JP2018127989A - ウェイストゲートバルブ装置及びウェイストゲートバルブ装置を備えるターボチャージャ - Google Patents
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Abstract
Description
アクチュエータのロッドの往復運動に連動して弁体を開閉するように構成されたウェイストゲートバルブ装置であって、
前記ウェイストゲートバルブ装置は、
前記弁体と、
前記弁体と一端側が連結されるレバーシャフトと、
前記レバーシャフトの他端側に設けられたレバープレートと、
前記レバープレートから前記レバープレートの板厚方向に沿って突出するレバーピンであって、前記ロッドのジョイント部に形成された開口に回転可能に挿通されるレバーピンと、
前記レバーピンの軸方向に沿って前記ジョイント部を付勢する弾性部材と、を備え、
前記ウェイストゲートバルブ装置には、前記ジョイント部が前記レバーピンから抜け出るのを防止するための抜止手段が形成されている。
前記ウェイストゲートバルブ装置は、前記レバーピンの軸方向における前記ジョイント部を挟んで前記レバープレートとは反対側の位置において前記レバーピンに取り付けられる抜止部材をさらに備え、
前記抜止手段は、前記抜止部材によって構成される。
前記レバーピンは、前記レバープレートとは別体に構成されるとともに、前記レバーピンの軸方向における前記レバープレート側に設けられた小径部と、前記小径部より径が大きく形成され、前記レバーピンの軸方向における前記レバープレートとは反対側の位置において前記小径部に連結された大径部を有し、
前記抜止手段は、前記レバーピンの前記小径部と前記大径部により形成される段差面によって構成される。
前記弾性部材は、前記ジョイント部と前記レバープレートとの間に配置される。
前記弾性部材は、一つが前記ジョイント部と前記レバープレートとの間に配置されるとともに、他の一つが前記ジョイント部と前記抜止部材との間に配置される。
前記抜止部材は、ベータピンを含み、
前記ベータピンは、前記レバーピンの軸方向に対して垂直方向に沿って延在する貫通孔に挿通される直線部と、前記レバーピンの外周に係止される湾曲部と、を有し、前記ベータピンの有する復元力により前記直線部及び前記湾曲部が前記レバーピンを挟持することにより前記レバーピンに固定され、
前記抜止手段は、前記ベータピンにおける前記ジョイント部側の周面によって構成される。
前記抜止部材は、リテーナプレートを含み、
前記リテーナプレートは、前記レバーピンの先端面が前記リテーナプレートの板厚方向の一方の面に当接するように配置されるとともに、前記レバーピンとネジ締結により固定され、前記レバーピンの軸方向に対して垂直する方向に沿って、前記レバーピンよりも外側に延在する延在部が形成され、
前記抜止手段は、前記延在部の前記レバーピン側の面によって構成される。
前記弾性部材は、一つが前記ジョイント部と前記レバープレートとの間に配置されるとともに、他の一つが前記ジョイント部と前記レバーピンの前記段差面との間に配置される。
前記弾性部材は、前記ジョイント部と前記レバーピンの前記段差面との間に配置される。
前記レバーピンは、前記小径部と前記大径部のうち前記小径部のみが前記開口に挿通されるとともに、前記小径部の先端が前記レバープレートに螺合されている。
前記レバーピンは、前記大径部の少なくとも一部及び前記小径部の全部の両方が前記開口に挿通されるとともに、前記小径部の先端が前記レバープレートに螺合されている。
前記弾性部材はコイルばねを含む。
前記弾性部材が前記レバーピンの軸方向に対して垂直する方向に沿って移動するのを制限する係止部が、前記レバープレート、前記ジョイント部、及び前記リテーナプレートの少なくともいずれか一つに設けられる。
前記弾性部材が前記レバーピンの軸方向に対して垂直する方向に沿って移動するのを制限する係止部が、前記レバープレート、前記ジョイント部、及び前記レバーピンの少なくともいずれか一つに設けられる。
上記(1)から(14)のいずれか一つに記載の構成を有するウェイストゲートバルブ装置を備える。
以下、ウェイストゲートバルブ装置1、及び、ウェイストゲートバルブ装置1を備えるターボチャージャ3が備える各々の構成について、それぞれ説明する。
