JP2018132693A - 学習支援装置及び学習支援プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】学習対象に関する記憶の定着性を向上させることができる学習支援装置及び学習支援プログラムを提供する。【解決手段】学習支援装置10は、予め定められた順序で順序付けされた複数の設問からなる設問群18Bの中から選択された設問である取組対象設問の全文を確認可能な表示を表示部16の第1表示領域に表示する制御を行う設問全文表示制御部20Aと、取組対象設問を識別可能な第1設問概要を、設問群18Bのうち、上記順序での並び順で取組対象設問の前及び後の少なくとも一方の設問を識別可能な第2設問概要とともに上記並び順で表示部16の第2表示領域に表示する制御を行う設問概要表示制御部22Aと、取組対象設問に対する解答の対象となる複数の選択肢を、表示部16の第3表示領域に表示する制御を行う解答表示制御部24Aとを含む。【選択図】図1

Description

本発明は、学習を支援するための学習支援装置及び学習支援プログラムに関する。
試験対策用等の学習支援素材として紙に印刷された問題集が広く用いられているが、近年、パーソナル・コンピュータ(以下、「PC」という。)やタブレット型端末等を用いた問題集アプリケーション・プログラムが用いられるようになってきている(例えば、特許文献1〜特許文献3参照。)。
特開2013−29698号公報 特開2004−61662号公報 特開2004−258184号公報
ところで、一般的に学習の過程においては、学習すべき情報のみを記憶することはむしろ困難であり、当該情報に付帯する一見無関係とも思える情報と一緒に記憶する方が容易に記憶できることも多い。例えば、印刷物の問題集を用いて学習を行う際には、その時点で取り組んでいる取組対象設問の当該問題集における記載位置や、同一のページに記載されている設問との位置関係等をも一緒に覚える場合が多い。
これに対し、特許文献1〜3に係る技術では、学習画面に表示されるのは、現在取り組んでいる取組対象設問のみであったり、取組対象設問と目次とが表示されるのみであった。そのため、取組対象設問の問題集における記載位置や、取組対象設問と取組対象設問の周辺の設問との関係等が把握しにくく、印刷物の問題集と比較して、学習対象に関する記憶の定着しやすさの点に劣るという問題点があった。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、学習対象に関する記憶の定着性を向上させることができる学習支援装置及び学習支援プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の学習支援装置は、予め定められた順序で順序付けされた複数の設問からなる設問群の中から選択された設問である取組対象設問の全文を確認可能な表示を表示部の第1表示領域に表示する制御を行う設問全文表示制御部と、取組対象設問を識別可能な第1設問概要を、設問群のうち、上記順序での並び順で取組対象設問の前及び後の少なくとも一方の設問を識別可能な第2設問概要とともに上記並び順で表示部の第2表示領域に表示する制御を行う設問概要表示制御部と、取組対象設問に対する解答の対象となる複数の選択肢を、表示部の第3表示領域に表示する制御を行う解答表示制御部と、を含む。
また、上記目的を達成するために、請求項11に記載の学習支援装置は、取組対象設問の全文を確認可能に表示する第1表示領域、設問内容が予測可能な語句によって各々が識別可能で、かつ各々を選択することが可能に複数の設問概要を表示する第2表示領域、及び第1表示領域に表示された取組対象設問に対する解答を、いずれかを選択することによって入力するための複数の選択肢を表示する第3表示領域を備えた表示部の第2表示領域に複数の設問概要を表示すると共に、第2表示領域に表示された複数の設問概要から選択された第1設問概要を第2表示領域に確認可能に表示する制御を行う設問概要表示制御部と、上記選択された第1設問概要に対応する設問を取組対象設問として、取組対象設問の全文が第1表示領域に表示されるように制御する設問全文表示制御部と、第3表示領域に複数の選択肢を表示すると共に、いずれかの選択肢の選択により入力された取組対象設問に対する解答の正誤の履歴を示す解答履歴情報を生成する制御を行う解答表示制御部とを含み、設問概要表示制御部は、解答履歴情報を取組対象設問に対応する第2表示領域に表示された設問概要に対応させて第2表示領域に表示する。
また、上記目的を達成するために、請求項12に記載の学習支援プログラムは、本発明に係る学習支援装置の設問全文表示制御部、設問概要表示制御部、及び解答表示制御部としてコンピュータを機能させる。
本発明によれば、学習対象に関する記憶の定着性を向上させることができる、という効果を奏する。
実施形態に係る学習支援装置の機能的な構成の一例を示す機能ブロック図である。 実施形態に係る学習支援装置の電気的な構成の一例を示すブロック図である。 実施形態に係る学習支援装置で使用される問題集データのデータ構造の一例を示す模式図である。 実施形態に係る学習支援装置で使用される進捗データのデータ構造の一例を示す模式図である。 実施形態に係る学習支援装置への問題集データの取り込み手順の一例を示す概略図である。 実施形態に係る学習支援プログラムの処理の流れの一例を示すフローチャートである。 実施形態に係る設問群生成指定画面の構成例を示す図である。 実施形態に係る設問群生成指定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 実施形態に係る設問群生成処理の流れの一例を示すフローチャートである。 実施形態に係る学習画面表示処理の流れの一例を示すフローチャートである。 実施形態に係る学習画面の構成例を示す図である。 実施形態に係る学習画面振り分け処理の流れの一例を示すフローチャートである。 実施形態に係る正誤判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 実施形態に係る学習画面(左利き用)の構成例を示す図である。 実施形態に係る学習画面の他の構成例を示す図である。 実施形態に係る学習画面の他の構成例を示す図である。 実施形態に係る学習画面の他の構成例を示す図である。 第2実施形態に係る学習画面の構成例を示す図である。 第3実施形態に係る学習画面の構成例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態の例を詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1に本実施形態に係る学習支援装置の機能的な構成の一例を示す機能ブロック図を示す。図1に示すように、本実施形態に係る学習支援装置10は、メモリ14、制御部12、表示部16及び記憶部34を備えている。また、制御部12は、設問全文表示制御部20A、設問概要表示制御部22A、解答表示制御部24A、入力表示制御部26A、関連設問表示制御部28Aを備えている。
ここで、メモリ14には、後述するように、制御部12により、予め定められた順序で順序付けされた複数の設問からなる設問群18Bが、問題集データから生成され、記憶される。
本実施形態に係る設問全文表示制御部20Aは、予め定められた順序で順序付けされた複数の設問からなる設問群18Bの中から選択された設問である取組対象設問の全文を確認可能な表示を、表示部16の後述する第1表示領域に表示する制御を行う。
これに加えて、本実施形態に係る設問全文表示制御部20Aは、表示部16の後述する第2表示領域に表示された第2設問概要が選択された場合、選択された第2設問概要により特定される設問を、取組対象設問に代えて第1表示領域に表示する制御を行う。
更に、本実施形態に係る設問全文表示制御部20Aは、後述する関連設問表示領域に表示された関連設問を識別可能な情報が選択された場合、選択された上記情報により特定される関連設問を、取組対象設問に代えて第1表示領域に表示する制御を行う。
また、本実施形態に係る設問概要表示制御部22Aは、取組対象設問を識別可能な第1設問概要を、上記設問群18Bのうち、上記順序での並び順で取組対象設問の前及び後の少なくとも一方の設問を識別可能な第2設問概要とともに上記並び順で表示部16の第2表示領域に表示する制御を行う。
これに加えて、本実施形態に係る設問概要表示制御部22Aは、複数の選択肢のいずれかの選択肢の選択により入力された取組対象設問に対する解答の正誤の履歴を示す解答履歴情報を、第2表示領域における第1設問概要に併記して表示する制御を行う。
更に、本実施形態に係る設問概要表示制御部22Aは、取組対象設問の正答回数を全解答回数で除した正答率を、第2表示領域における第1設問概要の表示領域に表示する制御を行う。
更に、本実施形態に係る設問概要表示制御部22Aは、上記正答率を、第2表示領域の第1設問概要の表示領域の色として表示する制御を行う。
