JP2018119354A - ロッカー装置、ロッカー管理システム及びロッカー管理方法 - Google Patents

ロッカー装置、ロッカー管理システム及びロッカー管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】梱包材により梱包された梱包物をロッカー装置から取り出す場合の梱包材の処分に伴う利用者の負荷を軽減しつつ、梱包材を効率良く回収することを課題とする。
【解決手段】配送員は利用者により選択されたロッカー装置10の収納部に梱包物を収納して施錠する(1)。その後、利用者による取出操作を受け付けたならば、収納部の扉部を解錠して梱包物を受け取り可能とする(2)。利用者による受け取り後所定時間以内であれば、梱包材を返却するための再解錠操作を受け付けたならば、収納部を再び解錠制御し、利用者は梱包材を収納部に返却可能となる(3)。
【選択図】図1

Description

本発明は、物品の受取人であるロッカー装置を利用する顧客(以下、「利用者」と言う)が、梱包箱及び衝撃吸収材など(以下、「梱包材」と言う)を用いて配送対象となる物品(以下、「配送対象物品」と言う)を梱包した物品(以下、「梱包物」と言う)をロッカー装置から取り出す場合における梱包材の処分に伴う負荷を軽減しつつ、梱包材を効率良く回収することができるロッカー装置、ロッカー管理システム及びロッカー管理方法に関する。
従来、駅などの公共施設にロッカー装置を設置しておき、利用者がネット通信販売などで商品等を購入した場合に、配送主(ネット通販会社等)が契約先の宅配業者を使って公共施設に設置されたロッカー装置に配送対象物品を梱包した梱包物を届け、その後に利用者がロッカー装置から梱包物を受け取る技術が知られている。
ここで、駅や商業施設等に設置されるロッカー装置を配達先として利用する場合には、利用者が梱包物そのものではなく、梱包物から取り出された中身すなわち配送対象物品だけを持ち帰りたいというニーズがある。かかる場合に、利用者が梱包材をどのように処分するかが問題となる。
このため、特許文献1には、ロッカー装置とは別に回収装置を設け、利用者が、ロッカー装置から梱包物を取り出し、この梱包物から中味の配送対象物品を取り出すと、該利用者に梱包材を回収装置に投入させ、その後に業者が回収装置から梱包材を回収する技術が開示されている。
特開2016−088676号公報
しかしながら、上記の特許文献1によれば、梱包材を回収するための回収装置をロッカー装置に付設しなければならない。ここで、ロッカー装置の設置場所の制約により、回収装置をロッカー装置に併設できない場合には、ロッカー装置と回収装置の場所を離隔せざるを得ない可能性がある。その結果、利用者は梱包材を回収装置に収納せず、ロッカー装置の上部に梱包材を放置するおそれがある。かかる事態は、火災予防、梱包材の再利用等の観点から好ましくない。また、梱包材は再利用可能な資源であるため、その都度梱包材が破棄されるのは望ましくない。
これらのことから、ロッカー装置から取り出された梱包物の梱包材の処分に伴う利用者の負荷を軽減しつつ、いかにして梱包材を効率良く回収するかが課題となっている。
本発明は、上記従来技術の課題を解決するためになされたものであって、梱包材により梱包された梱包物をロッカー装置から取り出す場合の梱包材の処分に伴う利用者の負荷を軽減しつつ、梱包材を効率良く回収することができるロッカー装置、ロッカー管理システム及びロッカー管理方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明は、施解錠可能な扉部を有する複数の収納部と、少なくとも物品の取出操作を受け付ける操作受付部と、前記操作受付部で前記取出操作を受け付けてから所定の時間が経過するまでの間に、前記操作受付部が所定の操作を受け付けたことを条件として、所定の収納部の扉部又は所定の梱包材回収部の扉部を解錠するよう制御する制御部とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記複数の収納部の状態を管理するとともに、前記所定の収納部の扉部又は所定の梱包材回収部の扉部が施錠されたことを条件として、該収納部を空き状態として管理する管理部をさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記制御部は、前記操作受付部により受け付けた鍵情報と、あらかじめ登録された鍵情報とが対応することを条件として、前記所定の収納部の扉部又は所定の梱包材回収部の扉部を解錠することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記制御部によって扉部が施錠された一又は複数の収納部を表示する表示部と、前記表示部により表示された一又は複数の収納部のうち、利用者により指定された収納部を前記所定の収納部として特定する特定部とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記特定部は、前記取出操作により前記扉部が解錠された収納部を前記所定の収納部として特定することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、所定の操作者が所持する記憶媒体に記憶された情報を読み取る読取部と、前記読取部により前記記憶媒体に記憶された情報が読み取られたならば、回収すべき梱包材が存在する旨を報知する報知部とをさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、施解錠可能な扉部が設けられた複数の収納部を有するロッカー装置と、該ロッカー装置を管理する管理装置とを通信可能に接続したロッカー管理システムであって、前記管理装置は、前記ロッカー装置に対して、各収納部の収納予約情報を通知する通知部を備え、前記ロッカー装置は、少なくとも物品の取出操作を受け付ける操作受付部と、前記操作受付部で前記取出操作を受け付けてから所定の時間が経過するまでの間に、前記操作受付部が所定の操作を受け付けた場合に、前記収納予約情報に基づいて該所定の操作が有効であるか否かを判定する判定部と、前記判定部により前記所定の操作が有効であると判定された場合に、所定の収納部又は所定の梱包材回収部の扉部を解錠するよう制御する制御部とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、施解錠可能な扉部が設けられた複数の収納部を有するロッカー装置におけるロッカー管理方法であって、少なくとも物品の取出操作を受け付ける操作受付工程と、前記操作受付工程で前記取出操作を受け付けてから所定の時間が経過するまでの間に、所定の操作を受け付けたことを条件として、所定の収納部又は所定の梱包材回収部の扉部を解錠するよう制御する制御工程とを含んだことを特徴とする。
