JP2018124837A - タッチパネルセンサ及びタッチ位置検出機能付き表示装置 - Google Patents

タッチパネルセンサ及びタッチ位置検出機能付き表示装置 Download PDF

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部 真 阿
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Abstract

【課題】 センサ部の感度が位置に依ってばらつくことを抑制する。
【解決手段】 タッチパネルセンサは、第1方向及び第1方向に交差する第2方向に並ぶ複数のセンサ部と、複数のセンサ部を一方の面の側で支持する基材と、を備える。基材は、少なくとも部分的に第1方向及び第2方向に交差する方向に延びる変形外縁を含む外縁を有する。複数のセンサ部は、変形外縁に隣接する第1センサ部と、第1センサ部よりも変形外縁から離れて位置する第2センサ部と、を有する。第1センサ部の静電容量を第1センサ部の面積で割った値を第1容量率と称し、第2センサ部の静電容量を第2センサ部の面積で割った値を第2容量率と称する場合、第1容量率と第2容量率とが10%以上異なる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、外部導体の接近又は接触を検出するためのタッチパネルセンサ及びタッチ位置検出機能付き表示装置に関する。
今日、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等の表示装置が組み込まれた種々の装置等(例えば、券売機、ATM装置、携帯電話、ゲーム機)に対する入力手段として、タッチパネル装置が広く用いられている。タッチパネル装置は、基材と、基材上に設けられ、指などの外部導体の接近又は接触を検出するセンサ部と、センサ部に接続された配線と、を備えるタッチパネルセンサを含む。タッチパネルセンサの基材は、外部導体が検出され得る領域に対応するアクティブエリアと、アクティブエリアの周辺に位置する非アクティブエリアと、に区画される。タッチパネルセンサが表示装置の表示面に重ねられる場合、アクティブエリアは、表示装置から放出される映像光が適切に透過できるように構成される。
タッチパネルセンサの構造として、基材の片側にセンサ部及び配線を設ける構造が知られている。例えば特許文献1において、タッチパネルセンサは、駆動電極及び検出電極を有し、基材の片側に二次元配列された複数のセンサ部と、駆動電極に接続されたドライブ線と、検出電極に接続されたセンス線と、を備える。この場合、駆動電極と検出電極との間に形成される電気力線が、外部導体の接近又は接触による影響を受けることに基づいて、外部導体の位置を検出することができる。
特開2014−209344号公報
タッチパネルセンサの外縁の一部を、湾曲した形状などに変形させることが求められる場合がある。一方、従来の複数のセンサ部は、基材上に規則的に二次元配列されている。この場合、タッチパネルセンサの外縁の一部を例えば湾曲形状に変形させる、湾曲形状に隣接するセンサ部の形状も変形される。この結果、形状の変更に応じてセンサ部の静電容量も変化し、このため、湾曲形状に隣接するセンサ部とその他のセンサ部との間で感度の相違が生じてしまうことが考えられる。
本発明は、このような課題を効果的に解決し得るタッチパネルセンサ及びタッチ位置検出機能付き表示装置を提供することを目的とする。
本発明は、第1方向及び前記第1方向に交差する第2方向に並ぶ複数のセンサ部と、前記複数のセンサ部を一方の面の側で支持する基材であって、少なくとも部分的に前記第1方向及び前記第2方向に交差する方向に延びる変形外縁を含む外縁を有する基材と、を備え、前記複数のセンサ部は、前記変形外縁に隣接する第1センサ部と、前記第1センサ部よりも前記変形外縁から離れて位置する第2センサ部と、を有し、前記第1センサ部の静電容量を前記第1センサ部の面積で割った値を第1容量率と称し、前記第2センサ部の静電容量を前記第2センサ部の面積で割った値を第2容量率と称する場合、第1容量率と第2容量率とが10%以上異なる、タッチパネルセンサである。
本発明によるタッチパネルセンサにおいて、前記第1センサ部及び前記第2センサ部は各々、前記第1方向に交差する第3方向に延びる複数の第1線状部分を含む第1電極と、隣り合う2つの前記第1線状部分の間に位置し、前記第3方向に延びる複数の第2線状部分を含む第2電極と、を有していてもよい。
本発明によるタッチパネルセンサにおいて、前記第1センサ部の面積は、前記第2センサ部の面積よりも大きく、前記第1容量率は、前記第2容量率よりも10%以上小さく、前記第1センサ部に含まれる前記第1線状部分の幅及び前記第2線状部分の幅は、前記第2センサ部に含まれる前記第1線状部分の幅及び前記第2線状部分の幅よりも大きくてもよい。
本発明によるタッチパネルセンサにおいて、前記第1センサ部及び前記第2センサ部は各々、前記第1電極の前記第1線状部分と前記第2電極の前記第2線状部分との間に位置し、前記第1電極及び前記第2電極のいずれにも接続されていないダミー電極を更に有していてもよい。
本発明によるタッチパネルセンサにおいて、前記第1センサ部の面積は、前記第2センサ部の面積よりも大きく、前記第1容量率は、前記第2容量率よりも小さく、前記第1センサ部及び前記第2センサ部は各々、前記第1電極の前記第1線状部分と前記第2電極の前記第2線状部分との間に位置し、前記第1電極及び前記第2電極のいずれにも接続されていないダミー電極を更に有し、前記第1センサ部に含まれる前記第1線状部分の幅及び前記第2線状部分の幅は、前記第2センサ部に含まれる前記第1線状部分の幅及び前記第2線状部分の幅よりも大きくてもよい。