更に、本実施形態に係る設問概要表示制御部22Aは、後述する理解度入力領域において入力された理解度を示す情報を、第2表示領域における第1設問概要に併記して表示する制御を行う。
また、本実施形態に係る解答表示制御部24Aは、取組対象設問に対する解答の対象となる複数の選択肢を、表示部16の後述する第3表示領域に表示する制御を行う。
更に、本実施形態に係る解答表示制御部24Aは、上記複数の選択肢のいずれかの選択肢の選択により入力された取組対象設問に対する解答の正誤の履歴を示す解答履歴情報を生成する制御を行う。
なお、本実施形態において、取組対象設問は、記載内容の正誤を問う設問であり、上記複数の選択肢は、取組対象設問の記載内容の正誤を選択するための正誤選択肢を含む構成とされており、上記正誤選択肢は、学習者が自信をもって解答できない場合に選択する不確実選択肢と、学習者が自信をもって解答する場合に選択する確実選択肢とを含んで構成されている。
また、本実施形態に係る入力表示制御部26Aは、取組対象設問に関する理解度を入力するための理解度入力領域を、表示部16に表示する制御を行う。
また、本実施形態に係る関連設問表示制御部28Aは、取組対象設問に関連する設問である関連設問を識別可能な情報を、表示部16の後述する関連設問表示領域に表示する制御を行う。
図2に、本実施形態に係る学習支援装置10の電気的な構成の一例を示すブロック図を示す。図2に示すように、本実施形態に係る学習支援装置10は、プログラムを実行するためのCPU(Central Processing Unit)32、CPU32によりアクセスされるメモリ14、プログラムやデータ等を記憶するための内部ストレージとしての記憶部34を備える。記憶部34には、問題集データ18A、進捗データ48、及び学習支援プログラム30が記憶される。本実施形態に係る学習支援プログラム30は、設問全文表示プロセス20B、設問概要表示プロセス22B、解答表示プロセス24B、入力表示プロセス26B、関連設問表示プロセス28Bを有する。また、本実施形態に係る学習支援装置10は、各種情報の入力を行うための入力部36、各種情報を表示するための表示部16、ネットワーク38に接続された外部装置との通信を行う通信インターフェイス(通知I/F)部40、外部記憶デバイスとしてのメモリカード42を接続するためのリード/ライト(R/W)部44、及びこれら各部を接続するための内部バス46を備える。
本実施形態に係る学習支援装置10では、入力部36として、表示部16の表示面上に設けられ、学習者の指等による押圧操作で入力を行うタッチパネルを適用しているが、これに限定されるものではなく、マウス、キーボード、音声入力装置等の入力のみを行う装置を適応しても良い。なお、メモリカード42の具体例としては、SDカード(登録商標)や、メモリスティック(登録商標)等が例示される。
ここで、上述した図1の機能ブロック図における各機能ブロックによる各機能は、図2に示す学習支援プログラム30における各プロセスとして提供される。
具体的には、制御部12における設問全文表示制御部20Aは、記憶部34に記憶された学習支援プログラム30がCPU32によってメモリ14に展開され、メモリ14に展開された学習支援プログラム30における設問全文表示プロセス20BがCPU32により実行されることにより提供される。同様に、設問概要表示制御部22Aは、設問概要表示プロセス22BがCPU32により実行されることにより提供され、解答表示制御部24Aは、解答表示プロセス24BがCPU32により実行されることにより提供され、入力表示制御部26Aは、入力表示プロセス26BがCPU32により実行されることにより提供され、関連設問表示制御部28Aは、関連設問表示プロセス28BがCPU32により実行されることにより提供される。
なお、本実施形態では、学習支援装置10としてPCやタブレット型端末等の汎用のコンピュータを、学習支援プログラム30には上記汎用のコンピュータで実行されるソフトウエアを一例として想定しているが、この形態に限定されるものではなく、例えば、学習用に特化された問題集専門端末や携帯電話機(スマートフォンを含む)をも含む各種の情報通信端末であっても良い。
更に、本実施形態における学習支援プログラム30による処理はソフトウエアにより実現することを想定するが、これに限定されるものではなく、ハードウエアや、ハードウエアとソフトウエアとの組み合わせによって実現しても良い。
図3に、本実施形態に係る問題集データ18Aのデータ構造の一例を示す模式図を示す。本実施形態では、問題集データ18Aが示す問題集として憲法問題集を想定している。図3に示すように、本実施形態に係る問題集データ18Aは、目次の最上位の階層として編100が記憶され、次の階層として章102が記憶され、目次の最下位の階層として節104が記憶される。また、節104の直下の階層として設問番号106が記憶され、個々の設問の識別子として設問番号106に連続する番号が付されており、個々の設問の要素として設問番号106の直下に問題文108及び解答解説110が記憶される。
なお、本実施形態では目次の構造として3階層を想定したが、目次の構造は何階層であっても構わず、また設問が配置される層は、目次の最下位の階層の直下のみではなく、例えば中間層である章102の直下にも配置しても良い。
図4に、本実施形態に係る進捗データ48のデータ構造の一例を示す模式図を示す。図4に示すように、本実施形態に係る進捗データ48は、問題集データ18Aの全体に関するパラメータ群48Aと、個々の設問に関するパラメータ群48Bとの、大別して2つのパラメータ群から成る。
パラメータ群48Aにおける対象問題集ファイル名200は、進捗データ48と、これに対応する記憶部34に記憶されている問題集データ18Aのファイル名との対応関係を維持するための名称を示す情報である。例えば、問題集データ18Aが学習支援装置10以外のサーバやクラウド・コンピュータの外部記憶装置に記憶されている場合において、対象問題集ファイル名200にURL(Uniform Resource Locator)を含めることによって、複数の学習者らが一つの問題集データ18Aを共用することが可能となる。
なお、図4に示すように、進捗データ48には各種フラグが含まれるが、説明の便宜上、本実施形態におけるフラグは、1(以下、「真」ともいう。)及び0(以下、「偽」ともいう。)の2値の何れかの値が設定されるものとする。
ところで、大量の情報を短期間に記憶するには、情報を切り捨てることが重要となるところ、パラメータ群48AにおけるOK排除フラグ202は、学習が不要な設問を学習対象から排除するか否かを示す。まず、学習者は、更なる学習が必要ない設問に対して、パラメータ群48BにおけるOKフラグ204を、真に設定する操作を行う。OK排除フラグ202が真の場合、OKフラグ204が真に設定された設問を、問題集データ18Aから抽出することを禁止し、設問群18Bから排除することを可能とする。
また、重要でありながら間違えやすい設問を重点的に学習することは学習効率を高めるところ、パラメータ群48Aにおける要注意抽出フラグ206は、重要でありながら間違えやすい設問を抽出するか否かを示す。まず、学習者は、重要でありながら間違えやすい設問に対して、パラメータ群48Bにおける要注意フラグ208を、真に設定する操作を行う。要注意抽出フラグ206は、要注意フラグ208が真に設定されている設問を、問題集データ18Aから抽出し、設問群18Bに含める。
更に、正答したが自信が無い設問を重点的に学習することは学習効率を高めるところ、パラメータ群48Aにおける不確実抽出フラグ210は、正答したが自信が無い設問を抽出するか否かを示す。まず、学習者は、正答したが自信が無い設問に対して、パラメータ群48Bにおける不確実フラグ212を、真に設定する操作を行う。不確実抽出フラグ210は、不確実フラグ212が真に設定されている設問を、問題集データ18Aから抽出し、設問群18Bに含める。
以下、OKフラグ204、要注意フラグ208、及び不確実フラグ212に係る情報を総称して、理解度を示す情報という。
本実施形態においては、要注意抽出フラグ206と不確実抽出フラグ210とは、共にある設問を抽出するフラグであって、積極的に排除するフラグではない。そこで、ある設問が、要注意抽出フラグ206及び要注意フラグ208、又は、不確実抽出フラグ210及び不確実フラグ212により抽出される設定なるならば、当該設問は抽出されることとなる。
これに対して、OK排除フラグ202は、OKフラグ204が真に設定されている設問を積極的に排除するためのフラグである。そのため、要注意抽出フラグ206と不確実抽出フラグ210と、OK排除フラグ202との優先順位が問題となる。本実施形態においては、OK排除フラグ202を、優位としているが、これに限られるものではない。
最終学習日時214は最後に学習した日時を、直近取組対象設問番号216は最後に学習した設問番号106を、それぞれ記憶する。また、進捗データ48の設問番号106は、対象となる問題集データ18Aの設問番号106に対して1つずつ生成される。
