JP2018120509A - 情報表示装置、保守点検装置及び保守点検システム - Google Patents

情報表示装置、保守点検装置及び保守点検システム Download PDF

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Abstract

【課題】安全、迅速かつ容易に表示画面の保守点検を行うことができる情報表示装置、保守点検装置及び保守点検システムを提供する。【解決手段】検査用車両3に搭載された保守点検装置2は、保守点検指令を情報表示装置1に送信する。保守点検指令を受信すると、情報表示装置1の表示制御部11は、表示画面10Aにおける走行車両に対する情報の表示を中断して、発光素子10Bを駆動して、表示画面10Aに検査用の点灯パターンを表示させる。保守点検装置2のカメラ20は、点灯パターンが表示されたタイミングで表示画面10Aを撮像し、検査処理部21は、撮像データに基づいて、発光素子10Bの点灯状態を検査する。【選択図】図1

Description

この発明は、情報表示装置、保守点検装置及び保守点検システムに関する。
高速道路又は一般道路では、走行する自動車に、渋滞や事故等の様々な道路交通情報を伝えるために、発光素子が配列されて表示画面が構成された情報表示装置が設置されている(例えば、特許文献1参照)。情報表示装置は、運転者に対して重要な情報を伝えるものであるため、個々の発光素子が正常に点灯するように保守点検が定期的に行われている。
情報表示装置の保守点検では、情報表示装置の道路交通情報の表示は一旦停止され、情報表示装置の近傍に「試験中」と表示された看板等が掲示される。その上で、情報表示装置に組み込まれているヒューマン・マシン・インターフェイス操作部を操作して検査用の点灯パターンを情報表示装置の表示画面に表示させ、情報表示装置の表示画面の個々の発光素子の点灯状態を確認することができる距離にある道路脇から検査員が情報表示装置の表示画面に表示された検査用の点灯パターンを目視で確認する。この目視により、情報表示装置の表示画面の表示状態(より詳細には、個々の発光素子の点灯状態)が検査される。
特開平06−203294号公報
上述のように、自動車が頻繁に行きかう危険な道路脇から検査員が個々の発光素子の点灯状態を目視で確認する必要があるため、情報表示装置の保守点検は危険で煩雑な作業となる。また、保守点検中は、情報表示装置による道路交通情報の表示を一定時間停止する必要があり、この間は運転者に必要な情報を伝えることができない。このため、安全、迅速かつ容易に情報表示装置の表示画面の保守点検を行うことができる仕組みの構築が期待されている。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、安全、迅速かつ容易に表示画面の保守点検を行うことができる情報表示装置、保守点検装置及び保守点検システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る情報表示装置は、発光素子が配列されて構成され、移動体に対する情報を表示する表示部を備える。さらに、この情報表示装置は、無線信号を受信する無線信号受信部と、無線信号受信部を介して発光素子の点灯状態の保守点検指令を受信すると、表示部における移動体に対する情報の表示を中断して、表示部に検査用の点灯パターンを表示させた後、移動体に対する情報の表示を再開する表示制御部と、を備える。
本発明に係る情報表示装置は、保守点検指令を受信すると、移動体に対する情報の表示を中断し、表示部に検査用の点灯パターンを表示させ、移動体に対する情報の表示を再開する。したがって、表示画面に表示された検査用の点灯パターンを撮像装置で撮像すれば、その撮像データに基づいて表示画面の発光素子の点灯状態を自動的に検査することができるうえ、移動体に対する情報の表示を停止する時間を短くすることができる。この結果、安全、迅速かつ容易に表示画面の保守点検を行うことができる。
本発明の実施の形態1に係る保守点検システムの構成を示す模式図 表示部の表示画面を正面から見た図 表示制御部を中心とする詳細な構成を示すブロック図 図4(A)、図4(B)、図4(C)及び図4(D)は、検査用点灯パターンの一例を示す図 検査処理部の構成を示すブロック図 図1の保守点検システムの動作を示すフローチャート 検査用車両が走行する様子を示す模式図 撮像開始位置における撮像視野と表示画面との関係の一例を示す図 図1の保守点検システムの動作を示すタイミングチャート 図10(A)、図10(B)、図10(C)及び図10(D)は、表示画面の撮像データの一例 本発明の実施の形態2に係る保守点検システムの動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態2に係る保守点検システムの動作を示すタイミングチャート 本発明の実施の形態3に係る保守点検システムの動作を示すフローチャート 各発光素子の輝度のばらつきの調整を示すグラフ
実施の形態1
