JP2018122335A - アーク点調整棒取付構造、及び多関節溶接ロボット、並びに溶接装置 - Google Patents

アーク点調整棒取付構造、及び多関節溶接ロボット、並びに溶接装置 Download PDF

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康晴 櫻井
勇気 鹿
Yuki SHIKA
勇気 鹿
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Motoaki Murakami
元章 村上
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Taichi IGARASHI
大智 五十嵐
達治 湊
Tatsuji Minato
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Abstract

【課題】溶接時における溶接トーチの振動を抑制して、高精度な溶接動作が可能となるアーク点調整棒取付構造、及び多関節溶接ロボット、並びに溶接装置を提供する。【解決手段】アーク点調整棒取付構造は、多関節溶接ロボット11のロボット先端軸部18に設けられ、溶接トーチ21を支持するトーチ支持部19と、トーチ支持部19の溶接トーチ21側に設けられ、アーク点調整棒57を着脱可能に支持する調整棒取付部61と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、アーク点調整棒取付構造、及び多関節溶接ロボット、並びに溶接装置に関する。
アーク溶接を行う多関節溶接ロボットとして、例えば、特許文献1に示す溶接トーチを備えたものがある。このような多関節溶接ロボットにおいては、溶接トーチをロボットアームに取り付ける際、溶接トーチの先端がロボット制御系における溶接点となるようにアーク点を調整する必要がある。このアーク点を調整する方法として、例えば、アーク点調整棒を用いる方法がある。図8に示すように、アーク点調整棒91は、先端が断面半円状に形成された位置決め部91aを有する丸棒からなる。このアーク点調整棒91は、ロボットアーム92の先端軸部93に形成された支持穴93aに、基端91bが挿入されることでロボットアーム92に支持される。アーク点調整棒91の基端91bが支持穴93aに支持された状態では、位置決め部91aに設けた不図示の十字マークがアーク点を表している。この十字マークに溶接トーチ94から突出する溶接ワイヤ95の先端が位置されるように、調整機構96,97によって位置合わせがなされる。
特開2010−227947号公報
ところで、アーク点調整棒91は、ロボットアーム92の先端軸部93の旋回軸心から500〜600mmもの長さLにわたって配置されることがある。そのため、支持穴93aは、支持強度を得るために相応の長い穴長Laが必要とされ、ロボットアーム92の先端軸部93は、その軸長Lbを長くせざるを得ない。したがって、ロボットアーム92が支持する先端側の部材によって、ロボットアーム側にかかる負荷が大きくなり、溶接時のロボットアーム駆動時において溶接トーチの振動が大きくなる。その結果、溶接ロボットに高精度な動作をさせることが難しくなる場合があった。
本発明の目的は、溶接時における溶接トーチの振動を抑制して、高精度な溶接動作が可能となるアーク点調整棒取付構造、及び多関節溶接ロボット、並びに溶接装置を提供することにある。
本発明の一態様は、ロボットアームの先端部に溶接トーチが接続された多関節溶接ロボットにおいて、前記溶接トーチのアーク点を表すマーカが一端部に設けられたアーク点調整棒を、前記ロボットアームに取り付けるアーク点調整棒取付構造であって、
前記多関節溶接ロボットのロボット先端軸部に設けられ、前記溶接トーチを支持するトーチ支持部と、
前記トーチ支持部の前記溶接トーチ側に設けられ、前記アーク点調整棒を着脱可能に支持する調整棒取付部と、
を備えることを特徴とするアーク点調整棒取付構造である。
