JP2018130425A - 遊技機管理システム及び遊技機管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技盤面のメンテナンスに係る労力を低減し、効率的なメンテナンスを支援すること。【解決手段】遊技店員は、遊技機20の遊技盤面のメンテナンスを行う場合には、携帯端末100によって遊技機20の遊技盤面を撮像し(S1)、撮像結果を盤面データとしてサーバ110に送信する(S2)。サーバ110は、携帯端末100から受信した盤面データと適正盤面データとを比較し(S3)、メンテナンスの要否や必要なメンテナンスの内容を示すメンテナンス支援データを携帯端末100に送信する(S4)。このため、遊技店員は、メンテナンス支援データを参照して遊技盤面のメンテナンスを効率的に行うことができる。【選択図】図1

Description

この発明は、弾発された遊技媒体が遊技盤面の所定の通過領域を通過したことにより賞を付与する遊技機の管理を行う遊技機管理システム及び遊技機管理方法に関する。
従来、遊技店では、遊技媒体を介在させた遊技を提供している。例えば、パチンコ遊技では、遊技玉を遊技媒体として用い、遊技玉を遊技盤面に打ち込んで遊技を行う。遊技盤面には、複数の入賞領域(入賞口)が設けられており、当該入賞領域を遊技玉が通過したことに基づいて所定個数の遊技玉を賞玉として付与するようになっている。このように、遊技の結果によって遊技媒体の数が増減し、遊技客は獲得した遊技媒体を賞品と交換することができる。
遊技機の遊技盤面には、入賞領域の他に、液晶ディスプレイや障害釘などの多様な構成物が配置されており、これらの構成物が遊技盤面上を流下する遊技玉の経路に影響する。その結果、遊技盤面上の各種構成物の状態、特に障害釘の状態によって入賞領域を通過する遊技玉の数が変化することになる。このため、遊技盤面の状態のメンテナンスは、遊技店にとって重要な業務であり、一方で特許文献1のように、障害釘の状態が遊技客にとって有利であるか否かを判定する技術も考えられている。
特許第5812742号
しかしながら、従来の技術では、遊技盤面のメンテナンスに多大な労力を要し、効率的なメンテナンスを行うことができないという問題点があった。具体的には、遊技店では、遊技盤面が出荷時と同様の状態を維持するよう、適宜メンテナンスを行っている。このメンテナンス時には、作業者は遊技機の製造者から提供される諸元表を参照し、諸元表に示される遊技盤面の状態と実機の遊技盤面との状態とを比較して調整の要否を判断し、必要に応じて調整を行うことになる。
ところが、諸元表の内容は複雑であり、また、多数の障害釘について1本ずつ調整の要否を確認せねばならないため、作業者にとって大きな負担となるのである。また、遊技機は種類が多く、入替が高い頻度で行われるため、遊技機の種類毎に提供される諸元表の管理も遊技店にとって負担となる。さらに、中古の遊技機を導入するケースでは、諸元表が無い場合も有り得る。
これらのことから、遊技盤面のメンテナンスに係る労力をいかにして低減し、効率的なメンテナンスを実現するかが重要な課題となっていた。なお、かかる課題は、遊技店が遊技機のメンテナンスを行う場合に限らず、第三者が遊技機のメンテナンス状態を検査する場合にも同様に生ずる課題である。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであって、遊技盤面のメンテナンスに係る労力を低減し、効率的なメンテナンスを支援することのできる遊技機管理システム及び遊技機管理方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、弾発された遊技媒体が遊技盤面の所定の通過領域を通過したことにより賞を付与する遊技機の管理を行う遊技機管理システムであって、前記遊技盤面の適正な状態を示す適正状態情報を記憶する記憶部と、前記遊技盤面を撮像する撮像部と、前記撮像部により撮像された遊技盤面の状態と前記記憶部に記憶された適正状態情報とを比較して前記撮像部により撮像された遊技盤面の状態の適否を判定する判定部と、前記判定部による判定結果に基づいて、前記遊技盤面のメンテナンスを支援するメンテナンス支援情報を出力する支援情報出力部とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記適正状態情報は、前記遊技盤面に設けられた構成物の位置を示す情報を含み、前記判定部は、前記遊技盤面に設けられた構成物の位置の適否を判定することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記適正状態情報は、前記遊技盤面に植設されて前記遊技媒体の通過経路を制御する障害釘を含む構成物の位置を示すとともに、前記障害釘の傾き方向及び傾き量をさらに含み、前記判定部は、前記障害釘の傾き方向及び傾き量の適否をさらに判定することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記適正状態情報は、前記遊技盤面に植設される複数の障害釘から選択された一部の障害釘について位置、傾き方向及び傾き量を対応付け、前記判定部は、前記複数の障害釘から選択された一部の障害釘について適否の判定を行うことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記適正状態情報は、前記遊技機の出荷時点における前記遊技盤面の状態を示すことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記撮像部により撮像される前記遊技盤面に対応する機種情報を特定する特定部をさらに備え、前記記憶部は機種情報ごとに前記適正状態情報を管理し、前記判定部は、前記特定部により特定された機種情報に基づいて前記適正状態情報を選択することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記支援情報出力部は、メンテナンスが必要な前記構成物を抽出して出力することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記支援情報出力部は、メンテナンスが必要な前記構成物について、必要なメンテナンスの内容を出力することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記支援情報出力部は、前記撮像部による撮像の再実行が必要である場合に、再実行時の撮像の方法を指定する出力を行うことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、少なくとも前記記憶部及び前記判定部を有するサーバと、少なくとも前記撮像部及び前記支援情報出力部を有する携帯端末装置とを通信可能に接続したことを特徴とする。
また、本発明は、弾発された遊技媒体が遊技盤面の所定の通過領域を通過したことにより賞を付与する遊技機の管理を行う遊技機管理方法であって、前記遊技盤面の適正な状態を示す適正状態情報を記憶部に格納する格納ステップと、前記遊技盤面を撮像する撮像ステップと、前記撮像ステップにより撮像された遊技盤面の状態と前記記憶部に記憶された適正状態情報とを比較して前記撮像ステップにより撮像された遊技盤面の状態の適否を判定する判定ステップと、前記判定ステップによる判定結果に基づいて、前記遊技盤面のメンテナンスを支援するメンテナンス支援情報を出力する支援情報出力ステップとを含んだことを特徴とする。
本発明によれば、遊技盤面のメンテナンスに係る労力を低減し、効率的なメンテナンスを支援することができる。