まず、本発明の実施の形態1について、図1から図10を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、本発明の実施の形態1に係る保守点検システム100は、高速道路、一般道路等の道路Rに設置された情報表示装置1と、道路Rを走行する検査用車両3に搭載された保守点検装置2と、を備える。この保守点検システム100は、保守点検装置2を搭載する検査用車両3が、情報表示装置1が設置された道路Rを走行する際に、情報表示装置1の保守点検を自動的に行うシステムである。
情報表示装置1は、道路Rを走行する走行車両(移動体)用の情報板であり、情報を表示する表示部10と、表示部10の表示状態を制御する表示制御部11と、無線信号の送受信回路である無線送受信部12と、無線信号の送受信アンテナであるアンテナ13と、有線信号の送受信回路である有線送受信部14と、を備える。
表示部10では、運転者が情報を確認できるように、表示画面10Aが走行車両(例えば検査用車両3)の進行方向逆向きに設置されている。表示画面10Aには、走行車両に対する道路交通情報が表示され、例えば「トンネル内故障車有り」、「**インターチェンジより先10km渋滞」、「大雨により時速50km規制」などの道路交通情報を示す画像が表示される。
表示画面10Aでは、図2に示すように、発光素子10Bが2次元配列されて構成される。本実施の形態では、発光素子10Bを、発光ダイオード(LED;light Emitting Diode)とする。発光素子10Bが画素として個別に発光することで、表示画面10A全体に画像が形成される。以下では、各発光素子10Bに対応する画素をP(m,n)で表すものとする。m,nは1以上の自然数である。表示画面10Aの左上隅から横にm番目で、縦にn番目の画素を画素P(m,n)で表す。m,nの最小値は1であり、最大値はM,Nである。
さらに、表示部10は、図3に示すように、発光素子10Bを個別に駆動するドライバ10Cを備える。ドライバ10Cは、表示制御部11から出力される点灯パターンに対応する駆動信号に従って、各発光素子10Bを駆動して、表示画面10Aにその点灯パターンを表示させる。ドライバ10Cは、各発光素子10Bに流す駆動電流の調整により、個々の発光素子10Bの輝度を個別に変更可能である。
図1に戻り、表示制御部11は、道路交通情報の表示指令(以下、「通常表示指令」とする)を、有線送受信部14を介して受信し、検査用点灯パターン47の表示指令(以下、「保守点検指令」という)を、無線送受信部12を介して受信する。表示制御部11は、各種指令に対応する点灯パターンを、ドライバ10Cに出力する。これにより、表示画面10Aに、表示すべき点灯パターンが表示される。発光素子10Bの中に点灯状態が良好でないものがあると、走行車両に対して情報を正確に伝達できない可能性があるため、保守点検システム100は、この表示部10の表示画面10Aの各発光素子10Bの点灯状態の検査を行う。
表示制御部11は、図3に示すように、演算処理装置であるプロセッサ30と、プログラム及びデータを格納する記憶部31と、を備える。
プロセッサ30は、記憶部31に格納されたプログラムを実行する。記憶部31には、メインプログラム45、割り込みプログラム46、検査用点灯パターン47などが記憶されている。
通常、表示制御部11のプロセッサ30は、通常の道路交通情報の表示処理であるメインプログラム45を記憶部31から読み込んで実行する。メインプログラム45では、表示制御部11は、有線送受信部14を介して受信した通常表示指令を解析して、その指令に係る道路交通情報の表示パターンをドライバ10Cに出力する。この動作により、表示画面10Aでは、通常の道路交通情報が表示される。
ここで、無線送受信部12を介して保守点検指令を受信すると、プロセッサ30は、内部割り込みを発生させる。内部割り込みが発生すると、メインプログラム45を実行していたプロセッサ30は、割り込みプログラム46を記憶部31から読み込んで実行する。割り込みプログラム46では、表示制御部11のプロセッサ30は、無線送受信部12を介して受信した保守点検指令を解析し、検査用点灯パターン47を記憶部31から読み込み、検査用点灯パターン47を表示画面10Aに表示すべく、各発光素子10Bを駆動する信号をドライバ10Cに出力する。この動作により、表示画面10Aでは、通常の道路交通情報の表示が一時中断され、検査用点灯パターン47が瞬間的に表示される。
ここで、検査用点灯パターン47には、図4(A)に示すように、全ての発光素子10Bを点灯させる全点灯パターン47Aと、図4(B)に示すように、全ての発光素子10Bを消灯させる全消灯パターン47Bとがある。また、検査用点灯パターン47には、図4(C)に示すように、横一列の発光素子10Bを点灯させ、点灯する発光素子10Bのラインを縦方向に順次切り替える縦走査点灯パターン47Cと、図4(D)に示すように、縦一列の発光素子10Bを点灯させ、点灯する発光素子10Bのラインを横方向に順次切り替える横走査点灯パターン47Dとがある。縦走査点灯パターン47C及び横走査点灯パターン47Dを、走査点灯パターンともいう。なお、図4(A)〜図4(D)では、発光素子10Bの縦横の配列数を、図2に示す表示画面10Aよりも少なくしている。
