JP2018127574A - シートモールディングコンパウンドの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱硬化性樹脂に低収縮剤を添加することなく、熱硬化性樹脂の収縮を抑制して反りを低減することができるシートモールディングコンパウンドの製造方法を提供する。【解決手段】第1樹脂含浸工程S108の前に、熱硬化性樹脂の第1ペーストの上にフィルム状の低収縮材を積層する低収縮材積層工程S104を有するシートモールディングコンパウンドの製造方法S100。【選択図】図2

Description

本発明は、シートモールディングコンパウンドの製造方法に関する。
従来から、所定の機械的物性を有しながら、軽量、肉薄でかつ少なくとも片面が平滑性に優れたシートモールディングコンパウンドの製造方法が知られている(下記特許文献1を参照)。特許文献1に記載された従来の製造方法では、まず、セパレートフィルムの片面に低収縮剤を含む硬化性樹脂組成物を均一に塗布して樹脂層を形成し、さらにその上にチョップした強化繊維を散布する。次いで、別のセパレートフィルムの片面に低収縮剤を実質的に含まない硬化性樹脂組成物を均一に塗布して樹脂層を形成し、チョップした強化繊維を散布した樹脂層表面と後者の樹脂層表面とを重ね合わせる。その後、外側から加圧して両者を圧着し、樹脂組成物をチョップした強化繊維に含浸する。
特開2004−35714号公報
前記従来のシートモールディングコンパウンドの製造方法では、セパレートフィルムの片面に低収縮剤を含む硬化性樹脂組成物を塗布して樹脂層を形成している。そのため、硬化性樹脂組成物と低収縮剤との比重差および相溶性などの要因により、硬化性樹脂組成物に含まれる低収縮剤が分離したり凝縮したりするおそれがある。
本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであり、熱硬化性樹脂に低収縮剤を添加することなく、熱硬化性樹脂の収縮を抑制して反りを低減することができるシートモールディングコンパウンド(SMC)の製造方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成すべく、本発明のシートモールディングコンパウンドの製造方法は、熱硬化性樹脂の第1ペーストの上に切断された第1強化繊維を散布する第1繊維散布工程と、前記第1ペーストを前記第1強化繊維に含浸させる第1樹脂含浸工程と、前記第1強化繊維に含浸させた前記第1ペーストを加熱して硬化させる樹脂硬化工程と、を有するシートモールディングコンパウンドの製造方法であって、前記第1樹脂含浸工程の前に、前記第1ペーストの上にフィルム状の低収縮材を積層する低収縮材積層工程を有することを特徴とする。
前記第1繊維散布工程は、たとえば、熱硬化性樹脂の第1ペースト上に、所定の長さに切断された第1強化繊維を散布する工程である。本製造方法は、この第1繊維散布工程の前に、第1離型材供給工程と第1樹脂積層工程を有してもよい。前記第1繊維散布工程は、たとえば、前記第1離型剤供給工程と前記第1樹脂積層工程を経て、前記第1離型材の上に積層された前記第1ペーストに対して行うことができる。
前記第1離型材供給工程は、たとえば、ロール状に巻回されたフィルム状の第1離型材を巻き出してローラによって搬送することで、第1離型材を供給する工程である。前記第1樹脂積層工程は、たとえば、前記第1離型材の上に前記第1ペーストを積層する工程である。より具体的には、前記第1樹脂積層工程は、前記第1離型材の上に前記第1ペーストを塗布する第1樹脂塗布工程である。
前記第1樹脂含浸工程は、たとえば、含浸ロールによって前記第1ペーストに圧力を加えることで、前記第1ペーストを前記第1強化繊維に含浸させる工程である。含浸ロールは、たとえば、前記第1ペーストを含むシートモールディングコンパウンドを構成する素材の積層体の厚さ方向両側に対向して配置される。含浸ロールは、たとえば、前記積層体を送り方向に送るために回転しながら、前記積層体を厚さ方向両側から挟み込むことで、前記第1ペーストに圧力を加えて前記第1強化繊維に含浸させる。これにより、シートモールディングコンパウンドを製造することができる。