図1は、本実施例に係る遊技機管理システムの概念の説明図である。 図2は、遊技店のシステム構成を示す図である。 図3は、台間カード処理機の外観を示す図である。 図4は、台間カード処理機の構成を示す機能ブロック図である。 図5は、台間カード処理機の記憶部に記憶されるデータの一例を説明するための説明図である。 図6は、遊技機の遊技盤面の説明図である。 図7は、図1に示した携帯端末の構成図である。 図8は、図1に示したサーバの構成図である。 図9は、適正盤面データについて説明する説明図である。(その1) 図10は、適正盤面データについて説明する説明図である。(その2) 図11は、遊技機管理システムの処理手順を示すフローチャートである。 図12は、遊技盤面の撮像の支援についての説明図である。
以下に、添付図面を参照して、本発明に係る遊技機管理システム及び遊技機管理方法の好適な実施例を詳細に説明する。
本明細書中にあって持玉とは、遊技客が遊技において獲得した遊技媒体又は当該遊技媒体数を示すデータであって、その当日中(閉店より前の時間)のみ遊技に再度供することができるものを言う。貯玉とは、遊技客が遊技において獲得した遊技媒体又は当該遊技媒体数を示すデータであって、翌日以降(閉店より後の時間)も遊技に再度供することができるものを言う。持玉は、一般遊技客及び会員遊技客の双方が使用可能であり、遊技に用いる遊技機の変更(いわゆる台移動)を行った場合などに使用する。貯玉は通常、会員遊技客のみが使用可能であり、獲得した遊技媒体を翌日以降の遊技に用いる場合に使用する。貯玉の使用には所定の手数料を課すこととしてもよい。
まず、本実施例に係る遊技管理システムの概念について説明する。図1は、本実施例に係る遊技機管理システムの概念の説明図である。遊技店には複数の遊技機20が設置されており、各遊技機には各台装置である台間カード処理機10が併設される。また、遊技店の外に設けられたサーバ110は、遊技機20の機種ごとに出荷時の盤面の状態を示す適正盤面データを管理している。
遊技店員は、遊技機20の遊技盤面のメンテナンスを行う場合には、携帯端末100によって遊技機20の遊技盤面を撮像し(S1)、撮像結果を盤面データとしてサーバ110に送信する(S2)。サーバ110は、携帯端末100から受信した盤面データと適正盤面データとを比較し(S3)、メンテナンスの要否や必要なメンテナンスの内容を示すメンテナンス支援データを携帯端末100に送信する(S4)。このため、遊技店員は、メンテナンス支援データを参照して遊技盤面のメンテナンスを効率的に行うことができる。
次に、遊技店のシステム構成について説明する。図2は、遊技店のシステム構成を示す図である。図2に示すように、遊技店には、複数の遊技機20と、各遊技機20にそれぞれ対応して設けられた台間カード処理機10が設置される。台間カード処理機10は、島コントローラ30を介して店内のネットワークである通信回線と接続する。通信回線には、島コントローラ30と、カード管理装置40と、会員管理装置50と、賞品管理装置60と、精算機80とが接続される。遊技機20は、ホールコンピュータ90と通信線で接続されている。ホールコンピュータ90は、会員管理装置50やカード管理装置40と通信可能に接続してもよい。
遊技機20は、遊技玉を遊技盤面に打ち込んで遊技を行う装置である。この遊技機20の遊技盤面には、複数の入賞領域(入賞口)が設けられており、当該入賞領域を遊技玉が通過したことに基づいて所定個数の遊技玉を賞玉として付与するようになっている。また、遊技盤面には、所定個数の始動領域(始動口)が設けられており、当該始動領域を遊技玉が通過したことに基づいて所定の抽選を行うこととなっている。当該抽選が大当りとなれば、所定の可動部材等の作動により、前述の入賞領域あるいは他の始動領域への遊技玉の通過確率を向上する等、遊技上有利となる作動が行われる。始動口への玉の通過による抽選の結果は、抽選の結果を表示する特別図柄表示装置にて表示される。この特別図柄表示装置の抽選結果の表示は、所定時間の変動表示後、確定表示を行う態様で行なわれる。また、遊技盤面には、抽選の結果に基づいて所定の数字等の装飾図柄を可変表示する装飾図柄表示装置が設けられており、抽選の結果が大当りとなった場合に、例えば(7,7,7)などの揃い図柄を表示して報知を行なう。なお、始動領域と入賞領域を兼ねた領域を設けることもできる。
上記入賞領域には、当該入賞領域への遊技玉の通過を検出するための入賞センサが設けられており、この入賞センサにより入賞領域へ打ち込まれた遊技玉の通過(入賞)を検知するようになっている。また、遊技機20の制御部は、入賞領域ごとに賞玉として付与する遊技玉の個数を記憶する賞玉メモリを有している。
したがって、打ち込んだ遊技玉の特定の入賞領域への通過が入賞センサにより検知されると、遊技機20は、賞玉メモリの記憶内容と、入賞領域を通過した遊技玉数とから、付与すべき賞玉数を決定し、決定した賞玉数の払出処理を行うことができる。また、打ち込んだ遊技玉は、入賞領域を通過したか否かにかかわらず、最終的に遊技盤面裏側から遊技機外部に排出される。遊技機外部に排出された遊技玉は、遊技機ごとに付設されたアウト玉検出装置によって検出されるようになっている。
また、遊技機20は、遊技機20の稼働状態を管理するための信号をホールコンピュータ90等に向けて出力する外部出力部を備えている。外部出力部からは、所定個数の賞玉を払い出す度にセーフパルスがホールコンピュータ90に送信される。さらに、遊技機20において遊技により大当りなどの特別の状態が発生した場合には、外部出力部からかかる状態の発生を示す特賞パルスがホールコンピュータ90に送信される。また、遊技機20において始動口への玉の通過による抽選の結果に基づいて特別図柄表示装置の変動表示が開始された場合には、外部出力部から変動表示の開始を示すスタートパルスがホールコンピュータ90に送信される。さらに、アウト玉検出装置からは、遊技機20に打ち込んだ玉数(遊技盤面から排出された玉数)を示すアウトパルスがホールコンピュータ90に送信される。
台間カード処理機10は、入金の受付、遊技玉の貸し出し、カード管理装置40との通信を行う。台間カード処理機10は、遊技客により投入された紙幣を受け付けたならば、この紙幣の金額を含む入金通知データをカード管理装置40に送信し、カード管理装置40が管理するプリペイド価値に金額に応じた数を加算させる。そして、所定の玉貸操作がなされたならば、玉貸要求をカード管理装置40に送信し、カード管理装置40が管理するプリペイド価値を減算させて、減算されたプリペイド価値に対応する数の遊技玉の払出処理を行う。
また、台間カード処理機10は、カードの挿入を受け付けたならば、カード管理装置40にカード挿入通知データを送信する。また、台間カード処理機10は、カード管理装置40からプリペイド価値、持玉数、貯玉数を含むデータを受信したならば、受信したプリペイド価値、持玉数、貯玉数を記憶する。そして、持玉数を記憶したならば、台間カード処理機10は、カード管理装置40に対して持玉減算要求データを送信することで、カード管理装置40が管理する持玉数をゼロにクリアする。
また、台間カード処理機10は、持玉再プレイ操作を受け付けると、自装置に記憶した持玉数から所定数を減算し、減算した持玉数に対応する数の遊技玉の払出処理を行う。また、台間カード処理機10は、貯玉再プレイ操作を受け付けると、カード管理装置40に対して貯玉再プレイ要求データを送信することで、会員管理装置50が管理する貯玉数から所定数を減算させ、減算させた貯玉数に対応する数の遊技玉の払出処理を行う。
また、台間カード処理機10は、カード返却操作を受け付けたならば、自装置が管理する持玉数を含む持玉加算要求データをカード管理装置40に送信し、カード管理装置40に持玉数を加算させた後、カード排出通知データをカード管理装置40に送信し、カードを排出制御する。