表示制御部11は、検査用点灯パターン47として、図4(A)〜図4(D)の検査用点灯パターン47A〜47Dで発光素子10Bを駆動する信号を、順次ドライバ10Cに出力する。
一定期間経過後(すなわち割り込みプログラム46の実行が完了すると)、表示制御部11のプロセッサ30は、メインプログラム45の実行を再開し、表示制御部11は、道路交通情報を表示画面10Aに表示すべく、各発光素子10Bを駆動する信号をドライバ10Cに出力する。この動作により、表示画面10Aには、道路交通情報が再び表示される。
図1に戻り、無線送受信部12は、アンテナ13を介して特定の周波数帯域の無線信号を受信し、その無線信号をデジタル信号に復調し、表示制御部11に出力する。無線送受信部12が受信する無線信号は、保守点検装置2から送られる保守点検指令である。
アンテナ13は、無線送受信部12により駆動され、特定の周波数帯域の電波を無線信号として受信する。アンテナ13は、保守点検装置2から送られる保守点検指令を示す電波を受信する。本実施の形態では、無線送受信部12及びアンテナ13が、無線信号受信部に対応する。
有線送受信部14は、道路交通情報センタから道路交通情報を含む通常表示指令をケーブル15を介して入力して、表示制御部11に送信する。
保守点検装置2は、撮像装置であるカメラ20と、保守点検処理を行う検査処理部21と、無線信号の送受信回路である無線送受信部22と、無線信号の送受信アンテナであるアンテナ23と、を備える。
カメラ20は、図5に示すように、撮像を行う撮像部20Aと、撮像部20Aを駆動する駆動部20Bと、を備える。撮像部20Aは、情報表示装置1の表示画面10Aを一定時間連続撮像可能である。撮像の時間間隔は、情報表示装置1における表示画面10Aの検査用点灯パターン47(全点灯パターン47A、全消灯パターン47B、縦走査点灯パターン47C、横走査点灯パターン47D)の1つ1つのパターンが切り替えられる時間間隔よりも十分に短くなるように設定されている。また、撮像部20Aは、撮像された表示画面10Aの画像から、その発光素子10Bの点灯、消灯、明るさ(輝度)などを割り出すことができる程度の解像度及び階調度を有している。
また、カメラ20では、駆動部20Bの駆動により、特定の被写体(ここでは、情報表示装置1の表示画面10A)を撮像部20Aの撮像視野内に常に収めるような追従制御が可能である。また、撮像部20Aは、オートフォーカス機能を有している。
検査処理部21は、図5に示すように、演算処理装置であるプロセッサ50と、プログラム及びデータを記憶する記憶部51と、を備える。
プロセッサ50が記憶部51に格納された保守点検プログラム65を実行することにより、カメラ制御部(撮像制御部)60の機能と、検査部61の機能とが実現される。記憶部51には、他に、撮像データ66などが記憶される。
検査処理部21のカメラ制御部60は、撮像部20Aに道路Rの前方を撮像させつつ、撮像部20Aの撮像データを用いて情報表示装置1の表示画面10Aを、画像認識を行って検出し、検出された情報表示装置1の表示画面10Aを撮像視野内に収め、かつ、合焦するような追従制御及びオートフォーカス制御を行う。カメラ制御部60は、追従制御及びオートフォーカス制御を行いつつ、撮像データにおける表示画面10Aの大きさが、各発光素子10Bの点灯状態を検出可能な大きさになったと判定した場合に、情報表示装置1の表示画面10Aに検査用点灯パターン47を表示させるべく、保守点検指令を示す信号を無線送受信部22に出力する。
また、カメラ制御部60は、撮像開始指令を撮像部20Aに出力し、撮像部20Aに連続撮像を開始させる。また、一定期間の連続撮像後、カメラ制御部60は、撮像終了指令を撮像部20Aに出力し、撮像部20Aに撮像を終了させる。連続撮像により得られた撮像データは、撮像データ66として記憶部51に記憶される。
検査部61は、撮像部20Aで撮像され記憶部51に記憶された撮像データ66から、検査用点灯パターン47(全点灯パターン47A、全消灯パターン47B、縦走査点灯パターン47C、横走査点灯パターン47D)が表示された撮像データを抽出し、その撮像データを解析して、表示画面10Aの発光素子10Bの点灯状態を検査する。
無線送受信部22は、アンテナ23を介して、情報表示装置1に対して特定の周波数帯域の無線信号、すなわち保守点検指令を送信する。
アンテナ23は、無線送受信部22により駆動され、特定の周波数帯域の無線信号に相当する電波を発信する。本実施の形態では、無線送受信部22及びアンテナ23が、保守点検装置2の無線信号送信部に対応する。
上述の構成を有する情報表示装置1と保守点検装置2とで構成される保守点検システム100の動作について説明する。
図6に示すように、まず、保守点検装置2では、検査処理部21(カメラ制御部60)が、情報表示装置1が撮像可能位置に到達するまで待つ(ステップS11;No)。ここでは、撮像部20Aの撮像データに基づいて、その撮像視野内に情報表示装置1が補足され、情報表示装置1の表示画面10Aの個々の発光素子10Bを抽出することができた場合に、検査処理部21(カメラ制御部60)は、撮像可能位置に到達したと判定する。例えば、図7に示すように、検査用車両3が位置P1(時点t1)に到達して、図8に示すように、表示画面10Aをカメラ20の撮像視野IF内で各発光素子10Bの点灯状態を確認可能な大きさとなったときに、カメラ制御部60は、撮像可能位置に到達したと判定する。
