー対41は、ロール紙Pを搬送方向上流側にも搬送可能に構成される。
また、第1搬送ローラー対41は、搬送駆動ローラー41aと搬送従動ローラー41bとが離間可能に構成されている。すなわち、第1搬送ローラー対41では、搬送駆動ローラー41aと搬送従動ローラー41bとでロール紙Pを挟持させるニップ状態と、搬送駆動ローラー41aと搬送従動ローラー41bとが離間したニップ解除状態と、に可変可能である。
第2搬送ローラー対42は、第1搬送ローラー対41の搬送方向下流側に配置され、搬送駆動ローラー42a及びこれに圧接して従動回転する搬送従動ローラー42bと、を有している。搬送駆動ローラー42aは、駆動源(モーター)に接続され、当該駆動源(モーター)の駆動によって回転するように構成されている。これにより、ロール紙Pは搬送駆動ローラー42aと搬送従動ローラー42bとによって挟持されながら、搬送方向下流側に位置するヘッド12側へ搬送される。そして、ヘッド12から媒体としてのロール紙Pにインクが吐出されることで、ロール紙Pに画像が印刷される。なお、第2搬送ローラー対42は、ロール紙Pを搬送方向上流側にも搬送可能に構成される。
また、第2搬送ローラー対42は、搬送駆動ローラー42aと搬送従動ローラー42bとが離間可能に構成されている。すなわち、第2搬送ローラー対42では、搬送駆動ローラー42aと搬送従動ローラー42bとでロール紙Pを挟持させるニップ状態と、搬送駆動ローラー42aと搬送従動ローラー42bとが離間したニップ解除状態と、に可変可能である。
ヘッド12は、ヘッド12を走査する走査部としてのキャリッジ18に設けられ、キャリッジ18は、ヘッド12の走査方向(主走査方向、X軸方向)に延びるガイド軸(図示せず)と、同様に主走査方向(X軸方向)に延びるガイド板(図示せず)と、によってガイドされながら、図示しないモーターの動力を受けて主走査方向に移動する。
プラテン11には、ヘッド12側とは反対側となる下面側に口部21が形成された有底四角箱状を有している。そして、プラテン11の下部には、プラテン11の内部に形成された内部空間22内の空気を吸引するエア吸引部16が口部21を塞ぐように設けられている。エア吸引部16には吸引ファン17が配置されている。また、プラテン11には、ロール紙Pをプラテン11の支持面11a側に吸引させるための貫通孔23が形成されている。貫通孔23は、内部空間22と連通している。そして、吸引ファン17を回転駆動させることにより口部21を吸気口として空気が吸引され、内部空間22、貫通孔23を介してロール紙Pとプラテン11との間の空間を負圧にすることができる。これにより、ロール紙Pを支持面11a側に吸引させるための吸引力がロール紙Pに付与される。
また、プラテン11の搬送方向下流側には、ロール紙Pを切断する切断部30が設けられている。切断部30は、ロール紙Pを切断可能な切断刃を有するカッターユニット31と、カッターユニット31が搭載されるカッターキャリッジ32とを備えている。そして、カッターキャリッジ32に接続されるモーター(図示せず)の動力によりカッターキャリッジ32に搭載されたカッターユニット31をX軸方向に移動させ、切断刃によりロール紙Pを切断させることができる。
次に、記録装置の制御部の構成について説明する。図3は記録装置の制御部の構成を示すブロック図である。
図3に示すように、制御部100は、指令部130と駆動部140とを備えている。指令部130は、CPU131、記憶手段としてのROM132、RAM133及び入出力インターフェイス134からなり、CPU131が入出力インターフェイス134を介して入力される各種信号を、ROM132、RAM133のデータに基づき処理し、入出力インターフェイス134を介して駆動部140へ制御信号を出力する。CPU131は、例えば、ROM132に記憶された制御プログラムに基づいて、各種制御を行う。
図3に示すように、制御部100は、指令部130と駆動部140とを備えている。指令部130は、CPU131、記憶手段としてのROM132、RAM133及び入出力インターフェイス134からなり、CPU131が入出力インターフェイス134を介して入力される各種信号を、ROM132、RAM133のデータに基づき処理し、入出力インターフェイス134を介して駆動部140へ制御信号を出力する。CPU131は、例えば、ROM132に記憶された制御プログラムに基づいて、各種制御を行う。
