JP2018124044A - ガス加熱調理機器、加熱調理システム、及びガス料金表示プログラム - Google Patents

ガス加熱調理機器、加熱調理システム、及びガス料金表示プログラム Download PDF

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洋子 長坂
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Abstract

【課題】使用により消費するガスの使用量を、使用者が確認できると共に、ガスの省エネルギ化に貢献することができるガス加熱調理機器を提供する。【解決手段】加熱調理コンロ2は、ガスの燃焼により加熱する加熱部40と、ガス供給管路に流通するガスの流れを制御する火力調節部等と、ガスの流量を計測する流量計測手段と、加熱部40でガスが燃焼している間、消費するガスの使用量を、流量計測手段による流量計測値に基づいて算出する使用量算出手段と、使用量算出手段により算出されたガスの使用量に応じて、ガス料金を算出する料金算出手段と、料金算出手段による料金算出値を情報表示部47に表示する機器側料金表示手段と、流量計測手段と、使用量算出手段と、料金算出手段と、機器側料金表示手段とに対し、それぞれ電気的に制御する機器側制御手段10と、を備える。【選択図】図1

Description

この発明は、例えば、コンロ部とグリル部を有するガス調理コンロや、ガスオーブン等、ガスを使用して被加熱物を加熱するガス加熱調理機器、及びこのような加熱調理機器に、無線で通信可能な多機能携帯端末が連携した加熱調理システムに関する。
一般家庭向けの住宅等で消費する電力について、節電しようとする意識が最近、東日本大震災を機に、人々の間で急速に深まってきている。また、家庭等で使用する電力(電気エネルギ)と都市ガス(ガスエネルギ)とについて、これらのエネルギを一般家庭向け住宅等に供給する事業者の参入が近年、自由化されたこともあり、エネルギ消費者の間では、より安価なエネルギの購入を求めて、エネルギコストへの関心が、日々高まっている。
特許文献1は、炊飯時や保温時に消費する電力量に基づいて、その電気料金を算出して表示する電気炊飯器である。例えば、IH(induction heating)クッキングヒータ(電磁調理器)、電気オーブン、電気炊飯器等、毎日の食生活に必要な家電機器(食生活向け家電機器)には、例示した特許文献1のように、消費する電力量の電気料金を機器本体の液晶やスマートフォンの画面に表示できる製品も開発されている。特に、電力の省エネルギ化を促進する上で、家庭エネルギ管理システム(HEMS:Home Energy Management System)が近年、積極的に一般家庭向け住宅に導入され、食生活向け家電機器で消費した電力量についても、HEMSにより個別に管理することが可能になっている。
他方、電力と共に、ガス(都市ガス、または液化石油ガス)をエネルギ源に使用する一般家庭の住宅では、ガスは主に、給湯、床暖房や空気調和等を行う各種設備機器のほか、ガス調理コンロやガスオーブン、ガス炊飯器等、被加熱物を加熱するガス加熱調理機器に使用される。このような設備機器に対し、加熱時や保温時に消費するガスの使用量を把握できる製品は開発されているが、ガス加熱調理機器では、加熱時や保温時に消費するガスの使用量に基づいて、そのガス料金を算出して表示する製品は、未だ開発されていない。
国際公開第2013/132865号公報
特許文献1のように、食生活向け家電機器では、消費した電力量分の電気料金が、目安として表示されるため、使用者は、その表示された料金を見て、電気エネルギの節約や経済的負担の軽減に、役立てることができている。しかしながら、ガスエネルギの場合、使用者は、住宅全体で消費した都市ガスの使用量を、ガスメータにより確認できるが、ガス加熱調理機器で消費した分の都市ガスの使用量について、全く確認できない。
キッチンでは、使用者が実際に、例えば、ガス調理コンロを使って料理を行う場合や、ガス炊飯器で炊いた飯の保温を行う場合等でも、使用者は、ガス加熱調理機器に使用により、消費されるガスの使用量や、掛かるガス料金について、どれぐらいになるのかを、目安さえ全く知ることができなかった。換言すれば、ガス調理コンロ等のガス加熱調理機器の使用時に、使用者は、自身の判断で節約できるガスの使用量やそのガス料金を、その概算値すら把握できず、ガスの省エネルギ化が、電力の省エネルギ化ほどに促進できていない一因にもなっていた。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、使用により消費するガスの使用量を、使用者が確認できると共に、ガスの省エネルギ化に貢献することができるガス加熱調理機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るガス加熱調理機器は、以下の構成を有する。
(1)ガスの燃焼により調理対象物を加熱する加熱部と、ガス供給管路に流通するガスの流れを制御する流量制御手段と、ガスの流量を計測する流量計測手段と、前記加熱部でガスが燃焼している間、消費するガスの使用量を、前記流量計測手段による流量計測値に基づいて算出する使用量算出手段と、前記使用量算出手段により算出されたガスの使用量に応じて、ガス料金を算出する料金算出手段と、前記料金算出手段による料金算出値を画面に表示する機器側料金表示手段と、前記流量計測手段と、前記使用量算出手段と、前記料金算出手段と、前記機器側料金表示手段とに対し、それぞれ電気的に制御する機器側制御手段と、を備えていること、を特徴とする。
(2)(1)に記載するガス加熱調理機器において、前記料金算出値を保存する料金記憶手段を備え、前記機器側制御手段は、前記料金記憶手段で記憶した前記料金算出値を、ガスの消費に合わせて経時的に累積させる処理を行った上で、単位時間当たりのガス料金を、前記機器側料金表示手段に表示させること、を特徴とする。
(3)(1)または(2)に記載するガス加熱調理機器において、前記機器側制御手段は、前記料金算出値に基づいてグラフ化したガス料金を、前記機器側料金表示手段に表示させること、を特徴とする。
(4)(1)乃至(3)のいずれか1つに記載するガス加熱調理機器において、前記流量制御手段は、被調節側の貫通穴として、ガスを流通可能とする第1貫通穴を設け、前記第1貫通穴の周囲でガスを遮断する第1制御部材と、調節側の貫通穴として、ガスを流通可能とする第2貫通穴を複数設け、前記複数の第2貫通穴の周囲でガスを遮断する第2制御部材と、を有し、前記第1制御部材と前記第2制御部材とは、前記ガス供給管路内で対向した配置で、相対的に回転可能に配設され、前記複数の第2貫通穴から、前記第1貫通穴と連通する特定の前記第2貫通穴の位置を選択して設定することにより、前記第1制御部材及び前記第2制御部材を挟み、入力側に流れるガスの流量に対し、出力側に流れるガスの流量を制御すること、を特徴とする。
(5)(4)に記載するガス加熱調理機器において、前記流量計測手段は、前記ガス供給管路を流れるガスの流通方向に対し、前記第2制御部材の出力側に設けられ、ガスを流通させる前記特定の第2貫通穴の位置と、前記特定の第2貫通穴にガスを流通させる時間とを検出すること、を特徴とする。