撮像可能位置に到達したと判定されると(ステップS11;Yes)、検査処理部21(カメラ制御部60)は、保守点検指令を無線送受信部22及びアンテナ23を介して情報表示装置1に送信する(ステップS12)。ここで、例えば図9に示すように、時点t1において、保守点検指令が、保守点検装置2から情報表示装置1に送信される。
一方、情報表示装置1では、表示制御部11が、道路交通情報センタから有線送受信部14を介して受信した道路交通情報の表示を行う(ステップS21)。その後、表示制御部11は、無線送受信部12を介して無線信号を受信したか否かを判定する(ステップS22)。無線信号を受信していなければ(ステップS22;No)、表示制御部11は、道路交通情報の表示を行う(ステップS21)。このように、表示制御部11は、無線信号を受信するまで、ステップS21、S22が実行され、表示画面10Aに道路交通情報の表示を行うとともに、無線信号の受信待ちを行う。
無線信号を受信すると(ステップS22;Yes)、情報表示装置1の表示制御部11は、内部割り込みを発生させる(ステップS23)。
内部割り込みが発生すると、表示制御部11のプロセッサ30は、割り込みプログラム46を実行する。割り込みプログラム46において、表示制御部11は、検査用点灯パターン47を記憶部31から読み込んで、ドライバ10Cにより発光素子10Bを個別に駆動し、検査用点灯パターン47、すなわち図4(A)、図4(B)、図4(C)、図4(D)に示す全点灯パターン47A、全消灯パターン47B、縦走査点灯パターン47C、横走査点灯パターン47Dを表示部10の表示画面10Aに順次表示する(ステップS24)。全点灯パターン47A、全消灯パターン47B、縦走査点灯パターン47C、横走査点灯パターン47Dのそれぞれの表示時間は、道路Rを走行する自動車の運転者が肉眼で認識できないほどのごく短い時間とすることができる。
検査用点灯パターン47の表示が終了すると、表示制御部11は、割り込み処理を終了する。その後、表示制御部11のプロセッサ30は、メインプログラム45の実行状態に復帰して、道路交通情報を再表示する(ステップS21)。
一方、保守点検指令を送信(ステップS12)した後、保守点検装置2の検査処理部21(カメラ制御部60)は、カメラ20による撮像を開始させる(ステップS13)。例えば、図9に示すように、検査用車両3が、位置P2(図7参照)に到達した時点t2において、カメラ20による撮像が開始される。これにより、カメラ20は、情報表示装置1の表示画面10Aを連続撮像する。
連続撮像後、検査処理部21(カメラ制御部60)は、カメラ20による撮像を終了させる(ステップS14)。例えば、検査用車両3が、位置P3(図7参照)に到達した時点t3において、カメラ20による撮像が終了する。図9に示すように、時点t2から時点t3の間に、表示画面10Aに検査用点灯パターン47(全点灯パターン47A、全消灯パターン47B、縦走査点灯パターン47C、横走査点灯パターン47D)が表示されていれば、それらの点灯パターンの画像データが撮像され、記憶部51に撮像データ66として格納される。
図6に戻り、続いて、検査処理部21(検査部61)は、記憶部51に記憶された撮像データ66に基づいて、表示画面10Aの各発光素子10Bの点灯状態の検査を行う(ステップS15)。この検査では、例えば、各発光素子10Bの輝度低下、発光素子10B間の輝度のばらつき、不点灯、常点灯又はクロストーク(漏話)等の異常点灯が検査される。ここで、不点灯とは、点灯するように指令しているにもかかわらず、その発光素子10Bが消灯する状態をいう。常点灯とは、消灯するように指令しているにもかかわらず、その発光素子10Bが点灯する状態をいう。
例えば、検査部61は、図4(A)に示す全点灯パターン47Aに対応する撮像データ48Aにおける各発光素子10Bの輝度に基づいて、各発光素子10Bの輝度の低下又は発光素子10B間の輝度のばらつきを検出する。例えば、図10(A)に示すように、画素P(m1,n1)の発光素子10Bの輝度が低下又は消灯していた場合、検査部61は、その発光素子10Bの輝度の低下又は消灯を検出する。また、検査部61は、発光素子10Bの輝度の適正値に対する、各発光素子10Bの輝度のばらつき、適正値からの輝度の不足分又は過剰分を算出し、算出された値が閾値を超える発光素子10Bを特定する。
この全点灯パターン47Aを用いれば、例えば、表示画面10Aの全体の輝度が低下していること(適正値から輝度が低下している状態)も検出することができる。
さらには、カメラ20の連続撮像タイミングが十分に短い場合には、カメラ20が全点灯パターン47Aが表示されている状態で連続撮像を行い、各発光素子10Bの輝度の急激な時間変動、すなわち各発光素子10Bのちらつき(例えば点灯と消灯を繰り返す状態)も検出することができる。