島コントローラ30は、遊技島に設けられた一群の遊技機20及び台間カード処理機10を束ねる中継装置である。
カード管理装置40は、カードのプリペイド価値及び持玉数等をカードデータとして管理する装置である。カード管理装置40は、台間カード処理機10からカード挿入通知データを受信したならば、挿入されたカードのカードIDと台間カード処理機10の装置IDとを関連づけて管理し、該カードIDに関連づけられたプリペイド価値及び持玉数を台間カード処理機10に送信する。また、カード挿入通知データに示されたカードIDが会員カードのカードIDである場合には、カード管理装置40は、カード挿入通知データを会員管理装置50に送信し、会員管理装置50から受信した貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
また、カード管理装置40は、台間カード処理機10から持玉減算要求データを受信した場合には、持玉数をゼロクリアする。また、カード管理装置40は、台間カード処理機10から持玉加算要求データを受信した場合には、持玉加算要求データに含まれる持玉数をカード管理装置40が管理する持玉数に加算する。
また、カード管理装置40は、台間カード処理機10から玉貸要求データを受信したならば、カードIDに関連付けられたプリペイド価値を所定値減算し、玉貸許可データを台間カード処理機10に送信する。そして、貯玉再プレイ要求データを受信したならば、該貯玉再プレイ要求データを会員管理装置50に送信し、会員管理装置50が貯玉再プレイデータを出力したならば、貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
また、カード管理装置40は、賞品管理装置60からカードIDを受信したならば、このカードIDに関連付けられた持玉数を賞品管理装置60に対して通知する。さらに、精算機80からカードIDを受信したならば、このカードIDに関連付けられたプリペイド価値を精算機80に対して通知する。
会員管理装置50は、遊技店に会員登録された会員の会員管理データを管理する管理装置である。具体的には、会員に対して発行した会員カードIDに関連付けて、貯玉数、ポイント数、暗証番号及び氏名等を管理する。
会員管理装置50は、台間カード処理機10からカード挿入通知データを受信したならば、カード挿入通知データに示されたカードIDに関連付けられた貯玉数及び暗証番号を含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。また、会員管理装置50は、台間カード処理機10から貯玉再プレイ要求データを受信したならば、貯玉再プレイ要求データに示されたカードIDに関連づけられた貯玉数から所定数を減算し、減算後の貯玉数を含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。なお、台間カード処理機10と会員管理装置50との通信は、カード管理装置40を介して行なわれる。
また、会員管理装置50は、賞品管理装置60から貯玉数の問い合わせを受けたならば、指定されたカードIDに対応する貯玉数を賞品管理装置60に通知する。
賞品管理装置60は、遊技店内の賞品交換カウンタに併設された賞品交換用の端末装置であり獲得玉、貯玉数及び持玉数を賞品に交換する賞品交換処理を行う。この賞品管理装置60には、カードからカードIDを読み取るカードリーダ及び賞品を払い出す賞品払出装置が接続されている。賞品管理装置60は、一般カード又会員カードからカードIDを読み出した場合(若しくは、携帯端末等からカードIDに対応する識別データを読み出した場合)には、カードIDをカード管理装置40に送信して、該カードIDの持玉数を要求する。また、貯玉数を賞品交換する場合は、会員管理装置50に対して貯玉数を要求する。
精算機80は、プリペイド価値が関連付けられたカードが挿入されると、このカードのカードIDをカード管理装置40に送信し、その応答データを受信することにより、カードに関連付けられたプリペイド価値を取得し、取得したプリペイド価値に応じて貨幣を払い出す。
ホールコンピュータ90は、各遊技機20からアウトパルス、セーフパルス及び特賞パルスを受信して蓄積することで、遊技機20の動作の履歴を管理する。ホールコンピュータ90は、各遊技機20の状態(「特賞中」、「空き台」、「遊技中」など)を管理しており、各遊技機のこれらの状態をホール内をマップ表示した画面で表示することもできる。
次に、図2に示した遊技システムの玉貸処理について説明する。遊技客が台間カード処理機10に対して玉貸操作を行うと、台間カード処理機10は、カード管理装置40に玉貸要求データを送信する。この玉貸要求データは、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別データを含む。
カード管理装置40は、玉貸要求データを受信すると、玉貸要求データのカードIDに関連付けられたプリペイド価値から所定値を減算する。そして、カード管理装置40は玉貸許可データを送信元の台間カード処理機10に送信する。玉貸許可データを受信した台間カード処理機10は、減算したプリペイド価値に対応する遊技玉数の払出処理を行う。
次に、図2に示した遊技システムで持玉の再プレイを行う場合の持玉再プレイ処理について説明する。台間カード処理機10は、一般カードあるいは会員カードの挿入を受け付けたならば、カード管理装置40にカード挿入通知データを送信する。このカード挿入通知データは、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別データと、台間カード処理機10のレートを特定するためのデータとを含む。
カード管理装置40は、台間カード処理機10からカード挿入通知データを受信したならば、該カード挿入通知データ内のカードIDに関連付けられた各レートの持玉数を台間カード処理機10に通知する。
台間カード処理機10は、カード管理装置40から受信した持玉数を記憶する。そして、カードID、レートを特定するデータ及び持玉数をゼロクリアする旨を示す持玉減算要求データをカード管理装置40に送信する。カード管理装置40は、持玉減算要求データを受信したならば、カードIDにより特定される各レートの持玉数をゼロクリアする。また、台間カード処理機10は、持玉再プレイ操作を受け付けて持玉再プレイを行う場合には、記憶した持玉数から所定数を減算し、対応する遊技玉数の払出処理を行う。払出処理を行う場合、遊技機が払出可能な単位(例えば25玉)の倍数については、遊技機に払出指示を送信することにより払出処理を行い、残りについては自機のノズルユニット18aから払い出すことにより払出処理を行う。
台間カード処理機10は、カード返却操作を受け付けたならば、カード管理装置40に対して持玉加算要求データを送信する。この持玉加算要求データは、カード返却の対象となるカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別データと、各レートの持玉数とを含む。
カード管理装置40は、持玉加算要求データを受け付けたならば、カードIDに関連付けられた各レートの持玉数に持玉加算要求データに含まれる持玉数を加算する。その後、台間カード処理機10は、カード管理装置40にカード排出通知データを送信し、カードを排出制御する。
次に、図2に示した遊技システムでの貯玉再プレイ処理について説明する。台間カード処理機10は、会員カード又は会員カードとして使用可能な携帯端末からカードIDを読み取ったならば、カード管理装置40にカード挿入通知データを送信する。このカード挿入通知データは、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別データと、台間カード処理機10のレートを特定するためのデータとを含む。
