JP2018129732A - 車両用映像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヘッドマウントディスプレイ装置を頭部に装着した状態で、ヘッドマウントディスプレイ装置に表示される映像を容易且つスムーズに切替えることができる車両用映像表示装置を提供する。
【解決手段】車両の周囲を撮像する複数のカメラ20,30,40,50と、これらのカメラ20,30,40,50で撮像された映像を少なくとも表示するヘッドマウントディスプレイ装置60と、ヘッドマウントディスプレイ装置60が装着された乗員の頭部の動きを検出する頭部移動検出手段71と、頭部移動検出手段71の検出結果に基づいてヘッドマウントディスプレイ装置60に表示する映像を切り替える切替え表示手段72と、を備える構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の周囲を撮像する複数の撮像手段と、乗員の頭部に装着され、これら複数の撮像手段の映像を表示するヘッドマウントディスプレイ装置と、を備える車両用映像表示装置に関する。
従来、自動車等の車両を運転している運転者が、車両側部や車両後方を視認しようとする場合、顔を車両側部や車両後方に向けて直接視認するか、室内に設けられたいわゆるバックミラーや車外に設けられたサイドミラー(ドアミラー)を介して視認していた。
近年は、車両の周囲を撮像するためのカメラ(撮像手段)を備える車両が実用化されつつある(例えば、特許文献1等参照)。
特許文献1に記載の装置では、ハウジング(透明保護具ボディー)に収容された複数のカメラが車体の複数箇所に設けられ、これら複数のカメラで撮像された各映像が、モニタに一度に表示されるようになっている。運転者等の乗員は、このモニタを介して車両の後方等、車両の周囲を視認することができるようになっている。
また、複数のカメラにより撮像された映像を、モニタに表示する代わりに、運転者の頭部に装着されたヘッドマウントディスプレイ装置に表示するようにしたものもある(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2に記載の装置では、運転者(乗員)が操作スイッチの手動操作を行うことで、運転者の意志によりヘッドマウントディスプレイ装置に表示する映像を切替えることができるようになっている。
特開2008−155707号公報 特開平10−206789号公報
しかしながら、ヘッドマウントディスプレイ装置を装着した運転者(乗員)は、車室内の視認性が悪く操作スイッチを適切に操作できない虞がある。すなわち運転者(乗員)がヘッドマウントディスプレイ装置を装着している状態では、映像の切替えをスムーズに行うことができない虞がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、例えば、運転者等の乗員がヘッドマウントディスプレイ装置を頭部に装着した状態で、ヘッドマウントディスプレイ装置に表示される映像を容易且つスムーズに切替えることができる車両用映像表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の一つの態様は、車両に搭載されて当該車両の周囲を撮像する複数の撮像手段と、乗員の頭部に装着され前記撮像手段で撮像された映像を少なくとも表示するヘッドマウントディスプレイ装置と、前記ヘッドマウントディスプレイ装置が装着された前記乗員の頭部の動きを検出する頭部移動検出手段と、前記頭部移動検出手段の検出結果に基づいて前記ヘッドマウントディスプレイ装置に表示する映像を切り替える切替え表示手段と、を備えることを特徴とする車両用映像表示装置にある。
ここで、前記頭部移動検出手段は、前記乗員の頭部の所定方向からの傾斜角度を検出し、前記切替え表示手段は、前記頭部移動検出手段によって前記所定方向からの傾斜角度が所定角度以上となったことが検出されると、前記ヘッドマウントディスプレイ装置に表示されている映像を前記乗員の頭部の向きに対応した映像に切替えることが好ましい。