また、検査部61は、図4(B)に示す全消灯パターン47Bに対応する撮像データ48Bにおける各発光素子10Bの輝度に基づいて、発光素子10Bの常点灯を検出する。図10(B)に示すように、画素P(m2,n2)の発光素子10Bが点灯していた場合、検査部61は、その発光素子10Bを常点灯と判定する。
また、検査部61は、図4(C)に示す縦走査点灯パターン47Cと、図4(D)に示す横走査点灯パターン47Dが表示されていたときの撮像データ48C,48Dにおける各発光素子10Bの輝度に基づいて、発光素子10Bのクロストークを検出する。図10(C)及び図10(D)に示すように、点灯すべきライン以外の発光素子10B(画素P(m3,n3)、P(m4,n4))が点灯していた場合、検査部61は、その発光素子10Bのクロストークを検出する。
図6に戻り、発光素子10Bの点灯状態の検査(ステップS15)が終了すると、検査処理部21は処理を終了する。点灯状態の検査において、無視できない発光素子10Bの輝度低下又は不点灯、ちらつき、各発光素子10B間の輝度のばらつき、常点灯、クロストーク等の異常点灯が検出された場合、その後のメンテナンスにおいて、異常が検出された発光素子10B(例えば、図4(A)の画素P(m1,n1)の発光素子10B)の交換、修理、調整が行われる。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2について、図11及び図12を参照して説明する。
本実施の形態2に係る保守点検システム100の構成は、上記実施の形態1に係る保守点検システム100の構成(図1参照)と同じであるが、動作が異なる。上記実施の形態1に係る保守点検システム100においては、カメラ20の撮像タイミングは、保守点検装置2側で決められていた。これに対して、本実施の形態2に係る保守点検システム100では、情報表示装置1での検査用点灯パターン47の表示タイミングと、保守点検装置2のカメラ20の撮像タイミングとを合わせる処理が行われる。
このため、情報表示装置1の無線送受信部12及びアンテナ13は、無線信号の受信に加え、無線信号の送信も可能となっている。また、保守点検装置2の無線送受信部22及びアンテナ23は、無線信号の送信に加え、無線信号の受信も可能である。本実施の形態では、情報表示装置1の無線送受信部12及びアンテナ13が、無線信号受信部及び無線信号送信部に対応し、保守点検装置2の無線送受信部22及びアンテナ23が、無線信号受信部及び無線信号送信部に対応する。
図11に示すように、まず、検査処理部21(カメラ制御部60)は、情報表示装置1が撮像可能位置に到達するまで待つ(ステップS11;No)。撮像可能位置に到達したと判定されると(ステップS11;Yes)、検査処理部21(カメラ制御部60)は、保守点検指令の無線信号を無線送受信部22及びアンテナ23を介して情報表示装置1に送信する(ステップS12)。
一方、情報表示装置1の表示制御部11は、道路交通情報センタから受信した道路交通情報の表示(ステップS21)と、無線信号受信判定(ステップS22;No)とを繰り返し行っている。無線信号を受信すると(ステップS22;Yes)、表示制御部11は、内部割り込みを発生させる(ステップS23)。
内部割り込みが発生すると、表示制御部11のプロセッサ30は、割り込みプログラム46を実行する。割り込みプログラム46において、表示制御部11は、撮像指令を、無線送受信部12及びアンテナ13を介して、保守点検装置2に送信する(ステップS25)。続いて、表示制御部11は、検査用点灯パターン47を表示画面10Aに表示させ(ステップS24)、割り込みを終了し、通常の道路交通情報の表示に戻る(ステップS21)。
一方、保守点検装置2の検査処理部21(カメラ制御部60)は、撮像指令受信待ちとなっている(ステップS16;No)。撮像指令を、アンテナ23及び無線送受信部22を介して受信すると、検査処理部21(カメラ制御部60)は、カメラ20による撮像を開始する(ステップS13)。連続撮像後、検査処理部21(カメラ制御部60)は、カメラ20の撮像を終了する(ステップS14)。続いて、検査部61は、撮像データ66に基づいて、表示画面10Aにおける発光素子10Bの点灯状態の検査を行う(ステップS15)。
このように、本実施の形態に係る保守点検システム100によれば、図12に示すように、表示画面10Aが検査用点灯パターン47を表示するタイミングを撮像指令として保守点検装置2の検査処理部21に伝え、そのタイミングで検査処理部21が撮像を行う。これにより、表示画面10Aにおける検査用点灯パターン47の表示タイミングと、カメラ20の撮像タイミングとを合わせ易くなる。これにより、検査用点灯パターン47の撮像に失敗する可能性を低減することができ、カメラ20の撮像期間(時点t2〜時点t3)を短くすることができる。
なお、本実施の形態では、撮像を開始する撮像指令だけを情報表示装置1から保守点検装置2に送信したが、検査用点灯パターン47を表示した後、撮像を終了する指令を情報表示装置1から保守点検装置2に送信するようにしてもよい。このようにすれば、カメラ20の撮像期間をより短縮することができる。
実施の形態3.