カード管理装置40は、台間カード処理機10から受信したカード挿入通知データを会員管理装置50に送信する。会員管理装置50は、カード挿入通知データを受信したならば、該カード挿入通知データ内のカードIDに関連付けられた暗証番号と、貯玉のうち、該カード挿入通知データにより特定されたレートの貯玉数と、貯玉再プレイの可能数を含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。貯玉再プレイの可能数は、貯玉再プレイを行うことのできる玉数を示す。この貯玉再プレイの可能数は、貯玉再プレイにおける遊技玉の払出単位数の倍数である。貯玉再プレイに上限が設定されていれば、貯玉数と上限の範囲内で最大の値が貯玉再プレイの可能数となる。なお、貯玉再プレイの可能数の代わりに貯玉再プレイが可能な回数を貯玉再プレイ度数として用いてもよい。貯玉再プレイ度数は、貯玉再プレイにおける遊技玉の払出単位数で貯玉数を除算した商にあたる。ただし、貯玉再プレイに上限が設定されている場合には、この上限により貯玉再プレイ度数は制限される。
台間カード処理機10は、受信した貯玉再プレイデータを記憶し、貯玉再プレイデータに示された貯玉再プレイの可能数が1以上である場合には貯玉再プレイ操作を受け付け可能とする。
台間カード処理機10は、貯玉再プレイデータの記憶後、最初に貯玉再プレイ操作を受け付けた場合に、遊技客に対して暗証番号の入力を求め、入力された暗証番号が貯玉再プレイデータに示された暗証番号と一致するか否かを判定する。
台間カード処理機10は、暗証番号が一致した場合に、カード管理装置40に貯玉再プレイ要求データを送信する。この貯玉再プレイ要求データは、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別データと、台間カード処理機10のレートを特定するためのデータとを含む。
カード管理装置40は、貯玉再プレイ要求データを会員管理装置50に送信する。会員管理装置50は、貯玉再プレイ要求データを受信したならば、該貯玉再プレイ要求データ内のカードIDに関連付けられた貯玉のうち、該電文により特定されたレートの貯玉の残高を所定値減算し、貯玉再プレイの可能数を再計算する。そして、減算後の残高と貯玉再プレイの可能数とを含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
台間カード処理機10は、記憶する貯玉数を更新し、貯玉再プレイの払出単位数分の遊技玉数の払出処理を行う。また、更新後の貯玉再プレイの可能数が1以上であるかを判定する。貯玉再プレイの可能数が0であれば、貯玉再プレイ操作を受付不可とする。更新後の貯玉再プレイの可能数が1以上であれば、再度貯玉再プレイ操作を受付可能とする。2回目以降の貯玉再プレイでは、暗証番号の確認は不要である。なお、暗証番号の確認を毎回行うようにしてもよい。また、ここでは会員管理装置50が貯玉の残高を減算した後、台間カード処理機10が遊技玉の払出処理を行う場合を例示したが、貯玉再プレイ要求に基づいて遊技玉の払出処理を行った後に、貯玉の残高を減算してもよい。貯玉再プレイ要求前の貯玉再プレイデータに、貯玉再プレイの可能数が示されており、貯玉再プレイ要求を受け付けた後に残高不足が判明する事態とはならないためである。
次に、閉店処理における持玉からの貯玉への移行について説明する。カード管理装置40は、閉店処理時にカード管理データの持玉数を確認し、ゼロより大きい持玉数が関連付けられたレコードが存在する場合には、該レコードの持玉数をカードID及びレートとともに会員管理装置50に通知する。会員管理装置50は、カードID及びレートにより特定される貯玉数にカード管理装置40から通知された持玉数を加算する。その後、カード管理装置40は、該持玉数をゼロクリアする。
次に、図2に示した台間カード処理機10の外観について説明する。図3は、台間カード処理機10の外観を示す図である。なお、図3には、遊技機20に接続された台間カード処理機10の外観を台間カード処理機10として示している。また、併設される遊技機20は、破線で図示している。また、図3では、紙幣のみを受け付ける台間カード処理機10を図示したが、硬貨受付用のユニットを設けることもできる。
図3に示すように台間カード処理機10は、状態表示部11、紙幣挿入口12a、表示操作部13、カード挿入口14a、かざし部14b、ノズルユニット18a及び計数ユニット18bを有する。
状態表示部11は、台間カード処理機10の装置の状態を所定色のランプの点灯あるいは点滅で表示する。紙幣挿入口12aは、遊技玉の貸出に必要な各種紙幣の挿入口である。表示操作部13は、タッチパネル式の液晶ディスプレイ等の操作ボタンの表示や操作ボタンによる入力操作を受け付けるデバイスである。
カード挿入口14aは、遊技客の所持するカードの挿入口である。かざし部14bは、会員登録に用いられた携帯端末をかざす部位であり、かざし部14bに携帯端末がかざされると、携帯端末から携帯端末の固有ID(例えばIDm)等のデータが読み取られる。ノズルユニット18aは、遊技玉を遊技機20に投出する機構である。計数ユニット18bは、遊技機20の下皿から落下させた遊技玉を計数する機構である。
次に、図2に示した台間カード処理機10の構成について説明する。図4は、図2に示した台間カード処理機10の構成を示す機能ブロック図である。図4に示すように、台間カード処理機10は、紙幣搬送部12と、表示操作部13と、リーダライタ14と、かざし部14bと、通信部15と、記憶部16と、制御部17と、ノズルユニット18aと、計数ユニット18bとを有する。
紙幣搬送部12は、紙幣挿入口12aから挿入された紙幣の金種及び真偽を判別しつつ図示しない紙幣収納部に搬送する搬送部である。表示操作部13は、玉貸に使用可能なプリペイド価値、持玉数、貯玉数等の各種情報の表示と、玉貸操作等の各種操作の受付を行なうタッチパネル式の液晶ディスプレイ等の入出力装置である。
リーダライタ14は、カード挿入口14aに挿入されたカードからカードIDを読み取る装置である。なお、カード挿入口14aに挿入されたカードは、このリーダライタ14を経て図示しないカード収納部に収納される。かざし部14bは、携帯端末等がかざされた場合に、近距離無線通信により携帯端末の固有ID(例えばIDm)等の各種情報を読み取るインタフェース部である。また、リーダライタ14は、遊技客の返却操作に応じて、カード収納部に収納されたカードにカードデータ16bに示される持玉やプリペイド価値等の価値データを関連付けて新たなカードとして発行する機能も有している。ただし、カードデータ16bに示されるプリペイド価値が0であって、持玉数が一定数(最低保持個数)に満たない場合には、返却操作があってもカードを返却しないように制御する。これは、少量の持玉を関連付けたカードが破棄されることにより、遊技店に損失が生じるのを抑止するための制御である。一定数としては、例えば持玉数に玉1個あたりの貸出単価を乗算した値がカードの価額あるいは遊技店内の最低価格の賞品となるように設定することができるが、これに限らず、遊技店の方針によって自由に設定できる。また、返却操作があってもカードを返却しないように制御する場合に、記憶している持玉を払出処理することもできるが、カードが返却できない旨と持玉の再プレイを促す表示を行ってもよい。