また前記切替え表示手段は、前記頭部移動検出手段によって前記所定方向からの傾斜角度が所定角度以上となった状態が所定時間継続したことが検出されると、前記ヘッドマウントディスプレイ装置に表示されている映像を前記乗員の頭部の向きに対応した映像に切替えることが好ましい。
また前記切替え表示手段は、前記頭部移動検出手段によって前記所定方向からの傾斜角度が第1の傾斜角度以上となったことが検出されると、前記ヘッドマウントディスプレイ装置に表示されている映像と共に、前記乗員の頭部の向きに対応した映像を表示し、さらに前記頭部移動検出手段によって前記所定方向からの傾斜角度が前記第1の傾斜角度よりも大きい第2の傾斜角度以上となったことが検出された場合に、前記ヘッドマウントディスプレイ装置に表示されている映像を前記乗員の頭部の向きに対応した映像に切替えることが好ましい。
このようにヘッドマウントディスプレイ装置を装着した乗員(例えば、運転者)の頭部の向きに応じてヘッドマウントディスプレイ装置に表示される映像を切替えることで、乗員がヘッドマウントディスプレイ装置を頭部に装着した状態であっても、ヘッドマウントディスプレイ装置に表示される映像を容易且つスムーズに切替えることができる。
本発明に係る車両用映像表示装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1に係る映像切替制御の一例を説明する図である。 本発明の実施形態1に係る映像切替制御の一例を説明する図である。 本発明の実施形態1に係る映像切替制御の一例のフローチャートである。 本発明の実施形態2に係る映像切替制御の一例を説明する図である。 本発明の実施形態2に係る映像切替制御の一例を説明する図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
本発明に係る車両用映像表示装置は、車両に搭載される複数の撮像手段であるカメラと、車両の乗員(例えば、運転者)の頭部に装着され、少なくとも複数のカメラの映像を表示させるヘッドマウントディスプレイ装置とを備え、ヘッドマウントディスプレイ装置に表示させる映像を乗員の意志(例えば、運転者の意志)に基づいてスムーズに切替えられるようにしたものである。
例えば、運転者がヘッドマウントディスプレイ装置を装着した場合、死角が少なくなり実質的に視界が広がるため安心感の向上、ひいては安全性の向上を図ることができる。勿論、ヘッドマウントディスプレイ装置は、運転者以外の乗員が装着することもできる。
図1に示すように、本実施形態に係る車両用映像表示装置10は、車両1の周囲を撮像するための前方カメラ20、後方カメラ30、左側方カメラ40及び右側方カメラ50と、乗員Cの頭部に装着され、これら複数のカメラの映像を少なくとも表示するヘッドマウントディスプレイ装置60と、を備えている。
なお本実施形態では、ヘッドマウントディスプレイ装置60には、後述するように、前方カメラ20、後方カメラ30、左側方カメラ40及び右側方カメラ50により撮像された映像が乗員の意志に基づいて表示されると共に、予め記憶されている情報画像(静止画像、動画を含むものとする)も表示される。
また車両用映像表示装置10は、入出力装置、記憶装置(ROM、RAM等)、中央処理装置(CPU)、タイマカウンタ等で構成される制御部70を備え、この制御部70が、ヘッドマウントディスプレイ装置60を装着している乗員(例えば、運転者)の意志に基づいて、ヘッドマウントディスプレイ装置60に表示する映像(情報画像を含む)を切り替える。
前方カメラ20は、例えば、フロントウインドウ2の中央部上方に設けられ、車両の前方側を撮像する。また後方カメラ30は、例えば、リアウインドウ3の中央部上方に設けられ、車両1の後方側を撮像する。また左側方カメラ40は、車両1の左側面から外側に突出して設けられ、車両1の左側部後方を撮像する。同様に、右側方カメラ50は、車両1の右側面から外側に突出して設けられ、車両1の右側部後方を撮像する。