本発明によるタッチパネルセンサにおいて、前記第1センサ部に含まれる前記第1線状部分の本数及び前記第2線状部分の本数は、前記第2センサ部に含まれる前記第1線状部分の本数及び前記第2線状部分の本数と同一であってもよい。
本発明によるタッチパネルセンサにおいて、前記基材の前記外縁は、前記第2方向に延びる接続用外縁を含み、前記タッチパネルセンサは、前記第1方向に並ぶ複数の前記センサ部の前記第1電極にそれぞれ接続され、前記接続用外縁に向かって第1方向に延びる複数の第1配線と、前記センサ部の前記第2電極に接続され、前記接続用外縁に向かって第1方向に延びる複数の第2配線と、を備えていてもよい。
本発明によるタッチパネルセンサにおいて、前記第1線状部分が延びる前記第3方向が、前記第1配線が延びる前記第1方向に対して成す角度が、60°以上且つ120°以下であってもよい。
本発明によるタッチパネルセンサにおいて、前記センサ部は、基材の一方の面の側に網目状に配置された複数の導線を含んでいてもよい。
本発明によるタッチパネルセンサにおいて、前記基材は、一対の前記変形外縁を含む複数の変形領域を有し、前記変形外縁は、外側に凸となるよう湾曲した形状を有していてもよい。
本発明は、表示装置と、前記表示装置の表示面上に配置されたタッチパネルセンサと、を備え、前記タッチパネルセンサは、第1方向及び前記第1方向に交差する第2方向に並ぶ複数のセンサ部と、前記複数のセンサ部を一方の面の側で支持する基材であって、少なくとも部分的に前記第1方向及び前記第2方向に交差する方向に延びる変形外縁を含む外縁を有する基材と、を備え、前記複数のセンサ部は、前記変形外縁に隣接する第1センサ部と、前記第1センサ部よりも前記変形外縁から離れて位置する第2センサ部と、を有し、前記第1センサ部の静電容量を前記第1センサ部の面積で割った値を第1容量率と称し、前記第2センサ部の静電容量を前記第2センサ部の面積で割った値を第2容量率と称する場合、第1容量率と第2容量率とが10%以上異なる、タッチ位置検出機能付き表示装置である。
本発明によれば、タッチパネルセンサの外縁に様々な形状を持たせながら、センサ部の感度が位置に依ってばらつくことを抑制することができる。
タッチ位置検出機能付き表示装置を示す展開図である。 タッチパネルセンサ全体を示す平面図である。 タッチパネルセンサの一部を拡大して示す平面図である。 図3に示すタッチパネルセンサの1つのセンサ部並びに当該センサ部に接続された第1配線及び第2配線を拡大して示す平面図である。 図4に示すセンサ部及び第1配線の一部を拡大して示す平面図である。 タッチパネルセンサの断面構造の一例を示す図である。 タッチパネルセンサの一変形例を示す平面図である。 タッチパネルセンサの一変形例を示す平面図である。 タッチ位置検出機能付き表示装置の一変形例を示す斜視図である。 図9のタッチ位置検出機能付き表示装置に搭載されるタッチパネルセンサを展開した場合を示す平面図である。 センサ部の一変形例を示す平面図である。 図11に示すセンサ部の一部を拡大して示す平面図である。 ダミー電極が存在しない場合のセンサ部の一例を示す断面図である。 ダミー電極が存在する場合のセンサ部の一例を示す断面図である。
以下、図1乃至図6を参照して、本発明の一実施の形態について説明する。なお、本明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
はじめに図1を参照して、タッチ位置検出機能付き表示装置10について説明する。図1に示すように、タッチ位置検出機能付き表示装置10は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどの表示装置15と、表示装置15の観察者側に配置されたタッチパネルセンサ20と、を組み合わせることによって構成されている。表示装置15は、表示面16aを有する表示パネル16と、表示パネル16に接続された表示制御部(図示せず)と、を有している。表示パネル16は、映像を表示することができるアクティブエリアA1と、アクティブエリアA1を取り囲むようにしてアクティブエリアA1の外側に配置された非アクティブエリア(額縁領域とも呼ばれる)A2と、を含んでいる。表示制御部は、表示されるべき映像に関する情報を処理し、映像情報に基づいて表示パネル16を駆動する。表示パネル16は、表示制御部の制御信号に基づいて、所定の映像を表示面16aに表示する。すなわち、表示装置15は、文字や図等の情報を映像として出力する出力装置としての役割を担っている。
タッチパネルセンサ20は、表示装置15の表示面16aに、例えば接着層(図示せず)を介して接着されている。なお図示はしないが、タッチパネルセンサ20の観察者側には、タッチパネルセンサ20や表示装置15を保護するための保護カバーが設けられていてもよい。
タッチパネルセンサ
次に図1及び図2を参照して、タッチパネルセンサ20について説明する。図2は、表示装置15側から見た場合のタッチパネルセンサ20を示す平面図である。タッチパネルセンサ20は、相互容量方式のタッチパネルセンサとして構成されている。
図1及び図2に示すように、タッチパネルセンサ20は、表示装置15側の第1面22a及び観察者側の第2面22bを含む基材22を備える。図1及び図2に示す例において、基材22は、四角形の外縁の一辺を変形させた形状を有する。具体的には、基材22は、第1方向D1及び第1方向D1に交差する第2方向D2に延びる外縁を有する四角形のうち、第2方向D2に延びる1つの外縁を、符号22cで示す変形外縁に置き換えることによって構成されている。変形外縁22cは、第1方向D1及び第2方向D2のそれぞれに対して交差する方向に延びている。図2に示す例において、第2方向D2は第1方向D1に直交している。
