JP2018124874A - 入力装置、入力方法及び入力プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】機器の機能の設定の入力時において操作ミスを抑制することが可能な入力装置を提供する。【解決手段】入力装置1は機器の機能の実行及び設定に係る入力を受け付ける装置であって、表示部2と、タッチ領域のタッチされた位置を検知するためのタッチ操作部3と、タッチ操作部3の出力に基づきタッチ領域に対するタッチ操作を判定するとともに表示部2の表示を切り替える制御部10と、を備える。制御部10は、機器の機能の実行に係る入力を受け付けた場合に、機能の設定に係る操作をタッチ領域の全体の任意の位置で検知する。【選択図】図1
Description
本発明は、入力装置、入力方法及び入力プログラムに関する。
昨今、自動車のナビゲーション装置や金融機関のATM端末、駅の券売機、携帯ゲーム機、スマートフォン、タブレット端末等の幅広い分野で入力装置が用いられている。これらは、対応する機器の機能の実行及び設定に係る入力を、例えばタッチ操作部から受け付ける。このような入力装置の従来技術の一例が特許文献1に開示されている。
特許文献1に記載された従来のスライドバー表示制御装置は表示部と、表示部を覆うタッチパネルである入力部と、を備える。表示部は所定の機能の設定に係るスライドバーを表示する。この装置は、表示部が表示した第1スライドバーが所定時間タッチされると、第1スライドバーとは設定値の変動量が異なる第2スライドバーを表示部に表示する。これにより、設定値の微調整を容易に行うことができる。
しかしながら、特許文献1に記載の従来技術は機器の設定の入力に用いるスライドバーの画像が画面(タッチ領域)全体に対して比較的小さいことで、当該スライドバーの画像にうまく触れることができない虞があることが課題であった。これにより、操作ミスが起こることが懸念された。
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであり、機器の機能の設定の入力時において操作ミスを抑制することが可能な入力に係る技術を提供することを目的とする。
本発明に係る入力装置は、機器の機能の実行及び設定に係る入力を受け付ける入力装置であって、表示部と、タッチ領域のタッチされた位置を検知するためのタッチ操作部と、前記タッチ操作部の出力に基づき前記タッチ領域に対するタッチ操作を判定するとともに前記表示部の表示を切り替える制御部と、を備え、前記制御部は、前記機能の実行に係る入力を受け付けた場合に、前記機能の設定に係る操作を前記タッチ領域の全体の任意の位置で検知する構成(第1の構成)である。
また、上記第1の構成の入力装置において、前記表示部が、前記機能に係る機能画像を表示し、前記制御部は、前記機能の実行に係る前記入力として前記機能画像の選択を受け付けた場合に、前記機能画像に対応する前記機能の設定に係る操作を前記タッチ領域の全体の任意の位置で検知する構成(第2の構成)であっても良い。
また、上記第2の構成の入力装置において、前記機能に対する操作履歴を記憶する記憶部を備え、前記制御部は、前記機能画像の選択を受け付けた場合に、前記記憶部に記憶された前記機能に対する前記操作履歴に基づき前記機能の設定を推定し、推定した当該設定に係る操作を前記タッチ領域の全体の任意の位置で検知する構成(第3の構成)であっても良い。
また、上記第1の構成の入力装置において、音声が入力される音声入力部と、前記音声入力部を介して取得した音声データを認識する音声認識部と、前記音声認識部が認識した音声データが前記機能に該当するか否かを判定する機能判定部と、を備え、前記制御部は、前記音声入力部から入力されて前記音声認識部が認識した音声が前記機能に該当することを前記機能判定部が判定した場合に、前記機能の設定に係る操作を前記タッチ領域の全体の任意の位置で検知する構成(第4の構成)であっても良い。
また、上記第1の構成の入力装置において、外部から機器の機能の実行に係る入力を受け付ける通信部を備え、前記制御部は、前記通信部を介して前記機能の実行に係る入力を受け付けた場合に、前記機能の設定に係る操作を前記タッチ領域の全体の任意の位置で検知する構成(第5の構成)であっても良い。
また、上記第1の構成の入力装置において、前記機能が周囲環境の状態変化に対応するための機能であって、周囲環境の状態変化に係る情報が入力される通信部を備え、前記制御部は、前記通信部を介して前記機能の実行に係る前記入力としての周囲環境の状態変化に係る情報を受け付けた場合に、前記機能の設定に係る操作を前記タッチ領域の全体の任意の位置で検知する構成(第6の構成)であっても良い。
また、上記第6の構成の入力装置において、前記制御部は、周囲環境の状態変化に係る情報を受け付けた場合に、当該情報を前記表示部に表示させ、前記機能の設定に係る操作を前記タッチ領域の全体の任意の位置で検知する構成(第7の構成)であっても良い。
また、上記第6の構成の入力装置において、音声を出力する音声出力部を備え、前記制御部は、周囲環境の状態変化に係る情報を受け付けた場合に、当該情報に係る音声を前記音声出力部から出力させ、前記機能の設定に係る操作を前記タッチ領域の全体の任意の位置で検知する構成(第8の構成)であっても良い。
また、上記第1〜第8の構成の入力装置において、前記制御部は、前記機能の実行に係る入力を受け付けた場合に、予め定めた所定期間の間、前記機能の設定に係る操作を前記タッチ領域の全体の任意の位置で検知する構成(第9の構成)であっても良い。
また、上記第1〜第9の構成の入力装置において、前記制御部は、前記タッチ領域の所定の第1方向に対するタッチ操作と、前記第1方向に交差する第2方向に対するタッチ操作と、を区別して認識し、各々の操作を個別の設定に係る入力として検知する構成(第10の構成)であっても良い。
