JP2018132689A - 地図データ、地図データ作成装置、地図データ作成プログラム、地図データ使用装置、地図データ使用プログラム - Google Patents

地図データ、地図データ作成装置、地図データ作成プログラム、地図データ使用装置、地図データ使用プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ある領域ごとに道路の情報が格納されている場合に、その領域の周辺を含めた道路を対象とする検索を容易に実行できる。【解決手段】地図データは、所定地域の地図に関する地図データであって、所定地域を格子状に区切った第1の領域に含まれる道路の情報である道路管理情報、および第1の領域を包含して第1の領域よりも広い第2の領域に含まれる道路を検索するための検索管理情報が格納され、道路管理情報は第1の領域に含まれる道路の位置の情報を含む。【選択図】図2

Description

本発明は、地図データ、地図データ作成装置、地図データ作成プログラム、地図データ使用装置、および地図データ使用プログラムに関する。
車両に搭載されたセンサから得られる情報と地図情報とのマッチング処理を行うことにより車両の詳細な位置を算出し、算出した位置に基づき車両を制御する技術が開発されている。高速で走行する車両を制御するためには、車両の詳細な位置を短時間で算出することが求められる。
特許文献1には、道路ネットワークを数値情報として格納したディジタル地図を用いて、車両の位置検出および目的地までの最適経路計算を行う経路探索装置において、管理区域毎に地図データを記憶している地図データ記憶手段と、該地図データ記憶手段により記憶されている管理区域毎の地図データのノードデータのソートを行う際の基準として経度または緯度を選択し、選択した経度または緯度の座標軸と平行な分割線により前記管理区域内を複数の分割エリアに分けて管理するエリア管理手段と、該エリア管理手段により分けられた前記各分割エリアと対応して、前記選択した経度または緯度の座標値の昇順または降順にノードデータがソートされたサブテーブルを構成し、該サブテーブルで前記ノードデータを管理するノードデータ管理手段と、検索の基準点となる座標が与えられた場合に、前記基準点を中心とした検索範囲と重なりを持つ分割エリアを選択するエリア検出手段と、該エリア検出手段により選択された各分割エリアに対応したノードデータの中から前記検索範囲内にあるノードを取り出すノード検出手段とを備えた経路探索装置が開示されている。
特許第3540140号
特許文献1に記載されている発明では、ある領域ごとに道路の情報が格納されている場合に、その領域の周辺を含めた道路を対象とする検索が煩雑である。
本発明の第1の態様による地図データは、所定地域の地図に関する地図データであって、前記所定地域を格子状に区切った第1の領域に含まれる道路の情報である道路管理情報、および前記第1の領域を包含して前記第1の領域よりも広い第2の領域に含まれる道路を検索するための検索管理情報が格納され、前記道路管理情報は前記第1の領域に含まれる道路の位置の情報を含む。
本発明の第2の態様による地図データ作成装置は、上記地図データを作成する地図データ作成装置であって、前記所定地域に含まれる道路の情報を読み込む入力部と、前記入力部が読み込んだ前記道路の情報から前記道路管理情報を抽出する道路情報抽出部と、前記入力部が読み込んだ前記道路の情報から前記検索管理情報を抽出する検索情報抽出部と、前記道路情報抽出部が抽出する前記道路管理情報および検索情報抽出部が抽出する前記検索管理情報を前記地図データとして出力する出力部と、を備える。
本発明の第3の態様による地図作成プログラムは、上記地図データを作成する地図データ作成プログラムであって、コンピュータに、前記所定地域に含まれる道路の情報を読み込ませることと、前記コンピュータが読み込んだ前記道路の情報から前記道路管理情報を抽出させることと、前記コンピュータが読み込んだ前記道路の情報から前記検索管理情報を抽出させることと、前記道路管理情報および前記検索管理情報を前記地図データとして出力させることとを実行させる。
本発明の第4の態様による地図データ使用装置は、上記地図データを使用する地図データ使用装置であって、前記地図データを読み込む入力部と、現在位置を取得する位置取得部と、前記所定地域内で前記現在位置が含まれる領域を前記第1の領域として特定する領域特定部と、前記検索管理情報を用いて前記現在位置の周囲に存在する道路を抽出する道路抽出部とを備える。
本発明の第5の態様による地図使用プログラムは、上記地図データを使用する地図データ使用プログラムであって、コンピュータに、前記地図データを読み込ませることと、現在位置を取得させることと、前記所定地域内で前記現在位置が含まれる領域を前記第1の領域として特定させることと、前記検索管理情報を用いて前記現在位置の周囲に存在する道路を抽出させることとを実行させる。
本発明によれば、ある領域ごとに道路の情報が格納されている場合に、その領域の周辺を含めた道路を対象とする検索を容易に実行できる。
自動運転システムの構成図 図2(a)は制御地図生成装置の機能構成を示す図、図2(b)は走行制御装置43の機能構成を示す図 ノードおよびリンクの一例を示す図 図3に対応する基地図の一例を示す図 検索データに検索対象として含まれるリンクの範囲を示す図 図3に対応する制御地図の一例を示す図 検索情報抽出部による検索管理データの作成を示すフローチャート 走行制御装置による位置推定を示すフローチャート 図8におけるリンク読み込み処理の詳細を示すフローチャート 第2の実施の形態における制御地図の一例を示す図 リンクの概略位置を説明する図 第2の実施の形態におけるリンク読み込み処理の詳細を示すフローチャート 第2の実施の形態における検索管理データの作成を示すフローチャート 第3の実施の形態における制御地図の一例を示す図 第3の実施の形態における検索管理データの作成を示すフローチャート
―第1の実施の形態―
以下、図1〜図9を参照して、本発明に係る制御地図生成装置の第1の実施の形態を説明する。
(システム構成)
図1は本発明に係る制御地図生成装置を含む自動運転システム100の構成を示す図である。自動運転システム100は、人間によって運転され道路に関する情報を収集する情報収集車10と、基礎的な道路の情報である基地図6を抽出するデータ解析装置20と、基地図6を用いて自動運転に適した制御地図7を生成する制御地図生成装置30と、制御地図7を用いて自動運転を行う自動運転車40とから構成される。情報収集車10が収集した基礎情報5はデータ解析装置20に提供され、データ解析装置20が生成した基地図6は制御地図生成装置30に提供され、制御地図生成装置30が生成した制御地図7は自動運転車40に提供される。それぞれの情報が提供される手段は、有線または無線による通信を用いた自動伝送でもよいし、人手を介した通信または記憶媒体を用いた情報の移送でもよい。
(情報収集車)
