JP2018120340A - 防災機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】外観上の見え方を変更可能な防災機器を提供すること。【解決手段】防災のために用いられる感知器100であって、検出対象が流入する検出空間と、検出空間に流入した検出対象を検出する検出部と、検出部及び検出空間を収容する筐体12と、電気的に自己の表示画像を変更可能な電子ペーパ13であって、筐体12の外面に設けられている電子ペーパ13と、電子ペーパ13の表示画像を制御する表示制御手段と、検出部の検出結果に基づいて、感知器100が監視している領域である監視領域の異常を判定する判定部と、を備え、感知器100は、設置対象物の設置面900に取り付けられており、表示制御部は、電子ペーパ13が設置対象物の設置面900に対応する画像を表示するように、電子ペーパ13の表示画像を制御する。【選択図】図7

Description

本発明は、防災機器に関する。
従来、煙が流入するチャンバと、当該チャンバを収容するケースとを備えており、このケースの外部からチャンバに流入した煙の濃度を検出することにより、火災を判定する火災感知器が知られていた(例えば、特許文献1参照)。そして、この火災感知器については、一般的に、当該火災感知器の監視の対象となっている領域の天井又は壁に設置されて、用いられていた。
特開2011−248547号公報
しかしながら、特許文献1の火災感知器を天井又は壁に設置した場合、例えば、天井又は壁の外観上の統一感が失われてしまい、統一感が失われることに起因して、火災感知器が設置されている領域内のユーザに対して、外観上の違和感を与えてしまう可能性があった。従って、火災感知器の外観上の見え方に関して改善の余地があった。また、例えば、発信機や中継器等の火災感知器以外の防災機器についても、火災感知器と同様に、外観上の見え方に関して改善の余地があった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、外観上の見え方を変更可能な防災機器を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の防災機器は、防災のために用いられる防災機器であって、前記防災機器の部品を収容する収容手段と、電気的に自己の表示画像を変更可能な電子ペーパであって、前記収容手段の外面に設けられている前記電子ペーパと、を備える。
また、請求項2に記載の防災機器は、請求項1に記載の防災機器において、前記防災機器は、感知器であり、前記感知器は、検出対象が流入する検出空間と、前記検出空間に流入した前記検出対象を検出する検出手段と、前記電子ペーパの表示画像を制御する表示制御手段と、を備え、前記感知器の前記収容手段は、前記検出手段及び前記検出空間を収容する。
また、請求項3に記載の防災機器は、請求項2に記載の防災機器において、前記感知器は、設置対象物の設置面に取り付けられており、前記表示制御手段は、前記電子ペーパが前記設置対象物の前記設置面に対応する画像を表示するように、前記電子ペーパの表示画像を制御する。
また、請求項4に記載の防災機器は、請求項2又は3に記載の防災機器において、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記感知器が監視している領域である監視領域の異常を判定する判定手段、を備え、前記表示制御手段は、前記電子ペーパが前記判定手段の判定結果に関する画像を表示するように、前記電子ペーパの表示画像を制御する。
また、請求項5に記載の防災機器は、請求項2から4のいずれか一項に記載の防災機器において、前記表示制御手段は、前記電子ペーパが前記検出手段の検出結果に関する画像を表示するように、前記電子ペーパの表示画像を制御する。
また、請求項6に記載の防災機器は、請求項2から5のいずれか一項に記載の防災機器において、前記電子ペーパに表示させるべき画像の情報である画像情報を受信する受信手段、を備え、前記表示制御手段は、前記受信手段が受信した前記画像情報に対応する表示画像を、前記電子ペーパが表示するように、前記電子ペーパの表示画像を制御する。
請求項1に記載の防災機器によれば、電気的に自己の表示画像を変更可能な電子ペーパであって、収容手段の外面に設けられている電子ペーパを備えることにより、例えば、電子ペーパの表示画像を変更することができるので、外観上の見え方を変更可能な防災機器を提供することができる。また、例えば、防災機器の外観上の見え方を変更することにより、防災機器の周囲(例えば、設置面等)との統一感を持たせることができるので、防災機器である感知器が設置されている領域内のユーザに対して、外観上の違和感を与える可能性を低減することができる。また、例えば、防災機器である発信機を目立たせることができるので、防災機器の防災性を向上させることができる。また、例えば、防災機器である中継器に関する画像(例えば、中継器の正しい配線接続を示すインストラクション画像)を表示させることができるので、防災機器を正常に運用することができる。
請求項2に記載の防災機器によれば、電子ペーパの表示画像を制御する表示制御手段を備えることにより、例えば、防災機器である感知器自身が電子ペーパの表示画像を自動的に変更することができるので、電子ペーパの表示画像の変更を、ユーザがマニュアルにて行うのが不要となり、外観上の見え方を自動的に変更可能な使い勝手のよい防災機器を提供することができる。
請求項3に記載の防災機器によれば、電子ペーパが設置面に対応する画像を表示するように、電子ペーパの表示画像を制御することにより、例えば、防災機器である感知器の外観上の見え方において、設置面との統一感を持たせることができるので、防災機器が設置面に設置されていないような印象をユーザに与えことができ、ユーザに対して外観上の違和感を与える可能性を確実に低減することができる。