また、上記第1〜第9の構成の入力装置において、前記制御部は、前記タッチ領域の所定の第1方向に対するタッチ操作を前記機能の設定に係る入力として検知し、さらに前記第1方向に交差する第2方向に対するタッチ操作に応じて当該設定の変化率を異ならせる構成(第11の構成)であっても良い。
また、本発明に係る入力方法は、機器の機能の実行及び設定に係る入力を受け付ける入力方法であって、前記機能の実行に係る入力を受け付ける工程と、実行に係る入力を受け付けた前記機能の設定に係る操作をタッチ操作部のタッチ領域の全体の任意の位置で検知する工程と、を含む構成(第12の構成)である。
また、本発明に係る入力プログラムは、機器の機能の実行及び設定に係る入力を受け付ける入力プログラムであって、コンピュータに、前記機能の実行に係る入力を受け付ける処理と、実行に係る入力を受け付けた前記機能の設定に係る操作をタッチ操作部のタッチ領域の全体の任意の位置で検知する処理と、を実行させる構成(第13の構成)である。
本発明の構成によれば、タッチ領域の全体を利用して機能の設定の入力を行うことができる。したがって、機器の機能の設定の入力時において操作ミスを抑制することが可能になる。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は以下の内容に限定されるものではない。
<1.第1実施形態>
<1−1.入力装置の構成>
図1は、第1実施形態の入力装置1の概略構成を示す図である。図2は、入力装置1が搭載された車室の内部を後方から視た部分概略図である。
<1−1.入力装置の構成>
図1は、第1実施形態の入力装置1の概略構成を示す図である。図2は、入力装置1が搭載された車室の内部を後方から視た部分概略図である。
入力装置1は、図1に示す表示部2、タッチ操作部3、制御部10及び記憶部20を備える。入力装置1は、例えば図2に示すように車両のダッシュボードの中央部であって、運転者が視認可能、且つ操作可能な位置に設けられる。入力装置1は車両に設けられたナビゲーション装置、オーディオ装置、テレビ装置といった機器の機能の実行及び設定に係る入力を受け付ける。
表示部2は、例えば液晶表示パネルで構成される。表示部2は入力装置1の表面に設けられ、その表示面(画面)が車両の車室内に臨む。表示部2は制御部10からの指令を受信し、各種の情報を表示する。
タッチ操作部3は、例えば静電容量式のタッチパネルで構成される。タッチ操作部3はその表面であるタッチ領域がユーザーの手の指先等の被検出体でタッチされると、被検出体の検出位置に対応する電極の静電容量が変化する。これにより、タッチ操作部3はタッチ領域のタッチされた位置を検知し、その静電容量の変化を検出信号として出力する。タッチ操作部3の出力信号は制御部10に送信される。
タッチ操作部3は表示部2の画面上に重ねて配置される。これにより、表示部2の画面の全体がタッチ操作部3のタッチ領域3aとなる(図5参照)。
制御部10は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)を備えるコンピュータである。制御部10は記憶部20に記憶されたプログラム21に基づいてCPUが演算処理を行い、入力装置1の全体を統括的に制御する。例えば、制御部10はタッチ操作部3の出力に基づきタッチ領域3aに対するタッチ操作を判定するとともに、表示部2の表示を切り替える。
制御部10はプログラム21に基づいてCPUが演算処理を行うことで実現される機能の一部として、表示制御部11及び操作判定部12を備える。
表示制御部11は表示部2の表示内容を制御する。表示制御部11は、例えば機器の機能の実行及び設定に係る入力を受け付けるに際し、その機能に係る機能画像を表示部2に表示させる。なお、機能画像はナビゲーション装置、オーディオ装置、テレビ装置といった機器の各機能に対応する画像であって、例えばアイコン、ボタン、タブ、スライドバー、ソフトキー、チェックボックスなどから成る。ユーザーは表示部2に表示された機能画像をタッチ操作部3を介してタッチして選択することで、機器の機能の実行及び設定を行うことが可能になる。
操作判定部12はタッチ操作部3が出力した検出信号を受信し、その検出信号に基づいてタッチ領域3aに対する操作内容を判定する。操作判定部12はタッチ領域3aにおける位置情報に加えて、タップ、ドラッグ、フリックなどの操作を判定する。また、ドラッグ、フリックなどの移動を伴う操作である場合、その移動方向、移動量等についても判定する。
<1−2.入力装置による入力処理>
続いて、入力装置1による入力処理の流れについて説明する。図3は、入力装置1による入力処理の流れの例を示すフローチャートである。図4は、入力装置1の表示部2における機能の選択状態を示す正面図である。図5は、入力装置1の表示部2における設定の入力状態を示す正面図である。
続いて、入力装置1による入力処理の流れについて説明する。図3は、入力装置1による入力処理の流れの例を示すフローチャートである。図4は、入力装置1の表示部2における機能の選択状態を示す正面図である。図5は、入力装置1の表示部2における設定の入力状態を示す正面図である。
例えば、車両に設けられたオーディオ装置のCD(Compact Disk)再生が起動されると(図3の「開始」)、入力装置1では制御部10が、図4に示すように表示部2にCD再生の機能に係る機能画像であるアイコン等を表示させる(図3のステップS11)。表示部2の画面には、例えば楽曲の再生に係るアイコン2a、楽曲の頭出しに係るアイコン2b、楽曲の早送りに係るアイコン2c、音量調整に係るアイコン2dが表示される。ユーザーはその手指Fで、これらのアイコンを任意に選択することができる。
次に、制御部10は表示部2の画面上のアイコンに対して選択操作がなされたか否かを、タッチ操作部3及び操作判定部12を介して検知する(図3のステップS12)。表示部2の画面上のアイコンに対して選択操作がなされていない間、入力装置1は待機状態となる(ステップS12のNo)。
