JP2018132113A - 制振装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】振動部材の振動をより効率的に低減することが可能とされた、新規な構造の制振装置を提供すること。
【解決手段】振動部材18に取り付けられる制振装置10であって、圧縮性弾性部材12の内部にマス部材14が埋設されて、マス部材14の全周囲が圧縮性弾性部材12で取り囲まれており、圧縮性弾性部材12の表面が振動部材18への固着面16とされている。
【選択図】図1
【解決手段】振動部材18に取り付けられる制振装置10であって、圧縮性弾性部材12の内部にマス部材14が埋設されて、マス部材14の全周囲が圧縮性弾性部材12で取り囲まれており、圧縮性弾性部材12の表面が振動部材18への固着面16とされている。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両のフロアパネルやルーフパネルなどの振動部材に装着されて、振動部材の振動を低減する制振装置に関するものである。
従来から、自動車のフロアパネルやルーフパネルのような振動部材では、外部から振動が入力されると、振動部材に及ぼされた振動が振動部材の共振によって増幅されることで、騒音や揺れなどを生じる場合があることから、振動部材の振動を低減するために各種の制振装置が提案されている。具体的には、例えば、特開平1−172075号公報(特許文献1)には、弾性フォーム材内にマス部材が埋設された構造の制振装置が提案されている。
ところで、特許文献1では、弾性フォーム材が振動部材である車体のパネル状部材の閉断面部内に充填状に形成されており、弾性フォーム材が車体のパネル状部材に熱融着されている。
しかしながら、このような特許文献1に記載の制振装置は、中空構造の振動部材に対してのみ適用可能であり、内部に空所を持たない中実構造の振動部材には適用することが難しい場合がある。しかも、パネル状部材の形状は要求される剛性や重量などに応じて設定されていることから、パネル状部材に閉断面の空所が存在したとしても、空所の位置が必ずしも制振装置の配設に適した位置であるとは限らず、制振効果を効率的に得ることができないおそれもあった。
本発明は、上述の事情を背景に為されたものであって、その解決課題は、振動部材に対して容易に取り付けることができると共に、振動部材の振動をより効率的に低減することが可能とされた、新規な構造の制振装置を提供することにある。
以下、このような課題を解決するために為された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各態様において採用される構成要素は、可能な限り任意の組み合わせで採用可能である。
すなわち、本発明の第一の態様は、振動部材に取り付けられる制振装置であって、圧縮性弾性部材の内部にマス部材が埋設されて、該マス部材の全周囲が該圧縮性弾性部材で取り囲まれており、該圧縮性弾性部材の表面が前記振動部材への固着面とされていることを、特徴とする。
このような第一の態様に従う構造とされた制振装置によれば、圧縮性弾性部材の内部に埋設されたマス部材が振動入力時に圧縮性弾性部材の内部で変位することにより、圧縮性弾性部材がマス部材で押圧されて弾性変形して、圧縮性弾性部材の変形による制振効果(振動減衰作用)が発揮される。しかも、マス部材の全周囲が圧縮性弾性部材で取り囲まれていることから、複数方向の振動入力に対して有効な減衰を得ることができる。加えて、マス部材を取り囲む弾性部材が、容積変化を伴う圧縮変形を許容される圧縮性弾性部材とされていることから、圧縮性弾性部材で取り囲まれたマス部材がより動き易く、圧縮性弾性部材の弾性変形による制振効果を有利に得ることができる。
また、圧縮性弾性部材の表面が振動部材への固着面とされていることから、振動部材の内部に制振装置の配設スペースを特別に設ける必要がなく、振動部材の任意の位置に取り付けることで有効な制振効果を得ることができる。更に、振動部材に対して任意の位置に制振装置を取付け可能であることから、例えば振動部材において振動振幅が大きくなる位置に制振装置を配することにより、制振効果を効率的に得ることができる。
本発明の第二の態様は、第一の態様に記載された制振装置において、前記圧縮性弾性部材が、弾性材からなる骨格構造を有し、且つ骨格間に連続又は独立した気泡を有しているものである。
