JP2018129874A - 回転電機および圧力逃し機構 - Google Patents

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卓 小串
Taku Ogushi
卓 小串
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【課題】回転電機において、外部からの湿分の流入なしに軸受構造に連通する空間内の圧力の上昇を抑制する。【解決手段】回転電機200は、ロータシャフト11と回転子鉄心とを有する回転子と、固定子鉄心と複数の固定子巻線とを有する固定子と、フレームと、2つの軸受構造30bと、2つの軸受ブラケット45と、軸受構造30bに連通する連通空間の圧力上昇を抑制する圧力逃し機構100aとを備える。軸受ブラケット45には、圧力逃し機構取付け座が形成されている。圧力逃し機構100aは、連通空間に連通する導圧孔が形成されかつ圧力逃し孔が形成された切り替え用筐体と、切り替え用筐体内に配されて切り替え用筐体内を連通空間内の圧力の増加に応じて所定の方向に移動する可動体と、所定の方向の移動の量の増加に応じて可動体への抗力を増加させる復元力生成部とを有する。【選択図】図2

Description

本発明は、回転電機および圧力逃し機構に関する。
回転電機は、典型的には、軸方向に延びたロータシャフトとその径方向外側に取り付けられた回転子鉄心を有する回転子と、回転子鉄心の径方向外側に設けられた固定子鉄心とその径方向内側部分を軸方向に貫通する固定子巻線を有する固定子とを備える。ロータシャフトは、軸方向の両側をそれぞれ軸受により回転可能に支持される。
特開平10−26140号公報
回転電機の運転時には、軸受での摩擦熱により、グリースや潤滑油の温度が上昇する。この結果、周囲の空気の温度が上昇し、内部空間の圧力が上昇する。
開放形ではない軸受の場合に、軸受構造の内部空間の圧力の上昇の抑制のために、軸受構造の内部空間から外部への経路を形成して軸受構造の内部空間内のガスを逃す技術が知られている(特許文献1参照)。しかしながら、軸受構造の内部空間の圧力を低減するために内部の空気を逃す結果、軸受構造の外側の空間の圧力が上昇しては、軸受構造の内部空間の圧力上昇の抑制効果がない。
また、開放形の軸受構造の場合にも、同様に、グリースや潤滑油の温度の上昇によって、軸受構造に連通する空間、たとえば排油カセットを設置する空間の圧力が上昇する。このような状態においては、軸受構造に連通する空間から外部と連通する間隙部等があると、グリースや潤滑油の予期せぬ連通空間から外部への漏れが生ずることが懸念される。
このため、軸受構造に連通する空間内の圧力の上昇を抑制する必要がある。また、軸受構造に連通する空間からのガスの放出手段を設ける上で、外部からの湿分の流入を避ける必要がある。
本発明は、回転電機において、外部からの湿分の流入なしに軸受構造に連通する空間内の圧力の上昇を抑制することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明は、軸方向に延びて軸方向の両側で回転可能に支持されるロータシャフトと、前記ロータシャフトの径方向外側に取り付けられた回転子鉄心とを有する回転子と、前記回転子鉄心の径方向外側に間隙をあけて配された円筒状の固定子鉄心と、前記固定子鉄心の径方向内面に形成されて軸方向に延びた複数のスロット中を貫通する複数の固定子巻線とを有する固定子と、前記回転子鉄心および前記固定子を収納する筒状のフレームと、前記ロータシャフトを支持する2つの軸受構造と、前記フレームの軸方向の両端をそれぞれ閉止し前記2つの軸受構造のそれぞれを静止支持する2つの軸受ブラケットと、前記軸受ブラケットの少なくともいずれか一方に取り付けられ前記軸受構造に連通する連通空間の圧力上昇を抑制する圧力逃し機構と、を備える回転電機であって、前記圧力逃し機構の取り付けられた前記軸受ブラケットには、圧力逃し機構取り付け座が形成され、前記圧力逃し機構は、前記連通空間に連通する導圧孔が形成されかつ所定の位置に外部と連通する圧力逃し孔が形成された切り替え用筐体と、前記切り替え用筐体内に配されて前記切り替え用筐体内を前記連通空間内の圧力の増加に応じて所定の方向に移動する可動体と、前記所定の方向の移動の量の増加に応じて前記可動体への抗力を増加させる復元力生成部と、を具備することを特徴とする。