変形外縁22cは、湾曲していてもよい。また、変形外縁22cは、第1方向D1及び第2方向D2のそれぞれに対して交差する複数の直線を含んでいてもよい。
矩形形状の外縁の一辺が変形外縁22cに置き換えられたタッチパネルセンサ20の用途の例としては、電子ルーレットなどのゲーム機器を挙げることができる。なお、タッチパネルセンサ20の基材22の一辺だけでなく二辺以上が変形外縁22cとして構成されていてもよい。
基材22は、外部導体が検出され得る領域に対応する矩形状の第1領域Aa1と、第1領域Aa1の周辺に位置する矩形枠状の第2領域Aa2と、を含んでいる。また、図2に示すように、タッチパネルセンサ20は、複数のセンサ部24、複数の第1配線26及び複数の第2配線28を備える。センサ部24、第1配線26の一部及び第2配線28の一部は、基材22の第1領域Aa1に配置されており、第1配線26のその他の部分及び第2配線28のその他の部分は、基材22の第2領域Aa2に配置されている。また、センサ部24、第1配線26及び第2配線28はいずれも、基材22の同一の面に設けられている。例えば、センサ部24、第1配線26及び第2配線28はいずれも、基材22の第1面22aに設けられている。また、センサ部24、第1配線26及び第2配線28はいずれも、基材22の第2面22bに設けられていてもよい。
(基材)
基材22を構成する材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、シクロオレフィンポリマー(COP)などの有機材料や、ガラスなどの無機材料など、十分な透光性を有する材料が用いられる。基材22が例えばPETなどの有機材料を含む場合、基材22の厚みは例えば30μm以上且つ200μm以下であり、好ましくは30μm以上且つ100μm以下である。なお、センサ部24、第1配線26及び第2配線28を適切に保持することができる限りにおいて、基材22の具体的な構成が特に限られることはない。例えば、基材22は、PETフィルムの表面に設けられたハードコート層を更に含んでいてもよい。
(センサ部)
図2に示すように、複数のセンサ部24は、基材22の第1面22a上に二次元配列されている。例えば、複数のセンサ部24は、第1方向D1及び第1方向D1に交差する第2方向D2に沿って並んでいる。以下の説明において、第1方向D1においてm番目に位置し、且つ第2方向D2においてn番目に位置するセンサ部24のことを、センサ部24_mnとも称する。m及びnは任意の正の整数である。各センサ部24は、例えば矩形状の輪郭を有する。
タッチパネルセンサ20においては、複数のセンサ部24が分布する領域が、外部導体を検出することができる第1領域Aa1になる。従って、基材22の外縁の近傍においても外部導体を検出するためには、外縁に隣接するセンサ部24から外縁までの距離を小さくすることが好ましい。一方、本実施の形態においては、基材22の外縁が、第1方向D1及び第2方向D2に交差する方向に延びる変形外縁22cを含む。このため、変形外縁22cに隣接するセンサ部24から変形外縁22cまでの距離gを所定値以下に設定する場合、図2に示すように、変形外縁22cに隣接する複数のセンサ部24の面積が位置に応じて互いに異なり得る。例えば、センサ部24_12の面積が、センサ部24_22よりも大きくなる。距離gは、例えば50mm以下である。
以下の説明において、変形外縁22cに隣接するセンサ部24のことを第1センサ部と称し、第1センサ部よりも変形外縁22cから離れて位置するセンサ部24のことを第2センサ部とも称する。図2に示す例において、センサ部24_11〜センサ部24_1nは第1センサ部に分類され、それ以外のセンサ部24は第2センサ部に分類される。
図3は、図2に示すタッチパネルセンサ20の複数のセンサ部24の一部を、例えばセンサ部24_11、センサ部24_21、センサ部24_12及びセンサ部24_22を拡大して示す平面図である。センサ部24は、互いに対向する第1電極30及び第2電極40を有する。第1電極30及び第2電極40の一方は、信号電圧が印加される駆動電極として機能し、他方は、検出電極として機能する。例えば、第1電極30が駆動電極である場合、第2電極40が検出電極として機能する。この場合、第2電極40には、第1電極30と第2電極40との間に形成されるコンデンサを介した容量結合によって、第1電極30からの信号電圧が伝達される。
第1電極30は、複数の第1線状部分31を含む。複数の第1線状部分31は、第3方向D3に延び、且つ第3方向D3に交差する第4方向D4に並んでいる。図3に示す例において、第4方向D4は第3方向D3に直交している。また、第3方向D3は上述の第1方向D1に直交している。言い換えると、第3方向D3は上述の第2方向D2に平行である。また、第4方向D4は上述の第1方向D1に平行である。各第1線状部分31は、第3方向D3に延びる一対の側部311を含んでいる。
第1電極30と同様に、第2電極40も、複数の第2線状部分41を含む。複数の第2線状部分41は、第3方向D3に延び、且つ第3方向D3に交差する第4方向D4に並んでいる。各第2線状部分41は、第3方向D3に延びる一対の側部411を含んでいる。また、第2線状部分41は、隣り合う2つの第1線状部分31の間に位置している。例えば、第1線状部分31及び第2線状部分41は、第4方向D4に沿って交互に並んでいる。図3に示す例においては、同数の第1線状部分31及び第2線状部分41が交互に並んでいる。
