JP2018128136A - トーショナルダンパ - Google Patents

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Abstract

【課題】弾性体の耐久性を低下させることなく、また組立性を損なうことなく、半径方向の固有振動数を複数種類設定できるようにすることで、回転軸の回転角度に応じて変化する曲げ振動の共振周波数に、トーショナルダンパの半径方向の固有振動数を適合させることができるようにすること。【解決手段】回転軸、例えばクランクシャフト111に固定されたトーショナルダンパ201は、外周面を円環状に形成されたハブ211に、弾性体221を介在させて振動リング231を取り付けており、回転角度に応じて変化するクランクシャフト111の曲げ振動の共振周波数に半径方向の固有振動数を適合させるように、弾性体221の軸方向の幅を部分的に異ならせている。【選択図】図1

Description

本発明は、例えばエンジンのクランクシャフトなどの回転軸に取り付けられ、回転軸に発生する振動を吸収するトーショナルダンパに関する。
車両に用いられるエンジンにおいては、回転軸であるクランクシャフトに捩り振動が発生する。そこでクランクシャフトの一端にトーショナルダンパを取り付け、捩り振動を低減するようにしている。
図12に示すものは、特許文献1に先行技術として紹介されているトーショナルダンパの一例である。このトーショナルダンパ1は、ハブ11にゴム素材の弾性体21を介して、円環状の振動リング31を連結している。ハブ11は、エンジンのクランクシャフトなどの回転軸に固定される筒状のボス12を中心に備え、ボス12から径方向外方に向けて円盤状のステー13を立ち上げ、ステー13の外周端部に円環状のリム14を固定している。
図13に示すように、弾性体21は、軸方向の幅及び直径が均一な円環状のものであり、リム14と振動リング31との間に介在し、これらのリム14と振動リング31とを弾性的に連結する。
図12に示すように、リム14の外周面と振動リング31の内周面とは、周方向に沿って凹凸形状をなしており、この部分がコンボリューション部41となっている。したがって弾性体21も、断面凹凸形状に屈曲した状態でリム14と振動リング31との間に配置されている。コンボリューション部41は、リム14と振動リング31との間における弾性体21の摺動抵抗を高め、弾性体21の位置ずれや抜け出しを抑制する。
振動リング31は、外周面に、複数条のV溝32を周方向に沿って形成している。これらのV溝32は、動力伝達用のベルト(図示せず)を巻き掛けるためのもので、これによってトーショナルダンパ1は、ウォーターポンプやエアコン用コンプレッサ等の補機類に、エンジンの動力の一部を伝達するプーリとしての役割を果たす。
このような構造のトーショナルダンパ1によれば、弾性体21によって、振動リング31を慣性質量とする共振系が構成される。そこでエンジンのクランクシャフトなどの回転軸が回転し、捩り振動が発生する場合、トーショナルダンパ1の捩り方向の固有振動数を回転軸の捩り共振周波数に適合するようにチューニングしておけば、回転軸に発生する捩り振動が吸収され、これを低減することが可能となる。
特開2016−196938号公報 実開昭59−171243号公報
近年自動車業界では、より一層の低燃費化やダウンサイジング化が一つのトレンドをなしている。これに呼応して、高燃焼率化によるエンジン効率の向上と、エンジン自体の軽量化とが、以前にも増して求められるようになってきている。
そこでエンジンの各部に様々な改良や改変が試みられているわけであるが、その一つとして、クランクシャフトの細軸化とロングストローク化とが近年の傾向をなしている。クランクシャフトを細軸化すれば、エンジン効率の向上につながるし、クランクシャフトのロングストローク化は、エンジンの中低速トルクの向上をもたらし、ダウンサイジング化に貢献するからである。
その一方で、細軸化はクランクシャフトの剛性を低下させる。またクランクシャフトをロングストローク化すると燃焼効率が高まり、燃焼室内での爆発力が増大する。したがってクランクシャフトの細軸化及びロングストローク化は、クランクシャフトの曲げモーメント、つまり曲げ振動の増大をもたらしている。こうした時代の趨勢を背景として、クランクシャフトに生ずる曲げ振動を低減するトーショナルダンパの役割が大いに期待されるところである。
