JP2018123250A - 積層シートとそれを用いた加飾品 - Google Patents
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Abstract
【課題】被加飾体に貼り合わせた後に端面から剥がれにくい積層シートと、それを用いた加飾品を提供する。
【解決手段】本発明の積層シートは、基体シートの一方の面に、基体シートよりも薄く基体シートよりもヤング率が高い剛性層と、接着層が順に積層されているように構成した。また、本発明の積層シートは、基体シートの一方の面に基体シートよりも薄く基体シートよりもヤング率が高い剛性層が積層され、他方の面に接着層が積層されているように構成した。本発明の加飾品は、積層シートが、接着層を介して樹脂成形品またはガラス加工品の表面に貼り合わされたように構成した。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の積層シートは、基体シートの一方の面に、基体シートよりも薄く基体シートよりもヤング率が高い剛性層と、接着層が順に積層されているように構成した。また、本発明の積層シートは、基体シートの一方の面に基体シートよりも薄く基体シートよりもヤング率が高い剛性層が積層され、他方の面に接着層が積層されているように構成した。本発明の加飾品は、積層シートが、接着層を介して樹脂成形品またはガラス加工品の表面に貼り合わされたように構成した。
【選択図】図1
Description
本発明は、積層シートとそれを用いた加飾品に関する。
ガラスや樹脂成形品などの被加飾体を加飾するために、接着層を介して被加飾体に積層シートを貼り合わせることが行われている(たとえば、特許文献1参照)。積層シート4は、基体シート40の上に、第1の接着層41が形成され、第1の接着層41の上に図柄層42が形成され、図柄層42の上に第2の接着層43が形成されたものである(図5参照)。この積層シート4を、被加飾体5の表面に貼り合わせて加飾品6を得る。この積層シートでは、接着層の厚みが薄いにもかかわらず、図柄層に起因する段差を第2の接着層によって解消できる。
しかし、従来の積層シートは基体シートがたわみやすく、積層シートを被加飾体に貼り合わせた後に、積層シートが被加飾体の端面から剥がれやすいという問題があった。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、被加飾体に貼り合わせた後に端面から剥がれにくい積層シートと、それを用いた加飾品を提供することを目的とする。
以下に、課題を解決するための手段として複数の態様を説明する。これら態様は必要に応じて任意に組み合わせることができる。
本発明の積層シートは、基体シートの一方の面に、基体シートよりも薄く基体シートよりもヤング率が高い剛性層と、接着層が順に積層されていることを特徴とするものである。
また、本発明の積層シートは、基体シートの一方の面に基体シートよりも薄く基体シートよりもヤング率が高い剛性層が積層され、他方の面に接着層が積層されていることを特徴とするものである。
好ましくは、剛性層はインキからなるものである。
さらに好ましくは、インキは硬化型インキである。
さらに好ましくは、硬化型インキは熱硬化型インキまたは活性エネルギー線硬化型インキである。
さらに好ましくは、熱硬化型インキは二液混合型であり、活性エネルギー線硬化型インキは紫外線硬化型である。
さらに好ましくは、インキはアクリル系またはポリエステル系の樹脂を含むものである。
さらに好ましくは、剛性層は着色され、または透明である。
さらに好ましくは、剛性層は顔料またはフィラーが含まれているものである。
さらに好ましくは、顔料またはフィラーの配分は、インキの総重量に対して20重量%以上である。
また、好ましくは、基体シートと接着層との間に、または基体シートの他方の面に、図柄層がさらに積層されているものである。
また、好ましくは、基体シートと剛性層もしくは接着層との間に、または剛性層の基体シートと接する面と反対の面に、図柄層がさらに積層されているものである。
本発明の加飾品は、積層シートが、接着層を介して樹脂成形品またはガラス加工品の表面に貼り合わされたものである。
本発明の積層シートは、基体シートの一方の面に、基体シートよりも薄く基体シートよりもヤング率が高い剛性層と、接着層が順に積層されているように構成した。したがって、本発明の積層シートは、被加飾体に貼り合わせた後に端面から剥がれにくい。
また、本発明の積層シートは、基体シートの一方の面に基体シートよりも薄く基体シートよりもヤング率が高い剛性層が積層され、他方の面に接着層が積層されているように構成した。したがって、本発明の積層シートは、被加飾体に貼り合わせた後に端面から剥がれにくい。
本発明の加飾品は、積層シートが、接着層を介して樹脂成形品またはガラス加工品の表面に貼り合わされたように構成した。したがって、本発明の加飾品は、表面に貼り合わされた積層シートが端面から剥がれにくい。