また、本発明は、回転子と、固定子と、フレームと、2つの軸受構造と、前記フレームの軸方向の両端をそれぞれ閉止し前記2つの軸受構造のそれぞれを静止支持する2つの軸受ブラケットとを備える回転電機において、前記軸受ブラケットの少なくともいずれか一方に取り付けられ前記軸受構造に連通する連通空間の圧力上昇を抑制する圧力逃し機構であって、前記連通空間に連通する導圧孔が形成されかつ所定の位置に外部と連通する圧力逃し孔が形成された切り替え用筐体と、前記切り替え用筐体内に配されて前記切り替え用筐体内を前記連通空間内の圧力の増加に応じて所定の方向に移動する可動体と、前記所定の方向の移動の量の増加に応じて前記可動体への抗力を増加させる復元力生成部と、を具備することを特徴とする。
本発明によれば、回転電機において、外部からの湿分の流入なしに軸受構造に連通する空間内の圧力の上昇を抑制することができる。
第1の実施形態に係る回転電機の構成を示す軸方向に沿った断面図である。 第1の実施形態に係る回転電機の結合側の軸受構造の構成を示す一部断面図および一部側面図である。 第1の実施形態に係る回転電機の軸受構造まわりの構成を示す一部正面図および一部断面図である。 第1の実施形態に係る回転電機の圧力逃し機構の一部取り外し状態を示す一部正面図および一部断面図である。 第1の実施形態に係る回転電機の軸受構造の圧力逃し機構の構成および閉止時の状態を示す断面図である。 第1の実施形態に係る回転電機の軸受構造の圧力逃し機構の構成および動作時の状態を示す断面図である。 第2の実施形態に係る回転電機の軸受構造の圧力逃し機構の構成および閉止時の状態を示す断面図である。 第2の実施形態に係る回転電機の軸受構造の圧力逃し機構の構成および動作時の状態を示す断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る回転電機及びその軸受構造について説明する。ここで、互いに同一または類似の部分には、共通の符号を付して、重複説明は省略する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係る回転電機の構成を示す軸方向に沿った断面図である。回転電機200は、回転子10、固定子20、フレーム40を有する。
回転子10は、回転軸方向(以下、軸方向という。)に水平に延びたロータシャフト11、およびロータシャフト11の径方向外側に設けられた回転子鉄心12を有する。
ロータシャフト11の軸方向の一方の端部は、結合対象、すなわち、当該回転電機200が電動機ならば駆動対象負荷、当該回転電機200が発電機ならば原動機と結合する結合部11aが形成されている。以下、軸方向に、結合部11aの方向を結合側、これと反対の方向を反結合側と言うこととする。
また、回転電機200が、かご型の誘導電動機の場合は、図1に示すように、回転子10は、回転子鉄心12に設けられた複数の回転子バー13を有する。複数の回転子バー13のそれぞれは、回転子鉄心12の径方向表面近くを軸方向に貫通し、互いに周方向に間隔をあけて設けられている。
ロータシャフト11は、互いに軸方向に回転子鉄心12を挟んで設けられた反結合側の軸受構造30aおよび結合側の軸受構造30bにより回転可能に支持されている。ロータシャフト11には、軸方向に回転子鉄心12と反結合側の軸受構造30aとの間に、内扇15が取り付けられている。また、ロータシャフト11の反結合側の軸受構造30aの軸方向の外側には、当該回転電機200を自ら冷却するために、外扇51が設けられている。また、外扇51を覆うように外扇カバー52が設けられている。外扇カバー52には、外気の取入のための外気流入孔52aが形成されている。
固定子20は、回転子鉄心12の径方向外側にギャップ18を介して設けられた円筒状の固定子鉄心21、および固定子鉄心21の径方向内側表面近傍を回転軸方向に貫通する複数の固定子巻線22を有する。固定子巻線22は、回転子鉄心12の径方向内側に形成された固定子スロット(図示せず)内を貫通し、互いに周方向に間隔をおいて配されている。
フレーム40は、固定子20および回転子鉄心12を収納するように、これらの径方向を囲んでいる。フレーム40の回転軸方向の両側には、反結合側の軸受ブラケット46および結合側の軸受ブラケット45が設けられている。反結合側の軸受ブラケット46および結合側の軸受ブラケット45は、それぞれ反結合側の軸受構造30aおよび結合側の軸受構造30bを固定支持している。
図2は、結合側の軸受構造の構成を示す一部断面図および一部側面図である。結合側の軸受構造30bは、軸受本体32、軸受本体32を収納する軸受カバー31、および軸受本体32を通過したグリースや潤滑油を排出する排油ランナー33を有する。
なお、以下、結合側の軸受構造を例にとって説明するが、反結合側の軸受構造に関しても同様である。