本発明によれば、梱包材により梱包された梱包物をロッカー装置から取り出す場合の梱包材の処分に伴う利用者の負荷を軽減しつつ、梱包材を効率良く回収することができる。
図1は、本実施例にかかるロッカー装置の概念を示す図である。 図2は、ロッカー管理システムのシステム構成を説明するための説明図である。 図3は、ロッカー装置の外観構成を示す外観構成図である。 図4は、ロッカー装置の内部構成を示すブロック図である。 図5は、図4に示した記憶部が記憶するデータについての説明図である。 図6は、ロッカー管理装置の内部構成を示すブロック図である。 図7は、図6に示した記憶部が記憶するデータについての説明図である。 図8は、ロッカー管理装置の予約処理にかかる処理手順を示すフローチャートである。 図9は、預け入れと受け取りにかかるロッカー管理装置の処理手順を示すフローチャートである。 図10は、ロッカー装置の預け入れにかかる処理手順を示すフローチャートである。 図11は、ロッカー装置の受け取りにかかる処理手順を示すフローチャートである。 図12は、図11に示した梱包材回収処理の詳細を示すフローチャートである。 図13は、梱包材回収にかかる表示操作部の表示画面についての説明図である。
以下に、添付図面を参照して、本発明に係るロッカー装置、ロッカー管理システム及びロッカー管理方法の好適な実施例を詳細に説明する。
<ロッカー装置の概念>
まず、本実施例にかかるロッカー装置の概念について説明する。図1は、本実施例にかかるロッカー装置の概念を示す図である。図1に示すロッカー装置10は、駅や商業施設等に設置され、物品の配送先として選択可能な装置である。
また、ロッカー装置10は、物品を収納する複数の収納部を有し、各収納部を個別に施錠することができる。なお、ここでは説明の便宜上、物品の配送先として用いられる配送専用のロッカー装置10に本発明を適用した場合について説明する。
利用者によりロッカー装置10内の特定の収納部が配送先として選択された場合に、配送員は、該利用者によって選択されたロッカー装置10の収納部に対して梱包物を配送し、該ロッカー装置10の収納部に梱包物を収納して施錠する(1)。梱包物が収納部に収納された後に、利用者による取出操作を受け付けたならば、ロッカー装置10は収納部を解錠し、これにより利用者は、梱包物を収納部から取り出すことができる(2)。かかる取出操作を行う場合には、利用者が、予め取得した受取鍵データをロッカー装置10に読み取らせる等の操作を行う。
利用者は、収納部から梱包物を取り出したならば、この梱包物から配送対象物品を取り出し、ロッカー装置10の元の収納部に梱包材を返却する(3)。ここで、ロッカー装置10は、利用者による梱包物の取出操作が行われてから所定時間以内であれば、利用者が梱包材を返却するための解錠操作(以下、「再解錠操作」と言う)を受付可能とする。例えば、受取鍵データを再度ロッカー装置10に読み取らせる操作が、かかる再解錠操作に該当する。
再解錠操作を受け付けたロッカー装置10は、梱包物が収納されていた収納部を再び解錠制御する。これにより、利用者は一旦取り出した梱包物の梱包材を収納部に返却することが可能となる(4)。
このようにして、ロッカー装置10の収納部に返却された梱包材は、宅配業者が新たな梱包物の預け入れを行う際に回収されることになる。つまり、利用者は、梱包材をロッカー装置10の収納部に返却することができるため、利用者による梱包材の処分に掛かる負荷が軽減される。また、梱包材を効率良く回収し、再利用することが可能となる。
なお、ここでは説明の便宜上、「利用者による梱包物の取出操作が行われてから所定時間以内であれば、再解錠操作を受付可能とする」場合について説明したが、「収納部の施錠が行われてから所定時間以内であれば、再解錠操作を受付可能とする」こともできる。
<ロッカー管理システムの構成>
次に、本実施例にかかるロッカー管理システムのシステム構成について説明する。図2は、本実施例にかかるロッカー管理システムのシステム構成を説明するための説明図である。ここでは、利用者がPC又はタブレット等の利用者端末からインターネット上の販売サイトにアクセスして所望の商品を購入し、購入された商品(配送対象物品)が配送業者によって駅構内に設けられたロッカー装置の収納部に配送される状況を示している。
図2に示すように、このロッカー管理システムは、ロッカー装置10、ロッカー管理装置20、利用者端末30、商品販売用サーバ装置40及び配送業者用端末装置50を有する。ロッカー装置10、ロッカー管理装置20、利用者端末30、商品販売用サーバ装置40及び配送業者用端末装置50は、インターネットを介して相互に接続されている。
ロッカー装置10は、駅や商業施設等に設置された収納装置であり、複数の収納部を有する。なお、ロッカー装置10の詳細な説明は後述する。ロッカー管理装置20は、ロッカー装置10の各収納部の空き情報を管理する管理装置である。
利用者端末30は、利用者が所持するパーソナルコンピュータ、タブレット又はスマートフォン等であり、ここでは利用者が商品販売用サーバ装置40が販売する商品を購入する際に利用される。
商品販売用サーバ装置40は、インターネット上で商品の販売を行うウエブサーバ(HTTPサーバ装置)であり、利用者端末30に対して商品情報を呈示し、利用者端末30から商品の購入操作を受け付けたならば、該商品の決済処理及び商品の配送手配等を行う。
配送業者用端末装置50は、商品販売用サーバ装置40から商品(すなわち配送対象物品)の配送指示を受け付けたならば、配送員に対して商品の配送を指令する装置である。具体的には、配送員に対して、商品の販売者の保管倉庫から商品を受け取り、商品が未梱包である場合には梱包を行い、利用者に指定された配送先に梱包物を配送するよう指令する。なお、本実施例では、梱包物の配送先がロッカー装置10の収納部である場合について説明する。
次に、上記のロッカー管理システムにおいて、利用者が商品を購入してから商品を受け取るまでの一連の手順について説明する。利用者は、利用者端末30を用いて商品販売用サーバ装置40の販売サイトにアクセスし、所望の商品を購入してロッカー装置10にて受け取る場合には、利用者は利用者端末30を用いて商品を購入する(ステップS1)。なお、利用者が商品を購入したならば、商品の購入取引を一意に特定する取引コードが利用者端末30に通知される。
