JP2018123354A - 鋼材の冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷却する鋼材の円周方向の冷却ムラを無くし、冷却効率を高めることができる鋼材の冷却装置を提供する。【解決手段】冷却パイプ2と、冷却水噴射ノズル3とを備えている。冷却水噴射ノズルは、冷却パイプの外周の一部に形成された環状タンク5と、環状タンクに冷却水を供給する供給口6と、環状タンクに貯留された冷却水を冷却パイプの内部に噴射させる噴射スリット7とを備えている。環状タンクは第1貯留空間8及び第2貯留空間9を備えている。供給口は、第1貯留空間に前記軸線に直交する方向から連通している。噴射スリットは、第2貯留空間で環状の入側開口部7aが開口し、冷却パイプの内部で環状の出側開口部7bが開口している。第2貯留空間の外径側壁面は、第1貯留空間から流れてきた冷却水に対して噴射スリットの前記入側開口部に向かう流れを発生させる円弧壁面として形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、棒鋼、線材などの鋼材を連続的に冷却する鋼材の冷却装置に関する。
鋼材を連続的に冷却する冷却装置として、例えば特許文献1の装置が知られている。
この特許文献1の装置は、環状のタンク内部を軸方向に2分するように隔壁を配置し、供給管を接続した軸方向の一方の空間を分流室とし、ノズルを設けた軸方向の他方の空間に、周方向に所定間隔をあけて仕切り壁を設けることで複数の分圧室を形成している。なお、仕切り壁には、分流室と各分圧室とを連通させる流体通過穴(特許文献1では通路と記載している)が形成されている。
そして、供給管から供給された冷却水は、一旦分流室内に溜まって流量調整され、仕切り壁の流体通過穴を通過して各分圧室に流れる。各分圧室は仕切り壁によって区画形成されているので、ノズルから噴射される冷却水には静圧差が発生せず、ノズル全周から整流された均一な噴射条件で冷却水が噴射して鋼材が冷却される。
特開昭59−110718号公報
ところで、特許文献1の冷却装置は、供給管からノズル全周まで流れる冷却水の圧力損失が大きくなるので、鋼材に噴射される冷却水の圧力が小さくなり、鋼材に対する冷却効率が低下するという問題がある。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、冷却する鋼材の円周方向の冷却ムラを無くし、冷却効率を高めることができる鋼材の冷却装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る鋼材の冷却装置は、鋼管、鋼棒などの鋼材が内部を通過する直線状の冷却パイプと、冷却パイプの内部に冷却水を噴射する冷却水噴射ノズルと、を備え、冷却水噴射ノズルは、冷却パイプの外周の一部に形成された環状タンクと、環状タンクに冷却水を供給する供給口と、環状タンクに貯留された冷却水を冷却パイプの内部に噴射させる噴射スリットと、を備えており、環状タンクは、冷却パイプの外周に冷却パイプの軸線に沿って連続に形成した第1貯留空間及び第2貯留空間を備え、供給口は、第1貯留空間に前記軸線に直交する方向から連通し、噴射スリットは、第2貯留空間の内径側壁面を形成している冷却パイプに、第2貯留空間で環状の入側開口部が開口し、冷却パイプの内部で環状の出側開口部が開口して形成され、第2貯留空間の外径側壁面は、第1貯留空間から流れてきた冷却水に対して噴射スリットの入側開口部に向かう流れを発生させる円弧壁面として形成されている。
本発明に係る鋼材の冷却装置によれば、環状タンクの内部を流れる冷却水が第1貯留空間から第2貯留空間の噴射スリットの入側開口部に流れる際に、流れの障害となるものがなく第2貯留空間の円弧壁面に沿ってスムーズに流れて噴射スリットの入側開口部側で整流されていき、環状の出側開口部の全周から均一な圧力の冷却水が冷却パイプの内部に向けて噴射するので、冷却パイプに進入してきた鋼材の外周全域に対して均一の圧力、流速の冷却水が噴射され、鋼材に対して冷却ムラを発生することがなく、高い効率で鋼材を冷却することができる。
本発明に係る第1実施形態の構造の冷却装置を示す軸方向に沿う断面図である。 図1のA−A線矢視図である。 本発明に係る第1実施形態の噴射スリットの形状を拡大して示した図である。 本発明に係る第1実施形態の冷却水噴射ノズルが冷却水を噴射する動作を示した図である。 本発明に係る冷却装置と参考例の冷却装置の軸方向に沿う断面図を示す図であり、図5(a)が本発明に係る本発明2の装置であり、図5(b)が参考例1の装置であり、図5(c)が参考例2の装置である。
次に、図面を参照して、本発明の第1実施形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