そして、表示部2の画面上の、いずれかのアイコンに対して選択操作がなされた場合(ステップS12のYes)、制御部10は選択されたアイコンが引き続き設定を必要とする機能であるか否かを判定する(ステップS13)。
例えば、音量調整に係るアイコン2dに対して選択操作がなされた場合(ステップS13のYes)、音量調整の設定が必要であるため、制御部10は音量調整の設定に関して、タッチ操作部3のタッチ領域3aを画面全体に指定する(ステップS14)。すなわち、制御部10は音量調整の実行に係る入力を受け付けた場合に、音量調整の設定に係る操作をタッチ領域3aの全体の任意の位置で検知する。
このとき、制御部10は例えば音量UPに関して、タッチ操作部3のタッチ領域3aの全体でユーザーによる操作を受け付ける。そして、図5に示すように、制御部10は例えばユーザーの手指Fの、図5におけるタッチ操作部3のタッチ領域上の右方向への移動を音量UPの実行に対応付ける。制御部10はユーザーの手指Fの、タッチ領域上の左方向、上方向、下方向への移動を音量調整の実行条件として判定しない。
ユーザーの手指Fによる操作として、タッチ操作部3のタッチ領域上の右方向への移動を検知した場合(ステップS15のYes)、制御部10は入力装置1によるオーディオ装置のCD再生の機能に係る入力処理を終了する(図3の「終了」)。オーディオ装置に対しては音量UPの指令が送信される。
一方、ステップS13において、引き続き設定を必要としない機能に係るアイコン、例えば楽曲の再生に係るアイコン2a、楽曲の頭出しに係るアイコン2bまたは楽曲の早送りに係るアイコン2cに対して選択操作がなされた場合(ステップS13のNo)、制御部10は入力装置1によるオーディオ装置のCD再生の機能に係る入力処理を終了する(図3の「終了」)。オーディオ装置に対しては楽曲の再生、頭出しまたは早送りの指令が送信される。
なお、ユーザーの手指Fの、タッチ領域上の右方向への移動量に応じて、音量UPの調整量を規定しても良い。すなわち、手指Fの移動量が比較的長い場合には音量の上昇値を大きくし、手指Fの移動量が比較的短い場合には音量の上昇値を小さくすることにしても良い。
上記第1実施形態のように、入力装置1は、制御部10がオーディオ装置の音量調整の実行に係る入力を受け付けた場合に、音量調整の設定に係る操作をタッチ操作部3のタッチ領域3aの全体の任意の位置で検知する。これにより、ユーザーはタッチ操作部3のタッチ領域3aの全体を利用して、オーディオ装置の音量調整の設定の入力を行うことができる。したがって、オーディオ装置の音量調整の設定の入力時において操作ミスを抑制することが可能になる。
また、上記構成の入力装置1は、表示部2がオーディオ装置の機能である音量調整に係るアイコン2dを画面に表示する。そして、制御部10は音量調整の実行に係る入力としてアイコン2dの選択を受け付けた場合に、アイコン2dに対応する音量調整の設定に係る操作をタッチ操作部3のタッチ領域3aの全体の任意の位置で検知する。これにより、入力装置1は表示部2の画面に表示したアイコン(機能画像)に対するユーザーの選択によって機能の設定に係る入力を受け付ける場合に、タッチ操作部3のタッチ領域3aの全体を利用して機能の設定の入力を行うことができるようになる。したがって、表示部2の画面に表示したアイコン(機能画像)が選択されることで機能の実行及び設定を行う機器において、入力時の操作ミスを抑制することが可能になる。
<1−3.第1実施形態の入力装置の変形例>
続いて、入力装置1の変形例について説明する。図6は、入力装置1の変形例の表示部2における設定の入力状態を示す正面図である。
続いて、入力装置1の変形例について説明する。図6は、入力装置1の変形例の表示部2における設定の入力状態を示す正面図である。
制御部10は音量調整の設定に係る操作をタッチ操作部3のタッチ領域3aの全体の任意の位置で検知する場合に、例えば図6に示すように音量UP及び音量DOWNに関して、タッチ領域3aの全体でユーザーによる操作を受け付ける。そして、制御部10は例えばユーザーの手指Fの、図6におけるタッチ操作部3のタッチ領域上の右方向への移動を音量UPの実行に対応付け、左方向への移動を音量DOWNの実行に対応付ける。
これにより、ユーザーはタッチ操作部3のタッチ領域3aの全体を利用して、例えばオーディオ装置の音量調整において音量UP及び音量DOWNの、2つの設定の入力を行うことができる。したがって、入力時の操作ミスの抑制に加えて、オーディオ装置に対する操作性を向上させることが可能になる。
<2.第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。図7は、入力装置1の概略構成を示す図である。図8は、入力装置1による入力処理の流れの例を示すフローチャートである。図9は、入力装置1の表示部2における機能の選択状態を示す正面図である。図10は、入力装置1の表示部2における設定の入力状態を示す正面図である。なお、第2実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と異なる構成要素については以下で説明し、第1実施形態と共通する構成要素については詳細な説明を省略する。
次に、第2実施形態について説明する。図7は、入力装置1の概略構成を示す図である。図8は、入力装置1による入力処理の流れの例を示すフローチャートである。図9は、入力装置1の表示部2における機能の選択状態を示す正面図である。図10は、入力装置1の表示部2における設定の入力状態を示す正面図である。なお、第2実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と異なる構成要素については以下で説明し、第1実施形態と共通する構成要素については詳細な説明を省略する。
