JP2018125972A - 機器収納用函体と制御盤と分電盤 - Google Patents

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Abstract

【課題】 軽量化させるとともに防水性能を向上させることができる機器収納用函体と制御盤と分電盤を提供すること。【解決手段】 アルミニウム製の函体本体用枠体と、該函体本体用枠体の背面に溶着・固定されたアルミニウム製の背面板と、から構成される函体本体と、上記函体本体に開閉自在に取り付けられ、アルミニウム製の蓋体用枠体と、該蓋体用枠体の正面に溶着・固定されたアルミニウム製の正面板と、から構成される蓋体と、を具備したもの。【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、各種機器、機械、設備等を制御する制御盤や分電盤の機器収納用函体と制御盤と分電盤に係り、特に、軽量化させるとともに防水性能を向上させることができるように工夫したものに関する。
従来の機器収納用函体と制御盤と分電盤を開示するものとして、例えば、特許文献1がある。これは、本件特許出願人によるものである。
特許文献1に記載された制御盤用筐体は、筐体本体と、この筐体本体の前面にヒンジを介して開閉自在に設置された開閉扉と、から構成されている。上記筐体本体は、筐体本体骨組と、この筐体本体骨組の側面、底面、及び、背面に設置されたパネルと、上記筐体本体骨組の上面に設置された天井パネルと、から構成されている。
上記筐体本体骨組は直方体形状に連結された12本の柱材と、これらの柱材を連結する連結金具と、から構成されている。上記柱材と上記連結金具は、固定ボルトを上記連結金具に貫通させ上記柱材の端面側に形成された雌ねじ部に螺合させることで固定されている。
また、上記筐体本体骨組を構成する柱材にはパネル用溝が形成されていて、上記パネルは、このパネル用溝内にその端部が挿入されることによって上記筐体本体骨組に取り付けられている。上記柱材にはT溝が形成されており、上記天井パネルは、ボルトを上記天井パネルに貫通させ上記T溝内に挿入されたT型ナットに螺合させることで固定されている。
上記パネル用溝と上記パネルの端部の間にはスポンジゴムが介挿されていて、上記パネルと上記柱材との間を防水している。また、上記柱材と上記天井パネルの間にもスポンジゴムが介挿されており、上記柱材と上記天井パネルの間を防水している。
また、上記開閉扉も、開閉扉骨組と、この開閉扉骨組の内側に設置された扉パネルと、から構成される。上記開閉扉骨組は、四角形状に組み合わされる4本の柱材と、これらの柱材を連結する連結金具と、から構成される。上記柱材と上記連結金具は、固定ボルトを上記連結金具に貫通させ上記柱材の端面側に形成された雌ねじ部に螺合させることで固定されている。
また、上記開閉扉骨組を構成する柱材にも扉パネル用溝が形成されていて、上記パネルは、この扉パネル用溝内にその端部が挿入されることによって、上記開閉扉骨組に取り付けられている。また、上記扉パネル用溝と上記扉パネルの端部の間にはスポンジゴムが介挿されていて、上記扉パネルと上記開閉扉骨組の柱材との間を防水している。
特開2015−12190号公報
上記従来の構成によると、次のような問題があった。
すなわち、筐体本体骨組や開閉扉骨組は、複数の柱材を連結金具によって連結することで構成されており、通常それらの連結金具はステンレス製であるため、重量が増加してしまう問題があった。
また、連結金具により連結されているため、温度変化による各部材の伸縮により隙間が生じ、防水が不十分であるという問題もあった。
本発明はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、軽量化させるとともに防水性能を向上させることができる機器収納用函体と制御盤と分電盤を提供することにある。
上記目的を達成するべく本願発明の請求項1による機器収納用函体は、アルミニウム製の函体本体用枠体と、該函体本体用枠体の背面に溶着・固定されたアルミニウム製の背面板と、から構成される函体本体と、上記函体本体に開閉自在に取り付けられ、アルミニウム製の蓋体用枠体と、該蓋体用枠体の正面に溶着・固定されたアルミニウム製の正面板と、から構成される蓋体と、を具備したことを特徴とするものである。
又、請求項2による機器収納用函体は、請求項1記載の機器収納用函体において、上記函体本体用枠体は函体本体用枠材を溶着・固定したものであることを特徴とするものである。
又、請求項3による機器収納用函体は、請求項2記載の機器収納用函体において、上記函体本体用枠材は板状部の両端に柱状部を備えた引き抜き材であることを特徴とするものである。