以下、本発明の積層シートと、それを用いた加飾品について、図面を参照しながら実施形態の一例を説明する。
本発明の積層シート1は、基体シート10の一方の面に、基体シート10よりも薄く基体シート10よりもヤング率が高い剛性層11と、接着層13が順に積層されているものである(図1(a)参照)。また、本発明の積層シート1は、基体シート10の一方の面に基体シート10よりも薄く基体シート10よりもヤング率が高い剛性層11が積層され、他方の面に接着層13が積層されているものである(図1(b)参照)。
基体シート10の材質は、たとえば、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、アクリル系樹脂、オレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、塩ビ系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ABS系樹脂などの熱可塑性樹脂およびこれらの積層品を挙げることができる。基体シート10の厚みは、5μm〜500μmとすることができる。なお、ポリエチレンテレフタレート樹脂を用いて基体シートを製造する場合は、140℃以上で結晶化を進めるとよい。このようにすると、基体シート自体の剛性も上げることができる。
剛性層11は、基体シート10よりも薄く、基体シート10よりもヤング率が高い層である。剛性層11の材質は樹脂であり、ヤング率は外力による変形のしにくさを表す物性値である。基体シート10よりも力に対して変形しにくい剛性層11が積層されていることによって、積層シート1が力によって変形しにくくなる。したがって、被加飾体に積層シート1を貼り合わせた後、積層シートにたとえば曲げる力が加わっても、積層シート1が端面から剥がれにくくなる。また、剛性層11は基体シート10よりも薄くできるため、積層シート1の厚みを薄くできる。したがって、本発明の積層シート1を用いると、積層シート1を貼り合わせた加飾品3の軽量化および薄型化に貢献することができる。
剛性層11は、基体シート10よりもヤング率が高い樹脂を基体シートに塗工してもよく、フィルム状になったものを基体シートに貼り合わせてもよい。好ましくは、剛性層11は、基体シート10よりもヤング率が高い樹脂の1種または2種以上を含むインキからなるものである。インキからなる剛性層11は、着色されていてもよく、透明であってもよい。ここで透明とは、半透明および着色透明を含むものである。インキで剛性層11を形成する方法としては、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、オフセット印刷法などの通常の印刷法や、グラビアコート法、ロールコート法、ダイコート法などのコート法を用いることができる。
なお、剛性層11は基体シート10の材質よりもヤング率が小さくてもよい。変形しやすい樹脂ではあるものの、50μm程度まで厚くすることで層としての剛性を高め、積層シート1を剥がれにくくすることができる。
インキは、硬化型インキであってもよい。インキが硬化することで積層シート1にさらに剛性を付与することができる。硬化型インキとしては、熱硬化型、活性エネルギー線(紫外線、電子線など)硬化型、一液反応型、二液反応型のインキを用いることができる。好ましくは、熱硬化型インキまたは活性エネルギー線硬化型インキである。ただし、基体シート10の材質よりもヤング率が小さい、たとえばウレタン系樹脂を含むものは除く。熱硬化型インキを用いると、剛性層11を形成して乾燥させた後、加熱することによってインキの架橋密度が上がるとともに、基体シート10および接着層13との接着性が向上する。活性エネルギー線硬化型インキを用いると、紫外線や電子線などの活性エネルギー線を照射することによってインキの架橋密度が上がるとともに、基体シート10および接着層13との接着性が向上する。また、活性エネルギー線硬化型インキを用いる場合は、硬化の際に熱が加わらないため、たとえば基体シート10が薄いときでも変形させずに加工することができる。
熱硬化型インキは、二液混合型の熱硬化型インキであってもよい。二液混合型の熱硬化型インキは、インキと硬化剤とを一定比率で混合して用いる。インキは、アクリル系またはポリエステル系の樹脂を含むものが好ましい。二液混合型の熱硬化型インキを用いると、混合比により架橋密度や接着性を任意に制御することができる。
活性エネルギー線硬化型インキは、紫外線硬化型であってもよい。紫外線硬化型インキを用いると、たとえば、電子線硬化型インキを用いる場合と比べて簡易な装置で剛性層を形成することができる。