駆動部140は、ヘッド駆動部141、キャリッジ駆動部142、第1搬送駆動部143、第2搬送駆動部144、給紙駆動部145、吸引駆動部146、パネル駆動部147、計時駆動部148等で構成されている。そして、指令部130の制御信号に基づいて、ヘッド駆動部141はヘッド12を駆動制御し、キャリッジ駆動部142はキャリッジ18を駆動制御し、第1搬送駆動部143は第1搬送ローラー対41を駆動制御し、第2搬送駆動部144は第2搬送ローラー対42を駆動制御し、給紙駆動部145はロール紙供給部3を駆動制御し、吸引駆動部146はエア吸引部16を駆動制御し、パネル駆動部147は表示パネル91を駆動制御し、計時駆動部148は計時機能部99を駆動制御する。
ここで、上記の様な記録装置1では、搬送するロール紙P(例えば、ロール紙Pの側端部等)から紙粉が発生する場合がある。このような紙粉は、ロール紙Pを離れた後に、プラテン11上を浮遊し、時間の経過とともに自重で落下し、プラテン11上に堆積していく。しかし、紙粉がプラテン11上に堆積した状態でヘッド12を移動させてしまうと、ヘッド12の移動に伴って発生する乱気流によってプラテン11上に堆積した紙粉が再び舞い上がりヘッド12(ノズル)に付着してしまう場合がある。この場合、付着した紙粉にインクが引き寄せられたりするためヘッド12からインクの正常な吐出ができなくなり、吐出不具合が発生してしまうおそれがある。ここで吐出不具合とは、例えば、ヘッド12が備えるノズルを覆うように紙粉が付着してインクの吐出ができなくなったり、ノズル近辺に付着した紙粉にインクが吸い寄せられることによって吐出位置がずれてしまったり、紙粉がノズル内に引き込まれることによってインクの既定されたインクの量を吐出できないことなどを指してもよい。
そこで、本実施形態の記録装置1では、印刷の実行の指示を受け付けるまでの期間(例えば、印刷終了から操作パネル90による次の印刷実行の指示を受け付けるまでの期間)において、プラテン11上にロール紙Pを支持させておき、印刷の実行の指示を受け付けた場合に、プラテン11上に支持されているロール紙Pをプラテン11上から一旦退避させ、その後、退避させたロール紙Pをプラテン11上に搬送させ、その後に、プラテン11に支持されたロール紙Pに対して印刷を実行させる。すなわち、記録装置1では、上記不具合の発生を防止するための「紙粉除去モード」を備えている。
以下、「紙粉除去モード」にかかる記録装置の制御方法について具体的に説明する。
そこで、本実施形態の記録装置1では、印刷の実行の指示を受け付けるまでの期間(例えば、印刷終了から操作パネル90による次の印刷実行の指示を受け付けるまでの期間)において、プラテン11上にロール紙Pを支持させておき、印刷の実行の指示を受け付けた場合に、プラテン11上に支持されているロール紙Pをプラテン11上から一旦退避させ、その後、退避させたロール紙Pをプラテン11上に搬送させ、その後に、プラテン11に支持されたロール紙Pに対して印刷を実行させる。すなわち、記録装置1では、上記不具合の発生を防止するための「紙粉除去モード」を備えている。
以下、「紙粉除去モード」にかかる記録装置の制御方法について具体的に説明する。
図4は記録装置の制御方法を示すフローチャートである。また、図5A及び図5Bは記録装置の表示パネルの表示方法の一例を示す説明図である。また、図6Aから図6Cは記録装置の動作を示す模式図である。
なお、本実施形態では、手前の印刷処理が終了した時点からの記録装置の制御方法について説明する。
図4に示すように、ステップS11では、ロール紙Pの支持処理を行う。すなわち、次の印刷の実行の指示を受け付けるまでの期間において、プラテン11上にロール紙Pを支持させておく。
この場合、記録装置1では、紙粉除去モードを予め設定可能に構成されている。図5Aに示すように、表示パネル91では、紙粉除去モードを実行中である旨を表示している。従って、ステップS11では、紙粉除去モードが予め設定された状態であるため、図6Aに示すように、手前の印刷処理が終了してもロール紙Pを退避させず、プラテン11の支持面11aの全体がロール紙Pで覆われるようにする。