請求項4に記載の防災機器によれば、監視領域の異常を判定する判定手段の判定結果に関する画像を表示するように、電子ペーパの表示画像を制御することにより、例えば、防災機器である感知器の外観上の表示を用いて、監視領域の状態をユーザに報知することができるので、防災機器の防災性を向上させることができる。また、例えば、監視領域で異常が発生したことを、防災機器の外観全体を用いて表示することができるので、監視領域の異常をユーザに対して確実に報知することができる。
請求項5に記載の防災機器によれば、電子ペーパが検出手段の検出結果に関する画像を表示するように、電子ペーパの表示画像を制御することにより、例えば、防災機器である感知器のゼロ点の値(例えば、監視領域で煙が発生していない場合の検出手段の検出結果に対応する値)を確認することができ、感知器の感度を確認することができる。
請求項6に記載の防災機器によれば、防災機器である感知器の受信手段が受信した画像情報に対応する表示画像を電子ペーパが表示するように、電子ペーパの表示画像を制御することにより、例えば、電子ペーパの表示画像を防災機器の外部から当該防災機器に対して設定することができるので、ユーザの意図に沿って外観上の見え方を変更可能な感知器を提供することができる。
本実施の形態に係る設置面に取り付けられた状態の感知器の側面図である。 感知器及び設置面の底面図である。 図1のA―A矢視断面図である。 感知器のブロック図である。 設置面の外観の一例を示す図である。 表示処理のフローチャートである。 設置面表示画像が表示された状態の感知器及び設置面の底面図である。 火災表示画像が表示された状態の感知器及び設置面の底面図である。
以下に、本発明に係る防災機器の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
〔実施の形態の基本的概念〕
まずは、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、検出空間と、検出手段と、収容手段と、電子ペーパとを備える防災機器に関するものである。
ここで、「防災機器」とは、防災のために用いられる機器であり、例えば、発信機、中継器、及び感知器等を含む概念である。「発信機」とは、監視領域の異常を報知するためにユーザによって操作される機器であり、具体的には、収容手段と、電子ペーパとを備えている機器である。「中継器」とは、各種センサからの出力を中継する装置、各種リレーを制御する装置等であり、具体的には、収容手段と、電子ペーパとを備えている機器であり、例えば、ガス漏れ用中継器、防排煙用中継器等を含む概念である。「感知器」とは、監視領域の異常を判定する機器であり、具体的には、監視領域の検出対象を検出することにより、火災、ガス漏れ等の異常を判定する機器であり、具体的には、検出空間と、検出手段と、収容手段と、電子ペーパとを含む機器であり、例えば、煙感知器、熱感知器、火災感知器、及びガス漏れ感知器等を含む概念である。また、「監視領域」とは、感知器による監視の対象となっている領域であり、具体的には、一定の広がりを持った空間であって、屋内あるいは屋外の空間であって、例えば、建物の廊下、階段、又は部屋等の空間を含む概念である。また、「検出対象」とは、感知器による検出の対象であり、具体的には、監視領域の異常に関連するものであり、例えば、煙、熱、炎、及び一酸化炭素等の有毒ガス等を含む概念である。
また、「検出空間」とは、検出対象が流入する空間であり、煙感知器又は火災感知器においては例えば、感知器の外部から遮光されている領域である遮光領域内に設けられている空間である。また、「検出手段」とは、検出空間に流入した検出対象を検出する手段であり、具体的には、発光手段と受光手段とを備える手段である。「発光手段」とは、検出光を発光する手段であり、具体的には、発光ダイオード等を含む概念である。「受光手段」とは、発光手段から発光された検出光に基づく光を受光する手段であり、具体的には、フォトダイオード等を含む概念である。「発光手段から発光された検出光に基づく光」とは、発光手段から発光された検出光が検出空間に流入した検出対象により散乱されることで生じる光である散乱光、又は、発光手段から発光された検出光が検出空間を通過した後に遮光領域内で反射されることで生じる反射光等を含む概念である。
また、「収容手段」とは、防災機器の部品を収容するものであり、例えば、発信機の部品、中継器の部品、あるいは、検出手段及び検出空間等を収容するものであり、一例としては、防災機器の外形を構成するものである。
また、「電子ペーパ」とは、電気的に自己の表示画像を変更可能な表示手段であって、収容手段の外面に設けられているものであり、具体的には、柔軟に曲げられるもの、あるいは、或る程度形状が定まっており多少曲げられるもの等を含む概念である。この「電子ペーパ」は、例えば、白黒又はカラーにて表示情報を表示するものであって、いわゆるマイクロカプセル型電気泳動方式、セグメント方式、ドットマトリクス方式、カラーフィルタを用いる方式、RGBの光を選択的に反射するコレステリック液晶を積層する方式、又はその他の公知の方式、あるいは、これらの方式の任意の組み合わせによる方式を用いて構成されるものである。「表示画像」とは、電子ペーパに表示される画像であり、任意の画像であって、例えば、後述する設置面表示画像、火災表示画像、避難方向表示画像、及び位置表示画像等を含む概念である。
以下に示す実施の形態では、「防災機器」が「火災感知器」であり、「監視領域」が「建物の部屋」であり、「検出対象」が「煙(具体的には、煙の粒子)」であり、「電子ペーパ」が「柔軟に曲げられるもの」であって「カラーにて表示情報を表示するもの」であり、「表示画像」として「設置面表示画像」及び「火災表示画像」を表示させる場合について説明する。
(構成)