このアーク点調整棒取付構造によれば、アーク点調整棒が、ロボットアームの先端軸部に設けたトーチ支持部の溶接トーチ側に、調整棒取付部を介して取り付けられるため、トーチ支持部のアーク点調整棒の取付部位の軸長を短縮でき、ロボットアーム92のロボットアーム側にかかる負荷を小さくでき、溶接ロボット先端軸部の軽量化が図れる。これにより、溶接時におけるロボットアームの振動を低減できる。
また、前記調整棒取付部は、前記アーク点調整棒の基端部を支持する穴部が形成されていることが好ましい。
このアーク点調整棒取付構造によれば、簡易な構成で調整棒取付部にアーク点調整棒を支持させることができる。
また、前記調整棒取付部は、前記穴部が前記ロボット先端軸部の軸心に形成されていることが好ましい。
このアーク点調整棒取付構造によれば、ロボット先端軸部が回転しても、アーク点調整棒がぶれにくく、高精度なアーク点調整が行える。
また、前記調整棒取付部は、前記トーチ支持部に着脱可能に支持されていることが好ましい。
このアーク点調整棒取付構造によれば、調整棒取付部がトーチ支持部から取り外し可能となり、ロボットアームの先端軸部をより軽量化でき、溶接時におけるロボットアームの振動を低減できる。
また、前記調整棒取付部は、前記アーク点調整棒の前記先端部に向けてレーザ光を照射するレーザ光源部を備えることが好ましい。
このアーク点調整棒取付構造によれば、支持されたアーク点調整棒が湾曲しているかを容易に確認できる。
また、前記アーク点にレーザ光を照射するレーザ光照射部と、前記アーク点からの前記レーザ光の戻り光を検出する戻り光検出部とを有するレーザセンサユニットが前記調整棒取付部に設けられることが好ましい。
このアーク点調整棒取付構造によれば、基準となる基準アーク点に実際のアーク点を合わせることができる。
また、本発明の一態様は、上記アーク点調整棒取付構造を備える多関節溶接ロボットである。
この多関節溶接ロボットによれば、アーク点調整棒がロボットアームの先端部に設けたトーチ支持部のトーチ側に、調整棒取付部を介して取り付けられるため、トーチ支持部のアーク点調整棒の取付部位における軸長が短縮され、軽量化が図れる。
また、本発明の一態様は、上記のレーザセンサユニットを備えたアーク点調整棒取付構造を備える多関節溶接ロボットと、
前記多関節溶接ロボットの前記ロボットアームを駆動する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、前記ロボットアームを、前記レーザセンサユニットにより決定される基準アーク点位置を基準点として駆動することを特徴とする溶接装置である。
この溶接装置によれば、レーザセンサユニットにより決定された基準アーク点位置を基準点として、高精度に多関節溶接ロボットを駆動できる。
本発明によれば、溶接時における溶接トーチの振動を抑制して、高精度な溶接動作が可能となる。
溶接装置の概略的な全体構成図である。 多関節溶接ロボットの一例を示す外観斜視図である。 アーク点調整棒取付構造の第1構成例を示す側面図である。 アーク点調整棒の側面図である。 アーク点調整棒取付構造の第2構成例を示す側面図である。 アーク点調整棒取付構造の第3構成例を示す側面図である。 多関節溶接ロボットにウィービング装置を搭載した第4構成例のトーチ支持部の拡大斜視図である。 従来のアーク点調整棒取付構造を示す側面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
<溶接装置の全体構成>
図1は溶接装置100の概略的な全体構成図である。
溶接装置100は、多関節溶接ロボット11と、制御装置13と、溶接電源15と、教示コントローラ17を備える。多関節溶接ロボット11のロボット先端軸部18には、エンドエフェクタであるトーチ支持部19が接続される。トーチ支持部19は、図示例のように、溶接トーチ21を先端部に有し、溶接トーチ21の先端位置を調整する調整機構27,29を備える。なお、エンドエフェクタとしては、溶接トーチ21を支持するトーチ支持部19の他に、切断トーチを有する切断機等の他のツールであってもよい。