情報収集車10は情報収集車センサ11および情報収集車記憶部12を備える。情報収集車センサ11は情報収集車10が走行する道路に関する情報を収集するセンサであり、少なくとも地球上の位置を特定できるセンサ、たとえば衛星航法システムにおける受信機であるGPS受信機を含む。情報収集車センサ11には、方位角センサ、車速センサ、三次元レーザスキャナなどがさらに含まれてもよい。情報収集車記憶部12は書き込みが可能な記憶領域であり、たとえばフラッシュメモリやハードディスクドライブ(HDD)などである。情報収集車10は、情報収集車センサ11が出力する道路に関する情報を基礎情報5として情報収集車記憶部12に蓄積する。基礎情報5はたとえば、情報収集車10が所定距離、または所定時間移動するごとに取得した情報収集車10の位置情報を時系列順に並べたものであり、この情報を用いて少なくとも道路の形状を緯度と経度との関係で復元できる。この収集された道路の位置情報はデータ解析装置20に提供される。
(データ解析装置)
データ解析装置20は、CPU21、RAM22、および解析記憶部23を備える計算機である。データ解析装置20は、CPU21が解析記憶部23に格納されたプログラムをRAM22に展開して実行することにより、情報収集車10が収集した基礎情報5を用いて既知の手法により基地図6を生成する。解析記憶部23はたとえばフラッシュメモリ、HDDなどである。基地図6の構成は後述する。
(制御地図生成装置)
制御地図生成装置30は、CPU31、RAM32、および生成記憶部33を備える計算機である。制御地図生成装置30は、CPU31が生成記憶部33に格納されたプログラムをRAM32に展開して実行することにより、データ解析装置20が生成した基地図6に基づき制御地図7を生成する。生成記憶部33はたとえばフラッシュメモリ、HDDなどである。制御地図7の構成は後述する。
図2(a)は制御地図生成装置30の機能構成を示す図である。これらの機能は前述のプログラムにより実現される。制御地図生成装置30はその機能として、入力部81と、道路情報抽出部82と、検索情報抽出部83と、出力部84と、変換部85とを備える。これら機能の概略は以下のとおりである。入力部81は基地図6を生成記憶部33から読み込む。道路情報抽出部82は後述する道路管理データを生成する。検索情報抽出部83は後述する検索管理データを生成する。出力部84は制御地図7を生成記憶部33へ書き込む。変換部85は、後述するメッシュ管理データ71を生成する。図1に戻って説明を続ける。
(自動運転車)
自動運転車40は、周辺センサ41と、GPS受信機42と、走行制御装置43とを備える。自動運転車40は、周辺センサ41およびGPS受信機42から得られた情報に基づく走行制御装置43の演算により自動で走行する。周辺センサ41は、自動運転車40の周囲の情報を収集するセンサ、たとえばカメラやレーザスキャナである。走行制御装置43は、制御記憶部44と、CPU45と、RAM46とを備える。制御記憶部44は、少なくとも読み込みが可能な記憶領域であり、たとえばフラッシュメモリ、HDD、ROMなどである。制御記憶部44には、制御地図7および不図示のプログラムが格納される。CPU45は、制御記憶部44に格納されたプログラムをRAM46に展開して実行することにより以下の処理を行う。すなわち自動運転車40は、設定された目的地へ到達する走行経路を算出し、前述の制御地図7を参照しながら算出した走行経路に沿って走行する。
自動運転車40を走行させるためには、詳細な位置情報が必要不可欠である。自動運転車40は、GPS受信機42の出力を用いて自動運転車40の概略位置を特定し、周辺センサ41の出力を用いて自動運転車40の詳細位置を特定する。詳細位置の特定は、特定した概略位置を基準に所定距離以内の道路の情報を制御地図7から取得し、周辺センサ41から得られた情報と道路の情報とのマッチングを行う既知の手法が用いられる。以下では、自動運転車40の概略位置を基準として道路の情報を取得する範囲を概略位置を中心とした距離L以内の範囲とし、その範囲を「道路情報読込範囲」と呼ぶ。
制御地図7には、所定地域の地図が格子状の区画に区切られその区画ごとに道路の情報が格納される。なお以下では、格子、網目、グリッド、メッシュを同じ意味で用いる。以下では区切られた格子状の区画のそれぞれを「メッシュ」と呼ぶ。制御地図7の構成の詳細は後述するが、制御地図7の各メッシュにはメッシュ内の道路の情報だけでなく、メッシュ外であってメッシュの境界から所定距離以内に存在するリンクを示す情報が紐付けられている。そのため自動運転車40は詳細位置の算出に必要なリンクの情報を迅速に取得することができる。
図2(b)は走行制御装置43の機能構成を示す図である。これらの機能は前述のプログラムにより実現される。走行制御装置43はその機能として、入力部91と、位置取得部92と、領域特定部93と、道路抽出部94とを備える。道路抽出部94は、概要抽出部95および詳細抽出部96を備える。入力部91は制御地図7を制御記憶部44から読み込む。位置取得部92は、GPS受信機42から位置情報を取得する。領域特定部93は、位置取得部92が取得した位置情報が属するメッシュを特定する。道路抽出部94は、後述する条件に合致する道路を抽出する。この道路の抽出は2段階で行われ、まず概要抽出部95が条件に合致する可能性がある道路を簡易な処理により抽出し、次に詳細抽出部96が詳細な処理により条件に合致する道路を抽出する。図1に戻って説明を続ける。
基地図6も制御地図7と同様に、所定地域の地図を格子状の区画、すなわちメッシュに区切りメッシュごとに道路の情報を格納する。基地図6におけるメッシュの大きさを「基地図メッシュサイズ」と呼ぶ。基地図6では、道路の情報をノードとリンクで表現する。ノードとは交通経路における要素点であり、たとえば、交差点、分岐点、終点、始点などである。リンクとはノード間を結ぶ線分である。
データ解析装置20による基地図6の生成は、たとえば以下のように行われる。データ解析装置20はまず、情報収集車10から提供された情報を用いて道路の形状を復元し、道路の交差点、分岐点、終点、および始点のそれぞれをノードとする。次に、道路の形状に基づき接続されるノード間を結ぶ線分のそれぞれをリンクとする。そして、メッシュの境界とリンクの交点もノードとし、改めてリンクが設定される。このように作成されたリンクに関する情報が基地図6として出力される。基地図6では、メッシュやリンクに固有のIDを割り当てて管理する。基地図6の構成は後に説明する。
(ノードとリンクの例)
図3はノードおよびリンクの一例を示す図である。図3では、南北方向が北緯35度から北緯38度、東西方向が東経136度から東経139度の範囲を1度ごとのメッシュに区切った例を示している。すなわち図3における基地図メッシュサイズは1度である。図3ではノードを丸、リンクを太線、メッシュの境界を細線で表している。メッシュには図示左下から右上にかけてM1〜M9の符号を割り当て、以下ではこれを「メッシュID」と呼ぶ。ノードにはN1〜N22の符号を割り当て、以下ではこれを「ノードID」と呼ぶ。リンクには各リンクが属するメッシュのIDと関連付けてたとえば「L6−1」のように符号を割り当て、以下ではこれを「リンクID」と呼ぶ。