第二の態様によれば、圧縮性弾性部材が弾性材からなる骨格の間に気泡を備える発泡弾性体とされることによって、優れたエネルギー減衰性能を実現することができて、振動部材の振動をより効果的に低減することができる。
本発明の第三の態様は、第一又は第二の態様に記載された制振装置において、静置状態で前記マス部材の表面の全体が前記圧縮性弾性部材に接触しているものである。
第三の態様によれば、各方向の振動入力によるマス部材の変位に対して、圧縮性弾性部材の弾性変形が速やかに生ぜしめられて、圧縮性弾性部材の弾性変形による振動エネルギーの減衰作用が有利に発揮される。しかも、マス部材の表面と圧縮性弾性部材の距離のばらつきによる制振性能の個体差も回避される。
本発明の第四の態様は、第一〜第三の何れか1つの態様に記載された制振装置において、前記マス部材の表面形状が球状とされているものである。
第四の態様によれば、マス部材の表面形状が球状とされていることで、圧縮性弾性部材の圧縮変形が多方向の振動入力に対してそれぞれ有効に生ぜしめられて、目的とする制振効果を多方向で得ることができる。
本発明の第五の態様は、第一〜第三の何れか1つの態様に記載された制振装置において、前記マス部材の表面形状が板状とされているものである。
第五の態様によれば、マス部材の表面形状が板状とされていることで、マス部材の厚さ方向の振動入力に対して、マス部材が広い面積で圧縮性弾性部材を押圧することから、制振効果を特に有利に得ることができる。
本発明の第六の態様は、第一〜第五の何れか1つの態様に記載された制振装置において、前記マス部材の表面の少なくとも一部が前記圧縮性弾性部材に対して固着されているものである。
第六の態様によれば、圧縮性弾性部材の内部におけるマス部材の動きや、マス部材の表面による圧縮性弾性部材の圧縮態様などを、マス部材の表面と圧縮性弾性部材の固着面積や固着箇所などによって適宜に調節することができて、例えば、制振対象となる振動の周波数や発揮される減衰力の大きさなどといった制振特性を調節することができる。
本発明の第七の態様は、第一〜第六の何れか1つの態様に記載された制振装置において、前記圧縮性弾性部材において直交三軸の何れか一つの軸の一方に位置する表面が前記固着面とされていると共に、該固着面を除く表面が自由表面とされているものである。
第七の態様によれば、圧縮性弾性部材の表面における固着面を除く部分が自由表面とされていることにより、振動入力時の圧縮性弾性部材の弾性変形が自由表面において拘束されることなく許容されて、圧縮性弾性部材の弾性変形による制振効果を効率的に得ることができる。しかも、圧縮性弾性部材の固着面が、直交三軸の何れか一つの軸の一方に位置する表面とされていることから、圧縮性弾性部材において自由表面が大きく確保されて、圧縮性弾性部材の弾性変形が有利に許容される。
本発明の第八の態様は、第一〜第七の何れか1つの態様に記載された制振装置において、前記圧縮性弾性部材の外側に離隔配置されて前記マス部材の飛び出しを防止するフェイルセーフ部材が設けられているものである。
第八の態様によれば、仮に、圧縮性弾性部材が振動部材から外れたり、マス部材が圧縮性弾性部材から分離することがあるとしても、マス部材の飛び出しがフェイルセーフ部材によって防止されることから、振動部材や周囲の他部材がマス部材の打ち当たりによって損傷するのを防ぐことができる。
しかも、フェイルセーフ部材が圧縮性弾性部材の外側に離隔して設けられていることにより、圧縮性弾性部材の表面がフェイルセーフ部材によって拘束されるのを防ぐことができて、圧縮性弾性部材の弾性変形による制振効果が有効に発揮される。
本発明によれば、圧縮性弾性部材の内部にマス部材が埋設されて、マス部材の全周囲が圧縮性弾性部材で取り囲まれていることから、複数の異なる方向の振動入力に対して有効な制振効果(振動減衰作用)を得ることができる。また、圧縮性弾性部材の表面が振動部材への固着面とされていることから、振動部材の内部に制振装置の配設スペースを特別に設けることなく、制振装置を振動部材の任意の位置に取り付けることが可能であり、例えば振動部材において振動振幅が大きくなる位置に制振装置を配することにより、制振効果を効率的に得ることができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1には、本発明の第一の実施形態としての制振装置10が示されている。制振装置10は、圧縮性弾性部材12の内部にマス部材14が埋設された構造を有している。なお、以下の説明において、上下方向とは、原則として図1中の上下方向を言う。