次に、本発明の実施の形態3について、図13及び図14を参照して説明する。
本実施の形態に係る保守点検システム100の構成は、上記実施の形態1、2に係る保守点検システム100の構成と同じであるが動作が異なる。本実施の形態に係る保守点検システム100は、保守点検装置2の検査処理部21で行われる発光素子10Bの点灯状態の検査において、発光素子10Bの輝度低下、ちらつき又は発光素子10B間の輝度のばらつきの増大が検出された場合に、それらを調整する。発光素子10Bの輝度低下、ちらつき又は発光素子10B間の輝度のばらつきの増大は、情報表示装置1を長期間運用した結果、発光素子10Bの寿命特性である輝度低下により発生するものであり、情報表示装置1の表示制御部11で輝度を調整することにより表示画面10Aの表示状態を改善できる見込みがあるためである。
表示制御部11は、個々の発光素子10Bの輝度を調整可能である。例えば、輝度が低くなっている発光素子10Bに流す駆動電流を増やせば、輝度を大きくすることができる。また、輝度が平均より低い幾つかの発光素子10Bの駆動電流を増やせば、発光素子10B間の輝度のばらつきを抑制することができる(図14参照)。
図13に示すように、まず、保守点検装置2の検査処理部21が、撮像可能位置到達判定(ステップS11)、保守点検指令送信(ステップS12)、撮像開始(ステップS13)、撮像終了(ステップS14)、点灯状態の検査(ステップS15)を順番に実行するのは、上記実施の形態1(図6参照)と同じである。
一方、情報表示装置1の表示制御部11は、道路交通情報センタから受信した道路交通情報の表示(ステップS21)、無線信号受信判定(ステップS22;No)を繰り返している。無線信号を受信すると(ステップS22;Yes)、表示制御部11は、内部割り込みを発生させる(ステップS23)。
内部割り込みが発生すると、表示制御部11のプロセッサ30は、割り込みプログラム46を実行する。割り込みプログラム46において、表示制御部11は、受信したのが調整指令であるか否かを判定する(ステップS26)。調整指令でなければ(ステップS26;No)、表示制御部11は、検査用点灯パターン47を記憶部31から読み込んで、ドライバ10Cにより発光素子10Bを個別に駆動し、検査用点灯パターン47、すなわち図4(A)、図4(B)、図4(C)、図4(D)に示す全点灯パターン47A、全消灯パターン47B、縦走査点灯パターン47C、横走査点灯パターン47Dを表示部10の表示画面10Aに順次表示する(ステップS24)。検査用点灯パターン47の表示が終了すると、表示制御部11は、割り込み処理を終了する。すると、表示制御部11のプロセッサ30は、メインプログラム45に復帰して、道路交通情報の再表示(ステップS21)、無線信号の受信判定(ステップS22)を繰り返す。
一方、保守点検指令を送信(ステップS12)した後、保守点検装置2の検査処理部21(カメラ制御部60)は、カメラ20による撮像を開始する(ステップS13)。これにより、カメラ20は、情報表示装置1の表示画面10Aが連続撮像される。連続撮像後、検査処理部21(カメラ制御部60)は、カメラ20による撮像を終了する(ステップS14)。
続いて、検査処理部21(検査部61)は、カメラ20で撮像された撮像データ66に基づいて、表示画面10Aの各発光素子10Bの点灯状態の検査を行う(ステップS15)。この検査では、例えば、発光素子10B間の輝度のばらつき、各発光素子10Bの輝度低下、発光素子10B間のばらつき、不点灯、常点灯又はクロストーク等の異常点灯が検査される。
続いて、検査処理部21(検査部61)は、検査の結果、得られた調整指令を無線送受信部22及びアンテナ23を介して情報表示装置1に送信する(ステップS17)。この調整指令には、輝度の低下が検出された画素P(m,n)に対応する発光素子10Bを特定する情報と、その発光素子10Bの輝度値の輝度調整値などが含まれている。例えば、図14に示すように、画素P(m1,n1)に対応する発光素子10Bの輝度が、適正値よりも低い場合に、発光素子10B間で輝度が均等となるような輝度調整値が算出され、画素P(m1,n1)と、算出された輝度調整値とが調整指令に含められ、情報表示装置1に送信される。
一方、情報表示装置1の表示制御部11は、道路交通情報表示(ステップS21)及び無線信号受信判定(ステップS22;No)を繰り返している。無線信号を受信すると(ステップS22;Yes)、表示制御部11は、内部割り込みを発生させる(ステップS23)。表示制御部11は、受信したのが調整指令であるか否かを判定する(ステップS26)。調整指令であれば(ステップS26;Yes)、表示制御部11は、点灯状態の調整を行う(ステップS27)。
例えば、図10(B)に示すように、調整指令が画素P(m2,n2)に対応する発光素子10Bを示していた場合、調整指令に示される輝度調整値だけその発光素子10Bに流す電流値を大きくする。これにより、画素P(m2,n2)に対応する発光素子10Bの輝度を高く調整することができる。また、図14に示すように、輝度が適正値より低い幾つかの画素P(m,n)に対応する発光素子10Bの輝度を、輝度調整値分だけ電流を増減させるようにすれば、発光素子10B間の輝度のばらつきを抑制し、各発光素子10Bの輝度を適正値に保つことができる。
点灯状態の調整(ステップS27)が完了すると、表示制御部11は、割り込みを終了して、道路交通情報の表示(ステップS21)及び無線信号受信判定(ステップS22;No)を繰り返す。
なお、本実施の形態では、表示制御部11から送信される撮像指令を待つことなく、カメラ制御部60がカメラ20による撮像を行ったが、本発明はこれには限られない。上記実施の形態2と同様に、保守点検装置2は、情報表示装置1から撮像指令を受信してから、カメラ20により表示画面10Aを撮像するようにしてもよい。
