JP2018120662A - 電池配線モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数の増加を抑えつつも、バスバーと二次電池側の接続端子との接続作業時における電線の保護を可能とする電池配線モジュールを提供する。【解決手段】カバー部材14は、電線収容部22を覆う第1蓋部31と、バスバー収容部21を覆う第2蓋部32a,32bと、第1蓋部31及び第2蓋部32a,32bを連結するヒンジ部33を有する。そして、第2蓋部32a,32bは、ヒンジ部33によって、電線収容部22を覆う取付状態とされた第1蓋部31に対し、バスバー収容部21を覆わない開位置とバスバー収容部21を覆う閉位置との間を回動可能に連結されている。【選択図】図1

Description

本発明は、車両の高電圧用の二次電池などに装着される電池配線モジュールに関するものである。
例えば特許文献1に開示されるように、電気自動車やハイブリッド自動車などの車両において、走行駆動用の電源として搭載される高電圧の二次電池には、電池配線モジュールが装着されている。電池配線モジュールは、二次電池側から延びる接続端子と接続されるバスバーと、そのバスバーに接続された電線と、該バスバー及び電線を収容するハウジングと、ハウジングに組み付けられたカバー部材を備える。カバー部材は、バスバーへの接触防止や電線保護などのために、ハウジングにおけるバスバーを収容するバスバー収容部、及び電線を収容する電線収容部を覆っている。
特開2016−201336号公報
上記のような電池配線モジュールの組付態様としては、カバー部材を開状態とした状態で、ハウジング内のバスバーと電線とを接続した後、ハウジングを二次電池に装着する。次に、ハウジング内のバスバーと二次電池側の接続端子とを接続し、その後、カバー部材を閉状態として、バスバー収容部及び電線収容部を塞ぐ。このように、電線収容部がカバー部材にて覆われていない状態で、ハウジング内のバスバーと二次電池側の接続端子との接続作業がなされるため、電線収容部内の電線の保護の点で望ましくない。
この問題を解決するために、電線収容部を覆う第1のカバー部材と、バスバー収容部を覆う第2のカバー部材とを個別に(別体で)設ける構成が考えられる。この構成では、ハウジング内のバスバーと電線とを接続した後、第1のカバー部材にて電線収容部を覆い、バスバー収容部については第2のカバー部材を組み付けないで開放状態とすることができる。これにより、電線収容部内の電線が第1のカバー部材によって保護された状態で、バスバー収容部内のバスバーと二次電池側の接続端子との接続作業を行うことができる。しかしながら、このような構成では、電線収容部を覆う第1のカバー部材と、バスバー収容部を覆う第2のカバー部材とを個別に備えるため、部品点数が増加してしまう問題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、部品点数の増加を抑えつつも、バスバーと二次電池側の接続端子との接続作業時における電線の保護を可能とする電池配線モジュールを提供することにある。
上記課題を解決する電池配線モジュールは、車載用の二次電池に装着される電池配線モジュールであって、前記二次電池と電気的に接続されるバスバーと、前記バスバーに接続された電線と、前記バスバーを収容するバスバー収容部、及び前記電線を収容する電線収容部を有するハウジングと、前記電線収容部を覆う第1蓋部、前記バスバー収容部を覆う第2蓋部、及び、前記第1蓋部と前記第2蓋部とを連結するヒンジ部を有するカバー部材とを備え、前記第2蓋部は、前記ヒンジ部によって、前記電線収容部を覆う取付状態とされた前記第1蓋部に対し、前記バスバー収容部を覆わない開位置と前記バスバー収容部を覆う閉位置との間を回動可能に連結されている。
この構成によれば、バスバー収容部内のバスバーと二次電池側の接続端子との接続作業時において、電線収容部をカバー部材の第1蓋部にて覆うことができ、電線収容部内の電線を好適に保護できる。また、バスバーと二次電池側の接続端子との接続作業が完了した後には、第1蓋部とヒンジ部にて連結された第2蓋部を閉位置まで回動させて、バスバー収容部を覆うことができる。カバー部材は、第1蓋部と第2蓋部とがヒンジ部にて連結された一体品であるため、部品点数の増加を抑えることができる。
上記電池配線モジュールにおいて、前記第1蓋部及び前記第2蓋部は、板状をなし、前記第2蓋部が前記開位置にある状態において、前記第1蓋部及び前記第2蓋部は、互いの板面が対向するように重なる。
