JP2018127731A - 仮撚加工機 - Google Patents

仮撚加工機 Download PDF

Info

Publication number
JP2018127731A
JP2018127731A JP2017020971A JP2017020971A JP2018127731A JP 2018127731 A JP2018127731 A JP 2018127731A JP 2017020971 A JP2017020971 A JP 2017020971A JP 2017020971 A JP2017020971 A JP 2017020971A JP 2018127731 A JP2018127731 A JP 2018127731A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
pulley
false twisting
yarn
false
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017020971A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6914664B2 (ja
Inventor
欣三 橋本
Kinzo Hashimoto
欣三 橋本
尭幸 堀本
Takayuki Horimoto
尭幸 堀本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TMT Machinery Inc
Original Assignee
TMT Machinery Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TMT Machinery Inc filed Critical TMT Machinery Inc
Priority to JP2017020971A priority Critical patent/JP6914664B2/ja
Priority to KR1020180007591A priority patent/KR102256956B1/ko
Priority to CN201810089881.7A priority patent/CN108396421B/zh
Priority to TW107103789A priority patent/TWI713816B/zh
Priority to EP18155074.0A priority patent/EP3360991B1/en
Publication of JP2018127731A publication Critical patent/JP2018127731A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6914664B2 publication Critical patent/JP6914664B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D02YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
    • D02GCRIMPING OR CURLING FIBRES, FILAMENTS, THREADS, OR YARNS; YARNS OR THREADS
    • D02G1/00Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics
    • D02G1/02Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics by twisting, fixing the twist and backtwisting, i.e. by imparting false twist
    • D02G1/04Devices for imparting false twist
    • D02G1/08Rollers or other friction causing elements
    • D02G1/085Rollers or other friction causing elements between crossed belts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H51/00Forwarding filamentary material
    • B65H51/02Rotary devices, e.g. with helical forwarding surfaces
    • B65H51/04Rollers, pulleys, capstans, or intermeshing rotary elements
    • B65H51/08Rollers, pulleys, capstans, or intermeshing rotary elements arranged to operate in groups or in co-operation with other elements
    • B65H51/10Rollers, pulleys, capstans, or intermeshing rotary elements arranged to operate in groups or in co-operation with other elements with opposed coacting surfaces, e.g. providing nips
    • B65H51/105Rollers, pulleys, capstans, or intermeshing rotary elements arranged to operate in groups or in co-operation with other elements with opposed coacting surfaces, e.g. providing nips one of which is an endless belt
    • DTEXTILES; PAPER
    • D02YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
    • D02GCRIMPING OR CURLING FIBRES, FILAMENTS, THREADS, OR YARNS; YARNS OR THREADS
    • D02G1/00Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics
    • D02G1/02Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics by twisting, fixing the twist and backtwisting, i.e. by imparting false twist
    • D02G1/0206Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics by twisting, fixing the twist and backtwisting, i.e. by imparting false twist by false-twisting
    • D02G1/0266Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics by twisting, fixing the twist and backtwisting, i.e. by imparting false twist by false-twisting false-twisting machines
    • DTEXTILES; PAPER
    • D02YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
    • D02GCRIMPING OR CURLING FIBRES, FILAMENTS, THREADS, OR YARNS; YARNS OR THREADS
    • D02G1/00Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics
    • D02G1/02Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics by twisting, fixing the twist and backtwisting, i.e. by imparting false twist
    • D02G1/04Devices for imparting false twist
    • DTEXTILES; PAPER
    • D02YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
    • D02GCRIMPING OR CURLING FIBRES, FILAMENTS, THREADS, OR YARNS; YARNS OR THREADS
    • D02G1/00Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics
    • D02G1/02Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics by twisting, fixing the twist and backtwisting, i.e. by imparting false twist
    • D02G1/04Devices for imparting false twist
    • D02G1/08Rollers or other friction causing elements
    • D02G1/082Rollers or other friction causing elements with the periphery of at least one disc
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/30Handled filamentary material
    • B65H2701/31Textiles threads or artificial strands of filaments

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Abstract

【課題】複数の仮撚装置を1つの駆動源で駆動したときに生じる問題点を解消すること。【解決手段】仮撚加工機1は、異なる糸Y1と糸Y2を互いに逆向きに仮撚するための仮撚装置15を複数備え、複数の仮撚装置15の各々は、回転する円板と、円板の一方の面側に配置された、円板との間に糸Y1を挟むツイスターベルト53を有するベルトユニット32と、円板の他方の面側に配置された、円板との間に糸Y2を挟むツイスターベルト63を有するベルトユニット33と、ツイスターベルト53とツイスターベルト63をそれぞれ駆動する共通のモータ71と、を有する。複数の仮撚装置15を大きなモータで共通に駆動する場合と比べて個々のモータ71のサイズが小さくなるので、騒音、振動を低減できる。また、複数の仮撚装置15を共通に駆動するための動力伝達用の部材が必要ないため、仮撚加工機1全体の小型化が図れ、メンテナンス性も向上する。【選択図】図2

