JP2015090113A - 排気ガス再循環バルブ - Google Patents
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Abstract
【課題】アクチュエータのコネクタの向きを、容易に全周方向に設定することができるEGRバルブを得る。【解決手段】EGRバルブ1のハウジング2は、アクチュエータ9へ取り付けられる端面2mにネジ穴2d〜2kを有し、また、アクチュエータ9は、コネクタ9cと、ハウジング2の端面2mに相対する面において円周上に配置され、ハウジング2が有するネジ穴2d〜2kとともにネジ10が螺合される、径方向より周方向に長い溝9d〜9gとを有する。ハウジング2とアクチュエータ9の取付時、溝9d〜9g内の任意の位置でネジ10を螺合する。【選択図】図4
Description
本発明は、車両、産業機械等に搭載され、排気ガスを吸気系へ再循環させる排気ガス再循環(EGR:Exhaust Gas Recirculation)バルブに関するものである。
EGRバルブは、バルブ部とアクチュエータ部とに大別される。バルブ部は、排気ガスの再循環量を調整するための弁体が一端に設けられた弁軸、弁軸の動作を支持する弁軸摺動支持部材、及びこれらが設置されるハウジング等を有する。アクチュエータ部は、前述の弁軸及び弁体を動作させ、排気ガスの再循環量すなわち弁体の位置をコントロールするアクチュエータを有する。
ハウジングとアクチュエータは、ネジを用いて互いに取り付けられていた(例えば非特許文献1参照)。
ハウジングとアクチュエータは、ネジを用いて互いに取り付けられていた(例えば非特許文献1参照)。
"三菱電機自動車機器"、[online]、三菱電機株式会社、[平成25年10月1日検索]、インターネット〈URL:http://www.mitsubishielectric.co.jp/automotive/products/enviroment2/env09.html〉
従来のEGRバルブは以上のように構成されており、アクチュエータに給電するためのコネクタの向きを変更する場合は、ハウジングの形状を変更することで対応していた。しかし、ハウジングの形状変更には、検討に時間を要するとともに、試作等に掛かる費用も要するため、大きな負担が掛かっていた。
このため、ハウジングの形状変更を伴わずにアクチュエータのコネクタの向きを変更できれば望ましく、例えば4点でのネジ止めによりハウジングとアクチュエータを取り付ける場合は、アクチュエータのコネクタの向きを、最大で特定の4方向に向けることが可能である。しかし当然のことながら、その特定の4方向以外の方向に向けることはできない。
つまり従来、ハウジングの形状を変更しないことには、アクチュエータのコネクタの向きは、ネジ止め点の数に応じた特定の数方向にしか向けられず、軽量化、ダウンサイジング等を目的としたエンジンレイアウトに関する様々なニーズに対応することができなかった。
このため、ハウジングの形状変更を伴わずにアクチュエータのコネクタの向きを変更できれば望ましく、例えば4点でのネジ止めによりハウジングとアクチュエータを取り付ける場合は、アクチュエータのコネクタの向きを、最大で特定の4方向に向けることが可能である。しかし当然のことながら、その特定の4方向以外の方向に向けることはできない。
つまり従来、ハウジングの形状を変更しないことには、アクチュエータのコネクタの向きは、ネジ止め点の数に応じた特定の数方向にしか向けられず、軽量化、ダウンサイジング等を目的としたエンジンレイアウトに関する様々なニーズに対応することができなかった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、アクチュエータのコネクタの向きを、容易に全周方向に設定することができるEGRバルブを得ることを目的とする。
この発明に係る排気ガス再循環バルブは、コネクタを介して供給される電力により駆動力を発生させるアクチュエータと、駆動力により動作する弁軸に設けられた弁体によって開閉される流体の通路を内部に有するハウジングとが、ネジを用いて取り付けられているものであって、ハウジングは、アクチュエータへ取り付けられる取付面にネジ穴を有し、アクチュエータは、アクチュエータとハウジングの取付方向に対して垂直な方向に突出するコネクタと、ハウジングの取付面に相対する面において円周上に配置され、ハウジングが有するネジ穴とともにネジが螺合される、径方向より周方向に長い溝とを有することを特徴とするものである。
この発明によれば、アクチュエータが、円周上に配置された径方向より周方向に長い溝を有しており、アクチュエータとハウジングの取付時は、この溝内の任意の位置でネジを螺合できるので、アクチュエータのコネクタの向きを容易に全周方向に設定することができ、軽量化、ダウンサイジング等を目的としたエンジンレイアウトに関する様々なニーズに対応することができる。
実施の形態1.