以下、説明の便宜上、学習者が行った解答が正解であったことを「正答」または「○」、不正解であったことを「誤答」または「×」と各々表現し、設問の記載内容が正しいことを「正しい」、誤りであることを「誤り」と各々表現する。また、学習者がした解答の不存在を「直前なし」または「−」と表現する。
解答履歴情報220は、個々の設問に対して設定され、初回の解答である「直前なし」(−)、直近2回の解答においていずれも誤答である「連続2回誤答」(××)、直近2回の解答においていずれも正答である「連続2回正答」(○○)、直前の解答において誤答である「直前誤答(連続2回誤答を除く)」(×)、直前の解答において正答である「直前正答(連続2回正答を除く)」(×)、の5種類の情報のいずれかを表す変数である。例えば、連続2回正答した設問は、OKフラグ204を真にして、再度の学習を不要とし、連続2回誤答した設問は、不確実フラグ212を真にして、学習の密度を上げるといった使い方が考えられる。
正答回数222及び誤答回数224は、個々の設問に対して設定され、それぞれ正答した回数、誤答した回数を意味する。これらの両方を加算したものが全解答回数となる。また、正答率226は、正答回数222を全解答回数で除し、100を乗じて得られた値であり、本実施形態では整数値としている。
関連設問番号228は、個々の設問に対して設定され、対応する設問に関連した設問に設定された設問番号106である。似て非なる2つの設問間には、一方を記憶することにより、他方が影響を受け、次回に誤答してしまう等、相互に記憶の阻害要因として働くものが存在する。この様な記憶の阻害要因を克服するには、それぞれを独立して記憶するのではなく、関連づけて同時に覚えてしまうことが望ましい。そこで、本実施形態では、取組対象設問と共に、当該取組対象設問に関連する設問を表示することにより、似て非なる設問を同時に記憶することができる構成としている。
記憶の阻害要因の一例としては、法律用語としての「及び」と「並びに」の関係と、「又は」と「若しくは」の関係とが挙げられる。すなわち、「及び」と「並びに」の関係は、「及び」が先に用いられる小レベル、「並びに」が大レベル、という関係であるのに対し、「又は」と「若しくは」の関係では、「又は」が先に用いられる大レベル、「若しくは」が小レベルという関係にある。先に用いられるものと大小レベルとが一致していないため、双方の関係を同時に覚えない限り、記憶を阻害する。
デフォルトの進捗データ48の一例としては、対象問題集ファイル名200を対象問題集データのファイル名、最終学習日時214を当該デフォルトの進捗データ48の作成日、直近取組対象設問番号216を第1問、関連設問番号228を0(対象なし)、解答履歴情報220を「直前なし」、その他のフラグを全て偽、その他の回数を0、とすることが考えられる。
なお、本実施形態では、問題集データ18A全体に関するパラメータ群48Aと個々の設問に関するパラメータ群48Bを有するが、これらに加え、章102や節104を対象とするパラメータ群を有する構成としても構わない。
また、進捗データ48の格納先をクラウド・コンピュータとした場合、例えば、通勤通学中では、タブレット端末を用い、自宅では、より表示領域の広いデスクトップ端末を用いた場合には、通勤・通学中と自宅とで進捗管理が統一され、時間の有効活用が可能となり、学習効果のより高い環境が得られる。
また、本実施形態では、問題集データ18Aのデータ構造や進捗データ48のデータ構造として、XML(eXtensible Markup Language)形式を想定するが、ツリー構造が表現できるデータ形式であれば、どのような形式であっても構わない。
次に、本実施形態に係る学習支援装置10の作用を説明する。まず、図5を参照して、学習支援装置10に問題集データ18Aを取り込む場合の学習支援装置10の作用を説明する。
図5に示すように、本実施形態に係る学習支援装置10は、ネットワーク38に接続されたサーバ98に記憶されている憲法問題集データを問題集データ18Aとして取り込む場合、ネットワーク38を経由して、サーバ98から記憶部34へダウンロードする。これにより、憲法問題集データを問題集データ18Aとして学習支援装置10の記憶部34に記憶する。また、本実施形態に係る学習支援装置10は、メモリカード42に記録された民法問題集データを問題集データ18Aとして取り込む場合、メモリカード42から記憶部34へ複写する。これにより、民法問題集データを問題集データ18Aとして学習支援装置10の記憶部34に記憶する。
一方、図5に示すように、問題集データ18Aの取り込み直後においては、進捗データ48は存在しない。そこで、本実施形態では、後述する学習支援プログラム30において、デフォルトの進捗データ48を、記憶部34に書き出す。
なお、本実施形態においては、記憶部34に記憶されている問題集データ18Aに係る電子化ファイルのファイル名が、問題集の名称を表すものとする。
次に、図6を参照して、学習支援プログラム30を実行する場合の学習支援装置10の作用を説明する。なお、図6は、本実施形態に係る学習支援プログラム30の処理の流れの一例を示すフローチャートであり、学習支援プログラム30は、例えば学習支援プログラム30のアイコンが学習者により起動選択される等、学習者により起動された場合に実行される。
図6のステップ300では、CPU32が、記憶部34に記憶された問題集データ18Aのファイル名の一覧を表示部16に表示させ、学習者に指定させる問題集指定画面(図示省略)を表示する制御を行う。
次のステップ302では、CPU32が、学習者による問題集の指定が完了したか否かを判定し、否定判定となった場合にはステップ302を繰り返し、肯定判定となった時点でステップ304に移行する。ステップ304では、CPU32が、指定された問題集に対応する問題集データ18Aを、記憶部34から読み込み、ステップ306に移行する。
ステップ306では、CPU32が、指定された問題集データ18Aに対応する進捗データ48が存在するか否かを判定し、肯定判定となった場合にはステップ308に移行し、当該進捗データ48を記憶部34から読み込んだ後、ステップ312に移行する。これに対し、ステップ306において否定判定となった場合にはステップ310に移行し、デフォルトの進捗データ48を作成して、記憶部34に記憶した後、ステップ312に移行する。
ステップ312では、CPU32が、図7を参照して詳述する設問群生成指定画面を表示部16に表示する制御を行い、ステップ314では、CPU32が、図8を参照して詳述する設問群生成指定処理を行い、ステップ316では、CPU32が、図10を参照して詳述する学習画面表示処理を行う。そして、ステップ318では、CPU32が、図12を参照して詳述する学習画面振り分け処理を実行した後、学習支援プログラム30の実行を終了する。
次に、図7を参照して、本実施形態に係る学習支援プログラム30のステップ312の処理によって表示部16に表示される設問群生成指定画面の具体例を詳細に説明する。図7は、本実施形態に係る設問群生成指定画面の構成例を示す図である。図7に示すように、本実施形態に係る設問群生成指定画面では、表示部16における表示領域の左部に目次表示領域50、右上部に全体進捗度表示領域52、右中部に設問群生成設定表示領域54、及び右下部に学習開始ボタン表示領域56が、各々表示される。
図7に示すように、本実施形態に係る目次表示領域50に表示される目次は、読みだした問題集データ18A(以下、単に「問題集データ18A」という。)から抽出した編100、章102、及び節104を含んで構成される。目次表示領域50の最上部(図7の「第3編 統治機構 第1章 国会」と表記されている部分)は、プルダウンメニューとなっており、編100及び章102を選択可能とする。CPU32は、目次表示領域50の最上部以外の領域である節表示領域の最上部に、上記プルダウンメニューを介して選択された編100及び章102に属する節104の第1節が配置される様に、節104を表示する制御を行う。
目次表示領域50の節表示領域はスクロール表示可能であり、スクロール表示させることにより、学習者が問題集データ18Aに存在する全ての節を認識することを可能とする。学習者は、節表示領域から、任意の節を選択した節104として選択できる。学習者による選択前のデフォルトとして、上記プルダウンメニューを介して選択された編100及び章102に属する節104のうち第1節を選択した節104とする。また、CPU32は、目次表示領域50において、選択した節104の表示枠を強調表示する制御を行う。
CPU32は、上記節表示領域における各節104毎に、対応する節104において、学習済み(解答履歴情報220が「直前なし」以外)の設問数/当該節104に属する全設問数、正答(解答履歴情報220が○又は○○)した設問数、誤答(解答履歴情報220が×又は××)した設問数を表示する制御を行う。また、CPU32は、当該節104において、OKフラグ204が真に設定された設問数、要注意フラグ208が真に設定された設問数、及び不確実フラグ212が真に設定された設問数を表示する制御を行う。