Description

本発明は、走行する2本の糸を互いに逆向きに仮撚するための仮撚装置を複数備える仮撚加工機に関する。
特許文献1には、S撚りの仮撚加工を施した糸と逆のZ撚りの仮撚加工を施した糸とを合糸する、いわゆる、合糸仮撚加工機についての開示がある。特に、特許文献1の加工機が備える仮撚装置は、それ1つで、2本の糸にS撚りとZ撚りを同時に施すことができる構成である。具体的には、仮撚装置は、回転する円板部材と、円板部材を挟んで配置された2つの仮撚ベルト部材と、を備える。各仮撚ベルト部材は、2つのプーリ(駆動プーリと従動プーリ)と、これら2つのプーリに巻き掛けられた仮撚ベルトとを備える。回転する円板部材の両側で仮撚ベルトが円板部材に対してそれぞれ同じ方向に走行することによって、円板部材の両側の2本の糸にはそれぞれ逆向き(S撚りとZ撚り)の撚りがかけられる。
また、上記加工機においては、2本の糸を合糸する加工錘が複数並んでいる。特許文献1では、複数の加工錘にそれぞれ備えられた仮撚装置を、加工機に設置された1つの大きなモータで共通に駆動している。具体的な構成としては、モータの動力を各仮撚装置の各仮撚ベルト部材に伝達する1つの長い駆動ベルトが、複数の仮撚装置の配列方向において、加工機の一端部から他端部にわたって往復走行可能に配置されている。すなわち、駆動ベルトは、往路部分と復路部分とを有する。また、各仮撚装置の各仮撚ベルト部材の駆動プーリには、駆動ベルトを介してモータの動力を駆動プーリに伝達するプーリ(連結プーリ)が連結されている。その上で、駆動ベルトは、上記配列方向に走行しながら、各仮撚装置の2つの連結プーリの一方には往路部分で、他方には復路部分でそれぞれ接触することにより、2つの連結プーリを互いに逆向きに回転させる。
特開平8−27637号公報
特許文献1に記載の複数の仮撚装置は、1つの大きなモータによって駆動されるため、種々の問題が発生する。例えば、モータの動作音や振動が大きく、騒音等の原因となる。また、複数の仮撚装置を共通に駆動するため、長い駆動ベルトの動力を伝達するための部材を配置する必要があり、加工機全体が大型化するという問題や、駆動ベルト及び仮撚りベルトの取り外し等のメンテナンスが煩雑になるという問題も生じる。
本発明の目的は、複数の仮撚装置を1つの駆動源で駆動したときに生じる問題点を解消することである。
第1の発明の仮撚加工機は、異なる第1の糸と第2の糸を互いに逆向きに仮撚するための仮撚装置を複数備える仮撚加工機であって、前記複数の仮撚装置の各々は、回転する円板と、前記円板の一方の面側に配置された、前記円板との間に第1の糸を挟む第1ツイスターベルトを有する第1ベルトユニットと、前記円板の他方の面側に配置された、前記円板との間に第2の糸を挟む第2ツイスターベルトを有する第2ベルトユニットと、 前記第1ツイスターベルトと第2ツイスターベルトをそれぞれ駆動する共通のベルト駆動源と、を有することを特徴とするものである。
本発明では、仮撚加工機が備える複数の仮撚装置の各々が、第1の糸を撚る第1ツイスターベルト及び第2の糸を撚る第2ツイスターベルトをそれぞれ駆動する共通の駆動源を備えている。つまり、仮撚装置の各々を個別の駆動源で独立駆動する構成である。この場合、複数の仮撚装置を1つのモータで共通に駆動する場合と比べて、個々の駆動源のサイズが小さくなり、各駆動源から発せられる騒音や振動が格段に小さくなるので、騒音、振動を低減できる。また、複数の仮撚装置を共通に駆動するための動力伝達用の部材を配置する必要がないため、仮撚加工機全体の小型化を図ることができる。また、動力伝達用の機構がコンパクトになるため、メンテナンスを容易化できる。
また、本発明では、複数の仮撚装置がベルト駆動源を個別に備えているため、複数の仮撚装置を独立的に制御することができる。例えば、糸切れ等が発生して複数の仮撚装置のいずれか1つを停止させる必要が生じた場合、単にその仮撚装置のベルト駆動源を停止させることで仮撚装置を停止させることができる。
第2の発明の仮撚加工機は、前記第1の発明において、前記第1ベルトユニットは、第1ツイスターベルトが巻き掛けられる第1駆動プーリ及び第1従動プーリと、前記第1駆動プーリに連結された第1連結プーリと、を有し、前記第2ベルトユニットは、第2ツイスターベルトが巻き掛けられる第2駆動プーリ及び第2従動プーリと、前記第2駆動プーリに連結された第2連結プーリと、を有し、前記第1連結プーリと前記第2連結プーリには、前記ベルト駆動源によって駆動される動力伝達ベルトが巻き掛けられ、前記動力伝達ベルトの内面が前記第1連結プーリに接触し、外面が前記第2連結プーリにそれぞれ接触していることを特徴とするものである。
本発明では、複数の仮撚装置のそれぞれにおいて、動力伝達ベルトの内面が第1連結プーリに、外面が第2連結プーリにそれぞれ接触する。この動力伝達ベルトを介して、第1連結プーリ(及び第1駆動プーリ)と第2連結プーリ(及び第2駆動プーリ)に対し、ベルト駆動源の動力が互いに逆向きに伝達される。これにより、第1ツイスターベルトと第2ツイスターベルトが駆動され、第1ツイスターベルトと円板によって第1の糸が撚られ、第2ツイスターベルトと円板によって第2の糸が第1の糸とは逆向きに撚られる。したがって、複数の仮撚装置を共通に駆動するための長いベルトを用いる必要がなく、各仮撚装置内に収まる大きさのベルトによって各仮撚装置を駆動できる。
第3の発明の仮撚加工機は、前記第2の発明において、前記第2連結プーリを挟んで前記第1連結プーリと反対側の位置に補助プーリが配置され、前記動力伝達ベルトは、前記第1連結プーリ、前記第2連結プーリ、及び、前記補助プーリにわたって巻き掛けられ、前記補助プーリには、前記動力伝達ベルトの内面が接触していることを特徴とするものである。
本発明では、第2連結プーリにはベルトの外面が、補助プーリにはベルトの内面が、それぞれ接触する。すなわち、これらのプーリに対してベルトがS字状或いはZ字状に巻き掛けられる。このため、第2連結プーリに対するベルトの巻き掛け角度を大きくし、ベルトと第2連結プーリとの接触面積を大きくすることができるので、第2連結プーリに対するベルトのスリップを抑えることができる。
第4の発明の仮撚加工機は、前記第2又は第3の発明において、前記動力伝達ベルトの内面には、ベルト長手方向に並ぶ複数の第1の歯が形成され、前記動力伝達ベルトの外面には、ベルト長手方向に並ぶ複数の第2の歯が形成され、前記第1連結プーリの外周面に、前記動力伝達ベルトの前記内面の前記複数の第1の歯と噛み合う複数の第1の溝が形成され、前記第2連結プーリの外周面に、前記動力伝達ベルトの前記外面の前記複数の第2の歯と噛み合う複数の第2の溝が形成されていることを特徴とするものである。