図3に示すように、各第1線状部分31の側部311は、各第2線状部分41の側部411に対向している。この場合、第1線状部分31の側部311と第2線状部分41の側部411との間には、側部311及び側部411の対向部分の長さに比例した静電容量を有するコンデンサが形成される。従って、第1電極30と第2電極40との間には、第1線状部分31及び第2線状部分41の本数、並びに側部311及び側部411の対向部分の長さL1に対応した静電容量を有するコンデンサが形成される。例えば、図3に示すセンサ部24においては、第1線状部分31の側部311と第2線状部分41の側部411とが対向する部分が11か所、存在する。このため、センサ部24の静電容量Cは、L1に11を掛けた値に対応する静電容量C1を含む。また、図3に示すセンサ部24においては、第1線状部分31の端部312が第2配線28に対向している。このため、センサ部24の静電容量は、第1線状部分31の幅W1に第1線状部分31の本数である6を掛けた値に対応する静電容量C2を含む。また、図3に示すセンサ部24においては、第2線状部分41の端部412が第1配線26に対向している。このため、センサ部24の静電容量は、第2線状部分41の幅W2に第2線状部分41の本数である6を掛けた値に対応する静電容量C3を含む。これらの静電容量C1,C2,C3の和が、センサ部24の静電容量Cとなる。
本実施の形態によれば、上述の特許文献1のように駆動電極及び検出電極の端部でのみ互いに対向する場合に比べて、静電容量を増加させることができる。このことにより、センサ部24の検出感度を高めることができる。
一方、上述のように、センサ部24_12の面積は、センサ部24_22よりも大きい。このため、センサ部24_12及びセンサ部24_22において同一のピッチで第1線状部分31及び第2線状部分41が第4方向D4に並ぶ場合、センサ部24_12に含まれる第1線状部分31の本数及び第2線状部分41の本数が、センサ部24_22に含まれる第1線状部分31の本数及び第2線状部分41の本数よりも多くなる。この結果、センサ部24_12の静電容量がセンサ部24_22の静電容量よりも大きくなり、センサ部24_12の感度がセンサ部24_22の静電容量よりも高くなると考えられる。センサ部24の感度が位置によって相違していると、誤検出などの不適切な動作が生じ易くなってしまう。
このような課題を考慮し、本実施の形態においては、センサ部24の面積に依らずセンサ部24の静電容量が同一になるよう第1電極30及び第2電極40を構成することを提案する。これにより、センサ部24の感度を位置に依らず均一にすることができる。センサ部24の面積に依らずセンサ部24の静電容量を同一にするための方法としては、例えば図2に示すように、各センサ部24に含まれる第1線状部分31の本数及び第2線状部分41の本数を同一にする方法が考えられる。図2に示す例において、第1センサに分類されるセンサ部24_12に含まれる第1線状部分31の本数及び第2線状部分41の本数はいずれも6本であり、第2センサに分類されるセンサ部24_22に含まれる第1線状部分31の本数及び第2線状部分41の本数もいずれも6本である。この場合、センサ部24_12などの第1センサ部に含まれる第1線状部分31の幅W1及び第2線状部分41の幅W2は、センサ部24_22などの第2センサ部に含まれる第1線状部分31の幅W1及び第2線状部分41の幅W2よりも大きくなっていてもよい。
なお、センサ部24の面積に依らずセンサ部24の静電容量を同一にする場合、センサ部24の静電容量をセンサ部24の面積で割った値には、センサ部24が第1センサ部であるか第2センサ部であるかに応じて相違が生じる。例えば、センサ部24_12などの第1センサ部の静電容量を第1センサ部の面積で割った値を第1容量率と称し、センサ部24_22などの第2センサ部の静電容量を第2センサ部の面積で割った値を第2容量率と称する場合、第1容量率と第2容量率とが10%以上異なる。なお、10%以上の相違は、第1センサ部に分類される全てのセンサ部と、第2センサ部に分類される全てのセンサ部との間で生じている必要はない。少なくとも1組の第1センサ部と第2センサ部との間で、第1容量率と第2容量率とが10%以上異なっていればよい。
本実施の形態においては、センサ部24_12などの第1センサ部の面積が、センサ部24_22などの第2センサ部の面積よりも大きい。このため、第1容量率は、第2容量率よりも10%以上小さくなる。
なお、第1センサ部、第2センサ部などのセンサ部24の面積とは、センサ部24に含まれる第1線状部分31及び第2線状部分41が分布する領域の面積である。例えば、センサ部24_12の面積は、図3において符号R1が付された点線で囲われた領域の面積である。また、センサ部24_22の面積は、図3において符号R2が付された点線で囲われた領域の面積である。
第1センサ部、第2センサ部などのセンサ部24の静電容量は、計算値であってもよく、実測値であってもよい。例えば、上述のようにセンサ部24に含まれる第1線状部分31及び第2線状部分41の本数及び幅W1,W2、並びに対向部分の長さL1などを考慮することにより、センサ部24の静電容量を計算することができる。センサ部24を実測するための測定器としては、例えば日置電機株式会社製のLCRメータ IM3533を用いることができる。
(第1配線)
次に、第1配線26について説明する。図2及び図3に示すように、複数の第1配線26はそれぞれ、第1方向D1に並ぶ複数のセンサ部24のうちの対応する1つのセンサ部24の第1電極30に接続されている。第1配線26は、接続部分261及び線状部分262を含む。接続部分261は、対応する第1電極30の複数の第1線状部分31に、第3方向D3の一方の側(図3の例では左側)において接続されている。線状部分262は、接続部分261から、変形外縁22cに対向する接続用外縁22d側の第2領域Aa2まで延びている。接続部分261及び線状部分262はいずれも、複数のセンサ部24が並ぶ第1方向D1に延びている。接続用外縁22dは、第2方向D2に延びている。