通信部15は、遊技機20及び島コントローラ30との間のデータ通信を行なうためのインタフェース部である。ノズルユニット18aは、玉貸又は再プレイにより遊技玉を払い出す際に、その一部又は全ての払い出しに使用される。計数ユニット18bは、遊技玉を計数するユニットである。
記憶部16は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等からなる記憶デバイスである。記憶部16は、自装置状態データ16a及びカードデータ16bを記憶する。
自装置状態データ16aは、台間カード処理機10の状態を示すデータである。この自装置状態データ16aには、台間カード処理機の装置IDと、遊技設定とを含む。台間カード処理機の装置IDは、台間カード処理機10を遊技店内で一意に識別するための識別データである。遊技設定は、台間カード処理機10に設定された遊技種等を示すデータである。遊技店内で複数のレートの遊技玉を扱う場合には、4円レートの遊技玉に「玉1」、2円レートの遊技玉に「玉2」、1円レートの遊技玉に「玉3」というように、レート毎に遊技種名を設定して管理する。台間カード処理機10は、これらの遊技種から遊技に使用するレートを選択して、遊技設定として記憶する。
カードデータ16bは、遊技客が使用中のカードに係るデータである。カードデータ16bは、カードID、プリペイド価値、持玉、貯玉、貯玉再プレイの可能数等を含む。持玉、貯玉については、遊技種(レート)ごとにデータが存在する。カードIDは、リーダライタ14により読み取られたカードIDである。図示しないカード収納部からカード挿入口14aにカードが搬送され、該カードが排出される場合には、この搬送途中でリーダライタ14により読み取られたカードIDによってカードデータ16bが更新される。また、カード挿入口14aから図示しないカード収納部にカードが搬送される場合にも、この搬送途中でリーダライタ14により読み取られたカードIDによってカードデータ16bが更新される。
制御部17は、台間カード処理機10の全体を制御する制御部であり、データ管理部17a及び計数処理部17bを有する。
データ管理部17aは、カードが挿入された場合に、自装置状態データ16aの装置IDと、カードデータ16bのカードIDとを含むカード挿入通知データをカード管理装置40に送信する。また、データ管理部17aは、カード管理装置40から価値データ(プリペイド価値、持玉数及び貯玉数の少なくともいずれか)を含むデータを受信した場合に、受信した価値データによりカードデータ16bを更新する。データ管理部17aは、カードデータ16bに示されたプリペイド価値、持玉数及び貯玉数を適宜表示操作部13に表示制御する。
また、データ管理部17aは、紙幣挿入口12aに紙幣が挿入されると、挿入された紙幣の金額、カードID及び台間カード処理機IDを含む入金通知データをカード管理装置40に送信する。
また、データ管理部17aは、遊技客により玉貸操作が行なわれた場合に、カードID及び装置IDを含む玉貸要求データをカード管理装置40に送信する。この玉貸要求データへの応答として玉貸許可データを受信したならば、データ管理部17aは、所定数の遊技玉の払出処理を行う。
また、データ管理部17aは、遊技客により持玉再プレイ操作が行なわれた場合に、カードデータ16bに示された持玉数から所定数を減算し、対応する数の遊技玉の払出処理を行う。
また、データ管理部17aは、カードデータ16bに示された貯玉再プレイの可能数が1以上である場合には、表示操作部13に貯玉再プレイボタンを表示し、貯玉再プレイ操作を受付可能とする。データ管理部17aは、遊技客により貯玉再プレイ操作が行なわれた場合に、カードID及び台間カード処理機IDを含む貯玉再プレイ要求データを会員管理装置50に送信する。この貯玉再プレイ要求データへの応答として貯玉再プレイデータを受信したならば、カードデータ16bの貯玉数を更新し、貯玉再プレイの払出単位数の遊技玉の払出処理を行う。なお、初回の貯玉再プレイ操作時には、暗証番号の入力を求め、カードデータ16bに示された暗証番号と一致することを条件に貯玉再プレイ要求データを送信する。
また、データ管理部17aは、遊技客によりカード返却操作が行なわれた場合に、カードID、装置ID並びに持玉数を含む持玉加算要求データをカード管理装置40に送信して、カードデータ16bの持玉数をゼロにクリアした後、カード排出通知データをカード管理装置40に送信し、カードを排出する。
計数処理部17bは、計数ユニット18bに遊技玉が投入された場合に、計数ユニット18bに遊技玉の計数を行わせ、計数結果をカードデータ16bの持玉数に加算する処理を行う。
次に、台間カード処理機10の記憶部16に記憶されるデータの一例について説明する。図5は、台間カード処理機10の記憶部16に記憶されるデータの一例を説明するための説明図である。
図5(a)に示す自装置状態データ16aは、台間カード処理機10のIDが「3001」であり、台間カード処理機10の遊技種として「玉1」が設定された状態を示している。
図5(b)に示すカードデータ16bは、台間カード処理機10に挿入されたカードのIDが「2002」である状態を示している。なお、ここでは、カードIDの上1桁がカードの種別を示しており、上1桁が「1」のカードが一般カード、上1桁が「2」のカードが会員カードである。また、カードデータ16bは、プリペイド価値が「2000度数」である状態を示している。なお、ここではプリペイド価値の度数とは1度数が1円相当である。また、カードデータ16bは、玉1の持玉数が「375玉」であり、玉2の持玉数が「500玉」であり、玉3の持玉数が「2000玉」である状態を示している。
また、カードデータ16bは、貯玉再プレイ用の暗証番号が「7777」であり、貯玉再プレイの可能数が「250玉」であり、玉1の貯玉数が「250玉」であり、玉2の貯玉数が「1000玉」であり、玉3の貯玉数が「4000玉」である状態を示している。なお、ここでは再プレイが可能な玉数を再プレイの可能数として格納する構成を示したが、再プレイの可能な回数を再プレイ度数として格納してもよい。また、図示していないが、カード管理装置40では、カードIDに対応付けて、持玉、貯玉、プリペイド価値以外にカードの有効/無効を示す「ロック」フラグのON/OFFも記憶しており、カードの盗難が発覚した場合に従業員操作によってONにされる。これらのデータもカードデータ16bに含まれて記憶されている。さらに、この「ロック」フラグは機能(「貯玉使用」、「乗入」等)別にも設定できるようになっており、例えば遊技客の要望により「乗入」の機能だけを「ロック」の対象として、誤操作を防ぐことに用いることもできる。
次に、遊技盤面について説明する。図6は、遊技機20の遊技盤面28の説明図である。図6に示すように、遊技盤面28には、構成物として多数の障害釘、演出用の液晶パネル28b、振分部材28g等が配置されており、さらに、始動口28c、一般入賞口28d、大入賞口28e、アウト口28fなどが設けられている。