また、以下に示す第1実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
[第1実施形態の冷却装置]
図1から図3は、本発明に係る第1実施形態の鋼材の冷却装置1を示すものである。
第1実施形態の鋼材の冷却装置1(以下、単に冷却装置1と称する)は、図1に示すように、円筒部を有する第1構成部材1aと、第1構成部材1aの円筒部の開口部に対向しながら外周を覆った状態で一体に固定されている第2構成部材1bとで形成されており、冷却パイプ2と、冷却水噴射ノズル3と、を備えている。
冷却パイプ2は、直線状に延在する円筒部材であり、端部に向かうに従い拡径形状とした一端開口部2aが鋼管、鋼棒などの鋼材4が進入する入口であり、他端開口部2bが鋼材4の出口である。以下、鋼材入口2a、鋼材出口2bと称する。
冷却水噴射ノズル3は、冷却パイプ2の鋼材出口2b側の外周を囲んで形成されている環状タンク5と、環状タンク5に冷却水を供給する供給口6と、環状タンク5及び冷却パイプ2の内部に連通している噴射スリット7と、を備えている。
環状タンク5は、冷却パイプ2の軸線Pに沿って鋼材入口2a側に第1貯留空間8が形成され、この第1貯留空間8に連続して第2貯留空間9が形成されている。
第1貯留空間8及び第2貯留空間9を形成している内径側壁面10は、冷却パイプ2の外周面である。
第1貯留空間8を形成している外径側壁面11は、内径側壁面10の軸線Pと同軸の円筒面である。
また、第2貯留空間9を形成している外径側壁面は、第1貯留空間8の外径側壁面11に連続する位置から鋼材出口2b側に向かうに従い径方向外方(軸線Pに直交する外方向)に膨らんだ後に径方向内方(軸線Pに直交する内方向)に縮む状態で湾曲している凹状の円弧壁面12として形成されている。
環状タンク5に冷却水を供給する供給口6は、図2に示すように、環状タンク5の径方向外方から接続されて第1貯留空間8の外径側壁面11で開口している。
噴射スリット7は、一端が第2貯留空間9を形成している内径側壁面10で環状に開口し、他端が冷却パイプ2の内壁で環状に開口しているスリットである。
この噴射スリット7は、図1に示すように、内径側壁面10に形成された環状の入側開口部7aが鋼材出口2b側に位置し、冷却パイプ2の内壁に形成された環状の出側開口部7bが鋼材入口2a側で開口して直線状に延在し、鋼材4の進入方向に向かって冷却水が噴射するように形成されている。
すなわち、噴射スリット7は、図3に示すように、噴射スリット7の幅方向中間を通るスリット線S1が冷却パイプ2の軸線Pに対して所定の角θで交差し、鋼材出口2b側に傾いた状態で形成されている。
また、噴射スリット7の入側開口部7aの周縁、冷却パイプ2の内壁側の出側開口部7bの周縁の角部を1〜20mm程度の曲率半径で面取り加工を行うことで、面取り部13a〜13dが形成されている。
また、第2貯留空間9を形成している内径側壁面10には、噴射スリット7の入側開口部7aの近くで鋼材入口2aに寄った位置に、径方向外方に突出する環状の突起部14が形成されている。なお、環状の突起部14の内径側壁面10からの高さは、第1貯留空間8から第2貯留空間9に流れる冷却水に圧力損失を発生させない程度の高さ、例えば第1貯留空間8の内径側壁面10及び外径側壁面11の間の距離の50%以下に設定されている。
[冷却水噴射ノズルの冷却水噴射動作]
次に、冷却水噴射ノズル3が冷却水を噴射する動作について、図4を参照しながら説明する。
冷却水噴射ノズル3の供給口6から供給された冷却水は、環状タンク5の第1貯留空間8に溜まる。
第1貯留空間8に溜まった冷却水が第2貯留空間9に流れる際には、図4の実線で示すように、第2貯留空間9の円弧壁面12に沿って円弧状の冷却水の流れが発生する。この円弧状の冷却水の流れは、噴射スリット7の入側開口部7aに向かって流れていく。
ここで第1貯留空間8に溜まっている冷却水の一部は、内径側壁面10に沿って第2貯留空間9側に流れていこうとするが、噴射スリット7の入側開口部7aの近くで鋼材入口2aに寄った位置に配置されている環状の突起部14が、内径側壁面10に沿って第2貯留空間9側へ流れようとする冷却水の流れを阻止する。
また、環状の突起部14は、第2貯留空間9の円弧壁面12に沿って流れてきた冷却水が、第1貯留空間8側に向かって流れようとするのを阻止し、噴射スリット7の入側開口部7aに向かう流れに修正する。
また、噴射スリット7の入側開口部7a、出側開口部7bの周縁に面取り部13a〜13dを設けたことで、冷却水は圧力損失が最小限となるように噴射スリット7の内部を通過する。