第2実施形態の入力装置1は記憶部20が、図7に示すように機能に対する操作履歴22を記憶する。記憶部20には、例えばオーディオ装置のラジオ放送受信、CD及びメモリーカードの楽曲再生に係る機能各々に対して操作履歴22が記憶される。
オーディオ装置が起動されると(図8の「開始」)、入力装置1では制御部10が、図9に示すように表示部2にオーディオ装置の機能に係る機能画像であるアイコン等を表示させる(図8のステップS21)。表示部2の画面には、例えばラジオ放送受信に係るアイコン2e、CDの楽曲再生に係るアイコン2f、メモリーカードの楽曲再生に係るアイコン2gが表示される。なお、以下の説明において、「CDの楽曲再生」を単に「CD再生」と称する。
そして、例えば表示部2の画面上のCD再生に係るアイコン2fに対して選択操作がなされた場合(ステップS22のYes)、制御部10は記憶部20に記憶された操作履歴22に基づきユーザーによる次の操作を推定する。すなわち、制御部10はCD再生に係るアイコン2fの選択を受け付けた場合に、記憶部22に記憶されたCD再生に対する操作履歴22に基づきCD再生の設定を推定する(ステップS23)。ここで、操作履歴22に基づき、CD再生の設定として例えば「音量調整」が推定されたものとする。
次に、制御部10は、ステップS23で推定された音量調整に関して、図10に示すようにタッチ操作部3のタッチ領域3aを画面全体に指定する(ステップS24)。すなわち、制御部10は音量調整に係る操作をタッチ領域3aの全体の任意の位置で検知する。
なお、制御部10は、ステップS23で推定した操作を音声または表示によってユーザーに通知し、音声認識または承認/否認ボタンへのタッチ操作によるユーザーの確認を待ってステップS24に移行するようにしても良い。このとき、ステップS23で推定した操作が、ユーザーが意図する操作でない場合はユーザーによって否認されるため、制御部10は図4に示す画面表示を行うようにすれば良い。
上記第2実施形態の構成によれば、第1実施形態で説明した図4に示すCD再生の設定画面の表示を省略することができる。したがって、入力時の操作ミスの抑制に加えて、オーディオ装置に対する操作性をより一層向上させることが可能になる。
<3.第3実施形態>
次に、第3実施形態について説明する。図11は、入力装置1による入力処理の流れの例を示すフローチャートである。なお、第3実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と異なる構成要素については以下で説明し、第1実施形態と共通する構成要素については詳細な説明を省略する。
次に、第3実施形態について説明する。図11は、入力装置1による入力処理の流れの例を示すフローチャートである。なお、第3実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と異なる構成要素については以下で説明し、第1実施形態と共通する構成要素については詳細な説明を省略する。
第3実施形態の入力装置1では、例えばオーディオ装置が起動され(図11の「開始」)、表示部2にCD再生の機能に係る機能画像であるアイコン等(図4参照)が表示される(図11のステップS31)。続いて、表示部2の画面上のアイコンのうち、引き続き設定を必要とする機能である音量調整に係るアイコン2dに対して選択操作がなされた場合(ステップS33のYes)、制御部10はタッチ操作部3のタッチ領域3aを画面全体に指定する(ステップS34)。
そして、タッチ操作部3のタッチ領域3aに対する操作を検知しない場合(ステップS35のNo)、制御部10は予め定めた所定期間を経過したか否かを判定する(ステップS36)。ここで、この所定期間としては例えば10秒が設定され、記憶部20に予め記憶される。この所定期間の間、入力装置1は待機状態となる(ステップS36のNo)。
タッチ領域3aに対する操作を検知せず、所定期間が経過した場合(ステップS36のYes)、制御部10はステップS31に戻って、表示部2にオーディオ装置のCD再生の機能に係る機能画像であるアイコン等を表示させる。また、ステップS31に戻ることに代えて、音量調整における音量UP、音量DOWN等のアイコンを表示部2に表示させても良い。
上記第3実施形態のように、入力装置1の制御部10は、オーディオ装置の音量調整の実行に係る入力としてアイコン2dの選択を受け付けた場合に、予め定めた所定期間(例えば10秒)の間、音量調整の設定に係る操作をタッチ操作部3のタッチ領域3aの全体の任意の位置で検知する。これにより、ユーザーが音量調整に係るアイコン2dを選択してから所定期間の間のみ、音量調整の設定に係る操作をタッチ領域3aの全体で行うことができる。したがって、操作をタッチ領域3aの全体で行うことができる状態が長期化することを防止することができ、その間の誤操作の発生を抑制することが可能になる。
<4.第4実施形態>
次に、第4実施形態について説明する。図12は、入力装置1の表示部2における設定の入力状態を示す正面図である。なお、第4実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と異なる構成要素については以下で説明し、第1実施形態と共通する構成要素については詳細な説明を省略する。
次に、第4実施形態について説明する。図12は、入力装置1の表示部2における設定の入力状態を示す正面図である。なお、第4実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と異なる構成要素については以下で説明し、第1実施形態と共通する構成要素については詳細な説明を省略する。