本発明では、動力伝達ベルトの内面に形成された第1の歯と第1連結プーリに形成された溝が噛み合い、動力伝達ベルトの外面に形成された第2の歯と第2連結プーリに形成された第2の溝が噛み合う。このため、第1、第2連結プーリに対する動力伝達ベルトのスリップが防止され、ベルト駆動源の動力が安定的に第1ツイスターベルト及び第2ツイスターベルトに伝達されるので、単位長あたりの糸の撚り数が変動しにくくなる。したがって、糸品質の低下を抑制することができる。また、複数の仮撚装置間で糸品質がばらつくことを抑制できる。
本実施形態に係る仮撚加工機の側面図である。 仮撚装置の斜視図である。 仮撚装置の側面図である。 図3を矢印IVの方向から見た、複数の仮撚装置を示す図である。 駆動部及びその周辺構成を示す説明図である。 変形例に係る駆動部及びその周辺構成を示す説明図である。 さらに別の変形例に係る駆動部及びその周辺構成を示す説明図である。
次に、本発明の実施の形態について、図1〜図5を参照しながら説明する。なお、図1の紙面垂直方向を機台長手方向とし、紙面左右方向を機台幅方向とする。すなわち、機台長手方向及び機台幅方向のいずれとも直交する方向が、重力の作用する垂直方向である。また、説明の便宜上、図1の紙面手前側を機台長手方向の手前側、紙面奥側を機台長手方向の奥側とする。
(仮撚加工機の全体構成)
まず、仮撚加工機の全体構成について、図1を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る仮撚加工機1の側面図である。
本実施形態の仮撚加工機1は、複数の給糸パッケージQから給糸された複数の糸Yのうち2本ずつに対し、一方の糸YにS撚りの仮撚加工を施し、他方の糸YにZ撚りの仮撚加工を施し、これら2本ずつの糸Yをそれぞれ合糸して、複数のパッケージPとしてそれぞれ巻き取るためのものである。図1に示すように、仮撚加工機1は、糸Yを供給する給糸部2と、給糸部2から供給された糸Yに対して仮撚加工を施す加工部3と、加工部3で仮撚加工された糸Yを巻き取ってパッケージPを形成する巻取部4とを備える。給糸部2、加工部3及び巻取部4が有する各構成(詳細は後述)は、給糸部2から加工部3を通って巻取部4に至る糸道が配置される糸の走行面(図1の紙面)と直交する機台長手方向において、複数配列されている。
給糸部2は、複数の給糸パッケージQを保持するクリールスタンド10を有し、加工部3に複数の糸Yを供給する。加工部3は、糸走行方向の上流側から順に、第1フィードローラ11、撚止ガイド12、第1加熱装置13、冷却装置14、仮撚装置15、第2フィードローラ16、合糸装置17、第3フィードローラ18、第2加熱装置19、第4フィードローラ20が配置された構成となっている。巻取部4は、加工部3で仮撚加工が施された糸Yを巻取装置21で巻き取ってパッケージPを形成する。
また、仮撚加工機1は、機台幅方向に間隔を置いて配置された主機台5及び巻取台6を有する。主機台5及び巻取台6は、機台長手方向に略同じ長さ延設されており、互いに対向するように配置されている。主機台5の上部と巻取台6の上部とは、支持フレーム7によって連結されている。加工部3を構成する各装置は、主に主機台5や支持フレーム7に取り付けられており、主機台5と巻取台6と支持フレーム7とによって、作業空間8が形成されている。糸道は、糸Yが主に作業空間8の周りを走行するように形成されている。
仮撚加工機1は、互いに対向配置された1組の主機台5及び巻取台6を含むスパンと呼ばれる単位ユニットを有する。1つのスパンでは、機台長手方向に並んだ状態で走行する複数の糸Yに対して、同時に仮撚加工を施すことができるように各装置が配置されている。そして、仮撚加工機1は、このスパンが、主機台5の機台幅方向の中心線Cを対称軸として左右対称に配置される(主機台5は左右のスパンで共通のものとなっている)とともに、機台長手方向に複数配列された構成となっている。
(加工部の構成)
次に、加工部3の構成について説明する。
第1フィードローラ11は、給糸部2から供給された糸Yを第1加熱装置13へ送るためのものであり、巻取台6の上部に配置されている。第1フィードローラ11は、複数の糸Yに対して個別に設けられた複数の不図示の駆動ローラ及び従動ローラが、それぞれ機台長手方向に1列に配列された構成となっている。
撚止ガイド12は、後述する仮撚装置15で糸Yに付与された撚りが、撚止ガイド12よりも糸走行方向上流側に伝播しないようにするためのものであり、第1フィードローラ11の糸走行方向下流側、且つ、第1加熱装置13の糸走行方向上流側に配置されている。撚止ガイド12は、給糸部2から供給される複数の糸Yに対して個別に設けられており、機台長手方向に1列に配列されている。
第1加熱装置13は、第1フィードローラ11から送られてきた糸Yを加熱するためのものであり、支持フレーム7に設置されている。第1加熱装置13は、機台幅方向において、糸走行方向下流側に向かうほど下方に向かって斜めに延びている。撚止ガイド12、冷却装置14、仮撚装置15は、概ね第1加熱装置13の延設方向に沿って配置されている。第1加熱装置13は、給糸部2から供給される複数の糸Yに対して複数設けられており、機台長手方向に1列に配列されている。
冷却装置14は、第1加熱装置13で加熱された糸Yを冷却するためのものであり、第1加熱装置13の糸走行方向下流側、且つ、仮撚装置15の糸走行方向上流側に配置されている。冷却装置14は、給糸部2から供給される複数の糸Yに対して個別に設けられており、機台長手方向に1列に配列されている。
仮撚装置15は、複数の糸Yのうち2本の糸Y、すなわち糸Y1(本発明の「第1の糸」)及び糸Y2(本発明の「第2の糸」)をそれぞれ逆向きに撚る(一方の糸YにS撚りを、他方の糸YにZ撚りを施す)ための装置であり、主機台5の上部に配置されている。仮撚装置15は、機台長手方向において複数配列されている。仮撚装置15の詳細については後述する。
第2フィードローラ16は、仮撚装置15で処理された糸Yを合糸装置17へ送るためのものであり、主機台5において仮撚装置15の下方に配置されている。第2フィードローラ16は、複数の糸Yに対して個別に設けられた複数の不図示の駆動ローラ及び従動ローラが、それぞれ機台長手方向に1列に配列された構成となっている。なお、第2フィードローラ16による糸Yの搬送速度は、第1フィードローラ11による糸Yの搬送速度よりも速く、糸Yは、第1フィードローラ11と第2フィードローラ16との間で延伸される。