さらに、噴射スリット7のスリット流路(入側開口部7aから出側開口部7bまでの流路)は、冷却パイプ2の軸線Pに直交する方向には形成されておらず、鋼材出口2b側に傾いた状態で形成されていることで、第2貯留空間9の円弧壁面12に沿って流れてきた冷却水の流れに沿う方向に一致しているので、第2貯留空間9の冷却水は、圧力損失を発生せずに噴射スリット7を通過する。
このように、第1貯留空間8から第2貯留空間9の噴射スリット7の入側開口部7aに向かう冷却水は、円弧壁面12に沿って流れていき、噴射スリット7の入側開口部7a側で整流される。また、噴射スリット7の入側開口部7aの近くに環状の突起部14を配置し、噴射スリット7の入側開口部7a、出側開口部7bの周縁に面取り部13a〜13dを設け、噴射スリット7の入側開口部7aに流れてきた冷却水の流れに沿う方向に噴射スリット7のスリット流路が形成されていることで、噴射スリット7を通過する冷却水は圧力損失が最小限となる。
このため、噴射スリット7の環状の入側開口部7aの全周で整流された冷却水が、圧力損失を最小限として環状の出側開口部7bの全周から均一な圧力の冷却水として、冷却パイプ2の内部に向けて噴射される。
[第1実施形態の効果]
次に、第1実施形態の冷却装置1の効果について説明する。
第1実施形態の冷却装置1は、環状タンク5の内部を流れる冷却水が第1貯留空間8から第2貯留空間9の噴射スリット7の入側開口部7aに流れる際に、流れの障害となるものがなく円弧壁面12に沿ってスムーズに流れて噴射スリット7の入側開口部7a側で整流されており、環状の出側開口部7bの全周から均一な圧力の冷却水が冷却パイプ2の内部に向けて噴射するので、冷却パイプ2に進入してきた鋼材4の外周全域に対して均一の圧力、流速の冷却水が噴射され、鋼材4に対して冷却ムラを発生することがなく、高い効率で鋼材4を冷却することができる。
また、噴射スリット7の入側開口部7aの近くに配置した環状の突起部14は、内径側壁面10に沿って第2貯留空間9側へ流れようとする冷却水の流れを阻止するとともに、第2貯留空間9の円弧壁面12に沿って流れてきた冷却水が、第1貯留空間8側に向かって流れようとするのを阻止し、噴射スリット7の入側開口部7aに向かう流れに修正するので、噴射スリット7の入側開口部7a側の冷却水の整流化を促進することができる。
さらに、噴射スリット7の入側開口部7a、出側開口部7bの周縁に面取り部13a〜13dを設けることで、噴射スリット7を通過する冷却水の圧力損失を最小限とし、環状の出側開口部7bの全周から噴射する冷却水の圧力均一化を促進することができる。
さらにまた、噴射スリット7は、噴射スリット7の入側開口部7aに流れてきた冷却水の流れに沿う方向にスリット流路が形成されているので、噴射スリット7を通過する冷却水の圧力損失をさらに小さくすることができる。
次に、本発明に係る実施例の冷却装置と、本発明とは異なる形状の参考例の冷却装置とについて、各形状特性のパラメータを取って流動解析を行った。なお、流動解析には、Solid works flow simulation (Solid Works社製)を使用した。また、境界条件として、静圧で冷却水入口部に10Kg/cmの圧力を付与し、噴射スリットの出側開口部を大気開放に設定した。
流動解析の結果を表1に示す。
Figure 2018123354
この表1は、本発明1、2、参考例1、2に対して、圧力損失比ΔRe、圧力差比ΔP比及び流量差比ΔV比の比較を行ったものである。
本発明1は、図1で示した第1実施形態の冷却装置1である。また、本発明2は、図5の(a)で示す冷却装置であり、図1で示した第1実施形態の冷却装置1と異なる構造は、噴射スリット7の入側開口部7aの近くに環状の突起部14が形成されていないことである。
一方、参考例1は、図5の(b)で示す冷却装置であり、図1で示した第1実施形態の冷却装置1と異なる構造は、環状タンクが一つの貯留空間20で形成されており、冷却パイプ2の同一軸線P位置に供給口21と噴射スリット22が形成されていることである。
さらに、参考例2は、図5の(c)で示す冷却装置であり、図1で示した第1実施形態の冷却装置1と異なる構造は、噴射スリット23の環状の入側開口部23aが鋼材入口2a側に位置し、環状の出側開口部23bが鋼材出口2b側に位置しており、噴射スリット23のスリット流路が、噴射スリット23の入側開口部23aに向けて流れてきた冷却水の流れに沿う方向に形成されていない。
また、圧力損失比ΔReは、噴射スリットの入側開口部と出側開口部との圧力差を、本発明1に対する本発明2、参考例1、2の比で示したものである。また、圧力差比ΔPは、噴射スリットの出側開口部の円周方向の圧力の最大値と最小値の差を、本発明1に対する本発明2、参考例1、2の比で示したものである。さらに、流量差比ΔVは、噴射スリットの出側開口部の円周方向の流量の最大値と最小値の差を、本発明1に対する本発明2、参考例1、2の比で示したものである。