又、請求項4による機器収納用函体は、請求項1〜請求項3の何れかに記載の機器収納用函体において、上記蓋体用枠体は蓋体用枠材を溶着・固定したものであることを特徴とするものである。
又、請求項5による機器収納用函体は、請求項4記載の機器収納用函体において、上記蓋体用枠材は板状部の片側に柱状部を備えた引き抜き材であることを特徴とするものである。
又、請求項6による機器収納用函体は、請求項1〜請求項5の何れかに記載の機器収納用函体において、上記函体本体と上記蓋体の間にはシール部材が介装されていることを特徴とするものである。
又、請求項7による制御盤は、請求項1〜請求項6の何れかに記載の機器収納用函体と、上記機器収納用函体内に内装された各種機器と、を具備したことを特徴とするものである。
又、請求項8による分電盤は、請求項1〜請求項6の何れかに記載の機器収納用函体と、上記機器収納用函体内に内装された各種機器と、を具備したことを特徴とするものである。
以上述べたように本願発明の請求項1による機器収納用函体によると、アルミニウム製の函体本体用枠体と、該函体本体用枠体の背面に溶着・固定されたアルミニウム製の背面板と、から構成される函体本体と、上記函体本体に開閉自在に取り付けられ、アルミニウム製の蓋体用枠体と、該蓋体用枠体の正面に溶着・固定されたアルミニウム製の正面板と、から構成される蓋体と、を具備したので、軽量化させるとともに防水性能を向上させることができる。また、アルミニウム製であるため、防錆性にも優れている。
又、請求項2による機器収納用函体によると、請求項1記載の機器収納用函体において、上記函体本体用枠体は函体本体用枠材を溶着・固定したものであるので、更に軽量化させるとともに防水性能を向上させることができる。
又、請求項3による機器収納用函体によると、請求項2記載の機器収納用函体において、上記函体本体用枠材は板状部の両端に柱状部を備えた引き抜き材であるので、より軽量化させることができる。
又、請求項4による機器収納用函体によると、請求項1〜請求項3の何れかに記載の機器収納用函体において、上記蓋体用枠体は蓋体用枠材を溶着・固定したものであるので、更に軽量化させるとともに防水性能を向上させることができる。
又、請求項5による機器収納用函体によると、請求項4記載の機器収納用函体において、上記蓋体用枠材は板状部の片側に柱状部を備えた引き抜き材であるので、より軽量化させることができる。
又、請求項6による機器収納用函体によると、請求項1〜請求項5の何れかに記載の機器収納用函体において、上記函体本体と上記蓋体の間にはシール部材が介装されているので、上記函体本体と上記蓋体の間についても高い防水機能を発揮させることができる。
又、請求項7による制御盤によると、請求項1〜請求項6の何れかに記載の機器収納用函体と、上記機器収納用函体内に内装された各種機器と、を具備した構成になっているので、軽量化と防水性能の向上を図ることができる。
又、請求項8による分電盤によると、請求項1〜請求項6の何れかに記載の機器収納用函体と、上記機器収納用函体内に内装された各種機器と、を具備した構成になっているので、軽量化と防水性能の向上を図ることができる。
本発明の一実施の形態を示す図で、機器収納用函体の斜視図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、機器収納用函体の正面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、機器収納用函体の背面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、機器収納用函体の平面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、機器収納用函体の底面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、機器収納用函体の右側面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、機器収納用函体の左側面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図8(a)は函体本体用枠材の端面図、図8(b)は函体本体用枠材の正面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図2のIX−IX断面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図10(a)は図9のXa部の拡大図、図10(b)は図9のXb部の拡大図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図11(a)は蓋用枠材の端面図、図11(b)は蓋用枠材の正面図、図11(c)は蓋用枠材の平面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図10(b)のXII−XII矢視図であり、蓋体を除去したものである。 