制御装置13は、教示コントローラ17から入力された教示データに基づいて、多関節溶接ロボット11を駆動して、溶接トーチ21を移動させる。制御装置13は、図示しないROM、RAM、ハードディスク等の記憶部に各種の駆動プログラムが記憶され、この駆動プログラムを読み込んで実行することにより、溶接装置100の各部の駆動制御を実施する。
溶接トーチ21の先端には、フラックス入りワイヤ、ソリッドワイヤ等の消耗式電極である溶接ワイヤ25が供給される。この溶接ワイヤ25は、不図示のワイヤパックから、ワイヤ送給装置12によって繰り出される。溶接電源15は、電源ケーブル16を通じて溶接トーチ21、及びワークWと接続される。溶接トーチ21には、制御装置13からの指令によって、多関節溶接ロボット11内に配設されたパワーケーブルを通じて溶接電流が供給される。また、溶接トーチ21には、シールドガスが供給され、溶接時の大気の巻き込みを保護する。また、溶接トーチ21にはトーチ冷却用の冷却水も供給される。
<第1構成例>
次に、上記構成の多関節溶接ロボット11における、アーク点調整棒取付構造の第1構成例について詳細に説明する。
図2は多関節溶接ロボット11の一例を示す外観斜視図である。
多関節溶接ロボット11は、例えば、一般的な6つの駆動軸を有する6軸ロボットで構成される。図示例では、駆動軸S1〜S6回りに回転動作が可能な多関節溶接ロボットを示している。また、6軸ロボットの以外にも、例えば7軸ロボットや、他の多軸ロボットであってもよい。以下、多関節溶接ロボット11を「ロボット」と略称する。
ロボット11は、ベース31と、ベース31上で第1駆動軸S1回りに旋回可能に設けられた旋回部33と、一端部が第2駆動軸S2を介して旋回部33と連結され、第2駆動軸S2回りに回転自在な下部アーム35と、下部アーム35の他端部に第3駆動軸S3を介して接続される上部アーム37と、上部アーム37に設けられ、第4駆動軸S4によりアーム軸線回りに回転可能な手首旋回部39と、手首旋回部39に第5駆動軸S5を介して接続される手首曲げ部41と、手首曲げ部41の先端に第6駆動軸S6を有して接続される前述したロボット先端軸部(手首回転部)18と、を備える。これら下部アーム35、上部アーム37及び手首旋回部39、手首曲げ部41、ロボット先端軸部18は、多関節アームを構成する。
ロボット11の第1駆動軸S1〜第6駆動軸S6は、それぞれ図示しないサーボモータ等の駆動モータにより駆動される。各駆動モータは、それぞれ制御装置13(図1参照)から駆動信号が入力され、それぞれの駆動軸の回転角度が制御される。これにより、溶接トーチ21が、X,Y,Z空間で所望の姿勢に位置決め可能となっている。
図3はアーク点調整棒取付構造の第1構成例を示す側面図である。
ロボット先端軸部18には、トーチ支持部19の基端側取付部59が固定される。基端側取付部59は、ロボット先端軸部18に不図示のボルト等によって一端側が固定され、外周部の一部から、溶接トーチ21を移動可能に支持する調整機構27,29が延設される。調整機構27,29は、直動スライダ等で構成される。基端側取付部59の溶接トーチ21側の他端側には、アーク点調整棒57を第6駆動軸S6の軸心と同心に支持させる調整棒取付部61が設けられる。アーク点調整棒57は、調整棒取付部61に着脱可能に取り付けられる。このアーク点調整棒57は、先端部57aが溶接位置の位置合わせ等に用いられ、溶接時には取り外される。
調整棒取付部61は、外径がトーチ先端側に向かうにしたがって、漸次縮径した形状をしている。調整棒取付部61は、基端側取付部59に着脱可能な構成である他、基端側取付部59と一体にされた構成であってもよい。図示例の調整棒取付部61は、一端部(図3の左側)に基端側取付部59と互いに係合し合う係合部63が形成され、基端側取付部59に着脱可能に取り付けられる。係合部63は、ねじによる締結、締まり嵌め、弾性変形する係止爪による固定等、周知の係合機構が適用可能である。
図4はアーク点調整棒57の側面図である。
