JP2018125972A - 機器収納用函体と制御盤と分電盤 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1に記載された制御盤用筐体は、筐体本体と、この筐体本体の前面にヒンジを介して開閉自在に設置された開閉扉と、から構成されている。上記筐体本体は、筐体本体骨組と、この筐体本体骨組の側面、底面、及び、背面に設置されたパネルと、上記筐体本体骨組の上面に設置された天井パネルと、から構成されている。
上記パネル用溝と上記パネルの端部の間にはスポンジゴムが介挿されていて、上記パネルと上記柱材との間を防水している。また、上記柱材と上記天井パネルの間にもスポンジゴムが介挿されており、上記柱材と上記天井パネルの間を防水している。
すなわち、筐体本体骨組や開閉扉骨組は、複数の柱材を連結金具によって連結することで構成されており、通常それらの連結金具はステンレス製であるため、重量が増加してしまう問題があった。
また、連結金具により連結されているため、温度変化による各部材の伸縮により隙間が生じ、防水が不十分であるという問題もあった。
又、請求項2による機器収納用函体は、請求項1記載の機器収納用函体において、上記函体本体用枠体は函体本体用枠材を溶着・固定したものであることを特徴とするものである。
又、請求項3による機器収納用函体は、請求項2記載の機器収納用函体において、上記函体本体用枠材は板状部の両端に柱状部を備えた引き抜き材であることを特徴とするものである。
又、請求項4による機器収納用函体は、請求項1〜請求項3の何れかに記載の機器収納用函体において、上記蓋体用枠体は蓋体用枠材を溶着・固定したものであることを特徴とするものである。
又、請求項5による機器収納用函体は、請求項4記載の機器収納用函体において、上記蓋体用枠材は板状部の片側に柱状部を備えた引き抜き材であることを特徴とするものである。
又、請求項6による機器収納用函体は、請求項1〜請求項5の何れかに記載の機器収納用函体において、上記函体本体と上記蓋体の間にはシール部材が介装されていることを特徴とするものである。
又、請求項7による制御盤は、請求項1〜請求項6の何れかに記載の機器収納用函体と、上記機器収納用函体内に内装された各種機器と、を具備したことを特徴とするものである。
又、請求項8による分電盤は、請求項1〜請求項6の何れかに記載の機器収納用函体と、上記機器収納用函体内に内装された各種機器と、を具備したことを特徴とするものである。
又、請求項2による機器収納用函体によると、請求項1記載の機器収納用函体において、上記函体本体用枠体は函体本体用枠材を溶着・固定したものであるので、更に軽量化させるとともに防水性能を向上させることができる。
又、請求項3による機器収納用函体によると、請求項2記載の機器収納用函体において、上記函体本体用枠材は板状部の両端に柱状部を備えた引き抜き材であるので、より軽量化させることができる。
又、請求項4による機器収納用函体によると、請求項1〜請求項3の何れかに記載の機器収納用函体において、上記蓋体用枠体は蓋体用枠材を溶着・固定したものであるので、更に軽量化させるとともに防水性能を向上させることができる。
又、請求項5による機器収納用函体によると、請求項4記載の機器収納用函体において、上記蓋体用枠材は板状部の片側に柱状部を備えた引き抜き材であるので、より軽量化させることができる。
又、請求項6による機器収納用函体によると、請求項1〜請求項5の何れかに記載の機器収納用函体において、上記函体本体と上記蓋体の間にはシール部材が介装されているので、上記函体本体と上記蓋体の間についても高い防水機能を発揮させることができる。
又、請求項7による制御盤によると、請求項1〜請求項6の何れかに記載の機器収納用函体と、上記機器収納用函体内に内装された各種機器と、を具備した構成になっているので、軽量化と防水性能の向上を図ることができる。
又、請求項8による分電盤によると、請求項1〜請求項6の何れかに記載の機器収納用函体と、上記機器収納用函体内に内装された各種機器と、を具備した構成になっているので、軽量化と防水性能の向上を図ることができる。
図1乃至図7に示すように、この一実施の形態による機器収納用函体1は、函体本体3と、この函体本体3に対して図2中右端側を回動可能に支持された蓋体5と、から構成されている。上記機器収納用函体1は、その内部に、後述する機器取付用レール(図14、図15中符号83で示す)を介して、各種電気・電子機器(図示せず)が実装されて、制御盤や分電盤として用いられる。