これら前方カメラ20、後方カメラ30、左側方カメラ40及び右側方カメラ50は、いわゆるステレオカメラであり、複数のカメラユニットを備え、一対のカメラユニットにより車両1の周囲を撮像する。そして、一対のカメラユニットで撮像された映像が、制御部70によって合成されてヘッドマウントディスプレイ装置60に適宜表示される。
例えば、前方カメラ20は、複数(4つ)のカメラユニット21と、これらのカメラユニット21が収容されるハウジング22とを備える。そして、ヘッドマウントディスプレイ装置60を装着している乗員(例えば、運転者)の頭部(視線)の向きに応じて、4つのカメラユニット21のうちの隣接する一対のカメラユニット21にて車両1の前方を撮像する。後方カメラ30も、前方カメラ20と同様に、複数(4つ)のカメラユニット31と、これらのカメラユニットが収容されるハウジング32とを備えている。
また左側方カメラ40は、一対(2つ)のカメラユニット41と、これらのカメラユニット41を収容するハウジング42とを備え、右側方カメラ50は、一対のカメラユニット51と、これらのカメラユニット51を収容するハウジング52とを備えている。
なお前方カメラ20、後方カメラ30、左側方カメラ40及び右側方カメラ50の構成は、特に限定されるものではなく、既存のカメラを採用することができる。また、これら前方カメラ20、後方カメラ30、左側方カメラ40及び右側方カメラ50は、必ずしもステレオカメラでなくてもよい。
ヘッドマウントディスプレイ装置60は、これら前方カメラ20、後方カメラ30、左側方カメラ40及び右側方カメラ50により撮像された映像(画像)を表示する、いわゆる密閉型の表示部61と、表示部61を乗員Cの頭部に装着するための装着部材としてのバンド部材62とを備える。すなわち表示部61は、バンド部材62によって乗員Cの両目に対向する位置で保持されるようになっている。なお、このヘッドマウントディスプレイ装置60も、既存のものを採用すればよいため、ここでの詳細な説明は省略する。
またヘッドマウントディスプレイ装置60には、ヘッドマウントディスプレイ装置60を乗員が頭部に装着した状態で、乗員の頭部の動き(傾斜角度)を検出するためのセンサ、例えば、加速度センサ63が設けられている。
そして、制御部70は、ヘッドマウントディスプレイ装置60を装着している乗員の頭部の傾きに応じて、ヘッドマウントディスプレイ装置60に表示する映像(情報画像を含む)を適宜切替える。すなわち制御部70は、乗員の頭部の所定方向に対する傾斜角度に応じて、前方カメラ20、後方カメラ30、左側方カメラ40又は右側方カメラ50の映像、あるいは情報画像をヘッドマウントディスプレイ装置60に表示させる。
本実施形態に係る制御部70は、具体的には、頭部移動検出手段71と、切替え表示手段72とを備えている。なお図示は省略するが、制御部70は、ヘッドマウントディスプレイ装置60に表示するための情報画像が記憶された記憶部も備えている。
頭部移動検出手段71は、本実施形態では、加速度センサ63からの加速度情報に基づいてヘッドマウントディスプレイ装置60を装着している乗員の頭部の動き(傾き)を検出(演算)する。詳しくは、頭部移動検出手段71は、車両1の進行方向(所定方向)に対する上下方向及び水平方向(左右方向)の乗員の頭部の傾斜角度を求める。
切替え表示手段72は、前方カメラ20、後方カメラ30、左側方カメラ40及び右側方カメラ50により撮像された映像等をヘッドマウントディスプレイ装置60に適宜表示させる。また切替え表示手段72は、頭部移動検出手段71の検出結果に基づいてヘッドマウントディスプレイ装置60に表示する映像(情報画像を含む)を切り替える。具体的には、切替え表示手段72は、頭部移動検出手段71によって乗員の頭部の所定方向からの傾斜角度が所定角度以上となったことが検出されると、ヘッドマウントディスプレイ装置60に表示されている映像を、乗員の頭部の向き対応した映像(情報画像を含む)に切替える。