(6)調理対象物を加熱部で加熱する加熱調理機器と、通信回線により相互に通信可能な多機能携帯端末と連携した加熱調理システムにおいて、前記加熱調理機器は、(1)乃至(5)のいずれか1つに記載するガス加熱調理機器であり、前記多機能携帯端末に対し、信号の送信または受信を行う通信制御部を有すること、前記多機能携帯端末には、前記通信制御部との通信により、前記料金算出手段で算出された前記料金算出値を、当該多機能携帯端末の画面に表示可能な第1のガス料金表示プログラムが格納されていること、を特徴とする。
(7)(6)に記載する加熱調理システムにおいて、前記多機能携帯端末には、前記料金算出値に基づいてグラフ化したガス料金を、当該多機能携帯端末の画面に表示可能な第2のガス料金表示プログラムが格納されていること、を特徴とする。
(8)(1)乃至(5)のいずれか1つに記載するガス加熱調理機器に、信号の送信または受信を行う通信制御部を有し、前記ガス加熱調理機器と、通信回線により相互に通信可能な連携先の多機能携帯端末に対し、前記料金算出手段により算出された前記料金算出値を、通信により前記多機能携帯端末の画面に表示可能に処理させること、を特徴とするガス料金表示プログラム。
(9)(8)に記載するガス料金表示プログラムにおいて、前記料金算出値に基づいてグラフ化したガス料金を、前記多機能携帯端末の画面に表示可能に処理させること、を特徴とする。
上記構成を有する本発明のガス加熱調理機器、加熱調理システム、及びガス料金表示プログラムの作用・効果について説明する。
(1)ガスの燃焼により調理対象物を加熱する加熱部と、ガス供給管路に流通するガスの流れを制御する流量制御手段と、ガスの流量を計測する流量計測手段と、加熱部でガスが燃焼している間、消費するガスの使用量を、流量計測手段による流量計測値に基づいて算出する使用量算出手段と、使用量算出手段により算出されたガスの使用量に応じて、ガス料金を算出する料金算出手段と、料金算出手段による料金算出値を画面に表示する機器側料金表示手段と、流量計測手段と、使用量算出手段と、料金算出手段と、機器側料金表示手段とに対し、それぞれ電気的に制御する機器側制御手段と、を備えていること、を特徴とする。この特徴により、調理者(使用者)が、調理対象物を加熱部で加熱するにあたり、本発明のガス加熱調理機器を使用した場合、消費したガスの使用量分に掛かるガス料金が、目安として、本発明のガス加熱調理機器の画面に表示される。そのため、使用者は、その表示したガス料金を確認して、ガスエネルギの節約や、経済的負担の軽減(ガス供給事業者への支払い金額の抑制)に、役立てることができる。また、例えば、加熱調理コンロをはじめ、ガスオーブン、ガス炊飯器等、被加熱物(調理対象物)を加熱する本発明のガス加熱調理機器は、その使用により、ガスの消費量や、ガスを消費した分に掛かるガス料金を確認できるガスエネルギ管理システムを構築するのに、役立つ存在になる。このようなガスエネルギ管理システムが構築されると、家庭エネルギ管理システム(HEMS)の普及で、電力の省エネルギ化が促進できているように、ガスの省エネルギ化を目指す省エネルギ意識が、使用者の間に普及して、ガスの省エネルギ化の促進を図る一因にもなり得る。
従って、本発明に係るガス加熱調理機器によれば、使用により消費するガスの使用量を、使用者が確認できると共に、ガスの省エネルギ化に貢献することができる、という優れた効果を奏する。
(2)(1)に記載するガス加熱調理機器において、料金算出値を保存する料金記憶手段を備え、機器側制御手段は、料金記憶手段で記憶した料金算出値を、ガスの消費に合わせて経時的に累積させる処理を行った上で、単位時間当たりのガス料金を、機器側料金表示手段に表示させること、を特徴とする。この特徴により、使用者は、本発明のガス加熱調理機器の使用で掛かるガス料金を、その都度、本発明のガス加熱調理機器の画面で確認できるほか、それ以前に使用した分のガス料金を積算して累積されるため、本発明のガス加熱調理機器の使用態様を過去に遡って確認することができる。そのため、現在の使用態様と過去の使用態様とを比較することもでき、現在の使用態様を省みること等もできることから、使用者は、本発明のガス加熱調理機器を無駄なく、経済的に使用することができる。
(3)(1)または(2)に記載するガス加熱調理機器において、機器側制御手段は、料金算出値に基づいてグラフ化したガス料金を、機器側料金表示手段に表示させること、を特徴とする。この特徴により、使用者は、本発明のガス加熱調理機器の設置場所であるキッチン等で、ガスを消費した分のガス料金を、直接確認することができ、日々のガス料金の傾向を視覚的に認識することができる。そのため、使用者による省エネルギ意識を持続的に維持することができる。
(4)(1)乃至(3)のいずれか1つに記載するガス加熱調理機器において、流量制御手段は、被調節側の貫通穴として、ガスを流通可能とする第1貫通穴を設け、第1貫通穴の周囲でガスを遮断する第1制御部材と、調節側の貫通穴として、ガスを流通可能とする第2貫通穴を複数設け、複数の第2貫通穴の周囲でガスを遮断する第2制御部材と、を有し、第1制御部材と第2制御部材とは、ガス供給管路内で対向した配置で、相対的に回転可能に配設され、複数の第2貫通穴から、第1貫通穴と連通する特定の第2貫通穴の位置を選択して設定することにより、第1制御部材及び第2制御部材を挟み、入力側に流れるガスの流量に対し、出力側に流れるガスの流量を制御すること、を特徴とする。この特徴により、流量制御手段の構造が簡単であり、流量制御手段のメンテナンスも容易である。
(5)(4)に記載するガス加熱調理機器において、流量計測手段は、ガス供給管路を流れるガスの流通方向に対し、第2制御部材の出力側に設けられ、ガスを流通させる特定の第2貫通穴の位置と、特定の第2貫通穴にガスを流通させる時間とを検出すること、を特徴とする。この特徴により、本発明のガス加熱調理機器に流量計測手段が搭載されても、流量計測手段に関する部品点数の増加がほとんどないため、流量計測手段の付加に伴う大幅なコスト高になることが抑制できている。
(6)調理対象物を加熱部で加熱する加熱調理機器と、通信回線により相互に通信可能な多機能携帯端末と連携した加熱調理システムにおいて、加熱調理機器は、(1)乃至(5)のいずれか1つに記載するガス加熱調理機器であり、多機能携帯端末に対し、信号の送信または受信を行う通信制御部を有すること、多機能携帯端末には、通信制御部との通信により、料金算出手段で算出された料金算出値を、当該多機能携帯端末の画面に表示可能な第1のガス料金表示プログラムが格納されていること、を特徴とする。また、
(8)(1)乃至(5)のいずれか1つに記載するガス加熱調理機器に、信号の送信または受信を行う通信制御部を有し、ガス加熱調理機器と、通信回線により相互に通信可能な連携先の多機能携帯端末に対し、料金算出手段により算出された料金算出値を、通信により多機能携帯端末の画面に表示可能に処理させること、を特徴とするガス料金表示プログラム。
これらの特徴により、使用者は、本発明のガス加熱調理機器の使用で掛かるガス料金を、本発明のガス加熱調理機器の画面で確認できるほか、多機能携帯端末の画面でも確認できるため、本発明のガス加熱調理機器から離れた場所でも、ガス料金が身近な場所で把握でき、使用者によるガスの省エネルギ意識の向上が期待できる。また、忙しい主婦等の使用者に対し、使い勝手の良い加熱調理システムを提供することができる。
(7)(6)に記載する加熱調理システムにおいて、多機能携帯端末には、料金算出値に基づいてグラフ化したガス料金を、当該多機能携帯端末の画面に表示可能な第2のガス料金表示プログラムが格納されていること、を特徴とする。また、