より詳細には、圧縮性弾性部材12は、ゴムや樹脂などの弾性材で形成された骨格構造を有し、且つ骨格間に連続又は独立した気泡を有する多孔質の発泡弾性体とされている。これにより、圧縮性弾性部材12は、圧力の作用時に体積変化を生ずると共に、圧力の解除によって元の形状へ復元する弾性を備えており、好適には、圧縮性弾性部材12のポアソン比が0.4以下とされて、十分な圧縮性を有している。なお、圧縮性弾性部材12は発泡弾性体に限定されないが、圧縮性弾性部材12を発泡弾性体とする場合には、気泡は、連続的に形成されて表面に開口する連続気泡と、各気泡が互いに独立して形成された独立気泡との何れであっても良く、それら連続気泡と独立気泡が混在していても良い。
圧縮性弾性部材12の骨格構造を構成する弾性材の種類は、特に限定されるものではなく、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)やスチレンブタジエンゴム(SBR),イソブチレンイソプレンゴム(IIR),エチレンプロピレンゴム(EPDM)などが好適に用いられる。また、圧縮性弾性部材12の骨格構造の形成材料は、熱可塑性樹脂エラストマであっても良く、例えば、ポリウレタンやポリエチレン,合成ゴムとは重合法が異なるブロックタイプのSBRなどが好適に採用され得る。なお、圧縮性弾性部材12を発泡ゴムによって形成すれば、発泡樹脂に比して高減衰特性を得易いことから、優れた制振効果を実現し易くなる。一方、圧縮性弾性部材12を発泡樹脂によって形成すれば、発泡ゴムに比して硬度や減衰特性などをより大きな自由度で設定し易いことから、特性のチューニングが容易になり得る。また、発泡ウレタンも好適に採用され得る。
本実施形態の圧縮性弾性部材12は、外力の作用しない静置状態において、略円柱形状を有しており、上面および下面が円形とされていると共に、下面が後述する振動部材18に固着される平面形状の固着面16とされている。即ち、圧縮性弾性部材12における直交三軸(本実施形態では、図1中の上下、図2中の上下、図2中の左右の三軸)の何れか一つの軸の一方に位置する表面が固着面16とされており、本実施形態では上下軸の一方である下方に位置する表面が、上下軸と直交して広がる固着面16とされている。特に、固着面16は、後述する振動部材18への取付け状態において、主たる制振対象となる振動の入力方向に延びる軸の一方に位置していることが望ましく、本実施形態では振動部材18の上下方向に制振対象となる主たる振動が入力されることから、固着面16が圧縮性弾性部材12の下面に設定されている。
さらに、圧縮性弾性部材12における固着面16を除く表面は、後述する振動部材18に圧縮性弾性部材12が固着された状態において、振動部材18から離れた自由表面とされる。
なお、本実施形態では、圧縮性弾性部材12の下面の全体が振動部材18の上面に固着される固着面16とされているが、例えば、圧縮性弾性部材12の表面全体が滑らかに連続する一つの球状湾曲面で構成されている場合などには、後述する振動部材18に固着される圧縮性弾性部材12の表面の一部が固着面16とされると共に、固着面16を除く圧縮性弾性部材12の表面が自由表面とされ得る。
マス部材14は、硬質の部材であって、本実施形態では表面形状が球状とされており、圧縮性弾性部材12の中央部分に埋設されて、略全周囲が圧縮性弾性部材12によって取り囲まれている。尤も、マス部材14を圧縮性弾性部材12の内部に埋設状態で配設するために、例えば、圧縮性弾性部材12の図示しない成形用金型のキャビティの中央部分にマス部材14が位置するように成形用金型に設けられたピンなどで支持する場合には、成形用金型によるマス部材14の支持部分において、マス部材14の表面が部分的に圧縮性弾性部材12で覆われずに露出していても良い。
さらに、本実施形態では、制振装置10の静置状態において、マス部材14の表面の全体が圧縮性弾性部材12に接触しているが、マス部材14の表面において圧縮性弾性部材12から離隔した部分があっても良い。更にまた、マス部材14の表面は、圧縮性弾性部材12に対して、全体が非固着とされていても良いし、少なくとも一部において固着されていても良く、固着の有無や程度、位置などによって制振特性を調節することが可能であり、本実施形態では全面が固着されている。