例えば、ヘッドマウントディスプレイ装置60に前方カメラ20の映像が表示されている場合に、頭部移動検出手段71によって車両の進行方向(走行路面と略平行な方向)に対する乗員の頭部の傾斜角度が所定角度以上であることが検出されると、切替え表示手段72は、乗員の頭部の向きに応じて(上向き、下向き、左向き、右向きの何れであるかに応じて)、ヘッドマウントディスプレイ装置60に表示されている映像を前方カメラ20の映像から、後方カメラ30の映像、左側方カメラ40の映像、右側方カメラ50の映像、又は情報画像に切替える。
以下、図2から図4を参照して、制御部70によるヘッドマウントディスプレイ装置60に表示する映像切替制御の一例について説明する。図2及び図3は、映像切替制御の一例を説明する図であり、乗員の頭部の向きと、それに対応してヘッドマウントディスプレイに表示される映像(画像)とを示している。
まず例えば、図2(a)に示すように、乗員(運転者)Cがヘッドマウントディスプレイ装置60を装着し、図中に点線で示す車両1の進行方向を向いている状態では、ヘッドマウントディスプレイ装置60(表示部61)には前方カメラ20の映像(前方映像)100が表示されている。
この状態で映像切替制御が開始されると、図4のフローチャートに示すように、まず乗員(頭部)Cの所定方向(車両の進行方向)に対する傾斜角度を検出する。この例では、ステップS1にて、まず乗員(頭部)Cが上向きであるか否かを判定する。具体的には、車両1の進行方向に対する乗員(頭部)Cの上方への傾斜角度θが所定角度θ以上であるか否かを判定する(図2(b)参照)。
ここで、乗員(頭部)Cが上向きである場合(ステップS1:Yes)、ステップS2に進み、この状態が所定時間継続しているか否かを判定する。すなわち乗員(頭部)Cが上向きである状態が所定時間(例えば、2秒)以上維持されているか否かを判定する。所定時間以上維持されている場合(ステップS2:Yes)、ステップS3でヘッドマウントディスプレイ装置60に表示している映像(画像)を、例えば、前方カメラ20の映像(前方映像)100から後方カメラ30の映像(後方映像)110に切替える(図2(b)参照)。
その後、乗員(頭部)Cが上向きである間は(ステップS4:Yes)、ヘッドマウントディスプレイ装置60に後方映像110を表示し続ける。すなわち乗員(頭部)Cの上方への傾斜角度θが所定角度θよりも小さくなり、その状態が所定時間(例えば、2秒)継続した時点で(ステップS4:No)、ステップS5に進み、ヘッドマウントディスプレイ装置60に表示している映像を前方映像100に切替える(戻す)。
また乗員(頭部)Cが上向きである状態が所定時間以上維持されなかった場合には、(ステップS2:No)、ヘッドマウントディスプレイ装置60の映像を切替えることなく、ステップS1に戻る。
ステップS1で、乗員(頭部)Cが上向きでない場合(ステップS1:No)、例えば、図3(a)に示すように、乗員(頭部)Cが車両1の進行方向を向いておりヘッドマウントディスプレイ装置60に前方映像100が表示されている場合、さらに乗員(頭部)Cが横向きであるか(車両の側方を向いているか)否かを判定する。具体的には、まず乗員(頭部)Cが左向きであるか否かを判定する(ステップS6)。すなわち車両1の進行方向に対する乗員(頭部)Cの車両左側への傾斜角度θが所定角度θ以上であるか否かを判定する。
ここで、乗員(頭部)Cが左向きである場合には(ステップS6:Yes)、ステップS7に進み、乗員(頭部)が左向きである状態が所定時間(例えば、2秒)以上維持されているか否かを判定する。所定時間以上維持されている場合(ステップS7:Yes)、ステップS8でヘッドマウントディスプレイ装置60に表示している映像を左側方カメラ40の映像(左側方映像)120に切替える(図3(b)参照)。
その後、乗員(頭部)が左向きである間は(ステップS9:Yes)、ヘッドマウントディスプレイ装置60に左側方映像120を表示し続ける。すなわち乗員の頭部の左側への傾斜角度θが所定角度θよりも小さくなり、その状態が所定期間(例えば、2秒)継続した時点で(ステップS9:No)、ステップS5に進みヘッドマウントディスプレイ装置60に表示している映像を前方映像100に切替える。