第1方向D1において隣り合う2つのセンサ部24のうちの一方のセンサ部24の第1電極30に接続された第1配線26の接続部分261の、第2方向D2における幅は、他方のセンサ部24の第1電極30に接続された第1配線26の接続部分261の、第2方向D2における幅と異なっていてもよい。例えば、図3に示すように、センサ部24_11の第1電極30に接続された接続部分261の、第2方向D2における幅が、センサ部24_21の第1電極30に接続された接続部分261の、第2方向D2における幅よりも大きくなっていてもよい。以下、このように構成する理由について説明する。
図2に示すように、第1方向D1に並ぶ複数のセンサ部24に接続された第1配線26の複数の線状部分262は、第2方向D2に並んでいる。この場合、第2方向D2に並ぶ線状部分262の数は、図2における下側の第2領域Aa2(線状部分262が向かう方向に位置する第2領域Aa2)に近づくにつれて増加する。ここで本実施の形態においては、図2に示すように、第1方向D1における第2領域Aa2までの距離が大きい接続部分261ほど、第2方向D2における幅を大きくしている。これによって、図2に示すように、第1配線26が第2方向D2において占める領域の幅を、第1方向D1における位置に依らず一定にすることができる。このため、第2方向D2におけるセンサ部24の幅を、第1方向D1における位置に依らず一定にすることができるので、センサ部24の感度が第1方向D1における位置によって相違することを抑制することができる。
(第2配線)
次に、第2配線28について説明する。図2及び図3に示すように、複数の第2配線28はそれぞれ、対応する第2電極40の複数の第2線状部分41に、第3方向D3の他方の側(図2及び図3の例では右側)において接続されている。第2配線28は、第3方向D3においてセンサ部24を介して第1配線26の接続部分261に対向している。また、第2配線28は、複数のセンサ部24が並ぶ第1方向D1に沿って、接続用外縁22d側の第2領域Aa2まで延びている。
図2及び図3に示すように、1本の第2配線28が、第1方向D1に並ぶ複数のセンサ部24の第2電極40に接続されていてもよい。これによって、第1領域Aa1に配置される第2配線28の本数を削減することができる。
以下、第1電極30、第2電極40、第1配線26及び第2配線28の構成について詳細に説明する。図4は、タッチパネルセンサ20の1つのセンサ部24、例えばセンサ部24_22と、センサ部24_22の近傍に位置する第1配線26及び第2配線28とを拡大して示す図である。また、図5は、図4に示すセンサ部24_22及び第1配線26の一部を拡大して示す平面図である。図4及び図5に示すように、第1電極30、第2電極40、第1配線26及び第2配線28はそれぞれ、網目状に配置された複数の導線61を含む。図5に示すように、導線61の一部は、第5方向D5に沿って直線状に延びており、また、導線61のその他の一部は、第5方向D5に交差する第6方向D6に沿って直線状に延びている。図5に示す例において、第5方向D5及び第6方向D6はそれぞれ、第1方向D1に対して所定の角度、例えば45°を成している。この場合、各導線61の間に正方形状の開口部62が画成される。開口部62の寸法は、第1領域Aa1の面積のうち開口部62によって占められる面積の比率(以下、開口率と称する)が十分に高くなり、これによって、表示装置15からの映像光が適切な透過率で第1領域エリアAa1を透過することができるよう、設定されている。なお、導線61が延びる方向や開口部62の形状は特には限定されない。
図4及び図5に示すように、第1線状部分31と第2線状部分41との間には、第1線状部分31と第2線状部分41とを電気的に分離するための第1隙間S1が形成されている。第1隙間S1は、第1線状部分31及び第2線状部分41に沿って第3方向D3に延びている。また、第1線状部分31と第2配線28との間、及び第2線状部分41と第1配線26との間にも、電気的な分離のための第2隙間S2が形成されている。また、複数の第1配線26の間にも、電気的な分離のための第3隙間S3が形成されている。第2隙間S2及び第3隙間S3は、第1配線26又は第2配線28に沿って第1方向D1に延びている。
図5において、符号aは、第1隙間S1の幅を表し、符号bは、第2隙間S2の幅を表し、符号cは、第3隙間S3の幅を表す。隙間S1、S2、S3が目立つことを抑制するためには、幅a、幅b及び幅cが小さいことが好ましい。幅a、幅b及び幅cは、例えば5μm以上且つ70μm以下である。
好ましくは、導線61は、隙間S1、S2、S3を挟んで隣接する導線61の一方を延長すると他方に重なるよう、配置されている。例えば、隙間S1、S2、S3は、直線状に延びる1本の導線61のうち隙間S1、S2、S3となるべき領域に位置する部分を、図5に点線で示す分断部63として除去することによって、構成されている。これによって、隙間S1、S2、S3が目立つことを抑制することができる。
図4及び図5において、一点鎖線は、第1線状部分31などのタッチ位置検出機能付き表示装置10の構成要素の輪郭を示すために仮想的に描いた線である。各構成要素の輪郭は、導線61の端部を連結した線によって画定される。例えば図5に示すように、第1線状部分31の側部311の輪郭は、第3方向D3に沿って並ぶ複数の導線61の端部を連結した線によって画定される。
第3方向D3に延びる第1線状部分31及び第2線状部分41において、好ましくは、導線61同士が交わる交点61aが、第3方向D3に直交する方向(ここでは第4方向D4)に沿って少なくとも2つ以上並んでいる。この場合、仮に製造時のエッチング不良などによって1個の交点61aが除去されてしまった場合であっても、第1線状部分31及び第2線状部分41に少なくとも1個の交点61aを残すことができる。従って、残っている少なくとも1個の交点61aを利用して、第3方向D3に沿って第1線状部分31及び第2線状部分41に信号を与えることができる。これによって、第1線状部分31及び第2線状部分41が断線してしまう可能性を低減することができる。