剛性層11をインキで形成する場合は、インキは顔料またはフィラーを含んでいてもよい。顔料またはフィラーの配分は、好ましくは、インキの総重量に対して20重量%以上である。インキ中に顔料またはフィラーが含まれていると、剛性層11のヤング率が上がる。つまり、外力によって無理に積層シート1を曲げて剥がそうとすると、ヤング率が向上した剛性層11は亀裂を生じる。それを基点として剛性層11が割れるだけでなく、剛性層11に強力に接着した基体シート10も破断する。つまり、剥離強度が極めて高い積層シート1にすることができる。
積層シート1は、図柄層12をさらに積層したものであってもよい(図2、図3参照)。図2は、図1(a)の積層シート1において、基体シート10と接着層13との間(図2(a)、図2(b)参照)に、または基体シート10の他方の面に(図2(c)参照)、図柄層12がさらに積層されたものである。図3は、図1(b)の積層シート1において、基体シート10と剛性層11もしくは接着層13との間(図3(a)、図3(b)参照)に、または剛性層11の基体シート10と接する面と反対の面(図3(c)参照)に、図柄層12がさらに積層されたものである。図柄層12は全面に形成してもよく、任意のパターンで形成してもよい。図柄層12の形成方法としては、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、オフセット印刷法などの通常の印刷法や、グラビアコート法、ロールコート法、ダイコート法などのコート法を用いることができる。図柄層12があることで、被加飾体の装飾性を向上させることができる。被加飾体に貼り合わせたときに図柄層12が最表面となり(図2(c)、図3(c)参照)、図柄層12が任意のパターンで形成されている場合は、図柄層12と図柄層12の下にある剛性層11とのコントラストによって、より被加飾体の装飾性を向上させることができる。また、被加飾体に貼り合わせたときに図柄層12が最表面とならず(図2(a)、図2(b)、図3(a)、図3(b))、剛性層11が透明の場合は、図柄層12の上に剛性層および/または基体シート10があるため、図柄の奥行き感を向上させることができる。
接着層13としては、感圧性接着剤(Pressure Sensitive Adhesive:PSA)を用いることができ、PSAに分類されるもののうち、光学透明接着剤(Optical Clear Adhesive:OCA)が好ましい。接着層13を剛性層11に積層する場合は、剛性層を乾燥させ、または硬化させた後に上記接着剤を剛性層に塗工し、またはフィルム状の上記接着剤を剛性層に貼り合わせるとよい。接着層13を図柄層12に積層する場合は、図柄層を乾燥させた後に上記接着剤を塗工し、または貼り合わせるとよい。また、接着層13の他の材質としては、たとえば、アクリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、塩素化ポリオレフィン樹脂、塩素化エチレン‐酢酸ビニル共重合体樹脂、環化ゴム、クマロンインデン樹脂などを適宜選択して用いることができる。これら樹脂を接着層13として形成する場合の方法としては、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、オフセット印刷法などの通常の印刷法や、グラビアコート法、ロールコート法、ダイコート法などのコート法を用いることができる。
本発明の加飾品3は、上記した本発明の積層シート1が、接着層13を介して樹脂成形品またはガラス加工品の表面に貼り合わされたものである(図4参照)。
樹脂成形品またはガラス加工品は、積層シート1が貼り合わされる被加飾体2である。被加飾体2としては、たとえば、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータなどの電子機器の筐体(前面パネル、背面カバーなど)、液晶ディスプレイなどを用いることができる。
(実施例1)
基体シートとして、二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(厚み38μm)を用いた。その上に、ポリエステル系樹脂を含む二液混合型の熱硬化型インキ(厚み14μm、黒色)を用い、コート法で剛性層を積層し、160℃の熱を2分間加え硬化させた。剛性層を硬化後に、接着層としてOCA(厚み25μm)を剛性層に貼り合わせた。基体シートの材質のヤング率は3500MPaであり、剛性層の材質のヤング率は3800MPaであった。
基体シートとして、二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(厚み38μm)を用いた。その上に、ポリエステル系樹脂を含む二液混合型の熱硬化型インキ(厚み14μm、黒色)を用い、コート法で剛性層を積層し、160℃の熱を2分間加え硬化させた。剛性層を硬化後に、接着層としてOCA(厚み25μm)を剛性層に貼り合わせた。基体シートの材質のヤング率は3500MPaであり、剛性層の材質のヤング率は3800MPaであった。
(実施例2)
