JP2018119324A - 支線基礎構造体 - Google Patents

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寿人 佐藤
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東樹 青▲柳▼
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英朗 山根
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昇吾 吉川
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Abstract

【課題】支柱を支持するための支線が繋がれて、地中に埋設されている支線基礎構造体に生じる部分的損傷を検知可能にする。
【解決手段】支線基礎構造体100は、地中に埋設されて目視によって確認することができない複数(3本)のロッド部30のうち、少なくとも1本のロッド部30が破断した際、複数のロッド部30に対し略垂直な姿勢で取り付けられている連結板20が、ロッド部30に対し傾斜した姿勢になる。このように連結板20がロッド部30に対し傾斜した姿勢になったことに基づき、いずれかのロッド部30が破断したことが検知するようにして、支線基礎構造体100に生じた部分的損傷を検知することができる。また、複数のロッド部30のうち1本のロッド部30によって、支線Lを繋ぎ止めるための強度を有しているので、ロッド部30の破断を検知した後、比較的余裕を持って支線基礎構造体100を交換するなどの作業を行うことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、支柱を支持するための支線が繋がれる支線基礎構造体に係り、地中に埋設されている支線基礎構造体に生じる部分的損傷を検知するための技術に関する。
従来、各種架線を電柱などの支柱に引き留める際、架線にかかる張力によって支柱が傾倒してしまわないように、その架線の反対側には支柱の上端側と地面との間に支線が斜めに張られており、支線の下部は地中に埋設された支線ロッドに連結されている。
ただし、金属製の支線ロッドが水分を含んだ地中に埋設されていると、長い年月の間には埋設部分が腐食してしまい、支線による支柱の支持強度が著しく低下してしまうおそれがある。
そこで、支線ロッドを樹脂製の保護材で被覆することで、その耐腐食性を向上させる技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2007−198083号公報
しかしながら、上記特許文献1の支線ロッドであっても、保護材に亀裂などの損傷があると、その損傷箇所から水分が浸み込んで支線ロッドが腐食してしまうことがある。
つまり、地中に埋設された支線ロッドの腐食の有無や、腐食の進行具合は目視によっては確認できないので、支線ロッドが破断した際にその不具合が顕在化することになるという問題があった。
本発明の目的は、支柱を支持するための支線が繋がれて、地中に埋設されている支線基礎構造体に生じる部分的損傷を検知可能にすることである。
上記目的を達成するため、この発明は、
支柱の上部から下方に張架される支線が一端側に繋がれて、他端側が地中に埋設される支線基礎構造体であって、
前記支線が繋がれる連結部と、
前記連結部が軸着されている連結板と、
一方の端部が前記連結板に軸着されている複数のロッド部と、
前記複数のロッド部の他方の端部が固定されているアンカー部と、を備え、
前記連結部と前記複数のロッド部は、前記連結板に対する角度が可変に軸着されており、
前記複数のロッド部に対し所定の姿勢で取り付けられている前記連結板が、前記ロッド部に対し前記所定の姿勢とは異なる姿勢になったことに基づき、前記複数のロッド部のうち、少なくとも1本のロッド部が破断したことが検知されるように構成されているとともに、
前記複数のロッド部のいずれか1本が破断した場合、残りのロッド部によって前記支線を繋ぎ止めるための強度を有するように構成されているようにした。
かかる構成の支線基礎構造体であれば、複数のロッド部に対し所定の姿勢で取り付けられている連結板が、ロッド部に対し所定の姿勢とは異なる姿勢になったことに基づき、複数のロッド部のうち、少なくとも1本のロッド部が破断したことを検知するようにして、支線基礎構造体に生じた部分的損傷を検知することができる。