結合側の軸受構造30bを支持する結合側の軸受ブラケット45には、軸受本体32に、グリースや潤滑油を供給する通路となる給油孔37が形成されている。また、結合側の軸受ブラケット45には、排油ランナー33の下方に、排油ランナー33から排出するグリースや潤滑油を受けて貯蔵するための排油カセット36(図3)が出入りする連通空間35(図3)が形成されている。排油カセット36の出入口の反対端の開口には、圧力逃し機構100aが設けられている。
図3は、軸受構造まわりの構成を示す一部正面図および一部断面図である。結合側の軸受ブラケット45において、排油ランナー33を通過したグリースや潤滑油を受け入れ貯蔵する排油カセット36が収納され出入りする連通空間35は、排油ランナー33(図2)の下方に形成されている。
連通空間35は、回転軸に垂直な平面に沿った方向に水平にかつ直線的に延び、結合側の軸受ブラケット45を貫通している。連通空間35は、その中央の領域で、上方の軸受構造30bに連通している。連通空間35が貫通することによって結合側の軸受ブラケット45に形成された2つの開口のうちの一方は、排油カセット36が出入りする排出用開口34である。2つの開口のうちのいずれの開口を排油カセット36の出入り用の排出用開口34とするかは、回転電機200が設置される周囲の状況、回転電機200の運転中の排油カセット36の出し入れの作業性等によって選択される。排油カセット36の出し入れ用の排出用開口34として選択されなかった方の開口には、圧力逃し機構100aが設けられている。
図4は、圧力逃し機構の一部取り外し状態を示す一部正面図および一部断面図である。圧力逃し機構100aが設けられている開口には、圧力逃し機構取付け座38が形成されている。圧力逃し機構取付け座38には、めねじが形成されている。
図5は、第1の実施形態に係る回転電機の軸受構造の圧力逃し機構の構成および閉止時の状態を示す断面図である。また、図6は、圧力逃し機構の構成および動作時の状態を示す断面図である。
圧力逃し機構100aは、圧力逃し機構接続部111、切り替え用筐体112、可動体113、および復元力生成部114を有する。
圧力逃し機構接続部111は、概ね円柱状であり、側部の一方の軸方向の端部から途中までの部分に、圧力逃し機構取付け座38と螺合するためのおねじ111cが形成されている。圧力逃し機構接続部111の軸中心には、軸方向に貫通する導圧孔111aが形成されている。導圧孔111aの、圧力逃し機構取付け座38との取り合い部と軸方向の反対側は、切り替え用筐体112と接続するために径方向に広がっており、取り合い穴111bが形成されている。
切り替え用筐体112は、ほぼ円柱状であり、圧力逃し機構接続部111との接続側が圧力逃し機構接続部111の取り合い穴111bと嵌合するように、その軸方向の端部は、円柱状に突出している。切り替え用筐体112の軸中心には、軸方向に貫通する導圧孔112aが形成されている。導圧孔112aの圧力逃し機構接続部111との接続側と軸方向の反対側は、径が2段階に広がっており、それぞれ可動体受け112bおよび取り合い穴112cが形成されている。切り替え用筐体112の側部には、取り合い穴112cまでに至る圧力逃し孔112dが形成されている。
可動体113は、円柱状の軸113aの一方の端部に円板状あるいは円柱状のピストン113bが結合した形状をなしている。ピストン113bと結合していない側の軸113aの端部は、切り替え用筐体112に形成された可動体受け112bの内径に対応した外径を有し、可動体受け112bに軸113aの端部が挿入されている状態では接触部ではシール性を有する。軸113aは、可動体受け112bに滑らかに挿抜されるように寸法設定される。
復元力生成部114は、筐体114aおよびバネ114bを有する。筐体114aは、軸方向の一方の端部が閉止された円筒状をなし、閉止された側と軸方向に反対側の端部には、切り替え用筐体112の軸方向端部と対向するフランジ114fが設けられている。このフランジ114fには、切り替え用筐体112を貫通して圧力逃し機構接続部111に至るねじ穴(図示せず)が形成され、ボルト114cによって、圧力逃し機構接続部111、切り替え用筐体112および復元力生成部114の筐体114aが一体に結合されている。
ピストン113bの外径および筐体114aの内径は、ピストン113bが筐体114a内を摺動可能なような寸法に形成されている。なお、ピストン113bにピストンリングが嵌め込まれている場合は、ピストン113bの外径に代えてピストンリングの外径と筐体114aの内径について同様の関係が成立している。
バネ114bは、可動体113のピストン113bの軸113aとの結合面の反対側の面を押すように設けられており、可動体113の軸方向に可動体受け112bから離れる方向への移動に対して、これに対抗する方向に復元力を生ずる。
