JP2018129663A - 信号処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】短期間で信号フォーマットの検出が可能な信号処理装置を提供する。
【解決手段】入力オーディオ信号のコードパターンに基づいて、入力オーディオ信号が複数の信号フォーマットのいずれに対応するかを検出するフォーマット検出部と、複数の信号再生モードのうち、フォーマット検出部により検出された信号フォーマットに対応する信号再生モードに切り替えるモード切替部と、を備える信号処理装置。入力オーディオ信号のフォーマットを検出するフォーマット検出装置であって、入力オーディオ信号のコードパターンに基づいて、入力オーディオ信号が複数の信号フォーマットのいずれに対応するかを検出して、検出結果に応じた信号を出力するフォーマット検出装置。
【選択図】図4

Description

本発明は、信号処理装置に関する。
オーディオ分野で用いられるデジタル信号のフォーマットとしては、PCM(Pulse Code Modulation)方式によって符号化されたPCMフォーマット、および、1ビットのDSD(Direct Stream Digital)方式によって符号化されたDSDフォーマットが主流である。昨今では、USBオーディオやネットワークオーディオの普及により、これらのようなフォーマットの異なるオーディオ信号を連続して再生することが求められる。
従来、周波数によりDSDフォーマットとPCMフォーマットを識別して現在のモードを検出し、検出したモードに従って信号を処理していた(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1 米国特許出願公開第2005/0010399号明細書
信号フォーマットのモード判定動作を行っている間に信号処理装置に入力される信号は、適切ではないモードで処理されて出力されるため、モード切り替え時には音を出力しない措置が取られる。しかし、例えばユーザーがデジタルオーディオ信号再生機器の早送りボタン等を使用してフォーマットの異なる信号を再生する場合、モード判定動作中に音を出力しない期間は長くは取れない。従って、短期間で信号フォーマットの検出が可能な信号処理装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様においては、入力オーディオ信号を処理して出力オーディオ信号を出力するオーディオ信号処理部と、入力オーディオ信号のコードパターンに基づいて、入力オーディオ信号が複数の信号フォーマットのいずれに対応するかを検出するフォーマット検出部と、複数の信号再生モードのうち、フォーマット検出部により検出された信号フォーマットに対応する信号再生モードに切り替えるモード切替部と、を備える信号処理装置を提供する。
本発明の第2の態様においては、入力オーディオ信号のフォーマットを検出するフォーマット検出装置であって、入力オーディオ信号のコードパターンに基づいて、入力オーディオ信号が複数の信号フォーマットのいずれに対応するかを検出して、検出結果に応じた信号を出力するフォーマット検出装置を提供する。
上記の発明の概要は、本発明の特徴の全てを列挙したものではない。これらの特徴群のサブコンビネーションも発明となりうる。
本実施形態におけるデジタルオーディオ信号再生システムの構成例を示す。 ゼロコードのPCMフォーマット信号の一例を示す。 ゼロコードのDSDフォーマット信号の一例を示す。 信号処理装置の構成例を示す。 信号処理装置のフォーマット検出部の構成例を示す。 信号処理装置における再生モード切り替え時のタイミング図を示す。 比較例の信号処理装置を示す。 比較例の信号処理装置における再生モード切り替え時のタイミング図を示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態におけるデジタルオーディオ信号再生システム100の構成例を示す。デジタルオーディオ信号再生システム100は、デジタルオーディオ信号源110と、コントローラ120と、信号処理装置130とを備える。デジタルオーディオ信号再生システム100は、複数の信号フォーマットのデジタルオーディオ信号を再生可能であり、一例として、PCMフォーマット信号およびDSDフォーマット信号を再生する場合について説明する。