その後、利用者は、利用者端末30を用いてロッカー管理装置20にアクセスしてロッカー装置10の収納部を予約する(ステップS2)。ロッカー管理装置20は、利用者端末30から配送の予約を受け付けたならば、収納部の空き情報を更新し、預入鍵データを生成する(ステップS3)。この預入鍵データは、配送員がロッカー装置10に梱包物を預け入れるときに使用されるデータであり、数字又は数字からなるパスワードであってもよいし、二次元バーコード等であってもよい。
ロッカー管理装置20は、預入鍵データを生成したならば、この預入鍵データ、収納部を一意に識別するロッカー番号、預入日時等を含む収納情報を利用者端末30に通知する(ステップS4)。利用者端末30は、収納情報を取引コードとともに商品販売用サーバ装置40に通知する(ステップS5)。
この収納情報を受け付けた商品販売用サーバ装置40は、配送業者用端末装置50に対して商品配送依頼を行う(ステップS6)。この商品配送依頼には、取引コード、商品に関する情報、商品の保管場所、商品の配送先に関する情報及び預入鍵データ等が含まれる。なお、配送員に手渡される伝票に配送先に関する情報や預入鍵データを記入することもできる。
商品配送依頼を受け付けた配送業者用端末装置50は、商品の配送員を選択し、選択した配送員に対して商品配送依頼に含まれる取引コード、商品に関する情報、商品の保管場所、商品の配送先に関する情報及び預入鍵データ等を通知する。この通知を受けた配送員は、保管場所に保管された梱包物(配送対象物品である商品を梱包材で梱包した物品)をロッカー装置10の該当する収納部に収納する(ステップS7)。
なお、配送員がロッカー装置10に預入鍵データを入力すると、ロッカー装置10では預入鍵データの認証を行い、収納部の扉部を解錠して梱包物を収納可能とする。配送員が収納部の扉部を開けて梱包物を収納した後、該扉部を閉めると、ロッカー装置10は扉部を施錠して、預入完了通知をロッカー管理装置20に送信する(ステップS8)。
ロッカー管理装置20は、預入完了通知を受信したならば、受取鍵データの生成を行う(ステップS9)。受取鍵データは、利用者が梱包物の受取時に使用する鍵データである。受取鍵データは、数字又は文字からなるパスワードであってもよいし、二次元バーコード等であってもよい。
ロッカー管理装置20は、生成した受取鍵データを利用者端末30に通知することで、配送の完了を利用者に通知する(ステップS10)。利用者は、ロッカー装置10の設置場所へ赴き、受取鍵データを読み取らせて収納部を解錠し、梱包物を取り出すことで、購入した商品の受け取りを行う(ステップS11)。なお、本実施例は、利用者が収納部から取り出した梱包物内の商品のみを持ち帰る場合の梱包材の処理に特徴があるが、この点についての詳細な説明については後述することとする。
利用者による受け取りが成立した場合には、ロッカー装置10はロッカー管理装置20に受取完了通知を送信する(ステップS12)。ロッカー管理装置20は、受取完了通知を受信したならば、収納部の空き情報を空き状態に更新する。なお、収納部内に梱包材を収納した状態で収納部が施錠された場合であっても、空き状態として管理される。
<ロッカー装置10の外観構成>
次に、図2に示したロッカー装置10の外観構成について説明する。図3は、ロッカー装置10の外観構成を示す図である。図3に示すように、ロッカー装置10は、収納部L01、L02、L11を含む複数の収納部と、各収納部の扉部をロックするロック機構を有する。例えば、ロック機構L01aは、収納部L01の扉部を施解錠する機構であり、ロック機構L02aは、収納部L02を施解錠する機構である。さらに、ロッカー装置10は、表示操作部11を含むユーザインタフェースを有する。
また、図3に示したロッカー装置10では、複数の収納部は全て同一の形状ではなく、小型の収納部と大型の収納部とがある。例えば、大型の収納部は、小型の収納部2つ分の大きさとなる。ここでは2種類の形状の収納部を示したが、3種類以上の形状の収納部を設けてもよい。
<ロッカー装置10の内部構成>
次に、図2に示したロッカー装置10の内部構成について説明する。図4は、図2に示したロッカー装置10の内部構成を示すブロック図である。図4に示すように、ロッカー装置10は、表示操作部11と、バーコードリーダ12と、カードリーダ12aと、プリンタ13と、通信部14と、記憶部15と、主制御部16と、収納制御部17とを有する。また、ロッカー装置10は、収納部L01、L02及びL11を含む複数の収納部を有する。各収納部には、ロック機構(L01a、L02a等)が設けられている。また、図示省略したが、各収納部には扉開閉センサや物品センサが設けられている。扉開閉センサは、対応する収納部の扉が開いているか、閉じているかを検知するセンサである。物品センサは、光学センサ等であり、収納部内に物品が所在するか否かを検知する。
表示操作部11は、タッチパネルディスプレイ等からなり、配送員や購入者への情報表示や各種入力の受付に用いられる。配送員が使用する預入鍵データや購入者が使用する受取鍵データとして数字列を用いる場合には、表示操作部11がこれらの鍵データの入力を受け付ける。
バーコードリーダ12は、鍵データとして二次元バーコード等を用いる場合に鍵データを読み取るリーダ部であり、二次元バーコード等を撮像するカメラと画像処理部によって構成される。カードリーダ12aは、鍵データをカードから読み取る場合等に使用するユニットである。
プリンタ13は、物品の配送時等、必要に応じてレシートを発行するためのユニットである。通信部14は、所定の通信回線を経由してロッカー管理装置20等と通信するためのインタフェース部である。記憶部15は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等からなる記憶デバイスであり、収納管理データ15a及び配送管理データ15bを記憶する。
収納制御部17は、ロック機構(L01a及びL02a等)の動作を制御するとともに、ロック機構(L01a及びL02a等)、扉開閉センサ、物品センサからの出力を取得することで、各収納部の状態を制御及び監視する処理部である。
主制御部16は、ロッカー装置10を全体制御する制御部であり、収納管理部16a、入出庫処理部16b、施解錠制御部16c及び梱包材回収処理部16dを有する。実際には、これらの機能部に対応するプログラムを図示しないROMや不揮発性メモリに記憶しておき、これらのプログラムをCPU(Central Processing Unit)にロードして実行することにより、収納管理部16a、入出庫処理部16b、施解錠制御部16c及び梱包材回収処理部16dにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