クランクシャフトに生ずる曲げ振動の大きさは、エンジンの気筒毎の爆発位置との関係で、回転角度に応じて変動する。例えば直列4気筒エンジンの場合、1番から4番までのすべての燃焼室での爆発は、クランクシャフトが180度回転する毎に発生する。一例として点火順序が1番→2番→4番→3番のエンジンの場合であれば、クランクシャフトが180度回転する毎に1番、2番、4番、そして3番の順で燃焼室での爆発が発生する。このためクランクシャフトに生ずる曲げ振動の共振周波数は、爆発が発生するクランクシャフトの180度毎の角度位置と、その他の角度位置とで相違することになる。
クランクシャフトに生ずる曲げ振動を抑制するための一つの手段としては、トーショナルダンパの半径方向の固有振動数を二種類設定し、クランクシャフトに生ずる二種類の曲げ振動の共振周波数に適合させるようにすることが考えられる。
このような技術を検索した結果、本出願の発明者は、特許文献2を見出した。
特許文献2は、振動リングの内周面を楕円形に形成することでリムとの間の隙間寸法を不均一にし、このようなリムと振動リングとの間に介在する弾性体の厚みを、クランクシャフトの曲げ剛性の角度方向の変化に応じて変化させるようにしたトーショナルダンパを開示している。特許文献2によれば、弾性体の周方向の厚みを不均一にすることで、各角度位置においてクランクシャフトの曲げ共振周波数にトーショナルダンパの半径方向の固有振動数を適合させることができる、としている(第2頁第20行〜第3頁第4行目、第4図参照)。
しかしながら特許文献2に記載されたトーショナルダンパは、以下の点で改良の余地がある。
(1)耐久性
特許文献2には、「フライホイールの中心部18の外周面は円形であるが外周部20の内周面は楕円に形成され、厚みの異なった弾性体21の挿入を可能としている」との一文があり(第4頁第16〜18行参照)、弾性体は、それ自体の厚みも、トーショナルダンパに組み込まれた状態での厚みも不均一であることが示されている。
このような構造上、回転時に捩り方向に対して弾性体に加わるゴム歪は、楕円の長軸方向の端部で最大、短軸方向の端部で最小となる。つまり弾性体に加わる捩り方向のゴム歪は不均一となり、これが弾性体の耐久性を劣化させる原因になることが予想される。
(2)組立性
弾性体は周方向にその厚みが不均一であり、振動リングは内周面が楕円形状に形成されているが故に(特許文献2の第4頁第17〜18行参照)、トーショナルダンパの組み立て時、振動リングと弾性体との間で周方向の位置決めが必要となる。
ところが中心からの距離が徐々に変化する楕円形という形状上の問題から、正確な位置決めをするのが困難であることが予想される。
本発明の課題は、弾性体の耐久性を低下させることなく、固有振動数を複数種類設定することができるトーショナルダンパを得ることである。
本発明の別の課題は、組立性を損なうことなく、固有振動数を複数種類設定することができるトーショナルダンパを得ることである。
本発明のトーショナルダンパは、回転軸に固定される固定部を中心部分に有し、外周面を円環状に形成されたハブと、前記ハブの外周面に円環状の弾性体を均一な厚みで介在させて連結される円環状の振動リングとを備え、回転角度に応じて変化する前記回転軸の曲げ振動の共振周波数に半径方向の固有振動数が適合するように、前記弾性体の軸方向の幅を部分的に異ならせた。
本発明のトーショナルダンパの一態様として、前記弾性体は、非圧縮状態での軸方向の幅が部分的に異なる。この場合の一態様として、前記弾性体は、軸方向の一側端部を凹凸形状にすることにより、軸方向の幅を異ならせている。別の一態様として、軸方向の両側端部を凹凸形状にすることにより、軸方向の幅を異ならせている。この場合の一態様として、前記弾性体は、軸方向に対称形に形成されている。
本発明のトーショナルダンパのさらに別の一態様として、前記弾性体は、非圧縮状態での周方向に厚みを異ならせることによって、前記ハブと前記振動リングとの間で圧縮された状態で軸方向の幅を異ならせている。
本発明のトーショナルダンパの一態様として、前記弾性体は、180度の位置で対称となるように、軸方向の幅を異ならせている。この場合の一態様として、前記弾性体は、90度毎に軸方向の幅を異ならせている。
前記ハブと前記弾性体とには、一態様として、互いの位置を合わせるための目印が設けられている。この場合、前記ハブに設けられた印は、一態様として、キー溝である。