この構成によれば、第2蓋部を開位置とした状態(バスバー収容部の開放状態)において、カバー部材をコンパクトにすることができる。
上記電池配線モジュールにおいて、前記第1蓋部は、前記第2蓋部を前記開位置で保持する保持部を備えている。
この構成によれば、保持部によって第2蓋部を開位置で保持できるため、第2蓋部を開位置とした状態(バスバー収容部の開放状態)での、バスバーと二次電池側の接続端子との接続の作業性を向上させることができる。
上記電池配線モジュールにおいて、前記保持部は、一対の弾性片を備え、前記第2蓋部が前記開位置にある状態では、前記一対の弾性片は、前記第2蓋部に設けられた凸部を弾性的に挟持する。
この構成によれば、一対の弾性片によって、第2蓋部を開位置で好適に保持することができる。
上記電池配線モジュールにおいて、前記第2蓋部は、前記閉位置において、スナップフィット構造によって前記ハウジングに係止されるものであり、前記スナップフィット構造は、前記第2蓋部に設けられた1つ又は複数の弾性係止部と、前記ハウジングに設けられた複数の係止凸部とを備え、1つの前記弾性係止部に対して複数の前記係止凸部が係止されるように構成され、前記複数の係止凸部は、前記弾性係止部との係止方向と直交する方向において互いに間隔を空けて設けられている。
この構成によれば、第2蓋部とハウジングとにおけるスナップフィット構造は、第2蓋部側の1つの弾性係止部に対して、ハウジング側の複数の係止凸部が係止されるように構成される。そして、複数の係止凸部の互いの間には間隙が設定されている。このため、スナップフィット構造の係止状態を外す際には、複数の係止凸部の間の間隙を通じて弾性係止部と係止凸部との係止を容易に外すことが可能となる。
本発明の電池配線モジュールによれば、部品点数の増加を抑えつつも、バスバーと二次電池側の接続端子との接続作業時における電線の保護が可能となる。
実施形態の電池配線モジュールの分解斜視図。 カバー部材を取り外した状態における電池配線モジュールの平面図。 カバー部材を奥行方向から見た側面図。 第1蓋部の保持部と第2蓋部の凸部との係合関係を示す断面図。 同形態の電池配線モジュールの組付態様を説明するための斜視図。 同形態の電池配線モジュールの組付態様を説明するための斜視図。 同形態の電池配線モジュールの組付態様を説明するための斜視図。 変形例の弾性係止片43を示す図であって、(a)は斜視図、(b)は断面図。
以下、電池配線モジュールの一実施形態について、図1〜図7に従って説明する。なお、以下の説明では、互いに直交する三方(図中、X,Y,Z)をそれぞれ、電池配線モジュールの奥行方向X、幅方向Y、高さ方向Zとして説明する。また、図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張又は簡略化して示す場合がある。また、各部分の寸法比率についても、実際と異なる場合がある。
図1に示す本実施形態の電池配線モジュール10は、電気自動車やハイブリッド自動車などの車両に高電圧用の二次電池B(図6参照)に装着されるものである。二次電池Bは、走行駆動用のモータ(図示略)に電力を供給するとともに、充電状態に応じて、モータや発電機からの発電電力により充電されるようになっている。また、二次電池Bは、例えば、複数の板状電池が奥行方向Xに積層された電池モジュールとして構成されている。
図1及び図2に示すように、電池配線モジュール10は、二次電池Bの上部に装着されるハウジング11と、ハウジング11に収容された複数のバスバー12と、ハウジング11に収容され、各バスバー12に接続された複数の電線13(図2参照)と、ハウジング11に組み付けられたカバー部材14とを備えている。なお、二次電池Bを構成する前記複数の板状電池は、各バスバー12を介して直列接続されている。また、ハウジング11及びカバー部材14は、合成樹脂材料の射出成形によって形成されるものである。
ハウジング11は、上方(反二次電池側)に開口する複数のバスバー収容部21、及び同じく上方に開口する電線収容部22を有している。複数のバスバー収容部21は、奥行方向Xに沿って2列並設されており、そのうちの一方の列を第1バスバー収容部列21aとし、もう一方の列を第2バスバー収容部列21bとしている。各バスバー収容部21の底部21cには、貫通孔21dが形成されており、該貫通孔21dには前記二次電池B側から延びる接続端子が挿通されるようになっている。