図7に示した例では、一例として、かかる制御によって、目次表示領域50の節表示領域の最上部に配置された選択した節104において、上部に「第1節 国会の地位」、中部に「学習度:9/9問 ○:8 ×:1」、下部に「OK!:3 要注意:1 不確実:2」が表示される。
本実施形態に係る全体進捗度表示領域52に表示される全体進捗度は、問題集データ18Aの全体における進捗を示すものである。全体進捗度表示領域52に表示される全体進捗度において、CPU32は、問題集データ18Aの全体に対する学習済み(解答履歴情報220が「直前なし」以外)の設問数/全設問数、正答(解答履歴情報220が○又は○○)した設問数、及び誤答(解答履歴情報220が×又は××)した設問数を表示する制御を行う。また、CPU32は、問題集データ18Aの全体に対するOKフラグ204が真に設定された設問数、要注意フラグ208が真に設定された設問数、不確実フラグ212が真に設定された設問数を表示する制御を行う。
図7に示した例では、かかる制御によって、全体進捗度表示領域52において、上部に「全体進捗度」、中部に「学習度:56/900問 ○:40 ×:16」、下部に「OK!:9 要注意:10 不確実:11」が表示される。
本実施形態に係る設問群生成設定表示領域54は、OK排除フラグ切替部202A、要注意抽出フラグ切替部206A、及び不確実抽出フラグ切替部210Aを含んで構成される。
図7に示した例では、設問群生成設定表示領域54において、OK排除フラグ切替部202Aは、「OK!チェックをした設問を除く」と表示され、要注意抽出フラグ切替部206Aは、「要注意チェックをした設問を抽出」と表示され、不確実抽出フラグ切替部210Aは、「不確実チェックをした設問を抽出」と表示される。
CPU32は、学習者がOK排除フラグ切替部202Aを接触指定する毎にOK排除フラグ202の設定状態を、真及び偽の間で切り替える制御を行う。また、CPU32は、OK排除フラグ切替部202Aの右部に、問題集データ18Aの全設問数からOKフラグ204が真に設定された設問数を引いた数を表示する制御を行う。
同様に、CPU32は、学習者が要注意抽出フラグ切替部206Aを接触指定する毎に要注意抽出フラグ206の設定状態を、真及び偽の間で切り替える制御を行う。また、CPU32は、要注意抽出フラグ切替部206Aの右部に、問題集データ18Aにおける要注意フラグ208が真に設定された設問数を表示する制御を行う。
同様に、CPU32は、学習者が不確実抽出フラグ切替部210Aを接触指定する毎に不確実抽出フラグ210の設定状態を、真及び偽の間で切り替える制御を行う。また、CPU32は、不確実抽出フラグ切替部210Aの右部に、問題集データ18Aにおける不確実フラグ212が真に設定された設問数を表示する制御を行う。
本実施形態に係る学習開始ボタン表示領域56は、選択した節から学習を始める選択肢56Aと、前回の続きから学習を始める選択肢56Bとを有し、学習者はいずれかの選択肢を選択して、学習を開始する。
次に、図8を参照して、本実施形態に係る学習支援プログラム30のステップ314において実行される設問群生成指定処理について説明する。なお、図8は、本実施形態に係る設問群生成指定処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、ステップ400では、CPU32が、設問群生成指定画面に表示されている設問群生成設定表示領域54、選択した節から学習を始める選択肢56A、前回の続きから学習を始める選択肢56Bの何れかが指定されたか否かを判定し、否定判定となった場合にはステップ400を繰り返し、肯定判定となった時点でステップ402に移行する。
ステップ402では、CPU32は、学習者が設問群生成設定表示領域54におけるOK排除フラグ切替部202A、要注意抽出フラグ切替部206A、及び不確実抽出フラグ切替部210Aの何れかを指定したか否かを判定し、肯定判定となった場合にはステップ404に移行して、前述したように、OK排除フラグ202、要注意抽出フラグ206、又は不確実抽出フラグ210を更新し、ステップ400へ戻る。これに対し、ステップ402において否定判定となった場合にはステップ406へ移行する。
ステップ406では、CPU32が、選択した節から学習を始める選択肢56Aが選択されたか否かを判定し、肯定判定となった場合にはステップ410に移行して、選択した節104に属する最も小さい設問番号106を、直近取組対象設問番号216に、設定した後、後述するステップ412の設問群生成処理に移行する。これに対し、ステップ406において否定判定となった場合にはステップ408に移行する。
ステップ408では、CPU32が、前回の続きから学習を始める選択肢56Bが選択されたか否かを判定し、否定判定となった場合にはステップ400へ戻る。これに対し、ステップ408において肯定判定となった場合にはステップ412の設問群生成処理に移行する。
ステップ412では、CPU32が、後述する設問群生成処理は、設問群生成処理を実行し、その後に本設問群生成指定処理を終了する。
次に、図9を参照して、本実施形態に係る学習支援プログラム30のステップ412において実行される設問群生成処理について説明する。なお、図9は、本実施形態に係る設問群生成処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図9に示すように、ステップ500において、CPU32は、設問番号変数nに1を初期値として設定する。以下、設問番号変数nを「問n」と表現する。
次のステップ502において、CPU32が、問題集データ18Aに対応した進捗データ48(以下、単に「進捗データ48」という。)のOK排除フラグ202が真であるか否かを判定し、否定判定となった場合には後述するステップ506に移行する。これに対し、ステップ502において肯定判定となった場合にはステップ504に移行する。
ステップ504では、CPU32が、問nに対応する設問のOKフラグ204が真であるか否かを判定し、肯定判定となった場合には後述するステップ522に移行する。これに対し、ステップ504において否定判定となった場合にはステップ506に移行する。
ステップ506では、CPU32が、進捗データ48の要注意抽出フラグ206が真であるか否かを判定し、否定判定となった場合にはステップ510に移行する。これに対し、ステップ506において肯定判定となった場合ステップ508に移行する。
ステップ508では、CPU32が、問nに対応する設問の要注意フラグ208が真であるか否かを判定し、肯定判定となった場合にはステップ514へ移行する。これに対し、ステップ508において否定判定となった場合にはステップ510に移行する。
ステップ510では、CPU32が、進捗データ48の不確実抽出フラグ210が真であるか否かを判定し、否定判定となった場合にはステップ514へ移行する。これに対し、ステップ510において肯定判定となった場合にはステップ512へ移行する。
ステップ512では、CPU32が、問nに対応する設問の不確実フラグ212が真であるか否かを判定し、否定判定となった場合には以降の処理をスキップし、ステップ522に移行する。これに対し、ステップ512において否定判定となった場合にはステップ514に移行する。
ステップ514において、CPU32は、問nに対応する設問の解答履歴情報220、問題文108の冒頭部、OKフラグ204、要注意フラグ208、不確実フラグ212、正答率226を、設問群18Bに追加する。
次のステップ516において、CPU32は、問nを1だけインクリメントし、次のステップ518では、CPU32が、問nが問題集データ18Aの全設問数を超えたか否かを判定し、否定判定となった場合にはステップ502に戻る。これに対し、ステップ524において肯定判定となった場合には、本設問群生成処理を終了する。
以上の処理によって、CPU32は、問題集データ18Aの全設問から、OK排除フラグ202、OKフラグ204、要注意抽出フラグ206、要注意フラグ208、不確実抽出フラグ210、及び不確実フラグ212の組合せにより抽出条件が指定された所望の設問群18Bを生成する。
なお、本実施形態においては、学習者が指定した条件により設問群18Bを生成する例を示したが、これに限定されるものではなく、問題集の提供元により指定された条件により設問群18Bを生成しても良い。例えば、問題集の提供元から、初級者、中級者、上級者のそれぞれの段階に応じた初期データとされた進捗データ48の提供を受け、当該進捗データ48に基づく条件により設問群18Bを生成しても良い。
また、本設問群生成処理では、設問番号の順番を維持する構成としたが、生成された設問群18Bを、正答率266や誤答回数224等で並べ替える処理を採り入れても良い。