始動口28cに遊技玉が入ることで入賞となれば、大入賞口28eを所定回数開放する大当り遊技を行うか否かの特別図柄の抽選が行われるとともに、所定個数の賞玉(例えば3個)が付与される。この特別図柄の抽選の結果は、図示しない特別図柄表示装置(盤面右端部等に設けられる)とともに、演出図柄表示装置としての液晶パネル28bにおいて、大当りの場合は7、7、7の3つの揃い数字を表示するなど、抽選結果に基づいた演出が行われる。また、始動口28cは、役物(例えば開閉動作する板状片)を有しない第1の始動口と、役物を有する第2の始動口からなる。第2の始動口に設けられる役物により第2の始動口は入賞が困難(あるいは不可能)な状態と容易な状態とに変更可能である。図示していないが、遊技盤面には特定の領域への遊技玉の通過を検出するスルーチャッカーが設けられており、スルーチャッカーにて遊技玉を検出すると、乱数を取得し、第2の始動口に設けられる役物により第2の始動口を入賞の容易な状態にするか否かの普通図柄の抽選が行われる。一般入賞口28dは入賞口の一種であり、一般入賞口に入賞した際には抽選は行われず、所定個数の賞玉の付与(例えば10個)のみが行われる。大入賞口28eは、大当り遊技に用いられる入賞口であり、役物(例えば開閉動作する板状片)により入賞が困難(あるいは不可能)な状態と容易な状態とに変更可能な変動入賞装置を有してなる。一般的には、大当りではない状態では板状片により閉鎖されており、始動口による抽選が大当りとなると所定回数開放される。この大入賞口28eに入賞した際には抽選は行われず、所定個数の賞玉の付与(例えば10個)のみが行われる。なお、始動口28c、一般入賞口28d、大入賞口28eに入った遊技玉は、そのまま遊技盤面28から排出される。始動口28c、一般入賞口28d、大入賞口28eのいずれにも入らなかった非入賞の遊技玉は、アウト口28fに入ることで遊技盤面28から排出される。振分部材28gは、遊技盤面を流下する遊技玉の方向を適宜振分けるためのものであり、盤面に植設された回転軸に対して、遊技盤面から所定距離離間して回転自在に支持された回転円盤が取り付けられたもので、一般的に「風車」と称呼されることもある。
次に、図1に示した携帯端末100の構成について説明する。図7は、図1に示した携帯端末100の構成図である。図7に示すように、携帯端末100は、表示部101、入力部102、無線通信部103、カメラ104、記憶部105及び制御部106を有する。
表示部101は、液晶パネルなどの出力インタフェースである。入力部102は、遊技店員による入力操作に用いられるキーやタッチパネルなどの入力インタフェースである。表示部101と入力部102とは、タッチパネルディスプレイとして一体化したものであってもよい。
無線通信部103は、サーバ110との通信を行うための通信インタフェースである。カメラ104は、遊技機20の遊技盤面の撮像に用いる撮像デバイスである。
記憶部105は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、機種データ105aなどを記憶する。機種データ105aは、遊技機20の機種に関するデータである。
制御部106は、携帯端末100を全体制御する制御部であり、盤面データ処理部106a、機種特定部106b及びメンテナンス支援処理部106cを有する。実際には、これらの機能部に対応するプログラムを図示しないROMや不揮発性メモリに記憶しておき、これらのプログラムをCPU(Central Processing Unit)にロードして実行することにより、盤面データ処理部106a、機種特定部106b及びメンテナンス支援処理部106cにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
盤面データ処理部106aは、カメラ104が遊技機20の遊技盤面を撮像した場合に、撮像結果を盤面データとしてサーバ110に送信する処理を行う。なお、撮像結果は1つである必要は無く、1の遊技盤面を複数回撮像して得た複数の撮像結果を盤面データとして一括送信することもできる。また、撮像結果には、携帯端末100が内蔵する図示しない傾き角検知手段(ジャイロセンサなど)の検知結果も対応付けられており、当該撮像結果を取得した際の携帯端末の傾き角度を特定することができるようになっている。
機種特定部106bは、遊技機20の機種を特定する処理部である。具体的には、カメラ104により遊技盤面の撮像が行われた場合に、機種データ105aに登録された遊技機20の機種を表示部101に一覧表示し、遊技店員による選択操作を受け付けることで、遊技機20の機種を特定することができる。また、カメラ104による撮像結果に対する画像処理によって遊技機の機種を特定してもよい。機種特定部106bにより特定された機種は、盤面データとともにサーバ110に送信される。
メンテナンス支援処理部106cは、サーバ110からメンテナンス支援データを受信し、遊技店員に対して出力する処理部である。具体的には、メンテナンス支援データには、遊技盤面上のどの構成物(障害釘、液晶パネル28b、振分部材28gなど)について調整が必要であるか、また、どのような調整が必要であるかなどが示されており、これらの情報がメッセージや画像で出力される。例えば、「番号4の障害釘が適切でない可能性があります」などのメッセージとともに、遊技盤面の画像を表示部101に表示制御し、適正な遊技盤面との相違点を示すマークを付すなどの出力を行う。
また、メンテナンス支援処理部106cは、機種特定部106bにより特定された機種に対して撮像方法が指定されている場合には、指定された撮像方法を遊技店員に対して報知することで、遊技盤面の撮像を支援する。撮像方法としては、例えば遊技盤面に対する撮像の位置、角度、撮像範囲などを指定することが可能である。また、角度については、傾き角検知手段と連動することにより、撮像時の携帯端末の向きが指定した角度に適合しているかどうかを表示することもできる。さらに、撮像方法として、撮影に関する照度・輝度についても指定することが可能である。例えば、盤面周囲の発光環境や、液晶パネル28bなどの盤面上での演出によってこれらが左右されることがある。特に液晶パネル28bやその周囲の可動物(演出のための役物など)は強く発光する状態となることが多く、過度の発光により撮像の障害となることが考えられる。この場合に、機種の特性に応じて撮像方法(素子の露出度等)を適宜調整することにより、判定用の画像を適切に取得することができる。また、機種の特性に応じて、撮像タイミングを適したものに変更するよう促すこともできる。このことにより、遊技機20が動作中(電源ON)の状態であったとしても、メンテナンスを行うことが可能である。
さらに、サーバ110からのメンテナンス支援データに、遊技盤面を再度撮像する指示が含まれていた場合には、かかる指示を遊技店員に報知することで、遊技盤面を再度撮像させる。撮像が再度行われた場合には、盤面データ処理部106aによってサーバ110に送信され、前回の撮像結果と合わせて盤面の状態が評価されることになる。
次に、図1に示したサーバ110の構成について説明する。図8は、図1に示したサーバ110の構成図である。図8に示すように、サーバ110は、表示部111、入力部112、通信部113、記憶部114及び制御部115を有する。
表示部111は、液晶ディスプレイ装置等の表示デバイスである。入力部112は、キーボードやマウス等の入力デバイスである。通信部113は、携帯端末100等とデータ通信するためのインタフェース部である。
記憶部114は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、適正盤面データ114aを記憶する。適正盤面データ114aは、遊技機20の機種ごとに出荷時の遊技盤面の状態を示すデータであり、例えば遊技機20の製造者によって登録される。
制御部115は、サーバ110の全体を制御する制御部であり、適正盤面管理部115a、画像処理部115b、判定部115c及びメンテナンス支援データ処理部115dを有する。実際には、これらの機能部に対応するプログラムを図示しないROMや不揮発性メモリに記憶しておき、これらのプログラムをCPU(Central Processing Unit)にロードして実行することにより、適正盤面管理部115a、画像処理部115b、判定部115c及びメンテナンス支援データ処理部115dにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