第4実施形態の入力装置1では、ユーザーによる操作をタッチ操作部3のタッチ領域3aの全体の任意の位置で検知する場合に、制御部10がタッチ領域3aの所定の第1方向に対するタッチ操作と、第1方向に交差する第2方向に対するタッチ操作と、を区別して認識し、各々の操作を個別の設定に係る入力として検知する。
例えば、制御部10は、図12に示すようにタッチ領域の左右方向(第1方向)に対するタッチ操作をラジオ放送またはTV放送の視聴におけるチャンネル(ch)UP、チャンネル(ch)DOWNの入力として検知する。そして、制御部10は、左右方向に交差する上下方向(第2方向)に対するタッチ操作を音量UP、音量DOWNの入力として検知する。
上記第4実施形態の構成によれば、ユーザーはタッチ操作部3のタッチ領域3aの全体を利用して、例えばラジオ放送またはTV放送の視聴においてチャンネル、音量に係る4つの設定の入力を行うことができる。したがって、入力時の操作ミスの抑制に加えて、オーディオ装置、テレビ装置に対する操作性をより一層向上させることが可能になる。
なお、上記第4実施形態において、タッチ領域の左右方向(第1方向)に対するタッチ操作をチャンネル(ch)UPのみの入力として検知し、上下方向(第2方向)に対するタッチ操作を音量UPのみの入力として検知することにしても良い。
<5.第5実施形態>
次に、第5実施形態について説明する。図13は、入力装置1の表示部2における設定の入力状態を示す正面図である。なお、第5実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と異なる構成要素については以下で説明し、第1実施形態と共通する構成要素については詳細な説明を省略する。
次に、第5実施形態について説明する。図13は、入力装置1の表示部2における設定の入力状態を示す正面図である。なお、第5実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と異なる構成要素については以下で説明し、第1実施形態と共通する構成要素については詳細な説明を省略する。
第5実施形態の入力装置1では、ユーザーによる操作をタッチ操作部3のタッチ領域3aの全体の任意の位置で検知する場合に、制御部10がタッチ領域3aの所定の第1方向に対するタッチ操作を機器の機能の設定に係る入力として検知する。さらに、制御部10は第1方向に交差する第2方向に対するタッチ操作に応じて当該設定の変化率を異ならせる。
例えば、制御部10は、図13に示すようにタッチ領域の左右方向(第1方向)に対するタッチ操作をオーディオ装置における音量UPの入力として検知する。さらに、制御部10は左右方向に交差する上下方向(第2方向)に対するタッチ操作に応じて、音量UPの変化率を異ならせる。
具体的に言えば、制御部10は例えばユーザーの手指Fの、図13におけるタッチ操作部3のタッチ領域上の右方向への移動を音量UPの実行に対応付ける。このとき、音量は予め定めた所定の変化率で上昇する。そして、ユーザーが手指Fをタッチ領域3aの上方に向けて移動させた場合(図13の矢印A1)、音量UPの変化率がさらに大きくなる。続いて、ユーザーが手指Fをタッチ領域3aの下方に向けて移動させた場合(図13の矢印A2)、音量UPの変化率が小さくなる。
上記第5実施形態の構成によれば、ユーザーはタッチ操作部3のタッチ領域3aの全体を利用して、例えばオーディオ装置等の音量調整において所望の音量に迅速に近づけることができ、さらに調整の最終段階で微調整を行うことが可能になる。
<6.第6実施形態>
次に、第6実施形態について説明する。図14は、入力装置1の概略構成を示す図である。図15は、入力装置1が搭載された車室の内部を後方から視た部分概略図である。なお、第6実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と異なる構成要素については以下で説明し、第1実施形態と共通する構成要素については詳細な説明を省略する。
次に、第6実施形態について説明する。図14は、入力装置1の概略構成を示す図である。図15は、入力装置1が搭載された車室の内部を後方から視た部分概略図である。なお、第6実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と異なる構成要素については以下で説明し、第1実施形態と共通する構成要素については詳細な説明を省略する。
第6実施形態の入力装置1は、図14に示すタッチ操作部3及び表示部2を備える。タッチ操作部3は、図15に示すように車両の運転席U1と助手席U2との間であって、運転者が操作可能な位置に設けられる。表示部2は、図15に示すように車両のダッシュボードの中央部であって、運転者が視認可能な位置に設けられる。タッチ操作部3のタッチ領域上の位置は、タッチ操作部3に対して離隔する表示部2の画面上の位置に対応付けられる。
第6実施形態の構成のように、表示部2に対してタッチ操作部3が離隔して運転席U1の近くに設けられると、ユーザーは運転姿勢のままでタッチ操作部3のタッチ領域3aの全体を利用して入力を行うことができる。
<7.第7実施形態>
次に、第7実施形態について説明する。図16は、入力装置1の概略構成を示す図である。なお、第7実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と異なる構成要素については以下で説明し、第1実施形態と共通する構成要素については詳細な説明を省略する。
次に、第7実施形態について説明する。図16は、入力装置1の概略構成を示す図である。なお、第7実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と異なる構成要素については以下で説明し、第1実施形態と共通する構成要素については詳細な説明を省略する。