前記樹脂硬化工程は、第1強化繊維に含浸させた前記第1ペーストを加熱して硬化させる工程である。この樹脂硬化工程は、たとえば、前記第1樹脂含浸工程によって得られたシートモールディングコンパウンドを熱プレス成形する工程である。この場合、一枚のシートモールディングコンパウンドを熱プレス成形してもよいし、複数のシートモールディングコンパウンドを積層させて熱プレス成形してもよい。この樹脂硬化工程において加熱された熱硬化性樹脂の前記第1ペーストは、硬化するとともに収縮しようとする。本製造方法において、この樹脂硬化工程は、前記低収縮材積層工程の後に行われる。
前記低収縮材積層工程は、たとえば、前記第1樹脂含浸工程の前に、前記第1ペーストの上にフィルム状の低収縮材を積層する工程である。この低収縮材積層工程は、たとえば、ロール状に巻回されたフィルム状の低収縮材を巻き出してローラによって搬送することで、前記低収縮材を供給して前記第1ペーストの上に積層する工程である。
前記低収縮材積層工程は、たとえば、前記第1繊維散布工程の前または後に行うことができる。この低収縮材積層工程が、前記第1繊維散布工程の前工程である場合、前記第1ペーストの上に、直接、前記低収縮材を積層させる。また、この低収縮材積層工程が、前記第1繊維散布工程の後工程である場合、前記第1ペーストの上に、前記第1強化繊維を介して、前記低収縮材を積層させる。
このように、前記低収縮材積層工程において、前記第1ペーストの上にフィルム状の低収縮材を積層することで、前記樹脂硬化工程において、前記第1ペーストの収縮が前記低収縮材によって抑制され、シートモールディングコンパウンドの反りを低減することができる。なお、前記低収縮材の熱収縮率は、前記第1ペーストの熱収縮率よりも低い。ここで、熱収縮率とは、ある物体の温度が1℃上昇したときに、その物体に生ずる収縮の割合をいう。
より詳細には、前記樹脂硬化工程において加熱された前記低収縮材は、全体が溶融することなく、表面部分が溶融して熱硬化性樹脂や強化繊維と相溶し、熱硬化性樹脂や強化繊維の濡れ性が向上する。したがって、本製造方法によって製造されたシートモールディングコンパウンドおよびその成形品は、前記低収縮材の結晶層の存在により、熱硬化性樹脂の硬化収縮が面全体で抑制され、反りが低減される。
本製造方法は、たとえば、前記第1繊維散布工程の後に前記低収縮材積層工程を有し、前記低収縮材積層工程の後で前記第1樹脂含浸工程の前に第2樹脂積層工程を有してもよい。この第2樹脂積層工程は、たとえば、前記低収縮材の上に熱硬化性樹脂の第2ペーストを積層する工程である。この場合、本製造方法は、この第2樹脂積層工程の前に、第2離型材供給工程と第2樹脂塗布工程を有してもよい。
前記第2離型材供給工程は、たとえば、ロール状に巻回されたフィルム状の第2離型材を巻き出してローラによって搬送することで、第2離型材を供給する工程である。第2樹脂塗布工程は、たとえば、前記第2離型材の上に熱硬化性樹脂の第2ペーストを塗布する工程である。この場合、前記第2樹脂積層工程は、たとえば、前記低収縮材の上に前記第2ペーストが塗布された前記第2離型材を積層させる工程である。
この第2樹脂積層工程の後に、前記第1樹脂含浸工程を有することができる。これにより、シートモールディングコンパウンドを製造することができる。ここで、前記低収縮材積層工程が第1繊維散布工程の前工程である場合、前記第1離型材、前記第1ペースト、前記低収縮材、前記第1強化繊維に含浸された前記第2ペースト、および第2離型材が、この順に積層されたシートモールディングコンパウンドを製造することができる。
一方、前記低収縮材積層工程が第1繊維散布工程の後工程である場合、前記第1離型材、前記第1強化繊維に含浸された前記第1ペースト、前記低収縮材、前記第2ペースト、および第2離型材が、この順に積層されたシートモールディングコンパウンドを製造することができる。また、前記第1樹脂含浸工程の後に前記樹脂硬化工程を有することで、一層の前記シートモールディングコンパウンドを用いた成形品、または多層の前記シートモールディングコンパウンドを用いた成形品を製造することができる。
また、本製造方法は、たとえば、前記第1繊維散布工程の後に、前記第1強化繊維が散布された前記第1ペーストの上に、熱硬化性樹脂の第2ペーストを積層する第2樹脂積層工程を有してもよい。より具体的には、前記第2樹脂積層工程は、前記第1強化繊維が散布された前記第1ペーストの上に、熱硬化性樹脂の第2ペーストを塗布する第2樹脂塗布工程である。
この場合、本製造方法は、前記第2樹脂積層工程の後に、前記低収縮材積層工程と、前記第1樹脂含浸工程を有してもよい。ここで、前記第1樹脂含浸工程は、たとえば、含浸ロールによって前記第1ペーストおよび前記第2ペーストに圧力を加えることで、前記第1ペーストおよび前記第2ペーストを前記第1強化繊維に含浸させる工程である。