まず、本実施の形態に係る感知器の構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る設置面に取り付けられた状態の感知器の側面図であり、図2は、感知器及び設置面の底面図であり、図3は、図1のA―A矢視断面図であり、図4は、感知器のブロック図である。なお、説明の便宜上、図1については、感知器100の外側を破線で示し、内側を実線で示しており、また、図2については、設置面900の模様を省略しており、また、図3については、感知器100の断面の一部のみを示している。また、以下の説明では、図1〜図3に示すX―Y―Z方向が互いに直交する方向であり、具体的には、Z方向が鉛直方向であって、X方向及びY方向が鉛直方向に対して直交する水平方向であるものとして、例えば、Z方向を高さ方向と称し、+Z方向を上側(平面)と称し、−Z方向を下側(底面)と称して説明する。また、以下の「X―Y―Z方向」に関する用語については、図示の感知器100において、各構成品の相対的な位置関係(又は、方向)等を説明するための便宜的な表現であることとし、図3の遮光領域15の中心位置を基準として、XY平面において遮光領域15から離れる方向を「外側」と称し、遮光領域15に近づく方向を「内側」と称して、以下説明する。
これら各図に示す感知器100は、防災機器であって、監視領域の検出対象を検出することにより、火災を判定する機器であり、具体的には、図1に示すように、監視領域の天井面である設置面900に取り付けて用いられるものであり、例えば、取付ベース11、筐体12、電子ペーパ13、図3のラビリンス14、遮光領域15、防虫網16、検出空間17、図4の検出部21、警報部22、記録部23、及び制御部24を備える。
(構成−取付ベース)
図1の取付ベース11は、設置面900に対して、筐体12を取り付けるための取付手段である。この取付ベース11の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、筐体12と設置面900との間において用いられるものであって、公知の固定手段(例えば、ねじあるいは嵌合構造等)によって固定されているものである。
(構成−筐体)
図1の筐体12は、図3のラビリンス14、遮光領域15、防虫網16、検出空間17、図4の検出部21、警報部22、記録部23、及び制御部24を収容する収容手段である。この図1の筐体12の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、高さ方向(Z方向)において上側(+Z方向)に設けられている円筒状部分と、この円筒状部分から下側(−Z方向)に突出するように形成されたものであって少なくとも防虫網16を収容するためのドーム状部分とによって形成されているものであり、図2の開口部121が設けられているものである。
(構成−筐体−開口部)
図2の開口部121は、筐体12に対して気体を流入させる流入手段であり、また、筐体12に対して気体を流出させる流出手段である。この開口部121の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、筐体12のドーム状部分における防虫網16と対向する位置を複数設けられているものである。
(構成−電子ペーパ)
図1及び図2の電子ペーパ13は、前述したように、電気的に自己の表示画像を変更可能な表示手段であって、筐体12の外面に設けられているものである。この電子ペーパ13の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、柔軟に曲げられるものであって、カラーにて後述する設置面表示画像、又は火災表示画像を表示するものであり、詳細には、筐体12の外面に沿って当該外面の全体を覆って(つまり、開口部121及び後述する表示灯221を避ける位置全体を覆って)いるものであり、公知の固定手段(例えば、接着剤等)によって固定されているものである。
(構成−ラビリンス)
図3のラビリンス14は、感知器100の外側からの光を遮光しつつ、気体を流入また又は流出させる遮光手段である。このラビリンス14の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、図1の高さ方向(Z方向)においてベース板141及びカバー板142の間に固定されるものであり、図3に示すように、防虫網16の内周全体に沿って複数設けられているものである。
(構成−遮光領域)
図3の遮光領域15は、感知器100の外側からの光が遮光されている領域であり、具体的には、ラビリンス14、図1のベース板141、及びカバー板142によって取り囲まれている領域である。
(構成−防虫網)
図3の防虫網16は、遮光領域15に虫が進入するのを抑制する防虫手段であり、また、遮光領域15に対して気体を流入させる流入手段であり、また、遮光領域15に対して気体を流出させる流出手段である。この防虫網16の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、遮光領域15の外部と内部との間で、防虫網16自身の小孔を介して気体が流入又は流出するのを許容する一方で、遮光領域15に虫が入ることを防止するように構成されているものである。
(構成−検出空間)
図3の検出空間17は、遮光領域15内に設けられ、外部から煙が流入する空間であって、散乱光が生じる空間である。この検出空間17は具体的には、後述する発光部211の光軸と受光部212の光軸とが交わる点を少なくとも含む空間である。
(構成−検出部)
図4の検出部21は、検出空間17に流入した煙を検出する検出手段である。この検出部21の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、図3の発光部211及び受光212を備えるものである。
(構成−検出部−発光部)
発光部211は、煙を検出するための光である検出光を発光する発光手段であり、具体的には、検出空間17に向かって検出光を発光するものである。この発光部211の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、発光ダイオード等を備えるものである。
(構成−検出部−受光部)
受光部212は、発光部211から発光された検出光に基づく光を受光する受光手段であり、具体的には、検出空間17で発生した散乱光を受光するものである。この受光部212の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、フォトダイオード等を備えるものである。