収納管理部16aは、各収納部の状態を示す収納管理データ15aを管理する処理部である。収納管理データ15aは、収納部の識別情報である収納部IDに、扉番号、収納部の状態、収納部のサイズを示すサイズ種別、最大収納寸法を対応付けたデータである。
収納管理部16aは、収納部の状態が変更となった場合に、収納管理データ15aを更新する。収納部の状態には、「0:空」、「1:収納中(配送物)」、「9:故障中」がある。「0:空」は、収納部には配送対象物品である商品が梱包された梱包物が収納されていない状態を示す。「1:収納中(配送物)」は、梱包物が収納された状態を示す。「9:故障中」は、収納部に故障が生じ、使用できない状態を示す。また、サイズ種別には、小型の収納部であることを示す「小」と、大型の収納部であることを示す「大」とがある。
入出庫処理部16bは、梱包物の入出庫にかかる処理を行う処理部である。すなわち、入出庫処理部16bは、梱包物の預け入れと受け取りにかかる処理を行うことになる。
具体的には、表示操作部11などが預入鍵データを受け付けた場合には、入出庫処理部16bは、預入鍵データの認証を実行する。この認証は、受け付けた預入鍵データをロッカー管理装置20に送信し、認証結果を受信することで行うことができる。ロッカー管理装置20では、受け付けた預入鍵データがあらかじめ登録された登録鍵データと一致するか否かを判定し、一致する場合には正当であると認証する。なお、必ずしも預入鍵データが登録鍵データと一致する必要はなく、対応するものであっても良い。また、ロッカー管理装置20から予め預入鍵データを受信して配送管理データ15bに登録しておき、受け付けた預入鍵データが配送管理データ15bに登録された預入鍵データと対応するか否かで認証を行ってもよい。
本実施例では、ロッカー管理装置20から予め預入鍵データを受信して配送管理データ15bに登録する構成を例に説明を行う。ロッカー管理装置20の動作については後述するが、ロッカー管理装置20は、配送の予約を受け付けた場合に、預入鍵データと使用するサイズ種別とを配送先のロッカー装置10に送信する。入出庫処理部16bは、預入鍵データ及び梱包物を入れる収納庫のサイズ種別を予約データとして配送管理データ15bに登録する。
入出庫処理部16bは、表示操作部11などが受け付けた預入鍵データが配送管理データ15bに登録された預入鍵データと一致する場合には、梱包物を収納する収納部の選択を受け付ける。この収納部の選択は、予約データに示されたサイズ種別に適合し、かつ空き状態である収納部から受け付けることになる。
入出庫処理部16bは、選択された収納部について、解錠を行うよう施解錠制御部16cに指示する。その後、解錠した収納部の扉の開閉が行われ,梱包物が預け入れられた場合に、入出庫処理部16bは、配送管理データ15bを更新し、預入完了通知をロッカー管理装置20に送信する。配送管理データ15bの更新では、梱包物が預け入れられた預入日時と、梱包物が預け入れられて収納された収納部の収納部IDとが追加される。
また、解錠した扉の開閉が行われた場合には、収納管理部16aは、収納部の状態を「1:収納中(配送物)」として収納管理データ15aを更新する。
なお、配送管理データ15bの更新、預入完了通知の送信及び収納管理データ15aの更新は、扉の開閉だけでなく物品センサが物品を検知していることを条件としてもよい。
また、表示操作部11などが受取鍵データを受け付けた場合には、入出庫処理部16bは、受取鍵データの認証を実行する。この認証は、受け付けた受取鍵データをロッカー管理装置20に送信し、認証結果を受信することで行うことができる。また、ロッカー管理装置20から予め受取鍵データを受信して配送管理データ15bに登録しておき、受け付けた受取鍵データが配送管理データ15bに登録された受取鍵データと一致又は対応するか否かで認証を行ってもよい。
本実施例では、ロッカー管理装置20から予め受取鍵データを受信して配送管理データ15bに登録する構成を例に説明を行う。ロッカー管理装置20の動作については後述するが、ロッカー管理装置20は、預入完了通知を受信して受取鍵データを生成した場合に、受取鍵データをロッカー装置10に送信する。入出庫処理部16bは、受信した受取鍵データを配送管理データ15bに追加する。また、受取期限の指定がある場合には、受取期限を配送管理データ15bに追加する。
入出庫処理部16bは、表示操作部11などが受け付けた受取鍵データが配送管理データ15bに登録された受取鍵データと一致する場合には、配送管理データ15bの収納部IDにより特定される収納部の解錠を行うよう施解錠制御部16cに指示する。その後、解錠した収納部の扉の開閉が行われ梱包物が取り出された場合に、入出庫処理部16bは、配送管理データ15bを更新する。配送管理データ15bの更新では、梱包物が取り出された受取日時が追加される。さらに、入出庫処理部16bは、受取日時に所定時間を加算して梱包材回収期限を設定し、梱包材回収期限を配送管理データ15bに追加する。
また、解錠した扉の開閉が行われて梱包物が取り出された場合には、収納管理部16aは、収納部の状態を「0:空」として収納管理データ15aを更新する。
その後、梱包材回収期限を超過した場合に、入出庫処理部16bは、受取完了通知をロッカー管理装置20に送信する。
なお、配送管理データ15bの更新、受取完了通知の送信及び収納管理データ15aの更新は、扉の開閉検知に加えて物品センサが物品を検知有りから検知無しに変化したことを条件としてもよい。
また、入出庫処理部16bは、受取期限を超過した収納部については、配送員や所定の管理者による回収操作を受け付け可能とする。利用者による受け取りが行われないまま収納部が専有されることを防ぐためである。回収操作が行われた場合には、入出庫処理部16bは、対応する収納部を解錠するよう施解錠制御部16cに指示することで、梱包物を取り出させる。また、回収が行われた旨をロッカー管理装置20に通知し、ロッカー管理装置20から利用者に受取期限が超過し梱包物がロッカー装置10から回収されたことが通知される。
施解錠制御部16cは、入出庫処理部16b及び梱包材回収処理部16dから指定された収納部を解錠するよう収納制御部17に動作指示を出力する。また、施解錠制御部16cは、収納部の扉が閉められた場合には、収納部を施錠するよう収納制御部17に動作指示を出力する。
梱包材回収処理部16dは、梱包材回収にかかる処理を行う処理部である。この梱包材回収処理部16dは、特許請求の範囲における制御部に対応する。梱包材回収処理部16dは、取出操作から所定時間内、すなわち、梱包材回収期限までに再解錠操作を受け付けた場合に、対応する収納部を解錠制御し、配送管理データ15bの梱包材回収期限をクリアする。このとき、収納管理データ15aの状態を更新しないことにより、収納部は梱包材が収納されている状態であるが、収納管理データ15aの状態の変更はしないので空き状態のままとなる。