本発明によれば、弾性体の軸方向の幅を部分的に異ならせるだけという簡単で簡素な手法のみをもって、トーショナルダンパの半径方向の固有振動数を複数種類設定することができ、したがって弾性体の耐久性を低下させることなく、また組立性を損なうことなく、しかも汎用性を保ちながら半径方向に所望の固有振動数を複数種類設定し、回転軸の回転角度に応じて変化する曲げ振動の共振周波数にトーショナルダンパの固有振動数を適合させることができる。
第1の実施の形態を示す4気筒エンジンのクランク軸に固定されたプーリとして構成されたトーショナルダンパの模式図。 トーショナルダンパの正面図。 (a)は一側端側にのみ凹凸形状が形成された弾性体の斜視図、(b)は両側端に凹凸形状が形成された弾性体の斜視図。 図2におけるA−A線断面図。 図2におけるB−B線断面図。 一部分を切り欠いて示すトーショナルダンパの正面側から見た斜視図。 第2の実施の形態を示す弾性体の斜視図。 その正面図。 トーショナルダンパの正面図。 図9におけるC−C線断面図。 図9におけるD−D線断面図。 従来のトーショナルダンパの一例を示す縦断側面図。 従来のトーショナルダンパが備える弾性体の一例を示す斜視図。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態を図1ないし図6に基づいて説明する。本実施の形態は、直列4気筒の4ストロークエンジンのプーリへの適用例である。
図1に示すように、エンジン101にはクランクシャフト111(回転軸)が回転自在に取り付けられている。クランクシャフト111は水平に配置され、プーリPとして構成されたトーショナルダンパ201を一端側に取り付けている。
クランクシャフト111は、気筒毎にカウンターバランス112を備え、ピン113にコンロッド114を介してピストン115を取り付けている。ピストン115は、シリンダ116にスライド自在に収納されている。ピストン115のスライド移動方向は、クランクシャフト111の軸と直交する垂直方向である。
ピン113はクランクシャフト111と軸をずらされているので、クランクシャフト111の回転に応じてその周囲を公転し、クランクシャフト111の回転運動をピストン115の往復直線運動に変換する。
ピストン115は、トーショナルダンパ201が取り付けられた一端側と反対側の端部側から1番、2番、3番、4番と呼ばれる。シリンダ116と図示しないシリンダヘッドとの間に形成される燃焼室117も、同じ番号で呼ばれる。
クランクシャフト111のピン113の位置は、1番と4番のピストン115を同相で駆動し、2番と3番のピストン115を、1番及び4番のピストン115とは180度ずれた同相で駆動するように設定されている。
図1〜図6に示すように、トーショナルダンパ201は、ハブ211にゴム素材の弾性体221を介して、円環状の振動リング231を連結している。
図1〜図2、図4〜図6に示すように、ハブ211は、固定部212を中心位置に備え、固定部212から径方向外方に向けて立ち上げられたステー213を介してリム214を設けた構造のものである。
固定部212は円盤状のもので、取付孔212aを中心に有している。ハブ211は、取付孔212aに嵌合させたクランクシャフト111の一端部をボルト118で固定することで、クランクシャフト111に固定されている。固定部212には、取付孔212aと同心上に位置させて、六つの貫通孔215が等間隔で貫通している。
ステー213も固定部212と同様に円盤状のもので、その立ち上げ方向は、固定部212の軸心、つまりクランクシャフト111の回転中心軸に対して直交する方向である。
リム214は、ステー213の端部からハブ211の軸方向に沿って延出する円環状のものである。リム214は、外周面にリム凸部216を有している(図1、図4〜図6参照)。このリム凸部216は、コンボリューション部241を形成するためのもので、その詳細は後述する。
固定部212とステー213とリム214とからなるハブ211は、例えば金属を材料として一体に形成されている。これらの固定部212、ステー213及びリム214は、すべて取付孔212aを中心とする真円形状をしている。
図3に示すように、弾性体221は、直径が均一な円環状のものであり、リム214と振動リング231との間に介在し、これらのリム214と振動リング231とを弾性的に連結している。