基体シートとして、二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(厚み38μm)を用いた。その上に、アクリル系樹脂を含む二液混合型の熱硬化型インキ(厚み14μm、シルバーグレー)を用い、コート法で剛性層を積層し、160℃の熱を2分間加え硬化させた。剛性層を硬化後に、接着層としてOCA(厚み25μm)を剛性層に貼り合わせた。剛性層の材質のヤング率は13000MPaであった。
基体シートとして、二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(厚み38μm)を用いた。その上に、アクリル系樹脂を含む二液混合型の熱硬化型インキ(厚み14μm、シルバーグレー)を用い、コート法で剛性層を積層し、160℃の熱を2分間加え硬化させた。剛性層を硬化後に、接着層としてOCA(厚み25μm)を剛性層に貼り合わせた。剛性層の材質のヤング率は13000MPaであった。
(実施例3)
基体シートとして、二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(厚み38μm)を用いた。その上に、ポリエステル系樹脂を含む二液混合型の熱硬化型インキ(厚み28μm、キャメル)を用い、コート法で剛性層を積層し、160℃の熱を2分間加え硬化させた。剛性層を硬化後に、接着層としてOCA(厚み25μm)を剛性層に貼り合わせた。剛性層の材質のヤング率は9500MPaであった。
基体シートとして、二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(厚み38μm)を用いた。その上に、ポリエステル系樹脂を含む二液混合型の熱硬化型インキ(厚み28μm、キャメル)を用い、コート法で剛性層を積層し、160℃の熱を2分間加え硬化させた。剛性層を硬化後に、接着層としてOCA(厚み25μm)を剛性層に貼り合わせた。剛性層の材質のヤング率は9500MPaであった。
(実施例4)
基体シートとして、二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(厚み38μm)を用いた。その上に、ポリエステル系樹脂を含む二液混合型の熱硬化型インキ(厚み28μm、黒色)を用い、コート法で剛性層を積層し、160℃の熱を2分間加え硬化させた。剛性層を硬化後に、接着層としてOCA(厚み25μm)を剛性層に貼り合わせた。剛性層の材質のヤング率は3800MPaであった。
基体シートとして、二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(厚み38μm)を用いた。その上に、ポリエステル系樹脂を含む二液混合型の熱硬化型インキ(厚み28μm、黒色)を用い、コート法で剛性層を積層し、160℃の熱を2分間加え硬化させた。剛性層を硬化後に、接着層としてOCA(厚み25μm)を剛性層に貼り合わせた。剛性層の材質のヤング率は3800MPaであった。
(実施例5)
基体シートとして、二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(厚み38μm)を用いた。その上に、ポリエステル系樹脂を含む二液混合型の熱硬化型インキ(厚み28μm、黒色)を用い、コート法で剛性層を積層し、160℃の熱を2分間加え硬化させた。剛性層を硬化後に、接着層としてOCA(厚み50μm)を剛性層に貼り合わせた。剛性層の材質のヤング率は3800MPaであった。
基体シートとして、二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(厚み38μm)を用いた。その上に、ポリエステル系樹脂を含む二液混合型の熱硬化型インキ(厚み28μm、黒色)を用い、コート法で剛性層を積層し、160℃の熱を2分間加え硬化させた。剛性層を硬化後に、接着層としてOCA(厚み50μm)を剛性層に貼り合わせた。剛性層の材質のヤング率は3800MPaであった。
(実施例6)
基体シートとして、二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(厚み38μm)を用いた。その上に、アクリル系樹脂を含む二液混合型の熱硬化型インキ(厚み14μm、シルバーグレー)を用い、コート法で剛性層を積層し、160℃の熱を2分間加え硬化させた。剛性層を硬化後に、接着層としてOCA(厚み50μm)を剛性層に貼り合わせた。剛性層の材質のヤング率は13000MPaであった。
基体シートとして、二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(厚み38μm)を用いた。その上に、アクリル系樹脂を含む二液混合型の熱硬化型インキ(厚み14μm、シルバーグレー)を用い、コート法で剛性層を積層し、160℃の熱を2分間加え硬化させた。剛性層を硬化後に、接着層としてOCA(厚み50μm)を剛性層に貼り合わせた。剛性層の材質のヤング率は13000MPaであった。
(比較例1)