なお、マス部材14は、合成樹脂などで形成されていても良いが、制振効果を効率的に得るためには比重の大きな材料で形成されることが望ましく、好適には、例えば鉄などの金属によって形成される。また、本実施形態のマス部材14は略真球形状とされているが、マス部材14は例えば楕円球状などの非真球形状であっても良い。
このような構造を有する本実施形態に係る制振装置10は、図1,2に示すように、振動部材18に取り付けられて使用される。振動部材18は、振動の低減が必要な部材であって、例えば、フロアパネル,ルーフパネル,ドアパネルなどといった車両の車体パネルや、車両モノコックのようなボデー骨格などが例として挙げられる。本実施形態では、図2に示すように、振動部材18として矩形の板材を例示したが、振動部材18はより複雑な形状とされ得る。
そして、圧縮性弾性部材12の固着面16が、振動部材18の上面に重ね合わされて、両面テープによる貼着や接着,溶着などの手段で固着されることにより、制振装置10が振動部材18に取り付けられる。本実施形態では、制振装置10における圧縮性弾性部材12の固着面16と振動部材18の上面が何れも平面形状とされているが、例えば、振動部材18の上面が凹凸を備えていたり、湾曲乃至は屈曲している場合などには、圧縮性弾性部材12の固着面16は、振動部材18の上面と対応する形状とされる。
なお、図2では、制振装置10の振動部材18に対する取付位置は任意に選択可能であり、例えば制振対象となる振動部材18の振動において振幅が大きくなる位置に制振装置10を配することで、制振効果を有利に得ることができる。本実施形態の制振装置10は、例えば、矩形板状とされた振動部材18の一次振動モードにおいて振動振幅が大きくなる振動部材18の上面の中央部分に取り付けられている。
かかる制振装置10の振動部材18への装着状態において、振動部材18の振動が制振装置10に及ぼされると、制振装置10のマス部材14が圧縮性弾性部材12の内部で変位することにより、高分子エラストマで形成された圧縮性弾性部材12がマス部材14に押圧されて弾性変形する。これにより、圧縮性弾性部材12の減衰作用に基づく制振効果が発揮されて、振動部材18の振動が低減されるようになっている。
さらに、略円柱形状の圧縮性弾性部材12は、下面が振動部材18に固着される固着面16とされている一方、固着面16を外れた上面および外周面が自由表面とされて、他の部材で拘束されることなく自由に弾性変形可能とされている。これにより、振動入力によるマス部材14の変位によって、圧縮性弾性部材12の弾性変形が効率的に生ぜしめられて、圧縮性弾性部材12の変形による制振効果が有利に発揮される。
更にまた、圧縮性弾性部材12が弾性材で形成された骨格間に気泡を有する発泡弾性体とされていることから、圧縮性弾性部材12がマス部材14に押圧されて弾性変形する際に、減衰作用をより大きく得ることができて、優れた制振性能を実現することができる。
しかも、マス部材14を取り囲む弾性部材が、容積変化を伴う圧縮変形を許容される圧縮性弾性部材12とされていることから、圧縮性弾性部材12で取り囲まれたマス部材14が、振動入力時により動き易くなっている。それ故、マス部材14が動くことで圧縮性弾性部材12の弾性変形が大きく生ぜしめられて、圧縮性弾性部材12の弾性変形による制振効果が有利に発揮される。特に、圧縮性弾性部材12を採用することによって、応力や歪の内部伝達を小さくすることが可能となる。その結果、固着面16によって圧縮性弾性部材12に及ぼされる拘束力の制振特性への悪影響が小さく抑えられ得て、マス部材14の過度な拘束やばね定数の著しい増大などを回避することができる。
さらに、マス部材14が球状とされていることから、振動入力方向に拘らず、有効な制振効果が発揮される。しかも、静置状態の制振装置10において、マス部材14の表面全体が圧縮性弾性部材12に接触していることから、何れの方向の振動入力に対しても、圧縮性弾性部材12が速やかに弾性変形せしめられて、目的とする制振効果が優れた応答性で発揮される。加えて、マス部材14の表面全体が圧縮性弾性部材12に固着されていることによって、入力に対する応答性の更なる向上なども図られている。
なお、図3,4には、振動部材18を加振して、振動状態を測定した測定結果のグラフを示す。図3,4のグラフでは、振動部材18に実施例としての本発明に係る制振装置10を装着した場合の振動状態と、振動部材18に比較例としてのアスファルトシートとブチルゴムシートと制振塗料の何れかを設けた場合の各振動状態が、それぞれ示されている。