図1に、この発明の実施の形態1に係るEGRバルブ1の一部断面図を示す。図1の断面形状は、図3のB−B線に沿ってハウジング2を切断した断面である。
図1に示すEGRバルブ1において、金属製のハウジング2の中央部に貫通穴2aが形成され、貫通穴2aの途中には、弁軸摺動支持部材3が設置されている。弁軸摺動支持部材3は、貫通穴2aを貫通した弁軸4を軸方向に摺動可能に支持する。
ハウジング2の内部には弁座5が形成されており、弁座5を境にして上下に排気ガス入口側流体通路6と排気ガス出口側流体通路7がそれぞれ形成されている。この弁座5に接離して排気ガス入口側流体通路6と排気ガス出口側流体通路7間を開閉する弁体8が、弁軸4の一端に設けられている。図1は閉弁した状態を示す。
図1に、この発明の実施の形態1に係るEGRバルブ1の一部断面図を示す。図1の断面形状は、図3のB−B線に沿ってハウジング2を切断した断面である。
図1に示すEGRバルブ1において、金属製のハウジング2の中央部に貫通穴2aが形成され、貫通穴2aの途中には、弁軸摺動支持部材3が設置されている。弁軸摺動支持部材3は、貫通穴2aを貫通した弁軸4を軸方向に摺動可能に支持する。
ハウジング2の内部には弁座5が形成されており、弁座5を境にして上下に排気ガス入口側流体通路6と排気ガス出口側流体通路7がそれぞれ形成されている。この弁座5に接離して排気ガス入口側流体通路6と排気ガス出口側流体通路7間を開閉する弁体8が、弁軸4の一端に設けられている。図1は閉弁した状態を示す。
弁体8が弁座5から離れる方向(開弁方向)へ弁軸4を駆動させるアクチュエータ9が、ネジ10の螺合によりアクチュエータ9のフランジ9aにてハウジング2に取り付けられている。アクチュエータ9は、例えばステッピングモータ、直流モータ等のモータから成り、モータを作動させてアクチュエータ軸9bを駆動するための電力が、アクチュエータ9のコネクタ9cを介して供給される。コネクタ9cは、ハウジング2とアクチュエータ9の取付方向に対して垂直な方向に突出している。アクチュエータ軸9bが軸方向に駆動して、その駆動力により弁軸4を開弁方向に押動する。
一方、弁体8が弁座5に接触する方向(閉弁方向)へ弁軸4を動作させるスプリング11が、アクチュエータ9と弁軸摺動支持部材3の間の空間に設置されている。さらにこの空間に、弁軸4に付帯する皿状部材12が配置され、スプリング11の付勢力が皿状部材12を介して弁軸4に伝達される。
なお、ハウジング2の配管取付穴2bは、排気ガス入口側流体通路6を配管(不図示)につなぐために、ハウジング2を該配管にネジ等で取り付けるためのものである。また、ハウジング2の配管取付部2cは、排気ガス出口側流体通路7と通じる配管(不図示)にハウジング2を取り付けた状態で、該配管の開口に突き合わさる平面である。
図2に、アクチュエータ9の平面図を示す。図1と対応させると、図1中のA方向からみたものである。
アクチュエータ9は、ハウジング2に取り付ける取付部となる円盤状のフランジ9aを端部に有している。フランジ9aは、アクチュエータ9の他の部位と溶着等により接合される樹脂又は金属製の部材である。フランジ9aの、ハウジング2との取付時に後述する端面(取付面)2mと相対する一面には、アクチュエータ軸9bを中心とした同一径の円周上に、周方向に沿って等間隔に、径方向より周方向に長い溝9d〜9gが形成されている。
なお、フランジ9aは円盤以外の形状であってもよい。
アクチュエータ9は、ハウジング2に取り付ける取付部となる円盤状のフランジ9aを端部に有している。フランジ9aは、アクチュエータ9の他の部位と溶着等により接合される樹脂又は金属製の部材である。フランジ9aの、ハウジング2との取付時に後述する端面(取付面)2mと相対する一面には、アクチュエータ軸9bを中心とした同一径の円周上に、周方向に沿って等間隔に、径方向より周方向に長い溝9d〜9gが形成されている。