デジタルオーディオ信号源110は、コントローラ120からの制御信号SDAおよびSCLに応じて、PCMフォーマット信号LRCK、SDTI、およびBICKと、DSDフォーマット信号DCLK、DSDL、およびDSDRとのいずれか一方を信号処理装置130に出力する。
信号処理装置130は、デジタルオーディオ信号源110からのデジタルオーディオ信号を、アナログ信号AOUTL,AOUTRに変換して出力する。なお、信号処理装置130は、デジタルオーディオ信号を、図1のように複数の信号フォーマットの信号入力において兼用される入力端子を介して受信してよく、また、信号フォーマット毎に異なる入力端子を介して受信してもよい。
コントローラ120は、デジタルオーディオ信号源110と信号処理装置130とに接続される。コントローラ120は、例えばI2C−Busインターフェースを用い、2本の線を介して制御信号SDAおよびSCLを送信して、デジタルオーディオ信号源110と信号処理装置130とを制御してオーディオ信号の再生を行う。
デジタルオーディオ信号再生システム100は、コントローラ120の制御によって、フォーマットの異なるデジタルオーディオ信号を切替えてデジタルオーディオ信号源110から信号処理装置130へと出力し、信号処理装置130にて、デジタルオーディオ信号をアナログ信号に変換して再生する。
ここで、PCMフォーマット信号について説明する。PCMフォーマット信号は、ステレオ2チャネルのPCMデータを含む信号SDTI、データがステレオのLeftかRightかを示す信号LRCK、および信号SDTIをラッチするためのクロック信号BICKを用いて伝送される。LRCK信号の周波数は、サンプリング周波数(1/fs)となっている。LRCK信号が"H"レベルの間にLeftチャネルのx(xは自然数)ビットの信号を、LRCK信号が"L"レベルの間にRightチャネルのxビットの信号を、BICK信号のレートで1ビット信号にシリアル変換して信号SDTIとして伝送する。一例として、CDにおいては、サンプリング周波数(fs)は44.1kHzであり、信号SDTIはx=16ビットとなっている。
図2は、ゼロコードのPCMフォーマット信号の一例を示す。PCMフォーマット信号は、信号SDTIが「00000000・・・」のようにxビット(図2においては16ビット)すべて"0"であった場合にデータ「ゼロ」を意味する。
次に、DSDフォーマット信号について説明する。DSDフォーマット信号は、LeftチャネルのDSDデータを含む信号DSDL、RightチャネルのDSDデータを含む信号DSDR、および信号DSDLと信号DSDRをラッチするためのクロック信号DCLKを用いて伝送される。信号DSDLおよび信号DSDRは、ともに1ビットの信号であり、信号DCLKのレートで伝送される。一般的にDCLK信号の周波数は、CDのサンプリング周波数fsの64倍〜256倍となっている。
図3は、ゼロコードのDSDフォーマット信号の一例を示す。DSDフォーマット信号は、1ビット信号のデータ列が「01010101・・・」と、"1"と"0"との出現確率が50%ずつとなった場合にデータ「ゼロ」を意味する。
次に、本実施形態の信号処理装置130を詳細に説明する。図4は、信号処理装置130の構成例を示す。信号処理装置130は、入力オーディオ信号から現在の再生モードを検出して、検出した再生モードで出力オーディオ信号を出力する。信号処理装置130は、フォーマット検出部400と、モード切替部410と、DA変換ブロック420と、オーディオ信号処理部430とを備える。
フォーマット検出部400は、現在入力されている入力オーディオ信号のコードパターンに基づいて、入力オーディオ信号が複数の信号フォーマットのいずれに対応するかを検出する。フォーマット検出部400は、デジタルオーディオ信号源110からの入力オーディオ信号が入力される入力端子と、モード切替部410とに接続される。フォーマット検出部400は、検出結果に応じてモード判定信号dt_dsd_modeを生成し、モード切替部410に送信する。