次に、図10を参照して、本実施形態に係る学習支援プログラム30のステップ316において実行される学習画面表示処理について説明する。なお、図10は、本実施形態に係る学習画面表示処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まずステップ600では、設問全文表示制御部20Aが、表示部16の後述する第1表示領域に対して、直近取組対象設問番号216で示される設問を取組対象設問として、取組対象設問の全文を確認可能に表示する制御を行う。
次のステップ602では、設問概要表示制御部22Aが、表示部16の後述する第2表示領域に対して、設問群生成処理(図9も参照)において生成された設問群18Bに含まれる複数の設問概要を、各々を選択することが可能に表示すると共に、取組対象設問に対応した設問概要である第1設問概要を確認可能とするため、第1設問概要の表示枠を強調して表示する制御を行う。また、後述するように、設問概要表示制御部22Aは、第2表示領域に表示する設問概要に対応した設問の正答率226を、当該設問概要の表示領域の色として表示する制御を行う。
なお、本実施形態においては、第1設問概要を確認可能とするための方法として、第1設問概要の表示枠を強調する表示を用いたが、これに限定されるものではなく、例えば第1設問概要の表示に下線を付す等、学習者において取組対象設問に対応した第1設問概要と、それ以外の設問概要である第2設問概要とを区別できれば良い。
次のステップ604では、解答表示制御部24Aが、表示部16の後述する第3表示領域に、取組対象設問に対する解答を、いずれかを選択することによって入力するための複数の選択肢を表示する制御を行う。
次のステップ606では、入力表示制御部26Aが、表示部16の後述する理解度入力領域に、OKフラグ204、要注意フラグ208、不確実フラグ212に対応する表示を表示する制御を行う。
次のステップ608では、関連設問表示制御部28Aが、表示部16の後述する関連設問表示領域に、取組対象設問に関連する設問である関連設問を識別可能な情報として、関連設問番号228が示す番号の設問番号106及び問題文108の冒頭部を表示する制御を行う。
以上の処理を実行することにより、本実施形態に係る学習支援装置10の表示部16には学習画面が表示される。
次に、図11を参照して、本実施形態に係る学習画面の具体例を詳細に説明する。図11は、本実施形態に係る学習画面の構成例を示す図である。図11に示すように、本実施形態にかかる学習画面では、表示部16における表示領域の右上部に第1表示領域62、右下部に関連設問表示領域64、下部に理解度入力領域66、左部に第2表示領域74、右中央部に第3表示領域80が、各々表示される。
本実施形態に係る第1表示領域62は、前述したように、設問全文表示制御部20Aが、取組対象設問の設問番号106と問題文108の全文を確認可能に表示する制御を行う。ここで、問題文108の全文を確認可能な表示には、例えば、第1表示領域62に一度に表示しきれない長文の問題文においては、上下スクロール表示、左右スクロール表示、縮小表示、複数のページにまたがる表示等が含まれる。
なお、図11では、一例として、取組対象設問として設問番号106が849番である設問番号106及び問題文108の全文が表示される場合について示されている。
本実施形態に係る関連設問表示領域64は、前述したように、関連設問表示制御部28Aが、取組対象設問の関連設問番号228と関連設問番号228が示す番号の設問に係る問題文108の冒頭部を表示する制御、及び関連する設問の番号を入力する制御を行う。
なお、図11では、一例として、取組対象設問の関連設問番号228が853番である関連設問番号228及び設問番号106が853番である問題文108の冒頭部が表示される場合について示されている。
関連設問表示領域64に対する学習者の操作には、関連設問番号228が示す番号の設問を新たな取組対象設問とする操作(以下、「移行操作」という。)と、現在の取組対象設問に係る関連設問番号228の入力操作(以下、「入力操作」という。)との2つの操作がある。本実施形態においては、学習者が、所定領域に対して予め定められた時間よりも長い間接触指定をし続ける操作(以下、「長押し指定」という。)を、入力操作とし、上記所定領域に対して予め定められた時間よりも短い間接触指定をする操作を、移行操作とする。本実施形態においては、学習者が、関連設問表示領域64に対し移行操作をした場合、現在の取組対象設問に係る関連設問番号228を入力することが可能な入力モードに移行する。
本実施形態に係る理解度入力領域66は、取組対象設問に関する理解度を入力するための領域であって、OKフラグ切替部68、要注意フラグ切替部70、及び不確実フラグ切替部72を含んで構成される。
本実施形態に係る入力表示制御部26Aは、学習者が、OKフラグ切替部68を接触指定する毎にOKフラグ204の設定状態を、真及び偽の間で切り替える制御を行う。
同様に、本実施形態に係る入力表示制御部26Aは、学習者が、要注意フラグ切替部70を接触指定する毎に要注意フラグ208の設定状態を、真及び偽の間で切り替える制御を行う。
更に、本実施形態に係る入力表示制御部26Aは、学習者が、不確実フラグ切替部72を接触指定する毎に不確実フラグ212の設定状態を、真及び偽の間で切り替える制御を行う。
なお、図11では、一例として、OKフラグ切替部68は、「□OK!チェック」と表示され、OKフラグ204が偽に設定されていることに対応して、上記□部が白抜き表示される場合について示されている。同様に、要注意フラグ切替部70は、「□要注意チェック」と表示され、要注意フラグ208が偽に設定されていることに対応して、上記□部が白抜き表示される場合について示されている。同様に、不確実フラグ切替部72は、「□不確実チェック」と表示され、不確実フラグ212が真に設定されていることに対応して、上記□部に選択記号が重ね書き表示される場合について示されている。
本実施形態に係る第2表示領域74は、設問内容が予測可能な語句によって各々が識別可能で、かつ各々を選択することが可能に複数の設問概要を表示する領域である。設問概要表示制御部22Aは、第2表示領域74に複数の設問概要を表示すると共に、第2表示領域74に表示された複数の設問概要から選択された第1設問概要76を、第2表示領域74に確認可能に表示する制御を行う。また、第2表示領域74は、上下にスクロールすることにより設問群18Bに含まれる複数の設問概要の全てを表示することが可能である。
なお、図11では、上記制御の一例として、取組対象設問以外の設問に係る設問概要である第2設問概要78と比較して、第1設問概要76に対応した取組対象設問である設問番号849番の表示枠が強調して表示される場合について示されている。
なお、本実施形態においては、設問概要として、設問番号106及び問題文108の冒頭部を用いたが、問題文108の一部、要約、又はキーワードを用いても良い。また、学習者が取組対象設問にメモを記入する機能を学習支援装置10に設け、当該記入したメモを、設問番号と併せて設問概要としても良い。
また、設問概要表示制御部22Aは、取組対象設問に係る解答履歴情報220を、第1設問概要76の左部に、併記して表示する制御を行う。なお、図11では、一例として、第1設問概要76の冒頭に、「直前誤答(連続2回誤答を除く)」を意味する「×」が表示される場合について示されている。
更に、設問概要表示制御部22Aは、前述したように、理解度入力領域66において学習者が入力し、入力表示制御部26Aが更新した理解度を示す情報であるOKフラグ204、要注意フラグ208、及び不確実フラグ212を、第2表示領域74における第1設問概要76に併記して表示する制御を行う。なお、図11では、一例として、取組対象設問に係るOKフラグ切替部68が、要注意フラグ切替部70、及び不確実フラグ切替部72に対応して、第1設問概要76の右部に「OK!」及び「要注意」が通常表示で、「不確実」が強調表示で、併記される場合について示されている。
本実施形態に係る第3表示領域80は、第1表示領域62に表示された取組対象設問に対する解答を、いずれかを選択することによって入力するための複数の選択肢を表示する領域である。また、上記複数の選択肢は、後述するように、学習者が自信をもって解答する場合に選択する確実選択肢と、学習者が自信をもって解答できない場合に選択する不確実選択肢とを含んで構成される。
図11では、一例として、第3表示領域80は、選択肢「正しい」と、選択肢「誤り」とを含んで構成されている。また、選択肢「正しい」及び選択肢「誤り」は、それぞれ不確実選択肢として「△」部を有する。また、「△」部ではない「正しい」部及び「誤り」部が、確実選択肢である。不確実選択肢を選択した場合の処理は、不確実フラグ切替部72をチェックした後に確実選択肢を選択することと同じ処理となる。
選択肢「正しい」と、選択肢「誤り」のいずれかの選択肢を選択して解答することにより、当該解答が正答か誤答か、及び取組対象設問に関する正答率226が算出される。