表1の本発明1、2を比較して明らかなように、本発明1の冷却装置は、噴射スリット7の入側開口部7aの近くに環状の突起部14を形成することで、本発明2と比較して、噴射スリット7の入側開口部7aに向かうように冷却水の流れが修正されて整流化が図られるので、圧力損失比ΔReが向上する。
また、表1の参考例1から明らかなように、本発明1のように供給口6が接続する第1貯留空間8と噴射スリット7が接続している第2貯留空間9とを備えていない参考例1の冷却装置は、噴射スリットの出側開口部の円周方向の圧力及び流量が不均一であり、鋼材4に対して冷却ムラを発生するおそれがある。
さらに、表1の参考例2から明らかなように、第2貯留空間9の円弧壁面12に沿って流れる冷却水の流れに沿う方向に、噴射スリット23のスリット流路が形成されていないので、噴射スリット23の入側開口部23aにおける冷却水の圧力損失が増大し、噴射スリットの出側開口部の円周方向の圧力及び流量が不均一となり、鋼材4に対して冷却ムラを発生するおそれがある。
これに対して、本発明1の冷却装置は、第1貯留空間8から第2貯留空間9の噴射スリット7の入側開口部7aに流れる冷却水は、円弧壁面12に沿ってスムーズに流れることで噴射スリット7の入側開口部7a側で整流され、噴射スリット7の入側開口部7aの近くに配置した環状の突起部14が、内径側壁面10に沿って第2貯留空間9側へ流れようとする冷却水の流れを阻止するとともに、第2貯留空間9の円弧壁面12に沿って流れてきて第1貯留空間8側に向かって流れようとするのも阻止し、噴射スリット7の入側開口部7aに向かう流れに修正するので、環状の出側開口部7bの全周から均一な圧力の冷却水が冷却パイプ2の内部に向けて噴射する。これにより、冷却パイプ2に進入してきた鋼材4の外周全域に対して均一の圧力、流速の冷却水を噴射し、鋼材4に対して冷却ムラを発生することがなく、高い効率で鋼材4を冷却することができるのである。
1 冷却装置
1a 第1構成部材
1b 第2構成部材
2 冷却パイプ
3 冷却水噴射ノズル
4 鋼材
2a 鋼材入口
2b 鋼材出口
5 環状タンク
6 供給口
7 噴射スリット
7a 噴射スリットの入側開口部
7b 噴射スリットの出側開口部
8 第1貯留空間
9 第2貯留空間
10 内径側壁面
11 外径側壁面
12 円弧壁面
13a〜13d 面取り部
14 環状の突起部
P 冷却パイプの軸線
S1 スリット線

Claims (4)

  1. 鋼管、鋼棒などの鋼材が内部を通過する直線状の冷却パイプと、
    前記冷却パイプの内部に冷却水を噴射する冷却水噴射ノズルと、を備え、
    前記冷却水噴射ノズルは、
    前記冷却パイプの外周の一部に形成された環状タンクと、
    前記環状タンクに冷却水を供給する供給口と、
    前記環状タンクに貯留された冷却水を前記冷却パイプの内部に噴射させる噴射スリットと、を備えており、
    前記環状タンクは、前記冷却パイプの外周に前記冷却パイプの軸線に沿って連続に形成した第1貯留空間及び第2貯留空間を備え、
    前記供給口は、前記第1貯留空間に前記軸線に直交する方向から連通し、
    前記噴射スリットは、前記第2貯留空間の内径側壁面を形成している前記冷却パイプに、前記第2貯留空間で環状の入側開口部が開口し、前記冷却パイプの内部で環状の出側開口部が開口して形成され、
    前記第2貯留空間の外径側壁面は、前記第1貯留空間から流れてきた冷却水に対して前記噴射スリットの前記入側開口部に向かう流れを発生させる円弧壁面として形成されていることを特徴とする鋼材の冷却装置。
  2. 前記噴射スリットの前記入側開口部から前記出側開口部まで形成されたスリット流路は、前記第2貯留空間の前記円弧壁面によって発生した冷却水の流れに沿う方向に形成されていることを特徴とする請求項1記載の鋼材の冷却装置。
  3. 前記第2貯留空間の前記入側開口部より前記第1貯留空間に寄った位置の前記内径側壁面に、前記軸線に直交する方向に突出した環状の突起部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の鋼材の冷却装置。
  4. 前記噴射スリットの前記入側開口部及び出側開口部の開口周縁には、面取りが施されていることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の鋼材の冷却装置。

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