含浸ロールは、たとえば、前記第1ペーストおよび前記第2ペーストを含むシートモールディングコンパウンドを構成する素材の積層体の厚さ方向両側に対向して配置される。含浸ロールは、たとえば、前記積層体を送り方向に送るために回転しながら、前記積層体を厚さ方向両側から挟み込むことで、前記第1ペーストおよび前記第2ペーストに圧力を加え、これらを前記第1強化繊維に含浸させる。これにより、前記第1強化繊維に対する前記第1ペーストおよび前記第2ペーストの濡れ性を向上させることができる。
この場合、本製造方法は、前記第1樹脂含浸工程の後で前記樹脂硬化工程の前に、第3樹脂積層工程と、第2繊維散布工程と、第4樹脂積層工程と、第2樹脂含浸工程と、を有することができる。前記第3樹脂積層工程は、たとえば、前記低収縮材の上に熱硬化性樹脂の第3ペーストを積層させる工程である。より具体的には、前記第3樹脂積層工程は、前記低収縮材の上に前記第3ペーストを塗布する第3樹脂塗布工程である。
前記第2繊維散布工程は、たとえば、前記第3ペースト上に、所定の長さに切断された第2強化繊維を散布する工程である。このように、本製造方法が複数回の繊維散布工程を有する場合には、一層あたりの強化繊維量を削減することが可能になり、強化繊維に対する熱硬化性樹脂のペーストの濡れ性を向上させることができる。
前記第4樹脂積層工程は、たとえば、前記第2強化繊維が散布された前記第3ペーストの上に、熱硬化性樹脂の第4ペーストを積層させる工程である。この場合、本製造方法は、この第4樹脂積層工程の前に、第2離型材供給工程と第4樹脂塗布工程を有してもよい。
前記第2離型材供給工程は、たとえば、ロール状に巻回されたフィルム状の第2離型材を巻き出してローラによって搬送することで、第2離型材を供給する工程である。第4樹脂塗布工程は、たとえば、前記第2離型材の上に熱硬化性樹脂の第4ペーストを塗布する工程である。この場合、前記第4樹脂積層工程は、たとえば、前記第2強化繊維が散布された前記第3ペーストの上に、前記第4ペーストが塗布された前記第2離型材を積層させる工程である。
この第4樹脂積層工程の後に、前記第2樹脂含浸工程を有することができる。ここで、前記第2樹脂含浸工程は、たとえば、含浸ロールによって前記第3ペーストおよび前記第4ペーストに圧力を加えることで、前記第3ペーストおよび前記第4ペーストを前記第2強化繊維に含浸させる工程である。含浸ロールは、たとえば、前記第3ペーストおよび前記第4ペーストを含むシートモールディングコンパウンドを構成する素材の積層体の厚さ方向両側に対向して配置される。
含浸ロールは、たとえば、前記積層体を送り方向に送るために回転しながら、前記積層体を厚さ方向両側から挟み込むことで、前記第3ペーストおよび前記第4ペーストに圧力を加え、これらを前記第2強化繊維に含浸させる。なお、この第2樹脂含浸工程において、前記第1ペーストおよび前記第2ペーストにも圧力を加え、前記第1ペーストおよび前記第2ペーストの前記第1強化繊維への含浸をさらに進行させることもできる。
これにより、シートモールディングコンパウンドを製造することができる。このように製造されたシートモールディングコンパウンドは、第1離型材、前記第1強化繊維に含浸された前記第1ペーストおよび前記第2ペースト、前記低収縮材、前記第2強化繊維に含浸された前記第3ペーストおよび前記第4ペースト、および第2離型材が、この順で積層された積層体となる。このように、複数回の樹脂含浸工程を有することで、強化繊維に対する熱硬化性樹脂の含浸性が向上し、層間剥離を防止することができる。
また、前記第2樹脂含浸工程の後に前記樹脂硬化工程を有することで、一層の前記シートモールディングコンパウンドを用いた成形品、または多層の前記シートモールディングコンパウンドを用いた成形品を製造することができる。このとき、前述のように、前記低収縮材積層工程において前記低収縮材を積層することで、前記第1ペーストから前記第4ペーストまでの収縮が前記低収縮材によって抑制され、シートモールディングコンパウンドの反りを低減することができる。また、前記低収縮材積層工程において、シートモールディングコンパウンドに前記低収縮材を積層させるため、各樹脂積層工程において積層される熱硬化性樹脂のペーストに対しては、低収縮剤を添加する必要はない。