(構成−警報部)
図4の警報部22は、感知器100が火災を判定した場合に、警報を出力する警報手段である。この警報部22の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、音声にて警報を出力する不図示のスピーカ、あるいは、発光表示にて警報を出力する図2の表示灯221等を備えるものである。
(構成−記録部)
図4の記録部23は、感知器100の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段であり、例えば、外部記録装置としてのハードディスク(図示省略)を用いて構成されている。ただし、ハードディスクに代えてあるいはハードディスクと共に、磁気ディスクの如き磁気的記録媒体、DVDやブルーレイディスクの如き光学的記録媒体、又はFlash、ROM、USBメモリ、SDカードの如き電気的記録媒体を含む、その他の任意の記録媒体を用いることができる。
また、この記録部23には、火災判定閾値、設置面表示画像、及び火災表示画像が格納されている。
「火災判定閾値」とは、監視領域における火災発生を判定するために用いられる閾値であって、図3の受光部212が受光した光の強度と比較されるものである。そして、この火災判定閾値については、不図示の入力手段(例えば、公知のメモリスティックの如き記録媒体等)を用いて、一例として「50(ルーメン)」が入力されて格納されているものとする。以下、説明の便宜上、単位「ルーメン」は適宜省略する。
「設置面表示画像」とは、前述した表示画像であり、具体的には、後述の判定部241の判定結果に関する画像であって、火災が発生していない場合の表示画像であり、例えば、図1の設置面900の外観に対応する画像である。なお、「設置面900の外観に対応する画像」とは、ユーザに対して感知器100が設置されていることによる違和感を与えないような画像であり、具体的には、ユーザが下側(−Z方向)から感知器100を視認した場合に、当該感知器100が目立たずに、あたかも感知器100が設置面900に設置されていないような印象を与える画像であり、例えば、設置面900における感知器100が設置される部分と同様な模様、あるいは、当該部分と同様な色を表示する画像である。図5は、設置面の外観の一例を示す図である。以下の説明では、設置面900の外観が、図5に示すように、格子模様である場合において、2点鎖線で示されている設置部分901に感知器100が設置されるものとして説明する。
そして、設置面表示画像については、一例として、ユーザの携帯端末(例えば、カメラ付スマートフォン等)を用いて撮像された、図5の設置部分901の画像が、携帯端末から図4の感知器100に送信されて、送信された当該画像を感知器100が受信し、受信した画像が記録部23に設置面表示画像として格納されているものとする。なお、図5の設置部分901の画像の通信については、任意の手法により行うことができるが、ここでは、例えば、ユーザの携帯端末及び図4の感知器100が、互いに無線通信を行うための無線通信機能を備えており、この無線通信機能を用いて、不図示の防災受信機又は不図示の中継器を介さずに直接的に、あるいは、不図示の防災受信機又は不図示の中継器を介して間接的に通信を行うものとする。なお、ここでの、ユーザの携帯端末で撮像された図5の設置部分901の画像が、電子ペーパ13に表示させるべき画像の情報である「画像情報」に相当する。また、感知器100における無線通信機能であって、携帯端末から送信された画像を受信する当該無線通信機能が、「受信手段」に相当する。
「火災表示画像」とは、前述した表示画像であって、設置面表示画像とは異なる画像であり、具体的には、後述の判定部241の判定結果に関する画像であって、火災が発生している場合の表示画像であり、例えば、火災発生に関する画像である。なお、「火災発生に関する画像」とは、ユーザに対して火災発生を報知するための画像であり、例えば、火災発生をイメージさせる炎の画像、あるいは、火災発生を示すテキストメッセージの画像である。そして、火災表示画像については、不図示の入力手段(例えば、公知のメモリスティックの如き記録媒体等)を用いて、一例として、炎の画像及び「火災発生」というテキストメッセージの画像の組み合わせが入力されて格納されているものとする。
(構成−制御部)
図4の制御部24は、感知器100を制御する制御手段であり、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである。特に、実施の形態に係る制御プログラムは、任意の記録媒体又はネットワークを介して感知器100にインストールされることで、制御部24の各部を実質的に構成する。この制御部24は、機能概念的に、判定部241、及び表示制御部242を備える。判定部241は、検出部21の検出結果に基づいて、感知器100が監視している領域である監視領域の異常を判定する判定手段である。表示制御部242は、電子ペーパ13の表示画像を制御する表示制御手段であり、例えば、電子ペーパ13が判定部241の判定結果に関する画像を表示するように、電子ペーパ13の表示画像を制御するものである。なお、この制御部24の各部により行われる処理については、後述する。
(処理)
次に、このように構成される感知器100によって実行される表示処理について説明する。図6は、表示処理のフローチャートである(以下の各処理の説明ではステップを「S」と略記する)。「表示処理」とは、表示画像を表示するための処理であり、具体的には、図2の電子ペーパ13に画像を表示するための処理である。この表示処理を実行するタイミングは任意であるが、例えば、図4の記録部23の各情報の記録、及び、感知器100の図5の設置部分901への設置の後に、感知器100の電源をオンした場合に起動されて実行するものとして、表示処理が起動されたところから説明する。