また乗員(頭部)Cが左向きである状態が所定時間以上維持されなかった場合には(ステップS7:No)、ヘッドマウントディスプレイ装置60の映像を切替えることなく、ステップS1に戻る。
また乗員(頭部)Cが左向きでない場合には(ステップS6:No)、さらに乗員(頭部)Cが右向きであるか否かを判定する(ステップS10)。すなわち車両1の進行方向に対する乗員(頭部)Cの車両右側への傾斜角度θが所定角度θ以上であるか否かを判定する。
そして、乗員(頭部)Cが右向きである場合には(ステップS10:Yes)、ステップS11に進み、乗員(頭部)Cが右向きである状態が所定時間(例えば、2秒)以上維持されているか否かを判定する。所定時間以上維持された場合(ステップS11:Yes)、ステップS12でヘッドマウントディスプレイ装置60に表示している映像を右側方カメラ50の映像(右側方映像)130に切替える(図3(c)参照)。
その後、乗員(頭部)Cが右向きである間は(ステップS13:Yes)、ヘッドマウントディスプレイ装置60に右側方映像130を表示し続ける。すなわち乗員の頭部の右側への傾斜角度θが所定角度θよりも小さくなり、その状態が所定時間(例えば、2秒)継続した時点で(ステップS13:No)、ステップS5に進みヘッドマウントディスプレイ装置60に表示している映像を前方映像100に切替える。
また乗員(頭部)Cが右向きである状態が所定時間以上維持されなかった場合には(ステップS11:No)、ヘッドマウントディスプレイ装置60の映像を切替えることなく、ステップS1に戻る。
さらに乗員(頭部)Cが右向きでない場合(ステップS10:No)、ステップS14に進み、乗員(頭部)Cが下向きであるか否かを判定する。すなわち車両1の進行方向に対する乗員(頭部)Cの下方への傾斜角度θが所定角度θ以上であるか否かを判定する。
乗員(頭部)Cが下向きである場合(ステップS14:Yes)、ステップS15に進み、乗員(頭部)Cが下向きである状態が所定時間(例えば、2秒)以上維持されているか否かを判定する。所定時間以上維持されている場合(ステップS15:Yes)、ステップS16でヘッドマウントディスプレイ装置60に表示している映像を予め記憶している情報画像140に切替える(図2(c)参照)。
その後、乗員(頭部)Cが下向きである間は(ステップS17:Yes)、ヘッドマウントディスプレイ装置60に情報画像140を表示し続ける。すなわち乗員(頭部)Cの下方への傾斜角度θが所定角度θよりも小さくなり、その状態が所定時間(例えば、2秒)継続した時点で(ステップS17:No)、ステップS5に進みヘッドマウントディスプレイ装置60に表示している映像を前方映像100に切替える。
ここで、情報画像の内容は、特に限定されないが、本実施形態では、「運転注意!」との文字情報を表示させ、例えば、脇見運転や居眠り運転の抑制を図っている。なお情報画像を表示する際には、それと共に注意喚起のための音を車両のスピーカーから発するようにしてもよい。
またステップS14で乗員(頭部)Cが下向きでない場合(ステップS14:No)、またステップS15で乗員(頭部)Cが下向きである状態が所定時間以上継続されなかった場合には(ステップS15:No)、ヘッドマウントディスプレイ装置60の映像を切替えることなく、ステップS1に戻る。
以上説明したように、乗員(頭部)Cの向きに応じてヘッドマウントディスプレイ装置60に表示する映像を適宜切替えることで、例えば運転者である乗員の意志に基づいた適切な映像をヘッドマウントディスプレイ装置60に表示させることができる。またヘッドマウントディスプレイ装置60に表示させる映像を容易且つスムーズに切替えることができる。
したがって、乗員が車両の周囲を良好に視認することができるため安心感が向上し、ひいては安全性の向上を図ることもできる。さらに本実施形態では、例えば、眠気により乗員が頭部を下方に向けている場合に、ヘッドマウントディスプレイ装置60に情報画像を表示するようにしているため、居眠り運転等を抑制でき、安全性のさらなる向上を図ることができる。