本発明のシートモールディングコンパウンドの製造方法は、熱硬化性樹脂のペーストまたはそのペーストの上に散布された強化繊維の上にフィルム状の低収縮材を積層する低収縮材積層工程を有している。したがって、熱硬化性樹脂のペーストを加熱して硬化させる硬化工程において、フィルム状の低収縮材によって、熱硬化性樹脂の硬化収縮を抑制し、熱硬化性樹脂に低収縮剤を添加することなく、シートモールディングコンパウンドの反りを低減することができる。
シートモールディングコンパウンド(SMC)の一例を示す概略断面図。 本発明の実施形態1に係るSMCの製造方法を示すフロー図。 図2に示すSMCの製造方法を実施するための製造装置の一例を示す概略図。 SMCの一例を示す概略断面図。 本発明の実施形態2に係るSMCの製造方法を示すフロー図。 図5に示すSMCの製造方法を実施するための製造装置の一例を示す概略図。
以下、図面を参照して、本発明のシートモールディングコンパウンドの製造方法の実施形態を説明する。以下では、シートモールディングコンパウンドを「SMC」と略称する。
[実施形態1]
図1は、本発明の実施形態1に係るSMCの製造方法によって製造されるSMC10の一例を示す概略断面図である。SMC10は、たとえば、マトリックスとして熱硬化性樹脂のペーストを強化繊維に含浸させ、数mm程度の厚さのシート状に成形した成形材料である。SMC10は、たとえば、第1離型材11と、第1強化繊維12に含浸された熱硬化性樹脂の第1ペースト13と、低収縮材14と、熱硬化性樹脂の第2ペースト15と、第2離型材16とが、この順で積層された積層体である。
熱硬化性樹脂のペーストである第1ペースト13および第2ペースト15としては、たとえば、低収縮剤が添加されていないか、または、従来よりも低収縮剤の添加量が大幅に削減された、不飽和ポリエステル樹脂などを用いることができる。第1ペースト13および第2ペースト15は、たとえば、硬化剤、硬化触媒、離型剤、増粘剤、着色剤、充填剤等の各種の添加剤を含むことができる。
強化繊維である第1強化繊維12としては、たとえば、炭素繊維、黒鉛繊維、ボロン繊維、ガラス繊維等を所定の長さに切断したものを用いることができる。炭素繊維は、他の繊維と比較して軽量であるため、薄く軽量なSMCを製造するための強化繊維として、最も好適である。第1強化繊維12は、たとえば、約1[in]程度の長さに切断したものを用いることができる。
第1離型材11および第2離型材16としては、たとえば、シリコーンを積層したPETフィルム、フッ素樹脂フィルム、ポリオレフィン樹脂フィルムなどの樹脂フィルムや、ポリオレフィン系コート剤によってコーティングされた樹脂フィルムなどを用いることができる。
フィルム状の低収縮材14としては、熱固定、結晶化しており、熱収縮が小さいため、延伸フィルムが好適である。低収縮材14の素材としては、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂を用いることができる。ポリオレフィン系樹脂としては、たとえば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)などを用いることができ、ポリエステル系樹脂としては、たとえば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリ乳酸(PLA樹脂)などを用いることができる。
図2は、本実施形態のSMCの製造方法S100のフロー図である。図3は、図2に示すSMCの製造方法S100を実施するための製造装置E1の一例を示す概略図である。本実施形態のSMCの製造方法S100は、第1繊維散布工程S103と、第1樹脂含浸工程S108と、樹脂硬化工程S109とを有し、第1樹脂含浸工程S108の前に低収縮材積層工程S104を有することを特徴としている。
また、本実施形態のSMCの製造方法S100は、第1繊維散布工程S103の前に、第1離型材供給工程S101と第1樹脂積層工程S102とを有し、第1繊維散布工程S103の後に、低収縮材積層工程S104を有している。さらに、低収縮材積層工程S104の後で、第1樹脂含浸工程S108の前に、第2樹脂積層工程S107を有し、第2樹脂積層工程S107の前に、第2離型材供給工程S105および第2樹脂塗布工程S106を有している。以下、これらの各工程について、詳細に説明する。
第1離型材供給工程S101は、図3に示すように、たとえば、ロール状に巻回されたフィルム状の第1離型材11を巻き出してローラ(図示省略)によって搬送することで、第1離型材11を供給する工程である。図2に示すように、この第1離型材供給工程S101の次に、第1樹脂積層工程S102が行われる。