本発明の一実施の形態を示す図で、図13(a)は図2のXIIIa−XIIIa矢視図であり蓋体固定用ラッチとストライクが係合され蓋体が閉じた状態でその回動が規制された状態の図、図13(b)は蓋体固定用ラッチとストライクの係合を解除しようとしている状態の図、図13(c)は蓋体固定用ラッチとストライクの係合が解除されて蓋体の回動の規制が解除された状態の図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図4のXIV−XIV断面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図2のXV−XV断面図である。
以下、図1乃至図15を参照して本発明の一実施の形態について説明する。
図1乃至図7に示すように、この一実施の形態による機器収納用函体1は、函体本体3と、この函体本体3に対して図2中右端側を回動可能に支持された蓋体5と、から構成されている。上記機器収納用函体1は、その内部に、後述する機器取付用レール(図14、図15中符号83で示す)を介して、各種電気・電子機器(図示せず)が実装されて、制御盤や分電盤として用いられる。
上記函体本体3は、図3に示すように、函体本体用枠体7と、この函体本体用枠体7の背面側(図3中紙面垂直方向手前側)に、例えば、レーザ溶接によって溶着・固定されたアルミニウム製の背面板9と、から構成されている。
上記函体本体用枠体7は、図1、図3乃至図7に示すように、複数個(この一実施の形態の場合は4個)の函体本体用枠材11、12、13、13から構成されている。
上記函体本体用枠材11はアルミニウム製の引き抜き材であり、図8(a)に示すような端面形状を図8(a)中紙面垂直方向に延長した形状を成している。上記函体本体用枠材11には板状部14があり、この板状部14の図8(a)中左端側には背面側柱状部15が形成されており、上記函体本体用枠材11の図8(a)中右端側には正面側柱状部17が形成されている。
上記背面側柱状部15の図8(a)中上側には、図8(a)中紙面垂直方向に延長されたT型溝19が形成されている。また、上記背面側柱状部15の図8(a)中左下端側であって背面側(図8(a)中左側)には、背面板用凹部21が形成されている。また、上記背面側柱状部15の中央には、図8(a)中紙面垂直方向に延長された肉抜き孔22が形成されている。
上記正面側柱状部17の図8(a)中右側には、図8(a)中紙面垂直方向に延長された蓋体支持部材収納用凹部23が形成されている。この蓋体支持部材収納用凹部23の図8(a)中左側には図8(a)中紙面垂直方向に延長されたT型溝25が形成されている。また、上記正面側柱状部17の図8(a)中右上側には、図8(a)中紙面垂直方向に延長された肉抜き孔27が形成されている。
また、図8(b)に示すように、上記函体本体用枠材11の図8(b)中左右方向両端は45°の角度で切断されていて、接合面29、31が形成されている。
上記函体本体用枠材12は、上記函体本体用枠材11とほぼ同じ構成であり、図5に示すように、配線用貫通孔32が形成されている。上記函体本体用枠材13は、上記函体本体用枠材11とほぼ同じ構成であり、長さ(図8(b)中左右方向の大きさ)のみが異なっている。
上記函体本体用枠体7は、図3に示すように、上記函体本体用枠材11、12と上記函体本体用枠材13、13を、接合面29と接合面31を当接させて四角形状に組み合わせ、上記接合面29、31を当接させた箇所の上記函体本体用枠体7内側部分の全てを、例えば、レーザ溶接により溶着・固定したものである。
上記背面板9は、図3、図9、及び、図10(a)に示すように、その端部を上記函体本体用枠体7として組み合わされた上記函体本体用枠材11、11、13、13の背面板用凹部21、21、21、21に係合させた状態で、その外周部の全部を、例えば、レーザ溶接により溶着・固定されている。
上記蓋体5は、図2に示すように、蓋体用枠体33と、この蓋体用枠体33の正面側(図2中紙面垂直方向手前側)に、例えば、レーザ溶接によって溶着・固定されたアルミニウム製の正面板35と、から構成されている。