上記函体本体用枠体7は、図1、図3乃至図7に示すように、複数個(この一実施の形態の場合は4個)の函体本体用枠材11、12、13、13から構成されている。
上記正面側柱状部17の図8(a)中右側には、図8(a)中紙面垂直方向に延長された蓋体支持部材収納用凹部23が形成されている。この蓋体支持部材収納用凹部23の図8(a)中左側には図8(a)中紙面垂直方向に延長されたT型溝25が形成されている。また、上記正面側柱状部17の図8(a)中右上側には、図8(a)中紙面垂直方向に延長された肉抜き孔27が形成されている。
上記背面板9は、図3、図9、及び、図10(a)に示すように、その端部を上記函体本体用枠体7として組み合わされた上記函体本体用枠材11、11、13、13の背面板用凹部21、21、21、21に係合させた状態で、その外周部の全部を、例えば、レーザ溶接により溶着・固定されている。
上記蓋体用枠体33は、例えば図1及び図2に示すように、複数(この一実施の形態の場合は4つ)の蓋体用枠材37、38、39、39から構成されている。
上記蓋体支持部材57には、まず、図12に示すように、板状の基部59がある。この基部59の図12中右端側には、前方(図12中紙面垂直方向手前)側に突出された蓋体支持部61が形成されている。図10(b)に示すように、この蓋体支持部61の先端側(図10(b)中右側)には、軸部63が突出・形成されている。
上記蓋体固定用ラッチ69は、図13に示すように、上記函体本体3に固着された基部73と、この基部73にその一端側(図13(a)中下端側)を回動可能に連結されたリンク75と、このリンク75の他端側(図13(a)中上端側)にその基端側(図13(a)中上端側)が回動可能に連結されたラッチ本体77とから構成される。上記ラッチ本体77は、図13(a)中右側と上側が開口された中空形状で、蓋体固定用ラッチ69を折り畳んだ状態では、上記陸75と上記基部73が上記ラッチ本体77内に収容されるようになっている。
また、図13(b)に示すように、図13(a)に示す状態から上記リンク75と上記ラッチ本体77を回動させ、図13(c)に示すように、上記ラッチ本体77の上記ストライク71との係合を解除すると、上記蓋体5の回動の規制が解除され、上記蓋体5を開くことができる状態となる。
尚、前記T型溝19内にはキャップ81が取り付けられている。
既に述べたように、上記機器収納用函体1の内部に設置される図示しない各種電気・電子機器は、上記機器取付用レール83を介して設置される。上記機器取付用レール83にはT型溝35が形成されていて、このT型溝35内には図示しないT型ナットが挿入される。上記図示しない各種電気・電子機器は、例えば、上記図示しないT型ナットに螺合される図示しないボルトによって固定される。
機器収納用函体1の内部には、機器取付用レール83を介して図示しない各種電気・電子機器が実装され、且つ、ケーブルが配設される。上記ケーブルの配線は、配線用貫通孔32を介して行われる。
上記蓋体5を閉じ、蓋体固定用ラッチ69、69のラッチ本体77、77をストライク71、71に係合させることで、上記蓋体5が閉じた状態で保持される。
また、上記機器収納用函体1を設置・固定する場合には、例えば、T型溝19を利用する。すなわち、T型溝19に取り付けられているキャップ81を外すとともにそこに図示しないナットを内装さする。一方、設置用金具(図示せず)を用意し、そこに図示しないボルトを通し、上記内装されたナット螺合させる。それによって、上記機器収納用函体1を設置・固定する。
また、上記蓋体5を閉めた場合、上記シール部材56により上記蓋体5と上記函体本体3の開口部の間も防水されることになる。
まず、機器収納用函体1の軽量化を図ることができる。
具体的にみていくと、まず、函体本体用枠体7と背面板9、及び、蓋体用枠体33と正面板35は、レーサ溶接によって溶着・固定される構成になっているので、上記函体本体用枠体7と上記背面板9を連結するための連結金具、上記蓋体用枠体33と上記正面板35を締結するための連結金具が不要であり、その分だけ機器収納用函体1を軽量化することができる。
また、上記函体本体用枠体7自体も、函体本体用枠材11、12、13、13を、レーザ溶接によって溶着・固定されて構成されているので、上記函体本体用枠材11、12、13、13を締結するための連結金具が不要であり、その分だけ機器収納用函体1を軽量化することができる。
また、上記蓋体用枠体33自体も、蓋体用枠材37、38、39、39を、レーザ溶接によって溶着・固定されて構成されているので、上記蓋体用枠材37、38、39、39を締結するための連結金具が不要であり、その分だけ機器収納用函体1を軽量化することができる。