第1樹脂積層工程S102は、図3に示すように、たとえば、第1離型材供給工程S101で供給された第1離型材11の上に、前述の熱硬化性樹脂の第1ペースト13を積層する工程である。より具体的には、第1樹脂積層工程S102は、フィルム状の第1離型材11の上に、第1ペースト13を塗布する第1樹脂塗布工程である。第1ペースト13は、たとえば、図示を省略するドクターブレードによって、第1離型材11の上に均一に塗布される。図2に示すように、この第1樹脂積層工程S102の次に、第1繊維散布工程S103が行われる。
第1繊維散布工程S103は、図3に示すように、たとえば、熱硬化性樹脂の第1ペースト13上に、ロービングカッターCなどの切断装置によって、所定の長さに切断された第1強化繊維12を散布する工程である。このように、本実施形態のSMCの製造方法において、第1繊維散布工程S103は、第1離型材供給工程S101と第1樹脂積層工程S102を経て、第1離型材11の上に積層された第1ペースト13に対して行われる。図2に示すように、この第1繊維散布工程S103の次に、低収縮材積層工程S104が行われる。
低収縮材積層工程S104は、図3に示すように、たとえば、第1強化繊維12が散布された第1ペースト13の上にフィルム状の低収縮材14を積層する工程である。より具体的には、低収縮材積層工程S104は、たとえば、ロール状に巻回されたフィルム状の低収縮材14を巻き出してローラ(図示省略)によって搬送することで、低収縮材14を供給して第1強化繊維12が散布された第1ペースト13の上に積層する工程である。
これにより、第1離型材11と低収縮材14との間に第1強化繊維12と第1ペースト13とが挟まれた状態になる。図2に示すように、この低収縮材積層工程S104の次に、第2樹脂積層工程S107が行われるが、本実施形態のSMCの製造方法S100では、その前に、第2離型材供給工程S105と第2樹脂塗布工程S106とが行われる。
第2離型材供給工程S105は、図3に示すように、たとえば、前述の第1離型材11と同様に、ロール状に巻回されたフィルム状の第2離型材16を巻き出してローラRによって搬送することで、第2離型材16を供給する工程である。第2樹脂塗布工程S106は、図3に示すように、たとえば、第2離型材16の上に、前述の熱硬化性樹脂の第1ペースト13と同様に、熱硬化性樹脂の第2ペースト15を塗布する工程である。
図2に示すように、これら第2離型材供給工程S105および第2樹脂塗布工程S106は、前述の第1離型材供給工程S101から低収縮材積層工程S104までと並行して行うことができる。これにより、製造工程および製造ラインの短縮化が可能になる。低収縮材積層工程S104および第2樹脂塗布工程S106の次に、第2樹脂積層工程S107が行われる。
第2樹脂積層工程S107は、図3に示すように、たとえば、低収縮材14の上に熱硬化性樹脂の第2ペースト15を積層する工程である。より詳細には、本実施形態のSMCの製造方法S100において、第2樹脂積層工程S107は、たとえば、低収縮材14の上に、第2ペースト15が塗布された第2離型材16を積層させる工程である。これにより、低収縮材14の上に、第2ペースト15と第2離型材16を同時に積層することができる。図2に示すように、この第2樹脂積層工程S107の次に、第1樹脂含浸工程S108が行われる。
第1樹脂含浸工程S108は、図3に示すように、たとえば、含浸ロールIRによって第1ペースト13に圧力を加えることで、第1離型材11と低収縮材14との間で第1ペースト13を第1強化繊維12に含浸させる工程である。含浸ロールIRは、たとえば、第1ペースト13を含むSMC10を構成する素材の積層体10aの厚さ方向両側に対向して配置される。
含浸ロールIRは、たとえば、この積層体10aを送り方向Fに送るために回転しながら、この積層体10aを厚さ方向両側から挟み込むことで、第1ペースト13に圧力を加えて第1強化繊維12に含浸させる。これにより、図1に示すSMC10を製造することができる。図2に示すように、この第1樹脂含浸工程S108の次に、樹脂硬化工程S109が行われる。
