JP2018129631A - 弾性波デバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】バンプに加わる応力を抑制すること。【解決手段】第1基板と、前記第1基板上に設けられたバンプ30と、前記第1基板上に前記バンプを介し設けられ、前記第1基板上と空隙38を挟み対向するよう配置され、圧電材料からなる圧電基板を含む第2基板と、前記第2基板のうち、前記第1基板側の面に設けられた弾性波素子22と、前記第2基板のうち、前記第1基板側の面とは反対面に設けられ、前記第2基板の側面と少なくとも一部で接し、熱線膨張係数が前記第2基板よりも小さい支持層と、を具備する弾性波デバイス。【選択図】図7

Description

本発明は、弾性波デバイスに関し、弾性波素子が形成された基板を有する弾性波デバイスに関する。
弾性波デバイスのパッケージング方法として、弾性波素子が形成されたチップをバンプを用い基板の上面フリップチップ実装することが知られている(特許文献1から4)。
特開2007−184690号公報 特開2006−042007号公報 特開2000−196407号公報 特開2007−116628号公報
しかしながら、圧電基板は線熱膨張係数が大きい。このため、バンプに応力が加わる。これにより、バンプが破損する恐れがある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、バンプに加わる応力を抑制することを目的とする。
本発明は、第1基板と、前記第1基板上に設けられたバンプと、前記第1基板上に前記バンプを介し設けられ、前記第1基板上と空隙を挟み対向するよう配置され、圧電材料からなる圧電基板を含む第2基板と、前記第2基板のうち、前記第1基板側の面に設けられた弾性波素子と、前記第2基板のうち、前記第1基板側の面とは反対面に設けられ、前記第2基板の側面と少なくとも一部で接し、熱線膨張係数が前記第2基板よりも小さい支持層と、を具備する弾性波デバイスである。
上記構成において、前記第2基板の平面形状は矩形であり、前記支持層は、前記第2基板の長辺の延伸方向に延伸する構成とすることができる。
上記構成において、前記支持層は、前記第2基板の短辺方向の中央に設けられている構成とすることができる。
上記構成において、前記支持層は、前記第2基板の長辺に沿って設けられている構成とすることができる。
上記構成において、前記第2基板の平面形状は矩形であり、前記支持層は、前記第2基板の4辺に沿って設けられている構成とすることができる。
上記構成において、前記第2基板は前記圧電基板であり、前記支持層は前記圧電基板に埋め込まれている構成とすることができる。
上記構成において、前記第2基板は、前記圧電基板と前記圧電基板よりも熱線膨張係数が小さい支持基板とが接合された基板であり、前記支持層は、前記支持基板側に埋め込まれている構成とすることができる。
上記構成において、前記圧電基板は、タンタル酸リチウム基板またはニオブ酸リチウム基板である構成とすることができる。
上記構成において、平面視において前記第2基板を囲むように設けられ、前記第1基板の上面に接合する封止部を具備する構成とすることができる。
上記構成において、前記バンプは前記空隙に囲まれている構成とすることができる。
上記構成において、前記第1基板の線熱膨張係数は前記圧電基板の線熱膨張係数より小さい構成とすることができる。
上記構成において、前記支持層のヤング率は、前記第2基板のヤング率より大きい構成とすることができる。
本発明によれば、バンプに加わる応力を抑制することができる。
図1(a)および図1(b)は、シミュレーションに用いたサンプルの断面図である。 図2(a)から図2(d)は、シミュレーションに用いたサンプルの平面図である。 図3(a)および図3(b)は、シミュレーションに用いたサンプルの材料および寸法を示す図である。 図4は、シミュレーションに用いた各材料のヤング率、ポアソン比および線熱膨張係数を示す図である。 図5は、応力をシミュレーションした箇所を示す図である。 図6は、シミュレーションの結果を示す図である。 図7(a)から図7(c)は、実施例1およびその変形例1および2に係る弾性波デバイスの断面図である。 図8は、実施例1およびその変形例における弾性波素子の平面図である。
基板上に圧電基板をフリップチップ実装したサンプルについて、バンプに加わる応力をシミュレーションした。図1(a)および図1(b)は、シミュレーションに用いたサンプルの断面図である。図1(a)に示すように、断面Aでは、基板10上にバンプ30を用い基板20がフリップチップ実装されている。基板20は圧電基板である。基板10の上面の周縁に環状金属層12が設けられている。基板10の厚さはT1、環状金属層12の厚さはT2、基板20の厚さはT3、バンプ30の高さはH1である。