図3に示す例では、メッシュM5の範囲は、南北が36度〜37度、東西方向が137度〜138度である。ノードN4は道路同士の交差点であり、他のノードはリンクとメッシュの交点である。またメッシュM5にはノードN2、ノードN3、およびリンクL5−1が含まれる。なお図3においてメッシュM5を囲む破線は後に説明する。
(基地図)
図4は、図3に対応する基地図6の一例を示す図である。基地図6は、メッシュ管理データ61と道路管理データ62から構成される。メッシュ管理データ61は、メッシュの範囲を示す複数のエリアデータから構成される。それぞれのエリアデータはメッシュIDとの対応が明示され、たとえばM5エリアデータにはメッシュM5の範囲が格納される。それぞれのエリアデータは、各メッシュの北端、南端、西端、および東端を示す情報から構成される。たとえばM5エリアデータは、メッシュM5の北端である37度、南端である36度、西端である137度、および東端である138度から構成される。なお、エリアデータとメッシュIDとの対応付けは、エリアデータの名称にメッシュIDを含める方法に限定されず、エリアデータを構成する要素に対応するメッシュIDを示す情報を含める方法などを用いてもよい。
道路管理データ62は、メッシュごとにメッシュ内のリンクの情報を示す複数の道路データから構成される。それぞれの道路データはメッシュIDとの対応が明示され、たとえばM5道路データは名称にメッシュIDである「M5」が含まれることによりメッシュM5に対応することを示している。それぞれの道路データには、そのメッシュに含まれるそれぞれのリンクのデータが含まれる。リンクのデータは、リンクの始点にあたるノードの座標である始点ノード座標、リンクの終点にあたるノードの座標である終点ノード座標、およびリンクの形状を示す座標である形状座標群から構成される。たとえばメッシュM5には図3に示すようにリンクはリンクL5−1のみが含まれるので、M5道路データには、リンクL5−1データのみが含まれる。そしてリンクL5−1データは、始点ノード座標にノードN2の座標が格納され、終点ノード座標にノードN3の座標が格納され、形状座標群にリンクL5−1の形状を示す座標群が格納される。
(制御地図)
図5は、図3に対応する制御地図7の一例を示す図である。制御地図7は、メッシュ管理データ71と道路管理データ72と検索管理データ73とから構成される。メッシュ管理データ61とメッシュ管理データ71の構造は同一であり、道路管理データ62と道路管理データ72の構造は同一なので、図5に示す例ではメッシュ管理データ71および道路管理データ72の詳細を省略している。制御地図7におけるメッシュの大きさを「制御地図メッシュサイズ」と呼ぶ。基地図メッシュサイズと制御地図メッシュサイズは異なっていてもよいが、本実施の形態では両者を同一とする。したがって、本実施の形態ではメッシュ管理データ61とメッシュ管理データ71は構造だけでなく格納されるデータも同一であり、道路管理データ62と道路管理データ62に格納されるデータも同一である。
検索管理データ73は、検索対象となるリンクを示す複数の検索データから構成される。それぞれの検索データはメッシュIDとの対応が明示され、たとえばM5検索データにはメッシュM5に対応する検索対象となるリンクのリンクIDが格納される。ただし検索対象となるリンクは、そのメッシュ内に存在するリンクだけでなく、そのメッシュ外に存在するリンクであってそのメッシュとの境界から所定距離以内に少なくとも一部が含まれるリンクも含む。詳しくは図6を用いて説明する。
図6はM5検索データに検索対象として含まれるリンクの範囲を示す図である。図6に示すメッシュの位置およびメッシュIDは、図3と同様である。図6において破線で示す範囲がM5検索データに検索対象として含まれるリンクの範囲である。この破線で示す範囲は、メッシュM5の範囲よりも、東西南北のそれぞれの方向に所定の距離dだけ広がっている。換言すると、メッシュの外縁部から全体検索範囲の外縁部までの最短距離、すなわち拡張検索範囲の幅はdである。また、ハッチングで示す領域がメッシュM5の範囲外であってM5検索データに検索対象として含まれるリンクの範囲である。以下ではこの領域を「拡張検索範囲」と呼び、破線で囲まれた範囲を「全体検索範囲」と呼ぶ。すなわちメッシュM5の領域にメッシュM5の拡張検索範囲を加えるとメッシュM5の全体検索範囲となる。
図3を用いてメッシュM5において検索対象となるリンクを説明する。図3においてメッシュM5を含む破線で囲まれる範囲が、メッシュM5の全体検索範囲である。この全体検索範囲には、リンクL5−1の全体と、リンクL4−1,L6−1,L6−2,L8−1,およびL9−1の一部とが含まれる。そのためメッシュM5において検索対象となるリンクは、リンクL4−1,L5−1,L6−1,L6−2,L8−1,およびL9−1である。
検索管理データ73は、複数の検索データから構成され、具体的には図3に示す各メッシュに対応するM1検索データ〜M9検索データから構成される。それぞれの検索データには、対応するメッシュ内に存在するリンク、およびそのメッシュの外部であってそのメッシュの境界から所定の距離d以内の拡張検索範囲に一部でも含まれるリンクのIDが格納される。たとえばM5検索データには、リンクL4−1,L5−1,L6−1,L6−2,L8−1,およびL9−1が格納される。
なお、道路管理データ62や道路管理データ72を構成する道路データには、始点ノード座標などのリンクのデータそのものが含まれたが、検索管理データ73にはリンクのデータは含まれずリンクIDのみが格納される。換言すると、検索管理データ73にはリンクの実データは格納されず、リンクの実データへたどり着くための情報、いわばリンクの情報へのポインタのみが格納される。
(制御地図生成装置の動作概要)
制御地図生成装置30は前述のとおり道路情報抽出部82と、検索情報抽出部83と、変換部85とを備える。以下に説明するように、変換部85がメッシュ管理データ71を生成し、道路情報抽出部82が道路管理データ72を生成し、検索情報抽出部83が検索管理データ73を生成する。メッシュ管理データ71は、道路管理データ72および検索管理データ73に先立って作成される。
変換部85は、予め定められた制御地図メッシュサイズに基づきメッシュを生成する。そして変換部85は生成した各メッシュにIDを付与し、メッシュごとにその4隅の座標をエリアデータとして有するメッシュ管理データ71を生成する。制御地図メッシュサイズは、生成記憶部33に記憶されていてもよいし、不図示の入力インタフェースを介して外部から入力されてもよい。本実施の形態では、制御地図7の基準位置および基準方向を固定とするが、基準位置を変更可能として任意の座標を起点としてメッシュを規定してもよいし、基準方向を変更可能として任意の方角に沿ってメッシュを規定してもよい。ただし変換部85は、制御地図メッシュサイズが基地図メッシュサイズと同一の場合は、基地図6のメッシュ管理データ61をコピーしてメッシュ管理データ71としてもよい。