なお本実施形態では、ヘッドマウントディスプレイ装置60に表示されている前方映像100を後方映像110等の他の映像に切替えた場合、その後は、一旦、前方映像100に戻るようにした例を説明したが、必ずしも前方映像100に戻らなくてもよい。例えば、前方映像100から後方映像110に切替えた後、乗員(頭部)Cを左側方に傾けた場合、後方映像110を前方映像100に戻すことなく、後方映像110から左側方映像120に切替えるようにしてもよい。
(実施形態2)
図5及び図6は、実施形態2に係る映像切替え制御を説明する図である。
本実施形態は、制御部70による映像切替え制御の他の例である。実施形態1では、例えば、運転者である乗員(頭部)Cの所定方向に対する傾斜角度が所定角度以上となり、その状態が所定時間継続した場合に、ヘッドマウントディスプレイ装置60の映像を切替えるようにした。これに対し本実施形態は、ヘッドマウントディスプレイ装置60に、一旦、二つの映像を表示させ、その後、映像の切替えを行うようにした例である。
詳しくは、図5(a)に示すように、例えば、乗員(頭部)Cの上方への傾斜角度θが所定の第1の傾斜角度θ11以上になると、ヘッドマウントディスプレイ装置60に、前方映像100と共に後方映像110を表示させる。本実施形態では、前方映像100の上方に後方映像110を表示させている。これら二つの映像の表示位置は、これに限定されず、例えば、二つの映像を左右に並べて表示してもよい。
また、これら前方映像100及び後方映像110を同時に表示する際には、前方映像100及び後方映像110と共に、これら二つの映像を選択するための選択枠200を表示する。後方映像110が前方映像100と共に表示される際には、選択枠200は、前方映像100を選択している状態で表示される。
ここで、図5(b)に示すように、乗員(頭部)Cがさらに上方を向くと、それに伴い選択枠200が前方映像100から後方映像110側に移動する。そして乗員(頭部)Cの上方への傾斜角度θが、所定の第2の傾斜角度θ12(>θ11)となると、選択枠200により後方映像110が選択された状態となり、図5(c)に示すように、ヘッドマウントディスプレイ装置60の映像が後方映像110のみに切り替わる。
映像が切り替わると、乗員Cが車両前方を向いても、つまり乗員(頭部)Cの上方への傾斜角度θが所定の第1の傾斜角度θ11より小さくなっても、ヘッドマウントディスプレイ装置60の表示は後方映像110のまま維持される。
ヘッドマウントディスプレイ装置60の表示を前方映像100に戻したい場合には、乗員Cは頭部を下方に傾斜させる。具体的には、図6(a)に示すように、ヘッドマウントディスプレイ装置60に後方映像110が表示されている状態で、乗員(頭部)Cの下方への傾斜角度θが第3の傾斜角度θ13よりも小さくなると、後方映像110と共に前方映像100及び選択枠200が表示される。
その後、乗員Cが頭部をさらに下方に傾けると、それに伴い選択枠200が後方映像110から前方映像100側に移動する。そして乗員(頭部)Cの下方への傾斜角度θが、所定の第4の傾斜角度θ14(>θ13)となると、選択枠200により前方映像100が選択された状態となる。これによりヘッドマウントディスプレイ装置60の映像が前方映像100のみに切り替わる。
なお本実施形態においても、ヘッドマウントディスプレイ装置60に前方映像100が表示されている状態で、乗員Cが頭部を下方に傾け、乗員(頭部)Cの下方への傾斜角度θが第3の傾斜角度θ13よりも小さくなると、前方映像100と共に情報画像140(図2(c)参照)が表示される。
その後、乗員Cが頭部をさらに下方に傾けると、それに伴い選択枠200が前方映像100から情報画像140側に移動する。そして乗員(頭部)Cの下方への傾斜角度θが、所定の第4の傾斜角度θ14(>θ13)となると、選択枠200により情報画像140が選択された状態となる。これによりヘッドマウントディスプレイ装置60の映像が情報画像140のみに切り替わる。
なお説明は省略するが、前方映像100及び後方映像110の切替えと同様に、左側方映像120及び右側方映像130についても、乗員(頭部)Cの左右方向への傾斜角度に応じて適宜切替えられる。