適正盤面管理部115aは、適正盤面データ114aの管理を行う処理部である。適正盤面データ114aは、遊技機20の出荷時の遊技盤面の状態を示すデータであるが、遊技盤面を撮像した画像データであってもよいし、判定用に最適なデータとなるよう加工を施しておいてもよい。また、遊技盤面上に存在する各種構成物の種類、適正な位置、適正な状態などをさらに含んでもよい。さらに、構成物のうち、障害釘については、判定対象として選択するか否かを示す情報を含むことが好ましい。遊技盤面上に数多く配置された障害釘は、重要度が一定ではなく、入賞への影響が大きい重要な障害釘と、入賞への影響が小さい障害釘とが存在する。そのため、入賞への影響が大きい重要な障害釘を選択的に判定対象とすることで、効率的なメンテナンスが実現される。そして、判定の対象とする障害釘については、適正な方向と角度を適正盤面データ114aに含めておく。
画像処理部115bは、携帯端末100から受信した盤面データに画像処理を行って、適正盤面データ114aとの比較用に加工する処理部である。画像処理としては、例えば撮像結果に付された傾き角検知手段のデータと、撮像画像に含まれる盤面の大きさデータから得られる盤面との距離データに基づいて歪みを補正し、予め定められた所定の角度で撮像した場合の撮像結果を示すデータに変換する等の処理が含まれる。また、この場合、適正盤面データ114aが正射投影像で保持されている場合には、撮像画像を正射投影像に変換して比較することで、より正確な比較が可能となる。さらに、撮像画像の傾き角の補正に関しては、基準となる役物の形状等に基づいて行うことも可能であり、この場合、傾き角検知手段のデータと併せて判定することにより、盤面の設置傾きについても検出することが可能となる。
判定部115cは、盤面データとともに受信した機種に対応する適正盤面データ114aを記憶部114から読み出し、画像処理部115bにより加工された盤面データとを比較することで、遊技盤面の状態の適否を判定する処理を行う。すなわち、適正盤面データ114aと一致する箇所については適正であると判定され、適正盤面データ114aと相違する箇所が不適正な箇所として抽出される。
メンテナンス支援データ処理部115dは、判定部115cによる判定結果に基づいて、メンテナンス支援データを生成し、携帯端末100に送信する処理を行う。具体的には、判定部115cによる判定の結果、適正盤面データ114aと相違する箇所がなければ、メンテナンスが不要であることを示すメンテナンス支援データを送信する。一方、適正盤面データ114aと相違する箇所があれば、当該箇所を特定する情報と、調整すべき内容を含むメンテナンス支援データを送信する。また、携帯端末100から送信された盤面データが不十分であれば、遊技盤面を再度撮像することを指示するメンテナンス支援データを送信する。なお、再度の撮像を指示し、当該指示に基づいて撮像された盤面データを受信した場合には、前回の盤面データと合わせて盤面の状態の判定が行われる。
次に、適正盤面データ114aについてさらに説明する。図9及び図10は、適正盤面データ114aについて説明する説明図である。図9は、遊技盤面上の各種構成物の位置を所定間隔(例えば5mm間隔)で示している。図10は、判定対象となる障害釘の位置、方向及び角度を示している。具体的には、図10(a)では、判定対象として選択された障害釘P1〜P4の遊技盤面上での位置を示し、図10(b)では、障害釘P1〜P4の方向と角度を示している。図10(b)において、障害釘P1の適正な方向は0度、適正な角度は8度である。また、障害釘P2の適正な方向は60度、適正な角度は6度である。また、障害釘P3の適正な方向は300度、適正な角度は7度である。また、障害釘P4の適正な方向は180度、適正な角度は1度である。
図9及び図10に示したように、遊技盤面上の構成物の位置や状態を示す情報を適正盤面データ114aに含めることで、遊技店で撮像された遊技盤面の適否を効率的に判定することが可能である。
次に、遊技機管理システムの処理手順について説明する。図11は、遊技機管理システムの処理手順を示すフローチャートである。まず、携帯端末100は、遊技店員の操作を受け付けて遊技機20の遊技盤面を撮像する(ステップS101)。携帯端末100は、撮像した遊技盤面を盤面データとしてサーバ110に送信する(ステップS102)。
サーバ110は、携帯端末100から盤面データを受信し(ステップS111)、比較に適するよう画像処理を行い(ステップS112)、適正盤面データ114aとの比較を行って(ステップS113)、相違点を抽出する(ステップS114)。そして、抽出した相違点に基づいてメンテナンス支援データを生成し(ステップS115)、携帯端末100に送信する(ステップS116)
携帯端末100は、サーバ110からメンテナンス支援データを受信して(ステップS103)、遊技店員に対して出力する(ステップS104)ことで、遊技店員による遊技盤面のメンテナンスを支援する。
次に、遊技盤面の撮像の支援について説明する。図12は、遊技盤面の撮像の支援についての説明図である。まず、機種特定部106bにより遊技機の機種が特定されると(ステップS201)、メンテナンス支援処理部106cは、特定された機種に対応した撮像方法を表示部101に表示する(ステップS202)。
図12では、「機種:EV01」と「撮像方法:正面より下から枠に合わせて撮像して下さい」とのメッセージを表示するとともに、機種に応じた枠を表示した状態を示している。また、カメラ104によりリアルタイムで画像を取得して枠に重畳表示する。そして、遊技店員が撮像操作を行うと、その時点での画像が盤面データとなる。
メンテナンス支援処理部106cは、盤面データの取得とともに、その時点での携帯端末100の傾き角を検知し(ステップS203)、盤面データ及び傾き角の適否を判定する(ステップS204)。この結果、適切な盤面データ及び傾き角が得られていれば、盤面データ及び傾き角が盤面データ処理部106aによりサーバ110に送信される。盤面データや傾き角が適正でなければ、メンテナンス支援処理部106cは撮像のやり直しを求める表示を行い、適正な盤面データ及び傾き角を取得させる。
上述してきたように、本実施例に係る遊技機管理システムでは、サーバ110が遊技盤面の適正な状態を示す適正盤面データ114aを記憶し、携帯端末100が遊技店に設置された遊技機20の遊技盤面を撮像してサーバ110に送信し、サーバ110が携帯端末100により撮像された遊技盤面の状態と適正盤面データ114aとを比較して遊技店に設置された遊技機20の遊技盤面の状態の適否を判定し、判定結果に基づいて遊技盤面のメンテナンスを支援するメンテナンス支援データを出力するので、遊技盤面のメンテナンスに係る労力を低減し、効率的なメンテナンスを支援することができる。
また、遊技店で諸元表を管理する必要がなくなるため、諸元表の管理負担を軽減することができる。また、遊技店員によるメンテナンスに限らず、第三者による遊技機のメンテナンス状態の検査にも用いることができる。第三者による遊技機のメンテナンス状態の検査に用いる場合には、本発明における「メンテナンス支援情報」は、例えばメンテナンス状態の適否を示す情報、あるいはその適否の内容(好ましい状態とどのように異なるか)を示す情報を意味することとなる。
また、遊技盤面の判定結果、出力したメンテナンス支援データ、実行されたメンテナンスの内容、メンテナンス後の遊技盤面の状態等を関連付けた履歴データを生成してもよい。かかる履歴データを用いることで、遊技店でのメンテナンスの実行状況を容易に管理することができる。