これにより、プラテン11上に浮遊する紙粉が落下するとロール紙P上に堆積し、プラテン11上への付着や堆積を防止することができる。
なお、紙粉除去モードは、予め設定することもできるし、例えば、計時機能部99を用いて、次回の印刷開始までの時間が所定の時間を経過した場合に移行されるように構成してもよい。
また、ユーザーが適時任意(手動で)に「紙粉除去モード」を設定することができる。この場合、操作パネル90にて「紙粉除去モード」を設定する。図5Bでは、表示パネル91により手動で「紙粉除去モード」をON状態した旨を表示している。
図4に示すように、ステップS11では、ロール紙Pの支持処理を行う。すなわち、次の印刷の実行の指示を受け付けるまでの期間において、プラテン11上にロール紙Pを支持させておく。
この場合、記録装置1では、紙粉除去モードを予め設定可能に構成されている。図5Aに示すように、表示パネル91では、紙粉除去モードを実行中である旨を表示している。従って、ステップS11では、紙粉除去モードが予め設定された状態であるため、図6Aに示すように、手前の印刷処理が終了してもロール紙Pを退避させず、プラテン11の支持面11aの全体がロール紙Pで覆われるようにする。
これにより、プラテン11上に浮遊する紙粉が落下するとロール紙P上に堆積し、プラテン11上への付着や堆積を防止することができる。
なお、紙粉除去モードは、予め設定することもできるし、例えば、計時機能部99を用いて、次回の印刷開始までの時間が所定の時間を経過した場合に移行されるように構成してもよい。
また、ユーザーが適時任意(手動で)に「紙粉除去モード」を設定することができる。この場合、操作パネル90にて「紙粉除去モード」を設定する。図5Bでは、表示パネル91により手動で「紙粉除去モード」をON状態した旨を表示している。
ステップS12では、印刷実行の指示があったか否かを判断する。
印刷実行の指示があった場合(YES)は、ステップS13に移行し、印刷実行の指示が無い場合(NO)は、ステップS12に戻る。
印刷実行の指示があった場合(YES)は、ステップS13に移行し、印刷実行の指示が無い場合(NO)は、ステップS12に戻る。
ステップS13に移行した場合は、ロール紙Pの退避処理を行う。
具体的には、図6Bに示すように、ロール紙供給部3を駆動させ、プラテン11に支持されていたロール紙Pを巻き戻し、プラテン11に支持されていたロール紙Pを搬送方向上流側に退避させる。ここで、ロール紙Pにおいてプラテン11を覆っていた(プラテン11に支持されていた)領域がプラテン11の外部に移動するまで、ロール紙Pを移動(退避)させる。このとき、ロール紙Pを退避させるときの移動速度は、ロール紙Pを搬送する際にロール紙Pをプラテン11上で移動させるときの速度よりも遅くすることによって、ロール紙P上に堆積した紙粉が再び舞い上がらないようにしてもよい。
そして、ロール紙Pにおいてプラテン11を覆っていた(プラテン11に支持されていた)領域、すなわち、紙粉が堆積した領域がプラテン11の外部に移動し、ロール紙供給部3のロールRに巻かれる際に、ロール紙P上に堆積した紙粉がロール紙Rから落下する。すなわち、ロール紙から紙粉が除去される。
具体的には、図6Bに示すように、ロール紙供給部3を駆動させ、プラテン11に支持されていたロール紙Pを巻き戻し、プラテン11に支持されていたロール紙Pを搬送方向上流側に退避させる。ここで、ロール紙Pにおいてプラテン11を覆っていた(プラテン11に支持されていた)領域がプラテン11の外部に移動するまで、ロール紙Pを移動(退避)させる。このとき、ロール紙Pを退避させるときの移動速度は、ロール紙Pを搬送する際にロール紙Pをプラテン11上で移動させるときの速度よりも遅くすることによって、ロール紙P上に堆積した紙粉が再び舞い上がらないようにしてもよい。