合糸装置17は、糸Y1と糸Y2を合糸するためのものであり、主機台5において第2フィードローラ16の下方に配置されている。合糸装置17は、例えば糸Y1と糸Y2に対して空気を噴射し、糸Y1と糸Y2のフィラメント同士を空気流で絡める空気交絡(インターレース)によって合糸する。合糸装置17は、1つの仮撚装置15に対して1つずつ設けられている。
第3フィードローラ18は、合糸装置17によって合糸された糸Yを第2加熱装置19へ送るためのものであり、主機台5において合糸装置17の下方に配置されている。第3フィードローラ18は、合糸装置17によって合糸された複数の糸Yに対して個別に設けられた複数の不図示の駆動ローラ及び従動ローラが、それぞれ機台長手方向に1列に配列された構成となっている。なお、第3フィードローラ18による糸Yの搬送速度は、第2フィードローラ16による糸Yの搬送速度よりも遅く、糸Yは、第2フィードローラ16と第3フィードローラ18との間で弛緩される。
第2加熱装置19は、第3フィードローラ18から送られてきた糸Yを加熱するためのものであり、主機台5において第3フィードローラ18の下方に配置されている。第2加熱装置19は、鉛直方向に沿って延びており、1つのスパンに1つずつ設けられている。
第4フィードローラ20は、第2加熱装置19によって加熱された糸Yを巻取装置21へ送るためのものであり、巻取台6の下部に配置されている。第4フィードローラ20は、第2加熱装置19で加熱された複数の糸Yに対して個別に設けられた複数の不図示の駆動ローラ及び従動ローラが、それぞれ機台長手方向に1列に配列された構成となっている。第4フィードローラ20による糸Yの搬送速度は、第3フィードローラ18による糸Yの搬送速度よりも遅く、糸Yは、第3フィードローラ18と第4フィードローラ20との間で弛緩される。
以上のように構成された加工部3では、第1フィードローラ11と第2フィードローラ16との間で延伸された糸Yが、1つの仮撚装置15につき2本ずつ撚られる。仮撚装置15により形成される撚りは、撚止ガイド12までは伝播するが、撚止ガイド12よりも糸走行方向上流側には伝播しない。延伸されつつ撚りが付与された糸Yは、第1加熱装置13で加熱されて熱固定された後、冷却装置14で冷却される。仮撚装置15から下流では糸Yは解撚されるが、上記の熱固定によって各フィラメントが波状に仮撚りされた状態が維持される。さらに、仮撚装置15によってそれぞれS撚りとZ撚りの仮撚りが施された2本の糸Y(糸Y1及び糸Y2)は、第2フィードローラ16と第3フィードローラ18との間で弛緩されながら、合糸装置17によって合糸される。合糸された糸Yは、第3フィードローラ18と第4フィードローラ20との間で弛緩されながら、第2加熱装置19で熱固定される。最後に、第4フィードローラ20から送られた糸Yは、巻取装置21によって巻き取られ、パッケージPが形成される。
(仮撚装置の詳細構成)
次に、仮撚装置15の詳細構成について、図2〜図5を用いて説明する。図2は、仮撚装置15の斜視図である。図3は、仮撚装置15を機台長手方向から見た側面図である。図4は、図3を矢印IVの方向から見た、複数の仮撚装置15を示す図である。図5は、仮撚装置15のうち、後述する駆動部34及びその周辺構成を示す説明図である。
仮撚装置15は、異なる2本の糸Y(糸Y1及び糸Y2)を互いに逆向きに撚る(S撚り、Z撚りを施す)ためのものであり、機台長手方向において複数配列されている(図4参照)。複数の仮撚装置15のそれぞれは、糸Y1及び糸Y2を互いに逆向きに撚るために、以下のような構成を有する。すなわち、図2に示すように、仮撚装置15は、回転可能に構成された円板31と、円板31の機台長手方向手前側(本発明の「一方の面側」)に配置されたベルトユニット32(本発明の「第1ベルトユニット」)と、円板31の機台長手方向奥側(本発明の「他方の面側」)に配置されたベルトユニット33(本発明の「第2ベルトユニット」と、後述するベルトユニット32のツイスターベルト53(本発明の「第1ツイスターベルト」)及びベルトユニット33のツイスターベルト63(本発明の「第2ツイスターベルト」)をそれぞれ駆動する駆動部34と、を主に有する。
円板31は、仮撚装置15を走行する糸Y1と糸Y2の間に配置されており、円板31の機台長手方向手前側に糸Y1が、機台長手方向奥側に糸Y2が、それぞれ配置されている(図3及び図4参照)。円板31の外周部には、リング部42が形成されている。リング部42は、ツイスターベルト53及びツイスターベルト63と共に糸Y1、Y2を撚るための部分であり、ツイスターベルト53及びツイスターベルト63と同等又はそれ以上の耐摩耗性を有する部材で形成されている。リング部42の機台長手方向手前側の面には、リング面42aが形成されている。リング面42aは、ツイスターベルト53の外面の一部と接触している。また、リング部42の機台長手方向奥側の面には、リング面42bが形成されている。リング面42bは、ツイスターベルト63の外面の一部と接触している。
円板31は、機台長手方向に沿って延びる軸41に取り付けられている。軸41は、例えば複数の仮撚装置15に亘って機台長手方向に沿って延びており、複数の仮撚装置15の各々に設けられた円板31が取り付けられ、1つのモータ(不図示)に連結されている。このモータが回転することによって、複数の仮撚装置15の各々の円板31が、軸41を中心に回転する。
ベルトユニット32は、円板31との間に糸Y1を挟んで糸Y1を撚る(本実施形態では、Z撚りを施す)ためのものであり、円板31の機台長手方向手前側に配置されている。ベルトユニット32は、プーリ51(本発明の「第1駆動プーリ」)及びプーリ52(本発明の「第1従動プーリ」と、ツイスターベルト53と、一端部がプーリ51に固定された軸54と、軸54に固定されたプーリ55(本発明の「第1連結プーリ」)と、を有する。
プーリ51及びプーリ52は、それぞれ、機台長手方向と直交する方向を回転軸方向として回転可能に構成されている。プーリ51とプーリ52は、上記回転軸方向及び機台長手方向と直交する方向に並んでいる。
ツイスターベルト53は、無端状のベルトであり、プーリ51及びプーリ52に巻き掛けられている。ツイスターベルト53のうち、プーリ51及びプーリ52に接触しておらず、且つ、機台長手方向において円板31に近い側の部分と、円板31のリング部42との間に、糸Y1が挟まれている。