アーク点調整棒57は、全体が直線状の棒体であり、先端部57aは断面半円形で、基端部57bと本体部57cは断面円形となっている。また、基端部57bは本体部57cよりも細径にされる。断面半円形の先端部57aにおける軸線方向に沿って形成された平面部には、図示はしないが、アーク点位置を表す十字マーク等のマーカが設けられる。
図3に示すように、調整棒取付部61は、基端側取付部59と反対の溶接トーチ21に臨む側の他端部(図3の左側)に、アーク点調整棒57の基端部57bを支持する穴部61aが形成される。穴部61aは、アーク点調整棒57が第6駆動軸S6と同軸上で支持されるように第6駆動軸S6の軸心に形成される。この穴部61aにアーク点調整棒57の基端部57bが挿入される。アーク点調整棒57は、基端側の段部57d(図4参照)が調整棒取付部61に突き当たる位置まで押し込まれた際、先端部57aのマーカの位置が正規のアーク点を示す位置となる。このアーク点に溶接トーチ21から突出した溶接ワイヤ25の先端を合わせることで、溶接トーチ21の基準位置の位置合わせがなされる。
アーク点調整棒57を用いて溶接トーチ21の基準位置の位置合わせを完了した後は、アーク点調整棒57は、調整棒取付部61から引き抜くことで取り外される。これにより、溶接トーチ21は、溶接可能な状態となる。また、アーク点調整棒57のみ取り外す以外にも、アーク点調整棒57と調整棒取付部61とを共に取り外してもよい。
本構成のアーク点調整棒取付構造によれば、ロボット先端軸部18に、トーチ支持部の基端側取付部59が固定され、基端側取付部59の溶接トーチ21側に、アーク点調整棒57と調整棒取付部61とが配置される。したがって、アーク点調整棒57は、調整棒取付部61に支持されて、基端側取付部59よりもロボット先端軸部18側に入り込むことがない。
つまり、基端側取付部59の溶接トーチ21を臨む側だけにアーク点調整棒57が配置されており、ロボット11の第5駆動軸S5から基端側取付部59までの距離L1を従来の構成(図8参照)による距離Lbよりも短縮できる。よって、ロボット先端軸部18よりも溶接トーチ21側のロボットアーム先端部にかかる負荷を軽減できる。これにより、溶接時におけるロボット11の各駆動軸の動作による溶接トーチ21の予期しない振動を抑制できる。また、溶接トーチ21の不用意な振動が軽減されるため、予め定めた溶接ラインに沿った溶接を高い位置精度で実施でき、高品位な溶接が可能となる。具体的には、ウィービング動作などを高精度に行うことが可能となる。上記効果は、特に第5駆動軸S5から溶接トーチ21の先端までの距離L2が長いほど、調整機構27,29等のトーチ支持部19の重量が大きいほど顕著となる。
また、アーク点調整棒57を取り外して溶接する際、調整棒取付部61をそのまま残し、アーク点調整棒57のみ取り外す場合には、アーク点調整棒57の取り外し作業及び最挿着作業をより簡単に行える。
<第2構成例>
次に、アーク点調整棒取付構造の第2構成例を説明する。
以降の説明では、図3,図4に示す第1構成例の場合と同一の部材や部位については、同一の符号を付与することで、その説明を簡単化又は省略する。
<第2構成例>
図5はアーク点調整棒取付構造の第2構成例を示す側面図である。
本構成のアーク点調整棒取付構造は、図3に示す構造の調整棒取付部61の溶接トーチ21側に、アーク点調整棒57の先端部57aに向けてレーザ光LBを照射するレーザ光源部71を備える。
レーザ光源部71は、調整棒取付部61に取り付けられたアーク点調整棒57の先端部57aにレーザ光LBによるレーザスポットPを照射する。そして、作業者が図中V方向に見た際に、このレーザスポットPと、先端部57aに設けたマーカとの位置が一致していれば、アーク点調整棒57に湾曲等が生じておらず、正常であることが確認できる。レーザスポットPとマーカがずれている場合は、アーク点調整棒57を調整し、双方の位置を一致させるか、アーク点調整棒57を新規なものに交換する。
本構成のアーク点調整棒取付構造によれば、レーザスポットPの目視確認により、アーク点調整棒57によるアーク点位置の信頼性を簡単に確保できる。この場合のアーク点調整棒57は、先端部57aに断面半円状の平面部が形成されていてもよく、なくてもよい。