モード切替部410は、複数の信号再生モードのうち、フォーマット検出部400により検出された信号フォーマットに対応する信号再生モードに切り替える。モード切替部410は、オーディオ信号処理部430と、フォーマット検出部400と、DA変換ブロック420とに接続される。モード切替部410は、フォーマット検出部400から受信するモード判定信号dt_dsd_modeに応じて、オーディオ信号処理部430からの出力オーディオ信号を選択し、DA変換ブロック420に出力する。
DA変換ブロック420は、モード切替部410に接続され、モード切替部410から受信するデジタルの出力オーディオ信号をアナログ変換して、アナログ信号AOUTLおよびAOUTRを出力する。
オーディオ信号処理部430は、入力オーディオ信号を処理して出力オーディオ信号を出力する。オーディオ信号処理部430は、デジタルオーディオ信号源110からの入力オーディオ信号が入力される入力端子と、モード切替部410とに接続される。オーディオ信号処理部430は、PCMオーディオ信号処理ブロック432とDSDオーディオ信号処理ブロック434とを有する。
PCMオーディオ信号処理ブロック432は、入力オーディオ信号に対して、PCM信号フォーマットに応じた処理を行う。PCMオーディオ信号処理ブロック432は、入力オーディオ信号に対してPCMフォーマット信号の取り込み処理を行い、取り込んだPCMフォーマット信号に信号処理を施して出力オーディオ信号pcm_outをモード切替部410に出力する。
DSDオーディオ信号処理ブロック434は、入力オーディオ信号に対して、DSD信号フォーマットに応じた処理を行う。DSDオーディオ信号処理ブロック434は、入力オーディオ信号に対してDSDフォーマット信号の取り込み処理を行い、取り込んだDSDフォーマット信号に信号処理を施して出力オーディオ信号dsd_outをモード切替部410に出力する。
ここで、本実施形態におけるフォーマット検出部400を、図5を参照して詳細に説明する。図5は、フォーマット検出部400の構成例を示す。図5に示すフォーマット検出部400は、入力オーディオ信号のコードと、予め定められたコードとを比較して、入力オーディオ信号が複数の信号フォーマットのいずれに対応するかを検出する。フォーマット検出部400は、シリアルパラレル変換部500と、複数のコードマッチング部510,515と、判定部520とを有する。
シリアルパラレル変換部500は、入力オーディオ信号LRCK/DSDRを、クロックBICK/DCLKでmビット(mは2以上の自然数)のコードにシリアル−パラレル変換して、コードマッチング部510,515に出力する。シリアルパラレル変換部500は、デジタルオーディオ信号源110から入力オーディオ信号BICK/DCLK、LRCK/DSDRが入力される入力端子と、コードマッチング部510,515とに接続される。
複数のコードマッチング部510,515は、複数の信号フォーマットにそれぞれ対応し、DSDフォーマットに対応するDSDコードマッチング部510およびPCMフォーマットに対応するPCMコードマッチング部515を有する。
DSDコードマッチング部510およびPCMコードマッチング部515は、シリアルパラレル変換部500と判定部520とに接続され、シリアルパラレル変換部500からのmビットの信号din[m:1]と、予め定められたコードとを比較する。DSDコードマッチング部510は、比較する予め定められたコードとして、DSD信号フォーマットを検出するためのnビットのコードを有する。PCMコードマッチング部515は、比較する予め定められたコードとして、PCM信号フォーマットを検出するためのkビットのコードを有する。なお、m、n、およびkは、同一の数であってよく、またそれぞれ異なる数であってもよい。
判定部520は、複数のコードマッチング部510,515の比較に応じて入力オーディオ信号の信号フォーマットを判定する。判定部520は、DSDコードマッチング部510およびPCMコードマッチング部515に接続され、DSDコードマッチング部510およびPCMコードマッチング部515の出力に応じて、モード判定信号dt_dsd_modeを出力する。
ここで、DSDコードマッチング部510およびPCMコードマッチング部515における予め定められたコードについて説明する。通常、信号フォーマットの切り替えは、無音状態、つまり、ゼロ信号を再生した状態で行う。このため、デジタルオーディオ信号源110は、切り替え前後の各信号フォーマットで所定期間ゼロ信号を信号処理装置130に送信する。