第7実施形態の入力装置1は、図16に示す音声入力部4及び制御部10を備える。音声入力部4は、例えばマイクで構成され、ユーザーが発する音声が入力される。音声入力部4は入力された音声を表す音声データを制御部10に送信する。制御部10はプログラム21に基づいてCPUが演算処理を行うことで実現される機能の一部として、音声認識部13及び機能判定部14を備える。
音声認識部13は音声入力部4を介して取得した音声データを用いて音声認識処理を実行する。音声認識処理では、音声入力部4を介して取得した音声データと、図示しない音声認識用の辞書に記録された音声データとを比較することで音声が認識される。音声認識部13は音声認識処理の結果として、ユーザーが発した音声を表す文字列(テキスト)に変換する。
機能判定部14は音声認識処理の結果である音声を表す文字列が、ナビゲーション装置、オーディオ装置、テレビ装置等の機器の機能に該当するか否かを判定する。
そして、制御部10は、音声入力部4から入力されて音声認識部13が認識した音声がナビゲーション装置等の機器の機能に該当することを機能判定部14が判定した場合に、当該機能の設定に係る操作をタッチ操作部3のタッチ領域3aの全体の任意の位置で検知する。これにより、ユーザーが発する音声によって機器の機能の実行に係る入力を受け付ける場合においても、タッチ操作部3のタッチ領域3aの全体を利用して機能の設定に係る入力を行うことが可能になる。
<8.第8実施形態>
次に、第8実施形態について説明する。図17は、入力装置1の概略構成を示す図である。図18は、入力装置1が搭載された車室の内部を後方から視た部分概略図である。なお、第8実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と異なる構成要素については以下で説明し、第1実施形態と共通する構成要素については詳細な説明を省略する。
次に、第8実施形態について説明する。図17は、入力装置1の概略構成を示す図である。図18は、入力装置1が搭載された車室の内部を後方から視た部分概略図である。なお、第8実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と異なる構成要素については以下で説明し、第1実施形態と共通する構成要素については詳細な説明を省略する。
第8実施形態の入力装置1は、図17に示す通信部5を備える。通信部5は入力装置1の外部から機器の機能の実行に係る入力を受け付ける。通信部5は、例えば図17及び図18に示すエアコンスイッチ101からエアコンの機能の実行に係る入力を受け付ける。
そして、制御部10は、例えば通信部5を介してエアコンの温度調整の実行に係る入力を受け付けた場合に、エアコンの温度調整の設定に係る操作をタッチ操作部3のタッチ領域3aの全体の任意の位置で検知する。このとき、制御部10は例えば温度UPに関して、タッチ操作部3のタッチ領域3aの全体でユーザーによる操作を受け付ける。タッチ領域3aの全体を利用して受け付けたユーザーの操作内容は通信部5を介してエアコンに送信される。
第8実施形態の構成によれば、入力装置1の外部から機器の機能の実行に係る入力を受け付ける場合においても、タッチ操作部3のタッチ領域3aの全体を利用して機能の設定に係る入力を行うことが可能になる。
<9.第9実施形態>
次に、第9実施形態について説明する。図19は、入力装置1の概略構成を示す図である。なお、第9実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と異なる構成要素については以下で説明し、第1実施形態と共通する構成要素については詳細な説明を省略する。
次に、第9実施形態について説明する。図19は、入力装置1の概略構成を示す図である。なお、第9実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と異なる構成要素については以下で説明し、第1実施形態と共通する構成要素については詳細な説明を省略する。
第9実施形態の入力装置1は、図19に示す通信部5を備える。通信部5は入力装置1の外部の、例えば車両に設けられた温度検出部102及び放送受信部103から入力を受け付ける。
ここで、入力装置1は周囲環境の状態変化に対応するための機能に関して、その機能の実行及び設定に係る入力を受け付ける。具体的に言えば、例えば周囲環境の状態変化が車室内の温度変化であって、これに対応するための機能がエアコンの温度調整である。また、例えば周囲環境の状態変化がテレビ装置等の放送電波の受信感度の変化であって、これに対応するための機能がテレビ装置等の受信局の切替である。
温度検出部102は車両の車室内の温度を検知するとともに、検知した車室内の温度について設定値に対して差異が生じたか否かを判定する。そして、温度検出部102は車室内の温度変化に係る情報を入力装置1に対して出力する。入力装置1には車室内の温度変化に係る情報が通信部5を介して入力される。このとき、温度検出部102が音声、表示、発光等によって車室内の温度変化をユーザーに報知する場合がある。
放送受信部103はテレビ等の放送電波の受信感度を検知するとともに、検知した放送電波の受信感度について設定値に対して差異が生じたか否かを判定する。そして、放送受信部103は放送電波の受信感度の変化に係る情報を入力装置1に対して出力する。入力装置1には放送電波の受信感度の変化に係る情報が通信部5を介して入力される。このとき、放送受信部103が音声、表示、発光等によって放送電波の受信感度の変化をユーザーに報知する場合がある。
そして、制御部10は、通信部5を介してエアコンの温度調整の実行に係る入力としての車室内の温度変化に係る情報を受け付けた場合に、エアコンの温度調整の設定に係る操作をタッチ操作部3のタッチ領域3aの全体の任意の位置で検知する。このとき、例えば入力装置1が車室内の温度上昇に係る情報を温度検出部102から受け付けた場合に、制御部10は例えば温度DOWNに関して、タッチ操作部3のタッチ領域3aの全体でユーザーによる操作を受け付ける。タッチ領域3aの全体を利用して受け付けたユーザーの操作内容は通信部5を介してエアコンに送信される。