他の幾つかの実施形態では、図1〜図5、図8に示すように、ウェイストゲートバルブ装置1は、レバーピン14の軸方向におけるジョイント部23を挟んでレバープレート13とは反対側の位置においてレバーピン14に取り付けられる抜止部材7(ベータピン71、リテーナプレート72など)をさらに備えている。
また、他の幾つかの実施形態では、図6、7、9に示すように、レバーピン14は、レバープレート13とは別体に構成されている。また、レバーピン14は、図6、7、9に示すような、レバーピン14の軸方向におけるレバープレート13側に設けられた小径部14cと、小径部14cより径が大きく形成され、レバーピン14の軸方向におけるレバープレート13とは反対側の位置において小径部14cに連結された大径部14dを有している。そして、抜止手段6は、レバーピン14の小径部14cと大径部14dにより形成される段差面14eによって構成されている。
幾つかの実施形態では、弾性部材5は、レバーピン14の軸方向に沿ってジョイント部23を付勢することができるものであればよく、皿ばねや板ばねなどであってもよい。また、弾性部材5の形状は、ジョイント部23を付勢することができる形状であればよく、例えば環状や円弧状であってもよい。しかし、弾性部材5は、コイルばね51であることが好ましい。なぜなら、コイルばね51は、皿ばねや板ばねに比べてばね定数が低い、すなわち、レバーピン14の軸方向におけるつぶし量(変形量)に対する感度も低いため、ジョイント部23を付勢する付勢荷重の調整を容易にすることができる。ここで、弾性部材5によるジョイント部23を付勢する付勢荷重が大きい場合には、摩擦抵抗が生じず振動を低減できないだけでなく、ロッド22の往復運動の弁体11への伝達を妨げることになる。また、弾性部材5によるジョイント部23を付勢する付勢荷重が小さい場合には、発生する摩擦抵抗が小さいので、振動を低減することができない。
幾つかの実施形態では、抜止部材7は、図1〜図3に示されるような、ベータピン71を含んでいる。ベータピン71は、図2に示されるように、レバーピン14の軸方向に対して垂直方向に沿って延在する貫通孔14aに挿通される直線部71aと、レバーピン14の外周に係止される湾曲部71bと、を有し、ベータピン71の有する復元力により直線部71a及び湾曲部71bがレバーピン14を挟持することによりレバーピン14に固定されている。そして、抜止手段6は、図3に示されるように、ベータピン71におけるジョイント部23側の周面71dによって構成されている。
11 弁体
12 レバーシャフト
13 レバープレート
13a 上端面
13b 雌ねじ部
13c 係止部
13d 環状溝
13e 環状凸部
14 レバーピン
14a 貫通孔
14b 雌ねじ部
14c 小径部
14d 大径部
14e 段差面
14f 雄ねじ部
14g 係止部
14h 環状凸部
2 アクチュエータ
21 アクチュエータ本体
22 ロッド
23 ジョイント部
23a 締結部
23b 平板部
23c 開口
23d 上端面
23e 下端面
23f 小径開口
23g 段差面
23h 係止部
23i 環状溝
23j 環状凸部
3 ターボチャージャ
4 連結部
5 弾性部材
51 コイルばね
6 抜止手段
7 抜止部材
71 ベータピン
71a 直線部
71b 湾曲部
71c 円弧部
71d 周面
72 リテーナプレート
72a 貫通孔
72b 上端面
72c 下端面
72d 延在部
72e 係止部
72f 環状溝
8 雄ねじ部材
8a 頭部
8b 雄ねじ部
Claims (15)
- アクチュエータのロッドの往復運動に連動して弁体を開閉するように構成されたウェイストゲートバルブ装置であって、
前記ウェイストゲートバルブ装置は、
前記弁体と、
前記弁体と一端側が連結されるレバーシャフトと、
前記レバーシャフトの他端側に設けられたレバープレートと、
前記レバープレートから前記レバープレートの板厚方向に沿って突出するレバーピンであって、前記ロッドのジョイント部に形成された開口に回転可能に挿通されるレバーピンと、
前記レバーピンの軸方向に沿って前記ジョイント部を付勢する弾性部材と、を備え、