ハウジング11の電線収容部22は、第1バスバー収容部列21aと第2バスバー収容部列21bの間に設けられた第1通路部23及び第2通路部24と、それら第1及び第2通路部23,24と連通する電線導出部25とを有している。第1通路部23は、奥行方向Xに沿って延設され、第1バスバー収容部列21aと隣接している。また、第2通路部24は、奥行方向Xに沿って延設され、第2バスバー収容部列21bと隣接している。すなわち、第1及び第2バスバー収容部列21a,21b及び第1及び第2通路部23,24は、幅方向Yにおいて並んで構成されている。また、第1及び第2通路部23,24と連通する電線導出部25は、ハウジング11の奥行方向Xの一端側に設けられている。
第1及び第2バスバー収容部列21a,21bの各バスバー収容部21には、平板状のバスバー12が収容されている。詳しくは、各バスバー12は、各バスバー収容部21の底部21cに固定されている。各バスバー12には、高さ方向Zに貫通する端子挿入孔12aが形成されている。端子挿入孔12aには、二次電池B側から延びる前記接続端子が挿通される。そして、該接続端子とバスバー12とは、図示しないボルトによる締結や、溶接などによって互いに電気的に接続されるようになっている。
図2に示すように、複数の電線13は、各バスバー12とそれぞれ接続されている。第1バスバー収容部列21aの各バスバー収容部21内のバスバー12と接続された電線13は、第1通路部23を通って電線導出部25まで配索されている。また、第2バスバー収容部列21bの各バスバー収容部21内のバスバー12と接続された電線13は、第2通路部24を通って電線導出部25まで配索されている。そして、電線導出部25から導出された各電線13の端部は、例えば図示しないコネクタ部と接続されている。なお、このコネクタ部は、例えば、車両に搭載された充電制御用のECU(電子制御ユニット)に接続される。
図1に示すように、カバー部材14は、電線収容部22の上方を覆う第1蓋部31と、第1及び第2バスバー収容部列21a,21bの上方をそれぞれ覆う一対の第2蓋部32a,32bと、第1蓋部31と第2蓋部32a,32bとを連結するヒンジ部33とを備えている。
第1蓋部31は、第1通路部23の上方を覆う第1被覆部31aと、第2通路部24の上方を覆う第2被覆部31bと、電線導出部25の上方を覆う第3被覆部31cとを有している。第1及び第2被覆部31a,31bは、第1及び第2通路部23,24の形状に倣って、奥行方向Xに延びた形状をなしている。また、第1及び第2被覆部31a,31bの各々の幅方向Yの外側端部には、下方にクランク状に屈曲された段差部34が形成されている。そして、第1及び第2被覆部31a,31bの各段差部34には、奥行方向Xにおいて互いに間隔を空けて並ぶ複数の保持部35が形成されている。
図4に示すように、各保持部35は、奥行方向Xに互いに対向する一対の壁部36と、一対の壁部36の各々の内側面から突出する弾性片37とを備えている。各弾性片37は、壁部36の奥行方向Xの内側(互いに近接する側)に延びる第1延出部37aと、第1延出部37aの先端から下方に延びる第2延出部37bとを有している。なお、一対の壁部36の上端部、及び第1延出部37aの上面は、第1及び第2被覆部31a,31bの上面(幅方向Yにおいて段差部34よりも内側部分の上面)と面一となるように形成されている。
第1被覆部31aの幅方向Yの外側端部(段差部34の幅方向Yの外側端部)には、ヒンジ部33を介して第2蓋部32aが連結されている。同様に、第2被覆部31bの幅方向Yの外側端部(段差部34の幅方向Yの外側端部)には、ヒンジ部33を介して第2蓋部32bが連結されている。
次に、各第2蓋部32a,32bの形状などの構成について説明する。なお、ここでは、各第2蓋部32a,32bが各バスバー収容部列21a,21bの上方を覆う閉位置にある状態(展開状態であって、図1及び図6を参照)において、各第2蓋部32a,32bの構成の説明をする。
図1に示すように、各第2蓋部32a,32bは、高さ方向Zと直交する平板状をなしている。各第2蓋部32a,32bの幅方向Yの内側端部(第1蓋部31側の端部)には、上方に屈曲する屈曲部41が形成されている。屈曲部41は、各第2蓋部32a,32bの奥行方向Xの全体に亘って形成されている。そして、各第2蓋部32a,32bの屈曲部41の上端部は、ヒンジ部33と繋がっている。また、各第2蓋部32a,32bの上面には、上方に突出する複数の凸部42が、奥行方向Xにおいて互いに間隔を空けて形成されている。