弾性体221は、例えばゴムを素材として形成され、全周にわたって均一な厚み(肉厚)を有し、その一側端側に、幅広部222と幅狭部223とからなる凹凸形状を形成している(図3(a)参照)。あるいは別の実施の形態として、両端側に、幅広部222と幅狭部223とからなる凹凸形状を形成している(図3(b)参照)。このような弾性体221の形状の技術的意義については、後述する。
図1〜図2、図4〜図6に示すように、振動リング231は、固定部212のリム214との間に、弾性体221を介在させる隙間Gを介して内周面が対面する円環状のものである。この隙間Gは、周方向に均一である。
振動リング231の内周面には、リム214の外周面に形成されたリム凸部216と形状を合わせて、リング凹部232が形成されている。これらのリム凸部216とリング凹部232とは、トーショナルダンパ201の正面側に偏らせて、リム214及び振動リング231の全周にわたりその周方向に沿って形成されており、コンボリューション部241を構成する。コンボリューション部241は、リム214と振動リング231との間における弾性体221の摺動抵抗を高め、弾性体221の位置ずれや抜け出しを抑制する。
振動リング231は、外周面に、複数条のV溝233を周方向に沿って形成している。これらのV溝233は、ウォーターポンプやエアコン用コンプレッサ等の補機類を駆動するために、動力伝達用のベルトを巻き掛けるためのもので(いずれも図示せず)、これによってトーショナルダンパ201は、プーリPとしての役割を果たす。
弾性体221について詳しく述べる。
弾性体221の幅広部222と幅狭部223とからなる凹凸形状は、クランクシャフト111の回転角度に応じて変化する曲げ振動の共振周波数に合わせて、トーショナルダンパ201の半径方向の固有振動数を設定するための工夫である。つまり幅広部222と幅狭部223とでは弾性率が相違する。幅広部222の方は断面積が大きいために弾性率が小さく、幅狭部223の方は断面積が小さいために弾性率が大きい。このため弾性率に依存する固有振動数は、クランクシャフト111の回転角度に応じて変動する。そこで本実施の形態では、トーショナルダンパ201の半径方向の固有振動数をクランクシャフト111の曲げ振動の共振周波数に合わせるように、幅広部222と幅狭部223との位置を定めて弾性体221を配置し、トーショナルダンパ201の半径方向の固有振動数を設定するようにしている。以下、詳しく説明する。
本実施の形態のエンジン101は直列4気筒エンジンであり、1番から4番までのすべての燃焼室117での爆発は、クランクシャフトが180度回転する毎に発生する。このとき燃焼室117で爆発が生じない時よりも、燃焼室117で爆発が生ずる時の方が、クランクシャフト111に大きな曲げ振動が発生する。このためクランクシャフト111に生ずる曲げ振動の共振周波数は、爆発が発生するクランクシャフトの180度毎の角度位置と、その他の角度位置とで相違することになる。
そこで本実施の形態では、幅広部222と幅狭部223とからなる凹凸形状によって弾性体221の幅に差を持たせ、クランクシャフト111に生ずる二種類の曲げ振動の共振周波数に適合させるように、トーショナルダンパ201の半径方向に二種類の固有振動数が設定されるようにした。
幅広部222と幅狭部223との範囲及び位置は、クランクシャフト111に生ずる曲げ振動の共振周波数とトーショナルダンパ201の半径方向の固有振動数との間に相関関係を持たせる、という意味合いがある。
前述したとおり、1番と4番のピストン115と2番と3番のピストン115とは180度ずれた位相で駆動され、それぞれの燃焼室117での燃焼のタイミングは、気筒毎に180度位相がずれて実行される。
例えば点火順序が1番→2番→4番→3番のエンジン101の場合、1番のピストン115が圧縮上死点に位置する場合には、2番のピストン115は膨張下死点、4番のピストン115は圧縮下死点、3番のピストン115は吸気下死点に位置づけられる。このため1番の燃焼室117で爆発が生じ、クランクシャフト111が180度回転した位置では、2番のピストン115が圧縮上死点に移動し、2番の燃焼室117で爆発が発生する。続いてクランクシャフト111が180度回転すると、今度は4番のピストン115が圧縮上死点に移動し、4番の燃焼室117で爆発が発生する。そしてさらにクランクシャフト111が180度回転すると、今度は3番のピストン115が圧縮上死点に移動し、3番の燃焼室117で爆発が発生する。
つまり1番と4番のピストン115に関しては、360度位相がずれた位置で燃焼が行われ、2番と3番のピストン115に関しても、360度位相がずれた位置で燃焼が行われる。そして1番及び4番のピストン115と、2番及び3番のピストン115との間の燃焼タイミングは、それぞれ180度位相がずれている。