(9)(8)に記載するガス料金表示プログラムにおいて、料金算出値に基づいてグラフ化したガス料金を、多機能携帯端末の画面に表示可能に処理させること、を特徴とする。
これらの特徴により、使用者は、本発明のガス加熱調理機器から離れた場所でも、ガスを消費した分のガス料金を、直接確認することができ、日々のガス料金の傾向を視覚的に認識することができる。また、多機能携帯端末では近年、搭載機能が豊富で、画面に表示される画像は鮮明である。そのため、使用者にとって、多機能携帯端末の画面に表示されるガス料金情報は、本発明のガス加熱調理機器側の画面に比して、視認性が高い場合もあり、多機能携帯端末の画面によるガス料金情報は、使用者にとって読み取り易くなる。
実施形態に係る加熱調理器システムを示す斜視図であり、第1実施例に係るガス調理コンロをスマートフォンと連携して使用する様子を示す図である。 実施形態に係る加熱調理器システムを示す斜視図であり、第2実施例に係るガス調理コンロをスマートフォンと連携して使用する様子を示す図である。 実施形態に係るガス調理コンロで電気的な制御を担う部分の説明図である。 実施形態に係るガス調理コンロでガスの流通経路を示すブロック図である。 実施形態に係るガス調理コンロでガスの流量制御の仕組みを説明する模式図である。 図5中、A矢視により火力調節ディスクと、B矢視によりオリフィス部材とを、それぞれ示す図である。 実施形態に係る加熱調理システムで、スマートフォンに格納されたスマートコンロアプリの初期画面を示す図である。 スマートコンロアプリのメニュー画面である。 図8に示すメニュー画面に続き、各種設定の初期画面である。 図9に示す初期画面内のガス料金単価設定で開示されるガス料金単価の第1入力設定画面である。 図10に示すガス料金単価の入力設定画面に続き、ガス料金を表示する日付を入力する第2入力設定画面である。 入力設定した日付のガス料金を、時間帯毎に分けて表示した第1ガス料金出力画面である。 入力設定した日付に基づく月の範囲内で、日付毎に分けて表示した第2ガス料金出力画面である。 入力設定した日付に基づく過去1年に遡る範囲内で、月毎に分けて表示した第3ガス料金出力画面である。 実施形態の第1実施例に係るガス調理コンロの第1ガス情報表示部を示す図であり、入力設定した日に消費したガスの一日当たりのガス料金を表示した画面である。 図15に示す第1ガス情報表示部で、入力設定した日とその直近の日に消費したガスの一日当たりのガス料金を表示した画面である。 実施形態の第2実施例に係るガス調理コンロの第2ガス情報表示部を示す図であり、入力設定した日に消費したガスの一日当たりのガス料金を表示した画面である。 図17に示す第2ガス情報表示部で、入力設定した日とその直近の日に消費したガスの一日当たりのガス料金を表示した画面である。
以下、本発明に係るガス加熱調理機器、加熱調理システム、及びガス料金表示プログラムについて、実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。本発明に係る加熱調理システムは、ガスの燃焼により調理対象物を加熱する加熱部を有したガス加熱調理機器に、通信回線により相互に通信可能な多機能携帯端末を連携したシステムである。ガス加熱調理機器は、本実施形態では、ガス調理コンロである。また、多機能携帯端末は、市販されている周知のスマートフォンであり、ガス調理コンロの使用者が、日常生活において、メールや通話をはじめ、動画、所定の機能を有したアプリケーションプログラム等で通信を行う一般的なスマートフォンである。
なお、ガス加熱調理機器は、ガス調理オーブンであっても良く、家庭用または業務用のどちらの用途でも良い。また、多機能携帯端末は、加熱調理機器と通信回線により相互に通信可能な状態になっていれば、スマートフォン以外にも、タブレット端末等の携帯端末でも良い。
はじめに、ガス調理コンロの概要について、説明する。図1及び図2は、実施形態に係る加熱調理器システムを示す斜視図であり、図1は、第1実施例に係るガス調理コンロをスマートフォンと連携して使用する様子を示す図である。図2は、第2実施例に係るガス調理コンロをスマートフォンと連携して使用する様子を示す図である。なお、第1実施例に係る加熱調理システム1Aを構成する加熱調理コンロ2Aと、第2実施例に係る加熱調理システム1Bを構成する加熱調理コンロ2Bでは、後述する情報表示部47の構成が異なるだけである。そのため、以下の情報表示部47以外の説明では、特に断りがない限り、加熱調理システム1Aと加熱調理システム1Bとを、まとめて加熱調理システム1と総称する。同様に、加熱調理コンロ2Aと加熱調理コンロ2Bとを、まとめて加熱調理コンロ2と総称する。
図1及び図2に示すように、加熱調理コンロ2は、加熱部40として、手前前方左右両側に各1つと、これらの間の後方に1つの計3つのコンロ部41と、1つのグリル部42を備えている。また、この加熱調理コンロ2は、機器側制御手段10と、通信制御部11と、操作部45と、モード切替スイッチ46と、情報表示部47等を具備している。通信制御部11は、例えば、加熱調理コンロ2を設置した建物内のローカルネットワーク(構内LAN)や、スマートフォン3で使用する専用の通信回線等のワイヤレス通信により、スマートフォン3の通信制御部(図示省略)との間で通信に必要な信号を授受する。
操作部45は、グリル部42を挟む両側に配設され、各コンロ部41のバーナーとグリル部42のバーナーに対し、点火/消火、出力(火力)調整を行うツマミや操作キーを備えている。機器側制御手段10は、後に詳述する火力調節部20により、コンロ部41とグリル部42とに対し、操作部45を通じて、バーナーの出力(火力)を制御する。火力調整は、本実施形態では、火力が最も弱いレベル1、レベル1より火力を大きくしたレベル2、レベル3、…、そして火力が最も強いレベル9までの9段階に調節できる。
また、加熱調理コンロ2では、バーナーの火力を操作部45により手動で操作して調理を行うマニュアル調理モードと、予め記憶した調理メニューに対応して、バーナーの火力を自動で制御して調理を行う自動調理モードが、加熱制御部12の記憶媒体に記憶されている。自動調理モードには、コンロ部41において、炊飯完了までの全工程を行う炊飯モード、湯を沸かす湯沸かしモード、それ以外にも種々の調理モードが、加熱制御部12に具備されており、各モードに対応する操作スイッチが、操作部45内に配設されている。
モード切替スイッチ46は、図1等に例示するように、操作部45に近接する位置で、加熱調理コンロ2の前に立って調理する調理者(使用者)にとって、咄嗟の行動でもすぐに手が届いて操作できる位置に設けられている。このモード切替スイッチ46は、第1制御モードと第2制御モードとを、手動操作で切り替えるスイッチである。モード切替スイッチ46は、OFF状態で第1制御モードになっており、第1制御モードは通常、操作部45により手動で火力調整を行うときに用いるモードである。
使用者が、モード切替スイッチ46を選択的に操作してON状態にすると、加熱調理コンロ2は、第1制御モードの加熱状態を引き継いで第2制御モードに切り替わる。第2制御モードは、後述する消火手段の作動可能な条件の下で、コンロ部41とグリル部42とに対し、それぞれの火力調整を、操作部45による手動操作に代わって、スマートフォン3により遠隔操作で行う専用モードである。