樹脂硬化工程S109は、第1強化繊維12に含浸させた第1ペースト13を加熱して硬化させる工程である。この樹脂硬化工程S109は、たとえば、第1樹脂含浸工程S108によって得られたSMC10を、熱プレス成形する工程である。この場合、一枚のSMC10を熱プレス成形してもよいし、複数のSMC10を積層させて熱プレス成形してもよい。この樹脂硬化工程S109において加熱された熱硬化性樹脂の第1ペースト13および第2ペースト15は、硬化するとともに収縮しようとする。
しかし、本実施形態のSMCの製造方法S100では、前述のように、低収縮材積層工程S104において、第1ペースト13の上にフィルム状の低収縮材14を積層している。そのため、樹脂硬化工程S109において、第1ペースト13の収縮が低収縮材14によって抑制され、SMC10の反りを低減することができる。なお、低収縮材14の熱収縮率は、熱硬化性樹脂の第1ペースト13および第2ペースト15の熱収縮率よりも低い。ここで、熱収縮率とは、ある物体の温度が1℃上昇したときに、その物体に生ずる収縮の割合をいう。
より詳細には、樹脂硬化工程S109において加熱された低収縮材14は、全体が溶融することなく、表面部分が溶融して熱硬化性樹脂や強化繊維と相溶し、熱硬化性樹脂や強化繊維の濡れ性が向上する。したがって、本実施形態のSMCの製造方法S100によって製造されたSMC10およびその成形品は、低収縮材14の結晶層の存在により、熱硬化性樹脂の硬化収縮が面全体で抑制され、反りが低減される。
なお、樹脂硬化工程S109では、一層のSMC10を熱プレス成形することで、一層のSMC10からなる成形品を成形することができる。また、樹脂硬化工程S109では、複数のSMC10を積層させて熱プレス成形することで、多層のSMC10からなる成形品を成形することができる。いずれの場合にも、低収縮材14の結晶層が存在するため、熱硬化性樹脂の硬化が収縮面全体で抑制され、成形品の反りが低減される。
また、樹脂硬化工程S109では、たとえばプレス成形金型の上型と下型の温度差により、成形品の表面側と裏面側で生じる材料収縮量の差を、低収縮材14によって低減し、成形面内のうねりや成形品全体の反りを抑制することができる。また、樹脂硬化工程S109では、熱硬化性樹脂と強化繊維との間の線膨張係数の差によって冷却過程で生じる収縮差を、低収縮材14によって低減し、成形品の反りや変形を抑制することができる。
以上説明したように、本実施形態のSMCの製造方法S100は、熱硬化性樹脂のペーストまたはそのペーストの上に散布された強化繊維の上にフィルム状の低収縮材14を積層する低収縮材積層工程S104を有している。したがって、熱硬化性樹脂のペーストを加熱して硬化させる硬化工程において、フィルム状の低収縮材14によって、熱硬化性樹脂の硬化収縮を抑制し、熱硬化性樹脂に低収縮剤を添加することなく、SMC10の反りを低減することができる。
なお、本実施形態のSMCの製造方法S100では、低収縮材積層工程S104を第1繊維散布工程S103の後に行う例について説明したが、低収縮材積層工程S104は、第1繊維散布工程S103の前に行ってもよい。この場合、低収縮材積層工程S104において、第1ペースト13の上に、直接、低収縮材14を積層させ、その次に第1繊維散布工程S103を行って低収縮材14の上に第1強化繊維12を散布し、その次に第2樹脂積層工程S107を行うことができる。
または、第2樹脂塗布工程S106の後に、第1繊維散布工程S103を行って、第2ペースト15の上に第1強化繊維12を散布し、その後、第2樹脂積層工程S107を行ってもよい。このように、低収縮材積層工程S104を第1繊維散布工程S103の前に行う場合、第1離型材11、第1ペースト13、低収縮材14、第1強化繊維12に含浸された第2ペースト15、および第2離型材16が、この順に積層されたSMCを製造することができる。
[実施形態2]
次に、本発明のSMCの製造方法の実施形態2について説明する。図4は、本発明の実施形態2に係るSMCの製造方法によって製造されるSMC20の一例を示す概略断面図である。このSMC20は、たとえば、第1離型材21と、第1強化繊維22に含浸された熱硬化性樹脂の第1ペースト23および第2ペースト24と、低収縮材25と、第2強化繊維26に含浸された熱硬化性樹脂の第3ペースト27および第4ペースト28と、第2離型材29とが、この順で積層された積層体である。
図4に示すSMC20において、第1離型材21および第2離型材29、第1強化繊維22および第2強化繊維26、熱硬化性樹脂の第1ペースト23から第4ペースト28、ならびに低収縮材25は、それぞれ、図1に示すSMC10における、第1離型材11および第2離型材16、第1強化繊維12、熱硬化性樹脂の第1ペースト13および第2ペースト15、ならびに低収縮材14と同様のものを用いることができる。