そこで図2及び図3に示すように、弾性体221は、180度の位置で対称となるように、90度毎に軸方向の幅を異ならせている。より詳細には、幅広部222同士が180度の位置で対称となり、幅狭部223同士が180度の位置で対称となり、そして90度毎に幅広部222と幅狭部223とが隣り合うように配列されている。
こうして形成された弾性体221は、各ピストン115の圧縮上死点、膨張下死点、吸気下死点、及び圧縮下死点と、幅広部222及び幅狭部223の中央位置とを合わせて位置決めされる。この際、幅広部222と幅狭部223とのいずれを爆発位置に合わせるかは、幅広部222と幅狭部223とによって決定されることになるトーショナルダンパ201の半径方向の固有振動数に応じて設定される。
ここで弾性体221の幅広部222及び幅狭部223による凹凸形状については、弾性体221の一側端側にのみ形成されている一例(図3(a)参照)と、両側端に形成されている別の一例(図3(b)参照)とがある。凹凸の大きさが同一であるという条件を前提とすると、凹凸形状が一側端側にのみ形成されている実施の形態よりも、凹凸形状が両端に形成されている実施の形態の方が、トーショナルダンパ201に生じさせる半径方向の固有振動数の差が大きくなる。
そこでいずれの形態を選択するかについては、その一つの要因として、トーショナルダンパ201に生じさせたい半径方向の固有振動数の差の大小を考慮し、適宜選択すればよい。
以上説明したように、トーショナルダンパ201がエンジン101に組み付けられた場合、弾性体221の幅広部222及び幅狭部223の位置は、ピストン115の位置と相関関係を持つ。
このような相関関係は、クランクシャフト111に対するトーショナルダンパ201の固定角度の設定によって実現される。このためトーショナルダンパ201においては、弾性体221の幅広部222及び幅狭部223の位置との関係で、絶対位置が定められていなければならない。
こうした絶対位置に対する弾性体221の周方向の位置決めは、一例として、ハブ211と振動リング231との間の隙間Gに弾性体221を嵌合するに際して、弾性体221を正しい位置に位置づけることによって実現可能である。別の一例としては、ハブ211と振動リング231との間の隙間Gに嵌合させるに際しての弾性体221の位置決めは厳密に行わず、弾性体221の嵌合後に、例えば弾性体221に凸ラインマークなどの目印を付加することによっても実現可能である。
このような構成において、エンジン101が始動し、クランクシャフト111が回転すると、トーショナルダンパ201も回転する。この際、トーショナルダンパ201は、プーリPも構成しているので、ウォーターポンプやエアコン用コンプレッサ等の補機類に対する動力の伝達が可能となる。
トーショナルダンパ201は、捩り方向に固有振動数を持つ。このためクランクシャフト111が回転して捩り振動が発生する場合、トーショナルダンパ201の捩り方向の固有振動数を回転軸の捩り共振周波数に適合するようにチューニングしておけば、クランクシャフト111に発生する捩り振動を吸収し、これを低減することができる。
その一方で、クランクシャフト111には曲げ振動も発生する。
クランクシャフト111に生ずる曲げ振動は、前述したとおり、燃焼室117で爆発が生じない時よりも、燃焼室117で爆発が生ずる時の方が大きくなる。
そこで本実施の形態では、弾性体221の周方向に幅広部222と幅狭部223とを設け、回転角度に応じて変動するクランクシャフト111の曲げ振動の共振周波数にトーショナルダンパ201の半径方向の固有振動数を適合させるようにしている。これによってクランクシャフト111に生ずる曲げ振動を効果的に抑制することができる。
このとき本実施の形態が採用しているのは、弾性体221の一側端側(図3(a)参照)又は両側端(図3(b)参照)に、幅広部222と幅狭部223とを周方向に隣り合わせた凹凸形状を持たせるだけという簡単で簡素な手法のみである。
このため弾性体221の周方向の厚みを均一に保つことができるので、回転時に捩り方向に対して弾性体221に加わるゴム歪が均一となり、弾性体221の耐久性の劣化を抑制することができる。