具体的には、複数のロッド部に同じバランスで張力が掛かっているとき、連結板はロッド部に対し、例えば、略垂直な姿勢(所定の姿勢)を維持しているが、いずれかのロッド部が破断した場合、その破断したロッド部には張力が掛からなくなるのでバランスが崩れ、連結板がロッド部に対し傾斜した姿勢(所定の姿勢とは異なる姿勢)になる。
このように連結板がロッド部に対し傾斜するなど所定の姿勢とは異なる姿勢になったことに基づき、いずれかのロッド部が破断したことが検知するようにして、支線基礎構造体に生じた部分的損傷を検知することができる。
そして、複数のロッド部のいずれか1本が破断した場合、残りのロッド部によって支線を繋ぎ止めるための強度を有しているので、ロッド部の破断を検知した後、比較的余裕を持って支線基礎構造体を交換するなどの作業を行うことができる。
特に、複数のロッド部のうち1本のロッド部によって、支線を繋ぎ止めるための強度を有していることが好ましい。
また、望ましくは、
前記複数のロッド部は、2本のロッド部又は3本のロッド部であるようにした。
こうすることで、複数のロッド部のうちの1本のロッド部が破断したことを連結板の傾きによって検知し易くなる。
また、望ましくは、
前記ロッド部は、炭素繊維複合材からなり、
前記ロッド部における前記地中に埋設されない部分は、金属製の保護部材で覆われているようにした。
炭素繊維複合材からなるロッド部であれば、水分によって腐食してしまうことはないので、地中に埋設した状態で長期間使用することができる。
また、ロッド部における地中に埋設されない部分を金属製の保護部材で覆い、ロッド部に太陽光が当たらないようにすることで、炭素繊維複合材からなるロッド部の紫外線劣化を防ぐことができる。さらに、埋設された支線基礎構造体の周囲で草刈機が使われることがあっても、ロッド部が損傷しないように保護することができる。
また、望ましくは、
前記アンカー部は、ガラス長繊維強化プラスチック材料からなるようにした。
ガラス長繊維強化プラスチック材料からなるアンカー部であれば、地中に埋設した状態で長期間使用することができる。
また、従来技術の支線ロッドのアンカー部には、ステーブロックと称されるコンクリート製の部材が用いられることが多い。コンクリート製のステーブロックが地中で金属製の部材と接触していると、その接触箇所に電位差が生じて電池化してしまうことによって腐食が進行し易いという問題があった。本発明のように、ガラス長繊維強化プラスチック材料からなるアンカー部を用いれば、アンカー部と金属製の部材が接触しても電蝕に起因する腐食が生じないので、好適に長期間使用することができる。
本発明によれば、支柱を支持するための支線が繋がれて、地中に埋設されている支線基礎構造体に生じる部分的損傷を検知することができる。
本実施形態の支線基礎構造体を示す斜視図である。 本実施形態の支線基礎構造体を示す斜視図である。 本実施形態の支線基礎構造体を示す側面図である。 本実施形態の支線基礎構造体を示す分解側面図である。 本実施形態の支線基礎構造体の連結板を示す平面図である。 本実施形態の支線基礎構造体を地中に埋設した状態を示す説明図である。 支線基礎構造体に生じた部分的損傷を検知した状態を示す説明図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る支線基礎構造体の実施形態について詳細に説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
支線基礎構造体は、各種架線を引き留めている支柱を支持する支線を繋ぐために、地中に埋設して使用する構造物である。
そして、支柱が立設された位置から離れた地面に向けて、その支柱の上部から斜めに張架される支線が、地中に埋設されている支線基礎構造体の一端側に繋がれるようになっている。
本実施形態の支線基礎構造体100は、図1〜図4に示すように、支線が繋がれる連結部10と、連結部10が軸着されている連結板20と、一方の端部31が連結板20に軸着されている複数(本実施形態では3本)のロッド部30と、複数(3本)のロッド部30の他方の端部32が固定されているアンカー部40と、ロッド部30の一部を覆うように取り付けられている保護部材50等を備えている。
この支線基礎構造体100における複数(3本)のロッド部30は、互いに平行な配置を成している。
連結部10は、例えば、鋼棒がヘアピン状に折り曲げられてなる金属製の部材であり、その一端部11の外周面には雄ネジが形成されている。
この連結部10の一端部11が、連結板20の略中央に形成されている中央貫通孔21(図5参照)に挿通されて、その一端部11の先端にハードロックナット12が固定されている。