入力オーディオ信号がPCM信号フォーマットの場合は、信号LRCKは、「0000・・・1111・・・」のように"1"または"0"が連続した信号となっている。モード切り替えの期間、デジタルオーディオ信号源110は、例えばLRCK信号が"1"の間にLeftチャネルのiビットのゼロ信号を、信号BICKのレートで1ビット信号にシリアル変換して信号SDTIとして伝送する。一般的にビット数iは16〜32程度であり、したがって、信号LRCKの"1"の期間は、信号BICKの16周期以上の期間である。また、入力信号がDSD信号フォーマットの場合は、モード切り替えの期間、信号DSDRは、「01010101・・・」のように"01"というコードが連続したゼロ信号となっている。
従って、コードマッチングに用いるコードの長さは、2以上のビットであればよいが、誤判定を防ぐため、16以上32以下のビットのコードであることが望ましい。これにより複数のコードマッチング部510、515は、入力オーディオ信号の16以上32以下のビットのコードと、予め定められた16以上32以下のビットのコードとを比較する。例えば、DSDコードマッチング部510は、パターンマッチングのために、予め16ビットの「01010101・・・」というコードを用意し、PCMコードマッチング部515は、パターンマッチングのために、予め16ビットの「1111111・・・」または「0000000・・・」というコードを用意しておく。
DSDフォーマット信号は、1ビット信号のデータ列が「00000000・・・」のように"1"の出現確率が0%の場合は、PCMフォーマット信号のマイナスフルスケールの2倍のレベルを意味し、「11111111・・・」のように"1"の出現確率が100%の場合はPCMフォーマット信号のプラスフルスケールの2倍のレベルを意味する。DSDフォーマット信号においては、このような信号は過大信号であるため許容されておらず、コードマッチング部510、515は、PCM信号フォーマットとDSD信号フォーマットとの誤判定を起こすことはない。
次に、フォーマット検出部400の動作を詳細に説明する。まず、シリアルパラレル変換部500は、信号処理装置130に入力された入力オーディオ信号LRCK/DSDRをmビットのコードdin[m:1]にシリアル−パラレル変換して、コードマッチング部510,515に出力する。
DSDコードマッチング部510は、入力オーディオ信号のmビットのコードdin[m:1]と、0と1が交互に配置されたnビットのコード「01010101・・・」とを比較する。DSDコードマッチング部510は、比較したコードが一致した場合には、信号dt_dsdとして"1"を出力し、比較したコードが一致しない場合には、信号dt_dsdとして"0"を出力する。
PCMコードマッチング部515は、入力オーディオ信号のmビットのコードdin[m:1]と、全てが0または1であるkビットのコード「1111111・・・」(または「0000000・・・」)とを比較する。PCMコードマッチング部515は、比較したコードが一致した場合には、信号dt_pcmとして"1"を出力し、比較したコードが一致しない場合には、信号dt_pcmとして"0"を出力する。
判定部520は、信号dt_pcmが"1"、信号dt_dsdが"0"の場合は、信号dt_dsd_modeとして"0"を出力する。判定部520は、信号dt_pcmが"0"、信号dt_dsdが"1"の場合は、信号dt_dsd_modeとして"1"を出力する。信号dt_dsdおよび信号dt_pcmが同じ値"0"の場合は、信号dt_dsd_modeの現在の状態を保持するよう出力する。
次に、信号処理装置130の動作の例を、図6を参照して説明する。図6は、PCMフォーマット信号の再生からDSDフォーマット信号の再生に切り替える場合のタイミング図を示す。