情報表示部47は、自動調理機能で調理するメニューに応じて、加熱制御の設定を行う操作ボタン、調理に必要な設定数値や時間のほか、後述するように、各コンロ部41とグリル部42でガスが燃焼している間、消費するガスの使用量に応じて算出されたガス料金を表示する液晶画面である。加熱調理コンロ2Aの場合、情報表示部47は、操作部45を設けたコンロフロント側に配置され、第1表示画面48Aをコンロ内部への収容、またはコンロ内部から第1表示画面48Aの開放を自在に可能とした開閉式構造の第1情報表示部47Aである。また、加熱調理コンロ2Bの場合、情報表示部47は、コンロ部41を設けた天板上の一部に、第2表示画面48Bを配置した第2情報表示部47Bである。
その他、加熱調理コンロ2は、温度センサ53、タイマー機能、及び消火手段等を具備している。温度センサ53は、コンロ部41のバーナーとグリル部42のバーナーにおいて、異常な加熱状態を検知するほか、自動調理機能を利用した場合に、バーナーの加熱制御を行うのにあたり、鍋底の温度を検知する。タイマー機能は、コンロ部41等のバーナーの燃焼時間について、予め設定した時間までの残り時間をカウントし、残り時間がゼロになってタイムアップすると自動的に消火、または火力調整を行う。消火手段は、温度センサ53により異常な加熱状態を検知したとき、コンロ部41とグリル部42とに対し、機器側制御手段10よりバーナーの出力停止指令を受けてバーナーを消火する。
次に、ガス調理コンロ2の電気的な制御を行う部分について、説明する。図3は、実施形態に係るガス調理コンロで電気的な制御を担う部分の説明図である。図4は、実施形態に係るガス調理コンロでガスの流通経路を示すブロック図である。図3に示すように、機器側制御手段10は、通信制御部11や加熱制御部12のほか、火力調節部20に構成されたステッピングモータ26と、電磁弁28と、流量計測手段30と、使用量算出手段33と、料金算出手段34と、料金記憶手段35と、機器側料金表示手段36に対し、それぞれ電気的に接続されており、電気的な制御を行う。
機器側制御手段10は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random access memory)等、公知に構成された図示しないマイクロコンピュータ(マイコン)等を備えている。マイコンのROMには、例えば、スマートフォン3により遠隔操作で加熱部40の火力調整を行うのに必要なプログラム、流量計測手段30と使用量算出手段33と料金算出手段34と機器側料金表示手段36とを実行するのに必要なプログラム、スマートフォン3に格納されているガス料金数値表示アプリとガス料金グラフ表示アプリとを、通信で実行させるのに必要なプログラム等、種々の制御プログラムが格納されている。
加熱調理コンロ2は、液化石油ガス(LPガス)(LPG:liquefied petroleum gas)、圧縮天然ガス等の都市ガス(以下、単に「ガス」と称する。)を、燃料として用いられる。流量制御手段は、ガス供給管路29に流通するガスの流れを制御する。具体的には、ガスは、図4に示すように、加熱調理コンロ2内のガス供給元27に供給されると、加熱調理コンロ2内のガス供給管路29を通じて、電磁弁28(流量制御手段)を通じた後、火力調節部20(流量制御手段)を経て、加熱部40(コンロ部41とグリル部42)に供給される。電磁弁28は、ガス供給元27側と火力調節部20側のガスの流路を、開路または閉路する入力側バルブであり、ガス供給管路29を流通するガスの流れは、電磁弁28と火力調節部20により制御されている。
火力調節部20について、具体的に説明する。図5は、実施形態に係るガス調理コンロでガスの流量制御の仕組みを説明する模式図であり、図5中、A矢視による火力調節ディスクと、B矢視によるオリフィス部材とを、それぞれ図6に示す。
火力調節部20は、ガス供給管路29の流路調節で被調節側にある火力調節ディスク22(第1制御部材)と、調節側にあるオリフィス部材24(第2制御部材)と、ステッピングモータ26等を有する。火力調節ディスク22は、外形が略円盤状に形成されており、ガス供給管路29より流路断面積を小さくした貫通穴で、ガスを流通可能とする第1貫通穴23を有し、第1貫通穴23の周囲でガスを遮断する部材である。第1貫通穴23は、略扇形形状に形成された貫通穴であり、第1貫通穴23のうち、火力調節ディスク22の両面を繋ぐ流路壁面の一部である流路壁面23aが、傾斜状に形成されている。図6に示すように、第1貫通穴23では、火力調節ディスク22の一面(図6中、紙面表側の面)上の断面積が、他面(図6中、紙面裏側の面)上の断面積より大きくなっている。火力調節ディスク22の他面側には、ステッピングモータ26の回転軸が、火力調節ディスク22の中心P1位置に接続されている。
オリフィス部材24は、ガス供給管路29より流路断面積を小さくした貫通穴で、ガスを流通可能とする第2貫通穴25を複数(本実施形態では、5つ)設け、5つの第2貫通穴25(25a,25b,25c,25d,25e)の周囲でガスを遮断する。5つの第2貫通穴25は、図6に示すように、中心P2のピッチ円上に配置されている。5つの第2貫通穴25では、図6中、最も右側に位置する第2貫通穴25aの流路断面積Saが最も大きく、第2貫通穴25aから反時計周り方向に第2貫通穴25b、第2貫通穴25c、第2貫通穴25d、第2貫通穴25eの順に、各穴の流路断面積の大きさは、Sa≫Sb>Sc>Sd>Seのように、次第に小さくなっている。
火力調節部20では、図5に示すように、火力調節ディスク22とオリフィス部材24とは、ガス供給管路29内に対向した配置で設けられている。オリフィス部材24は、ガス供給管路29内に、中心P2を火力調節ディスク22の中心P1と同軸上に固定して配設され、火力調節ディスク22は、ステッピングモータ26のインチング回転動作により、中心P1を軸に回転する。火力調節ディスク22が、オリフィス部材24と相対的に回転すると、第1貫通穴23と連通する特定の第2貫通穴25は、第2貫通穴25a,25b,25c,25d,25eの中から選択される。選択された特定の第2貫通穴25は、機器側制御手段10でステッピングモータ26の回転位相を制御することにより位置決めされ、設定される。ガス供給管路29の入力側で電磁弁28を通じて供給されるガスは、火力調節ディスク22の第1貫通穴23を通じて、オリフィス部材24の特定の第2貫通穴25を流れる。これにより、火力調節ディスク22の入力側を流れるガスの流量に対し、オリフィス部材24の出力側にあるガス供給管路29で、加熱部40に向けて流れるガスの流量が制御される。
加熱調理コンロ2では、オリフィス部材24の特定の第2貫通穴25を可変することにより、火力調整が、前述したように、レベル1〜レベル9の9段階に調節できる。具体的には、火力のレベルと、第1貫通穴23と連通する特定の第2貫通穴25の位置及びその全体の流路断面積Sと、特定の第2貫通穴25における単位時間当たりのガス流通量Vとの関係では、
・レベル1:特定の第2貫通穴25が第2貫通穴25aの場合、S=Sa=S1、V=V1
・レベル2:特定の第2貫通穴25が(第2貫通穴25a+第2貫通穴25b)の場合、S=Sa+Sb=S2、V=V2
・レベル3:特定の第2貫通穴25が(第2貫通穴25a+第2貫通穴25b+第2貫通穴25cの一部分)の場合、S=Sa+Sb+α×Sc=S3(但し、係数αは、α<1)、V=V3
・レベル4:特定の第2貫通穴25が(第2貫通穴25a+第2貫通穴25b+第2貫通穴25c)の場合、S=Sa+Sb+Sc=S4、V=V4
・レベル5:特定の第2貫通穴25が(第2貫通穴25a+第2貫通穴25b+第2貫通穴25c+第2貫通穴25dの一部分)の場合、S=Sa+Sb+Sc+α×Sd=S5(但し、係数αは、α<1)、V=V5