道路情報抽出部82は、基地図6およびメッシュ管理データ71に基づき道路管理データ72を作成する。道路情報抽出部82は、基地図6のメッシュ管理データ61と制御地図7のメッシュ管理データ71との対応関係に基づき、メッシュ管理データ71により定義される制御地図7の各メッシュに含まれるリンクを抽出する。そして道路情報抽出部82は、抽出したリンクの情報を道路管理データ72として記録する。ただし基地図6におけるメッシュの境界と制御地図7におけるメッシュの境界が一致しない場合は、道路情報抽出部82は道路管理データ62に含まれるリンクの形状座標群を読み込み、制御地図7におけるメッシュの境界に新たなノードを設定する。そして設定した新たなノードと既存のノードを接続するリンクを新たに設定して、そのリンクの情報を道路管理データ72に記録する。
検索情報抽出部83は、メッシュ管理データ71によって定義される各メッシュについて、全体検索範囲に含まれるリンクを抽出し、そのリンクのリンクIDを検索管理データ73の対応するメッシュの検索データとして記録する。検索情報抽出部83の動作はフローチャートを用いて詳述する。
(検索管理データの作成フローチャート)
図7は、検索情報抽出部83による検索管理データ73の作成を示すフローチャートである。以下に説明する各ステップの実行主体は制御地図生成装置30のCPU31である。ステップS302では、CPUは、基地図6のメッシュ管理データ61に含まれるメッシュから処理対象とするメッシュを1つ選択し、ステップS304〜S316の処理を実行する。ステップS316の実行が完了すると次のメッシュを処理対象として再びステップS304〜S316を実行する。以下では、ステップS302において処理対象に選択するメッシュをメッシュPと呼ぶ。
ステップS304では、メッシュPに含まれるリンクから処理対象とするリンクを1つ選択し、ステップS306〜S314の処理を実行する。ステップS314の実行が完了すると次のリンクを処理対象として再びステップS306〜S314を実行する。以下では、ステップS304において処理対象に選択するリンクをリンクQと呼ぶ。ステップS306では、基地図6の道路管理データ62からメッシュPのリンクQのリンク形状、すなわち形状座標群を読み込んでステップS308に進む。ステップS308では、制御地図7のメッシュ管理データ71に含まれるメッシュから処理対象とするメッシュを1つ選択し、ステップS310〜S312の処理を実行する。ステップS312の実行が完了すると次のメッシュを処理対象として再びステップS310〜S312を実行する。以下では、ステップS308において処理対象に選択するメッシュをメッシュRと呼ぶ。
ステップS310では、リンクQの形状の少なくとも一部がメッシュRの全体検索範囲に含まれるか否かを判断する。たとえば図3に示す例において、メッシュRがメッシュM5でありリンクQがリンクL8−1の場合は、リンクL8−1の一部が破線で囲まれた範囲に含まれるのでステップS310は肯定判断される。またメッシュRがメッシュM5でありリンクQがリンクL8−2の場合は、リンクL8−2は破線で囲まれた範囲に全く含まれないのでステップS310は否定判断される。CPU31は、本ステップを肯定判断するとステップS312に進み、本ステップを否定判断するとステップS314に進む。ステップS312では、制御地図7のメッシュRの検索データにリンクQのリンクIDを追加してステップS314に進む。たとえばメッシュRがメッシュM5でありリンクQがリンクL8−1の場合は、M5検索データにリンクL8−1が追加される。
ステップS314では、制御地図7のメッシュ管理データ71に含まれる全てのメッシュを処理対象として選択したと判断する場合はステップS316に進み、処理対象としていないメッシュが存在すると判断する場合はステップS308に戻る。ステップS316では、メッシュPに含まれる全てのリンクを処理対象として選択したと判断する場合はステップS318に進み、処理対象としていないリンクが存在すると判断する場合はステップS304に戻る。ステップS318では、基地図6のメッシュ管理データ61に含まれる全てのメッシュを処理対象として選択したと判断する場合は図7により動作が表されるプログラムを終了し、処理対象としていないメッシュが存在すると判断する場合はステップS302に戻る。
(位置推定フローチャート)
図8および図9を用いて自動運転車40の走行制御装置43による位置推定処理を説明する。以下に説明するフローチャートの各ステップの実行主体は、自動運転車40のCPU45である。
図8のステップS402では、GPS受信機42が出力する位置情報、すなわち自動運転車40の概略位置を示す位置情報を読み込む。続くステップS404では、道路情報読込範囲、すなわち概略位置を中心とした距離L以内の範囲に含まれるリンクを特定し特定したリンクの情報を読み込む。本ステップの詳細は図9を用いて説明する。続くステップS408では周辺センサ41の出力、たとえばカメラが撮影して得られた画像やレーザスキャナが取得した障害物情報を読み込む。続くステップS410ではステップS404において位置推定に使用すると判断されたリンクの形状と、ステップS408において読み込んだ周辺センサ41の出力のマッチングを行い、既知の手法により自動運転車40の位置を推定する。以上で図8のフローチャートを終了する。
図9は、図8のステップS404の詳細を示すフローチャートである。ステップS422では、メッシュ管理データ71を参照し図8のステップS402において得られた自動運転車40の概略位置が属するメッシュのIDを特定する。たとえば概略位置が北緯36.5度、東経137.5度であればこの概略位置はメッシュM5に属するのでメッシュIDとして「M5」が特定される。続くステップS424では、検索管理データ73から対象メッシュの検索データに含まれるリンクIDを読み込む。たとえば前述の例ではメッシュM5に対応する検索データであるM5検索データに含まれるリンクID、すなわちリンクL4−1,L5−1,L6−1,L6−2,L8−1,およびL9−1を読み込む。
続くステップS426では、ステップS424において読み込んだリンクIDから処理対象とするリンクIDを1つ選択し、ステップS428〜S432の処理を実行する。ステップS432の実行が完了すると次のリンクIDを処理対象として再びステップS428〜S432を実行する。以下では、ステップS426において処理対象に選択するリンクIDにより示されるリンクをリンクVと呼ぶ。続くステップS428ではリンクVの形状座標群を読み込む。続くステップS430では、ステップS428において読み込んだ形状座標群の値に基づき、リンクVが自動運転車40の概略位置から距離L以内に存在するか否かを判断する。距離L以内にリンクVの一部でも存在すると判断する場合はステップS432に進み、距離L以内にリンクVが全く存在しないと判断する場合はステップS434に進む。