図1(b)に示すように、断面Bでは、基板20の上面に埋込層35が埋め込まれている。埋込層35の厚さはT4である。その他の構成は、断面Aと同じである。
図2(a)から図2(d)は、シミュレーションに用いたサンプルの平面図である。図2(a)に示すように、平面Aでは、基板20の上面に埋込層35は埋め込まれていない。バンプ30はほぼ対称に6個設けられている。基板10の周縁に環状金属層12が設けられている。基板10および圧電基板20の平面形状は矩形である。基板10の短辺および長辺の延伸方向をそれぞれX方向およびY方向とする。積層方向をZ方向とする。X方向、Y方向およびZ方向は圧電基板の結晶方位とは必ずしも一致しない。基板10のX方向およびY方向の長さはそれぞれLx1およびLy1である。基板20のX方向およびY方向の長さはそれぞれLx2およびLy2である。基板20の4つの角に位置するバンプ30の中心と基板20の端とのX方向およびY方向の距離はそれぞれLx3およびLy3である。バンプ30の直径はφである。環状金属層12の幅はW1である。
図2(b)に示すように、平面Bでは、基板20の4辺に沿って埋込層35が埋め込まれている。埋込層35の幅はW2である。その他の構成は平面Aと同じである。
図2(c)に示すように、平面Cでは、基板20の上面に3本の埋込層35が埋め込まれている。2本の埋込層35は基板20の2つの長辺に沿って設けられている。1本の埋込層35は基板20の短辺方向の中央に設けられている。埋込層35の幅はW2である。その他の構成は平面Aと同じである。
図2(d)に示すように、平面Dでは、平面Cの埋込層35に加え、長辺方向の中央に短辺の延伸方向に延伸する埋込層35が設けられている。その他の構成は平面Cと同じである。
図3(a)および図3(b)は、シミュレーションに用いたサンプルの材料および寸法を示す図である。図3(a)に示すように、基板10の材料はHTCC(High Temperature Co-Fired Ceramic)である。Lx1、Ly1および厚さT1はそれぞれ0.78mm、0.98mmおよび0.12mmである。基板20の材料はチタン酸リチウム(LT)である。Lx2、Ly2およびT3はそれぞれ0.66mm、0.86mmおよび0.15mmである。バンプ30の材料は金(Au)である。Lx3、L3y、φおよびH1はそれぞれ155μm、130μm、80μmおよび15μmである。環状金属層12の材料はタングステン(W)である。環状金属層12の幅W1および厚さT2はそれぞれ55μmおよび20μmである。埋込層35の材料はタングステンである。埋込層35の幅W2および厚さT4はそれぞれ55μmおよび30μmである。
図3(b)に示すように、サンプル1から4についてシミュレーションした。サンプル1は埋込層35が設けられていない断面Aおよび平面Aである。サンプル2から4は基板20の上面に埋込層35が埋め込まれている断面Bである。サンプル2から4はそれぞれ平面BからDである。
図4は、シミュレーションに用いた各材料のヤング率、ポアソン比および線熱膨張係数を示す図である。図4に示すように、タンタル酸リチウム基板の線熱膨張係数は結晶方位により異なる。X、YおよびZは、それぞれ結晶方位がX軸方位、Y軸方位およびZ軸方位の線熱膨張係数である。X軸方位の線熱膨張係数が最も大きく、Y軸方位の線熱膨張係数が最も小さい。金の線熱膨張係数はタンタル酸リチウムのX軸方位の線熱膨張係数と同程度である。HTCCおよびタングステンの線熱膨張係数はタンタル酸リチウムのY軸方位の線熱膨張係数より小さい。金のヤング率はタンタル酸リチウムのヤング率より小さい。タングステンのヤング率はタンタル酸リチウムのヤング率より大きい。
図5は、応力をシミュレーションした箇所を示す図である。応力は、平面視において4つの角に位置するバンプ30の基板20側の面に集中する。そこで、4つの角に位置するバンプ30のうち1つについて、バンプ30が基板20に接する面において、最も応力が集中する(すなわち最も応力が大きい)箇所50における応力をシミュレーションした。基板10を80℃、基板20を230℃とし基板20を基板10上にフリップチップ実装した後、25℃に冷却したときの応力をシミュレーションした。