時刻t1までは、PCM信号フォーマットのゼロ以外の信号SDTI(例えば音楽信号)が信号処理装置130に供給される。信号LRCKは、「0000・・・1111・・・」のように"1"または"0"が連続した信号となっている。DSDコードマッチング部510は、信号dt_dsdとして"0"を出力する。一方PCMコードマッチング部515は、信号dt_pcmとして、信号LRCKが「1111・・・」の間は"1"を出力し、信号LRCKが「0000・・・」の間は"0"を出力する。判定部520は、信号dt_dsd_modeとして"0"を出力する。モード切替部410は、信号dt_dsd_mode=0に応じて、PCMオーディオ信号処理ブロック432からの出力pcm_outを選択する。
時刻t1から時刻t2までの間、PCM信号フォーマットのゼロの信号SDTIが信号処理装置130に供給される。この期間も信号LRCKは時刻t1までと同様であるため、PCMコードマッチング部515は、信号dt_pcmとして、信号LRCKが「1111・・・」の間は"1"を出力し、信号LRCKが「0000・・・」の間は"0"を出力する。DSDコードマッチング部510は、信号dt_dsdとして"0"を出力する。これらに応じて判定部520は、信号dt_dsd_modeとして"0"を出力する。モード切替部410は、信号dt_dsd_mode=0に応じて、PCMオーディオ信号処理ブロック432からの出力pcm_outを選択する。
時刻t2から時刻t3までの間、デジタルオーディオ信号源110は、PCM信号フォーマットモードからDSD信号フォーマットモードに切り替えるよう制御される。この期間では、PCMコードマッチング部515は、信号dt_pcmとして"0"を出力し、DSDコードマッチング部510は、信号dt_dsdとして"0"を出力する。これらに応じて判定部520は、信号dt_dsd_modeとして"0"を出力する。モード切替部410は、信号dt_dsd_mode=0に応じて、PCMオーディオ信号処理ブロック432からの出力pcm_outを選択する。
時刻t3から時刻t4までの間、DSD信号フォーマットのゼロの信号DSDLが信号処理装置130に供給される。この期間、信号DSDRは、「01010101・・・」のように"01"というコードが連続したゼロ信号となっている。DSDコードマッチング部510は、判定期間(a)の後に、信号dt_dsdとして"1"を出力し、PCMコードマッチング部515は、信号dt_pcmとして"0"を出力する。これらに応じて判定部520は、信号dt_dsd_modeとして"1"を出力する。モード切替部410は、信号dt_dsd_mode=1に応じて、DSDオーディオ信号処理ブロック434からの出力dsd_outを選択する。
時刻t4以降は、DSD信号フォーマットのゼロ以外の信号DSDL(例えば音楽信号)が信号処理装置130に供給される。この期間、信号DSDRは、ゼロ以外のコードとなっている。DSDコードマッチング部510は、信号dt_dsdとして"0"を出力し、PCMコードマッチング部515は、信号dt_pcmとして"0"を出力する。判定部520は、現在の状態を維持して信号dt_dsd_modeとして"1"を出力する。
このような本実施形態の信号処理装置130におけるコードマッチングによるモード判定であれば、判定動作に要する時間はコードマッチングに用いるコードの長さm×BICK周期で定義され、モード判定動作に要する期間(図6の期間(a))は、信号LRCKの1/2周期以下の時間とすることができる。
なお、図6の動作とは逆に、デジタルオーディオ信号源110が、DSDフォーマット信号DCLK、DSDL、およびDSDRの供給から、PCMフォーマット信号LRCK、BICK、およびSDTIの供給に切り替える場合にも、信号処理装置130は、図6の動作とは逆向きに同様に制御することができる。
なお、フォーマット検出部400のコードマッチング部510、515は、2つに限定されず、入力される入力オーディオ信号の信号フォーマットの種類に対応するように、3つ以上とすることもできる。また、フォーマット検出部400は、1つのみのコードマッチング部を有し、1つのコードを用いて、信号のフォーマットを検出してもよい。
また、フォーマット検出部400は、入力オーディオ信号の信号フォーマットの1つの種類に対して、異なるコードを用いてマッチングを行う2つ以上のコードマッチング部を有することができる。例えば、フォーマット検出部400は、全てが"1"のコード「1111111・・・」と入力オーディオ信号とを比較する第1のPCMコードマッチング部と、全てが"0"のコード「0000000・・・」と入力オーディオ信号とを比較する第2のPCMコードマッチング部とを有してよい。