・レベル6:特定の第2貫通穴25が(第2貫通穴25a+第2貫通穴25b+第2貫通穴25c+第2貫通穴25d)の場合、S=Sa+Sb+Sc+Sd=S6、V=V6
・レベル7:特定の第2貫通穴25が(第2貫通穴25a+第2貫通穴25b+第2貫通穴25c+第2貫通穴25d+第2貫通穴25eの一部分)の場合、S=Sa+Sb+Sc+Sd+α×Se=S7(但し、係数αは、α<1)、V=V7
・レベル8:特定の第2貫通穴25が(第2貫通穴25a+第2貫通穴25b+第2貫通穴25c+第2貫通穴25d+第2貫通穴25eの一部分(第2貫通穴25eの一部分はレベル7より大きい)の場合、S=Sa+Sb+Sc+Sd+β×Se=S8(但し、係数βは、α<β<1)、V=V8
・レベル9:特定の第2貫通穴25が(第2貫通穴25c+第2貫通穴25d+第2貫通穴25e+第2貫通穴25a)の場合、S=Sa+Sc+Sd+Se=S9、V=V9
但し、0<S1<S2<S3<S4<S5<S6<S7<S8<S9
0<V1<V2<V3<V4<V5<V6<V7<V8<V9
また、各流路断面の大きさであるS1〜S9の絶対値と、各ガス流通量の大きさであるV1〜V9の絶対値は、固定値である。第2貫通穴25aは常時、開放された状態にある。なお、レベル7とレベル8では、火力調節ディスク22の回転動作によって、第2貫通穴25bを開路する場合と閉路する場合とがある。
次に、流量計測手段30について、説明する。流量計測手段30は、火力調節部20によりガスの流量を制御した後、加熱部40に向けたガス供給管路29に供給されるガスの流量を計測する。本実施形態では、流量計測手段30は、位置検出手段31により、ガス供給管路29を流れるガスの流通方向FLに対し、オリフィス部材24にガスを流通させる特定の第2貫通穴25を検出すると共に、この特定の第2貫通穴25にガスを流通する時間tを、時間測定手段32により検出する。
具体的には、位置検出手段31は、火力調節ディスク22の第1貫通穴23と連通する特定の第2貫通穴25の位置を検出するのに、ステッピングモータ26の回転軸の位相に基づいて、オリフィス部材24の回転量を検出する。流量計測手段30は、その検出信号を機器側制御手段10に出力する。
時間測定手段32は、オリフィス部材24に対し、位置検出手段31により検出された位置に、停止開始から停止状態になっている停止時間t(0<t)を測定する。流量計測手段30は、測定された停止時間tを機器側制御手段10に出力する。機器側制御手段10は、位置検出手段31で検出した特定の第2貫通穴25における単位時間当たりのガス流通量Vと、時間測定手段32で測定したオリフィス部材24の停止時間tとの各検出値について、乗算処理を行う。流量計測手段30は、その積を、流量計測値Vmとして取得する。
すなわち、
・レベル1の場合、流量計測値Vm=単位時間当たりのガス流通量V1×時間t
・レベル2の場合、流量計測値Vm=単位時間当たりのガス流通量V2×時間t
・レベル3の場合、流量計測値Vm=単位時間当たりのガス流通量V3×時間t
・レベル4の場合、流量計測値Vm=単位時間当たりのガス流通量V4×時間t
・レベル5の場合、流量計測値Vm=単位時間当たりのガス流通量V5×時間t
・レベル6の場合、流量計測値Vm=単位時間当たりのガス流通量V6×時間t
・レベル7の場合、流量計測値Vm=単位時間当たりのガス流通量V7×時間t
・レベル8の場合、流量計測値Vm=単位時間当たりのガス流通量V8×時間t
・レベル9の場合、流量計測値Vm=単位時間当たりのガス流通量V9×時間t
次に、使用量算出手段33について、説明する。使用量算出手段33は、加熱部40でガスが燃焼している間、消費するガスの使用量を、流量計測手段30による流量計測値に基づいて算出する機能であり、流量計測手段30で取得した流量計測値Vmを、ガスの使用量として機器側制御手段10に設定する。
次に、料金算出手段34について、説明する。料金算出手段34は、使用量算出手段33により算出されたガスの使用量に応じて、ガス料金を算出する。具体的には、料金算出手段34には、単位流量当たりのガス単価が、加熱調理コンロ2の使用者によって入力され、料金算出手段34は、入力されたガス単価を機器側制御手段10に出力して設定する。機器側制御手段10は、流量計測手段30による流量計測値Vmに、ガス単価を乗算する処理を行う。料金算出手段34は、その積である料金算出値Fを、加熱部40において、燃焼中に消費される分のガスに掛かるガス料金として取得する。
次に、料金記憶手段35について、説明する。機器側制御手段10は、料金算出手段34で取得した料金算出値Fを、料金記憶手段35に保存する。具体的には、料金記憶手段35は、機器側制御手段10に構成されたRAMであり、例えば、加熱調理コンロ2を使用した直近1年分、1ヶ月分、1日分に分けて料金算出値やガスの使用量等を、経時的に蓄積可能に構成されている。
次に、機器側料金表示手段36について、説明する。機器側制御手段10は、料金算出手段34による料金算出値Fを画面に表示させる機器側料金表示手段36により、料金記憶手段35に保存された料金算出値Fを、情報表示部47の画面に表示させる。具体的には、機器側制御手段10は、料金記憶手段35に記憶した料金算出値Fを、ガスの消費時に合わせて経時的に累積させる処理を行った上で、単位時間当たりのガス料金を、情報表示部47の画面に数字表記で表示させる。また、機器側制御手段10は、料金記憶手段35に記憶した料金算出値Fに基づいてグラフ化したガス料金を、情報表示部47の画面に表示させる。なお、加熱調理コンロ2Aの場合、料金算出値Fは、第1情報表示部47Aの第1表示画面48Aに表示される。また、加熱調理コンロ2Bの場合には、料金算出値Fは、第2情報表示部47Bの第2表示画面48Bに表示される。
情報表示部47の画面に表示できるガス料金は、本実施形態では、次の4通りである。
・表示態様1
加熱部40を直近に使用した分だけ、その都度、消費されたガスに掛かるガス料金を表示
・表示態様2
入力設定した日付のガス料金を、時間帯毎に分けてガス料金を表示する(図12に示す第1ガス料金出力画面を参照)。
・表示態様3
入力設定した日付に基づく月の範囲内で、日付毎に分けてガス料金を表示する(図13に示す第2ガス料金出力画面を参照)。
・表示態様4
入力設定した日付に基づき過去1年間に遡る範囲内で、月毎に分けてガス料金を表示する(図14に示す第3ガス料金出力画面を参照)。
加熱調理コンロ2は、本実施形態では、スマートフォン3と連携して加熱調理システム1を構成している。加熱調理システム1は、加熱調理コンロ2の通信制御部11とスマートフォン3の通信制御部とを、例えば、建物内のローカルネットワーク(構内LAN)や、スマートフォン3で使用する専用の通信回線等のワイヤレス通信により接続して機能する。
スマートフォン3には、加熱調理コンロ2との遠隔操作で用いるスマートコンロアプリが格納されている。スマートコンロアプリは、加熱調理コンロ2との連携で必要となる基本的なアプリケーションソフトであり、スマートフォン3の通信制御部と加熱調理コンロ2の通信制御部11とを通信可能に接続した状態で機能する。具体的には、スマートコンロアプリは、加熱調理コンロ2の加熱制御部12を介して、加熱部40のバーナーの出力を遠隔操作で調整するほか、加熱調理コンロ2でガスを消費した分に掛かるガス料金等のコンロ情報を、スマートフォン3の画面4に表示させる等の機能を実行するのに必須となるソフトである。