ステップS432では、リンクVを位置推定に利用するリンクと判断する。すなわちステップS424において読み込まれたリンクのうち、ステップS432に到達したリンクが図8のステップS410において使用される。ステップS434ではステップS424において読み込んだ全てのリンクIDを処理対象として選択したと判断する場合は図9により動作が表されるプログラムを終了し、処理対象としていないリンクIDが存在すると判断する場合はステップS426に戻る。
上述した第1の実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)制御地図7は、所定地域の地図に関する地図データであって、所定地域を格子状に区切った第1の領域、すなわちメッシュ内に含まれる道路の情報である道路管理データ72、およびメッシュの領域を包含してメッシュの領域よりも広い第2の領域、すなわち全体検索範囲に含まれる道路を検索するための検索管理データ73が格納される。
制御地図7は、地図をメッシュ状に区切り各メッシュについて、メッシュ内だけでなくその周辺も含む全体検索範囲のリンクを検索するための検索管理情報を有するので、メッシュ内とその周辺のリンクを対象とした検索を容易に実行できる。換言すると制御地図7は領域ごと、すなわちメッシュごとにリンクの情報が格納されているが、メッシュの内部だけでなくメッシュの周辺を含めたリンクを対象とする検索を容易に実行できる。仮に制御地図7ではなく基地図6を用いる場合は、注目しているメッシュの周辺に存在する各メッシュから個別にリンクを読み込み、それらのリンクのそれぞれについて位置の条件を満たすか否かを個別に判断する必要がある。しかし制御地図7を用いる場合にはそのような判断が不要である。したがって走行制御装置43は、詳細な位置推定に必要なリンクの情報を迅速に収集することができ、自動運転車40の高速走行に対応できる。
(2)道路管理データ72は第1の領域に含まれる道路の識別子、すなわちリンクIDを含み、検索管理データ73は第2の領域に含まれる道路のリンクIDを含む。そのため制御地図7の情報量が抑制されるので、記憶容量の制限が厳しい車載装置への搭載が容易となる。本実施の形態とは異なり、検索管理データ73にリンクの情報そのもの、たとえばリンクの始点ノード座標や形状座標群などを格納することも可能ではあるが、その場合は検索管理データ73のデータ容量が大幅に増加するので記憶容量が限られている車載装置への搭載が困難となる。
(3)制御地図7を作成する地図データ作成装置、すなわち制御地図生成装置30は、所定地域に含まれる道路の情報、すなわち基地図6を読み込む入力部81と、入力部81が読み込んだ道路の情報から道路管理データ72を抽出する道路情報抽出部82(図7のステップS306)と、入力部81が読み込んだ道路の情報から検索管理データ73を抽出する検索情報抽出部83(図7のステップS312)と、道路情報抽出部82が抽出する道路管理データ72および検索情報抽出部83が抽出する検索管理データ73を地図データとして出力する出力部84と、を備える。そのため制御地図生成装置30は制御地図7を作成できる。
(4)入力部81が読み込む基地図6の情報は、所定地域を格子状に区切った領域ごとに分割されており、道路情報抽出部82は、入力部81が読み込んだ道路の情報を第1の領域に含まれる道路の情報に変換して道路管理データ72を抽出する。そのため、基地図メッシュサイズに限定されることなく、基地図6のアプリケーションや使用状況に応じて制御地図メッシュサイズを自由に設定できる。
(5)制御地図7を使用する地図データ使用装置、すなわち走行制御装置43は、制御地図7を読み込む入力部91と、現在位置を取得する位置取得部92(図8のステップS402)と、所定地域内で現在位置が含まれる領域を第1の領域として特定する領域特定部93(図9のステップS422)と、検索管理データ73を用いて現在位置の周囲に存在する道路を抽出する道路抽出部94(図9のステップS428〜S432)とを備える。そのため、走行制御装置43はメッシュの外部に存在するリンクを容易に検索対象にできる。
(6)図9のステップS428〜S432では、GPS受信機42から得られる自動運転車40の概略位置を起点として第1の距離L以内に存在する道路、すなわちリンクを抽出する。メッシュの外縁部から全体検索範囲の外縁部までの最短距離、すなわち拡張検索範囲の幅は、メッシュの全周にわたって第2の距離、すなわち拡張検索範囲を規定する距離dである。図6の例では拡張検索範囲はメッシュM5の範囲よりも、東西南北のそれぞれの方向に、所定の距離dだけ広がっているので、上記最短距離はメッシュM5の全周にわたってdである。そしてこの距離Lと距離dとの関係は、L≦d、すなわち第1の距離Lは第2の距離d以下である。
そのため、検索対象である自動運転車40の概略位置から距離L以内に存在するリンクは検索管理データ73に含まれるので、容易に検索を行うことができる。
(変形例1)
上述した実施の形態では、制御地図7から読みだすリンクの情報は、GPS受信機42の出力に基づく概略位置を基準としたが(図8のステップS402、図9のステップS422)、直前に算出した詳細位置(図8のステップS410)を基準としてもよい。
(変形例2)
上述した実施の形態では基地図6と制御地図7のメッシュサイズは同一であったが、両者のメッシュサイズは異なっていてもよい。また制御地図生成装置30は、基地図6の代わりに基礎情報5を読み込んで制御地図7を作成してもよい。
(変形例3)
検索管理データ73には道路管理データ72に含まれる情報が含まれなくてもよい。すなわち検索管理データ73に含まれるリンクIDから道路管理データ72に含まれるリンクのリンクIDを削除してもよい。図5の例で言えば、M5検索データはリンクL4−1,L6−1,L6−2,L8−1,およびL9−1であってもよい。この場合は走行制御装置43は、検索管理データ73から対象メッシュの検索データを読み込む際に対象メッシュの道路データも併せて読み込む。
(変形例4)
制御地図生成装置30は生成記憶部33の代わりに通信インタフェース、たとえばLAN接続ポートを備え、通信インタフェースを介して基地図6の入力および制御地図7の出力を行ってもよい。
―第2の実施の形態―
図10〜図13を参照して、本発明に係る制御地図生成装置の第2の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、主に、検索データに各リンクのメッシュ内のおおよその位置も記録される点で、第1の実施の形態と異なる。
第2の実施の形態における自動運転システム100のハードウエア構成は第1の実施の形態と同様である。ただし制御地図7に含まれる検索管理データ73の構造、および自動運転車40が自己位置を算出するためにリンクを抽出する方法が第1の実施の形態と異なる。
(制御地図)