また、第2蓋部は、閉位置(展開状態)において、スナップフィット構造によってハウジングに係止されるようになっている。具体的には、各第2蓋部32a,32bの幅方向Yの外側端部には、ハウジング11側への固定のための弾性係止片43が形成されている。なお、本実施形態では、弾性係止片43は、第2蓋部32a,32bにそれぞれ2つずつ設けられている。弾性係止片43は、第2蓋部32a,32bの幅方向Yの外側端部から下方に延出された一対の延出部44と、該一対の延出部44の下端部を繋ぐように形成された係止部45とを有している。
各弾性係止片43は、ハウジング11の幅方向Yの両端の側壁部51の外側面に形成された各被係止部52に係止されている。なお、側壁部51は、各バスバー収容部列21a,21bにおける幅方向Yの外側壁部を構成するものであり、奥行方向Xに沿って設けられている。各被係止部52は、側壁部51から幅方向Yの外側に突出する一対の係止凸部52aを備えている。そして、弾性係止片43は、一対の係止凸部52aに対して高さ方向Zに係止されている。これにより、各第2蓋部32a,32bが各バスバー収容部列21a,21bの上方を覆う閉位置(展開状態)で保持されるようになっている。
次に、各第2蓋部32a,32bが、各バスバー収容部列21a,21bの上方を覆わない開位置にある状態(格納状態であって、図3及び図5を参照)について説明する。なお、図3では、各第2蓋部32a,32bの格納状態を実線で示し、展開状態を2点鎖線で示している。
図3に示すように、各第2蓋部32a,32bは、ヒンジ部33により、第1蓋部31に対して回動可能に連結されている。これによって、各第2蓋部32a,32bは、格納状態(開位置)と展開状態(閉位置)との間を回動可能とされている。本実施形態では、各第2蓋部32a,32bは、展開状態からヒンジ部33を中心に180度回動されることで、格納状態とされる。格納状態において、第2蓋部32aは、第1被覆部31aの上方に重なり、第2蓋部32bは、第2被覆部31bの上方に重なる。なお、ヒンジ部33は、第1蓋部31及び各第2蓋部32a,32bよりも薄肉に形成された可撓性を有する部位である。
また、図4に示すように、格納状態では、各第2蓋部32a,32bの各凸部42は、第1及び第2被覆部31a,31bの各保持部35と係合されている。具体的には、各凸部42は、各保持部35の各第2延出部37bの間に圧入されている。この凸部42が圧入された状態では、第2延出部37bを含む一対の弾性片37の弾性によって凸部42が挟持される。これにより、各第2蓋部32a,32bが開位置(格納状態)で保持されるようになっている。なお、凸部42の奥行方向Xの寸法は、各第2延出部37b間の奥行方向Xの寸法よりも大きく設定されることが好ましい。
次に、二次電池Bに対する電池配線モジュール10の組付態様、及び本実施形態の作用について説明する。
まず、図2に示すように、各バスバー収容部21内のバスバー12と各電線13の端部とを接続し、各電線13を電線収容部22に配索する。
次に、図5に示すように、各第2蓋部32a,32bが格納状態(開位置)とされたカバー部材14をハウジング11に装着する。この状態では、カバー部材14の第1蓋部31が、各電線13が収容された電線収容部22の上方を覆っている。これにより、電線収容部22内の各電線13が好適に保護されるようになっている。なお、図5及び図6では、電線収容部22に配索された電線13の図示を省略している。
その後、ハウジング11が二次電池Bに装着される。ここで、二次電池B側から延びる前記接続端子が各バスバー12の端子挿入孔12aに挿通され、該接続端子とバスバー12とが、前述のように、図示しないボルトによる締結や、溶接などによって互いに電気的に接続される。
次に、図6に示すように、各第2蓋部32a,32bを閉位置まで回動させ、各第2蓋部32a,32bにて各バスバー収容部列21a,21bの上方を覆う。各第2蓋部32a,32bを開位置から回動させる際には、各保持部35の各第2延出部37bの間に圧入されている各凸部42が、該各第2延出部37bの間から引き抜かれる。また、各第2蓋部32a,32bが閉位置まで回動されると、第2蓋部32a,32bの各弾性係止片43(係止部45)がハウジング11側の被係止部52(一対の係止凸部52a)に係止され、各第2蓋部32a,32bが閉位置で固定される。このようにして、電線収容部22及び各バスバー収容部列21a,21bの上方を覆うカバー部材14が組み付けられるようになっている。