制振装置10は、マス部材14の表面の全体を圧縮性弾性部材12に固着したものと、マス部材14の表面の全体を圧縮性弾性部材12に対して非固着としたものとについて、それぞれ測定を行った。なお、図3,4中のグラフの凡例にも示すように、マス部材14の表面を圧縮性弾性部材12に固着した制振装置10を制振装置10aと称すると共に、マス部材14の表面と圧縮性弾性部材12を非固着とした制振装置10を制振装置10bと称する。なお、測定に用いた制振装置10では、マス部材14をSUJ2で形成し、直径27mmの球状とした。更に、制振装置10では、圧縮性弾性部材12を発泡ウレタンで形成し、直径45.5mm且つ高さ48mmの円柱状とした。また、制振装置10の質量を93gとした。
比較例であるアスファルトシートは、従来から自動車の遮音材などに適用されているものであって、振動部材18の上面を略全体に亘って覆うように重ね合わせて固着した。なお、測定に用いたアスファルトシートの質量は481gであった。
比較例であるブチルゴムシートは、板状のブチルゴムの表面にシート状のアルミニウム合金を固着した従来構造の制振用のシートであって、振動部材18の上面を略全体に亘って覆うように重ね合わせて固着した。なお、測定に用いたブチルゴムシートの質量は534gであった。
比較例である制振塗料は、従来から自動車の遮音材などに適用されている制振用のスチレン系塗料であって、振動部材18の上面の略全体に重ね塗りすることなく塗布した。なお、測定に用いた制振塗料の質量は91gであった。
振動部材18は、500mm×600mmの板状の冷間圧延高張力鋼(SPFC440)であって、厚さを1mmとした。また、振動部材18を加振用の枠体に嵌め付けて、枠体を加振することで振動部材18に振動を及ぼすことができるようにした。なお、振動部材18の質量は、2275gとした。
そして、実施例としての制振装置10a,10bについては、振動部材18の上面の中央に固着した状態で、振動部材18を加振することにより振動特性を測定した。一方、比較例としてのアスファルトシートとブチルゴムシートと制振塗料については、振動部材18の上面全体を覆うように固着した状態で、振動部材18を加振することにより振動特性を測定した。
図3,4のグラフにおいて、制振装置10aを装着した場合の測定結果が実線で示されていると共に、制振装置10bを装着した場合の測定結果が破線で示されている。更に、アスファルトシートを装着した場合の測定結果が一点鎖線、ブチルゴムシートを装着した場合の測定結果が二点鎖線、制振塗料を塗布した場合の測定結果が三点鎖線でそれぞれ示されている。なお、制振装置10a,10bと、アスファルトシートと、ブチルゴムシートと、制振塗料との何れも装着されていない振動部材18単体を加振した場合の測定結果が、点線で示されている。
図3には、振動部材18の一次共振周波数に近い周波数で振動部材18を上下に加振した場合の振動倍率の測定結果が、グラフとして示されている。図3によれば、実施例としての制振装置10a,10bは、比較例としてのアスファルトシートや制振塗料よりも、優れた制振効果を発揮し得ることが確認できた。
図4には、振動部材18の三次共振周波数に近い周波数で振動部材18を上下に加振した場合の振動倍率の測定結果が、グラフとして示されている。図4によれば、実施例としての制振装置10a,10bは、比較例としてのアスファルトシートや制振塗料よりも、優れた制振効果を発揮し得ることが確認できた。
なお、比較例としてのブチルゴムシートは、測定において制振装置10a,10bよりも高い制振効果を発揮したが、アスファルトシートとブチルゴムシートは、何れも振動部材18の表面を広範囲に亘って覆うように配する必要があることから、振動部材18が表面に凹凸を持った複雑な形状である場合には、振動部材18とアスファルトシートやブチルゴムシートとの間に隙間ができるなどして、制振効果が低下するおそれがある。しかも、制振装置10a,10bの質量が91gであるのに対して、アスファルトシートの質量が481gであると共に、ブチルゴムシートの質量が534gであり、アスファルトシートとブチルゴムシートは制振装置10a,10bに比して著しく重いことから、例えば車両に適用すると重量の増加が問題になると共に、振動部材18への取付け作業などにおいて、軽量な制振装置10a,10bに比して取回しが難しいなどの問題もある。これに対して、制振装置10a,10bは、振動部材18の上面の一部に取り付けられることから、簡単な取付作業によって目的とする制振効果を安定して得ることができる。しかも、制振装置10a,10bは、軽量且つ小型であることから、振動部材18に装着しても重量の増加が問題になり難く、且つ取り付け作業も容易である。