図6は、シミュレーションの結果を示す図である。ドットはシミュレーション結果を示し、数字は応力値を示す。図6に示すように、サンプル1から4になるに従いバンプ30に加わる応力が小さくなる。サンプル1とサンプル2から4との比較より、基板20の上面に埋込層35を埋め込むと、バンプ30に加わる応力が小さくなる。サンプル2に比べサンプル3では応力が小さくなっている。これにより、中央に埋込層35が埋め込まれることでバンプ30に加わる応力が小さくなると考えられる。サンプル3と4とでは応力はあまり変わっていない。これにより、埋込層35は短辺の延伸方向に延伸するより長辺の延伸方向に延伸する方が応力が小さくなると考えられる。
以上のシミュレーションのように、埋込層35を設けないサンプル1では、基板10と基板20との線熱膨張係数の差により、基板20が反る。このため、バンプ30に大きな応力が加わる。そこで、埋込層35を基板20の上面に設けられた凹部に埋め込むことにより、バンプ30に加わる応力が抑制できる。基板20は線熱膨張係数が大きいため、温度が低くなると収縮する。これにより、サンプル1では、バンプ30と基板20との界面における応力が大きくなる。サンプル2から4では、基板20より線熱膨張係数が小さい埋込層35の側面が基板20内の凹部の側面に接している。これにより、基板20が縮小することを抑制する。よって、基板20の反りが小さくなり、バンプ30に加わる応力を抑制できる。
以上のシミュレーション結果を踏まえ、実施例について説明する。
図7(a)は、実施例1に係る弾性波デバイスの断面図である。図7(a)に示すように、基板10は、絶縁層10aおよび10bを有している。基板10は、HTCC基板、LTCC(Low Temperature Co‐fired Ceramics)等のセラミック基板または樹脂基板である。基板10の上面に配線14が設けられている。基板10の下面に端子18が設けられている。内部配線16はビア配線16a、16bおよび配線16cを有している。ビア配線16aおよび16bはそれぞれ絶縁層10aおよび10bを貫通する。内部配線16は絶縁層10aと10bとの間に設けられている。内部配線16は、配線14と端子18とを電気的に接続する。配線14、内部配線16および端子18は例えば銅層、アルミニウム層または金層等の金属層である。
基板20の下面に弾性波素子22および配線24が設けられている。基板20は、タンタル酸リチウム基板またはニオブ酸リチウム基板である。配線24は例えば銅層、アルミニウム層または金層等の金属層である。基板20はバンプ30を介し基板10にフリップチップ実装(フェースダウン実装)されている。バンプ30は、例えば金バンプ、半田バンプまたは銅バンプである。バンプ30は配線14と24とを接合する。
基板20の上面に凹部が設けられ、凹部内に埋込層35が埋め込まれている。埋込層35は、基板20より線熱膨張係数が小さく、基板20よりヤング率が大きい材料である。基板10がタンタル酸リチウム基板またはニオブ酸リチウム基板の場合、このような材料として、例えばタングステン、モリブデン、タンタルもしくはチタン、またはこれらの合金もしくは積層膜を用いる。
基板10上に基板20を囲むように封止部32が設けられている。封止部32は、エポキシ樹脂等の樹脂層である。弾性波素子22は空隙38を挟み基板10の上面に対向している。バンプ30は空隙38に囲まれている。
[実施例1の変形例1]
図7(b)は、実施例1の変形例1に係る弾性波デバイスの断面図である。図7(b)に示すように、基板20は、圧電基板20aと支持基板20bを有している。支持基板20bの下面に圧電基板20aが接合されている。支持基板20bは例えばサファイア基板、アルミナ基板、スピネル基板またはシリコン基板である。圧電基板20aは、例えばタンタルリチウム基板またはニオブ酸リチウム基板である。埋込層35は、支持基板20bの上面の凹部内に設けられている。その他の構成は実施例1と同じであり説明を省略する。
[実施例1の変形例2]
図7(c)は、実施例1の変形例2に係る弾性波デバイスの断面図である。図7(c)に示すように、封止部32および基板20の上面にリッド34が設けられている。基板20の上面とリッド34との間に封止部32が設けられていてもよい。リッド34、封止部32および埋込層35を覆うように保護膜36が設けられている。封止部32は、例えばSnAg半田等の金属層である。リッド34は、コバール板等の金属板または絶縁体板である。保護膜36は、ニッケル膜等の金属膜または絶縁体膜である。その他の構成は実施例1と同じであり説明を省略する。