特に、連結部10の一端部11は、中央貫通孔21の径よりも細いサイズを有しているので、一端部11は中央貫通孔21内で傾くことが可能になっている。
つまり、連結部10は連結板20に対する角度が可変(切り替え可能)に軸着されている。
なお、ハードロックナット12は、中央貫通孔21の径よりも太いサイズを有している。
連結板20は、例えば、図5に示すように、平面視略三角形状を呈する金属製の板状部材である。
連結板20の略中央には、連結部10が軸着される中央貫通孔21が形成されており、中央貫通孔21の周囲には、3本のロッド部30が軸着される3つの貫通孔22が形成されている。
3つの貫通孔22はそれぞれ、中央貫通孔21から等距離の位置であって、正三角形の頂点に対応する位置に形成されている。
3本のロッド部30は、例えば、炭素繊維複合材からなるワイヤー状の部材であり、その両方の端部31,32には金属製の端末部材が固定されている。この端末部材は、例えばステンレス製の金属管であり、金属管内にロッド部30の端部が挿入されて、その内部に充填された接着剤や膨張モルタルなどによって固着されている。
このロッド部30の端部31,32をなす端末部材の外周面には雄ネジが形成されている。
そして、ロッド部30の一方の端部31をなす端末部材が、連結板20に形成されている貫通孔22(図5参照)に挿通されて、その一方の端部31の端末部材の先端にハードロックナット31aが固定されている。
特に、ロッド部30の一方の端部31(端末部材)は、貫通孔22の径よりも細いサイズを有しているので、一方の端部31は貫通孔22内で傾くことが可能になっている。
つまり、複数(3本)のロッド部30は連結板20に対する角度が可変(切り替え可能)に軸着されている。
なお、ロッド部30の主要部分を構成する炭素繊維複合材は、例えば、炭素繊維を芯地にして外層をエポキシ樹脂で被覆するなどして製造された周知の材料である。
炭素繊維複合材は、水分によって腐食してしまうことはないので、炭素繊維複合材からなるロッド部30であれば、地中に埋設した状態で長期間使用することができる。
アンカー部40は、例えば、ガラス長繊維強化プラスチック材料からなる板状部材である。
そして、ロッド部30の他方の端部32をなす端末部材がアンカー部40に螺挿されており、アンカー部40を貫いた他方の端部32の端末部材の先端にハードロックナット32aが固定されている。
このアンカー部40に対し、ロッド部30は垂直に固定されている。
また、アンカー部40とハードロックナット32aの間には、金属製の当て板41が取り付けられている。
なお、ここでいうガラス長繊維強化プラスチック材料とは、例えば、合成木材(Fiberglass Reinforced Foamed Urethane;FRUあるいはFFU)と称されているものであり、ガラス長繊維が硬質ウレタン樹脂中に均一に分散した構造を有する周知の材料である。
ガラス長繊維強化プラスチック材料は、水分によって腐食してしまうことはないので、ガラス長繊維強化プラスチック材料からなるアンカー部40であれば、地中に埋設した状態で長期間使用することができる。
保護部材50は、例えば、金属製(好ましくはステンレス製)の管状部材であり、一端にナット51が固設されている。
このナット51が、ロッド部30の一方の端部31の端末部材の基部に螺着されて、保護部材50がロッド部30の一部を覆うように取り付けられている。
特に、保護部材50は、支線基礎構造体100を地中に埋設して使用する際、ロッド部30における地中に埋設されない部分を覆うようになっている。
なお、この保護部材50をロッド部30に取り付ける場合、ロッド部30の一方の端部31の端末部材を保護部材50からナット51に向けて挿通させ、その端末部材(端部31)をナット51に螺挿し、ナット51側から端末部材(端部31)のほぼ全体が露出された状態(ナット51が端末部材(端部31)の基部に螺着されている状態)とする手順で取り付ける。
また、保護部材50のナット51と連結板20の間に位置するように、ロッド部30の一方の端部31をなす端末部材には、抜止ナット60が螺着されている。
3本のロッド部30の各端末部材(各端部31)には、それぞれほぼ同じ位置に抜止ナット60が取り付けられている。
このような構造を有する支線基礎構造体100は、図6に示すように、支柱が立設された位置から離れた箇所で地盤に埋設して使用する。