軸54は、一端部がプーリ51に固定されており、プーリ51の回転軸方向に延びている。軸54は、機台幅方向において作業空間8(図1参照)に近い側へ向かうほど上方へ向かって、斜めに延びている。
プーリ55は、軸54の他端部に固定され、軸54を介してプーリ51に連結されている。プーリ55の外周面には、プーリ55の回転軸方向に沿って形成された複数の溝56(本発明の「第1の溝」)が、プーリ55の周方向に略等間隔で並べられている(図5参照)。
ベルトユニット33は、円板31との間に糸Y2を挟んで、糸Y2を糸Y1とは逆向きに撚る(本実施形態では、S撚りを施す)ためのものであり、円板31を挟んでベルトユニット32と対向する位置、すなわち円板31の機台長手方向奥側に配置されている。ベルトユニット33の構造は、前述したベルトユニット32の構造と同様である。すなわち、ベルトユニット33は、プーリ61(本発明の「第2駆動プーリ」)と、プーリ62(本発明の「第2従動プーリ」)と、プーリ61及びプーリ62に巻き掛けられたツイスターベルト63と、一端部がプーリ61に固定された軸64と、軸64の他端部に固定されたプーリ65(本発明の「第2連結プーリ」)と、を有する。ツイスターベルト63とリング部42との間に、糸Y2が挟まれている。また、プーリ65の外周面には、プーリ65の回転軸方向に沿って形成された複数の溝66(本発明の「第2の溝」)が、プーリ65の周方向に略等間隔で並べられている(図5参照)。
また、機台長手方向において、プーリ65を挟んでプーリ55と反対側の位置に、プーリ67(本発明の「補助プーリ」)が回転可能に設けられている(図5参照)。プーリ67の外周面には、プーリ67の回転軸方向に沿って形成された複数の溝68が、プーリ67の周方向に略等間隔で並べられている(図5参照)。
駆動部34は、ツイスターベルト53とツイスターベルト63をそれぞれ共通に駆動するためのものであり、各仮撚装置15に個別に設けられている。図3に示すように、駆動部34は、例えば円板31の上方に配置されている。駆動部34は、動力源であるモータ71(本発明の「ベルト駆動源」)と、モータ71の回転軸に連結されたプーリ72とを有する。モータ71の回転軸は、作業空間8側へ向かって斜め上方に延びている。プーリ72は、モータ71の斜め上方に配置されている。言い換えると、モータ71は、円板31とプーリ72との間に配置されている。プーリ72の外周面には、プーリ72の回転軸方向に沿って形成された複数の溝73が、プーリ72の周方向に略等間隔で並べられている(図5参照)。
また、図5に示すように、プーリ55、65、67、72にわたって、ベルト35(本発明の「動力伝達ベルト」)が巻き掛けられている。ベルト35は、駆動部34の動力をプーリ55及びプーリ65に伝達するための無端状のベルトである。ベルト35の内面はプーリ55、67、72と接触しており、ベルト35の外面はプーリ65と接触している。図5に示すように、ベルト35の内面には複数の歯75(本発明の「第1の歯」)が、外面には複数の歯76(本発明の「第2の歯」)が、ベルト35の長手方向においてそれぞれ略等間隔で並べられている。ベルト35の内面の複数の歯75は、プーリ55、67、72の複数の溝56、68及び73と噛み合い、外面の複数の歯76は、プーリ65の複数の溝66と噛み合う。
次に、以上のような構成を有する仮撚装置15の動作について説明する。まず、図2に示すように、円板31は、軸41を中心に、不図示のモータによって矢印の方向(図2の時計回り)に回転駆動される。
次に、ベルトユニット32及びベルトユニット33の動作について、図2及び図5を用いて説明する。図5に示すように、駆動部34のモータ71の回転軸が所定の方向(図5の反時計回り)に回ると、モータ71に連結されたプーリ72と、プーリ72に巻き掛けられたベルト35を介して、モータ71の動力がベルトユニット32のプーリ55と、ベルトユニット33のプーリ65と、プーリ67に伝達される。ここで、プーリ55、67、72には、いずれもベルト35の内面が接触しているため、これらのプーリは同じ方向(図5の反時計回り)に回転する。一方、プーリ65にはベルト35の外面が接触しているため、モータ71の動力がプーリ55等とは逆向きに伝達される。すなわち、プーリ65は、プーリ55等の回転方向とは逆向き(図5の時計回り)に回転する。ここで、ベルト35の歯75がプーリ55、67、72の溝56、68、73に、歯76がプーリ65の溝66にそれぞれ噛み合うことで、プーリ55等に対するベルト35のスリップが防止される。
上記のようにプーリ55、65が回転すると、プーリ51、61が、それぞれプーリ55、65と一体的に回転する。図3に示すように、プーリ55とプーリ65が互いに逆向きに回転するため、プーリ51とプーリ61は互いに逆向きに回転する。これにより、ツイスターベルト53及びツイスターベルト63に動力が伝達される。ここで、ツイスターベルト53及びツイスターベルト63のうち、それぞれ円板31に近い側の部分は、円板31に対して同じ方向に走行する。なお、プーリ52、62は、それぞれツイスターベルト53、63が駆動されることによって従動的に回転する。
このようにして、回転する円板31のリング部42と走行するツイスターベルト53とによって糸Y1が挟まれ、糸Y1にZ撚りが施される。また、リング部42とツイスターベルト63とによって糸Y2が挟まれ、糸Y2にS撚りが施される。すなわち、糸Y1と糸Y2が互いに逆向きに撚られる。
以上のように、複数の仮撚装置15の各々が、糸Y1を撚るツイスターベルト53及び糸Y2を撚るツイスターベルト63をそれぞれ駆動するモータ71を備えている。つまり、仮撚装置15の各々が個別のモータ71で独立駆動される。この場合、複数の仮撚装置15を1つのモータで共通に駆動させる場合と比べて、個々のモータ71のサイズが小さくなり、各モータ71から発せられる騒音や振動が格段に小さくなるので、騒音、振動を低減できる。また、複数の仮撚装置15を共通に駆動するための動力伝達用の部材を配置する必要がないため、仮撚加工機1全体の小型化を図ることができる。また、動力伝達用の機構がコンパクトになるため、メンテナンスを容易化できる。