図8は、実施例1およびその変形例における弾性波素子の平面図である。図8に示すように、弾性波素子22は弾性表面波共振器である。圧電基板20上にIDT(Interdigital Transducer)40と反射器42が形成されている。IDT40は、互いに対向する1対の櫛型電極40aを有する。櫛型電極40aは、複数の電極指40bと複数の電極指40bを接続するバスバー40cとを有する。反射器42は、IDT40の両側に設けられている。IDT40が圧電基板20に弾性表面波を励振する。IDT40および反射器42は例えばアルミニウム膜または銅膜により形成される。圧電基板20上にIDT40および反射器42を覆うように保護膜または温度補償膜が設けられていてもよい。弾性波素子22は、弾性波を励振する電極を含む。このため、弾性波の励振を阻害しないように、弾性波素子22は空隙38に覆われている。
実施例1およびその変形例2では、基板20(第2基板)は、下面に弾性波素子22が設けられた圧電基板である。実施例1の変形例1では、基板(第2基板)は、下面に弾性波素子22が設けられた圧電基板20aを含む。基板20は、弾性波素子22が基板10(第1基板)の上面と空隙38を挟み対向するように、基板10の上面上にバンプ30を用いフリップチップ実装されている。埋込層35は、基板20の上面に設けられた凹部に埋め込まれている。実施例1およびその変形例2では、埋込層35は凹部が設けられた圧電基板の基板20の線熱膨張係数より小さい線熱膨張係数を有する。実施例1の変形例1では、埋込層35は凹部が設けられた支持基板20bの線熱膨張係数より小さい線熱膨張係数を有する。
このように、基板10(第1基板)上に設けられたバンプ30が設けられている。基板20(第2基板)は、基板10上にバンプ30を介し設けられ、基板10と空隙38を挟み対向するよう配置され、圧電材料からなる圧電基板を含む。弾性波素子22は、基板20のうち、基板10側の面に設けられている。埋込層35(支持層)は、基板20のうち、基板10側の面とは反対面に設けられ、基板20の側面と少なくとも一部で接し、熱線膨張係数が基板20よりも小さい。図7(a)から図7(c)のように凹部は段差でもよい。埋込層35は片側の側面が基板20に接し反対側の側面は基板20に接していなくてもよい。埋込層35は両側の側面が基板20に接していてもよい。埋込層35は側面が基板20に接することで基板20を支持する支持層である。
これにより、線熱膨張係数の大きい基板20によりバンプ30に加わる応力を抑制できる。基板20の下面には弾性波素子22および配線24が設けられている。このため、埋込層35を基板20の下面に設けると、基板20の面積が大きくなる。実施例1およびその変形例のように、埋込層35を基板20の上面に設けることで、基板20の面積を小さくできる。埋込層35の線熱膨張係数は、凹部が設けられた基板の線熱膨張係数の2/3以下が好ましく、1/2以下がより好ましい。
基板20の線熱膨張係数が結晶方位により異なる場合、埋込層35の線熱膨張係数は、基板20の上面内において最も大きい線熱膨張係数より小さいことが好ましく、基板20の上面内において最も小さい線熱膨張係数より小さいことが好ましい。
埋込層35が圧電基板20の収縮をより抑制するため、埋込層35のヤング率(剛性)は、基板20のうち凹部が埋め込まれた基板のヤング率(剛性)より大きいことが好ましい。埋込層35のヤング率は、凹部が設けられた基板のヤング率の1.2倍以上が好ましく、1.5倍以上がより好ましい。
図2(b)から図2(d)のサンプル2から4のように、基板20の平面形状が矩形の場合、圧電基板20は長辺方向に最も収縮しやすい。そこで、埋込層35は、基板20の長辺の延伸方向に延伸する。これにより、バンプ30に加わる応力をより抑制できる。埋込層35は、短辺方向からみてバンプ30と重なっていることが好ましく、長辺方向全てに設けられることがより好ましい。
図2(c)および図2(d)のサンプル3および4のように、埋込層35は、基板20の短辺方向の中央に設けられている。これにより、バンプ30に加わる応力をより抑制できる。埋込層35は、基板20の短辺方向の中央は、幾何学的な中心でなくてもよい。
図2(b)から図2(d)のサンプル2から4のように、埋込層35は、基板20の長辺に沿って設けられている。これにより、バンプ30に加わる応力をより抑制できる。
図2(b)のサンプル2のように、埋込層35は、基板20の4辺に沿って設けられている。これにより、バンプ30に加わる応力をより抑制できる。
実施例1およびその変形例2のように、基板20は圧電基板であり、埋込層35は圧電基板に埋め込まれている。圧電基板は線熱膨張係数が大きい。よって、圧電基板の上面に埋込層35を埋め込むことで、バンプ30に加わる応力をより抑制できる。