また、スマートフォン3は、本実施形態では、スマートコンロアプリの使用者を、指紋により特定する使用者認証手段を搭載しており、この使用者認証手段が加熱調理コンロ2の使用者を認証すると、加熱調理コンロ2では、第2制御モードが作動する。すなわち、スマートコンロアプリは、スマートフォン3の所有者や、加熱調理コンロ2を使用して調理するのを許可した者に、使用の権限を付与して起動し、この権限を有した者のみが、スマートフォン3により、加熱部40(コンロ部41とグリル部42)のバーナーの出力を遠隔操作で調整することができる。これにより、例えば、幼児や子供等、加熱調理コンロ2の加熱調理に携わっていない者が、スマートフォン3を無意識で使用したような場合等でも、スマートコンロアプリの起動が抑止できているため、加熱調理システム1の安全性が担保できている。
スマートフォン3には、ガス料金数値表示アプリ(第1のガス料金表示プログラム)とガス料金グラフ表示アプリ(第2のガス料金表示プログラム)が格納されており、ガス料金数値表示アプリとガス料金グラフ表示アプリは、スマートコンロアプリの下で機能する。ガス料金数値表示アプリは、加熱調理コンロ2の料金算出手段34で算出された料金算出値Fを、通信制御部11との通信により、スマートフォン3の画面4に表示可能に処理するアプリケーションソフトである。ガス料金グラフ表示アプリは、料金算出値Fに基づいてグラフ化したガス料金を、スマートフォン3の画面4に表示可能に処理するアプリケーションソフトである。
次に、加熱調理コンロ2の加熱部40の使用により、ガスを消費した分に掛かった料金を、スマートフォン3の画面4に表示させる場合について、説明する。図7は、実施形態に係る加熱調理システムで、スマートフォンに格納されたスマートコンロアプリの初期画面を示す図である。図8は、スマートコンロアプリのメニュー画面である。図9は、図8に示すメニュー画面に続き、各種設定の初期画面である。図10は、図9に示す初期画面内のガス料金単価設定で開示されるガス料金単価の第1入力設定画面である。図11は、図10に示すガス料金単価の入力設定画面に続き、ガス料金を表示する日付を入力する第2入力設定画面である。
はじめに、加熱調理コンロ2を使用する使用者は、自身の指紋を使用者認証手段に予め登録しておき、スマートフォン3において、スマートコンロアプリを使用する権限を取得しておく。そして、使用者が、やむを得なく加熱調理コンロ2から離れた位置で遠隔操作して、コンロ部41等のバーナーの出力を調整する必要がある場合や、ガスを消費した分のガス料金を、スマートフォン3の画面4に表示して確認したい場合には、スマートフォン3において、前もって使用者認証手段による認証を得た後、スマートコンロアプリを起動しておく。これにより、図7に示すスマートコンロアプリの初期画面70が、スマートフォン3の画面4に表示され、この初期画面70に続くメニュー画面71がスマートフォン3に表示される。
図8に示すように、メニュー画面71には、4つのアイコンが表示され、このうち、第1アイコン72Aである「コンロのガス料金をみる」を選択すると、図9に示す初期設定画面73が表示される。また、第2アイコン72Bである「コンロの状態をみる」を選択すると、図示しないコンロ状態画面が表示され、このコンロ状態画面より、コンロ部41等のバーナーの出力を調整する操作を行うのに必要な画面が導かれる。
初期設定画面73には、4つのアイコンが表示され、このうち、第3アイコン74である「ガス料金単価設定」を選択すると、図10に示す第1入力設定画面75が表示される。第1入力設定画面75には、ガス料金単価入力欄76が設けられている。加熱調理コンロ2の使用者は、単位流量当たりのガス単価についての最新情報を、ガス会社等のホームページ等により確認した上で、ガス単価をガス料金単価入力欄76に入力し、設定値とする。ガス単価の設定が完了すると、図11に示す第2入力設定画面77が表示される。第2入力設定画面77には、日付入力欄78が設けられている。使用者は、ガス料金を確認したい日付を日付入力欄78に入力設定し終えたら、検索アイコン79で次画面を表示する。
図12は、入力設定した日付のガス料金を、時間帯毎に分けて表示した第1ガス料金出力画面である。図13は、入力設定した日付に基づく月の範囲内で、日付毎に分けて表示した第2ガス料金出力画面である。図14は、入力設定した日付に基づく年の範囲内で、月毎に分けて表示した第3ガス料金出力画面である。
検索アイコン79をタップすると、図12に示すように、第1ガス料金出力画面81が表示される。第1ガス料金出力画面81には、第2入力設定画面77の日付入力欄78に入力した日(図12では、2016年5月28日と例示)に、ガスを消費した分に掛かるガス料金が、数値とグラフで、1時間毎の時間帯に分けて表示される。また、各時間帯のガス料金を合わせた当日分の日額料金も表示される。
そして、出力するガス料金の表示を、第1ガス料金出力画面81から変更する操作を行うと、図13に示すように、第2ガス料金出力画面83が表示される。第2ガス料金出力画面83には、日付入力欄78の入力日に基づく月の範囲内で、ガスを消費した分に掛かるガス料金が、数値とグラフで、日付毎に分けて表示される。また、日付毎の日額料金を合わせた当月分の月額料金や、当月内における日額料金の平均金額も、メッセージ84により表示される。
また、出力するガス料金の表示を、第3ガス料金出力画面85に変更する操作を行うと、図14に示すように、第3ガス料金出力画面85が表示される。第3ガス料金出力画面85には、日付入力欄78の入力日に基づく年の範囲内で、一ヶ月間にガスを消費した分のガス料金(月額料金)が、数値とグラフで、月付毎に分けて表示される。また、月毎の月額料金を合わせた当年分の年額料金も、メッセージ86により表示される。なお、第3ガス料金出力画面85は、入力設定した日付に基づいて過去1年に遡る範囲内で、月毎に分けて表示する画面であっても良い。
他方、加熱調理コンロ2の情報表示部47にも、ガス料金は表示される。図15は、実施形態の第1実施例に係るガス調理コンロの第1ガス情報表示部を示す図であり、入力設定した日に消費したガスの一日当たりのガス料金を表示した画面である。図16は、図15に示す第1ガス情報表示部で、入力設定した日とその直近の日に消費したガスの一日当たりのガス料金を表示した画面である。図17は、実施形態の第2実施例に係るガス調理コンロの第2ガス情報表示部を示す図であり、入力設定した日に消費したガスの一日当たりのガス料金を表示した画面である。図18は、図17に示す第2ガス情報表示部で、入力設定した日とその直近の日に消費したガスの一日当たりのガス料金を表示した画面である。
情報表示部47(第1情報表示部47A、第2情報表示部47B)は、ガス料金を確認したい日付を入力し設定する日付入力欄(図示省略)を有する。この日付入力欄は、図11に示す第2入力設定画面77の日付入力欄78と連動して、入力設定を行った日付は日付入力欄78と相互に共有されており、日付の入力設定を行う操作は、加熱調理コンロ2側とスマートフォン3側のいずれかで行えば良い。情報表示部47で確認できるガス料金の情報は、スマートフォン3の画面4でも確認できる内容になっている。
情報表示部47で表示されるガス料金の情報として、本実施形態では、第2入力設定画面77の日付入力欄78(または情報表示部47の日付入力欄)に入力した日付の当日の日額料金と、この入力日に基づく月の範囲内で日付毎に分けて示した日額料金とを、情報表示部47で表示する場合を、図15〜図18に例示する。