まず、図6に示すように、SA1において表示制御部242は、設置面表示画像を表示させる。具体的には、図4の記録部23の設置面表示画像を取得し、取得した設置面表示画像を、電子ペーパ13に表示させる。図7は、設置面表示画像が表示された状態の感知器及び設置面の底面図である。ここでは、例えば、表示制御部242は、図5における設置部分901に対応する画像が表示されるように、図7に示すように、設置面表示画像を電子ペーパ13に表示させる。なお、ここでは、図5における設置部分901に対応する画像が表示されるように、電子ペーパ13に対する設置面表示画像の表示サイズ、表示位置、又は表示方向等の表示パラメータを調整する必要があるが、例えば、感知器100の施工時に、ユーザによって当該表示パラメータの調整が予め行われており、ここでは、予め調整された表示パラメータを用いて、設置面表示画像を表示させることとする。
図6に戻って、SA2において判定部241は、火災(異常)が発生したか否かを判定する。具体的には、図4の検出部21の検出結果と、記録部23の火災判定閾値とに基づいて判定する。詳細には、検出部21の受光部212が受光した光の強度を取得し、また、記録部23の火災判定閾値を取得し、これらの取得した値を比較し、比較結果に基づいて火災が発生したか否かを判定する。そして、受光部212が受光した光の強度が、火災判定閾値未満である場合、火災が発生していないものと判定し(SA2のNO)、火災が発生したものと判定するまで、繰り返しSA2を実行する。また、受光部212が受光した光の強度が、火災判定閾値以上である場合、火災が発生したものと判定し(SA2のYES)、SA3に移行する。ここでは、例えば、火災判定閾値として「50」が格納されているので、受光部212が受光した光の強度が「40」である場合、火災が発生していないものと判定し、一方、例えば、受光部212が受光した光の強度が「60」である場合、火災が発生したものと判定する。
図6に戻って、SA3において制御部24は、図8の表示灯221を点灯させ、また、感知器100に接続されている不図示の防災受信機への火災信号を、感知器100の不図示の通信手段を介して送信させる。
図6に戻って、SA4において表示制御部242は、火災表示画像を表示させる。具体的には、図4の記録部23の火災表示画像を取得し、取得した火災表示画像を、電子ペーパ13に表示させる。図8は、火災表示画像が表示された状態の感知器及び設置面の底面図である。ここでは、例えば、表示制御部242は、図8に示すように、開口部121よりも外側に「火災発生」のメッセージを表示させ、且つ、開口部121よりも内側に炎の画像を表示させる。詳細には、電子ペーパ13において、背景色を白色にさせた上で、「火災発生」のメッセージ及び炎の画像を赤色にて表示させる。なお、ここでは、電子ペーパ13に対する火災表示画像の表示サイズ、表示位置、又は表示方向等の表示パラメータを調整する必要があるが、例えば、感知器100の施工時にユーザによって、あるいは、感知器100の製造時に製造者によって、当該表示パラメータの調整が予め行われており、ここでは、予め調整された表示パラメータを用いて、火災表示画像を表示させることとする。
図6に戻って、SA5において判定部241は、復旧するか否かを判定する。具体的には、ユーザによる不図示の防災受信機に対する所定操作により、当該防災受信機から送信させる復旧信号を、感知器100の不図示の通信手段を介して受信したか否かに基づいて判定する。そして、復旧信号を感知器100の不図示の通信手段を介して受信していない場合、復旧しないものと判定し(SA5のNO)、復旧するものと判定するまで、繰り返しSA5を実行する。また、復旧信号を感知器100の不図示の通信手段を介して受信した場合、復旧するものと判定し(SA5のYES)、SA6に移行する。ここでは、例えば、ユーザが不図示の防災受信機に対して所定操作を行わない場合、復旧しないものと判定することになり、一方、ユーザが不図示の防災受信機に対して所定操作を行った場合、復旧するものと判定することになる。
図6に戻って、SA6において表示制御部242は、設置面表示画像を表示させる。具体的には、SA1の場合と同様にして、図7に示すように、設置面表示画像を電子ペーパ13に表示させる。
図6に戻って、SA7において制御部24は、図7の表示灯221を消灯させる。これにて、表示処理を終了する。
(実施の形態の効果)
このように本実施の形態によれば、電気的に自己の表示画像を変更可能な電子ペーパ13であって、筐体12の外面に設けられている電子ペーパ13を備えることにより、例えば、電子ペーパ13の表示画像を変更することができるので、外観上の見え方を変更可能な感知器100を提供することができる。また、例えば、感知器100の外観上の見え方を変更することにより、感知器100の周囲(例えば、設置面900等)との統一感を持たせることができるので、感知器100が設置されている領域内のユーザに対して、外観上の違和感を与える可能性を低減することができる。
また、電子ペーパ13の表示画像を制御する表示制御部242を備えることにより、例えば、感知器100自身が電子ペーパ13の表示画像を自動的に変更することができるので、電子ペーパ13の表示画像の変更を、ユーザがマニュアルにて行うのが不要となり、外観上の見え方を自動的に変更可能な使い勝手のよい感知器100を提供することができる。
また、電子ペーパ13が設置面900に対応する画像(例えば、設置面表示画像)を表示するように、電子ペーパ13の表示画像を制御することにより、例えば、感知器100の外観上の見え方において、設置面900との統一感を持たせることができるので、感知器100が設置面900に設置されていないような印象をユーザに与えことができ、ユーザに対して外観上の違和感を与える可能性を確実に低減することができる。
また、監視領域の異常を判定する判定部241の判定結果に関する画像を表示するように、電子ペーパ13の表示画像を制御することにより、例えば、感知器100の外観上の表示を用いて、監視領域の状態をユーザに報知することができるので、感知器100の防災性を向上させることができる。また、例えば、監視領域で異常が発生したことを、感知器100の外観全体を用いて表示することができるので、監視領域の異常をユーザに対して確実に報知することができる。