さらに、比較例としての制振塗料は、制振装置10a,10bと略同じ質量であるが、図3,4の測定結果によれば、制振装置10a,10bに比して制振効果が大きく劣っている。制振塗料を用いて有効な制振効果を得るためには、塗膜の厚さを増大させる必要があることから、質量の増加が問題になる。
以上のように、本発明に係る実施例としての制振装置10a,10bによれば、比較例としての従来の制振材に比して、軽量で優れた制振効果が発揮され得ることを、実測によっても確認した。
なお、マス部材14と圧縮性弾性部材12の固着の有無が異なる制振装置10aと制振装置10bでは、発現される特性が互いに異なることが、図3,4の測定結果によって確認できた。このようなマス部材14の圧縮性弾性部材12に対する固着の有無や固着態様の違いなどによる特性の違いは、マス部材14を支持する弾性部材が圧縮性弾性部材12とされていることによって、より大きなチューニング自由度で調節可能とされている。即ち、ポアソン比が0.5に近い非発泡のゴムなどで弾性部材が形成されていると、振動入力時にマス部材14の弾性部材への密着状態が略維持されて、マス部材14と弾性部材の固着の有無や程度,位置などによる影響が小さくなる。一方、弾性部材をポアソン比が0に近い圧縮性弾性部材12とすれば、マス部材14と圧縮性弾性部材12との密着状態が、マス部材14と弾性部材の固着の有無や程度,位置などに応じて変化し易くなって、特性を大きな調節可能範囲でチューニングすることが可能となる。
図5には、本発明の第二の実施形態としての制振装置20が示されている。制振装置20は、圧縮性弾性部材12の内部にマス部材22が埋設状態で配された構造を有している。なお、以下の説明において、第一の実施形態と実質的に同一の部材および部位については、図中に同一の符号を付すことにより、説明を省略する。
より詳細には、マス部材22は、第一の実施形態のマス部材14と同様に硬質の部材であって、表面形状が円板状とされている。なお、マス部材22は、本実施形態では略円板形状とされているが、多角板形状や異形板形状などであっても良い。また、マス部材22は、圧縮性弾性部材12に接触することから、圧縮性弾性部材12の損傷を防ぐために、角部が面取り加工などによって鈍角又は湾曲面とされていることが望ましい。
そして、マス部材22は、厚さ方向端面が主たる制振対象の振動入力方向に対して略直交して広がる向きで、圧縮性弾性部材12の内部に配されており、マス部材22の全周囲が圧縮性弾性部材12で取り囲まれている。本実施形態では、主たる制振対象の振動が上下方向に入力されることから、マス部材22は、上下方向が厚さ方向となる向きで圧縮性弾性部材12の内部に配されている。なお、マス部材22の厚さ寸法は、厚さ方向と直交する方向の寸法よりも大きくされていても良い。
このような本実施形態に従う構造の制振装置20によれば、第一の実施形態の制振装置10と同様に、優れた制振効果を得ることができる。しかも、マス部材22が板状とされていることから、厚さ方向である上下方向の振動入力時に、圧縮性弾性部材12がマス部材22によってより広い面積で押圧されて、圧縮性弾性部材12の弾性変形による制振効果が有利に発揮される。
図6,7には、球状のマス部材14を備える制振装置10と、板状のマス部材22を備える制振装置20を、振動部材18に装着して振動部材18を加振した場合の振動特性の測定結果のグラフが示されている。図6,7のグラフでは、振動部材18に制振装置20を装着した場合の測定結果が実線で示されていると共に、制振装置10を装着した場合の測定結果が破線で示されている。更に、図6,7では、制振装置10,20の何れも装着されていない振動部材18単体を加振した場合の測定結果が一点鎖線で示されている。
なお、制振装置20の大きさや質量、圧縮性弾性部材12およびマス部材22の形成材料などは、図3,4に係る測定に用いた制振装置10と同様である。また、制振装置20のマス部材22は、直径30mm且つ厚さ14.5mmの円板状とし、球状のマス部材14と同質量とした。
図6には、振動部材18の二次共振周波数に近い周波数で振動部材18を上下に加振した場合の振動倍率の測定結果がグラフとして示されている。図6の測定結果によって、制振装置10と制振装置20の何れを装着した場合にも、有効な制振効果が発揮されることが確認できた。