具体的には、支線基礎構造体100の下側の大半は地中に埋設されており、地上に露出している連結部10のループ部分に、図示しない支柱と地面Gとの間に斜めに張られた支線Lを連結して使用する。
なお、支線Lとロッド部30の延在方向が揃うように、支線基礎構造体100は斜めに埋設されている。
特に、保護部材50の上側の一部が地面Gから露出するように支線基礎構造体100は地中に埋設されており、ロッド部30は地上に露出しないようになっている。
このようにロッド部30に太陽光が当たらないようにすることで、ロッド部30を構成する炭素繊維複合材が紫外線劣化し難くなっている。
また、ロッド部30を保護部材50で覆うことで、埋設された支線基礎構造体100の周囲で草刈機が使われることがあっても、ロッド部30が損傷しないようになっている。
また、地盤に埋設された支線基礎構造体100の連結部10に支線Lが繋がれた状態で、連結板20は、複数(3本)のロッド部30に対し略垂直な姿勢(所定の姿勢)となるように取り付けられている。これはハードロックナット31aの螺入を調節するなどして調整することができる。
そして、図7に示すように、この連結板20がロッド部30に対し傾斜した姿勢(所定の姿勢とは異なる姿勢)になったことに基づき、複数(3本)のロッド部30のうち、少なくとも1本のロッド部30が破断したことが検知されるようになっている。
具体的に、図6に示した状態で、複数(3本)のロッド部30に同じバランスで張力が掛かっているとき、連結板20はロッド部30に対し略垂直な姿勢を維持しているが、いずれかのロッド部30が破断した場合、その破断したロッド部30には張力が掛からなくなるのでバランスが崩れる。
破断したロッド部30に張力が掛からなくなると、支線Lに繋がれている連結部10に作用する張力によって、連結部20は破断したロッド部30が地面Gから抜かれる方向に傾くようになるので、この連結板20の姿勢の変化に基づいてロッド部30(本実施形態では、図中の上側のロッド部30)が破断したことを、作業員が目視によって検知することが可能になっている。
特に、複数(3本)のロッド部30のいずれか1本が破断した場合、残りのロッド部30によって支線Lを繋ぎ止めるための強度を有するように、支線基礎構造体100は設計されているので、ロッド部30の破断を検知した後、余裕を持って支線基礎構造体100を交換する作業を行うことができる。
なお、複数(3本)のロッド部30のうち1本のロッド部30によって、支線Lを繋ぎ止めるための強度を有するように、支線基礎構造体100を設計することが好ましい。
また、保護部材50のナット51と連結板20の間に位置するように、ロッド部30の一方の端部31をなす端末部材には抜止ナット60が螺着されているので、破断したロッド部30が地面Gから抜かれる方向に引かれても、抜止ナット60が連結板20に当接してその移動が規制されるようになっている。
つまり、破断したロッド部30の抜止ナット60が連結板20に当接することで、そのロッド部30がそれ以上引き抜かれないようになって、連結板20が傾き過ぎることはなく、破断していないロッド部30の端部31(端末部材)や連結板20に負荷が掛かり過ぎないようになっている。
以上のように、本実施形態の支線基礎構造体100であれば、支柱を支持するための支線Lを好適に繋ぎ止めることができる。
そして、支線基礎構造体100の連結板20がロッド部30に対し傾斜した姿勢になったことに基づき、複数(3本)のロッド部30のうち、少なくとも1本のロッド部30が破断したことを検知するようにして、支線基礎構造体100に生じた部分的損傷を検知することができる。
このように、本実施形態の支線基礎構造体100は、目視によって確認することができない、地中に埋設されている複数(3本)のロッド部30のうち、少なくとも1本のロッド部30が破断したことを検知することができるので、支線基礎構造体100が機能不全になる前に、その支線基礎構造体100に生じた部分的損傷を検知し、支線基礎構造体100を交換するなどの対策を速やかに講じることができる。
特に、地中に埋設した場合に水分によって腐食してしまうことがない炭素繊維複合材からなるロッド部30を用いているので、ロッド部30が腐食によって破断してしまうことはないが、何らかの原因でロッド部30が破断してしまった場合を想定して、支線基礎構造体100に生じた部分的損傷を検知可能にしたので、この支線基礎構造体100は保守・メンテナンス性に優れている。
また、従来の支線ロッドのアンカー部には、ステーブロックと称されるコンクリート製の部材を用いており、金属製の支線ロッドとコンクリート製のステーブロックとが地中で接触していると、その接触箇所に電位差が生じて電池化してしまうことによって腐食が進行し易いという問題があった。