また、複数の仮撚装置15がモータ71を個別に備えているため、複数の仮撚装置15を独立的に制御することができる。例えば、糸切れ等が発生して複数の仮撚装置15のいずれか1つを停止させる必要が生じた場合、単にその仮撚装置15のモータ71を停止させることで、その仮撚装置15が停止する。つまり、ベルト35とプーリ55、65とを切り離すための機構がなくても各仮撚装置15を個別に停止させることができるので、仮撚装置15の構造を単純化できる。また、モータ71の出力に応じて、ツイスターベルト53、63の走行速度を仮撚装置15間で異ならせることで、糸Y1、Y2が撚られる速さを仮撚装置15間で異ならせることができる。したがって、仮撚加工機1において、複数の種類の糸Yを生産することも可能になる。
また、複数の仮撚装置15のそれぞれにおいて、ベルト35の内面がプーリ55に、外面がプーリ65にそれぞれ接触する。このベルト35を介して、プーリ55(及びプーリ51)とプーリ65(及びプーリ62)にモータ71の動力が互いに逆向きに伝達される。これにより、ツイスターベルト53とツイスターベルト63が駆動され、ツイスターベルト53と円板31によって糸Y1が撚られ、ツイスターベルト63と円板31によって糸Y2が糸Y1とは逆向きに撚られる。したがって、複数の仮撚装置15を共通に駆動するための長いベルトを用いる必要がなく、各仮撚装置15内に収まる大きさのベルト35によって各仮撚装置15を駆動できる。
また、プーリ65にはベルト35の外面が、プーリ67にはベルト35の内面が、それぞれ接触する。すなわち、これらのプーリに対してベルト35がS字状或いはZ字状に巻き掛けられる。このため、プーリ65に対するベルト35の巻き掛け角度を大きくし、ベルト35とプーリ65との接触面積を大きくすることができるので、プーリ65に対するベルト35のスリップを抑えることができる。
また、ベルト35に形成された歯75とプーリ55の溝56とが噛み合い、歯76とプーリ65の溝66とが噛み合う。このため、プーリ55、65に対するベルト35のスリップが防止され、駆動部34の動力が安定的にツイスターベルト53及びツイスターベルト63に伝達されるので、単位長あたりの糸Y1、Y2の撚り数が変動しにくくなる。したがって、糸品質の低下を抑制することができる。また、複数の仮撚装置15間で糸品質がばらつくことを抑制できる。
次に、前記実施形態に変更を加えた変形例について説明する。但し、前記実施形態と同様の構成を有するものについては、同じ符号を付して適宜その説明を省略する。
(1)前記実施形態においては、ベルト35の内面及び外面にそれぞれ複数の歯75、76が形成され、プーリ55、65、67、72の外周面にそれぞれ複数の溝56、66、68及び73が形成されているものとしたが、これには限られない。すなわち、図6に示すように、仮撚装置81において、ベルトユニット32aのプーリ55a、ベルトユニット33aのプーリ65a、補助プーリとしてのプーリ67a及び駆動部34aのプーリ72aの周面において、溝が形成されていなくても良い。この場合、例えば平ベルト等の、歯を有しないベルト35aが、プーリ55a、65a、67a、72aに巻き掛けられるような構成でも良い。
(2)前記までの実施形態においては、プーリ65を挟んでプーリ55と反対側の位置にプーリ67が配置されているものとしたが、これには限られない。例えば、図7に示すように、仮撚装置82において、駆動部34の機台長手方向の位置が、プーリ55を挟んでプーリ65と反対側になるように駆動部34を配置することで、プーリ67を設けずにプーリ55とプーリ65を互いに逆向きに回転させる構成にしても良い。
(3)前記までの実施形態においては、プーリ及びベルトを介してモータ71の動力をベルトユニット32、33に伝達するものとしたが、これには限られない。例えばギアを配置する等して、モータ71の動力をベルトユニット32、33に伝達し、ツイスターベルト53とツイスターベルト63を互いに逆向きに走行させる構成にしても良い。
(4)前記までの実施形態において、軸41が複数の仮撚装置15にわたって機台長手方向に延びているものとしたが、軸41は、例えば各仮撚装置15に個別に設けられ、且つ、各仮撚装置15に個別に設けられた不図示のモータに連結される構成でも良い。
(5)前記までの実施形態において、モータ71が、円板31とプーリ72との間に配置されているものとしたが、これには限られない。モータ71が、プーリ72を挟んで円板31とは反対側に配置されており、モータ71の回転軸が斜め下方に向かって延びている構成でも良い。これにより、例えばモータ71のサイズが大きい場合でも、円板31とプーリ72との間の空間の大きさに影響されることなく、モータ71を配置することができる。
(6)前記までの実施形態において、仮撚加工機1の第1加熱装置13が、機台幅方向において糸走行方向下流側へ向かうほど下方へ向かうものとしたが、これには限られない。例えば、第1加熱装置が機台幅方向と略平行に配置されているもの(特開2016−223034号公報等を参照)等、様々な仮撚加工機に対して仮撚装置15を適用できる。
1 仮撚加工機
15 仮撚装置
31 円板
32 ベルトユニット(第1ベルトユニット)
33 ベルトユニット(第2ベルトユニット)
34 駆動部
35 ベルト(動力伝達ベルト)
51 プーリ(第1駆動プーリ)
52 プーリ(第1従動プーリ)
53 ツイスターベルト(第1ツイスターベルト)
55 プーリ(第1連結プーリ)
56 溝(第1の溝)
61 プーリ(第2駆動プーリ)
62 プーリ(第2従動プーリ)
63 ツイスターベルト(第2ツイスターベルト)
65 プーリ(第2連結プーリ)
66 溝(第2の溝)
67 プーリ(補助プーリ)
71 モータ(ベルト駆動源)
75 歯(第1の歯)
76 歯(第2の歯)
Y 糸
Y1 糸(第1の糸)
Y2 糸(第2の糸)
本発明では、動力伝達ベルトの内面に形成された第1の歯と第1連結プーリに形成された第1の溝が噛み合い、動力伝達ベルトの外面に形成された第2の歯と第2連結プーリに形成された第2の溝が噛み合う。このため、第1、第2連結プーリに対する動力伝達ベルトのスリップが防止され、ベルト駆動源の動力が安定的に第1ツイスターベルト及び第2ツイスターベルトに伝達されるので、単位長あたりの糸の撚り数が変動しにくくなる。したがって、糸品質の低下を抑制することができる。また、複数の仮撚装置間で糸品質がばらつくことを抑制できる。
(2)前記までの実施形態においては、プーリ65を挟んでプーリ55と反対側の位置にプーリ67が配置されているものとしたが、これには限られない。例えば、図7に示すように、仮撚装置82において、駆動部34の機台長手方向の位置が、プーリ65を挟んでプーリ55と反対側になるように駆動部34を配置することで、プーリ67を設けずにプーリ55とプーリ65を互いに逆向きに回転させる構成にしても良い。