図10は、第2の実施の形態における制御地図7Aの一例を示す図である。第2の実施の形態における制御地図7Aは、メッシュ管理データ71と、道路管理データ72と、検索管理データ73Aとから構成される。メッシュ管理データ71および道路管理データ72の構成は第1の実施の形態と同様なので説明を省略する。検索管理データ73Aは複数の検索データから構成され、各検索データには、第1の実施の形態と同様のリンクIDに加えて、そのリンクIDにより示されるリンクのメッシュ内のおおよその位置(以下、「概略位置」と呼ぶ)の情報が格納される。制御地図生成装置30は、検索データにリンクIDを追加すると、そのリンクIDにより示されるリンクのメッシュ内の概略位置を特定し、検索データに追加する。
図11は、リンクの概略位置を説明する図である。図11において太い実線で囲まれた範囲がある1つのメッシュの範囲であり、その範囲を囲む破線は全体検索範囲を示す。本実施の形態ではリンクの概略位置は、図11に示すようにメッシュ内を図示横方向のX方向、図示縦方向のY方向のそれぞれで10分割して割り当てた数字を用いてX座標値とY座標値として表現する。ただし小数点は用いず整数のみで表現する。リンクの概略位置は次のように決定される。まず制御地図生成装置30は、対象とするリンクに外接する矩形(以下、「外接矩形」と呼ぶ)を設定する。そして制御地図生成装置30は、外接矩形を含む最小の矩形であって一辺の長さが図11の座標値で整数となる矩形の領域をリンクの概略位置とする。ただし対象とする外接矩形が拡張検索範囲に存在する場合は、メッシュ内の最も近い位置に概略位置を設定する。そして概略位置の左下の座標と右下の座標を用いて概略位置の位置と大きさを表現する。この概略位置は、上記のようにメッシュ内をX方向、Y方向にそれぞれ10分割した座標値によって表される。そのため、検索管理データ73Aにおけるリンクの概略位置の分解能は、道路管理データ72において始点ノード座標および終点ノード座標により表されるリンクの位置の分解能よりも粗い。
図11に示すリンクM,N,Oの概略位置を説明する。図11においてハッチングはそれぞれのリンクに外接する外接矩形を表し、太い破線はそれぞれのリンクの概略位置を表している。リンクMの概略位置MAはX座標が3〜7、Y座標が5〜9の範囲である。そのためリンクMの概略位置MAは、左下(3,5)、右上(7、9)として表される。リンクNの概略位置NAはX座標が2〜6、Y座標が2〜3である。そのためリンクNの概略位置NAは、左下(2,2)、右上(6,3)として表される。リンクOはメッシュの外部である拡張検索範囲に存在するので、リンクOに外接する矩形もメッシュの外部に存在する。そのため、リンクOの概略位置OAはこの矩形から最も近いメッシュ内の領域であるX座標が10でY座標が2〜6の領域に設定される。そのためリンクOの概略位置OAは、リンクOの外接矩形の位置および大きさをメッシュ領域内の位置および大きさに変換した位置として、左下(10,2)、右上(10,6)のように表される。図中の符号100、符号S1、および符号S2は後に説明する。
この概略位置を用いた走行制御装置43の位置推定処理を説明する。第2の実施の形態における位置推定処理は、リンク読み込み処理以外は第1の実施の形態と同様である。そのため図8に示す処理は第2の実施の形態でも同様なので説明を省略する。
(位置推定フローチャート)
図12は、第2の実施の形態におけるリンク読み込み処理の詳細を示すフローチャートである。ステップS422からステップS426の処理は第1の実施の形態と同様なので説明を省略する。ステップS426の次に実行されるステップS452では、検索データから処理対象であるリンクVの概略位置を読み込む。続くステップS454では簡易判定を行い、リンクVの概略位置が自動運転車40の概略位置から所定の範囲内に存在するか否かを判断する。リンクの概略位置が所定の範囲内に存在する、すなわちリンクVの概略位置が自動運転車40から近いと判断する場合はステップS428に進む。リンクVの概略位置が所定の範囲内に存在しない、すなわちリンクVの概略位置が自動運転車40から遠いと判断する場合はステップS434に進む。この所定の範囲は道路情報読込範囲よりも広い。ステップS428以下の処理は第1の実施の形態と同様なので説明を省略する。
(動作例)
図11を参照して図12に示すステップS454〜S432の処理例を説明する。図11に示す符号100の三角は自動運転車40の概略位置を示す。図11に符号S1で示す一点鎖線の正方形は、上述した所定の範囲を示す。図11に符号S2で示す実線の円は道路情報読込範囲を示す。すなわち符号S2で示す円の半径はLである。ステップS454の簡易判定では符号S1で示す正方形と各リンクの概略位置が比較され、ステップS430では符号S2の円で示す道路情報読込範囲と各リンクの形状、すなわち各リンクの実線が比較される。
リンクM,N,Oの簡易判定は以下のように判断される。リンクMの概略位置MAとリンクNの概略位置NAは、自動運転車40を中心とする所定の範囲S1に一部含まれる。そのためこの2つのリンクについてはステップS454の簡易判定において「近い」と判断される。一方リンクOの概略位置OAは所定の範囲S1に含まれないので、リンクOはステップS454において「遠い」と判断される。そのためリンクMとリンクNを対象としてステップS428およびステップS430の処理が実行され、図11においてリンクの実線が符号S2の円と交わっているリンクNはステップS430において肯定判定される。
(検索管理データの作成フローチャート)
図13は、制御地図生成装置30による検索管理データ73Aの作成を示すフローチャートである。以下に説明する各ステップの実行主体は制御地図生成装置30のCPU31である。図13に示すフローチャートは、図7に示すフローチャートにおけるステップS312とステップS314との間に2ステップが追加されている。第1の実施の形態における図7と同一の処理には同一のステップ番号を付して説明を省略する。
ステップS312が実行されるまでは第1の実施の形態と同様なので説明を省略する。ステップS312の次に実行されるステップS320では、リンクQの外接矩形を設定する。続くステップS322では、ステップS320において設定した外接矩形の左下と右上の座標をメッシュRのリンクQの概略位置として記録する。ただしこの座標はメッシュの一辺を所定の数で等分して順番に割り当てた番号を用いる。次にステップS314に進む。ステップS314以降の処理は第1の実施の形態と同一なので説明を省略する。
上述した第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態における作用効果に加えて次の作用効果が得られる。
(1)検索管理データ73Aには、全体検索範囲に含まれるリンクの概略位置が含まれる。そのため検索管理データ73Aを読み込んだ走行制御装置43がリンクの概略位置を読み込み、そのリンクが処理対象であるか否かを容易に判断することができる。