これに対し、本実施形態の支線基礎構造体100では、炭素繊維複合材からなるロッド部30と、ガラス長繊維強化プラスチック材料からなるアンカー部40とを用いているので、従来のような電蝕に起因する腐食は生じないようになっている。
なお、以上の実施の形態においては、3本のロッド部30を備えた支線基礎構造体100を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、2本のロッド部30を備えた支線基礎構造体100であっても、連結板20がロッド部30に対し傾斜した姿勢になったことに基づき、2本のロッド部30のうち何れか一方のロッド部30が破断したことを検知することができる。
また、4本以上のロッド部30を備えた支線基礎構造体100であってもよいが、複数のロッド部30のうち3本のロッド部30が健全な状態であれば、連結板20に傾きが生じ難いことがあるので、3本又は2本のロッド部30を有する構造であることが好ましい。
例えば、4本のロッド部30が正方形の頂点に対応するように連結板20に軸着されていた場合、対角線方向にある2本のロッド部30が破断した際に、連結板20に傾きが生じないこともあるので、3本のロッド部30を有する構造であることが好ましい。
また、以上の実施の形態においては、炭素繊維複合材からなるロッド部30を用いたが、金属製のロッド部30であってもよい。
金属製のロッド部30は地中で腐食し易いので、この場合1本のロッド部30の破断を検知した後は、速やかに支線基礎構造体100を交換することが好ましい。
また、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
10 連結部
11 一端部
12 ハードロックナット
20 連結板
21 中央貫通孔
22 貫通孔
30 ロッド部
31 一方の端部
32 他方の端部
31a ハードロックナット
32a ハードロックナット
40 アンカー部
41 当て板
50 保護部材
51 ナット
60 抜止ナット
100 支線基礎構造体
L 支線
G 地面

Claims (4)

  1. 支柱の上部から下方に張架される支線が一端側に繋がれて、他端側が地中に埋設される支線基礎構造体であって、
    前記支線が繋がれる連結部と、
    前記連結部が軸着されている連結板と、
    一方の端部が前記連結板に軸着されている複数のロッド部と、
    前記複数のロッド部の他方の端部が固定されているアンカー部と、を備え、
    前記連結部と前記複数のロッド部は、前記連結板に対する角度が可変に軸着されており、
    前記複数のロッド部に対し所定の姿勢で取り付けられている前記連結板が、前記ロッド部に対し前記所定の姿勢とは異なる姿勢になったことに基づき、前記複数のロッド部のうち、少なくとも1本のロッド部が破断したことが検知されるように構成されているとともに、
    前記複数のロッド部のいずれか1本が破断した場合、残りのロッド部によって前記支線を繋ぎ止めるための強度を有するように構成されていることを特徴とする支線基礎構造体。
  2. 前記複数のロッド部は、2本のロッド部又は3本のロッド部であることを特徴とする請求項1に記載の支線基礎構造体。
  3. 前記ロッド部は、炭素繊維複合材からなり、
    前記ロッド部における前記地中に埋設されない部分は、金属製の保護部材で覆われていることを特徴とする請求項1又は2に記載の支線基礎構造体。
  4. 前記アンカー部は、ガラス長繊維強化プラスチック材料からなることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の支線基礎構造体。
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EP3613927A1 (en) * 2018-08-22 2020-02-26 Peikko Group Oy Attachment member, tower arrangement and method for obtaining tower arrangement
JP2020117964A (ja) * 2019-01-25 2020-08-06 日本地工株式会社 設備状態判定システム、設備状態判定方法および監視装置

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