また、本実施形態では、正答率226を学習者にフィードバックさせて更に学習効率を高めるために、学習支援プログラム30のステップ602の設問群表示において前述したように、設問概要表示制御部22Aは、取組対象設問に係る正答率226を、第2表示領域74における第1設問概要76の表示領域の色として表示する制御を行う。また、設問概要表示制御部22Aは、第2設問概要78に対応した設問の正答率226を、当該設問概要の表示領域の色として表示する制御を行う。
なお、図11では、一例として、第851問及び第853問の設問概要の表示領域の色が、他の設問の表示領域の色と異なっている場合について示されている。
正答率226に対応する表示色としては、例えば次の配色が考えられる。
50%未満…………赤
50〜60%未満…薄赤
60〜70%未満…薄橙
70〜80%未満…薄黄
80〜90%未満…薄緑
90%以上…………薄青
この配色例は学習効率の向上に資するものである。すなわち、本実施形態の様な2択問題においてはランダムに選択しても50%の正答率になるから、正答率226が50%を下回る場合には、間違って覚えていることが考えられる。間違って覚えていることは、学習の障害にすらなり、直ちに正すべき必要がとても高い。そこで、目に止まりやすい赤表示とすることが望ましい。設問群18Bの設問を設問概要の表示色を正答率226で区別することによって、弱点分野が一目瞭然となり、弱点分野への重点的な学習を促すことが可能となる。
なお、本実施形態では、正答率226を、設問概要の表示領域の色として表示したが、これに限定されるものではなく、例えば表示文字色としても良いし、設問概要の枠の色としても良い。また、色を用いるのではなく、正答率226の高い設問概要の表示について、明度を下げて暗く表示しても良いし、彩度を下げて薄く表示しても良い。
取組対象設問を切り替える方法は、第2表示領域74に表示された設問群18Bのうち、第1設問概要76により特定される取組対象設問以外の第2設問概要78の何れかを選択する方法と、関連設問表示領域64に対し移行操作することによる方法との2つがある。
また、CPU32は、学習者が、答えを表示82を選択することにより、解答解説の記載されたウインドの表示/非表示の切り替えを行う(図示省略)。
また、CPU32は、学習者が終了84を選択することにより、後述するように進捗データの更新をした後に、学習支援プログラム30を終了する。
なお、第1表示領域62に表示される問題文108にラインマーカでマークをする機能や、第1表示領域62の例えば空白部にメモ等を書き込む機能を有することも可能である。
次に、図12を参照して、本実施形態に係る学習支援プログラム30のステップ318において実行される学習画面振り分け処理について説明する。なお、図12は、本実施形態に係る学習画面振り分け処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図12に示すように、ステップ700では、所定情報が入力されたか否かが判定され、否定判定の場合にはステップ700を繰り返し、肯定判定となった時点でステップ702に移行する。
ステップ702では、入力表示制御部26Aが、理解度入力領域66のOKフラグ切替部68、要注意フラグ切替部70、不確実フラグ切替部72の何れかが選択されたか否かを判定し、否定判定となった場合にはステップ708に移行する。これに対し、ステップ702において肯定判定となった場合には、ステップ704に移行し、入力表示制御部26Aが取組対象設問に係るOKフラグ204、要注意フラグ208、不確実フラグ212を更新し、次のステップ706において学習画面表示処理を呼び出し学習画面を更新した後、ステップ700に戻る。
ステップ708では、解答表示制御部24Aが、第3表示領域80のいずれかの選択肢が選択されたか否かを判定し、否定判定となった場合にはステップ712に移行する。これに対し、ステップ708において肯定判定となった場合には、後に詳述するステップ710の正誤判定処理に移行した後、次のステップ706において学習画面表示処理を呼び出し学習画面を更新した後、ステップ700に戻る。
まず、前述したように、関連設問表示領域64に対する操作には、入力操作と、移行操作とがあるところ、ステップ712では、CPU32は、入力操作にて選択した否かを判定し、否定判定となった場合にはステップ718に移行する。これに対し、ステップ712において肯定判定となった場合には、ステップ714へ移行する。
ステップ714では、まず、関連設問表示制御部28Aが、関連設問表示領域64を、入力モードに変更する。学習者は、キーボードを用いて関連設問の設問番号を打ち込んだり、又は第2表示領域74に表示される第2設問概要78のいずれかを選択する等によって、関連設問表示領域64に関連設問の番号を入力する。次のステップ716では、CPU32が、取組対象設問に係る関連設問番号228を、学習者により入力された設問番号に更新する。
なお、本実施形態においては入力操作としてタッチパネルを用いた所定領域への長押し指定を用いたが、これに限られるものではなく、入力操作と移行操作とが区別できれば良い。例えば、入力部36としてマウスを用いる場合、マウスボタンに対して長押し指定をするか否かにより区別しても良いし、複数ボタンを有するマウスの場合ではボタンにて区別しても良い。また、入力部36としてキーボードを用いる場合、キー割り当てにより区別しても良い。
ステップ718では、CPU32が、関連設問表示領域64が移行操作されたか否かを判定し、否定判定となった場合にはステップ722に移行する。これに対し、ステップ718において肯定判定となった場合には、ステップ720において、CPU32が、取組対象設問に係る関連設問番号228が特定する設問を、新たな取組対象設問とした後、ステップ706において前述した学習画面表示処理を呼び出し学習画面を更新した後、ステップ700に戻る。
ステップ722では、設問概要表示制御部22Aが、第2表示領域74に表示された設問群18Bから取組対象設問以外の設問を特定する第2設問概要78の何れかが選択されたか否かを判定し、否定判定となった場合にはステップ726に移行する。これに対して、ステップ722において肯定判定となった場合には、ステップ724において、CPU32が、選択された第2設問概要78が特定する設問を、新たな取組対象設問とした後、ステップ706において前述した学習画面表示処理を呼び出し学習画面を更新した後、ステップ700に戻る。
ステップ726では、CPU32が、答えを表示82が選択されたか否かを判定し、肯定判定となった場合にはステップ728にて答えの表示及び非表示のトグル動作をした後にステップ700に戻る。これに対し、ステップ726において否定判定となった場合にはステップ730に移行する。
ステップ730では、CPU32が、終了84が選択されたか否かを判定し、否定判定となった場合ステップ700に戻る。これに対し、ステップ730において肯定判定となった場合ステップ732において進捗データを更新した後に、学習画面振り分け処理の終了し、学習支援プログラム30を終了する。
次に、図13を参照して、本実施形態に係る学習支援プログラム30のステップ710において実行される正誤判定処理について説明する。なお、図13は、本実施形態に係る正誤判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、ステップ800では、解答表示制御部24Aが、第3表示領域80における不確実選択肢(△部)が選択されたか否かを判定し、肯定判定となった場合にはステップ802において不確実フラグ212を真に設定した後、ステップ804に移行する。これに対し、ステップ800において否定判定となった場合にはステップ804に移行する。
ステップ804において、解答表示制御部24Aは、学習者の選択した選択肢が当該取組対象設問の正誤と一致しているか否か、すなわち学習者の選択が正答(○)か否かを判定し、肯定判定となった場合にはステップ806に移行し正答回数222をカウントアップした後、ステップ808に移行する。これに対し、ステップ804において否定判定となった場合にはステップ814に移行し誤答回数224をカウントアップした後、ステップ816に移行する。
ステップ808において、解答表示制御部24Aは、解答履歴情報220が「直前正答(連続2回正答を除く)」(○)又は「連続2回正答」(○○)か否かを判定し、否定判定となった場合にはステップ810において解答履歴情報220に「直前正答(連続2回正答を除く)」(○)を設定し、ステップ822に移行する。これに対し、ステップ808において肯定判定となった場合にはステップ812に移行し、解答履歴情報220に「連続2回正答」(○○)を設定した後、後述するステップ822に移行する。