図5は、本実施形態のSMCの製造方法S200のフロー図である。図6は、図5に示すSMCの製造方法S200を実施するための製造装置E2の一例を示す概略図である。本実施形態のSMCの製造方法S200は、前述の実施形態1のSMCの製造方法S100と同様に、第1繊維散布工程S203と、第1樹脂含浸工程S206と、樹脂硬化工程S213とを有し、第1樹脂含浸工程S206の前に低収縮材積層工程S205を有することを特徴としている。
また、本実施形態のSMCの製造方法S200は、図5に示すように、たとえば、第1繊維散布工程S203の前に、前述の実施形態1と同様の第1離型材供給工程S201と第1樹脂積層工程S202を有している。前述の実施形態1と同様に、第1離型材供給工程S201は、図6に示す第1離型材21を供給する工程であり、第1樹脂積層工程S202は、第1離型材21の上に熱可塑性樹脂の第1ペースト23を積層する工程である。また、第1繊維散布工程S203は、第1ペースト23の上に切断された第1強化繊維22を散布する工程である。
また、本実施形態のSMCの製造方法S200は、図5に示すように、たとえば、第1繊維散布工程S203の後に、第2樹脂積層工程S204を有している。第2樹脂積層工程S204は、図6に示すように、第1強化繊維22が散布された第1ペースト23の上に、熱硬化性樹脂の第2ペースト24を積層する工程である。より具体的には、第2樹脂積層工程S204は、第1強化繊維22が散布された第1ペースト23の上に、熱硬化性樹脂の第2ペースト24を塗布する第2樹脂塗布工程である。
また、本実施形態のSMCの製造方法S200は、図5に示すように、第2樹脂積層工程S204の後に、低収縮材積層工程S205と、第1樹脂含浸工程S206を有している。低収縮材積層工程S205は、前述の実施形態1のSMCの製造方法S100と同様に低収縮材25を供給して、第2ペースト24の上に積層する工程である。第1樹脂含浸工程S206は、図6に示すように、たとえば、含浸ロールIR1によって第1ペースト23および第2ペースト24に圧力を加えることで、第1ペースト23および第2ペースト24を第1強化繊維22に含浸させる工程である。
含浸ロールIR1は、たとえば、第1ペースト23および第2ペースト24を含むSMC20を構成する素材の積層体20aの厚さ方向両側に対向して配置される。含浸ロールIR1は、たとえば、積層体20aを送り方向Fに送るために回転しながら、積層体20aを厚さ方向両側から挟み込むことで、第1ペースト23および第2ペースト24に圧力を加え、これらを第1強化繊維22に含浸させる。これにより、第1強化繊維22に対する第1ペースト23および第2ペースト24の濡れ性を向上させることができる。
また、本実施形態のSMCの製造方法S200は、図5に示すように、第1樹脂含浸工程S206の後で樹脂硬化工程S213の前に、第3樹脂積層工程S207と、第2繊維散布工程S208と、第4樹脂積層工程S211と、第2樹脂含浸工程S212と、を有している。第3樹脂積層工程S207は、図6に示すように、たとえば、低収縮材25の上に熱硬化性樹脂の第3ペースト27を積層させる工程である。より具体的には、第3樹脂積層工程S207は、低収縮材25の上に第3ペースト27を塗布する第3樹脂塗布工程である。
第2繊維散布工程S208は、図6に示すように、たとえば、第3ペースト27上に、所定の長さに切断された第2強化繊維26を散布する工程である。このように、複数回の繊維散布工程を有する場合には、一層あたりの強化繊維量を削減することが可能になり、強化繊維に対する熱硬化性樹脂のペーストの濡れ性を向上させることができる。
第4樹脂積層工程S211は、図6に示すように、たとえば、第2強化繊維26が散布された第3ペースト27の上に、熱硬化性樹脂の第4ペースト28を積層させる工程である。ここで、本実施形態のSMCの製造方法S200は、図5に示すように、この第4樹脂積層工程S211の前に、第2離型材供給工程S209と第4樹脂塗布工程S210を有している。
第2離型材供給工程S209は、前述の実施形態1のSMCの製造方法S100と同様に、図6に示すように、たとえば、ロール状に巻回されたフィルム状の第2離型材29を巻き出してローラRによって搬送することで、第2離型材29を供給する工程である。第4樹脂塗布工程S210は、図6に示すように、たとえば、第2離型材29の上に熱硬化性樹脂の第4ペースト28を塗布する工程である。