同様に、第1方向D1に延びる第1配線26及び第2配線28において、好ましくは、導線61同士が交わる交点61aが、第1方向D1に直交する方向(ここでは第2方向D2)に沿って少なくとも2つ以上並んでいる。これによって、第1配線26及び第2配線28が断線してしまう可能性を低減することができる。
図6は、タッチパネルセンサ20の断面構造の一例を示す図である。図6に示すように、導線61は、基材22の第1面22a上に設けられた金属層64を含んでいる。金属層64は、例えば、銀、銅、アルミニウムまたはこれらの合金等を含んでいる。金属層64の幅は、求められる開口率などに応じて設定されるが、例えば1μm以上且つ10μm以下である。金属層64の厚みは、第1電極30及び第2電極40に対して求められる電気抵抗値などに応じて適宜設定されるが、例えば0.1μm以上且つ5.0μm以下である。図6に示す金属層64は、例えば、基材22の第1面22a上に全域にわたって設けられた金属層をエッチングなどによってパターニングすることによって得られる。
なお、図示はしないが、導線61には、導線61による光の反射を抑制するための低反射処理が施されていてもよい。例えば、金属層64の表面には黒化処理が施されていてもよい。また、導線61は、金属層64と基材22の第1面22aとの間に位置する低反射層を更に含んでいてもよい。
(本実施の形態の効果)
本実施の形態においては、変形外縁22cに隣接する第1センサ部の面積を、変形外縁22cに隣接しない第2センサ部の面積から変更することにより、第1センサ部から変形外縁22cまでの距離gを小さくすることができる。これにより、変形外縁22cの近傍においても外部導体を検出することができる。また、第1センサ部の面積の変更量に応じて、第1センサ部を構成する第1線状部分31及び第2線状部分41の幅やピッチなど、第1センサ部の静電容量を決める要素を変更している。このため、第1センサ部の静電容量を、第2センサ部の静電容量と同等に調整することができる。このことにより、センサ部24の感度が位置によって相違してしまうことを抑制することができる。
また、本実施の形態においては、センサ部24を構成する第1線状部分31及び第2線状部分41が、第1配線26及び第2配線28が延びる第1方向D1に交差する方向に、例えば直交する方向に延びている。このため、第1線状部分31及び第2線状部分41のピッチや幅などを調整することによって、第1方向D1におけるセンサ部24の寸法を変更することができる。従って、変形外縁22cの形状に応じて第1センサ部の面積や配置を容易に調整することができる。言い換えると、変形外縁22cのような湾曲した形状を有する外縁を基材22に容易に設けることができる。
また、本実施の形態においては、第1配線26が延びる第1方向D1が、第1線状部分31及び第2線状部分41が延びる第3方向D3に対して直交している。このため、第1配線26の間に形成される第3隙間S3が延びる方向(第1方向D1)も、第1隙間S1が延びる方向(第3方向D3)に対して直交している。従って、第1隙間S1と第3隙間S3とが同一の方向に延びる場合に比べて、第1隙間S1及び第3隙間S3のパターンが目立つことを抑制することができる。これによって、第1隙間S1及び第3隙間S3がユーザーによって視認されてしまうことを抑制することができる。
〔変形例〕
上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、図面を参照しながら、いくつかの変形例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の各実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。また、上述した実施の形態において得られる作用効果が変形例においても得られることが明らかである場合、その説明を省略することもある。
(第1の変形例)
上述の実施の形態においては、センサ部24_11などの第1センサ部の面積が、センサ部24_21などの第2センサ部の面積よりも大きい例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図7に示すように、センサ部24_11などの第1センサ部の面積が、センサ部24_21などの第2センサ部の面積よりも小さくてもよい。この場合も、上述の実施の形態の場合と同様に、センサ部24の面積に依らずセンサ部24の静電容量が同一になるよう第1電極30及び第2電極40を構成する。このため、本変形例においては、センサ部24_11などの第1センサ部の静電容量を面積で割った値である第1容量率が、センサ部24_21などの第2センサ部の静電容量を面積で割った値である第2容量率よりも10%以上大きくなる。
(第2の変形例)
上述の実施の形態においては、第1配線26が延びる第1方向D1と第1線状部分31及び第2線状部分41が延びる第3方向D3とが直交する例を示したが、これに限られることはない。第3方向D3が第1方向D1に交差していれば、言い換えると、第3方向D3が第1方向D1と一致していなければ、第1隙間S1及び第3隙間S3がユーザーによって視認されてしまうことを抑制するという効果が期待できる。好ましくは、第1方向D1と第3方向D3とが成す角度は、60°以上且つ120°以下の範囲内である。図8は、第1方向D1と第3方向D3とが成す角度φが90°よりもわずかに小さい例を示す図である。
図8に示す例においては、第1隙間S1が延びる第3方向D3が、センサ部24が並ぶ第1方向D1や第2方向D2に対して傾斜しているので、モアレを抑制する効果も期待できる。