また組み立て時、ハブ211と振動リング231との間の隙間Gに冶具によって弾性体221を挿入するに際して、幅広部222と幅狭部223とからなる凹凸形状を有さない均一厚みの弾性体(例えば図13に例示する弾性体21)を扱う場合と作業上の相違はない。このためトーショナルダンパ201の組み立て性を損なうこともない。
また本実施の形態によれば、ハブ211と振動リング231とを一切変更することなく、弾性体221に設ける幅広部222と幅狭部223との幅や形状を変更するだけで、トーショナルダンパ201の半径方向の固有振動数を適宜変更することができる。このため汎用性の高い構造とすることができる。
この点は、弾性体の周方向の厚みが均一であるか不均一であるかを問わず、トーショナルダンパの最終形態として見たとき、弾性体の周方向の厚みは、リムの外周面と楕円形状に形成された振動リングの内周面との寸法によって決定される特許文献2に記載された発明と相違するところである。特許文献2に記載された発明では、トーショナルダンパの半径方向に設定される二種類の固有振動数の相対的な関係性は、リムの外周面と振動リングの内周面との寸法関係によって一意に定められ、これを変動させることはできないからである。
本実施の形態によれば、弾性体221は、180度の位置で対称となるように、軸方向の幅を異ならせている。
したがって位相差180度の位置で曲げ振動数が一致するエンジン101に適したトーショナルダンパ201を得ることができる。
本実施の形態によれば、弾性体221は、180度の位置で対称となるように、軸方向の幅を異ならせ、90度毎に軸方向の幅を異ならせている。
したがって90度毎に曲げ振動周波数を変化させる直列4気筒の4サイクルエンジン101に適したトーショナルダンパ201を得ることができる。
本実施の形態によれば、弾性体221は、軸方向の一側端部を凹凸形状にすることにより、軸方向の幅を異ならせたり(図3(a)参照)、軸方向の両側端部を凹凸形状にすることにより、軸方向の幅を異ならせたりしている(図3(b)参照)。
したがってクランクシャフト111の回転位置に応じて変動する曲げ振動の共振周波数の違いの程度に応じて、トーショナルダンパ201の半径方向の固有振動数を容易に変化させることができる。
本実施の形態によれば、軸方向の両側端部を凹凸形状にすることにより軸方向の幅を異ならせた場合、弾性体221は、軸方向に対称形に形成されている。
したがって複雑な計算などをすることなく、トーショナルダンパ201の半径方向の固有振動数を容易に設定することができ、設計の容易化を図ることができる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態を図7ないし図11に基づいて説明する。本実施の形態も、直列4気筒の4ストロークエンジンのプーリへの適用例である。第1の実施の形態と同一部分は同一符号で示し、説明も省略する。
図7に示すように、本実施の形態の弾性体221は、周方向に厚み(肉厚)が異なる部分を有する円環状のものである。弾性体221の厚みは、90度の間隔で厚みtと厚みt−αとに変化するように設定され、これらの厚みtの部分(以下「厚部221a」とも呼ぶ)と厚みt−αの部分(以下「薄部221b」とも呼ぶ)との間で厚みが徐変するように構成されている。したがって二カ所の厚部221aは180度の間隔で互いに対面し、これらに隣接する二カ所の薄部221bも180度の間隔で互いに対面している。このような構成上、厚部221aと薄部221bとの間の厚みの差は、αとなる。
図9に示すように、本実施の形態のハブ211は、第1の実施の形態のハブ211と同様に、固定部212を中心位置に備え、固定部212から径方向外方に向けて立ち上げられたステー213を介してリム214を設けている。固定部212とステー213とリム214とからなるハブ211は、例えば金属を材料として一体に形成されており、これらの固定部212、ステー213及びリム214は、すべて取付孔212aを中心とする真円形状をしている。
弾性体221は、ハブ211に設けられたリム214と振動リング231との間に介在し、両者を連結する。このときリム214と振動リング231との間の隙間Gは、弾性体221における薄部221bの厚みよりも小さいため、弾性体221は、リム214と振動リング231との間で押し潰された状態を維持する。