<第3構成例>
図6はアーク点調整棒取付構造の第3構成例を示す側面図である。
本構成のアーク点調整棒取付構造は、図3に示す構造の調整棒取付部61の溶接トーチ21側に、レーザセンサユニット73を取り付けている。
レーザセンサユニット73は、アーク点にレーザ光LB1を照射するレーザ光照射部75と、アーク点からのレーザ光の戻り光LB2を検出する戻り光検出部77とを有する。レーザセンサユニット73には、レーザ光LB1と戻り光LB2との関係に基づいて、レーザセンサユニット73からアーク点Psまでの距離を求める図示しない距離演算部に接続される。
図示例では、レーザ光照射部75からのレーザ光LB1を、溶接ワイヤ25の先端に当接する任意の壁面79に照射して、この壁面79からの戻り光LB2を検出している。距離演算部は、これらレーザ光LB1と戻り光LB2との関係から周知の位相差法等によりレーザセンサユニット73から壁面79までの距離を求め、この距離情報を出力する。距離演算部から出力された距離情報は、図1に示す制御装置13に入力される。制御装置13は、入力された距離情報に応じて、予め定めた基準アーク点位置に対応する距離となるように、つまり、溶接トーチ21の溶接ワイヤ25の先端位置が、基準アーク点位置と一致するように、多関節溶接ロボット11を駆動する。これにより、ロボット11駆動の基準点が設定される。
ここで、壁面79によりレーザ光LB1を反射させる以外にも、場合によっては溶接ワイヤ25自体からの反射光を戻り光LB2として計測してもよい。
本構成のアーク点調整棒取付構造によれば、予め定めた基準アーク点位置が実際のアーク点となるように、溶接トーチ21の位置が調整される。これにより、溶接トーチ21を正確なアーク点位置に位置決めできる。
上記のようにして、制御装置13は、レーザセンサユニット73により決定される基準アーク点位置を駆動の基準点として、溶接トーチ21を駆動する。
また、この調整後に、アーク点調整棒57を調整棒取付部61に取り付け、設定されたアーク点位置と、前述したアーク点調整棒によるアーク点位置とを比較して、双方にずれが生じた場合には、アーク点調整棒を調整する。これにより、アーク点調整棒の信頼性を確保できる。
また、上記のようにして、溶接トーチ21をアーク点位置に移動させ、ロボット11駆動の基準点を設定する以外にも、駆動プログラムを補正することで基準点を合わせてもよい。例えば、制御装置13は、予め用意された駆動プログラムに基づいてロボットアームを駆動する際、基準アーク点位置が駆動の基準点となるように、現在のロボットの基準点(補正前)と基準アーク点位置との差分を求め、この差分に応じて駆動プログラムの座標値等のパラメータを変更する。そして、制御装置13は、変更後のパラメータにしたがってロボットアームを駆動する。これによっても、基準アーク点位置に基づく正確な溶接を実現できる。
<第4構成例>
次に、第4構成例を説明する。図7は、前述の構成のロボット11において、ロボット先端軸部18に2軸ウィーバー23を設けた溶接トーチ21の拡大斜視図である。
2軸ウィーバー23は、溶接トーチ21を、ロボット先端軸部18に対して直交2軸に相対移動させる駆動部を備える。この駆動部による溶接トーチ21の揺動駆動によって、ウィービング動作が行われる。
2軸ウィーバー23は、トーチ先端軸21aを中心とした平面Pa上で2方向に駆動可能に、ロボット11のロボット先端軸部18に接続される。この2軸ウィーバー23は、X軸方向に駆動する第1駆動部51と、トーチ先端軸21a及びX方向に直交するY方向に駆動する第2駆動部53とを有する。第1駆動部51と第2駆動部53は、溶接トーチ21をトーチ先端軸21a上の基準アーク点位置を中心として、平面Pa上で互いに直交する2方向に駆動する。
第1駆動部51は、第2駆動部53をX方向(S7)となる移動方向に沿って移動させる直動スライドユニットを有する。第2駆動部53は、溶接トーチ21を支持するトーチ基部55を、第8駆動軸S8を中心として回転自在に支持する回転ユニットを有する。