加熱調理コンロ2Aの場合、第1情報表示部47A(情報表示部47)の第1表示画面48Aには、当日の日額料金が、図15に示すように、メッセージ形式で表示され、日付毎の日額料金は、図16に示すように、簡易的なグラフ形式で表示される。
加熱調理コンロ2Bの場合、第2情報表示部47B(情報表示部47)の第2表示画面48Bには、当日の日額料金が、図17に示すように、メッセージ形式で表示され、日付毎の日額料金は、図18に示すように、簡易的なグラフ形式で表示される。
次に、本実施形態に係る加熱調理システム1、加熱調理コンロ2、及びガス料金表示プログラムの作用・効果について説明する。加熱調理システム1(1A,1B)に構成された加熱調理コンロ2(2A,2B)は、ガスの燃焼により調理対象物を加熱する加熱部40と、ガス供給管路29に流通するガスの流れを制御する火力調節部20及び電磁弁28と、ガスの流量を計測する流量計測手段30と、加熱部40でガスが燃焼している間、消費するガスの使用量を、流量計測手段30による流量計測値Vmに基づいて算出する使用量算出手段33と、使用量算出手段33により算出されたガスの使用量に応じて、ガス料金を算出する料金算出手段34と、料金算出手段34による料金算出値Fを情報表示部47の画面(第1情報表示部47Aの第1表示画面48A、第2情報表示部47Bの第2表示画面48B)に表示する機器側料金表示手段36と、流量計測手段30と、使用量算出手段33と、料金算出手段34と、機器側料金表示手段36とに対し、それぞれ電気的に制御する機器側制御手段10と、を備えていること、を特徴とする。
この特徴により、調理者(使用者)が、調理対象物を加熱部40で加熱するにあたり、加熱調理コンロ2を使用した場合、消費したガスの使用分に掛かるガス料金が、目安として、第1情報表示部47Aの第1表示画面48Aや第2情報表示部47Bの第2表示画面48Bに表示される。そのため、使用者は、その表示したガス料金を確認して、ガスエネルギの節約や、経済的負担の軽減(ガス供給事業者への支払い金額の抑制)に、役立てることができる。ひいては、家庭等で必要な光熱費全体の支出が節約できる。また、加熱調理コンロ2をはじめ、ガスオーブン、ガス炊飯器等、被加熱物(調理対象物)を加熱するガス加熱調理機器は、その使用により、ガスの消費量や、ガスを消費した分に掛かるガス料金を確認できるガスエネルギ管理システムを構築するのに、役立つ存在になる。このようなガスエネルギ管理システムが構築されると、家庭エネルギ管理システム(HEMS)の普及で、電力の省エネルギ化が促進できているように、ガスの省エネルギ化を目指す省エネルギ意識が、使用者の間に普及して、ガスの省エネルギ化の促進を図る一因にもなり得る。
従って、本実施形態に係る加熱調理コンロ2によれば、使用により消費するガスの使用量を、使用者が確認できると共に、ガスの省エネルギ化に貢献することができる、という優れた効果を奏する。
また、本実施形態に係る加熱調理コンロ2では、料金算出値Fを保存する料金記憶手段35を備え、機器側制御手段10は、料金記憶手段35で記憶した料金算出値Fを、ガスの消費に合わせて経時的に累積させる処理を行った上で、単位時間当たりのガス料金を、機器側料金表示手段36により、情報表示部47の画面(第1情報表示部47Aの第1表示画面48A、第2情報表示部47Bの第2表示画面48B)に表示させること、を特徴とする。この特徴により、使用者は、加熱調理コンロ2の使用で掛かかるガス料金を、その都度、第1情報表示部47Aの第1表示画面48A等で確認できるほか、それ以前に使用した分のガス料金を積算して累積されるため、加熱調理コンロ2の使用態様を過去に遡って確認することができる。そのため、現在の使用態様と過去の使用態様とを比較することもでき、現在の使用態様を省みること等もできることから、使用者は、加熱調理コンロ2を無駄なく、経済的に使用することができる。
また、本実施形態に係る加熱調理コンロ2では、機器側制御手段10は、料金算出値Fに基づいてグラフ化したガス料金を、機器側料金表示手段36により、情報表示部47の画面(第1情報表示部47Aの第1表示画面48A、第2情報表示部47Bの第2表示画面48B)に表示させること、を特徴とする。この特徴により、使用者は、加熱調理コンロ2の設置場所であるキッチンで、ガスを消費した分のガス料金を、直接確認することができ、日々のガス料金の傾向を視覚的に認識することができる。そのため、使用者による省エネルギ意識を持続的に維持することができる。
また、本実施形態に係る加熱調理コンロ2では、火力調節部20は、被調節側の貫通穴として、ガスを流通可能とする第1貫通穴23を設け、第1貫通穴23の周囲でガスを遮断する火力調節ディスク22と、調節側の貫通穴として、ガスを流通可能とする第2貫通穴25を5つ設け、5つの第2貫通穴25a,25b,25c,25d,25eの周囲でガスを遮断するオリフィス部材24と、を有し、火力調節ディスク22とオリフィス部材24とは、ガス供給管路29内で対向した配置で、相対的に回転可能に配設され、5つの第2貫通穴25から、第1貫通穴23と連通する特定の第2貫通穴25の位置を選択して設定することにより、火力調節ディスク22及びオリフィス部材24を挟み、入力側に流れるガスの流量に対し、出力側に流れるガスの流量を制御すること、を特徴とする。この特徴により、火力調節部20が、コンパクトな構造で構成できる一方、火力調節部20では、火力調整が、9通りと幅広くできることから、豊富なバリエーションの調理対象物を、最適な火力で加熱して調理することができる。また、火力調節部20の構造が簡単であり、火力調節部20のメンテナンスも容易である。
また、本実施形態に係る加熱調理コンロ2では、流量計測手段30は、ガス供給管路29を流れるガスの流通方向FLに対し、オリフィス部材24の出力側に設けられ、ガスを流通させる特定の第2貫通穴25の位置と、特定の第2貫通穴25にガスを流通させる時間tとを、検出すること、を特徴とする。この特徴により、流量計測手段30では、流量制御手段である火力調節部20に構成された火力調節ディスク22、オリフィス部材24、及びステッピングモータ26等を用いた上で、機器側制御手段10が、位置検出手段31と時間測定手段32とを制御するため、流量計測手段30を簡素化して構成することができる。また、たとえ加熱調理コンロ2に流量計測手段30が搭載されても、流量計測手段30に関する部品点数の増加がほとんどないため、流量計測手段30の付加に伴う大幅なコスト高になることが抑制できている。
また、本実施形態に係る加熱調理コンロ2と、通信回線により相互に通信可能なスマートフォン3と連携した加熱調理システム1では、加熱調理コンロ2は、スマートフォン3に対し、信号の送信または受信を行う通信制御部11を有すること、スマートフォン3には、通信制御部11との通信により、料金算出手段34で算出された料金算出値Fを、スマートフォン3の画面4に表示可能な第1のガス料金表示プログラムが格納されていること、を特徴とする。また、ガス料金表示プログラムでは、本実施形態に係る加熱調理コンロ2に、信号の送信または受信を行う通信制御部11を有し、加熱調理コンロ2と、通信回線により相互に通信可能な連携先のスマートフォン3に対し、料金算出手段34により算出された料金算出値Fを、通信によりスマートフォン3の画面4に表示可能に処理させること、を特徴とする。