具体的には、梱包材回収処理部16dは、梱包材回収を行う旨の操作を受け付けた場合に、利用者が受け取った梱包物を取り出した収納部を梱包材回収の対象となる収納部として特定する特定部としての機能を有する。また、梱包材回収の対象となる収納部が別に独立して設けられている場合にはその独立した収納部が特定される。
次に、図4に示した記憶部15が記憶するデータについて具体的な例をあげて説明する。図5は、図4に示した記憶部15が記憶するデータについての説明図である。図5(a)に示すように、収納管理データ15aは、収納部ID、扉番号、状態、サイズ種別及び最大収納寸法を対応付けたデータである。図5(a)では、収納部ID「01」の扉番号が「01」であり、状態が「0:空」であり、サイズ種別が「小」であり、最大収納寸法が「H400×W340×D570」であることを示している。収納管理データ15aは、ロッカー装置10が有する各収納部について、同様のデータを有する。
図5(b)に示す配送管理データ15bは、予約データとして預入鍵データとサイズ種別を有し、預入データとして預入日時、収納部ID、受取鍵データ及び受取期限を有し、受取データとして受取日時及び梱包材回収期限を有する。
具体的には、図5(b)では、預入鍵データが「12341234」であり、サイズ種別が「小」であり、預入日時が「2016 08/03 10:30」であり、収納部IDが「01」であり、受取鍵データが「11223344」であり、受取期限が「2016 08/09 10:30」であり、受取日時が「2016 08/07 19:00」であり、梱包材回収期限が「2016 08/07 21:00」である状態を示している。配送管理データ15bは、ロッカー装置10を配送先として行われた配送について、同様のデータを生成して蓄積する。
<ロッカー管理装置の構成>
次に、ロッカー管理装置20の内部構成について説明する。図6は、ロッカー管理装置20の内部構成を示すブロック図である。図6に示すように、ロッカー管理装置20は、表示部21及び入力部22と接続され、通信部23、記憶部24及び制御部25を有する。
表示部21は、液晶ディスプレイ等の表示デバイスである。入力部22は、キーボードやマウス等である。通信部23は、通信回線を介してロッカー装置10及び利用者端末30等とデータ通信するためのインタフェース部である。記憶部24は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、ロッカー装置データ24a、利用者データ24b及び配送管理データ24cを記憶する。
制御部25は、ロッカー管理装置20を全体制御する制御部であり、ロッカー装置管理部25a、登録処理部25b及び配送処理部25cを有する。実際には、これらの機能部に対応するプログラムを図示しないROMや不揮発性メモリに記憶しておく。そして、これらのプログラムをCPUにロードして実行することにより、ロッカー装置管理部25a、登録処理部25b及び配送処理部25cにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
ロッカー装置管理部25aは、ロッカー装置10の状態を管理する処理部である。具体的には、ロッカー装置管理部25aは、1又は複数のロッカー装置10について、名称、場所、サイズ種別毎の収納部の数、サイズ種別毎の収納部の空き数を対応付けてロッカー装置データ24aとして記憶部24に格納し、適宜更新する処理を行う。
登録処理部25bは、ロッカー装置10を配送先として利用する利用者について登録処理を行う。利用者についての登録処理では、登録処理部25bは、利用者の識別情報である利用者IDに利用者名や連絡先などを対応付けて利用者データ24bに追加する。利用者の連絡先は、受取鍵データの通知などに用いられるものであり、メールアドレス等が望ましい。
配送処理部25cは、配送対象物品の配送にかかる処理を行う処理部である。配送処理部25cは、利用者端末30から配送先としてロッカー装置10の収納部の指定を受け付ける。このロッカー装置10の収納部の指定は、収納部の空き情報の照会に対応する配送処理部25cは、利用者端末30からロッカー装置10の空き情報の照会を受けた場合には、ロッカー装置データ24aを参照し、収納部の空き情報を通知する。
また、配送処理部25cは、通知した収納部の空き情報に基づいて配送対象物品の配送先となる収納部を特定する処理を行う。
具体的には、利用者が指定したロッカー装置10の収納部に空きがあれば、配送先として特定することができる。収納部に空きが無い場合には、近傍に所在する他のロッカー装置10を配送先として選択させることもできる。
配送先の特定については、サイズ種別の制限を受ける。配送する梱包物の大きさによっては、サイズ種別が「小」であると収納できないためである。従って、配送処理部25cは、購入された配送対象物品が梱包された梱包物の大きさからサイズ種別を特定し、対応するサイズ種別の収納部に空きがあることを条件に配送先の選択を受け付けることになる。
さらに、配送処理部25cは、配送対象物品の配送予定日や受取期限が定まっている場合には、この配送予定日や受取期限を用いて配送先の特定を行うことができる。配送先のロッカー装置10について現時点で空きが無くとも、収納中の配送対象物品の受取期限が過ぎれば空き数が増えるため、新たな配送対象物品の配送予定日時によっては配送の予約が可能である。一方、現時点で空きがあっても、既に受け付けた配送予約によって収納部が全て使用中となるならば、収納部が全て使用中となる期間に配送が行われる新たな予約は受け付けない。
配送処理部25cは、配送先が特定された場合に、配送の予約処理を行う。具体的には、配送処理部25cは、預入鍵データを生成し、特定された配送先とともに利用者端末30に通知する。また、予約日時、利用者ID、サイズ種別及び預入鍵データを関連付けて配送管理データ24cに登録する。さらに、預入鍵データ及びサイズ種別などを配送先のロッカー装置10に送信する。
配送処理部25cが予約処理を行った場合には、ロッカー装置管理部25aは、指定されたロッカー装置10の空き数を1減算してロッカー装置データ24aを更新する。
また、配送処理部25cは、商品販売用サーバ装置40などから配送予定日時の通知を受けたならば、配送予定日時を配送管理データ24cに追加して更新する。
配送処理部25cは、予約処理の後、ロッカー装置10から預入完了通知を受信したならば、受取鍵データの生成を行い、受取鍵データと預入日時を配送管理データ24cに追加して更新する。また、受取期限を設定することも可能である。受取期限を設定した場合には、受取期限も配送管理データ24cに追加して更新する。