前記ウェイストゲートバルブ装置には、前記ジョイント部が前記レバーピンから抜け出るのを防止するための抜止手段が形成されている、ことを特徴とするウェイストゲートバルブ装置。 - 前記ウェイストゲートバルブ装置は、前記レバーピンの軸方向における前記ジョイント部を挟んで前記レバープレートとは反対側の位置において前記レバーピンに取り付けられる抜止部材をさらに備え、
前記抜止手段は、前記抜止部材によって構成されることを特徴とする請求項1に記載のウェイストゲートバルブ装置。 - 前記レバーピンは、前記レバープレートとは別体に構成されるとともに、前記レバーピンの軸方向における前記レバープレート側に設けられた小径部と、前記小径部より径が大きく形成され、前記レバーピンの軸方向における前記レバープレートとは反対側の位置において前記小径部に連結された大径部を有し、
前記抜止手段は、前記レバーピンの前記小径部と前記大径部により形成される段差面によって構成されることを特徴とする請求項1に記載のウェイストゲートバルブ装置。 - 前記弾性部材は、前記ジョイント部と前記レバープレートとの間に配置されることを特徴とする請求項2に記載のウェイストゲートバルブ装置。
- 前記弾性部材は、一つが前記ジョイント部と前記レバープレートとの間に配置されるとともに、他の一つが前記ジョイント部と前記抜止部材との間に配置されることを特徴とする請求項2に記載のウェイストゲートバルブ装置。
- 前記抜止部材は、ベータピンを含み、
前記ベータピンは、前記レバーピンの軸方向に対して垂直方向に沿って延在する貫通孔に挿通される直線部と、前記レバーピンの外周に係止される湾曲部と、を有し、前記ベータピンの有する復元力により前記直線部及び前記湾曲部が前記レバーピンを挟持することにより前記レバーピンに固定され、
前記抜止手段は、前記ベータピンにおける前記ジョイント部側の周面によって構成されることを特徴とする請求項4に記載のウェイストゲートバルブ装置。 - 前記抜止部材は、リテーナプレートを含み、
前記リテーナプレートは、前記レバーピンの先端面が前記リテーナプレートの板厚方向の一方の面に当接するように配置されるとともに、前記レバーピンとネジ締結により固定され、前記レバーピンの軸方向に対して垂直する方向に沿って、前記レバーピンよりも外側に延在する延在部が形成され、
前記抜止手段は、前記延在部の前記レバーピン側の面によって構成されることを特徴とする請求項5に記載のウェイストゲートバルブ装置。 - 前記弾性部材は、一つが前記ジョイント部と前記レバープレートとの間に配置されるとともに、他の一つが前記ジョイント部と前記レバーピンの前記段差面との間に配置されることを特徴とする請求項3に記載のウェイストゲートバルブ装置。
- 前記弾性部材は、前記ジョイント部と前記レバーピンの前記段差面との間に配置されることを特徴とする請求項3に記載のウェイストゲートバルブ装置。
- 前記レバーピンは、前記小径部と前記大径部のうち前記小径部のみが前記開口に挿通されるとともに、前記小径部の先端が前記レバープレートに螺合されていることを特徴とする請求項8に記載のウェイストゲートバルブ装置。
- 前記レバーピンは、前記大径部の少なくとも一部及び前記小径部の全部の両方が前記開口に挿通されるとともに、前記小径部の先端が前記レバープレートに螺合されていることを特徴とする請求項9に記載のウェイストゲートバルブ装置。
- 前記弾性部材はコイルばねを含むことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載のウェイストゲートバルブ装置。
- 前記弾性部材が前記レバーピンの軸方向に対して垂直する方向に沿って移動するのを制限する係止部が、前記レバープレート、前記ジョイント部、及び前記リテーナプレートの少なくともいずれか一つに設けられることを特徴とする請求項7に記載のウェイストゲートバルブ装置。
- 前記弾性部材が前記レバーピンの軸方向に対して垂直する方向に沿って移動するのを制限する係止部が、前記レバープレート、前記ジョイント部、及び前記レバーピンの少なくともいずれか一つに設けられることを特徴とする請求項10又は11に記載のウェイストゲートバルブ装置。
- 請求項1から14のいずれか一つに記載のウェイストゲートバルブ装置を備えることを特徴とするターボチャージャ。
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