実施例1の変形例1のように、基板20は、圧電基板20aと圧電基板20aよりも熱線膨張係数が小さい支持基板20bとが接合された基板である。支持基板20bが圧電基板20aの収縮を抑制する。よって、バンプ30に加わる応力をより抑制できる。支持基板20bより線熱膨張係数の小さな埋込層35が支持基板20b側に埋め込まれている。これにより、バンプ30に加わる応力をより抑制できる。支持基板20bと圧電基板20aは常温において接合されていることが好ましい。
圧電基板がタンタル酸リチウム基板またはニオブ酸リチウム基板である場合、圧電基板の線熱膨張係数が大きい。よって、埋込層35を基板20に埋め込むことが好ましい。
圧電基板として、回転YカットX伝搬タンタル酸リチウム基板または回転YカットX伝搬ニオブ酸リチウム基板を用いる場合、埋込層35は、線熱膨張係数が最も大きいX軸方位に延伸することが好ましい。これにより、バンプ30に加わる応力をより抑制できる。
実施例1およびその変形例では、封止部32は、平面視において基板20を囲むように設けられ、埋込層35の上面に接合する。弾性波素子22において発生した熱を基板20、埋込層35を介し封止部32を介し熱を放出できる。特に、封止部32が金属の場合、放熱性を向上できる。シミュレーションに用いた構造のように、封止部は設けられていなくてもよい。
バンプ30が空隙38に囲まれている場合、バンプ30が破損しやすい。よって、この場合埋込層35を圧電基板20に埋め込むことが好ましい。
基板10の線熱膨張係数が圧電基板の線熱膨張係数より小さい場合、圧電基板20と基板10との線熱膨張係数の差に起因し、バンプ30に応力が加わりやすい。よって、埋込層35を基板20に埋め込むことが好ましい。基板10の上面に弾性波素子、受動素子または能動素子が設けられていてもよい。
弾性波素子22はフィルタでもよい。弾性波デバイスは、デュプレクサ等のマルチプレクサでもよい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10、20 基板
14、24 配線
16 内部配線
18 端子
20a 圧電基板
20b 支持基板
30 バンプ
32 封止部
35 埋込層

Claims (12)

  1. 第1基板と、
    前記第1基板上に設けられたバンプと、
    前記第1基板上に前記バンプを介し設けられ、前記第1基板上と空隙を挟み対向するよう配置され、圧電材料からなる圧電基板を含む第2基板と、
    前記第2基板のうち、前記第1基板側の面に設けられた弾性波素子と、
    前記第2基板のうち、前記第1基板側の面とは反対面に設けられ、前記第2基板の側面と少なくとも一部で接し、熱線膨張係数が前記第2基板よりも小さい支持層と、
    を具備する弾性波デバイス。
  2. 前記第2基板の平面形状は矩形であり、
    前記支持層は、前記第2基板の長辺の延伸方向に延伸する請求項1記載の弾性波デバイス。
  3. 前記支持層は、前記第2基板の短辺方向の中央に設けられている請求項2記載の弾性波デバイス。
  4. 前記支持層は、前記第2基板の長辺に沿って設けられている請求項2または3記載の弾性波デバイス。
  5. 前記第2基板の平面形状は矩形であり、
    前記支持層は、前記第2基板の4辺に沿って設けられている請求項1から3のいずれか一項記載の弾性波デバイス。
  6. 前記第2基板は前記圧電基板であり、
    前記支持層は前記圧電基板に埋め込まれている請求項1から5のいずれか一項記載の弾性波デバイス。
  7. 前記第2基板は、前記圧電基板と前記圧電基板よりも熱線膨張係数が小さい支持基板とが接合された基板であり、
    前記支持層は、前記支持基板側に埋め込まれている請求項1から5のいずれか一項記載の弾性波デバイス。
  8. 前記圧電基板は、タンタル酸リチウム基板またはニオブ酸リチウム基板である請求項1から7のいずれか一項記載の弾性波デバイス。
  9. 平面視において前記第2基板を囲むように設けられ、前記第1基板の上面に接合する封止部を具備する請求項1から8のいずれか一項記載の弾性波デバイス。
  10. 前記バンプは前記空隙に囲まれている請求項1から9のいずれか一項記載の弾性波デバイス。
  11. 前記第1基板の線熱膨張係数は前記圧電基板の線熱膨張係数より小さい請求項1から10のいずれか一項記載の弾性波デバイス。
  12. 前記支持層のヤング率は、前記第2基板のヤング率より大きい請求項1から11のいずれか一項記載の弾性波デバイス。
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