図5に示すように、これら第2離型材供給工程S209および第4樹脂塗布工程S210は、前述の第1離型材供給工程S201から第2繊維散布工程S208までの工程と並行して行うことができる。これにより、製造工程の短縮化および製造ラインの短縮化が可能になる。第2繊維散布工程S208および第4樹脂塗布工程S210の次に、第4樹脂積層工程S211が行われる。
本実施形態のSMCの製造方法S200において、第4樹脂積層工程S211は、図6に示すように、たとえば、第2強化繊維26が散布された第3ペースト27の上に、第4ペースト28が塗布された第2離型材29を積層させる工程である。これにより、第2強化繊維26が散布された第3ペースト27の上に、第4ペースト28と第2離型材29を同時に積層することができる。図5に示すように、この第4樹脂積層工程S211の次に、第2樹脂含浸工程S212が行われる。
第2樹脂含浸工程S212は、図6に示すように、たとえば、含浸ロールIR2によって第3ペースト27および第4ペースト28に圧力を加えることで、第3ペースト27および第4ペースト28を第2強化繊維26に含浸させる工程である。含浸ロールIR2は、たとえば、第3ペースト27および第4ペースト28を含むSMC20を構成する素材の積層体20bの厚さ方向両側に対向して配置される。
含浸ロールIR2は、たとえば、積層体20bを送り方向Fに送るために回転しながら、積層体20bを厚さ方向両側から挟み込むことで、第3ペースト27および第4ペースト28に圧力を加え、これらを第2強化繊維26に含浸させる。なお、この第2樹脂含浸工程S212において、第1ペースト23および第2ペースト24にも圧力を加え、第1ペースト23および第2ペースト24の第1強化繊維22への含浸をさらに進行させることもできる。これにより、図4に示すSMC20を製造することができる。このように、複数回の樹脂含浸工程を有することで、強化繊維に対する熱硬化性樹脂の含浸性が向上し、層間剥離を防止することができる。
また、図5に示すように、第2樹脂含浸工程S212の後に樹脂硬化工程S213を有することで、一層のSMC20を用いた成形品、または多層のSMC20を用いた成形品を製造することができる。このとき、前述のように、低収縮材積層工程S205において低収縮材25を積層することで、第1ペースト23、第2ペースト24、第3ペースト27、および第4ペースト28の収縮が低収縮材25によって抑制され、SMC20の反りを低減することができる。また、低収縮材積層工程S205において、SMC20に低収縮材25を積層させるため、各樹脂積層工程において積層される熱硬化性樹脂のペーストに対しては、低収縮剤を添加する必要はない。
以上説明したように、本実施形態のSMCの製造方法S200は、熱硬化性樹脂のペーストまたはそのペーストの上に散布された強化繊維の上にフィルム状の低収縮材25を積層する低収縮材積層工程S205を有している。したがって、前述の実施形態1のSMCの製造方法S100と同様の効果を得ることができる。
以上、図面を用いて本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても、それらは本発明に含まれるものである。
10 SMC
12 第1強化繊維
13 第1ペースト
14 低収縮材
20 SMC
22 第1強化繊維
23 第1ペースト
25 低収縮材
S100 SMCの製造方法
S103 第1繊維散布工程
S104 低収縮材積層工程
S108 第1樹脂含浸工程
S109 樹脂硬化工程
S200 SMCの製造方法
S203 第1繊維散布工程
S205 低収縮材積層工程
S206 第1樹脂含浸工程
S213 樹脂硬化工程

Claims (1)

  1. 熱硬化性樹脂の第1ペーストの上に切断された第1強化繊維を散布する第1繊維散布工程と、前記第1ペーストを前記第1強化繊維に含浸させる第1樹脂含浸工程と、前記第1強化繊維に含浸させた前記第1ペーストを加熱して硬化させる樹脂硬化工程と、を有するシートモールディングコンパウンドの製造方法であって、
    前記第1樹脂含浸工程の前に、前記第1ペーストの上にフィルム状の低収縮材を積層する低収縮材積層工程を有することを特徴とするシートモールディングコンパウンドの製造方法。
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