なお、第2蓋部32a,32bを開ける際には、各被係止部52から各弾性係止片43を外し、第2蓋部32a,32bを開位置側に回動可能な状態とする。ここで、本実施形態のスナップフィット構造は、1つの弾性係止片43(係止部45)に対して、互いに間隔を空けて設けられた一対の係止凸部52aが係止される構成を有している。このため、一対の係止凸部52aに対する係止部45の係止を外す際には、係止部45に対して一対の係止凸部52a間の間隙Gを通じて接触することが可能となる。このため、側壁部51の幅方向Yの側方に十分なスペースが無い場合であっても、間隙Gを通じて上方から係止部45の係止を外すことが可能となっている。また、本実施形態の係止部45の上端部には、上方に向かうにつれて側壁部51から離間するテーパ部45aが形成されている。このため、テーパ部45aと側壁部51との間の隙間に治具などを差し込みやすくなり、係止部45と係止凸部52aとの係止を上方からより容易に外すことが可能となっている。
次に、本実施形態の効果を記載する。
(1)第2蓋部32a,32bは、ヒンジ部33によって、電線収容部22を覆う取付状態とされた第1蓋部31に対し、バスバー収容部21を覆わない開位置とバスバー収容部21を覆う閉位置との間を回動可能に連結されている。この構成によれば、バスバー収容部21内のバスバー12と二次電池B側の接続端子との接続作業時において、電線収容部22をカバー部材14の第1蓋部31にて覆うことができ、電線収容部22内の電線13を好適に保護できる。また、バスバー12と二次電池B側の接続端子との接続作業が完了した後には、第1蓋部31とヒンジ部33にて連結された第2蓋部32a,32bを閉位置まで回動させて、バスバー収容部21を覆うことができる。カバー部材14は、第1蓋部31と第2蓋部32a,32bとがヒンジ部33にて連結された一体品であるため、部品点数の増加を抑えることができる。
(2)第1蓋部31及び第2蓋部32a,32bは、板状をなし、第2蓋部32a,32bが開位置にある状態において、第1蓋部31及び第2蓋部32a,32bは、互いの板面が対向するように高さ方向Zに重なる。この構成によれば、第2蓋部32a,32bを開位置とした状態(バスバー収容部21の開放状態)において、カバー部材14を高さ方向Zにコンパクトにすることができる。これにより、バスバー12と二次電池B側の接続端子との接続作業の際に、第2蓋部32a,32bが邪魔になることを極力抑制できる。
(3)第1蓋部31は、第2蓋部32a,32bを開位置で保持する保持部35を備える。この構成によれば、保持部35によって第2蓋部32a,32bを開位置で保持できるため、バスバー12と二次電池B側の接続端子との接続作業時に、第2蓋部32a,32bが誤って閉位置側に回動してしまうことを抑制でき、作業性を向上させることができる。
(4)保持部35は、一対の弾性片37を備え、第2蓋部32a,32bが開位置にある状態では、一対の弾性片37は、第2蓋部32a,32bに設けられた凸部42を弾性的に挟持する。この構成によれば、一対の弾性片37によって、第2蓋部32a,32bを開位置で好適に保持することができる。また、保持状態では、一対の弾性片37は、凸部42を弾性的に挟持しているだけであるため、第2蓋部32a,32bを閉位置側に回動させることで、一対の弾性片37の間から凸部42を容易に引き抜くことができる。
(5)第2蓋部32a,32bは、閉位置において、スナップフィット構造によってハウジング11の側壁部51に係止される。このスナップフィット構造は、第2蓋部32a,32bに設けられた弾性係止片43と、ハウジング11の側壁部51に設けられた一対の係止凸部52aとを備え、1つの弾性係止片43に対して一対の係止凸部52aが係止されるように構成される。そして、一対の係止凸部52aは、弾性係止片43の係止部45との係止方向(高さ方向Z)と直交する方向(奥行方向X)において互いに間隔を空けて設けられている。この構成によれば、一対の係止凸部52aの互いの間に間隙Gが形成されるため、その間隙Gを通じて弾性係止片43(係止部45)と一対の係止凸部52aとの係止を容易に外すことが可能となる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態の弾性係止片43を、図8(a),(b)に示す構成としてもよい。同図に示すように、弾性係止片43は、係止部45から延出された延出部61を有している。延出部61は、上方に向かうにつれて側壁部51から離間するように傾斜しつつ延びている。この構成によれば、人の指などによっても係止部45の係止を容易に外すことが可能となる。
・上記実施形態では、1つの弾性係止片43に対応して一対の係止凸部52aが設けられたが、これに限らず、例えば、1つの弾性係止片43に対応して3つ以上の係止凸部52aを設けてもよい。