なお、フランジ9aは円盤以外の形状であってもよい。
図3に、ハウジング2の平面図を示す。図1と対応させると、図1中のA方向からみたものである。
ハウジング2の、フランジ9aに取り付ける取付部となる円環状の端面2mには、ネジ穴2d〜2kが、周方向に沿って等間隔に並ぶように形成されている。
なお、フランジ9aとの取付部となるハウジング2の端面2mは、円環以外の形状であってもよいが、ネジ穴2d〜2kは、弁軸4を中心とした同一径の円周上に並ぶように形成する。
端面2mには円形の開口部2nが設けられ、皿状部材12及びスプリング11が設置される内部空間に通じている。
ハウジング2の、フランジ9aに取り付ける取付部となる円環状の端面2mには、ネジ穴2d〜2kが、周方向に沿って等間隔に並ぶように形成されている。
なお、フランジ9aとの取付部となるハウジング2の端面2mは、円環以外の形状であってもよいが、ネジ穴2d〜2kは、弁軸4を中心とした同一径の円周上に並ぶように形成する。
端面2mには円形の開口部2nが設けられ、皿状部材12及びスプリング11が設置される内部空間に通じている。
アクチュエータ9のフランジ9aに形成する溝9d〜9gが並ぶ円周の半径(図2中の距離P1)と、ハウジング2の端面2mに形成するネジ穴2d〜2kが並ぶ円周の半径(図3中の距離P2)は、同じとなるように設計する。このようにすることで、後述する溝9d〜9gとネジ穴2d〜2kの位置を合わせることが可能となる。
ここで、図6〜図8に、この発明の実施の形態1に係るEGRバルブ1の理解を助けるための参考例を示す。図6は、参考例であるEGRバルブ101のアクチュエータ109の平面図を、図7は、EGRバルブ101のハウジング102の平面図を、図8は、ハウジング102とアクチュエータ109をネジ10を用いて取り付けたときのEGRバルブ101の平面図を示す。なお、図6〜図8において図1〜図3と同一又は相当の部分については同一の符号を付し、その説明を省略又は簡略化する。
アクチュエータ109は、ハウジング102に取り付ける取付部となるフランジ109aを端部に有している。フランジ109aには、ネジ穴109d〜109gが形成されている。この4つのネジ穴109d〜109gは、それぞれが正方形の頂点となる位置に並ぶよう形成されている。
ハウジング102の、フランジ109aに取り付ける取付部となる端面102mには、ネジ穴102d〜102gが形成されている。この4つのネジ穴102d〜102gは、それぞれが正方形の頂点となる位置に並ぶよう形成されており、アクチュエータ109のネジ穴109d〜109gに相対する。
図8に示すように、ネジ穴109dとネジ穴102dの位置を合わせてネジ10を螺合し、ネジ穴109eとネジ穴102eの位置を合わせてネジ10を螺合し、ネジ穴109fとネジ穴102fの位置を合わせてネジ10を螺合し、ネジ穴109gとネジ穴102gの位置を合わせてネジ10を螺合することで、ハウジング102とアクチュエータ109を取り付けてEGRバルブ101とする。
EGRバルブ101では、ネジ10を螺合するネジ穴109d〜109gとネジ穴102d〜102gの組み合わせを変更することによって、アクチュエータ109のコネクタ9cの向きを変更することができる。しかし、アクチュエータ109のコネクタ9cは、特定の数方向(具体的には90度刻みの4方向)にしか向けることができない。
EGRバルブ101では、ネジ10を螺合するネジ穴109d〜109gとネジ穴102d〜102gの組み合わせを変更することによって、アクチュエータ109のコネクタ9cの向きを変更することができる。しかし、アクチュエータ109のコネクタ9cは、特定の数方向(具体的には90度刻みの4方向)にしか向けることができない。