図7には、振動部材18の三次共振周波数に近い周波数で振動部材18を上下に加振した場合の振動倍率の測定結果がグラフとして示されている。図7の測定結果によって、制振装置10と制振装置20の何れを装着した場合にも、有効な制振効果が発揮されることが確認できた。
なお、振動部材18の二次共振周波数に近い周波数の振動入力時には、球状のマス部材14を備えた制振装置10による制振効果が、板状のマス部材22を備えた制振装置20による制振効果よりも優れている(図6参照)。一方、振動部材18の三次共振周波数に近い周波数の振動入力時には、板状のマス部材22を備えた制振装置20による制振効果が、球状のマス部材14を備えた制振装置10による制振効果よりも優れている(図7参照)。このように、マス部材の表面の形状によって制振装置の制振特性を調節可能であることが、図6,7の測定結果から確認できた。尤も、このような制振特性の違いは、マス部材の形状だけでなく、圧縮性弾性部材12の材質や発泡率などによっても調節することが可能である。
このようなマス部材の形状による特性の違いは、マス部材を支持する弾性部材が圧縮性とされていることによって、より有利に実現されている。例えば、制振装置10の球状のマス部材14と制振装置20の板状のマス部材22との形状の相違に対する圧縮性弾性部材12のばね定数の差は、ポアソン比が0.5に近い弾性部材を採用する場合に比して、ポアソン比が0に近い(例えば0.05以下)圧縮性弾性部材12を採用する場合に大きくなる。それ故、圧縮性弾性部材12におけるばね定数などの特性を、マス部材の形状によって、大きなチューニング可能範囲をもって効率的に調節することが可能になる。
図8,9には、本発明の第三の実施形態としての制振装置30が、振動部材18への装着状態で示されている。制振装置30は、圧縮性弾性部材12の内部にマス部材14が埋設状態で配された制振装置本体32と、制振装置本体32の周囲に配されるフェイルセーフ部材34とを、備えている。
より詳細には、フェイルセーフ部材34は、マス部材14の飛び出しを防止するための部材であって、制振装置本体32の上側を左右方向(図9中の左右方向)に跨ぐように配される門形部材36aと、制振装置本体32の上側を前後方向(図9中の上下方向)に跨ぐように配される門形部材36bとを、備えている。
門形部材36は、上下に延びる一対の脚部38,38が互いに対峙して配されていると共に、それら脚部38,38の上端部が連結部40によって相互に連結された構造を有している。更に、一対の脚部38,38の下端には、それら脚部38,38の対峙方向で外側へ向けて突出する固定片42がそれぞれ設けられている。
そして、門形部材36aと門形部材36bは、図9に示すように、各一対の脚部38,38の対峙方向が互いに略直交するように、周方向で相互に90度ずれた向きで配されており、それら門形部材36a,36bによって本実施形態のフェイルセーフ部材34が構成されている。なお、門形部材36aの連結部40と門形部材36bの連結部40は、上下に重ね合わされた状態で相互に固定されている。
かくの如き構造とされたフェイルセーフ部材34は、各脚部38の下端に設けられた固定片42が振動部材18に固着されることによって、振動部材18に取り付けられる。振動部材18に装着された状態のフェイルセーフ部材34は、制振装置本体32の外側を取り囲むように配設されて、各脚部38が振動部材18に取り付けられた圧縮性弾性部材12の外周側に離れて配置されると共に、各連結部40が圧縮性弾性部材12の上側に離れて配置される。これにより、制振装置本体32とフェイルセーフ部材34を備える制振装置30が、振動部材18の上面に取り付けられた状態で構成される。
そして、制振装置30の振動部材18への装着状態において、振動部材18に振動が及ぼされると、圧縮性弾性部材12がマス部材14によって押圧されることで、制振装置30の制振効果が発揮される。本実施形態では、フェイルセーフ部材34が圧縮性弾性部材12の上面および外周面から離れて配されており、圧縮性弾性部材12の表面における固着面16を外れた部分が自由表面とされていることから、圧縮性弾性部材12の弾性変形によって発揮される制振効果を有利に得ることができる。