(2)検索管理データ73Aに記録されるリンクの概略位置は全体検索範囲に含まれるリンクの外接矩形の位置および大きさ、たとえば外接矩形の左下および右上の座標により表される。そのため、検索管理データ73Bを読み込んだ走行制御装置43は、リンクの形状を考慮せずに外接矩形との位置関係に基づき簡易な判断が可能となる。
(3)全体検索範囲に含まれてメッシュ内には含まれない道路、すなわち拡張検索範囲に含まれるリンクの概略位置は、当該リンクの外接矩形の位置および大きさをメッシュ内の位置および大きさに変換して表される。そのため、リンクがメッシュ内に含まれない場合でもそのリンクが処理対象であるか否かを容易に判断することができる。
(4)リンクの概略位置の分解能は、道路管理データ72に含まれるリンクの位置の分解能よりも粗い。この外接矩形は走行制御装置43による簡易な判断に用いられるので、高い分解能は不要である。仮に外接矩形の位置の分解能が高いと、道路管理データ72の容量が増加する問題や、走行制御装置43による外接矩形を用いた処理の負荷が増加する問題が生じる。したがって、外接矩形の位置の分解能をリンクの位置の分解能よりも粗くすることで、道路管理データ72の容量が抑制されるだけでなく、走行制御装置43の処理負荷が抑制される利点がある。
(5)検索情報抽出部83は、全体検索範囲に含まれるリンクの概略位置を算出し、算出した概略位置を検索管理データ73Aに追加する。そのため検索管理データ73にリンクの概算位置を含めることができる。
(6)検索管理データ73Aには全体検索範囲に含まれるリンクの概略位置が含まれ、道路管理データ72にはメッシュ内に含まれるリンクの形状情報が含まれ、道路抽出部94は、概略位置を用いて現在位置から第1の距離L以内に存在する可能性がある道路を抽出する概要抽出部95と、形状情報を用いて現在位置から第1の距離L以内に存在する道路を概要抽出部95が抽出した道路の中から抽出する詳細抽出部96とを含む。
そのため走行制御装置43は、リンクの概略位置に基づき上記可能性を簡易に判断し、可能性がないと判断したリンクは詳細抽出部96の処理対象外とする。形状座標群を用いて現在位置から距離L以内に存在するか否かの判断は処理負荷が高いので、この判断を行う回数を削減することで走行制御装置43の処理負荷を低減することができる。
(第2の実施の形態の変形例1)
上述した第2の実施の形態において、リンクへの外接矩形に代えて外接円や外接多角形を用いてもよい。また、外接矩形の位置や大きさの分解能は、リンクの位置分解能と同等であってもよい。
―第3の実施の形態―
図14〜図15を参照して、本発明に係る制御地図生成装置の第3の実施の形態を説明する。以下の説明では、第2の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第2の実施の形態と同じである。本実施の形態では、主に、第2の実施の形態の構成から第1の実施の形態に特有の構成を除外する点で、第2の実施の形態と異なる。
第3の実施の形態における自動運転システム100のハードウエア構成は第1の実施の形態と同様である。ただし制御地図に含まれる検索管理データの構造、および自動運転車40が自己位置を算出するためにリンクを抽出する方法が第2の実施の形態と異なる。第2の実施の形態において図11および図12を参照して説明した走行制御装置43の動作は第3の実施の形態でも同様なので説明を省略する。
(制御地図)
図14は、第3の実施の形態における制御地図7Bの一例を示す図である。第3の実施の形態における制御地図7Bは、メッシュ管理データ71と、道路管理データ72と、検索管理データ73Bとから構成される。メッシュ管理データ71および道路管理データ72の構成は第1の実施の形態と同様なので説明を省略する。検索管理データ73Bは複数の検索データから構成され、各検索データには、メッシュ内に存在するリンクのリンクIDに加えて、そのリンクIDにより示されるリンクの概略位置の情報が格納される。すなわち第2の実施の形態とは異なり、メッシュ外である拡張検索範囲に存在するリンクに関する情報は検索管理データ73Bには記録されない。
(検索管理データの作成フローチャート)
図15は、制御地図生成装置30による検索管理データ73Bの作成を示すフローチャートである。以下に説明する各ステップの実行主体は制御地図生成装置30のCPU31である。前述のとおり、本実施の形態では他のメッシュに含まれるリンクに関する情報は格納しないので、第1の実施の形態とは異なりステップS302〜S306を実行しない。
ステップS308では、制御地図7のメッシュ管理データ71に含まれるメッシュから処理対象とするメッシュを1つ選択し、ステップS330〜S336の処理を実行する。ステップS336の実行が完了すると次のメッシュを処理対象として再びステップS330〜S336を実行する。以下では、ステップS308において処理対象に選択するメッシュをメッシュRと呼ぶ。ステップS330では、メッシュRに含まれるリンクから処理対象とするリンクを1つ選択し、ステップS332〜S322の処理を実行する。ステップS322の実行が完了すると次のメッシュを処理対象として再びステップS332〜S322を実行する。以下では、ステップS330において処理対象に選択するリンクをリンクSと呼ぶ。
ステップS332では、制御地図7のメッシュRの検索データにリンクSのリンクIDを追加してステップS334に進む。ステップS334では、リンクSの外接矩形を設定する。続くステップS322では、ステップS320において設定した外接矩形の左下と右上の座標をメッシュRのリンクSの概略位置として記録する。続くステップS336では、メッシュRに含まれるすべてのリンクを処理対象として選択したと判断する場合はステップS314に進み、処理対象としていないリンクが存在すると判断する場合はステップS330に戻る。ステップS314では、制御地図7のメッシュ管理データ71に含まれる全てのメッシュを処理対象として選択したと判断する場合は図15に示すフローチャートを終了し、処理対象としていないメッシュが存在すると判断する場合はステップS308に戻る。
上述した第3の実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)検索管理データ73Bに記録されるリンクの概略位置はリンクの外接矩形の位置および大きさ、たとえば外接矩形の左下および右上の座標により表される。そのため、検索管理データ73Bを読み込んだ走行制御装置43は、リンクの形状を考慮せずに外接矩形との位置関係に基づき簡易な判断が可能となる。
(2)リンクの概略位置の分解能は、道路管理データ72に含まれるリンクの位置の分解能よりも粗い。この外接矩形は走行制御装置43による簡易な判断に用いられるので、高い分解能は不要である。仮に外接矩形の位置の分解能が高いと、道路管理データ72の容量が増加する問題や、走行制御装置43による外接矩形を用いた処理の負荷が増加する問題が生じる。したがって、外接矩形の位置の分解能をリンクの位置の分解能よりも粗くすることで、道路管理データ72の容量が抑制されるだけでなく、走行制御装置43の処理負荷が抑制される利点がある。