一方、図4に、ハウジング2とアクチュエータ9をネジ10により取り付けたときのEGRバルブ1の平面図を示す。図1と対応させると、図1中のA方向からみたものである。
図4(a)に示すように、溝9dの溝9e側端部とネジ穴2hの位置を合わせてネジ10を螺合し、溝9eの溝9d側端部とネジ穴2iの位置を合わせてネジ10を螺合し、溝9fの溝9g側端部とネジ穴2dの位置を合わせてネジ10を螺合し、溝9gの溝9f側端部とネジ穴2eの位置を合わせてネジ10を螺合することで、コネクタ9cの向きを図中Cの方向とした状態で、ハウジング2とアクチュエータ9を取り付けることができる。
また、図4(b)に示すように、溝9dの中間部とネジ穴2jの位置を合わせてネジ10を螺合し、溝9eの中間部とネジ穴2dの位置を合わせてネジ10を螺合し、溝9fの中間部とネジ穴2fの位置を合わせてネジ10を螺合し、溝9gの中間部とネジ穴2hの位置を合わせてネジ10を螺合することで、コネクタ9cの向きを図中Dの方向とした状態で、ハウジング2とアクチュエータ9を取り付けることができる。
図4(a)に示すように、溝9dの溝9e側端部とネジ穴2hの位置を合わせてネジ10を螺合し、溝9eの溝9d側端部とネジ穴2iの位置を合わせてネジ10を螺合し、溝9fの溝9g側端部とネジ穴2dの位置を合わせてネジ10を螺合し、溝9gの溝9f側端部とネジ穴2eの位置を合わせてネジ10を螺合することで、コネクタ9cの向きを図中Cの方向とした状態で、ハウジング2とアクチュエータ9を取り付けることができる。
また、図4(b)に示すように、溝9dの中間部とネジ穴2jの位置を合わせてネジ10を螺合し、溝9eの中間部とネジ穴2dの位置を合わせてネジ10を螺合し、溝9fの中間部とネジ穴2fの位置を合わせてネジ10を螺合し、溝9gの中間部とネジ穴2hの位置を合わせてネジ10を螺合することで、コネクタ9cの向きを図中Dの方向とした状態で、ハウジング2とアクチュエータ9を取り付けることができる。
図4では、図中C,Dの方向にコネクタ9cをそれぞれ向けた状態のみ示したが、ネジ10が螺合される溝9d〜9gとネジ穴2d〜2kの組み合わせ、及び、溝9d〜9gでのネジ穴2d〜2kを相対させる位置(ネジ10が螺合される位置)を適宜変更することで、コネクタ9cをあらゆる方向、つまり360度の全周方向に向けることが可能である。
なお、アクチュエータ9のフランジ9aに形成する溝の数、及び、ハウジング2に形成するネジ穴の数は、図示したものに限らず、適宜設計してよい。例えば、溝9dと溝9e、溝9fと溝9gをそれぞれつなげて、フランジ9aに形成される溝の数を2個としてもよい。また例えば、ネジ穴2d〜2kにて、隣り合うネジ穴の間に更にネジ穴を設け、ハウジング2に形成されるネジ穴の数を16個としてもよい。
また、アクチュエータ9の溝9d〜9gが並ぶ円周の中心を、アクチュエータ軸9bの軸中心に揃えたが、これに限定されるものではなく、任意の中心を設定してよい。
また、アクチュエータ9の溝9d〜9gが並ぶ円周の中心を、アクチュエータ軸9bの軸中心に揃えたが、これに限定されるものではなく、任意の中心を設定してよい。
また、アクチュエータ9のフランジ9aに形成する溝9d〜9gが並ぶ円周の半径(図2中の距離P1)を、従来のEGRバルブ(例えば参考例として示したEGRバルブ101)のハウジング102に形成されているネジ穴102d〜102gが並ぶ円周の半径(図7中の距離P3)と同じに設計することで、従来のハウジング102に本発明のアクチュエータ9を取り付けることができる。この場合、従来のEGRバルブに対して、ハウジングは変更せずにアクチュエータの付け替えだけで、コネクタの向きを全周方向に向けることができる。このため、ハウジング分のコストダウンが可能である。