(第3の変形例)
図9は、第3の変形例に係るタッチ位置検出機能付き表示装置10を示す斜視図である。タッチ位置検出機能付き表示装置10は、少なくとも部分的に球状の形状を有する。この場合、タッチ位置検出機能付き表示装置10のタッチパネルセンサ20も、少なくとも部分的に球状の形状を有する。図9に示す例において、タッチパネルセンサ20は、球形状のタッチ位置検出機能付き表示装置10の上半分に設けられた半球状の形状を有する。この場合、タッチパネルセンサ20の基材22は、例えば、交点22dにおいて交わる一対の変形外縁22cを含む複数の変形領域23を有する。変形領域23の変形外縁22cは、図9に示すように、外側に凸となるよう湾曲した形状を有する。このような複数の変形領域23を、各変形領域23の一対の変形外縁22cの交点22dが所定の位置で重なるように組み合わせることにより、図9に示すように、半球状の面を構成することができる。
図10は、図9のタッチ位置検出機能付き表示装置10に搭載されるタッチパネルセンサ20を展開した場合を示す平面図である。本変形例においても、上述の実施の形態の場合と同様に、変形外縁22cの形状に応じて、センサ部24_12などの第1センサ部の面積を調整する。これにより、変形外縁22cの近傍においても外部導体を検出することができる。また、第1センサ部の面積の変更量に応じて、第1センサ部を構成する第1線状部分31及び第2線状部分41の幅やピッチなど、第1センサ部の静電容量を決める要素を変更する。このため、第1センサ部の静電容量を、第2センサ部の静電容量と同等に調整することができる。このことにより、センサ部24の感度が位置によって相違してしまうことを抑制することができる。
(第4の変形例)
図11は、第4の変形例に係るタッチパネルセンサ20の一部を拡大して示す平面図である。図11に示すように、センサ部24は、第1電極30及び第2電極40のいずれにも接続されていないダミー電極50を更に有する。
図12は、図11のセンサ部24及び第1配線26を更に拡大して示す平面図である。図11及び図12に示すように、ダミー電極50は、第1線状部分31と第2線状部分41との間に位置する。図12に示すように、ダミー電極50は、第1線状部分31及び第2線状部分41と同様に、網目状に配置された複数の導線61を含む。ダミー電極50を構成する導線61は、好ましくは、導線61を延長すると第1線状部分31又は第2線状部分41の導線61と重なるよう、配置されている。
図11及び図12に示すように、本変形例においては、センサ部24において第3方向D3に延びる第1隙間S1が、第1線状部分31とダミー電極50との間、及び第2線状部分41とダミー電極50との間に形成される。図12において、符号dは、第4方向D4における第1線状部分31の側部311と第2線状部分41の側部411との間の間隔を表す。本実施の形態によれば、ダミー電極50を設けることにより、第1線状部分31と第2接続部分42との間の間隔dを任意に調整することができる。このため、上述のセンサ部24_12などの第1センサ部の静電容量と、センサ部24_22などの第2センサ部の静電容量とを容易に同一にすることができる。
例えば、第1センサ部に含まれるダミー電極50の幅を、第2センサ部に含まれるダミー電極50の幅よりも大きくしてもよい。これにより、第1センサ部における第1線状部分31と第2接続部分42との間の間隔dを大きくすることができる。この結果、例えば第1センサ部に含まれる第1線状部分31及び第2線状部分41の本数が第2センサ部に含まれる第1線状部分31及び第2線状部分41の本数よりも多い場合であっても、第1センサ部の静電容量と第2センサ部の静電容量とを同一にすることができる。
また、第1センサ部に含まれる第1線状部分31の幅W1及び第2線状部分41の幅W2を、第2センサ部に含まれる第1線状部分31の幅W1及び第2線状部分41の幅W2よりも大きくしてもよい。これにより、第1センサ部に含まれるダミー電極50の幅と第2センサ部に含まれるダミー電極50の幅とが同一の場合であっても、第1容量率を第2容量率よりも小さくすることができる。また、第1センサ部及び第2センサ部においてダミー電極50の幅を同一にすることにより、第1センサ部及び第2センサ部において間隔dも同一にすることができる。これにより、第1センサ部及び第2センサ部において、後述する電気力線の広がりの程度を同一にすることができる。
また、第1線状部分31と第2接続部分42との間の間隔dを拡大することは、センサ部24の感度を向上させるという効果を奏し得る。図13及び図14は、そのような効果を説明するための図である。図13は、ダミー電極50が存在しない場合のセンサ部24の一例を示す断面図であり、図14は、ダミー電極50が存在する場合のセンサ部24の一例を示す断面図である。
図13及び図14において、符号71は、第1線状部分31と第2線状部分41との間に形成される電気力線を表す。電気力線71は、第1線状部分31と第2線状部分41との間の間隔dが大きいほど、広域にわたって広がる。電気力線71が広がる範囲が大きいほど、センサ部24が外部導体72を検出可能な範囲も広くなる。例えば、センサ部24が外部導体72を検出し始める際の、基材22の第2面22bと外部導体72との間の距離Eが大きくなる。すなわち、センサ部24の感度が向上する。
図13に示す例において、間隔dは、第1隙間S1の幅aに等しい。第1隙間S1の幅aを大きくすると、第1隙間S1がユーザーに視認され易くなる。このため、図13に示す例においては、間隔dが制限され、この結果、センサ部24の感度も制限される。