また、上記各実施の形態では、発光素子10Bの輝度を検査及び調整する場合について説明したが、本発明はこれには限られない。発光素子10Bの発色を検査及び調整するようにしてもよい。
以上詳細に説明したように、上記各実施の形態に係る保守点検システム100において、保守点検指令を受信すると、走行車両に対する道路交通情報の表示を中断し、情報表示装置1に検査用点灯パターン47を表示させ、走行車両に対する道路交通情報の表示を再開する。したがって、表示画面10Aに表示された検査用点灯パターン47をカメラ20で撮像すれば、その撮像データに基づいて表示画面10Aの発光素子10Bの点灯状態を自動的に検査することができるうえ、走行車両に対する道路交通情報の表示を停止する時間を短くすることができる。この結果、安全、迅速かつ容易に表示画面10Aの保守点検を行うことができる。
なお、上記各実施の形態では、無線信号の伝送媒体は、電波には限られない。例えば、光(赤外光、可視光、レーザ光)、音又は超音波を伝送媒体として用いてもよい。伝送媒体が光である場合には、アンテナ13、23の代わりにフォトセンサ及び発光ダイオード等が用いられ、音である場合には、アンテナ13、23の代わりにマイクロフォン及びスピーカ等が用いられ、超音波である場合には、アンテナ13、23の代わりに、超音波センサ及び超音波スピーカ等が用いられる。
また、上記各実施の形態では、検査用点灯パターン47の表示時間を、人間が認識できないほどの時間としたが、認識できる程度の短い時間であってもよい。この場合、検査用点灯パターン47の輝度を、通常の道路交通情報よりも低くして目立ちにくくするようにしてもよい。
また、保守点検装置2は検査用車両3に搭載したものでなくてもよい。例えば、自動二輪車に搭載されていてもよい。
また、上記各実施の形態では、撮像部20Aで撮像される画像に基づいて、撮像可能位置に到達したことを検出するが、本発明はこれには限られない。例えば、GPS(Global Positioning System)から得られる位置情報に基づいて、情報表示装置1と保守点検装置2との相対距離を算出し、その相対距離に基づいて撮像可能位置に到達したことを検出するようにしてもよい。
また、上記各実施の形態では、撮像可能位置に到達した時点で、保守点検指令を送信したが、本発明はこれには限られない。手動操作により、保守点検指令を送信するようにしてもよい。また、撮像部20Aは、手動操作により、表示画面10Aの撮像を開始するようにしてもよい。
図1では、検査用車両3に保守点検装置2(カメラ20、検査処理部21、無線送受信部22、アンテナ23)を搭載しているが、保守点検装置2は検査用車両3から分離して搬送可能な装置であってもよい。また、保守点検装置2は、特定の場所(情報表示装置1の表示画面10Aを撮像可能な場所)に据え置き型の装置であってもよい。例えばドローンに保守点検装置2を搭載してもよい。また、検査用車両3を保守点検装置2の道路R上を走行可能な走行部とみなし、検査用車両3全体を保守点検装置2と捉えることも可能である。
また、上記各実施の形態では、一般道路や高速道路に設置された情報表示装置1について説明したが、本発明はこれには限られない。情報表示装置1は、鉄道、船舶、飛行機等の他の移動体に対して伝えるべき情報を表示する装置であってもよい。この場合、保守点検装置2も、鉄道、船舶、飛行機等の他の移動体に搭載される。
また、上記各実施の形態では、発光素子10Bを発光ダイオードであるとしたが、本発明はこれには限られない。有機EL(Electro Luminescence)又は半導体レーザ等の半導体発光素子の他の発光素子を用いてもよい。
また、上記実施の形態3では、発光素子10Bに流す電流を調整したが、本発明はこれには限られない。発光素子10Bがパルス幅変調制御で点灯されている場合には、そのパルス幅を調整するようにしてもよい。
また、単に、情報表示装置1に表示された検査用パターンを、車両に乗った状態でデジタルカメラで撮像し、デジタルカメラで撮影された撮像データに対して画像処理を行うか、又は目視で確認して、情報表示装置1の表示画面10Aの発光素子10Bの点灯状態を検査するようにしてもよい。
その他、情報表示装置1の表示制御部11及び保守点検装置2の検査処理部21のハードウエア構成やソフトウエア構成は一例であり、任意に変更および修正が可能である。
情報表示装置1の表示制御部11及び保守点検装置2の検査処理部21の処理を行う中心となる部分は、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。例えば、前記の動作を実行するためのコンピュータプログラムを、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM等)に格納して配布し、当該コンピュータプログラムをコンピュータにインストールすることにより、前記の処理を実行する表示制御部11及び検査処理部21を構成してもよい。また、インターネットの通信ネットワーク上のサーバ装置が有する記憶装置に当該コンピュータプログラムを格納しておき、通常のコンピュータシステムがダウンロードすることで表示制御部11及び検査処理部21を構成してもよい。
表示制御部11及び検査処理部21の機能を、OS(オペレーティングシステム)とアプリケーションプログラムの分担、またはOSとアプリケーションプログラムとの協働により実現する場合などには、アプリケーションプログラムのみを記録媒体や記憶装置に格納してもよい。