配送処理部25cは、生成した受取鍵データを対応する利用者の連絡先に送信することで、配送の完了を利用者に通知する。また、配送処理部25cは、受取鍵データをロッカー装置10に送信する。なお、受取期限を設定した場合には、受取期限も合わせて利用者及びロッカー装置10に送信する。
配送処理部25cは、受取鍵データの送信後、ロッカー装置10から受取完了通知を受信したならば、受取日時を配送管理データ24cに追加して更新する。また、配送処理部25cが受取完了通知を受信した場合には、ロッカー装置管理部25aは、受け取りが完了したロッカー装置10の空き数を1加算してロッカー装置データ24aを更新する。
なお、配送処理部25cは、受取期限の超過が発生した場合には、配送業者や所定の管理者に回収を指示する。そして、ロッカー装置10から回収が行われた旨の通知を受けたならば、利用者に回収完了を通知する。
次に、図6に示した記憶部24が記憶するデータについて具体例を示して説明する。図7は、図6に示した記憶部24が記憶するデータについての説明図である。図7(a)に示すように、ロッカー装置データ24aは、ロッカー装置名称と、場所データと、サイズ種別ごとの収納部数と、サイズ種別ごとの収納部の空き数とを示すデータである。
図7(a)では、ロッカー装置名称「新宿第1」に対し、場所データ「東京都新宿区・・・」、サイズ種別「小」の収納部数「18」、サイズ種別「大」の収納部数「2」、サイズ種別「小」の空き数「10」、サイズ種別「大」の空き数「2」が対応付けられている。このロッカー装置データ24aでは、ロッカー装置名称がロッカー装置10を一意に識別するデータとなっている。また、ロッカー装置データ24aは、ロッカー装置10ごとに同様のデータを有する。
図7(b)に示すように、利用者データ24bは、利用者ID、利用者名、連絡先などを対応付けたデータである。図7(c)では、利用者ID「U0023」に対し、利用者名「E F」や連絡先「EF@・・・」などを対応付けている。利用者データ24bは、利用者ごとに同様のデータを有する。
図7(c)に示すように、配送管理データ24cは、予約データとして予約日時、利用者ID、配送先、サイズ種別、預入鍵データ、配送予定日時を有する。また、配送管理データ24cは、預入データとして預入日時、受取鍵データ及び受取期限を有する。また、配送管理データ24cは、受取データとして受取日時を有する。
具体的には、図7(c)では、予約日時が「2016 08/02 22:40」であり、利用者IDが「U0023」であり、収納部のサイズ種別が「小」であり、預入鍵データが「12341234」であり、配送予定日時が「2016 08/03 11:00」である状態を示している。
また、配送員による預入日時が「2016 08/03 10:30」であり、受取鍵データが「11223344」であり、受取期限が「2016 08/09 10:30」であり、利用者による受取日時が「2016 08/07 19:00」である状態を示している。配送管理データ24cは、ロッカー装置10を配送先として行われる配送について、同様のデータを有する。
<処理手順の説明>
次に、ロッカー管理装置20の処理手順を説明する。図8は、ロッカー管理装置20の予約処理にかかる処理手順を示すフローチャートである。まず、ロッカー管理装置20の配送処理部25cは、利用者端末30から配送先としてロッカー装置10の指定を受け付ける(ステップS101)。ロッカー装置10の指定を受け付けた配送処理部25cは、ロッカー装置データ24aを参照し、収納部の空き情報を通知する(ステップS102)。
配送処理部25cは、ロッカー装置10の収納部にかかる属性、すなわち、収納部のサイズ種別ごとの空き数と、利用者の選択とに基づいて、配送先のロッカー装置10を特定する(ステップS103)。
配送処理部25cは、預入鍵データを生成し(ステップS104)、特定された配送先とともに利用者端末30に通知する(ステップS105)。また、予約日時、利用者ID、サイズ種別及び預入鍵データを関連付けて配送管理データ24cを更新する(ステップS106)。その後、ロッカー装置管理部25aは、指定されたロッカー装置10に対応するロッカー装置データ24aの空き数を1減算して更新し(ステップS107)、処理を終了する。
図9は、配送員による預入と利用者による受け取りにかかるロッカー管理装置20の処理手順を示すフローチャートである。ロッカー管理装置20の配送処理部25cは、ロッカー装置10から預入完了通知を受信する(ステップS201)。その後、配送処理部25cは、受取鍵データの生成を行い(ステップS202)、受取鍵データと預入日時を配送管理データ24cに追加して更新する(ステップS203)。また、配送処理部25cは、生成した受取鍵データを対応する利用者の連絡先に送信することで、配送の完了を利用者に通知する(ステップS204)。
配送処理部25cは、受取鍵データの通知後、ロッカー装置10から受取完了通知を受信したならば(ステップS205)、受取日時を配送管理データ24cに追加して更新する(ステップS206)。また、ロッカー装置管理部25aは、受け取りが完了したロッカー装置10に対応するロッカー装置データ24aの空き数を1加算して更新し(ステップS207)、処理を終了する。
次に、ロッカー装置10の処理手順を説明する。図10は、配送員が行うロッカー装置10の預け入れにかかる処理手順を示すフローチャートである。まず、ロッカー装置10の表示操作部11などで預入鍵データを受け付ける(ステップS301)。入出庫処理部16bは、受け付けた預入鍵データの認証を実行し(ステップS302)。梱包物を収納する収納部の選択を受け付ける(ステップS303)。入出庫処理部16bは、選択された収納部について、解錠を行うよう施解錠制御部16cに指示する(ステップS304)。
その後、解錠した収納部の扉の開閉が行われ、梱包物が預け入れられたならば、施解錠制御部16cが収納部を施錠し(ステップS305)、入出庫処理部16bは収納管理データ15aの状態を「1:収納」に更新し、配送管理データ15bの預入データを更新する(ステップS306)。また、入出庫処理部16bは、預入完了通知をロッカー管理装置20に送信し(ステップS307)、処理を終了する。配送員が梱包物を収納部に入れようとしたときに解錠した収納部に梱包材を見つけた場合には、梱包材を取り出して持ち帰る。