以上のように構成された圧力逃し機構100aにおいては、連通空間35内の圧力が上昇すると、導圧孔111aおよび導圧孔112aを介して可動体113の軸113aの端部に付加される力が増加する。このため、可動体113は、導圧孔112aとは反対側の面にかかるバネ114bによる復元力と均衡して、連通空間35内の圧力が所定のレベルを超えると、連通空間35内の圧力に応じた軸方向の位置まで移動する。
連通空間35内の圧力により、可動体113が移動し、軸113aが可動体受け112bから離れる、すなわち、可動体受け112b内に軸113aがない状態となると、導圧孔112aと取り合い穴112cとが連通し、この結果、導圧孔112aと圧力逃し孔112dとが連通する。この結果、連通空間35内の気体が、圧力逃し孔112dから外気に放出される。この結果、連通区間35内の圧力が低減する。
このような圧力低減方法にあっては、連通空間35内の気体の放出は瞬時に行われ、直後に可動体13は、可動体受け112bに挿入され、通路は閉止される。このため、外気の湿分が連通空間35に侵入する恐れはない。
以上のように、本実施形態に係る圧力逃し機構100aによれば、外部からの湿分の流入なしにフレーム内の圧力の上昇を抑制することができる。
[第2の実施形態]
図7は、第2の実施形態に係る回転電機の軸受構造の圧力逃し機構の構成および閉止時の状態を示す断面図である。また、図8は、圧力逃し機構の構成および動作時の状態を示す断面図である。本実施形態は、第1の実施形態の変形である。本第2の実施形態に係る圧力逃し機構100bは、第1の実施形態における復元力生成部114に代えて復元力生成部124を有する。その他の部分は、第1の実施形態と同様である。
復元力生成部124は、第1の実施形態における筐体114aと同様の形状の筐体124aを有する。本第2の実施形態における復元力生成部124の筐体124aには、バネは設けられていない。本第2の実施形態における復元力生成部124の筐体124aには、ガス注入口124bおよびガス圧調整口124cが形成されており、また、圧力計124dが設けられている。
筐体124aには、切り替え用筐体112の軸方向端部と対向するフランジ124fが設けられており、このフランジ124fには、切り替え用筐体112を貫通して圧力逃し機構接続部111に至るねじ穴(図示せず)が形成され、図示しないボルトによって、圧力逃し機構接続部111、切り替え用筐体112および復元力生成部114の筐体114aが一体に結合されている。
ガス注入口124bは、筐体124aとピストン113bとに囲まれた封入室124e内に外部から封入ガスを注入するための注入口である。この注入口は、通常は閉止されている。ガス圧調整口124cは、封入室124e内の封入ガスを外部に一部放出するための放出口であり、たとえばコックにより開閉される。圧力計124dは、封入室124e内の圧力を確認するために設置されている。
以上のように構成されている本実施形態に係る圧力逃し機構100bにおいては、連通空間35内の圧力が上昇すると、導圧孔111aおよび導圧孔112aを介して可動体113の軸113aの端部に付加される力が増加する。このため、可動体113は、導圧孔112aとは反対側にかかる封入室124内の圧力上昇による復元力と均衡して、連通空間35内の圧力に応じた軸方向の位置まで移動する。
連通空間35内の圧力により、可動体113が図7、8の右向きに移動し、軸113aが可動体受け112bから離れる、すなわち、可動体受け112b内に軸113aがない状態となると、導圧孔112aと取り合い穴112cとが連通し、この結果、導圧孔112aと圧力逃し孔112dとが連通するという点では、第1の実施形態と同様である。
本実施形態による圧力逃し機構100bでは、封入室124eの圧力を調節することにより、可動体113の移動開始の連通空間35内の圧力の調整、あるいは復元力生成部124の合成を、現場でかつ連続的に調節することができる。
[その他の実施形態]
以上、本発明の実施形態を説明したが、実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。たとえば、実施形態では、結合側の軸受構造および反結合側の軸受構造の両者に適用した場合を例にとって示したが、これに限定されない。すなわち、結合側の軸受構造の外部の温度等の雰囲気条件と、反結合側の軸受構造の外部の温度等の雰囲気条件が異なる場合などにおいて、必要に応じていずれかの軸受構造のみに適用することでもよい。
また、実施形態を組み合わせてもよい。たとえば、復元力生成部に、ばねを用いるとともに、ガスを封入する方式を用いてもよい。