図11に示すように、リム214と振動リング231との間に介在する弾性体221は、押し潰されて幅方向に拡がる。弾性体221をなすゴム素材は非圧縮性であるため、圧縮の前後で同一の体積が維持されるからである。このときの弾性体221の拡張量は、押し潰される量の違いから、薄部221bよりも厚部221aの方が多くなる。図10は薄部221bの領域、図11は厚部221aの領域をそれぞれ示している。したがって厚部221aの領域は幅広部222となり、薄部221bの領域は幅狭部223となる。
第1の実施の形態と同様に、幅広部222と幅狭部223とでは弾性率が相違する。ただし第1の実施の形態とは反対に、幅広部222の方は弾性率が大きく、幅狭部223の方は弾性率が小さい。幅広部222は幅狭部223よりも圧縮率が大きいからである。
リム214と振動リング231との間に組み込まれた弾性体221は、時間の経過とともにその形状、つまり厚部221aと薄部221bとを有する形状に馴染んでいく。
ハブ211と弾性体221とには、互いの位置を合わせるための目印M1,M2が設けられている。ハブ211に設けられた目印M1は、固定部212の取付孔212aに形成されたキー溝212bである。弾性体221には、凹凸部、刻印、塗色などの形態で目印M2が設けられている。
このような構成において、本実施の形態では、弾性体221の周方向に幅広部222と幅狭部223とを設け、回転角度に応じて変動するクランクシャフト111の曲げ振動の共振周波数にトーショナルダンパ201の半径方向の固有振動数を適合させるようにしている。これによってクランクシャフト111に生ずる曲げ振動を効果的に抑制することができる。
このとき本実施の形態が採用しているのは、弾性体221に圧縮率が大きい厚みtの部分(厚部221a)と圧縮率が小さい厚みt−αの部分(薄部221b)とを用意し、これによって幅広部222と幅狭部223とを周方向に隣り合わせるだけという簡単で簡素な手法のみである。
このため弾性体221は、非圧縮状態にある単体として見ると、周方向に厚みが異なる領域を有するという点では、特許文献2に記載された弾性体(文献2の「弾性体22」)と共通する。これに対して完成したトーショナルダンパ201に組み込まれた状態として見たときには、周方向の厚みが均一に保たれた形態となる。したがって回転時に捩り方向に対して弾性体221に加わるゴム歪は均一となり、弾性体221の耐久性の劣化を抑制することができる。
本実施の形態では、ハブ211にキー溝212bが設けられている。これによってエンジン101のクランクシャフト111に対するトーショナルダンパ201の取り付け角度が定められる。これにより1番から4番までの燃焼室117で爆発が生ずる時のトーショナルダンパ201の角度位置、つまり幅広部222と幅狭部223との角度位置の関係が定められるわけである。
そこで本実施の形態では、ハブ211と弾性体221との目印M1,M2を位置合わせすることによって、クランクシャフト111の曲げ振動の共振周波数に半径方向の固有振動数が適合する位置に幅広部222と幅狭部223とが位置決めされるようにすることができる。これによってトーショナルダンパ201の組み立てに際して、弾性体221の位置決めの容易化を図ることができる。このような組立作業の容易化は、振動リング231の内周面が真円形状であることによっても図られている。内周面が真円であれば振動リング231をいかような角度にも取り付けることができるため、その組立性が良好になるからである。この点は、例えば特許文献2に記載されている振動リング(文献2の「外周部20」)と比較することで、その優位性を確認することができる。特許文献2に記載されている振動リングは、その内周面が楕円形なので、組み立てに際してその角度を正確に合わせなければならないのである。
(変形例)
実施に際しては、各種の変形や変更が許容される。
例えばハブ211は、固定部212とステー213とリム214とのうち、いずれか一つ又は二つのものが別体となり、互いに連結結合されて構成されていても良い。
また第1の実施の形態における弾性体221の凹凸形状、あるいは第2の実施の形態における弾性体221の周方向への厚み変化によって持たせた幅広部222及び幅狭部223を180度の位置で対称となるようにしたのは、トーショナルダンパ201をエンジン101のクランクシャフト111に固定したからである。つまりクランクシャフト111に発生する曲げ振動の強弱は、位相差が180度の位置では強又は弱で一致し、その時の共振周波数も一致しているという特性があることを考慮し、これに幅広部222及び幅狭部223の位置を合わせたためである。したがって位相差180度の位置で曲げ振動の共振周波数が一致しない回転軸の振動をトーショナルダンパ201によって抑制する場合には、幅広部222及び幅狭部223による凹凸形状は、180度の位置で対称となるようにする必要はない。