また、制御部10は、通信部5を介してテレビ装置等の受信局の切替の実行に係る入力としての放送電波の受信感度の変化に係る情報を受け付けた場合に、テレビ装置等の受信局の切替の設定に係る操作をタッチ操作部3のタッチ領域3aの全体の任意の位置で検知する。このとき、例えば入力装置1が放送電波の受信感度低下に係る情報を放送受信部103から受け付けた場合に、制御部10は受信局の切替に関して、タッチ操作部3のタッチ領域3aの全体でユーザーによる操作を受け付ける。タッチ領域3aの全体を利用して受け付けたユーザーの操作内容は通信部5を介してテレビ装置等に送信される。
第9実施形態の構成によれば、入力装置1の外部から、周囲環境の状態変化に対応するための機器の機能の実行に係る入力として周囲環境の状態変化に係る情報を受け付ける場合においても、タッチ操作部3のタッチ領域3aの全体を利用して機能の設定に係る入力を行うことが可能になる。
<9−1.第9実施形態の入力装置の変形例>
第9実施形態の構成において、制御部10が、周囲環境の状態変化に係る情報を受け付けた場合に、当該情報を表示部2に表示させ、機器の機能の設定に係る操作をタッチ操作部3のタッチ領域3aの全体の任意の位置で検知することにしても良い。これにより、ユーザーは周囲環境の状態変化、例えば車室内の温度上昇や放送電波の受信感度低下を表示によって認識することができ、続いてタッチ操作部3のタッチ領域3aの全体を利用して機能の設定に係る入力を行うことが可能である。
第9実施形態の構成において、制御部10が、周囲環境の状態変化に係る情報を受け付けた場合に、当該情報を表示部2に表示させ、機器の機能の設定に係る操作をタッチ操作部3のタッチ領域3aの全体の任意の位置で検知することにしても良い。これにより、ユーザーは周囲環境の状態変化、例えば車室内の温度上昇や放送電波の受信感度低下を表示によって認識することができ、続いてタッチ操作部3のタッチ領域3aの全体を利用して機能の設定に係る入力を行うことが可能である。
また、第9実施形態の構成において、入力装置1は、例えばスピーカーで構成され、音声を出力する音声出力部6を備える。そして、制御部10は、周囲環境の状態変化に係る情報を受け付けた場合に、当該情報に係る音声を音声出力部6から出力させ、機器の機能の設定に係る操作をタッチ操作部3のタッチ領域3aの全体の任意の位置で検知することにしても良い。これにより、ユーザーは周囲環境の状態変化、例えば車室内の温度上昇や放送電波の受信感度低下を音声によって認識することができ、続いてタッチ操作部3のタッチ領域3aの全体を利用して機能の設定に係る入力を行うことが可能である。
<10.変形例>
以上、本発明の実施形態について説明したが、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。以下では、上記実施形態の全体に係る変形例について説明する。なお、上記実施形態の全ての要素と、以下で説明する形態の全ての要素とは、適宜組み合わせて実施することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。以下では、上記実施形態の全体に係る変形例について説明する。なお、上記実施形態の全ての要素と、以下で説明する形態の全ての要素とは、適宜組み合わせて実施することができる。
上記実施形態では、入力装置1が車載装置であることとしたが、入力装置は家庭やオフィス、商店等で使用される装置であっても良い。また、入力装置は、プログラムを実行することで入力装置として機能するコンピュータであっても良い。このコンピュータとしては、携帯電話やスマートフォン、タブレット端末などの可搬性装置を含む。
また、上記実施形態において、入力装置1は、機能の実行及び設定に係る入力を受け付ける機器として、ナビゲーション装置、オーディオ装置、テレビ装置、エアコン等を対象としたが、入力を受け付ける機器はこれらに限定されるわけではない。同様に、タッチ領域の全体の任意の位置で検知する機能が音量調整や温度調整に限定されるわけではない。
一方、タッチ領域の全体の任意の位置で検知する機能を、特定の機能に、例えば音量調整に限定しても良い。この限定される機能は、ユーザーが任意に選択することができる。これにより、例えば操作履歴に基づき機能の設定を推定する場合に、推定の精度が向上する。
また、上記実施形態では、プログラムに従ったCPUの演算処理によってソフトウェア的に各種の機能が実現されていると説明したが、これらの機能のうちの一部は電気的なハードウェア回路によって実現されても良い。また逆に、ハードウェア回路によって実現されるとした機能のうちの一部は、ソフトウェア的に実現されても良い。
1 入力装置
2 表示部
2a、2b、2c、2d、2e、2f、2g アイコン(機能画像)
3 タッチ操作部
3a タッチ領域
4 音声入力部
5 通信部
6 音声出力部
10 制御部
13 音声認識部
14 機能判定部
20 記憶部
2 表示部
2a、2b、2c、2d、2e、2f、2g アイコン(機能画像)
3 タッチ操作部
3a タッチ領域
4 音声入力部
5 通信部
6 音声出力部
10 制御部
13 音声認識部
14 機能判定部
20 記憶部
Claims (13)
- 機器の機能の実行及び設定に係る入力を受け付ける入力装置であって、
表示部と、
タッチ領域のタッチされた位置を検知するためのタッチ操作部と、
前記タッチ操作部の出力に基づき前記タッチ領域に対するタッチ操作を判定するとともに前記表示部の表示を切り替える制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記機能の実行に係る入力を受け付けた場合に、前記機能の設定に係る操作を前記タッチ領域の全体の任意の位置で検知することを特徴とする入力装置。 - 前記表示部が、前記機能に係る機能画像を表示し、