上記蓋体用枠体33は、例えば図1及び図2に示すように、複数(この一実施の形態の場合は4つ)の蓋体用枠材37、38、39、39から構成されている。
上記蓋体用枠材37はアルミニウム製の引き抜き材であり、図11(a)に示すような端面形状を図11(a)中紙面垂直方向に延長した形状を成している。上記蓋体用枠材37には板状部40があり、この板状部40の図11(a)中上端側には柱状部41が形成されている。上記柱状部41の図11(a)中下部には、図11(a)中紙面垂直方向に延長されたT型溝43が形成されている。また、上記背面側柱状部15の図11(a)中上側には、図11(a)中紙面垂直方向に延長された肉抜き孔45、47が形成されている。また、上記蓋体用枠材37の図11(a)中下端側であって正面側(図11(a)中右側)には、正面板用凹部49が形成されている。
また、図11(b)に示すように、上記蓋体用枠材37の図11(b)中左右方向両端は45°の角度で切断されていて、接合面51、53が形成されている。また、図11(c)に示すように、上記蓋体用枠材37の図11(c)中右端側には、蓋体支持部材用貫通孔55が形成されている。
上記蓋体用枠材38は、上記蓋体用枠材37とほぼ同じ構成であり、蓋体支持部材用貫通孔55が反対側に形成されている。また、蓋体用枠材39は、上記蓋体用枠材37とほぼ同じ構成であるが、長さ(図11(b)中左右方向の大きさ)が異なっているとともに、蓋体支持部材用貫通孔55が形成されていない。
上記蓋体用枠体33は、図2に示すように、上記蓋体用枠材37、38、39、39を、接合面51と接合面53を当接させて四角形状に組み合わせ、上記接合面51、53を当接させた箇所の上記蓋体用枠体33内側部分の全てを、例えば、レーザ溶接により溶着・固定したものである。上記正面板35は、図2、図9、及び、図10(b)に示すように、その端部を上記蓋体用枠体33として組み合わされた上記蓋体用枠材37、38、39、39の正面板用凹部49、49、49、49に係合された状態で、上記蓋体用枠体33の正面側(図9中右側)に、例えば、レーザ溶接により溶着・固定されている。また、図9に示すように、上記蓋体5の内側にはシール部材56が設置されている。
上記蓋体5は、図9、図10(b)に示すように、上記函体本体3に対して、蓋体支持部材57、57を介して、回動可能に設置されている。
上記蓋体支持部材57には、まず、図12に示すように、板状の基部59がある。この基部59の図12中右端側には、前方(図12中紙面垂直方向手前)側に突出された蓋体支持部61が形成されている。図10(b)に示すように、この蓋体支持部61の先端側(図10(b)中右側)には、軸部63が突出・形成されている。
上記蓋体支持部材57、57は、図9に示すように、函体本体3の図9中上側と下側に設置されている。すなわち、図9中上側の蓋体支持部材57は函体本体用枠材11に設置され、図9中下側の蓋体支持部材57は函体本体用枠材12に設置されている。図10(b)に示すように、上記図9中上側の蓋体支持部材57は、ボルト65、65を上記基部59に貫通させ上記函体本体用枠材11のT型溝25に挿入されたT型ナット67、67(図10(b)中紙面垂直方向奥側のT型ナット67は図示せず)に螺合させることによって上記函体本体用枠材11に固定されている。また、上記図9中下側の蓋体支持部材57も、同様にして上記函体本体用枠材12に固定されている。
上記蓋体支持部材57、57の軸部63、63は、上記蓋体用枠材37、38の蓋体支持部材用貫通孔55、55に挿入されている。これにより、上記蓋体5が上記函体本体3に対して回動可能に設置されており、上記蓋体5の開閉動作を行うことができるようになっている。
また、例えば、図2、図13に示すように、上記函体本体3の図13中左側には蓋体固定用ラッチ69、69が設置されており、上記蓋体5の図13中左側にはストライク71、71が設置されている。
上記蓋体固定用ラッチ69は、図13に示すように、上記函体本体3に固着された基部73と、この基部73にその一端側(図13(a)中下端側)を回動可能に連結されたリンク75と、このリンク75の他端側(図13(a)中上端側)にその基端側(図13(a)中上端側)が回動可能に連結されたラッチ本体77とから構成される。上記ラッチ本体77は、図13(a)中右側と上側が開口された中空形状で、蓋体固定用ラッチ69を折り畳んだ状態では、上記陸75と上記基部73が上記ラッチ本体77内に収容されるようになっている。