また、感知器100における、携帯端末から送信された画像を受信する無線通信機能により受信した、図5の設置部分901の画像に対応する表示画像(例えば、設置面表示画像)を電子ペーパ13が表示するように、電子ペーパ13の表示画像を制御することにより、例えば、電子ペーパ13の表示画像を感知器100の外部から当該感知器100に対して設定することができるので、ユーザの意図に沿って外観上の見え方を変更可能な感知器100を提供することができる。
〔実施の形態に対する変形例〕
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の詳細に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏したりすることがある。
(分散や統合について)
また、上述した構成は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、任意の単位で機能的または物理的に分散又は統合して構成できる。
(表示画像について(その1))
また、上記実施の形態では、図6のSA4において、図8に示すように、電子ペーパ13に火災表示画像として、炎の画像及び「火災発生」のメッセージを表示させる場合について説明したが、これに限らない。例えば、図6のSA4において、炎の画像のみ、あるいは、「火災発生」のメッセージのみを表示させてもよい。
(表示画像について(その2))
また、上記実施の形態では、図6のSA4において、電子ペーパ13に火災表示画像を表示させる場合について説明したが、これに限らない。例えば、火災表示画像の代わりに、火災表示画像ともに、あるいは、火災表示画像と交互に、避難方向表示画像を表示させてもよい。ここで、「避難方向表示画像」とは、前述した表示画像であって、設置面表示画像及び火災表示画像とは異なる画像であり、具体的には、判定部241の判定結果に関する画像であって、火災が発生している場合の表示画像であり、例えば、避難方向を示す画像である。なお、「避難方向を示す画像」とは、非常口の方向を示す矢印の画像である。そして、このように構成した場合、火災発生時の避難誘導を迅速且つ確実に行うことができる。
(表示画像について(その3))
また、上記実施の形態では、図6のSA1において、図7に示すように、電子ペーパ13に設置面表示画像を表示させる場合について説明したが、これに限らない。例えば、設置面表示画像の代わりに、あるいは、設置面表示画像と交互に、位置表示画像又は識別画像を表示させてもよい。
ここで、「位置表示画像」とは、前述した表示画像であって、設置面表示画像、火災表示画像、及び避難方向表示画像とは異なる画像であり、具体的には、判定部241の判定結果に関する画像であって、火災が発生していない場合の表示画像であり、例えば、感知器100を目立たせるための画像である。この位置表示画像は、例えば、設置面900の模様とは異なる模様の画像、あるいは、設置面900の色とは対照的な色(例えば、白色に対する黒色等)の画像である。この場合、不図示の防災受信機をユーザが操作することにより、設置面表示画像又は位置表示画像をマニュアルで切り替えて表示させるように構成してもよい。そして、このように構成した場合、例えば感知器100の動作試験を行うために感知器100の位置を目視にて把握する必要があるときに、位置表示画像を表示させることにより感知器100を目立たせることができるので、感知器100の位置を迅速に把握することができ、当該動作試験の作業効率を向上させることができる。
また、「識別画像」とは、防災機器を特定するための画像であり、具体的には、判定部241の判定結果に関する画像であって、火災が発生していない場合の表示画像であり、例えば、感知器100の種別を特定する画像である種別識別画像、又は、感知器100に設定されているアドレスを特定する画像であるアドレス識別画像等を含む概念である。この場合、不図示の防災受信機をユーザが操作することにより、設置面表示画像又は識別画像をマニュアルで切り替えて表示させるように構成してもよいし、また、感知器100の動作試験を行うモードであるメンテナンスモードに設定されていることを検出して自動的に識別画像を表示させるように構成してもよい。そして、このように構成した場合、感知器100と同様な特徴(例えば、画像の表示の特徴、及び、外観の特徴)を有する感知器が複数設けられている場合に、当該感知器に表示されている識別画像を頼りにして、動作試験の対象となる感知器を識別することができるので、当該動作試験の作業効率を向上させることができる。特に、従来は、感知器の種別又はアドレスを示す表示具(例えば、タグ、あるいは、シール等)を、感知器に付して当該感知器を識別していたが、この表示具が示す情報が見え難かったり、当該表示具に起因して感知器の美観が低下してしまったりする可能性が生じる問題点があったが、上述のように構成することにより、この問題点も解決することが可能となる。
(表示画像について(その4))
また、上記実施の形態において、任意のタイミング(例えば、防災受信機からの命令を受信したタイミング、あるいは、当該命令とは無関係な任意のタイミング等)にて、図4の表示制御部242が、図3の受光部212の受光結果に対応するアナログ値を取得し、取得したアナログ値を特定する画像(例えば、テキスト情報の画像等)を、図2の電子ペーパ13に表示してもよい。より具体的には、アナログ値をそのまま表示してもよいし、感知器100内で温度、煙濃度、一酸化炭素濃度等に換算して表示してもよい。このように構成した場合、電子ペーパ13が受光部212の受光結果に関する画像を表示するように、電子ペーパ13の表示画像を制御することにより、例えば、防災機器である感知器100のゼロ点の値(例えば、監視領域で煙が発生していない場合の受光部212の受光結果に対応する値)を確認することができ、感知器100の感度を確認することができる。特に、感知器100が複数台用いられている場合、複数台の感知器100相互間の感度の差異を確認することができる。