前記制御部は、前記機能の実行に係る前記入力として前記機能画像の選択を受け付けた場合に、前記機能画像に対応する前記機能の設定に係る操作を前記タッチ領域の全体の任意の位置で検知することを特徴とする請求項1に記載の入力装置。 - 前記機能に対する操作履歴を記憶する記憶部を備え、
前記制御部は、前記機能画像の選択を受け付けた場合に、前記記憶部に記憶された前記機能に対する前記操作履歴に基づき前記機能の設定を推定し、推定した当該設定に係る操作を前記タッチ領域の全体の任意の位置で検知することを特徴とする請求項2に記載の入力装置。 - 音声が入力される音声入力部と、
前記音声入力部を介して取得した音声データを認識する音声認識部と、
前記音声認識部が認識した音声データが前記機能に該当するか否かを判定する機能判定部と、
を備え、
前記制御部は、前記音声入力部から入力されて前記音声認識部が認識した音声が前記機能に該当することを前記機能判定部が判定した場合に、前記機能の設定に係る操作を前記タッチ領域の全体の任意の位置で検知することを特徴とする請求項1に記載の入力装置。 - 外部から機器の機能の実行に係る入力を受け付ける通信部を備え、
前記制御部は、前記通信部を介して前記機能の実行に係る入力を受け付けた場合に、前記機能の設定に係る操作を前記タッチ領域の全体の任意の位置で検知することを特徴とする請求項1に記載の入力装置。 - 前記機能が周囲環境の状態変化に対応するための機能であって、
周囲環境の状態変化に係る情報が入力される通信部を備え、
前記制御部は、前記通信部を介して前記機能の実行に係る前記入力としての周囲環境の状態変化に係る情報を受け付けた場合に、前記機能の設定に係る操作を前記タッチ領域の全体の任意の位置で検知することを特徴とする請求項1に記載の入力装置。 - 前記制御部は、周囲環境の状態変化に係る情報を受け付けた場合に、当該情報を前記表示部に表示させ、前記機能の設定に係る操作を前記タッチ領域の全体の任意の位置で検知することを特徴とする請求項6に記載の入力装置。
- 音声を出力する音声出力部を備え、
前記制御部は、周囲環境の状態変化に係る情報を受け付けた場合に、当該情報に係る音声を前記音声出力部から出力させ、前記機能の設定に係る操作を前記タッチ領域の全体の任意の位置で検知することを特徴とする請求項6に記載の入力装置。 - 前記制御部は、前記機能の実行に係る入力を受け付けた場合に、予め定めた所定期間の間、前記機能の設定に係る操作を前記タッチ領域の全体の任意の位置で検知することを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の入力装置。
- 前記制御部は、前記タッチ領域の所定の第1方向に対するタッチ操作と、前記第1方向に交差する第2方向に対するタッチ操作と、を区別して認識し、各々の操作を個別の設定に係る入力として検知することを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載の入力装置。
- 前記制御部は、前記タッチ領域の所定の第1方向に対するタッチ操作を前記機能の設定に係る入力として検知し、さらに前記第1方向に交差する第2方向に対するタッチ操作に応じて当該設定の変化率を異ならせることを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載の入力装置。
- 機器の機能の実行及び設定に係る入力を受け付ける入力方法であって、
前記機能の実行に係る入力を受け付ける工程と、
実行に係る入力を受け付けた前記機能の設定に係る操作をタッチ操作部のタッチ領域の全体の任意の位置で検知する工程と、
を含むことを特徴とする入力方法。 - 機器の機能の実行及び設定に係る入力を受け付ける入力プログラムであって、
コンピュータに、
前記機能の実行に係る入力を受け付ける処理と、
実行に係る入力を受け付けた前記機能の設定に係る操作をタッチ操作部のタッチ領域の全体の任意の位置で検知する処理と、
を実行させることを特徴とする入力プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017017755A JP2018124874A (ja) | 2017-02-02 | 2017-02-02 | 入力装置、入力方法及び入力プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017017755A JP2018124874A (ja) | 2017-02-02 | 2017-02-02 | 入力装置、入力方法及び入力プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018124874A true JP2018124874A (ja) | 2018-08-09 |
Family
ID=63110414
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017017755A Pending JP2018124874A (ja) | 2017-02-02 | 2017-02-02 | 入力装置、入力方法及び入力プログラム |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2018124874A (ja) |
-
2017
- 2017-02-02 JP JP2017017755A patent/JP2018124874A/ja active Pending
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