また、図4に示すように、ハウジング2に形成するネジ10用のネジ穴の数(図4ではネジ穴2d〜2kの8つ)を、取付時に実際にネジ10が螺合されるネジ穴の数(図4(a)ではネジ穴2d,2e,2h,2iの4つ)よりも多くすることで、ネジ10が規則的に配置されやすくなる。例えば図4(a)ではネジ穴2d〜2k及び溝9d〜9gが並ぶ円周の中心を通り図中C方向を向く軸に対して線対称に、また、図4(b)では等間隔に、螺合されたネジ10が配置されている。
このようにハウジング2に形成するネジ10用のネジ穴の数を増やすことで、規則的にネジ10を配置でき、ハウジング2とアクチュエータ9の取り付けが安定する。
このようにハウジング2に形成するネジ10用のネジ穴の数を増やすことで、規則的にネジ10を配置でき、ハウジング2とアクチュエータ9の取り付けが安定する。
ところで、今やEGRバルブ1は、車両のみならず産業機械にも搭載されており、粉塵、水等の苛酷な環境下に曝される。そして、ハウジング2とアクチュエータ9の取付部の隙間から粉塵、水等の異物がハウジング2内部に侵入すると、排気ガスの再循環量を調整するための弁動作を阻害する恐れがある。以下では、本発明に係るEGRバルブ1の異物侵入防止のための構造を説明する。
図5に、この発明の実施の形態1に係るEGRバルブ1を、一部断面の要部拡大図として示す。
アクチュエータ9のフランジ9a側には、ハウジング2とアクチュエータ9の取付方向に突出する、円柱状で金属製の突起部9hが設けられている。この突起部9hは、ハウジング2とアクチュエータ9を取り付けるときにハウジング2の開口部2nに圧入され、突起部9hを貫通しているアクチュエータ軸9bが弁軸4に相対する。
つまり、アクチュエータ9の突起部9hの外径は、突起部9hが挿入されるハウジング2の開口部2nの内径よりもわずかに大きく設計されており、ハウジング2とアクチュエータ9の取付時に、突起部9hを開口部2nに圧入して密栓することで、突起部9hと開口部2nの間に隙間が生じないようにする。
アクチュエータ9のフランジ9a側には、ハウジング2とアクチュエータ9の取付方向に突出する、円柱状で金属製の突起部9hが設けられている。この突起部9hは、ハウジング2とアクチュエータ9を取り付けるときにハウジング2の開口部2nに圧入され、突起部9hを貫通しているアクチュエータ軸9bが弁軸4に相対する。
つまり、アクチュエータ9の突起部9hの外径は、突起部9hが挿入されるハウジング2の開口部2nの内径よりもわずかに大きく設計されており、ハウジング2とアクチュエータ9の取付時に、突起部9hを開口部2nに圧入して密栓することで、突起部9hと開口部2nの間に隙間が生じないようにする。
このように突起部9hを開口部2nに圧入することで、たとえハウジング2とアクチュエータ9の取付部に隙間13があったとしても、粉塵、水等の異物がこの隙間13を通ってハウジング2内部まで侵入することを防ぐことができる。従って、粉塵、水等の異物侵入に対するEGRバルブ1の耐性を向上させることができる。
また、突起部9hを開口部2nに圧入することで、ハウジング2とアクチュエータ9の締結力の向上、つまりアクチュエータ9に加わる振動負荷に対する耐性を、ネジ10のみで取り付けた場合よりも向上させることができる。
また、突起部9hは円柱状であるので、コネクタ9cの向きの変更に対して、何ら問題なく対応できる。
また、突起部9hを開口部2nに圧入することで、ハウジング2とアクチュエータ9の締結力の向上、つまりアクチュエータ9に加わる振動負荷に対する耐性を、ネジ10のみで取り付けた場合よりも向上させることができる。