・上記実施形態では、弾性係止片43を第2蓋部32a,32bにそれぞれ2つずつ設けたが、これに限らず、弾性係止片43を第2蓋部32a,32bにそれぞれ1つ又は3つ以上設けてもよい。
・上記実施形態では、第2蓋部32a,32bは、閉位置において、スナップフィット構造(弾性係止片43及び被係止部52)によってハウジング11の側壁部51に固定されるが、これに限らず、スナップフィット構造以外の固定構造としてもよい。
・第2蓋部32a,32bを開位置で保持する保持部35の形状などの構成は、上記実施形態に限定されるものではなく、第1蓋部31及び各第2蓋部32a,32bの構成に応じて適宜変更してもよい。
・ハウジング11の構成は、上記実施形態に限定されるものではなく、適宜変更してもよい。例えば、上記実施形態では、電線収容部22の第1通路部23及び第2通路部24は、第1バスバー収容部列21aと第2バスバー収容部列21bの間に設けられたが、これに限らず、第1通路部23を第1バスバー収容部列21aの幅方向Yの外側に設け、第2通路部24を第2バスバー収容部列21bの幅方向Yの外側に設けてもよい。
・上記実施形態では、第2蓋部32a,32bが開位置にある状態において、第1蓋部31及び第2蓋部32a,32bは、互いの板面が対向するように高さ方向Zに重なるが、これに限らず、開位置において第2蓋部32a,32bが第1蓋部31に対して略直交するように保持してもよい。
・ヒンジ部33の構成は、第1蓋部31に対して第2蓋部32a,32bを回動可能に連結する構成であれば、上記実施形態以外の構成としてもよい。
・上記した実施形態並びに各変形例は適宜組み合わせてもよい。
B…二次電池
10…電池配線モジュール
11…ハウジング
12…バスバー
13…電線
14…カバー部材
21…バスバー収容部
22…電線収容部
31…第1蓋部
32a,32b…第2蓋部
33…ヒンジ部
35…保持部
37…弾性片
42…凸部
43…弾性係止片(弾性係止部)
52a…係止凸部

Claims (5)

  1. 車載用の二次電池に装着される電池配線モジュールであって、
    前記二次電池と電気的に接続されるバスバーと、
    前記バスバーに接続された電線と、
    前記バスバーを収容するバスバー収容部、及び前記電線を収容する電線収容部を有するハウジングと、
    前記電線収容部を覆う第1蓋部、前記バスバー収容部を覆う第2蓋部、及び、前記第1蓋部と前記第2蓋部とを連結するヒンジ部を有するカバー部材と
    を備え、
    前記第2蓋部は、前記ヒンジ部によって、前記電線収容部を覆う取付状態とされた前記第1蓋部に対し、前記バスバー収容部を覆わない開位置と前記バスバー収容部を覆う閉位置との間を回動可能に連結されていることを特徴とする電池配線モジュール。
  2. 請求項1に記載の電池配線モジュールにおいて、
    前記第1蓋部及び前記第2蓋部は、板状をなし、
    前記第2蓋部が前記開位置にある状態において、前記第1蓋部及び前記第2蓋部は、互いの板面が対向するように重なることを特徴とする電池配線モジュール。
  3. 請求項1又は2に記載の電池配線モジュールにおいて、
    前記第1蓋部は、前記第2蓋部を前記開位置で保持する保持部を備えていることを特徴とする電池配線モジュール。
  4. 請求項3に記載の電池配線モジュールにおいて、
    前記保持部は、一対の弾性片を備え、
    前記第2蓋部が前記開位置にある状態では、前記一対の弾性片は、前記第2蓋部に設けられた凸部を弾性的に挟持することを特徴とする電池配線モジュール。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の電池配線モジュールにおいて、
    前記第2蓋部は、前記閉位置において、スナップフィット構造によって前記ハウジングに係止されるものであり、
    前記スナップフィット構造は、前記第2蓋部に設けられた1つ又は複数の弾性係止部と、前記ハウジングに設けられた複数の係止凸部とを備え、1つの前記弾性係止部に対して複数の前記係止凸部が係止されるように構成され、
    前記複数の係止凸部は、前記弾性係止部との係止方向と直交する方向において互いに間隔を空けて設けられていることを特徴とする電池配線モジュール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112652855A (zh) * 2019-10-09 2021-04-13 莫列斯有限公司 电池连接模块

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