また、上記蓋体5を閉じた状態で、図13(a)に示すように、上記ラッチ本体77の先端側(図13(a)中下側)を上記ストライク71に係合させることで、上記蓋体固定用ラッチ69によって上記蓋体5を閉じた状態で回動を規制することができるようになっている。
また、図13(b)に示すように、図13(a)に示す状態から上記リンク75と上記ラッチ本体77を回動させ、図13(c)に示すように、上記ラッチ本体77の上記ストライク71との係合を解除すると、上記蓋体5の回動の規制が解除され、上記蓋体5を開くことができる状態となる。
また、レーザ溶接であるが、例えば、多関節ロボットの先端にレーザヘッドを取り付けたレーザ溶接ロボットシステム(例えば、「LAPRISS」、パナソニック溶接システム株式会社製)によって行われる。これにより、必要なエネルギを溶着部分にピンポイントで与え、高速で低歪みなレーザ溶接が行われる。また、多関節ロボットを使用するため、函体本体用枠体7や蓋体用枠体33の内側に対しても、高精度なレーザ溶接が行われる。
尚、前記T型溝19内にはキャップ81が取り付けられている。
また、図14及び図15に示すように、機器収納用函体1の内部、すなわち函体本体3の内側であって、図14中左側の函体本体用枠材13と背面板9の図14中左端側に跨って取付用レール83が溶着・固定されるとともに、図14中右側の函体本体用枠材13と背面板9の図14中右端側に跨って機器取付用レール83が溶着・固定されている。この機器取付用レール83の溶着・固定も、例えば、既に述べたようなレーザ溶接によって行われる。
既に述べたように、上記機器収納用函体1の内部に設置される図示しない各種電気・電子機器は、上記機器取付用レール83を介して設置される。上記機器取付用レール83にはT型溝35が形成されていて、このT型溝35内には図示しないT型ナットが挿入される。上記図示しない各種電気・電子機器は、例えば、上記図示しないT型ナットに螺合される図示しないボルトによって固定される。
次に、この一実施の形態の作用について説明する。
機器収納用函体1の内部には、機器取付用レール83を介して図示しない各種電気・電子機器が実装され、且つ、ケーブルが配設される。上記ケーブルの配線は、配線用貫通孔32を介して行われる。
上記蓋体5を閉じ、蓋体固定用ラッチ69、69のラッチ本体77、77をストライク71、71に係合させることで、上記蓋体5が閉じた状態で保持される。
また、上記機器収納用函体1を設置・固定する場合には、例えば、T型溝19を利用する。すなわち、T型溝19に取り付けられているキャップ81を外すとともにそこに図示しないナットを内装さする。一方、設置用金具(図示せず)を用意し、そこに図示しないボルトを通し、上記内装されたナット螺合させる。それによって、上記機器収納用函体1を設置・固定する。
また、函体本体3は、函体本体用枠材11、12、13、13と背面板9がレーザ溶接によって溶着・固定されているので、その連結部は完全防水された状態にある。また、上記蓋体5も、蓋体用枠材37、38、39、39と正面板35がレーザ溶接によって溶着・固定されているので、その連結部は完全防水されている。
また、上記蓋体5を閉めた場合、上記シール部材56により上記蓋体5と上記函体本体3の開口部の間も防水されることになる。
次に、この一実施の形態による効果について説明する。
まず、機器収納用函体1の軽量化を図ることができる。
具体的にみていくと、まず、函体本体用枠体7と背面板9、及び、蓋体用枠体33と正面板35は、レーサ溶接によって溶着・固定される構成になっているので、上記函体本体用枠体7と上記背面板9を連結するための連結金具、上記蓋体用枠体33と上記正面板35を締結するための連結金具が不要であり、その分だけ機器収納用函体1を軽量化することができる。
また、上記函体本体用枠体7自体も、函体本体用枠材11、12、13、13を、レーザ溶接によって溶着・固定されて構成されているので、上記函体本体用枠材11、12、13、13を締結するための連結金具が不要であり、その分だけ機器収納用函体1を軽量化することができる。
また、上記蓋体用枠体33自体も、蓋体用枠材37、38、39、39を、レーザ溶接によって溶着・固定されて構成されているので、上記蓋体用枠材37、38、39、39を締結するための連結金具が不要であり、その分だけ機器収納用函体1を軽量化することができる。
また、函体本体用枠材11、12、13、13は、板状部14の両端に背面側柱状部15と正面側柱状部17を一体成型した構成になっているので、板状部14の両端に背面側柱状部15と正面側柱状部17を連結するための連結金具も不要であり、その分だけ機器収納用函体1を軽量化することができる。