制御地図生成装置30が実行するプログラムは生成記憶部33に格納され、制御地図生成装置30が不図示の入出力インタフェースを備え、必要なときに入出力インタフェースと制御地図生成装置30が利用可能な媒体を介して、他の装置からプログラムが読み込まれてもよい。走行制御装置43が実行するプログラムは制御記憶部44に格納され、走行制御装置43が不図示の入出力インタフェースを備え、必要なときに入出力インタフェースと走行制御装置43が利用可能な媒体を介して、他の装置からプログラムが読み込まれてもよい。ここで媒体とは、例えば入出力インタフェースに着脱可能な記憶媒体、または通信媒体、すなわち有線、無線、光などのネットワーク、または当該ネットワークを伝搬する搬送波やディジタル信号、を指す。また、プログラムにより実現される機能の一部または全部がハードウエア回路やFPGAにより実現されてもよい。
上述した各実施の形態および変形例は、それぞれ組み合わせてもよい。
上記では、種々の実施の形態および変形例を説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。
6 … 基地図
7、7A、7B … 制御地図
10 … 情報収集車
30 … 制御地図生成装置
33 … 生成記憶部
43 … 走行制御装置
44 … 制御記憶部
71 … メッシュ管理データ
72 … 道路管理データ
73、73A、73B … 検索管理データ
81 … 入力部
82 … 道路情報抽出部
83 … 検索情報抽出部
84 … 出力部
85 … 変換部
91 … 入力部
92 … 位置取得部
93 … 領域特定部
94 … 道路抽出部
95 … 概要抽出部
96 … 詳細抽出部
100 … 自動運転システム

Claims (14)

  1. 所定地域の地図に関する地図データであって、
    前記所定地域を格子状に区切った第1の領域に含まれる道路の情報である道路管理情報、および前記第1の領域を包含して前記第1の領域よりも広い第2の領域に含まれる道路を検索するための検索管理情報が格納され、
    前記道路管理情報は前記第1の領域に含まれる道路の位置の情報を含む地図データ。
  2. 請求項1に記載の地図データにおいて、
    前記道路管理情報は前記第1の領域に含まれる道路の識別子を含み、
    前記検索管理情報は前記第2の領域に含まれる道路の識別子を含む地図データ。
  3. 請求項1に記載の地図データにおいて、
    前記検索管理情報には、前記第2の領域に含まれる道路の概略位置が含まれる地図データ。
  4. 請求項3に記載の地図データにおいて、
    前記概略位置は、前記第2の領域に含まれる道路の外接矩形の位置および大きさにより表される地図データ。
  5. 請求項4に記載の地図データにおいて、
    前記第2の領域に含まれて前記第1の領域には含まれない道路の概略位置は、当該道路の外接矩形の位置および大きさを前記第1の領域内の位置および大きさに変換して表される地図データ。
  6. 請求項3に記載の地図データにおいて、
    前記概略位置の分解能は、前記道路管理情報における道路の位置の分解能よりも粗い地図データ。
  7. 請求項1に記載の地図データを作成する地図データ作成装置であって、
    前記所定地域に含まれる道路の情報を読み込む入力部と、
    前記入力部が読み込んだ前記道路の情報から前記道路管理情報を抽出する道路情報抽出部と、
    前記入力部が読み込んだ前記道路の情報から前記検索管理情報を抽出する検索情報抽出部と、
    前記道路情報抽出部が抽出する前記道路管理情報および検索情報抽出部が抽出する前記検索管理情報を前記地図データとして出力する出力部と、を備える地図データ作成装置。
  8. 請求項7に記載の地図データ作成装置において、
    前記入力部が読み込む前記道路の情報は、前記所定地域を格子状に区切った領域ごとに分割されており、
    前記道路情報抽出部は、前記入力部が読み込んだ前記道路の情報を前記第1の領域に含まれる道路の情報に変換して前記道路管理情報を抽出する地図データ作成装置。
  9. 請求項7に記載の地図データ作成装置において、
    前記検索情報抽出部は、前記第2の領域に含まれる道路の概略位置をさらに算出し、算出した前記概略位置を前記検索管理情報に追加する地図データ作成装置。
  10. 請求項1に記載の地図データを作成する地図データ作成プログラムであって、
    コンピュータに、
    前記所定地域に含まれる道路の情報を読み込ませることと、
    前記コンピュータが読み込んだ前記道路の情報から前記道路管理情報を抽出させることと、
    前記コンピュータが読み込んだ前記道路の情報から前記検索管理情報を抽出させることと、
    前記道路管理情報および前記検索管理情報を前記地図データとして出力させることとを実行させるための地図データ作成プログラム。
  11. 請求項1に記載の地図データを使用する地図データ使用装置であって、
    前記地図データを読み込む入力部と、
    現在位置を取得する位置取得部と、
    前記所定地域内で前記現在位置が含まれる領域を前記第1の領域として特定する領域特定部と、
    前記検索管理情報を用いて前記現在位置の周囲に存在する道路を抽出する道路抽出部とを備える地図データ使用装置。
  12. 請求項11に記載の地図データ使用装置において、
    前記道路抽出部は前記現在位置から第1の距離以内に存在する道路を抽出し、
    前記第1の領域の外縁部から前記第2の領域の外縁部までの最短距離は、前記第1の領域の全周にわたって第2の距離以上であり、
    前記第1の距離は前記第2の距離以下である地図データ使用装置。
  13. 請求項11に記載の地図データ使用装置において、
    前記検索管理情報には前記第2の領域に含まれる道路の概略位置が含まれ、
    前記道路管理情報には前記第1の領域に含まれる道路の形状情報が含まれ、
    前記道路抽出部は、前記概略位置を用いて前記現在位置から第1の距離以内に存在する可能性がある道路を抽出する概要抽出部と、前記形状情報を用いて前記現在位置から前記第1の距離以内に存在する道路を前記概要抽出部が抽出した道路の中から抽出する詳細抽出部とを含む地図データ使用装置。
  14. 請求項1に記載の地図データを使用する地図データ使用プログラムであって、
    コンピュータに、
    前記地図データを読み込ませることと、
    現在位置を取得させることと、
    前記所定地域内で前記現在位置が含まれる領域を前記第1の領域として特定させることと、
    前記検索管理情報を用いて前記現在位置の周囲に存在する道路を抽出させることとを実行させるための地図データ使用プログラム。
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