搬送波にコンピュータプログラムを重畳し、通信ネットワークを介して配信することも可能である。たとえば、通信ネットワーク上の掲示板(BBS, Bulletin Board System)にコンピュータプログラムを掲示し、ネットワークを介してコンピュータプログラムを配信してもよい。そして、このコンピュータプログラムを起動し、OSの制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、前記の処理を実行できる構成を有していてもよい。
この発明は、この発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この発明を説明するためのものであり、この発明の範囲を限定するものではない。すなわち、この発明の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、この発明の範囲内とみなされる。
本発明は、高速道路又は一般道路の情報表示装置の保守点検に適用することができる。
1 情報表示装置、2 保守点検装置、3 検査用車両、10 表示部、10A 表示画面、10B 発光素子、10C ドライバ、11 表示制御部、12 無線送受信部、13 アンテナ、14 有線送受信部、15 ケーブル、20 カメラ、20A 撮像部、20B 駆動部、21 検査処理部、22 無線送受信部、23 アンテナ、30 プロセッサ、31 記憶部、45 メインプログラム、46 割り込みプログラム、47 検査用点灯パターン、47A 全点灯パターン、47B 全消灯パターン、47C 縦走査点灯パターン、47D 横走査点灯パターン、48A,48B,48C,48D 撮像データ、50 プロセッサ、51 記憶部、60 カメラ制御部、61 検査部、65 保守点検プログラム、66 撮像データ、100 保守点検システム、IF 撮像視野、R 道路

Claims (14)

  1. 発光素子が配列されて構成され、移動体に対する情報を表示する表示部と、
    無線信号を受信する無線信号受信部と、
    前記無線信号受信部を介して前記発光素子の点灯状態の保守点検指令を受信すると、前記表示部における前記移動体に対する情報の表示を中断して、前記表示部に検査用の点灯パターンを表示させた後、前記移動体に対する情報の表示を再開する表示制御部と、
    を備える情報表示装置。
  2. 前記無線信号を送信する無線信号送信部を備え、
    前記表示制御部は、
    前記無線信号送信部に、前記表示部の撮像指令を送信するとともに、前記表示部に検査用の点灯パターンを表示させる、
    請求項1に記載の情報表示装置。
  3. 前記表示制御部は、
    前記無線信号受信部を介して前記発光素子の点灯状態の調整指令を受信すると、その調整指令に従って前記発光素子の点灯状態を調整する、
    請求項1又は2に記載の情報表示装置。
  4. 前記検査用の点灯パターンは、
    全ての前記発光素子を点灯させる全点灯パターンと、
    全ての前記発光素子を消灯させる全消灯パターンと、
    一列に並ぶ前記発光素子を点灯させ、点灯する前記発光素子の列を順次切り替える走査点灯パターンと、
    を含み、
    前記表示制御部は、
    前記全点灯パターンと、前記全消灯パターンと、前記走査点灯パターンとを、前記表示部に表示させる、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の情報表示装置。
  5. 前記検査用の点灯パターンの表示時間は、
    その点灯パターンを目視で認識できないほど短い時間である、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の情報表示装置。
  6. 前記無線信号の伝送媒体は、電波、光、音波又は超音波である、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の情報表示装置。
  7. 発光素子が配列されて構成される表示部に、移動体に対する情報を表示する移動体用の情報表示装置の保守点検装置であって、
    無線信号を送信する無線信号送信部と、
    前記表示部の撮像を行う撮像部と、
    前記無線信号送信部に前記発光素子の点灯状態の保守点検指令を送信させ、前記撮像部に前記表示部を撮像させる撮像制御部と、
    前記撮像部の撮像データに基づいて、前記表示部における前記発光素子の点灯状態を検査する検査部と、
    を備える保守点検装置。
  8. 前記無線信号を受信する無線信号受信部と、
    前記撮像制御部は、
    前記無線信号受信部を介して前記表示部の撮像指令を受信すると、前記撮像部に前記表示部を撮像させる、
    請求項7に記載の保守点検装置。
  9. 前記検査部は、
    前記撮像部で撮像された前記発光素子の画像に基づいて前記発光素子の点灯状態の調整指令を生成し、
    前記無線信号送信部は、
    前記検査部で生成された前記発光素子の点灯状態の調整指令を送信する、
    請求項7又は8に記載の保守点検装置。
  10. 道路上を走行可能な走行部を備える、
    請求項7から9のいずれか一項に記載の保守点検装置。
  11. 前記無線信号の伝送媒体は、電波、光、音波又は超音波である、
    請求項7から10のいずれか一項に記載の保守点検装置。
  12. 請求項1に記載の情報表示装置と、
    請求項7に記載の保守点検装置と、
    を備える保守点検システム。
  13. 請求項2に記載の情報表示装置と、
    請求項8に記載の保守点検装置と、
    を備える保守点検システム。
  14. 請求項3に記載の情報表示装置と、
    請求項9に記載の保守点検装置と、
    を備える保守点検システム。
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