基体シートとして、二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(厚み38μm)を用いた。その上に、接着層としてOCA(厚み25μm)を貼り合わせた。
基体シートとして、二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(厚み38μm)を用いた。その上に、接着層としてOCA(厚み25μm)を貼り合わせた。
上記の実施例1〜6、および比較例1の積層シートを10mm幅にカットしたものを用いて、JIS Z 0237:2009の規格に準拠した次の条件で剥離強度試験を行った。
試験板 :強化ガラス板
試験板に対する引き剥がし方向:180°
引き剥がし速度 :300mm/min
試験板 :強化ガラス板
試験板に対する引き剥がし方向:180°
引き剥がし速度 :300mm/min
剥離強度を測定した結果を、表1に示す。なお、測定値は、積層シート1mmあたりの剥離強度に換算したものである。
上記の結果から、実施例1〜6の積層シートは0.9〜1.39N/mmの剥離強度を示し、比較例1の0.73N/mmよりも大きい値であった。つまり、剛性層があることにより、剛性層がない場合と比べて、積層シートが被加飾体から剥がれにくくなることが分かる。なお、実施例2〜4および実施例6においては、基体シートが破断した。これらの測定値は、破断時の剥離強度である。よって、実施例2〜4および実施例6の積層シートは、基体シートが破断する程度までに剥離強度が大きいものといえる。また、剛性層中の顔料またはフィラーの配分が多いほどヤング率は大きくなる傾向があった。さらに、剛性層の厚みが等しい場合、ヤング率が大きいほど剥離強度が大きくなる傾向があった。また、ヤング率が等しい場合も、膜厚が大きいほど剛性が大きくなり、剥離強度は大きくなる傾向があった。
基体シートが破断する程度までに剥離強度が上がった要因として、2つのことが考えられる。1つ目は、剛性層を加熱硬化したことにより、剛性層と基体シートとの間および剛性層と接着層との間の接着強度が上がったため、積層シート自体の剛性が上がったことが挙げられる。2つ目は、顔料またはフィラーの配分が20重量%以上であり、剛性層が伸びにくいことが挙げられる。変形しにくい積層シートを剥離していくため、剥離するにつれて剛性層には亀裂が生じる。その亀裂を基点として、剛性層が割れていき、剛性層と強力に接着した基体シートが破断すると考えられる。
1 :積層シート
10 :基体シート
11 :剛性層
12 :図柄層
13 :接着層
2 :被加飾体
3 :加飾品
4 :加飾フィルム
40 :基体シート
41 :第1の接着層
42 :図柄層
43 :第2の接着層
5 :被加飾体
6 :加飾品
10 :基体シート
11 :剛性層
12 :図柄層
13 :接着層
2 :被加飾体
3 :加飾品
4 :加飾フィルム
40 :基体シート
41 :第1の接着層
42 :図柄層
43 :第2の接着層
5 :被加飾体
6 :加飾品
Claims (13)
- 基体シートの一方の面に、前記基体シートよりも薄く前記基体シートよりもヤング率が高い剛性層と、接着層が順に積層されていることを特徴とする積層シート。
- 基体シートの一方の面に前記基体シートよりも薄く前記基体シートよりもヤング率が高い剛性層が積層され、他方の面に接着層が積層されていることを特徴とする積層シート。
- 前記剛性層はインキからなるものである請求項1または2に記載の積層シート。
- 前記インキは硬化型インキである請求項3に記載の積層シート。
- 前記硬化型インキは、熱硬化型インキまたは活性エネルギー線硬化型インキである請求項4に記載の積層シート。
- 前記熱硬化型インキは二液混合型であり、前記活性エネルギー線硬化型インキは紫外線硬化型である請求項5に記載の積層シート。
- 前記インキはアクリル系またはポリエステル系の樹脂を含むものである請求項3から6のいずれか1項に記載の積層シート。
- 前記剛性層は着色され、または透明である請求項3から7のいずれか1項に記載の積層シート。
- 前記剛性層は顔料またはフィラーが含まれているものである請求項8に記載の積層シート。
- 前記顔料または前記フィラーの配分は、インキの総重量に対して20重量%以上である請求項9に記載の積層シート。
- 前記基体シートと前記接着層との間に、または前記基体シートの他方の面に、図柄層がさらに積層されている請求項1に記載の積層シート。
- 前記基体シートと前記剛性層もしくは前記接着層との間に、または前記剛性層の前記基体シートと接する面と反対の面に、図柄層がさらに積層されている請求項2に記載の積層シート。
- 請求項1から12のいずれか1項に記載の積層シートが、前記接着層を介して樹脂成形品またはガラス加工品の表面に貼り合わされた加飾品。
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