また、突起部9hは円柱状であるので、コネクタ9cの向きの変更に対して、何ら問題なく対応できる。
上記した構造とは異なり、仮にアクチュエータ9の突起部9hの外径が、突起部9hが挿入されるハウジング2の開口部2n内径よりも小さく設計された場合、ハウジング2とアクチュエータ9の取付時に、突起部9hと開口部2nの間に隙間が生じる。
この場合、隙間13から侵入した粉塵、水等の異物が、突起部9hと開口部2nの間に生じた隙間を介してハウジング2内部に侵入し、弁軸摺動支持部材3に達すると、弁軸4の動作つまり排気ガスの再循環量を調整するための弁動作が阻害される。さらには、突起部9hとアクチュエータ軸9aの隙間から、アクチュエータ9内部にまでも粉塵、水等の異物が侵入すると、排気ガスの再循環ができないといった、EGRバルブ1自体の機能疾患に陥ることになる。
この場合、隙間13から侵入した粉塵、水等の異物が、突起部9hと開口部2nの間に生じた隙間を介してハウジング2内部に侵入し、弁軸摺動支持部材3に達すると、弁軸4の動作つまり排気ガスの再循環量を調整するための弁動作が阻害される。さらには、突起部9hとアクチュエータ軸9aの隙間から、アクチュエータ9内部にまでも粉塵、水等の異物が侵入すると、排気ガスの再循環ができないといった、EGRバルブ1自体の機能疾患に陥ることになる。
以上のように、この発明の実施の形態1に係るEGRバルブ1によれば、ハウジング2は、アクチュエータ9へ取り付けられる端面2mにネジ穴2d〜2kを有し、アクチュエータ9は、アクチュエータ9とハウジング2の取付方向に対して垂直な方向に突出するコネクタ9cと、ハウジング2の端面2mに相対する面において円周上に配置され、ハウジング2が有するネジ穴2d〜2kとともにネジ10が螺合される、径方向より周方向に長い溝9d〜9gとを有しているので、アクチュエータ9とハウジング2の取付時、この溝9d〜9g内の任意の位置でネジ10を螺合することができる。従って、アクチュエータ9のコネクタ9cの向きを容易に全周方向に設定することができ、軽量化、ダウンサイジング等を目的としたエンジンレイアウトに関する様々なニーズに対応することができる。
また、従来のように、アクチュエータのコネクタの向きを変更する際に、それに伴いハウジングの形状を変更する必要がないので、コネクタの向きの変更に要する時間と費用を削減することができる。
また、従来のように、アクチュエータのコネクタの向きを変更する際に、それに伴いハウジングの形状を変更する必要がないので、コネクタの向きの変更に要する時間と費用を削減することができる。
また、アクチュエータ9は、取付方向に突設され、ハウジング2に圧入される突起部9hを有しているので、突起部9hとハウジング2の間に隙間が発生しないようにすることができる。従って、粉塵、水等の異物侵入に対する耐性を向上させることができる。また、ハウジング2とアクチュエータ9の締結力が向上し、振動耐性を高めることができる。
また、ハウジング2が有するネジ穴2d〜2kの数は、ハウジング2とアクチュエータ9との取付に用いられるネジ10の数よりも多いので、ネジ10を実際に螺合するネジ穴の選択肢が多くなる。従って、螺合されたネジ10が規則的に配置されやすくなり、ハウジング2とアクチュエータ9の取り付けを安定させることができる。また、ネジ10を螺合するネジ穴として、突出するコネクタ9cに遮られてネジ10を螺合しにくいネジ穴が生じてしまっても、それ以外のネジ穴でネジ10を螺合することができるので、ハウジング2とアクチュエータ9の取付に必要なネジ止め数を確保しやすくなる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
また、図示例では、弁軸を軸方向に往復駆動するポペット型のEGRバルブを示したが、軸回りに回動駆動するバタフライ型等のEGRバルブであってもよい。