さらに、実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…回転子、11…ロータシャフト、11a…結合部、12…回転子鉄心、13…回転子バー、15…内扇、18…ギャップ、20…固定子、21…固定子鉄心、22…固定子巻線、30a…反結合側の軸受構造(軸受構造)、30b…結合側の軸受構造(軸受構造)、31…軸受カバー、32…軸受本体、33…排油ランナー、34…排出用開口、35…連通空間、36…排油カセット、37…給油孔、38…圧力逃し機構取付け座、40…フレーム、45…結合側の軸受ブラケット(軸受ブラケット)、46…反結合側の軸受ブラケット(軸受ブラケット)、51…外扇、52…外扇カバー、52a…外気流入孔、100a、100b…圧力逃し機構、111…圧力逃し機構接続部、111a…導圧孔、111b…取り合い穴、111c…おねじ、112…切り替え用筐体、112a…導圧孔、112b…可動体受け、112c…取り合い穴、112d…圧力逃し孔、113…可動体、113a…軸、113b…ピストン、114…復元力生成部、114a…筐体、114b…バネ、114c…ボルト、114f…フランジ、120…圧力逃し機構、124…復元力生成部、124a…筐体、124b…ガス注入口、124c…ガス圧調整口、124d…圧力計、124e…封入室、124f…フランジ、200…回転電機

Claims (5)

  1. 軸方向に延びて軸方向の両側で回転可能に支持されるロータシャフトと、前記ロータシャフトの径方向外側に取り付けられた回転子鉄心とを有する回転子と、
    前記回転子鉄心の径方向外側に間隙をあけて配された円筒状の固定子鉄心と、前記固定子鉄心の径方向内面に形成されて軸方向に延びた複数のスロット中を貫通する複数の固定子巻線とを有する固定子と、
    前記回転子鉄心および前記固定子を収納する筒状のフレームと、
    前記ロータシャフトを支持する2つの軸受構造と、
    前記フレームの軸方向の両端をそれぞれ閉止し前記2つの軸受構造のそれぞれを静止支持する2つの軸受ブラケットと、
    前記軸受ブラケットの少なくともいずれか一方に取り付けられ前記軸受構造に連通する連通空間の圧力上昇を抑制する圧力逃し機構と、
    を備える回転電機であって、
    前記圧力逃し機構の取り付けられた前記軸受ブラケットには、圧力逃し機構取付け座が形成され、
    前記圧力逃し機構は、
    前記連通空間に連通する導圧孔が形成されかつ所定の位置に外部と連通する圧力逃し孔が形成された切り替え用筐体と、
    前記切り替え用筐体内に配されて前記切り替え用筐体内を前記連通空間内の圧力の増加に応じて所定の方向に移動する可動体と、
    前記所定の方向の移動の量の増加に応じて前記可動体への抗力を増加させる復元力生成部と、
    を具備することを特徴とする回転機械。
  2. 前記復元力生成部は、前記可動体の前記所定の移動方向への移動に抗するように設けられたバネを有することを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
  3. 前記復元力生成部は、前記可動体の前記連通空間側と反対側に連通する封入室を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の回転電機。
  4. 前記連通空間は、前記軸受構造から落下する排油を受ける排油カセットを挿抜可能に形成され前記軸受ブラケットを貫通し、両側に排出用開口が形成された通路であり、
    前記圧力逃し機構は、前記排油カセットの前記軸受ブラケットへの取り付け側の前記排出用開口と反対側の排出用開口に配されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の回転電機。
  5. 回転子と、固定子と、フレームと、2つの軸受構造と、前記フレームの軸方向の両端をそれぞれ閉止し前記2つの軸受構造のそれぞれを静止支持する2つの軸受ブラケットとを備える回転電機において、前記軸受ブラケットの少なくともいずれか一方に取り付けられ前記軸受構造に連通する連通空間の圧力上昇を抑制する圧力逃し機構であって、
    前記連通空間に連通する導圧孔が形成されかつ所定の位置に外部と連通する圧力逃し孔が形成された切り替え用筐体と、
    前記切り替え用筐体内に配されて前記切り替え用筐体内を前記連通空間内の圧力の増加に応じて所定の方向に移動する可動体と、
    前記所定の方向の移動の量の増加に応じて前記可動体への抗力を増加させる復元力生成部と、
    を具備することを特徴とする圧力逃し機構。
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