また、上記蓋体用枠材37、38、39、39は、板状部40の一端に柱状部41を一体成形した構成になっているので、板状部40の一端に柱状部41を連結するための連結金具も不要であり、その分だけ機器収納用函体1を軽量化することができる。
また、函体本体用枠体7と背面板9と、蓋体用枠体33と正面板35が、アルミニウム製であることによっても、軽量化がなされている。
また、函体本体用枠材11、12、13、13、は、板状部14の両端に背面側柱状部15と正面側柱状部17を備えた引き抜き材であるので、より軽量化させることができる。
また、蓋体用枠材37、38、39、39は、板状部40の片側に柱状部41を備えた引き抜き材であるので、これによっても、より軽量化させることができる。
このように、全体として大幅に軽量化させることができる。
次に、防水性能の向上を図ることができる。
具体的にみていくと、函体本体3は各部材の連結は全てレーザ溶接によって行っており連結金具を介しての連結箇所はないので、温度変化によって各部材が伸縮して隙間が生じることはなく、完全防水の状態にある。
同様に、蓋体5についても各部材の連結は全てレーザ溶接によって行っており連結金具を介しての連結箇所はないので、温度変化によって各部材が伸縮して隙間が生じることはなく、完全防水の状態にある。
又、函体本体3と蓋体5との間はシール部材56によってシールされているので高い防水機能が発揮されている。
このように、全体として、防水性能を大幅に向上させることができる。
また、アルミニウム製であるため、防錆性にも優れている。
尚、本発明は、前記一実施の形態に限定されるものではない。
まず、前記一実施の形態ではレーザ溶接により溶着・固定するようにしたが、別の溶接方法でもよい。
また、函体本体用枠体に用いる函体本体用枠材の数や、蓋体用枠体に用いる蓋体用枠材の数は、様々な場合が考えられる。
また、函体本体用枠材、蓋体用枠材、背面板、及び、正面板の形状、大きさ等にもさまざまな場合が考えられる。
また、蓋体を締めた状態で保持する構成にも様々な場合が考えられる。
また、機器収納用函体を設置する構成についても様々な場合が考えられる。
その他、図示した構成はあくまで一例である。
本発明は、例えば、各種機器、機械、設備等を制御する制御盤や分電盤を収納する機器収納用函体と制御盤と分電盤に係り、特に、軽量化させるとともに防水性能を向上させることができるように工夫したものに関し、例えば、屋外に設置される設備の制御盤に好適である。
1 機器収納用函体
3 函体本体
5 蓋体
7 函体本体用枠体
9 背面板
11 函体本体用枠材
12 函体本体用枠材
13 函体本体用枠材
14 板状部
15 背面側柱状部
17 正面側柱状部
33 蓋体用枠体
35 正面板
37 蓋体用枠材
38 蓋体用枠材
39 蓋体用枠材
40 板状部
41 柱状部
56 シール部材

Claims (8)

  1. アルミニウム製の函体本体用枠体と、該函体本体用枠体の背面に溶着・固定されたアルミニウム製の背面板と、から構成される函体本体と、
    上記函体本体に開閉自在に取り付けられ、アルミニウム製の蓋体用枠体と、該蓋体用枠体の正面に溶着・固定されたアルミニウム製の正面板と、から構成される蓋体と、
    を具備したことを特徴とする機器収納用函体。
  2. 請求項1記載の機器収納用函体において、
    上記函体本体用枠体は函体本体用枠材を溶着・固定したものであることを特徴とする機器収納用函体。
  3. 請求項2記載の機器収納用函体において、
    上記函体本体用枠材は板状部の両端に柱状部を備えた引き抜き材であることを特徴とする機器収納用函体。
  4. 請求項1〜請求項3の何れかに記載の機器収納用函体において、
    上記蓋体用枠体は蓋体用枠材を溶着・固定したものであることを特徴とする機器収納用函体。
  5. 請求項4記載の機器収納用函体において、
    上記蓋体用枠材は板状部の片側に柱状部を備えた引き抜き材であることを特徴とする機器収納用函体。
  6. 請求項1〜請求項5の何れかに記載の機器収納用函体において、
    上記函体本体と上記蓋体の間にはシール部材が介装されていることを特徴とする機器収納用函体。
  7. 請求項1〜請求項6の何れかに記載の機器収納用函体と、
    上記機器収納用函体内に内装された各種機器と、
    を具備したことを特徴とする制御盤。
  8. 請求項1〜請求項6の何れかに記載の機器収納用函体と、
    上記機器収納用函体内に内装された各種機器と、
    を具備したことを特徴とする分電盤。
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