上記構成の2軸ウィーバー23を搭載するロボット11によれば、高精度にアーク点が位置決めされ、これにより、高精度なウィービング動作が実現される。
なお、第4構成例で示す2軸ウィーバー23によるウィービング動作は、前述の第1〜第3構成例においても、制御装置13がロボット11の各駆動軸を駆動制御することで実現できる。その場合、ロボット11は高い位置決め精度が要求されるが、基準アーク点位置が正確に定められるため、高精度な溶接が可能となる。
本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、実施形態の各構成を相互に組み合わせることや、明細書の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者が変更、応用することも本発明の予定するところであり、保護を求める範囲に含まれる。
11 ロボット(多関節溶接ロボット)
18 ロボット先端軸部
19 トーチ支持部
21 溶接トーチ
55 トーチ基部
57 アーク点調整棒
57a 先端部
57b 基端部
59 基端側取付部
61 調整棒取付部
61a 穴部
63 係合部
71 レーザ光源部
73 レーザセンサユニット
75 レーザ光照射部
77 戻り光検出部
100 溶接装置

Claims (8)

  1. ロボットアームの先端部に溶接トーチが接続された多関節溶接ロボットにおいて、前記溶接トーチのアーク点を表すマーカが一端部に設けられたアーク点調整棒を、前記ロボットアームに取り付けるアーク点調整棒取付構造であって、
    前記多関節溶接ロボットのロボット先端軸部に設けられ、前記溶接トーチを支持するトーチ支持部と、
    前記トーチ支持部の前記溶接トーチ側に設けられ、前記アーク点調整棒を着脱可能に支持する調整棒取付部と、
    を備えることを特徴とするアーク点調整棒取付構造。
  2. 前記調整棒取付部は、前記アーク点調整棒の基端部を支持する穴部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のアーク点調整棒取付構造。
  3. 前記調整棒取付部は、前記穴部が前記ロボット先端軸部の軸心に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のアーク点調整棒取付構造。
  4. 前記調整棒取付部は、前記トーチ支持部に着脱可能に支持されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のアーク点調整棒取付構造。
  5. 前記調整棒取付部は、前記アーク点調整棒の前記先端部に向けてレーザ光を照射するレーザ光源部を備えることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のアーク点調整棒取付構造。
  6. 前記アーク点にレーザ光を照射するレーザ光照射部と、前記アーク点からの前記レーザ光の戻り光を検出する戻り光検出部とを有するレーザセンサユニットが前記調整棒取付部に設けられたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のアーク点調整棒取付構造。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか一項のアーク点調整棒取付構造を備えることを特徴とする多関節溶接ロボット。
  8. 請求項6のアーク点調整棒取付構造を備える多関節溶接ロボットと、
    前記多関節溶接ロボットの前記ロボットアームを駆動する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記ロボットアームを、前記レーザセンサユニットにより決定される基準アーク点位置を基準点として駆動することを特徴とする溶接装置。
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