(各画像の格納について)
また、上記実施の形態の図4の設置面表示画像として、ユーザの携帯端末を用いて撮像された画像以外の画像を用いてもよい。例えば、設置面900のサンプル画像を入手し、当該サンプル画像を、不図示の入力手段(例えば、公知のメモリスティックの如き記録媒体等)を用いて、設置面表示画像として記録部23に格納してもよい。
(電子ペーパについて(その1))
また、上記実施形態では、図2の電子ペーパ13が、筐体12の外面に沿って当該外面の全体を覆っている場合について説明したが、これに限らない。例えば、電子ペーパ13が、筐体12の外面の一部のみ(例えば、筐体12の円筒状部分のみ、あるいは、ドーム状部分のみ等)を覆うように構成してもよい。
(電子ペーパについて(その2))
また、上記実施形態では、図2の電子ペーパ13として、柔軟に曲げられるものであってカラーにて表示情報を表示するものを適用する場合について説明したが、これに限らない。例えば、電子ペーパ13として、或る程度形状が定まっており多少曲げられるもの、あるいは、白黒にて表示情報を表示するものを適用してもよい。
(表示制御部の省略について)
また、上記実施の形態の図2の電子ペーパ13を、1つのみの表示画像(例えば、設置面表示画像のみ)を固定して表示するように構成した上で、図4の表示制御部242を省略してもよい。
(感知器の取り付けについて)
また、上記実施の形態では、図1の感知器100を監視領域の天井面である設置面900に取り付けて用いる場合について説明したが、これに限らない。例えば、感知器100を監視領域の壁に取り付けて用いてもよい。
(他の防災機器への適用について)
また、上記実施の形態では、電子ペーパ13を感知器100に設ける場合について説明したが、これに限らない。例えば、防災機器である発信機の筐体(収容手段)の外面に電子ペーパを設けて、設けた電子ペーパに発信機を目立たせるための画像(例えば、比較的
大きなフォントでの「発信機」というテキスト画像等)を表示してもよい。このように構成した場合、例えば、防災機器である発信機を目立たせることができるので、防災機器の防災性を向上させることができる。
また、例えば、防災機器である中継器の筐体(収容手段)の外面に電子ペーパを設けて、設けた電子ペーパに中継器に関する画像(例えば、中継器の正しい配線接続を示すインストラクション画像、中継器に接続される各種センサの出力値の画像、各種警報の画像等)を表示してもよい。より具体的には、中継器の正しい配線接続を示すインストラクション画像については、中継器の正しい配線接続を全て、あるいは、間違え易い配線接続のおみを示すインストラクション画像を表示してもよい。また、中継器に接続される各種センサの出力値の画像については、センサの出力電流値、あるいは、センサの出力電圧値の画像を表示してもよい。また、各種警報の画像については、中継器への配線接続作業中に、誤った配線接続が行われた場合に、配線接続が誤っていることを示す警報の画像を表示してもよい。このように構成した場合、例えば、防災機器である中継器に関する画像(例えば、中継器の正しい配線接続を示すインストラクション画像等)を表示させることができるので、防災機器を正常に運用することができる。
(明るさの調整について)
また、図4の表示制御部242が、電子ペーパ13の表示画像の明るさを、段階的(例えば、5〜6段階等)に、あるいは、連続的に調整するように構成してもよい。このように構成した場合、例えば、明るさが変化する環境に感知器100を設けた場合に、感知器100の周辺の明るさに対して、電子ペーパ13の表示画像が相対的に暗すぎて見難くなったり、当該表示画像の明るさが相対的に明るすぎて視覚的な刺激が強くなり過ぎたりするのを防止するために、感知器100に対して周辺の明るさを計測する照度計の如き照度計測手段を設けて、表示制御部242が、この照度計測手段の計測結果に基づいて、電子ペーパ13の表示画像の明るさを調整するように構成してもよい。また、例えば、表示制御部242が、照度計測手段の計測結果に基づかず、任意の事象(例えば、火災発生を判定したか否か、あるいは、復旧したか否か等)に基づいて、電子ペーパ13の表示画像の明るさを調整するように構成してもよい。
(処理順序について)
また、上記実施の形態において、図6の表示処理の各ステップの処理順序を、実施の形態に記載の趣旨に反しない限りにおいて任意に組み替えてもよい。具体的には、SA3及びSA4を相互に入れ替えたり、SA6及びSA7を相互に入れ替えたりしてもよい。
(特徴について)
また、上記実施の形態の特徴及び変形例の特徴を任意に組合わせてもよい。
(付記)
付記1の防災機器は、防災のために用いられる防災機器であって、前記防災機器の部品を収容する収容手段と、電気的に自己の表示画像を変更可能な電子ペーパであって、前記収容手段の外面に設けられている前記電子ペーパと、を備える。
付記2の防災機器は、付記1に記載の防災機器において、前記防災機器は、感知器であり、前記感知器は、検出対象が流入する検出空間と、前記検出空間に流入した前記検出対象を検出する検出手段と、前記電子ペーパの表示画像を制御する表示制御手段と、を備え、前記感知器の前記収容手段は、前記検出手段及び前記検出空間を収容する。
付記3の防災機器は、付記2に記載の防災機器において、前記感知器は、設置対象物の設置面に取り付けられており、前記表示制御手段は、前記電子ペーパが前記設置対象物の前記設置面に対応する画像を表示するように、前記電子ペーパの表示画像を制御する。
付記4の防災機器は、付記2又は3に記載の防災機器において、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記感知器が監視している領域である監視領域の異常を判定する判定手段、を備え、前記表示制御手段は、前記電子ペーパが前記判定手段の判定結果に関する画像を表示するように、前記電子ペーパの表示画像を制御する。