Claims (4)

  1. 異なる第1の糸と第2の糸を互いに逆向きに仮撚するための仮撚装置を複数備える仮撚加工機であって、
    前記複数の仮撚装置の各々は、
    回転する円板と、
    前記円板の一方の面側に配置された、前記円板との間に第1の糸を挟む第1ツイスターベルトを有する第1ベルトユニットと、
    前記円板の他方の面側に配置された、前記円板との間に第2の糸を挟む第2ツイスターベルトを有する第2ベルトユニットと、
    前記第1ツイスターベルトと第2ツイスターベルトをそれぞれ駆動する共通のベルト駆動源と、を有することを特徴とする仮撚加工機。
  2. 前記第1ベルトユニットは、第1ツイスターベルトが巻き掛けられる第1駆動プーリ及び第1従動プーリと、前記第1駆動プーリに連結された第1連結プーリと、を有し、
    前記第2ベルトユニットは、第2ツイスターベルトが巻き掛けられる第2駆動プーリ及び第2従動プーリと、前記第2駆動プーリに連結された第2連結プーリと、を有し、
    前記第1連結プーリと前記第2連結プーリには、前記ベルト駆動源によって駆動される動力伝達ベルトが巻き掛けられ、
    前記動力伝達ベルトの内面が前記第1連結プーリに接触し、外面が前記第2連結プーリにそれぞれ接触していることを特徴とする請求項1に記載の仮撚加工機。
  3. 前記第2連結プーリを挟んで前記第1連結プーリと反対側の位置に補助プーリが配置され、
    前記動力伝達ベルトは、前記第1連結プーリ、前記第2連結プーリ、及び、前記補助プーリにわたって巻き掛けられ、
    前記補助プーリには、前記動力伝達ベルトの内面が接触していることを特徴とする請求項2に記載の仮撚加工機。
  4. 前記動力伝達ベルトの内面には、ベルト長手方向に並ぶ複数の第1の歯が形成され、
    前記動力伝達ベルトの外面には、ベルト長手方向に並ぶ複数の第2の歯が形成され、
    前記第1連結プーリの外周面に、前記動力伝達ベルトの前記内面の前記複数の第1の歯と噛み合う複数の第1の溝が形成され、
    前記第2連結プーリの外周面に、前記動力伝達ベルトの前記外面の前記複数の第2の歯と噛み合う複数の第2の溝が形成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の仮撚加工機。
JP2017020971A 2017-02-08 2017-02-08 仮撚加工機 Active JP6914664B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017020971A JP6914664B2 (ja) 2017-02-08 2017-02-08 仮撚加工機
KR1020180007591A KR102256956B1 (ko) 2017-02-08 2018-01-22 가연 가공기
CN201810089881.7A CN108396421B (zh) 2017-02-08 2018-01-30 假捻加工机
TW107103789A TWI713816B (zh) 2017-02-08 2018-02-02 假撚加工機
EP18155074.0A EP3360991B1 (en) 2017-02-08 2018-02-05 Draw texturing machine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017020971A JP6914664B2 (ja) 2017-02-08 2017-02-08 仮撚加工機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018127731A true JP2018127731A (ja) 2018-08-16
JP6914664B2 JP6914664B2 (ja) 2021-08-04