また第1の実施の形態における弾性体221の凹凸形状、あるいは第2の実施の形態における弾性体221の周方向への厚み変化によって持たせた幅広部222及び幅狭部223を180度の位置で対称となるように、90度毎に軸方向の幅を異ならせたのは、トーショナルダンパ201を直列4気筒の4サイクルエンジン101のクランクシャフト111に固定したからである。例えば3気筒エンジンやV型6気筒エンジンに適用する場合には、弾性体221の軸方向の幅を90度毎に異ならせる必要はない。
また第1の実施の形態では、全周にわたり均一な肉厚を持つ弾性体221を例示したが、必ずしもこれに限るわけでなく、弾性体221は、一部において厚みが異なる部分を有していてもよい。
また第1の実施の形態では、ハブ211と弾性体221との間に、位置合わせのための目印M1,M2(第2の実施の形態を参照)を設けていない一例を示したが、実施に際しては、目印M1,M2を設けるようにしてもよい。
さらに本実施の形態ではトーショナルダンパ201をプーリPとして構成したが、これは必ずしも必須というわけではなく、例えばクランクシャフト111に固定するフライホイールとして構成するようにしてもよい。
その他、様々な変形や変更が許容される。
101 ・・・エンジン
111 ・・・クランクシャフト(回転軸)
112 ・・・カウンターバランス
113 ・・・ピン
114 ・・・コンロッド
115 ・・・ピストン
116 ・・・シリンダ
117 ・・・燃焼室
118 ・・・ボルト
201 ・・・トーショナルダンパ
211 ・・・ハブ
212 ・・・固定部
212a・・・取付孔
213 ・・・ステー
214 ・・・リム
215 ・・・貫通孔
216 ・・・リム凸部
221 ・・・弾性体
222 ・・・幅広部
223 ・・・幅狭部
231 ・・・振動リング
232 ・・・リング凹部
233 ・・・V溝
241 ・・・コンボリューション部
G ・・・隙間
P ・・・プーリ

Claims (10)

  1. 回転軸に固定される固定部を中心部分に有し、外周面を円環状に形成されたハブと、
    前記ハブの外周面に円環状の弾性体を均一な厚みで介在させて連結される円環状の振動リングと、
    を備え、
    回転角度に応じて変化する前記回転軸の曲げ振動の共振周波数に半径方向の固有振動数が適合するように、前記弾性体の軸方向の幅を部分的に異ならせた、
    ことを特徴とするトーショナルダンパ。
  2. 前記弾性体は、非圧縮状態での軸方向の幅が部分的に異なる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のトーショナルダンパ。
  3. 前記弾性体は、軸方向の一側端部を凹凸形状にすることにより、軸方向の幅を異ならせている、
    ことを特徴とする請求項2に記載のトーショナルダンパ。
  4. 前記弾性体は、軸方向の両側端部を凹凸形状にすることにより、軸方向の幅を異ならせている、
    ことを特徴とする請求項2に記載のトーショナルダンパ。
  5. 前記弾性体は、軸方向に対称形に形成されている、
    ことを特徴とする請求項4に記載のトーショナルダンパ。
  6. 前記弾性体は、非圧縮状態での周方向に厚みを異ならせることによって、前記ハブと前記振動リングとの間で圧縮された状態で軸方向の幅を異ならせている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のトーショナルダンパ。
  7. 前記弾性体は、180度の位置で対称となるように、軸方向の幅を異ならせている、
    請求項1ないし6のいずれか一に記載のトーショナルダンパ。
  8. 前記弾性体は、90度毎に軸方向の幅を異ならせている、
    請求項7に記載のトーショナルダンパ。
  9. 前記ハブと前記弾性体とには、互いの位置を合わせるための目印が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1ないし8のいずれか一に記載のトーショナルダンパ。
  10. 前記ハブに設けられた印は、キー溝である、
    ことを特徴とする請求項9に記載のトーショナルダンパ。
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