付記5の防災機器は、付記2から4のいずれか一項に記載の防災機器において、前記表示制御手段は、前記電子ペーパが前記検出手段の検出結果に関する画像を表示するように、前記電子ペーパの表示画像を制御する。
付記6の防災機器は、付記2から5のいずれか一項に記載の防災機器において、前記電子ペーパに表示させるべき画像の情報である画像情報を受信する受信手段、を備え、前記表示制御手段は、前記受信手段が受信した前記画像情報に対応する表示画像を、前記電子ペーパが表示するように、前記電子ペーパの表示画像を制御する。
(付記の効果)
付記1に記載の防災機器によれば、電気的に自己の表示画像を変更可能な電子ペーパであって、収容手段の外面に設けられている電子ペーパを備えることにより、例えば、電子ペーパの表示画像を変更することができるので、外観上の見え方を変更可能な防災機器を提供することができる。また、例えば、防災機器の外観上の見え方を変更することにより、防災機器の周囲(例えば、設置面等)との統一感を持たせることができるので、防災機器である感知器が設置されている領域内のユーザに対して、外観上の違和感を与える可能性を低減することができる。また、例えば、防災機器である発信機を目立たせることができるので、防災機器の防災性を向上させることができる。また、例えば、防災機器である中継器に関する画像(例えば、中継器の正しい配線接続を示すインストラクション画像等)を表示させることができるので、防災機器を正常に運用することができる。
付記2に記載の防災機器によれば、電子ペーパの表示画像を制御する表示制御手段を備えることにより、例えば、防災機器である感知器自身が電子ペーパの表示画像を自動的に変更することができるので、電子ペーパの表示画像の変更を、ユーザがマニュアルにて行うのが不要となり、外観上の見え方を自動的に変更可能な使い勝手のよい防災機器を提供することができる。
付記3に記載の防災機器によれば、電子ペーパが設置面に対応する画像を表示するように、電子ペーパの表示画像を制御することにより、例えば、防災機器である感知器の外観上の見え方において、設置面との統一感を持たせることができるので、防災機器が設置面に設置されていないような印象をユーザに与えことができ、ユーザに対して外観上の違和感を与える可能性を確実に低減することができる。
付記4に記載の防災機器によれば、監視領域の異常を判定する判定手段の判定結果に関する画像を表示するように、電子ペーパの表示画像を制御することにより、例えば、防災機器である感知器の外観上の表示を用いて、監視領域の状態をユーザに報知することができるので、防災機器の防災性を向上させることができる。また、例えば、監視領域で異常が発生したことを、防災機器の外観全体を用いて表示することができるので、監視領域の異常をユーザに対して確実に報知することができる。
付記5に記載の防災機器によれば、電子ペーパが検出手段の検出結果に関する画像を表示するように、電子ペーパの表示画像を制御することにより、例えば、防災機器である感知器のゼロ点の値(例えば、監視領域で煙が発生していない場合の検出手段の検出結果に対応する値)を確認することができ、感知器の感度を確認することができる。
付記6に記載の防災機器によれば、防災機器である感知器の受信手段が受信した画像情報に対応する表示画像を電子ペーパが表示するように、電子ペーパの表示画像を制御することにより、例えば、電子ペーパの表示画像を防災機器の外部から当該防災機器に対して設定することができるので、ユーザの意図に沿って外観上の見え方を変更可能な感知器を提供することができる。
11 取付ベース
12 筐体
13 電子ペーパ
14 ラビリンス
15 遮光領域
16 防虫網
17 検出空間
21 検出部
22 警報部
23 記録部
24 制御部
100 感知器
121 開口部
141 ベース板
142 カバー板
211 発光部
212 受光部
221 表示灯
241 判定部
242 表示制御部
900 設置面
901 設置部分

Claims (6)

  1. 防災のために用いられる防災機器であって、
    前記防災機器の部品を収容する収容手段と、
    電気的に自己の表示画像を変更可能な電子ペーパであって、前記収容手段の外面に設けられている前記電子ペーパと、
    を備える防災機器。
  2. 前記防災機器は、感知器であり、
    前記感知器は、
    検出対象が流入する検出空間と、
    前記検出空間に流入した前記検出対象を検出する検出手段と、
    前記電子ペーパの表示画像を制御する表示制御手段と、を備え、
    前記感知器の前記収容手段は、前記検出手段及び前記検出空間を収容する、
    請求項1に記載の防災機器。
  3. 前記感知器は、設置対象物の設置面に取り付けられており、
    前記表示制御手段は、前記電子ペーパが前記設置対象物の前記設置面に対応する画像を表示するように、前記電子ペーパの表示画像を制御する、
    請求項2に記載の防災機器。
  4. 前記検出手段の検出結果に基づいて、前記感知器が監視している領域である監視領域の異常を判定する判定手段、を備え、
    前記表示制御手段は、前記電子ペーパが前記判定手段の判定結果に関する画像を表示するように、前記電子ペーパの表示画像を制御する、
    請求項2又は3に記載の防災機器。
  5. 前記表示制御手段は、前記電子ペーパが前記検出手段の検出結果に関する画像を表示するように、前記電子ペーパの表示画像を制御する、
    請求項2から4のいずれか一項に記載の防災機器。
  6. 前記電子ペーパに表示させるべき画像の情報である画像情報を受信する受信手段、を備え、
    前記表示制御手段は、前記受信手段が受信した前記画像情報に対応する表示画像を、前記電子ペーパが表示するように、前記電子ペーパの表示画像を制御する、
    請求項2から5のいずれか一項に記載の防災機器。
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