一方、図14に示す例において、間隔dは、第1隙間S1の幅aを二倍した値にダミー電極50の幅を加えたものとなる。図14に示す例によれば、第1隙間S1の幅aを維持しながら間隔dを大きくして、センサ部24の感度を向上させることができる。例えば、センサ部24が外部導体72を検出し始める際の、基材22の第2面22bと外部導体72との間の距離Eを、図13に示す例の場合に比べて大きくすることができる。このことにより、例えば基材22の厚みが大きい場合や、基材22の第2面22b側に更に保護カバーなどが設けられる場合であっても、外部導体72を適切に検出することができる。
なお、上述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
10 タッチ位置検出機能付き表示装置
15 表示装置
20 タッチパネルセンサ
22 基材
22c 変形外縁
22d 接続用外縁
23 変形領域
24 センサ部
26 第1配線
261 接続部分
262 線状部分
28 第2配線
30 第1電極
31 第1線状部分
40 第2電極
41 第2線状部分
50 ダミー電極
61 導線
62 開口部
63 分断部
71 電気力線
72 外部導体

Claims (11)

  1. 第1方向及び前記第1方向に交差する第2方向に並ぶ複数のセンサ部と、
    前記複数のセンサ部を一方の面の側で支持する基材であって、少なくとも部分的に前記第1方向及び前記第2方向に交差する方向に延びる変形外縁を含む外縁を有する基材と、を備え、
    前記複数のセンサ部は、前記変形外縁に隣接する第1センサ部と、前記第1センサ部よりも前記変形外縁から離れて位置する第2センサ部と、を有し、
    前記第1センサ部の静電容量を前記第1センサ部の面積で割った値を第1容量率と称し、前記第2センサ部の静電容量を前記第2センサ部の面積で割った値を第2容量率と称する場合、第1容量率と第2容量率とが10%以上異なる、タッチパネルセンサ。
  2. 前記第1センサ部及び前記第2センサ部は各々、前記第1方向に交差する第3方向に延びる複数の第1線状部分を含む第1電極と、隣り合う2つの前記第1線状部分の間に位置し、前記第3方向に延びる複数の第2線状部分を含む第2電極と、を有する、請求項1に記載のタッチパネルセンサ。
  3. 前記第1センサ部の面積は、前記第2センサ部の面積よりも大きく、
    前記第1容量率は、前記第2容量率よりも10%以上小さく、
    前記第1センサ部に含まれる前記第1線状部分の幅及び前記第2線状部分の幅は、前記第2センサ部に含まれる前記第1線状部分の幅及び前記第2線状部分の幅よりも大きい、請求項2に記載のタッチパネルセンサ。
  4. 前記第1センサ部及び前記第2センサ部は各々、前記第1電極の前記第1線状部分と前記第2電極の前記第2線状部分との間に位置し、前記第1電極及び前記第2電極のいずれにも接続されていないダミー電極を更に有する、請求項2又は3に記載のタッチパネルセンサ。
  5. 前記第1センサ部の面積は、前記第2センサ部の面積よりも大きく、
    前記第1容量率は、前記第2容量率よりも小さく、
    前記第1センサ部及び前記第2センサ部は各々、前記第1電極の前記第1線状部分と前記第2電極の前記第2線状部分との間に位置し、前記第1電極及び前記第2電極のいずれにも接続されていないダミー電極を更に有し、
    前記第1センサ部に含まれる前記第1線状部分の幅及び前記第2線状部分の幅は、前記第2センサ部に含まれる前記第1線状部分の幅及び前記第2線状部分の幅よりも大きい、請求項2に記載のタッチパネルセンサ。
  6. 前記第1センサ部に含まれる前記第1線状部分の本数及び前記第2線状部分の本数は、前記第2センサ部に含まれる前記第1線状部分の本数及び前記第2線状部分の本数と同一である、請求項2乃至5のいずれか一項に記載のタッチパネルセンサ。
  7. 前記基材の前記外縁は、前記第2方向に延びる接続用外縁を含み、
    前記タッチパネルセンサは、
    前記第1方向に並ぶ複数の前記センサ部の前記第1電極にそれぞれ接続され、前記接続用外縁に向かって第1方向に延びる複数の第1配線と、
    前記センサ部の前記第2電極に接続され、前記接続用外縁に向かって第1方向に延びる複数の第2配線と、を備える、請求項2乃至6のいずれか一項に記載のタッチパネルセンサ。
  8. 前記第1線状部分が延びる前記第3方向が、前記第1配線が延びる前記第1方向に対して成す角度が、60°以上且つ120°以下である、請求項7に記載のタッチパネルセンサ。
  9. 前記センサ部は、基材の一方の面の側に網目状に配置された複数の導線を含む、請求項1乃至8のいずれか一項に記載のタッチパネルセンサ。
  10. 前記基材は、一対の前記変形外縁を含む複数の変形領域を有し、
    前記変形外縁は、外側に凸となるよう湾曲した形状を有する、請求項1乃至9のいずれか一項に記載のタッチパネルセンサ。
  11. 表示装置と、
    前記表示装置の表示面上に配置されたタッチパネルセンサと、を備え、
    前記タッチパネルセンサは、
    第1方向及び前記第1方向に交差する第2方向に並ぶ複数のセンサ部と、
    前記複数のセンサ部を一方の面の側で支持する基材であって、少なくとも部分的に前記第1方向及び前記第2方向に交差する方向に延びる変形外縁を含む外縁を有する基材と、を備え、
    前記複数のセンサ部は、前記変形外縁に隣接する第1センサ部と、前記第1センサ部よりも前記変形外縁から離れて位置する第2センサ部と、を有し、
    前記第1センサ部の静電容量を前記第1センサ部の面積で割った値を第1容量率と称し、前記第2センサ部の静電容量を前記第2センサ部の面積で割った値を第2容量率と称する場合、第1容量率と第2容量率とが10%以上異なる、タッチ位置検出機能付き表示装置。
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