そして、ロール紙Pにおいてプラテン11を覆っていた(プラテン11に支持されていた)領域、すなわち、紙粉が堆積した領域がプラテン11の外部に移動し、ロール紙供給部3のロールRに巻かれる際に、ロール紙P上に堆積した紙粉がロール紙Rから落下する。すなわち、ロール紙から紙粉が除去される。
次いで、ステップS14では、図6Bに示すように、プラテン11上に支持されているロール紙Pを搬送部40(第1搬送ローラー対41及び第2搬送ローラー対42)でニップさせながらプラテン11上から一旦退避させ後に、第1搬送ローラー対41のニップ状態を解除させる。
これにより、ニップ状態が解除され、ロール紙Pが自由に移動する。この移動に伴い、ロール紙Pに堆積した紙粉を効率良く除去(落下)させることができる。
これにより、ニップ状態が解除され、ロール紙Pが自由に移動する。この移動に伴い、ロール紙Pに堆積した紙粉を効率良く除去(落下)させることができる。
次いで、ステップS15及びステップS16では、エア吸引処理を実行し、さらに、ロール紙Pの搬送処理を行う。
具体的には、プラテン11上に支持されているロール紙Pをプラテン11上から一旦退避させた後に、エア吸引部16を駆動させる。また、図6Cに示すように、搬送部40(第1搬送ローラー対41及び第2搬送ローラー対42)でロール紙Pをニップさせながら、ロール紙Pの先端部がプラテン11上の所定の位置となるように搬送する。
具体的には、プラテン11上に支持されているロール紙Pをプラテン11上から一旦退避させた後に、エア吸引部16を駆動させる。また、図6Cに示すように、搬送部40(第1搬送ローラー対41及び第2搬送ローラー対42)でロール紙Pをニップさせながら、ロール紙Pの先端部がプラテン11上の所定の位置となるように搬送する。
次いで、ステップS17では、エア吸引部16を駆動させてから所定時間が経過したか否かを判断する。所定時間が経過した場合(YES)は、ステップS18に移行し、所定時間が経過しない場合(NO)は、ステップS17に戻る。なお、ステップS15とステップS16とを入れ替えて実行してもよい。ステップS16によりプラテン11上にロール紙Pを配置した状態で、ステップS15を実行することで、いくつかの貫通孔23はロール紙Pにより覆われているため、プラテン11上での気流の発生を抑えられる。
次いで、ステップS18に移行した場合は、印刷処理を実行する。具体的には、キャリッジ18、ヘッド12、搬送部40等を駆動させ、プラテン11に支持されたロール紙Pに対してインクを吐出させ、ロール紙Pにインクを付着させる。これにより、ロール紙Pに画像が形成される。
ステップS18では、エア吸引部16を駆動させてから所定時間が経過した後、すなわち、エア吸引部に駆動による紙粉等の舞い上がりが治まった後にキャリッジ18やヘッド12を駆動させるため、紙粉のヘッド12への付着等を防止することができる。
ステップS18では、エア吸引部16を駆動させてから所定時間が経過した後、すなわち、エア吸引部に駆動による紙粉等の舞い上がりが治まった後にキャリッジ18やヘッド12を駆動させるため、紙粉のヘッド12への付着等を防止することができる。
以上、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
印刷の実行の指示を受け付けるまでの期間は、プラテン11上にロール紙Pが支持された状態である。すなわち、プラテン11はロール紙Pによって覆われた状態となる。このため、プラテン11上に舞い上がっている紙粉は時間経過とともにプラテン11上に支持されたロール紙P上に堆積していき、プラテン11の支持面11aには堆積しない。
そして、印刷の実行の指示を受け付けた場合には、プラテン11上に支持されているロール紙Pがプラテン11上から一旦退避される。すなわち、紙粉が堆積したロール紙Pが、プラテン11の外に運ばれ、ロール紙P上に堆積した紙粉が落下して除去される。そして、紙粉が除去された状態のロール紙Pが再びプラテン11上に搬送される。その後、印刷が実行される。従って、ヘッド12等を駆動させた場合であっても、紙粉等の異物が舞い上がることがなく、紙粉等がヘッド12に付着することもなくなり、吐出不具合の発生を低減することができる。
また、プラテン11上に堆積した紙粉等の異物を除去するための装置を別個に設ける必要が無いため、装置構成を簡易化することができる。