また、図示例では、弁軸を軸方向に往復駆動するポペット型のEGRバルブを示したが、軸回りに回動駆動するバタフライ型等のEGRバルブであってもよい。
1 EGRバルブ、2 ハウジング、2a 貫通穴、2b 配管取付穴、2c 配管取付部、2d〜2k ネジ穴、2m 端面(取付面)、2n 開口部、3 弁軸摺動支持部材、4 弁軸、5 弁座、6 排気ガス入口側流体通路、7 排気ガス出口側流体通路、8 弁体、9 アクチュエータ、9a フランジ、9b アクチュエータ軸、9c コネクタ、9d〜9g 溝、9h 突起部、10 ネジ、11 スプリング、12 皿状部材、13 隙間、101 EGRバルブ、102 ハウジング、102d〜102g ネジ穴、102m 端面、109 アクチュエータ、109a フランジ、109d〜109g ネジ穴。
Claims (3)
- コネクタを介して供給される電力により駆動力を発生させるアクチュエータと、前記駆動力により動作する弁軸に設けられた弁体によって開閉される流体の通路を内部に有するハウジングとが、ネジを用いて取り付けられている排気ガス再循環バルブにおいて、
前記ハウジングは、前記アクチュエータへ取り付けられる取付面にネジ穴を有し、
前記アクチュエータは、前記アクチュエータと前記ハウジングの取付方向に対して垂直な方向に突出する前記コネクタと、前記ハウジングの前記取付面に相対する面において円周上に配置され、前記ハウジングが有する前記ネジ穴とともに前記ネジが螺合される、径方向より周方向に長い溝とを有することを特徴とする排気ガス再循環バルブ。 - 前記アクチュエータは、前記取付方向に突設され、前記ハウジングに圧入される突起部を有することを特徴とする請求項1記載の排気ガス再循環バルブ。
- 前記ハウジングが有する前記ネジ穴の数は、前記ハウジングと前記アクチュエータとの取付に用いられる前記ネジの数よりも多いことを特徴とする請求項1または請求項2記載の排気ガス再循環バルブ。
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JP2013230339A Pending JP2015090113A (ja) | 2013-11-06 | 2013-11-06 | 排気ガス再循環バルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2015090113A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018151067A (ja) * | 2017-02-22 | 2018-09-27 | ボーサル エミッション コントロール システムズ エヌベー | インターフェースを含むバルブユニット |
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2013
- 2013-11-06 JP JP2013230339A patent/JP2015090113A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018151067A (ja) * | 2017-02-22 | 2018-09-27 | ボーサル エミッション コントロール システムズ エヌベー | インターフェースを含むバルブユニット |
JP7097716B2 (ja) | 2017-02-22 | 2022-07-08 | ボーサル エミッション コントロール システムズ エヌベー | インターフェースを含むバルブユニット |
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