図11は、利用者によるロッカー装置10での梱包物の受け取りにかかる処理手順を示すフローチャートである。まず、ロッカー装置10の表示操作部11などで受取鍵データを受け付ける(ステップS401)。入出庫処理部16bは、受け付けた受取鍵データの認証を実行し(ステップS402)、認証OKであれば入出庫処理部16bは、収納管理データ15a及び配送管理データ15bを更新する(ステップS403)。この更新では、収納管理データ15aの状態を「0:空」にし、配送管理データ15bの受取データの受取日時及び梱包材回収期限を追加する。そして、受取鍵データに対応する収納部を解錠するよう施解錠制御部16cに指示する(ステップS404)。
その後、解錠した収納部の扉の開閉が行われ、梱包物が取り出されたならば、施解錠制御部16cが収納部を施錠する(ステップS405)。
次に、入出庫処理部16bは、梱包材回収を行う旨を示すための梱包材回収ボタンの操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS406)。
梱包材回収ボタンの操作を受け付けていなければ(ステップS406;No)、入出庫処理部16bは、梱包材回収期限に達したか否かを判定する(ステップS407)。梱包材回収期限に達していなければ(ステップS407;No)、ステップS406に移行し、再び、梱包材回収ボタンの操作を受け付けたか否かを判定する。
一方、梱包材回収期限に達したならば(ステップS407;Yes)、入出庫処理部16bは、受取完了通知をロッカー管理装置20に送信し(ステップS408)、処理を終了する。また、梱包材回収ボタンの操作を受け付けたならば(ステップS406;Yes)、梱包材回収処理部16dによる梱包材回収処理を行って(ステップS409)、受取完了通知をロッカー管理装置20に送信し(ステップS408)、処理を終了する。
なお、上記のステップS403で、収納管理データ15aと配送管理データ15bの更新を行ってからステップS404で対応する収納部を解錠し、ステップS405で扉の開閉を検知後に、収納部を施錠するようにしているが、上記のステップS403の管理データの更新をステップS405の後で行うようにしてもよい。こうすることにより、梱包物の取出しと梱包材の回収の両方を確実に確認ができる。また、ステップS403の収納管理データ15aの状態は、梱包材の回収処理(ステップS409)が実行され、収納部の扉部又は梱包材回収部の扉部が施錠された後に更新することもできる。
図12は、図11に示したサブルーチンである梱包材回収処理の詳細を示すフローチャートである。梱包材回収処理が開始されると、梱包材回収処理部16dは、規定時間内に使用された収納部を表示操作部11に表示し(ステップS501)、利用者から直前に梱包物を取り出した収納部の選択を受け付ける(ステップS502)。次に、利用者から受取鍵データの入力を受け付け(ステップS503)、受け付けた預入鍵データの認証を実行する(ステップS504)。
認証がOKであれば、その収納部の解錠を行う(ステップS505)。利用者の梱包材の返却による扉の開閉検知後、収納部を施錠する(ステップS506)。そして、配送管理データ15bの梱包材回収期限をクリアして(ステップS507)、リターンする。なお、上記のステップS502では、利用者から直前に梱包物を取り出した収納部の選択を受け付けるとしたが、別途設けた梱包材回収部であってもよい。梱包材回収部は機構部を有していてもよいし、単なる箱であってもよい。
次に、梱包材回収処理にかかる表示操作部11の表示画面について説明する。図13は、梱包材回収にかかる表示操作部11の表示画面についての説明図である。図13(a)は、梱包物の受け取りのために扉を解錠した状態での表示画面を示している。この表示画面では、「180秒以内に荷物を全て取り出し、扉を閉じて下さい」とのメッセージと、解錠した収納部の位置を示す画像と、「ご利用ありがとうございました」とのメッセージとが表示されている。
利用者が収納部から梱包物を取り出して扉を閉めると、施解錠制御部16cは収納部を施錠する。そして、図13(b)に示すように、表示操作部11は、「操作を完了しました」とのメッセージと、「梱包材回収」のボタンとを表示する。
利用者が図13(b)に示した梱包材回収ボタンを操作すると、表示操作部11は、「直前に利用した扉を選択して下さい」とのメッセージと、梱包材回収期限を超過していない梱包材収納候補の収納部の位置を示す画像とを表示する。
利用者は、梱包材収納候補の収納部から自身が梱包物を取り出した収納部を選択し、受取鍵データを入力することで梱包材回収操作を行うことができる。梱包材回収処理部16dは、選択された収納部に対応付けられた受取鍵データと、入力された受取鍵データとが一致することを条件に、収納部を解錠制御する。このため、利用者は梱包材を先に梱包物を取り出した収納部に入れることができる。
なお、利用者は梱包材を先に梱包物を取り出した収納部に入れる代わりに、別途用意された回収専用の収納部に入れるようにしてもよい。
配送員が一括して梱包材を回収することができるようにしてもよい。この場合には、宅配業者がカードをカードリーダ12aに通したときに、表示されるメニューで、梱包材一括回収ボタンを選択することにより、収納管理データ15aの状態が空きになっている収納庫の内で、センサが梱包材を検知している収納部の扉番号を表示及び、プリンタ13により扉番号を印字させる。次に、梱包材が入っている収納部のみ全て解錠することにより配送業者は梱包材を一括して回収することができる。なお、梱包材一括回収ボタンを選択しなくても、宅配業者がカードをカードリーダ12aに通したときに、回収すべき梱包材があることを表示部に表示(報知)するよう構成することもできる。このように構成することで、宅配業者は回収すべき梱包材の有無がすぐにわかるという効果を生ずる。
このとき、複数の配送業者がロッカー装置10を共用する場合には、自社の梱包材と違う他社の梱包材が入っていた場合には別途用意されている配送業者別の梱包材回収部に入れても良いし、確認して他社の梱包材をそのまま収納部においたままにしておいても良い。
上述してきたように、本実施例では、ロッカー装置10は、利用者から取出操作を受け付けた収納部を解錠して梱包物を取り出し可能な取出可能状態とする。そして、取出操作を受け付けた後所定の時間が経過するまでに再解錠操作を受け付けた場合に、利用者は対応する収納部へ梱包材を返却できる。利用者が梱包物を取り出して空状態にした収納部へ梱包材を返却させることにより、確実に梱包材を回収できるとともに、ロッカーの使用効率を高めることができる。