そして、印刷の実行の指示を受け付けた場合には、プラテン11上に支持されているロール紙Pがプラテン11上から一旦退避される。すなわち、紙粉が堆積したロール紙Pが、プラテン11の外に運ばれ、ロール紙P上に堆積した紙粉が落下して除去される。そして、紙粉が除去された状態のロール紙Pが再びプラテン11上に搬送される。その後、印刷が実行される。従って、ヘッド12等を駆動させた場合であっても、紙粉等の異物が舞い上がることがなく、紙粉等がヘッド12に付着することもなくなり、吐出不具合の発生を低減することができる。
また、プラテン11上に堆積した紙粉等の異物を除去するための装置を別個に設ける必要が無いため、装置構成を簡易化することができる。
なお、記録装置1の制御方法におけるロール紙Pの支持処理(ステップS11)において、ロール紙Pを搬送方向下流側に僅かに移動させ、ロール紙Pの先端部が切断部30よりも搬送方向下流側に位置する程度に移動させた状態で、ロール紙Pを支持させてもよい。このようにすれば、切断部30によりロール紙Pを切断した際に発生した紙粉をロール紙P上で受けることができる。従って、最終的には、印刷実行時において、プラテン11上の他、切断部30領域で発生する紙粉も除去することができる。
次に、記録装置1における「紙粉除去モード」にかかる他の制御方法について説明する。
具体的には、上記の制御方法では、印刷の実行の指示を受け付けた場合に、ロール紙Pを、プラテン11上からロール紙Pの搬送方向上流側に退避させたが、以下では、印刷の実行の指示を受け付けた場合に、ロール紙Pを、プラテン11上からロール紙Pの搬送方向下流側に退避させた場合について説明する。図7は記録装置の他の制御方法を示すフローチャートであり、図8Aから図8Cは記録装置の他の動作を示す模式図である。
具体的には、上記の制御方法では、印刷の実行の指示を受け付けた場合に、ロール紙Pを、プラテン11上からロール紙Pの搬送方向上流側に退避させたが、以下では、印刷の実行の指示を受け付けた場合に、ロール紙Pを、プラテン11上からロール紙Pの搬送方向下流側に退避させた場合について説明する。図7は記録装置の他の制御方法を示すフローチャートであり、図8Aから図8Cは記録装置の他の動作を示す模式図である。
なお、以下の説明では、手前の印刷処理が終了した時点からの記録装置の制御方法について説明する。
図7に示すように、ステップS21では、ロール紙Pの支持処理を行う。すなわち、次の印刷の実行の指示を受け付けるまでの期間において、プラテン11上にロール紙Pを支持させておく。
具体的には、図8Aに示すように、手前の印刷処理が終了してもロール紙Pを退避させず、プラテン11の支持面11aの全体がロール紙Pで覆われるようにする。これにより、プラテン11上に浮遊する紙粉が落下するとロール紙P上に堆積し、プラテン11上への付着や堆積を防止することができる。
なお、紙粉除去モードは、予め設定することもできるし、次回の印刷までの時間が所定の時間を経過した場合に移行されてもよい。また、ユーザーが適時任意に紙粉除去モードを開始させることも可能である。
図7に示すように、ステップS21では、ロール紙Pの支持処理を行う。すなわち、次の印刷の実行の指示を受け付けるまでの期間において、プラテン11上にロール紙Pを支持させておく。
具体的には、図8Aに示すように、手前の印刷処理が終了してもロール紙Pを退避させず、プラテン11の支持面11aの全体がロール紙Pで覆われるようにする。これにより、プラテン11上に浮遊する紙粉が落下するとロール紙P上に堆積し、プラテン11上への付着や堆積を防止することができる。
なお、紙粉除去モードは、予め設定することもできるし、次回の印刷までの時間が所定の時間を経過した場合に移行されてもよい。また、ユーザーが適時任意に紙粉除去モードを開始させることも可能である。
ステップS22では、印刷実行の指示があったか否かを判断する。
印刷実行の指示があった場合(YES)は、ステップS23に移行し、印刷実行の指示が無い場合(NO)は、ステップS22に戻る。
印刷実行の指示があった場合(YES)は、ステップS23に移行し、印刷実行の指示が無い場合(NO)は、ステップS22に戻る。