Family

ID=61192671

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017020971A Active JP6914664B2 (ja) 2017-02-08 2017-02-08 仮撚加工機

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP3360991B1 (ja)
JP (1) JP6914664B2 (ja)
KR (1) KR102256956B1 (ja)
CN (1) CN108396421B (ja)
TW (1) TWI713816B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4108817A1 (en) 2021-06-10 2022-12-28 TMT Machinery, Inc. False-twist texturing machine
TWI822994B (zh) * 2019-05-27 2023-11-21 日商Tmt機械股份有限公司 假撚加工機

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7319090B2 (ja) * 2019-05-27 2023-08-01 Tmtマシナリー株式会社 仮撚加工機
CN117604690B (zh) * 2024-01-17 2024-04-16 苏州市奕双新材料有限公司 一种混纺纱生产设备及生产工艺

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2332352A1 (fr) * 1975-11-19 1977-06-17 Roannais Const Textiles Atel Perfectionnement aux broches de texturation fausse-torsion par disques
DE3818370A1 (de) * 1987-06-02 1988-12-22 Murata Machinery Ltd Spinnstelle
FR2619831B1 (fr) * 1987-08-28 1989-11-24 Devtex Dispositif permettant de communiquer une fausse torsion par friction a au moins un fil en mouvement
US4940953A (en) * 1989-09-05 1990-07-10 Honeywell Inc. Millimeter wave microstrip IMPATT diode oscillator
JP3141590B2 (ja) * 1992-12-07 2001-03-05 村田機械株式会社 仮撚装置
JP2951209B2 (ja) 1994-07-11 1999-09-20 村田機械株式会社 合糸用仮撚り装置
TWI425127B (zh) * 2006-04-05 2014-02-01 Tmt Machinery Inc Clamp type false twisting device
JP4486115B2 (ja) * 2007-08-30 2010-06-23 Tmtマシナリー株式会社 糸巻取装置、及び仮撚加工機
JP6615496B2 (ja) 2015-06-01 2019-12-04 Tmtマシナリー株式会社 仮撚加工機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI822994B (zh) * 2019-05-27 2023-11-21 日商Tmt機械股份有限公司 假撚加工機
EP4108817A1 (en) 2021-06-10 2022-12-28 TMT Machinery, Inc. False-twist texturing machine

Also Published As

Publication number Publication date
KR102256956B1 (ko) 2021-05-27
TWI713816B (zh) 2020-12-21
EP3360991B1 (en) 2020-10-21
JP6914664B2 (ja) 2021-08-04
KR20180092272A (ko) 2018-08-17
TW201829863A (zh) 2018-08-16
CN108396421A (zh) 2018-08-14
EP3360991A1 (en) 2018-08-15
CN108396421B (zh) 2022-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI713816B (zh) 假撚加工機
JP4486115B2 (ja) 糸巻取装置、及び仮撚加工機
JP2011047074A (ja) 仮撚加工機
TWI703247B (zh) 假撚加工機
JP2013067871A (ja) ドラフト装置及び紡績機
JP2007297764A (ja) ニップ式仮撚装置
JP2951209B2 (ja) 合糸用仮撚り装置
TWI822994B (zh) 假撚加工機
EP3974568B1 (en) Textile machine
TW201816212A (zh) 帶式假捻裝置
TWI825311B (zh) 假撚加工機
JP2007308833A (ja) 合糸仮撚加工機
EP4119707A2 (en) Cooler and yarn processor
JPH11240671A (ja) 線材引取装置
JP2023088851A (ja) 糸送り装置及び仮撚加工機
JP2000027042A (ja) 延伸仮撚機
JP6533144B2 (ja) ベルト式仮撚装置
JPH0639971U (ja) 毛羽抑制装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180123

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191227

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210629

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210714

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6914664

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250