ステップ816において、解答表示制御部24Aは、解答履歴情報220が「直前誤答(連続2回誤答を除く)」(×)又は「連続2回誤答」(××)か否かを判定し、否定判定となった場合ステップ818において解答履歴情報220に「直前誤答(連続2回誤答を除く)」(×)を設定し、ステップ822に移行する。肯定判定となった場合ステップ820において解答履歴情報220に「連続2回誤答」(××)を設定し、ステップ822に移行する。
ステップ822では、解答表示制御部24Aが、取組対象設問に係る正答回数222を全解答回数で除した正答率226を算出し更新する。次のステップ824では、設問群18Bにおける取組対象設問に係る解答履歴情報220、問題文108の冒頭部、OKフラグ204、要注意フラグ208、不確実フラグ212、正答率226の記憶を更新した後、正誤判定処理を終了する。
次に、図14を参照して、本実施形態に係る学習支援装置10の学習画面の構成例として、学習者が左利きの学習者が使いやすい構成を説明する。図14は、本実施形態に係る学習支援装置10の学習画面(左利き用)の構成例を示す図である。本実施形態に係る学習支援装置10の学習画面は、図11に示す学習画面とは左右が逆の画面構成となっている。具体的には、表示部16における表示領域の右部に第2表示領域74、左上部に第1表示領域62、左中下部に第3表示領域80、左中上部に関連設問表示領域64、及び最下部に理解度入力領域66が、各々表示される。
一般的に、ある設問に取り組んでいる際には、学習者の操作は、その取組対象設問に関係するものが多い。このため、取組対象設問の全文が表示される領域、関連する設問の表示領域、及び選択肢の表示される領域が、利き手に近い方が操作性が高くなると考えられる。このように、図14に示す学習支援装置10の学習画面の構成は、左利きの人が左手で取組対象設問や選択肢を操作することが容易なものとなっている。
次に、図15を参照して、本実施形態に係る学習支援装置10の学習画面の他の構成例を説明する。図15は、本実施形態に係る学習支援装置10の学習画面の他の構成例を示す図である。図15に示すように、本実施形態に係る学習画面では、表示部16における表示領域の左下部に第2表示領域74、上部に第1表示領域62、右中下部に第3表示領域80、右下部に関連設問表示領域64、及び右最下部に理解度入力領域66が、各々表示される。
第1表示領域20における取組対象設問が画面の上部に、横方向に広く配置される。問題文に加えて設問が何らかの図を有する場合等、設問の表示を広く必要とする場合において、有効である。
次に、図16及び図17を参照して、本実施形態に係る学習支援装置10の学習画面の表示部16が縦方向に長い場合における構成例を説明する。図16、図17は、共に実施形態に係る縦画面用の学習支援装置10の学習画面の構成例である。
図16に示す本実施形態に係る学習画面では、表示部16における表示領域の上部に第1表示領域62、中上部に第3表示領域80、中下部に第2表示領域74、下部に関連設問表示領域64、及び最下部に理解度入力領域66が、各々表示される。
これに対して、図17に示す本実施形態に係る学習画面では、表示部16における表示領域の上部に第2表示領域74、中上部に第3表示領域80、中下部に第1表示領域62、下部に関連設問表示領域64、及び最下部に理解度入力領域66が、各々表示される。
図16に係る学習画面の配置は、取組対象問題それ自体が重要となる場合に学習効率を高める。これに対し、図17に係る学習画面の配置では、例えば百人一首を記憶する場合等、取組対象問題が設問群18Bのどこに位置するのかが重要となる場合に学習効果を高める。
なお、本実施形態に係る学習支援装置10の学習画面は必ずしも画面の配置が固定されているもののみとするのではなく、画面の定義を例えば進捗データのカスタマイズ情報として記憶させることにより、各々の学習者が自身において使いやすい画面の配置を得ることのできる学習支援装置10としても良い。
以上、詳細に説明したように、本実施形態に係る学習支援装置10は、予め定められた順序で順序付けされた複数の設問からなる設問群18Bの中から選択された設問である取組対象設問の全文を確認可能な表示を表示部16の第1表示領域62に表示する制御を行う設問全文表示制御部20Aと、取組対象設問を識別可能な第1設問概要76を、設問群18Bのうち、上記順序での並び順で取組対象設問の前及び後の少なくとも一方の設問を識別可能な第2設問概要78とともに上記並び順で表示部16の第2表示領域74に表示する制御を行う設問概要表示制御部22Aと、取組対象設問に対する解答の対象となる複数の選択肢を、表示部16の第3表示領域80に表示する制御を行う解答表示制御部24Aとを含む。これによって、学習者は、取組対象設問の問題集における記載位置という副次的な要素を併せて学習することが可能となり、もって学習対象に関する記憶の定着性を向上させることができる。
また、本実施形態に係る学習支援装置10は、複数の選択肢のいずれかの選択肢の選択により入力された取組対象設問に対する解答の正誤の履歴を示す解答履歴情報220を、第2表示領域74における第1設問概要76に併記して表示する制御を更に行う。これによって、学習者が、取組設問に対する解答の結果を、直ちに、設問群18Bとの位置関係と共に知ることが可能となり、学習対象に関する記憶の定着性を向上させることができる。
更に、本実施形態に係る学習支援装置10は、正誤選択肢を確実選択肢と不確実選択肢とを含んで構成する。これによって、学習者が不確実解答をした設問であることを解答の結果及び設問群18Bとの位置関係と共に知ることができるので、学習対象に関する記憶の定着性を向上させることができる。
更に、本実施形態に係る学習支援装置10は、第2表示領域74に表示された第2設問概要78が選択された場合、選択された第2設問概要78により特定される設問を、取組対象設問に代えて第1表示領域62に表示する制御を更に行う。これによって、学習者が取組対象設問を直ちに切り替えることができるので、学習の効率を向上させることができる。
更に、本実施形態に係る学習支援装置10は、取組対象設問の正答回数222を全解答回数で除した正答率226を、第2表示領域74における第1設問概要76の表示領域に表示する制御を更に行う。これによって、学習者が、設問群18Bの位置関係において、弱点分野を把握することが容易となり、学習の効率を向上させることができる。
更に、本実施形態に係る学習支援装置10は、取組対象設問の正答率226を、第2表示領域74における第1設問概要76の表示領域の色として表示する制御を更に行う。これによって、学習者が、設問群18Bの位置関係において、色づけの傾向から弱点分野を把握することが容易となり、学習の効率を向上させることができる。
更に、本実施形態に係る学習支援装置10は、取組対象設問に関連する設問である関連設問を識別可能な情報を、表示部16の関連設問表示領域64に表示する制御を行う関連設問表示制御部28Aを更に含み、設問全文表示制御部20Aは、関連設問表示領域64に表示された関連設問を識別可能な情報が選択された場合、選択された上記情報により特定される関連設問を、取組対象設問に代えて第1表示領域62に表示する制御を更に行う。これによって、似て非なる2つの設問をまとめて学習することが容易になるので、学習対象に関する記憶の定着性を向上させる。
更に、本実施形態に係る学習支援装置10は、取組対象設問に関する理解度を入力するための理解度入力領域66を表示部16に表示する制御を行う入力表示制御部26Aを更に含み、設問概要表示制御部22Aは、理解度入力領域66において入力された理解度を示す情報を、第2表示領域74における第1設問概要76に併記して表示する制御を更に行う。これによって、学習者において、理解度に応じた問題の選択等が可能となり、学習効率を向上させる。
更に、本実施形態に係る学習支援装置10は、取組対象設問の全文を確認可能に表示する第1表示領域62、設問内容が予測可能な語句によって各々が識別可能で、かつ各々を選択することが可能に複数の設問概要を表示する第2表示領域74、及び第1表示領域62に表示された取組対象設問に対する解答を、いずれかを選択することによって入力するための複数の選択肢を表示する第3表示領域90を備えた表示部16の第2表示領域74に複数の設問概要を表示すると共に、第2表示領域74に表示された複数の設問概要から選択された第1設問概要76を第2表示領域74に確認可能に表示する制御を行う設問概要表示制御部22Aと、上記選択された第1設問概要76に対応する設問を取組対象設問として、取組対象設問の全文が第1表示領域62に表示されるように制御する設問全文表示制御部20Aと、第3表示領域90に上記複数の選択肢を表示すると共に、いずれかの選択肢の選択により入力された取組対象設問に対する解答の正誤の履歴を示す解答履歴情報220を生成する制御を行う解答表示制御部24Aとを含み、設問概要表示制御部22Aは、解答履歴情報220を取組対象設問に対応する第2表示領域74に表示された設問概要に対応させて第2表示領域74に表示する。これによって、学習者は、取組対象設問と取組対象設問の周辺の設問との関係という副次的な要素を併せて学習することが可能となり、もって学習対象に関する記憶の定着性を向上させることができる。