また、函体本体用枠材11、12、13、13は、板状部14の両端に背面側柱状部15と正面側柱状部17を一体成型した構成になっているので、板状部14の両端に背面側柱状部15と正面側柱状部17を連結するための連結金具も不要であり、その分だけ機器収納用函体1を軽量化することができる。
また、上記蓋体用枠材37、38、39、39は、板状部40の一端に柱状部41を一体成形した構成になっているので、板状部40の一端に柱状部41を連結するための連結金具も不要であり、その分だけ機器収納用函体1を軽量化することができる。
また、函体本体用枠体7と背面板9と、蓋体用枠体33と正面板35が、アルミニウム製であることによっても、軽量化がなされている。
また、函体本体用枠材11、12、13、13、は、板状部14の両端に背面側柱状部15と正面側柱状部17を備えた引き抜き材であるので、より軽量化させることができる。
また、蓋体用枠材37、38、39、39は、板状部40の片側に柱状部41を備えた引き抜き材であるので、これによっても、より軽量化させることができる。
このように、全体として大幅に軽量化させることができる。
具体的にみていくと、函体本体3は各部材の連結は全てレーザ溶接によって行っており連結金具を介しての連結箇所はないので、温度変化によって各部材が伸縮して隙間が生じることはなく、完全防水の状態にある。
同様に、蓋体5についても各部材の連結は全てレーザ溶接によって行っており連結金具を介しての連結箇所はないので、温度変化によって各部材が伸縮して隙間が生じることはなく、完全防水の状態にある。
又、函体本体3と蓋体5との間はシール部材56によってシールされているので高い防水機能が発揮されている。
このように、全体として、防水性能を大幅に向上させることができる。
また、アルミニウム製であるため、防錆性にも優れている。
まず、前記一実施の形態ではレーザ溶接により溶着・固定するようにしたが、別の溶接方法でもよい。
また、函体本体用枠体に用いる函体本体用枠材の数や、蓋体用枠体に用いる蓋体用枠材の数は、様々な場合が考えられる。
また、函体本体用枠材、蓋体用枠材、背面板、及び、正面板の形状、大きさ等にもさまざまな場合が考えられる。
また、蓋体を締めた状態で保持する構成にも様々な場合が考えられる。
また、機器収納用函体を設置する構成についても様々な場合が考えられる。
その他、図示した構成はあくまで一例である。
3 函体本体
5 蓋体
7 函体本体用枠体
9 背面板
11 函体本体用枠材
12 函体本体用枠材
13 函体本体用枠材
14 板状部
15 背面側柱状部
17 正面側柱状部
33 蓋体用枠体
35 正面板
37 蓋体用枠材
38 蓋体用枠材
39 蓋体用枠材
40 板状部
41 柱状部
56 シール部材
Claims (8)
- アルミニウム製の函体本体用枠体と、該函体本体用枠体の背面に溶着・固定されたアルミニウム製の背面板と、から構成される函体本体と、
上記函体本体に開閉自在に取り付けられ、アルミニウム製の蓋体用枠体と、該蓋体用枠体の正面に溶着・固定されたアルミニウム製の正面板と、から構成される蓋体と、
を具備したことを特徴とする機器収納用函体。 - 請求項1記載の機器収納用函体において、
上記函体本体用枠体は函体本体用枠材を溶着・固定したものであることを特徴とする機器収納用函体。 - 請求項2記載の機器収納用函体において、
上記函体本体用枠材は板状部の両端に柱状部を備えた引き抜き材であることを特徴とする機器収納用函体。 - 請求項1〜請求項3の何れかに記載の機器収納用函体において、
上記蓋体用枠体は蓋体用枠材を溶着・固定したものであることを特徴とする機器収納用函体。 - 請求項4記載の機器収納用函体において、
上記蓋体用枠材は板状部の片側に柱状部を備えた引き抜き材であることを特徴とする機器収納用函体。 - 請求項1〜請求項5の何れかに記載の機器収納用函体において、
上記函体本体と上記蓋体の間にはシール部材が介装されていることを特徴とする機器収納用函体。 - 請求項1〜請求項6の何れかに記載の機器収納用函体と、
上記機器収納用函体内に内装された各種機器と、
を具備したことを特徴とする制御盤。 - 請求項1〜請求項6の何れかに記載の機器収納用函体と、
上記機器収納用函体内に内装された各種機器と、
を具備したことを特徴とする分電盤。
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