ロッカー装置10は、利用者による取出操作に基づいて収納部を解錠した後、収納部の扉の開閉が行われたならば収納部を施錠するが、その後、再解錠操作を受け付けた場合には収納部を解錠して梱包材を回収することができる。この取出操作が完了したときに、ロッカー装置10の収納部の状態を空にしたあと、梱包材の回収をしても収納部の状態を空のままとするので、ロッカー装置10の収納部に回収した梱包材があっても、無い場合と同様に、配送員は新規の配送対象物品の預け入れができる。収納部に梱包材が回収されてあれば、配送員が配送対象物品を預け入れに来たときに回収して持って帰ればよいので、宅配業者は預け入れと同時にリサイクル使用可能な梱包材を回収できるというメリットもある。
また、梱包材回収を選択した顧客に対して、ポイントを付与するよう構成することもできる。ロッカー管理装置は、かかるポイントを顧客毎に管理しておき、顧客はこのポイントでロッカー利用代金の全て又は一部を支払ったり、ロッカーの利用代金を割引したりすることができる。
特に、販売者がスーパーなどで食料品などの配送をする場合は梱包する際に用いられる保冷剤、保温剤なども回収してリサイクル使用できるので商品の販売コストの低減にも効果がある。
なお、上記の実施例では、収納部の扉部が閉鎖されたならば扉部のロック機構を一旦施錠するとともに、再解錠操作を受け付けた場合に、収納部のロック機構を再解錠して梱包物の返却を可能にすることとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、あらかじめ梱包物の返却操作を受け付けた場合に、利用者が収納部から梱包物を取り出して扉部が閉鎖された時点では扉部のロック機構を施錠せず、所定の時間経過後に扉部のロック機構を施錠するよう構成することもできる。また、通常の梱包物の取り出しを行う場合には、ロック機構が解錠されてから例えば1分後に収納部のロック機構を自動的に施錠し、あらかじめ梱包物の返却操作を受け付けた場合には、ロック機構が解錠されてから例えば3分後に収納部のロック機構を自動的に施錠するよう構成することもできる。
以上のように、本発明にかかるロッカー装置、ロッカー管理システム及びロッカー管理方法は、梱包材により梱包された梱包物をロッカー装置から取り出す場合に有用である。
10、110 ロッカー装置
11 表示操作部
12 バーコードリーダ
12a カードリーダ
13 プリンタ
14、23 通信部
15、24 記憶部
15a 収納管理データ
15b、24c 配送管理データ
16 主制御部
16a 収納管理部
16b 入出庫処理部
16c 施解錠制御部
16d 梱包材回収処理部
17 収納制御部
20 ロッカー管理装置
21 表示部
22 入力部
24a ロッカー装置データ
24b 利用者データ
25 制御部
25a ロッカー装置管理部
25b 登録処理部
25c 配送処理部
30 利用者端末
40 商品販売用サーバ装置
50 配送業者用端末装置
L01、L02、L11 収納部
L01a、L02a ロック機構

Claims (8)

  1. 施解錠可能な扉部を有する複数の収納部と、
    少なくとも物品の取出操作を受け付ける操作受付部と、
    前記操作受付部で前記取出操作を受け付けてから所定の時間が経過するまでの間に、前記操作受付部が所定の操作を受け付けたことを条件として、所定の収納部の扉部又は所定の梱包材回収部の扉部を解錠するよう制御する制御部と
    を備えたことを特徴とするロッカー装置。
  2. 前記複数の収納部の状態を管理するとともに、前記所定の収納部の扉部又は所定の梱包材回収部の扉部が施錠されたことを条件として、該収納部を空き状態として管理する管理部をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のロッカー装置。
  3. 前記制御部は、
    前記操作受付部により受け付けた鍵情報と、あらかじめ登録された鍵情報とが対応することを条件として、前記所定の収納部の扉部又は所定の梱包材回収部の扉部を解錠することを特徴とする請求項1又は2に記載のロッカー装置。
  4. 前記制御部によって扉部が施錠された一又は複数の収納部を表示する表示部と、
    前記表示部により表示された一又は複数の収納部のうち、利用者により指定された収納部を前記所定の収納部として特定する特定部と
    を備えたことを特徴とする請求項1、2又は3に記載のロッカー装置。
  5. 前記特定部は、
    前記取出操作により前記扉部が解錠された収納部を前記所定の収納部として特定することを特徴とする請求項4に記載のロッカー装置。
  6. 所定の操作者が所持する記憶媒体に記憶された情報を読み取る読取部と、
    前記読取部により前記記憶媒体に記憶された情報が読み取られたならば、回収すべき梱包材が存在する旨を報知する報知部と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のロッカー装置。
  7. 施解錠可能な扉部が設けられた複数の収納部を有するロッカー装置と、該ロッカー装置を管理する管理装置とを通信可能に接続したロッカー管理システムであって、
    前記管理装置は、
    前記ロッカー装置に対して、各収納部の収納予約情報を通知する通知部を備え、
    前記ロッカー装置は、
    少なくとも物品の取出操作を受け付ける操作受付部と、
    前記操作受付部で前記取出操作を受け付けてから所定の時間が経過するまでの間に、前記操作受付部が所定の操作を受け付けた場合に、前記収納予約情報に基づいて該所定の操作が有効であるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部により前記所定の操作が有効であると判定された場合に、所定の収納部又は所定の梱包材回収部の扉部を解錠するよう制御する制御部と
    を備えたことを特徴とするロッカー管理システム。
  8. 施解錠可能な扉部が設けられた複数の収納部を有するロッカー装置におけるロッカー管理方法であって、
    少なくとも物品の取出操作を受け付ける操作受付工程と、
    前記操作受付工程で前記取出操作を受け付けてから所定の時間が経過するまでの間に、所定の操作を受け付けたことを条件として、所定の収納部又は所定の梱包材回収部の扉部を解錠するよう制御する制御工程と
    を含んだことを特徴とするロッカー管理方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019121122A (ja) * 2017-12-28 2019-07-22 トヨタ自動車株式会社 トランクシェアシステム、情報処理方法、及び情報処理プログラム
JP2021149171A (ja) * 2020-03-16 2021-09-27 Adss株式会社 宅配ロッカーのための予約装置及び予約プログラム

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