これらの特徴により、使用者は、加熱調理コンロ2の使用で掛かるガス料金を、第1情報表示部47Aの第1表示画面48A等で確認できるほか、スマートフォン3の画面4でも確認できるため、加熱調理コンロ2から離れた場所でも、ガス料金が身近な場所で把握でき、使用者によるガスの省エネルギ意識の向上が期待できる。また、忙しい主婦等の使用者に対し、使い勝手の良い加熱調理システム1を提供することができる。
また、本実施形態に係る加熱調理システム1では、スマートフォン3には、料金算出値Fに基づいてグラフ化したガス料金を、スマートフォン3の画面4に表示可能な第2のガス料金表示プログラムが格納されていること、を特徴とする。また、ガス料金表示プログラムでは、料金算出値Fに基づいてグラフ化したガス料金を、スマートフォン3の画面4に表示可能に処理させること、を特徴とする。
これらの特徴により、使用者は、加熱調理コンロ2から離れた場所でも、ガスを消費した分のガス料金を、直接確認することができ、日々のガス料金の傾向を視覚的に認識することができる。また、スマートフォン3では近年、搭載機能が豊富で、画面4に表示される画像は鮮明である。そのため、使用者にとって、画面4に表示されるガス料金情報は、加熱調理コンロ2側の情報表示部47の画面(第1情報表示部47Aの第1表示画面48A、第2情報表示部47Bの第2表示画面48B)に比して、視認性が高く、画面4によるガス料金情報は、使用者にとって読み取り易くなる。
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できる。
(1)例えば、実施形態では、スマートコンロアプリの起動によりスマートフォン3に表示される各種画面を、図7〜図13に図示したが、多機能携帯端末に表示する画面の内容は、実施形態に限定されるものでなく、適宜変更可能である。
(2)実施形態では、スマートフォン3の画面4と、情報表示部47の画面(第1情報表示部47Aの第1表示画面48A、第2情報表示部47Bの第2表示画面48B)に、ガス料金だけを表示したが、加熱調理機器の画面や多機能携帯端末の画面には、ガス料金と共に、使用したガスの消費量が表示されても良い。
1,1A,1B 加熱調理システム
2,2A,2B 加熱調理コンロ(ガス加熱調理機器)
3 スマートフォン(多機能携帯端末)
4 (スマートフォンの)画面(多機能携帯端末の画面)
10 機器側制御手段
11 通信制御部
20 火力調節部(流量制御手段)
23 第1貫通穴
25,25a,25b,25c,25d,25e 第2貫通穴
26 ステッピングモータ(流量制御手段)
28 電磁弁(流量制御手段)
29 ガス供給管路
30 流量計測手段
33 使用量算出手段
34 料金算出手段
35 料金記憶手段
36 機器側料金表示手段
40 加熱部
48A 第1表示画面(画面)
48B 第2表示画面(画面)
Vm 流量計測値
F 料金算出値
FL 流通方向

Claims (9)

  1. ガスの燃焼により調理対象物を加熱する加熱部と、
    ガス供給管路に流通するガスの流れを制御する流量制御手段と、
    ガスの流量を計測する流量計測手段と、
    前記加熱部でガスが燃焼している間、消費するガスの使用量を、前記流量計測手段による流量計測値に基づいて算出する使用量算出手段と、
    前記使用量算出手段により算出されたガスの使用量に応じて、ガス料金を算出する料金算出手段と、
    前記料金算出手段による料金算出値を画面に表示する機器側料金表示手段と、
    前記流量計測手段と、前記使用量算出手段と、前記料金算出手段と、前記機器側料金表示手段とに対し、それぞれ電気的に制御する機器側制御手段と、を備えていること、
    を特徴とするガス加熱調理機器。
  2. 請求項1に記載するガス加熱調理機器において、
    前記料金算出値を保存する料金記憶手段を備え、
    前記機器側制御手段は、前記料金記憶手段で記憶した前記料金算出値を、ガスの消費に合わせて経時的に累積させる処理を行った上で、単位時間当たりのガス料金を、前記機器側料金表示手段に表示させること、
    を特徴とするガス加熱調理機器。
  3. 請求項1または請求項2に記載するガス加熱調理機器において、
    前記機器側制御手段は、前記料金算出値に基づいてグラフ化したガス料金を、前記機器側料金表示手段に表示させること、
    を特徴とするガス加熱調理機器。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載するガス加熱調理機器において、
    前記流量制御手段は、被調節側の貫通穴として、ガスを流通可能とする第1貫通穴を設け、前記第1貫通穴の周囲でガスを遮断する第1制御部材と、
    調節側の貫通穴として、ガスを流通可能とする第2貫通穴を複数設け、前記複数の第2貫通穴の周囲でガスを遮断する第2制御部材と、を有し、
    前記第1制御部材と前記第2制御部材とは、前記ガス供給管路内で対向した配置で、相対的に回転可能に配設され、前記複数の第2貫通穴から、前記第1貫通穴と連通する特定の前記第2貫通穴の位置を選択して設定することにより、前記第1制御部材及び前記第2制御部材を挟み、入力側に流れるガスの流量に対し、出力側に流れるガスの流量を制御すること、
    を特徴とするガス加熱調理機器。
  5. 請求項4に記載するガス加熱調理機器において、
    前記流量計測手段は、前記ガス供給管路を流れるガスの流通方向に対し、前記第2制御部材の出力側に設けられ、ガスを流通させる前記特定の第2貫通穴の位置と、前記特定の第2貫通穴にガスを流通させる時間とを検出すること、
    を特徴とするガス加熱調理機器。
  6. 調理対象物を加熱部で加熱する加熱調理機器と、通信回線により相互に通信可能な多機能携帯端末と連携した加熱調理システムにおいて、
    前記加熱調理機器は、請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載するガス加熱調理機器であり、前記多機能携帯端末に対し、信号の送信または受信を行う通信制御部を有すること、
    前記多機能携帯端末には、前記通信制御部との通信により、前記料金算出手段で算出された前記料金算出値を、当該多機能携帯端末の画面に表示可能な第1のガス料金表示プログラムが格納されていること、
    を特徴とする加熱調理システム。
  7. 請求項6に記載する加熱調理システムにおいて、
    前記多機能携帯端末には、前記料金算出値に基づいてグラフ化したガス料金を、当該多機能携帯端末の画面に表示可能な第2のガス料金表示プログラムが格納されていること、
    を特徴とする加熱調理システム。
  8. 請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載するガス加熱調理機器に、信号の送信または受信を行う通信制御部を有し、前記ガス加熱調理機器と、通信回線により相互に通信可能な連携先の多機能携帯端末に対し、
    前記料金算出手段により算出された前記料金算出値を、通信により前記多機能携帯端末の画面に表示可能に処理させること、
    を特徴とするガス料金表示プログラム。
  9. 請求項8に記載するガス料金表示プログラムにおいて、
    前記料金算出値に基づいてグラフ化したガス料金を、前記多機能携帯端末の画面に表示可能に処理させること、
    を特徴とするガス料金表示プログラム。
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