また、信号処理装置130は、入力オーディオ信号が入力される入力端子からモード切替部410までの間に、入力オーディオ信号を遅延させる遅延回路を備えてよい。遅延回路は、図6の期間(a)以上の長さの遅延量で入力オーディオ信号を遅延させるものであってよい。これにより、信号処理装置130は、例えば、モード判定動作の間に、DSD信号フォーマットの信号がPCMオーディオ信号処理ブロック432を介して出力される前に、モード切替部410による切り替えを行うことができる。
また、信号処理装置130のフォーマット検出部400は、同様の構成を有し、同様の動作で信号フォーマットを検出できるフォーマット検出装置であってよい。フォーマット検出装置は、入力オーディオ信号のコードパターンに基づいて、入力オーディオ信号が複数の信号フォーマットのいずれに対応するかを検出して、検出結果に応じた信号を出力する。フォーマット検出装置は、信号処理装置130内に配置されても、信号処理装置130外に配置されてもよい。フォーマット検出装置は、外部の装置に対して、信号フォーマットを示す信号を送信してよい。
次に、比較例の信号処理装置700を、図7を参照して説明する。図7は、比較例の信号処理装置700の構成例を示す。なお、比較例の信号処理装置700において、信号処理装置130の構成と略同一の構成については、説明を省略する。
比較例の信号処理装置700は、外部のコントローラからの制御信号SDA,SCLによってモード切り替えを行う。比較例の信号処理装置700は、PCMオーディオ信号処理ブロック710と、DSDオーディオ信号処理ブロック720と、モード切替部730と、DA変換ブロック740と、コントロールインターフェース750とを備える。
コントロールインターフェース750は、外部のコントローラから受信した制御信号SDA,SCLに応じて、信号DSD_MODEをモード切替部730に送信する。モード切替部730は、信号DSD_MODEが"1"の場合は、DSDオーディオ信号処理ブロック720からの信号dsd_outを選択する。モード切替部730は、信号DSD_MODEが"0"の場合は、PCMオーディオ信号処理ブロック710からの信号pcm_outを選択する。
信号処理装置700の動作の例を、図8を参照して説明する。図8は、PCMフォーマット信号の再生からDSDフォーマット信号の再生に切り替える場合のタイミング図を示す。信号処理装置700は、時刻t2まではPCMフォーマット信号が供給され、時刻t3からDSDフォーマット信号が供給される。
時刻t3までは、コントロールインターフェース750は、外部のコントローラからの制御信号SDA,SCLに応じて、信号DSD_MODEとして"0"を出力する。信号DSD_MODE=0に応じて、モード切替部730は、PCMオーディオ信号処理ブロック710からの信号pcm_outを選択する。
時刻t3からは、コントロールインターフェース750は、外部のコントローラからの制御信号SDA,SCLに応じて、信号DSD_MODEとして"1"を出力する。信号DSD_MODE=1に応じて、モード切替部730は、DSDオーディオ信号処理ブロック720からの信号dsd_outを選択する。
このような比較例の信号処理装置700においては、外部のコントローラからの制御信号によりモード設定(図8の"DSD_MODE")を切り替える操作が頻繁に発生し、制御が煩雑になるという問題がある。
また、外部のコントローラからの制御信号を用いないで、信号処理装置700において周波数によりPCMモードかDSDモードかを判定して、最適な信号再生モードを設定するという方法がある。この方法は、入力端子への入力オーディオ信号をモニターし、信号BICK/DCLKのクロックに対する入力オーディオ信号の周波数比が、予め決められた値よりも高いか否かでモードを特定する。