以上のように、本実施形態では、ヘッドマウントディスプレイ装置60に表示されている映像(画像)を切替える際に、一旦、二つの映像を表示させ、その後、映像の切替えを行うようにした。これにより、乗員は所望の映像を選択してヘッドマウントディスプレイ装置60に表示させることができ、安心感がさらに向上する。
なお本実施形態では、選択枠200によって、前方映像100や後方映像110を選択するようにしたが、映像を選択するための表示は選択枠200に限定されるものではない。例えば、矢印等の他の表示であってもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、勿論、本発明は、このような実施形態に限定されるものではない。
例えば、上述の嫉視形態では、加速度センサからの情報に基づいて乗員(頭部)の傾きを検出するようにしたが、乗員(頭部)の動きを検出する方法は特に限定されるものではない。例えば、乗員(頭部)を撮像するための車内カメラを設け、この車内カメラの画像から乗員(頭部)の動きを検出するようにしてもよい。
1 車両
2 フロントウインドウ
3 リアウインドウ
10 車両用映像表示装置
20 前方カメラ
30 後方カメラ
40 左側方カメラ
50 右側方カメラ
60 ヘッドマウントディスプレイ装置
61 表示部
62 バンド部材
63 加速度センサ
70 制御部
71 頭部移動検出手段
72 切替え表示手段
100 前方映像
110 後方映像
120 左側方映像
130 右側方映像
140 情報画像
200 選択枠

Claims (4)

  1. 車両に搭載されて当該車両の周囲を撮像する複数の撮像手段と、
    乗員の頭部に装着され前記撮像手段で撮像された映像を少なくとも表示するヘッドマウントディスプレイ装置と、
    前記ヘッドマウントディスプレイ装置が装着された前記乗員の頭部の動きを検出する頭部移動検出手段と、
    前記頭部移動検出手段の検出結果に基づいて前記ヘッドマウントディスプレイ装置に表示する映像を切り替える切替え表示手段と、を備える
    ことを特徴とする車両用映像表示装置。
  2. 請求項1に記載の車両用映像表示装置において、
    前記頭部移動検出手段は、前記乗員の頭部の所定方向からの傾斜角度を検出し、
    前記切替え表示手段は、前記頭部移動検出手段によって前記所定方向からの傾斜角度が所定角度以上となったことが検出されると、前記ヘッドマウントディスプレイ装置に表示されている映像を前記乗員の頭部の向きに対応した映像に切替える
    ことを特徴とする車両用映像表示装置。
  3. 請求項2に記載の車両用映像表示装置は、
    前記切替え表示手段は、
    前記頭部移動検出手段によって前記所定方向からの傾斜角度が所定角度以上となった状態が所定時間継続したことが検出されると、
    前記ヘッドマウントディスプレイ装置に表示されている映像を前記乗員の頭部の向きに対応した映像に切替える
    ことを特徴とする車両用映像表示装置。
  4. 請求項2に記載の車両用映像表示装置において、
    前記切替え表示手段は、
    前記頭部移動検出手段によって前記所定方向からの傾斜角度が第1の傾斜角度以上となったことが検出されると、前記ヘッドマウントディスプレイ装置に表示されている映像と共に、前記乗員の頭部の向きに対応した映像を表示し、
    さらに前記頭部移動検出手段によって前記所定方向からの傾斜角度が前記第1の傾斜角度よりも大きい第2の傾斜角度以上となったことが検出された場合に、前記ヘッドマウントディスプレイ装置に表示されている映像を前記乗員の頭部の向きに対応した映像に切替える
    ことを特徴とする車両用映像表示装置。
JP2017022618A 2017-02-09 2017-02-09 車両用映像表示装置 Pending JP2018129732A (ja)

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