なお、本実施例はあくまで一例であり、本発明を限定するものではない。本発明は、構成及び動作を適宜変形して実施可能である。例えば、携帯端末100は、専用の端末であってもよいし、スマートフォン等が所定のアプリケーションプログラムを実行することで、携帯端末100としての機能を実現する構成であってもよい。
また、遊技盤面の撮像は、携帯端末100に限らず、専用の固定カメラを設置して行うこととしてもよい。
また、メンテナンス支援データの出力に関しても任意の方法を用いることができる。例えば、カメラ104による撮像結果をサーバ110に送信するとともに表示部101に表示制御し、サーバ110から受信したメンテナンス支援データを表示部101の表示に重畳させてもよい。かかる構成によれば、カメラ104による撮像箇所に対するメンテナンスの内容をリアルタイム表示することができる。
また、複数の遊技店の盤面データをサーバ110で管理し、機種別の障害釘の調整状況を分析し、遊技店に提供可能としてもよい。
また、遊技店員が撮像した盤面データと遊技機20を特定する識別情報とを関連付けてサーバ110で管理すれば、第三者が遊技機20を撮像せずとも、遊技機20のメンテナンス状況を遠隔で検査可能となる。
また、上述の実施例で図示した各構成は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の構成をされていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の形態は図示のものに限られず、その全部または一部を各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
以上のように、本発明に係る遊技機管理システム及び遊技機管理方法は、遊技盤面のメンテナンスに係る労力を低減し、効率的なメンテナンスを支援することに適している。
10 台間カード処理機
11 状態表示部
12 紙幣搬送部
12a 紙幣挿入口
13 表示操作部
14 リーダライタ
14a カード挿入口
14b かざし部
15、113 通信部
16、105、114 記憶部
16a 自装置状態データ
16b カードデータ
17、106、115 制御部
17a データ管理部
17b 計数処理部
18a ノズルユニット
18b 計数ユニット
20 遊技機
28 遊技盤面
28b 液晶パネル
28c 始動口
28d 一般入賞口
28e 大入賞口
28f アウト口
28g 振分部材
30 島コントローラ
40 カード管理装置
50 会員管理装置
60 賞品管理装置
80 精算機
90 ホールコンピュータ
100 携帯端末
101、111 表示部
102、112 入力部
103 無線通信部
104 カメラ
105a 機種データ
106a 盤面データ処理部
106b 機種特定部
106c メンテナンス支援処理部
110 サーバ
114a 適正盤面データ
115a 適正盤面管理部
115b 画像処理部
115c 判定部
115d メンテナンス支援データ処理部
P1〜P4 障害釘

Claims (11)

  1. 弾発された遊技媒体が遊技盤面の所定の通過領域を通過したことにより賞を付与する遊技機の管理を行う遊技機管理システムであって、
    前記遊技盤面の適正な状態を示す適正状態情報を記憶する記憶部と、
    前記遊技盤面を撮像する撮像部と、
    前記撮像部により撮像された遊技盤面の状態と前記記憶部に記憶された適正状態情報とを比較して前記撮像部により撮像された遊技盤面の状態の適否を判定する判定部と、
    前記判定部による判定結果に基づいて、前記遊技盤面のメンテナンスを支援するメンテナンス支援情報を出力する支援情報出力部と
    を備えたことを特徴とする遊技機管理システム。
  2. 前記適正状態情報は、前記遊技盤面に設けられた構成物の位置を示す情報を含み、
    前記判定部は、前記遊技盤面に設けられた構成物の位置の適否を判定することを特徴とする請求項1に記載の遊技機管理システム。
  3. 前記適正状態情報は、前記遊技盤面に植設されて前記遊技媒体の通過経路を制御する障害釘を含む構成物の位置を示すとともに、前記障害釘の傾き方向及び傾き量をさらに含み、
    前記判定部は、前記障害釘の傾き方向及び傾き量の適否をさらに判定することを特徴とする請求項2に記載の遊技機管理システム。
  4. 前記適正状態情報は、前記遊技盤面に植設される複数の障害釘から選択された一部の障害釘について位置、傾き方向及び傾き量を対応付け、
    前記判定部は、前記複数の障害釘から選択された一部の障害釘について適否の判定を行うことを特徴とする請求項3に記載の遊技機管理システム。
  5. 前記適正状態情報は、前記遊技機の出荷時点における前記遊技盤面の状態を示すことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の遊技機管理システム。
  6. 前記撮像部により撮像される前記遊技盤面に対応する機種情報を特定する特定部をさらに備え、
    前記記憶部は機種情報ごとに前記適正状態情報を管理し、
    前記判定部は、前記特定部により特定された機種情報に基づいて前記適正状態情報を選択する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の遊技機管理システム。
  7. 前記支援情報出力部は、メンテナンスが必要な前記構成物を抽出して出力することを特徴とする請求項2〜6のいずれか一つに記載の遊技機管理システム。
  8. 前記支援情報出力部は、メンテナンスが必要な前記構成物について、必要なメンテナンスの内容を出力することを特徴とする請求項2〜7のいずれか一つに記載の遊技機管理システム。
  9. 前記支援情報出力部は、前記撮像部による撮像の再実行が必要である場合に、再実行時の撮像の方法を指定する出力を行うことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の遊技機管理システム。
  10. 少なくとも前記記憶部及び前記判定部を有するサーバと、少なくとも前記撮像部及び前記支援情報出力部を有する携帯端末装置とを通信可能に接続したことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の遊技機管理システム。
  11. 弾発された遊技媒体が遊技盤面の所定の通過領域を通過したことにより賞を付与する遊技機の管理を行う遊技機管理方法であって、
    前記遊技盤面の適正な状態を示す適正状態情報を記憶部に格納する格納ステップと、
    前記遊技盤面を撮像する撮像ステップと、
    前記撮像ステップにより撮像された遊技盤面の状態と前記記憶部に記憶された適正状態情報とを比較して前記撮像ステップにより撮像された遊技盤面の状態の適否を判定する判定ステップと、
    前記判定ステップによる判定結果に基づいて、前記遊技盤面のメンテナンスを支援するメンテナンス支援情報を出力する支援情報出力ステップと
    を含んだことを特徴とする遊技機管理方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018183434A (ja) * 2017-04-26 2018-11-22 株式会社藤商事 遊技釘検査方法
JP2020159840A (ja) * 2019-03-26 2020-10-01 株式会社富士通ビー・エス・シー 検査装置、検査システム及び検査方法
JP2021051439A (ja) * 2019-09-24 2021-04-01 株式会社富士通ビー・エス・シー 検査装置

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