しかし、周波数によりモードを特定する方法では、フォーマットによって周波数に有意差が見られるまで信号をモニターする必要があり、現実的に、PCMフォーマットのモードとDSDフォーマットのモードとの識別を行うためには、信号LRCK/DSDRをモニターすることになる。周波数判定を行う際、判定動作のために、信号LRCKの1周期以上はモニターする必要がある。信号LRCKは遅い周波数の場合で8kHzであり、フォーマット判定動作に125マイクロ秒以上の時間を要することになるため、モードの切り替えが遅くなる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
100 デジタルオーディオ信号再生システム、110 デジタルオーディオ信号源、120 コントローラ、130 信号処理装置、400 フォーマット検出部、410 モード切替部、420 DA変換ブロック、430 オーディオ信号処理部、432 PCMオーディオ信号処理ブロック、434 DSDオーディオ信号処理ブロック、500 シリアルパラレル変換部、510 DSDコードマッチング部、515 PCMコードマッチング部、520 判定部、700 信号処理装置、710 PCMオーディオ信号処理ブロック、720 DSDオーディオ信号処理ブロック、730 モード切替部、740 DA変換ブロック、750 コントロールインターフェース

Claims (7)

  1. 入力オーディオ信号のコードパターンに基づいて、前記入力オーディオ信号が複数の信号フォーマットのいずれに対応するかを検出するフォーマット検出部と、
    複数の信号再生モードのうち、前記フォーマット検出部により検出された信号フォーマットに対応する信号再生モードに切り替えるモード切替部と、
    を備える
    信号処理装置。
  2. 前記フォーマット検出部は、前記入力オーディオ信号のコードと、予め定められたコードとを比較して、前記入力オーディオ信号が複数の信号フォーマットのいずれに対応するかを検出する
    請求項1に記載の信号処理装置。
  3. 前記フォーマット検出部は、
    前記複数の信号フォーマットにそれぞれ対応し、前記入力オーディオ信号のコードと、予め定められたコードとを比較する複数のコードマッチング部と、
    前記複数のコードマッチング部の前記比較に応じて前記入力オーディオ信号の信号フォーマットを判定する判定部と、を有する
    請求項1または2に記載の信号処理装置。
  4. 前記複数のコードマッチング部は、前記入力オーディオ信号の16以上のビットのコードと、予め定められた16以上のビットのコードとを比較する
    請求項3に記載の信号処理装置。
  5. 前記フォーマット検出部は、前記入力オーディオ信号を、2以上のビットのコードにシリアル−パラレル変換するシリアルパラレル変換部を有し、
    前記複数のコードマッチング部は、前記2以上のビットのコードと、予め定められたコードとを比較する
    請求項3または4に記載の信号処理装置。
  6. 前記信号処理装置は、前記入力オーディオ信号に対して、PCM(Pulse Code Modulation)信号フォーマットに応じた処理を行うPCMオーディオ信号処理ブロックと、前記入力オーディオ信号に対して、DSD(Direct Stream Digital)信号フォーマットに応じた処理を行うDSDオーディオ信号処理ブロックと、をさらに備え、
    前記複数のコードマッチング部は、PCMコードマッチング部と、DSDコードマッチング部と、を有し、
    前記PCMコードマッチング部は、前記入力オーディオ信号のコードと、全てが0または1であるkビットのコードとを比較し、
    前記DSDコードマッチング部は、前記入力オーディオ信号のコードと、0と1が交互に配置されたnビットのコードとを比較する
    請求項3から5のいずれか1項に記載の信号処理装置。
  7. 入力オーディオ信号のフォーマットを検出するフォーマット検出装置であって、
    前記入力オーディオ信号のコードパターンに基づいて、前記入力オーディオ信号が複数の信号フォーマットのいずれに対応するかを検出して、検出結果に応じた信号を出力する
    フォーマット検出装置。
JP2017021175A 2017-02-08 2017-02-08 信号処理装置 Pending JP2018129663A (ja)

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