ステップS23に移行した場合は、ロール紙Pの退避処理を行う。
具体的には、図8Bに示すように、ロール紙供給部3及び搬送部40を駆動させ、プラテン11に支持されていたロール紙Pを搬送方向下流側に退避させる。ここで、ロール紙Pにおいてプラテン11を覆っていた(プラテン11に支持されていた)領域がプラテン11の外部に移動するまで、ロール紙Pを移動(退避)させる。具体的には、ロール紙Pが切断部30よりもさらに搬送方向下流側に退避させる。
これにより、ロール紙Pにおいてプラテン11を覆っていた(プラテン11に支持されていた)領域、すなわち、紙粉が堆積した領域がプラテン11の外部に移動し、ロール紙Pが垂れ下がった状態となった際に、ロール紙P上に堆積した紙粉が落下する。すなわち、ロール紙から紙粉が除去される。
具体的には、図8Bに示すように、ロール紙供給部3及び搬送部40を駆動させ、プラテン11に支持されていたロール紙Pを搬送方向下流側に退避させる。ここで、ロール紙Pにおいてプラテン11を覆っていた(プラテン11に支持されていた)領域がプラテン11の外部に移動するまで、ロール紙Pを移動(退避)させる。具体的には、ロール紙Pが切断部30よりもさらに搬送方向下流側に退避させる。
これにより、ロール紙Pにおいてプラテン11を覆っていた(プラテン11に支持されていた)領域、すなわち、紙粉が堆積した領域がプラテン11の外部に移動し、ロール紙Pが垂れ下がった状態となった際に、ロール紙P上に堆積した紙粉が落下する。すなわち、ロール紙から紙粉が除去される。
次いで、ステップS24及びステップS25では、エア吸引処理を実行し、さらに、ロール紙Pの搬送処理を行う。
具体的には、プラテン11上に支持されているロール紙Pをプラテン11上から一旦退避させた後に、エア吸引部16を駆動させる。また、図8Cに示すように、ロール紙供給部3及び搬送部40を駆動させ、ロール紙Pを搬送方向上流側に移動させる。そして、ロール紙Pの先端部がプラテン11上の所定の位置となるように搬送する。
具体的には、プラテン11上に支持されているロール紙Pをプラテン11上から一旦退避させた後に、エア吸引部16を駆動させる。また、図8Cに示すように、ロール紙供給部3及び搬送部40を駆動させ、ロール紙Pを搬送方向上流側に移動させる。そして、ロール紙Pの先端部がプラテン11上の所定の位置となるように搬送する。
次いで、ステップS26では、印刷処理を実行する。具体的には、キャリッジ18、ヘッド12、搬送部40等を駆動させ、プラテン11に支持されたロール紙Pに対してインクを吐出させ、ロール紙Pにインクを付着させる。これにより、ロール紙Pに画像が形成される。
以上の制御方法によれば、印刷の実行の指示を受け付けた場合に、ロール紙Pを、プラテン11上からロール紙Pの搬送方向下流側に退避させることにより、退避されたロール紙Pは垂れ下がった状態、つまり、巻き取られた状態ではないので、容易にロール紙Pに堆積した紙粉を落下除去できる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、上述した実施形態に種々の変更や改良等を加えることが可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例1)上記実施形態におけるロール紙Pの支持処理(ステップS11、または、ステップS21)において、ロール紙Pの支持処理の際に、第2搬送ローラー対42でニップ状態となった部分をカット(除去)した後に、印刷実行を行ってもよい。このようにすれば、ロール紙Pの支持処理(ステップS11、または、ステップS21)において発生したニップ痕が除去されるため、画像品質を高めることができる。
(変形例2)上記記録装置1において、ロール紙P上に堆積した紙粉を除去するためのブラシ(例えば、回転ブラシ)を設けてもよい。例えば、第1搬送ローラー対41の搬送方向下流側に配置する。このようにすれば、ロール紙Pを退避させた際、ロール紙Pから効率良く紙粉を除去することができる。