また、本実施形態では、制振装置本体32の周囲にフェイルセーフ部材34が配されており、このフェイルセーフ部材34は、複数の脚部38の周方向間の隙間がマス部材14の直径よりも小さくされて、マス部材14のフェイルセーフ部材34よりも外周側への移動を脚部38によって制限すると共に、マス部材14のフェイルセーフ部材34よりも上側への移動を連結部40によって制限する。これにより、仮に、マス部材14が圧縮性弾性部材12から分離したり、或いは圧縮性弾性部材12が振動部材18から外れたとしても、マス部材14は、フェイルセーフ部材34に当接することで、フェイルセーフ部材34よりも外側へ飛び出すのが防止される。それ故、マス部材14がフェイルセーフ部材34の外側に飛び出して振動部材18を含む他部材などに打ち当たることによって、振動部材18を含む他部材などが損傷するのを防止することができる。なお、フェイルセーフ部材34は、制振装置本体32の取付条件などによっては無くても良い場合があり、フェイルセーフ部材34を取付条件などにより必要に応じて採用することができる。
以上、本発明の実施形態について詳述してきたが、本発明はその具体的な記載によって限定されない。例えば、マス部材14の表面形状は、球状又は板状が望ましいが、それらに限定されるものではなく、例えば多面体形状などの幾何学的形状の他、異形であっても良い。
さらに、圧縮性弾性部材12の形状は、円柱形状に限定されず、角柱などの各種柱形状や錐台形状などであっても良い。更にまた、圧縮性弾性部材12は、必ずしも発泡体に限定されない。
また、圧縮性弾性部材12の表面は、固着面16以外が自由表面とされていることが望ましいが、固着面16以外で少なくとも一部が拘束されていても良い。更に、圧縮性弾性部材12の固着面16は、必ずしも一つの面で構成されるものではなく、複数の面によって構成されていても良い。具体的には、例えば、振動部材18における制振装置10の取付部分に凹みが設けられている場合には、圧縮性弾性部材12の固着面16が、圧縮性弾性部材12の下面と外周面の下部とによって構成され得る。
さらに、振動部材18の一部を構成する硬質の取付部材が、圧縮性弾性部材12の固着面16に予め固着されており、圧縮性弾性部材12に固着された取付部材が車体パネルなどに固定されることで、それら取付部材と車体パネルなどとによって振動部材18が構成されるようにしても良い。
また、マス部材14の表面は、全体が圧縮性弾性部材12に接触していることが望ましいが、圧縮性弾性部材12から部分的に離れていても良い。
また、前記実施形態では、一つの振動部材18に対して一つの制振装置10だけを配した例を示したが、例えば、振動部材18において二次以上の共振モードで振動振幅が大きくなる位置にそれぞれ制振装置10を配することにより、振動部材18の二次以上の共振周波数において振動をより効果的に低減することができる。
前記実施形態では、振動部材18として車両のパネルやボデー骨格を例示したが、振動部材18は、必ずしも車両の構成部材に限定されず、例えば家屋を含む建築物や橋梁を含む土木構造体、洗濯機を含む電気製品などを構成する部材であっても良い。
10,20,30:制振装置、12:圧縮性弾性部材、14,22:マス部材、16:固着面、18:振動部材、34:フェイルセーフ部材
Claims (8)
- 振動部材に取り付けられる制振装置であって、
圧縮性弾性部材の内部にマス部材が埋設されて、該マス部材の全周囲が該圧縮性弾性部材で取り囲まれており、該圧縮性弾性部材の表面が前記振動部材への固着面とされていることを特徴とする制振装置。 - 前記圧縮性弾性部材が、弾性材からなる骨格構造を有し、且つ骨格間に連続又は独立した気泡を有している請求項1に記載の制振装置。
- 静置状態で前記マス部材の表面の全体が前記圧縮性弾性部材に接触している請求項1又は2に記載の制振装置。
- 前記マス部材の表面形状が球状である請求項1〜3の何れか一項に記載の制振装置。
- 前記マス部材の表面形状が板状である請求項1〜3の何れか一項に記載の制振装置。
- 前記マス部材の表面の少なくとも一部が前記圧縮性弾性部材に対して固着されている請求項1〜5の何れか一項に記載の制振装置。
- 前記圧縮性弾性部材において直交三軸の何れか一つの軸の一方に位置する表面が前記固着面とされていると共に、該固着面を除く表面が自由表面とされている請求項1〜6の何れか一項に記載の制振装置。
- 前記圧縮性弾性部材の外側に離隔配置されて前記マス部材の飛び出しを防止するフェイルセーフ部材が設けられている請求項1〜7の何れか一項に記載の制振装置。
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