〔第2実施形態〕
次に、図18を参照して、本発明の第2実施形態として、選択肢が設問の一部を構成する学習支援装置10の学習画面の構成例を説明する。図18は、第2実施形態に係る学習画面の構成例を示す図である。図18に示すように、本実施形態に係る学習支援装置10では、表示部16における表示領域の右上部に第1表示領域62、下部に理解度入力領域66、左部に第2表示領域74、及び右中央部に第3表示領域80が、各々表示される。これらの第1表示領域62、第2表示領域74、第3表示領域80、及び理解度入力領域66の配置は第1実施形態に係る図11と同様であるが、関連設問表示領域64を有さない構成となっている。
ここで、第1実施形態と比較した最大の特徴は、表示部16の第1表示領域62に表示された取組対象設問が「脈拍の測定方法として、正しいものはどれか。」を問うものであり、設問それ自体で完結しておらず、第3表示領域80に、脈を測る場合に手を添える位置を示した2つの略図と併せて、全体として1つの設問となっている点である。すなわち、選択肢が設問の一部を構成している。本実施形態においては、取組対象設問を識別可能な第1設問概要76としては、キーワードの方が分かりやすいため、第1設問概要76として「測脈」、第2設問概要78として「採血」を、第2表示領域に表示している。
〔第3実施形態〕
次に、図19を参照して、本発明の第3実施形態を説明する。図19は、第3実施形態に係る学習画面の構成例を示す図である。図19に示すように、表示部16における表示領域の右上部に第1表示領域62、中央部に第2表示領域74、右中下部に第3表示領域80、右下部に関連設問表示領域64、下部に理解度入力領域66、及び左部に目次表示領域50が、各々表示される。
図19に示すように、学習者が、取組対象設問の問題集における記載位置や、取組対象設問と取組対象設問の周辺の設問との関係等を、第2表示領域74に表示された設問群18B及び目次表示領域50に表示された目次の両方から把握することが、第1実施形態、第2実施形態と比較して更に容易である。このため、本実施形態に係る学習支援装置10は、更に記憶の定着性の向上に資するものである。
なお、本発明に係る学習支援装置10においては、学習進捗記録の統計情報として、個々の設問において、学習をした日付情報や、その日に何問学習したかの学習記録情報を更に有し、学習履歴としてグラフ表示することも可能である。
なお、本発明において、制御部は、第2表示領域74において、設問群18Bを取組対象設問の設問概要が表示される範囲内で一体的にスクロール表示するための制御を更に行い、スクロール範囲の制限をすることも可能である。この場合、第2表示領域74に、取組対象設問の設問概要が常に表示されることとなり、隣接する設問との関係がより分かりやすく表示されることとなり、隣接設問や隣接設問との位置関係を併せて記憶することにより、学習効果を高めることが可能となる。
また、必要に応じて、スクロール範囲の制限をする場合と、しない場合との切り替えを可能とすることも考えられる。この場合、第2表示領域74に取組対象設問の設問概要が常に表示されることにより隣接する設問との関係が把握しやすい状態と、スクロール範囲の制限なしに取組対象設問を変更できる状態とを、切り替えることが可能となり操作性の向上に資する。
10 学習支援装置
12 制御部
14 メモリ
16 表示部
18A 問題集データ
18B 設問群
20A 設問全文表示制御部
20B 設問全文表示プロセス
22A 設問概要表示制御部
22B 設問概要表示プロセス
24A 解答表示制御部
24B 解答表示プロセス
26A 入力表示制御部
26B 入力表示プロセス
28A 関連設問表示制御部
28B 関連設問表示プロセス
30 学習支援プログラム
32 CPU
34 記憶部
36 入力部
62 第1表示領域
64 関連設問表示領域
66 理解度入力領域
74 第2表示領域
76 第1設問概要
78 第2設問概要
80 第3表示領域

Claims (12)

  1. 予め定められた順序で順序付けされた複数の設問からなる設問群の中から選択された設問である取組対象設問の全文を確認可能な表示を表示部の第1表示領域に表示する制御を行う設問全文表示制御部と、
    前記取組対象設問を識別可能な第1設問概要を、前記設問群のうち、前記順序での並び順で前記取組対象設問の前及び後の少なくとも一方の設問を識別可能な第2設問概要とともに前記並び順で前記表示部の第2表示領域に表示する制御を行う設問概要表示制御部と、
    前記取組対象設問に対する解答の対象となる複数の選択肢を、前記表示部の第3表示領域に表示する制御を行う解答表示制御部と、
    を含む学習支援装置。
  2. 前記設問概要表示制御部は、前記複数の選択肢のいずれかの選択肢の選択により入力された前記取組対象設問に対する解答の正誤の履歴を示す解答履歴情報を、前記第2表示領域における前記第1設問概要に併記して表示する制御を更に行う、
    請求項1に記載の学習支援装置。
  3. 前記取組対象設問は、記載内容の正誤を問う設問であり、
    前記複数の選択肢は、前記取組対象設問の記載内容の正誤を選択するための正誤選択肢を含む、
    請求項1又は請求項2に記載の学習支援装置。
  4. 前記正誤選択肢は、確実選択肢と不確実選択肢とを含んで構成される、
    請求項3に記載の学習支援装置。
  5. 前記第1設問概要及び前記第2設問概要は、対応する設問の問題文の冒頭部、冒頭部以外の一部、要約、又はキーワードである、
    請求項1から請求項4の何れか1項に記載の学習支援装置。
  6. 前記設問全文表示制御部は、前記第2表示領域に表示された前記第2設問概要が選択された場合、選択された前記第2設問概要により特定される設問を、前記取組対象設問に代えて前記第1表示領域に表示する制御を更に行う、
    請求項1から請求項5の何れか1項に記載の学習支援装置。
  7. 前記設問概要表示制御部は、前記取組対象設問の正答回数を全解答回数で除した正答率を、前記第2表示領域における第1設問概要の表示領域に表示する制御を更に行う、
    請求項1から請求項6の何れか1項に記載の学習支援装置。
  8. 前記設問概要表示制御部は、前記正答率を、前記第2表示領域の前記第1設問概要の表示領域の色として表示する制御を行う、
    請求項7に記載の学習支援装置。
  9. 前記取組対象設問に関連する設問である関連設問を識別可能な情報を、前記表示部の関連設問表示領域に表示する制御を行う関連設問表示制御部を更に含み、
    前記設問全文表示制御部は、前記関連設問表示領域に表示された前記関連設問を識別可能な情報が選択された場合、選択された前記情報により特定される関連設問を、前記取組対象設問に代えて前記第1表示領域に表示する制御を更に行う、
    請求項1から請求項8の何れか1項に記載の学習支援装置。
  10. 前記取組対象設問に関する理解度を入力するための理解度入力領域を前記表示部に表示する制御を行う入力表示制御部を更に含み、
    前記設問概要表示制御部は、前記理解度入力領域において入力された理解度を示す情報を、前記第2表示領域における前記第1設問概要に併記して表示する制御を更に行う、
    請求項1から請求項9の何れか1項に記載の学習支援装置。
  11. 取組対象設問の全文を確認可能に表示する第1表示領域、設問内容が予測可能な語句によって各々が識別可能で、かつ各々を選択することが可能に複数の設問概要を表示する第2表示領域、及び前記第1表示領域に表示された取組対象設問に対する解答を、いずれかを選択することによって入力するための複数の選択肢を表示する第3表示領域を備えた表示部の前記第2表示領域に前記複数の設問概要を表示すると共に、前記第2表示領域に表示された前記複数の設問概要から選択された第1設問概要を前記第2表示領域に確認可能に表示する制御を行う設問概要表示制御部と、
    前記選択された第1設問概要に対応する設問を取組対象設問として、前記取組対象設問の全文が前記第1表示領域に表示されるように制御する設問全文表示制御部と、
    前記第3表示領域に前記複数の選択肢を表示すると共に、いずれかの選択肢の選択により入力された前記取組対象設問に対する解答の正誤の履歴を示す解答履歴情報を生成する制御を行う解答表示制御部とを含み、
    前記設問概要表示制御部は、前記解答履歴情報を前記取組対象設問に対応する前記第2表示領域に表示された設問概要に対応させて前記第2表示領域に表示する
    学習支援装置。
  12. 請求項1から請求項11の何れか1項に記載の学習支援装置の設問全文表示制御部、設問概要表示制御部、及び解答表示制御部としてコンピュータを機能させるための学習支援プログラム。
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