(変形例3)上記記録装置1において、継続して印刷処理が実行されている最中に、ヘッド12のクリーニング処理が入った場合に、紙粉除去モードに移行させる構成であってもよい。このようにすれば、ヘッド12のクリーニング処理中における紙粉等のプラテン11の堆積を防止することができる。
(変形例4)上記記録装置1では、媒体としてロール紙Pを例に説明したが、これに限定されず、例えば、カット紙であってもよい。この場合、ロール紙Pの支持処理では、印刷の実行の指示を受けるまでの期間、カット紙をプラテン11上に支持しておけばよい。このようにしても、上記同様の効果を得ることができる。
(変形例5)上記記録装置1では、媒体としてロール紙Pを例に説明したが、これに限定されず、例えば、綿布、麻布、絹布等の織布(布帛)であってもよい。このようにしても、布帛等から発生する異物のヘッド12への付着を防止し、画像品質を高めることができる。
1…記録装置、11…プラテン、12…ヘッド、16…エア吸引部、18…キャリッジ(走査部)、30…切断部、40…搬送部、41…第1搬送ローラー対、42…第2搬送ローラー対、100…制御部。
Claims (4)
- 媒体を支持するプラテンと、
前記プラテンに支持された前記媒体に液滴を吐出可能なヘッドと、
前記ヘッドを走査する走査部と、
前記媒体を搬送可能な搬送部と、
制御部と、を備え、
前記制御部では、
印刷の実行の指示を受け付けるまでの期間において、前記プラテン上に前記媒体を支持させておき、
印刷の実行の指示を受け付けた場合に、前記プラテン上に支持されている前記媒体を前記プラテン上から退避させた後、退避させた前記媒体を前記プラテン上に搬送させて、前記プラテンに支持された前記媒体に対して印刷を実行させることを特徴とする記録装置。 - 請求項1に記載の記録装置において、
前記制御部では、
印刷の実行の指示を受け付けた場合に、前記媒体を、前記プラテン上から前記媒体の搬送方向上流側に退避させることを特徴とする記録装置。 - 請求項1または請求項2に記載の記録装置において、
前記搬送部は、前記媒体を搬送可能なローラー対を含み、
前記制御部では、
前記プラテン上に支持されている前記媒体を前記ローラー対でニップさせながら前記プラテン上から一旦退避させ後に、前記ローラー対のニップ状態を解除させることを特徴とする記録装置。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の記録装置において、
前記プラテンの前記媒体が支持される面に複数の貫通孔が設けられ、
前記貫通孔に負圧を作用させるエア吸引部を有し、
前記制御部では、
印刷の実行の指示を受け付けた場合に、前記プラテン上に支持されている前記媒体を前記プラテン上から一旦退避させた後に、前記エア吸引部を駆動させ、
さらに、前記エア吸引部を駆動させてから所定時間経過後に前記ヘッドを駆動させることを特徴とする記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017031830A JP2018134829A (ja) | 2017-02-23 | 2017-02-23 | 記録装置 |
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ID=63366494
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020142473A (ja) * | 2019-03-08 | 2020-09-10 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置及び印刷方法 |
-
2017
- 2017-02-23 JP JP2017031830A patent/JP2018134829A/ja active Pending
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CN111660685A (zh) * | 2019-03-08 | 2020-09-15 | 精工爱普生株式会社 | 印刷装置以及印刷方法 |
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